■常春の少女たち (史鬼匠人)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] 遊郭、複数、緊縛
・構成 : カラー(4P)、短編×7話(うち「常春」×6)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり
カラー描き下ろし「プロローグ」、描き下ろし「エピローグ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「史鬼匠人(しき・たくと)」センセの「常春の少女たち」です。
※花魁「藍葉」
【 構成・絵柄 】
収録は中編漫画と短編。
メインの連続話はストーリーもの。
詳しくは後述しますが、プロローグと1話目だけ、ちょっと趣が異なっていました。
ここは良いかどうか、判断分かれるかな。
個人的には微妙に感じました。
詳しくは後述します。
短編はページ数あり、読み応えあるもの。
いかにも成年漫画という仕上がりでした。
メインの漫画がやや重めで、シリアスさもあり。
単行本全体としては、しっとりした風情です。
さらりと流すような線での作画。
描き込みは背景を含めて細かめ。
濃淡は黒が強いものの、全体の色づきは淡い感じ。
枠間ないこと多く、ごっちゃりとしていました。
それでもあちこちのバランスに優れていて、見辛さはありません。
人物はリアル気味ながら、漫画らしい可愛さもあるもの。
お姉さん的な仕上がりです。
ヒロインらと比べて、男性陣は独特な感じ。
なんというか、色が薄めでした。
あまり濃すぎるのも邪魔なんですけどね。
それなりに癖はあるため、好き嫌いあるかもしれません。
判断については、裏表紙のカット絵が参考になるでしょう。
【 収録話 】 7話収録
003:「常春 プロローグ」 カラー原稿・描き下ろし
007:「常春」 4話
153:「常春 エピローグ」 描き下ろし
行政指定風俗営業特区、通称「常春(とこはる)」
本当から離れた小島にあるこちらは、現代の巨大遊郭島というべきもの。
借金を背負う「長谷部」は、返済のため雑用係として働くこととなったのでした。
遊郭を舞台にしたストーリー漫画。
そもそもの舞台はそんなんで、成年漫画との相性はいい感じ。
舞台は現代で、行政指定とか島とか要素もあるんですが。
あまり特異な感じはありませんでした。
お話もよくありそうな恋愛モノ。
正直なところ、新鮮味はありません。
また、1話の主役は「長谷部くん」なんですが。
慣れぬ彼がウロウロすることで、舞台紹介をする役割のようでした。
実際、2話から始まるメインの「春風」・「雪霧」らのお話にはほぼ無関係。
急に主役が変わるような印象です。
※花魁「雪霧」・「朝日」
描き下ろし「プロローグ」は1話の後日談みたいな風情。
「長谷部くん」が「藍葉(あいは)」・「朝日」ら花魁にされる光景でした。
見開きページが派手なんですが、それがためコマ数は少ないです。
続く1話はそんな「長谷部くん」の島初体験話。
ここで、最低限の約束事として”遊女に手を出さない”というのがあったんですが。
…ガッツリ破っちゃってるじゃん。
”手を出される”
のはOKということ??
そこそこ規模広そうな割に、男女の入浴時間入れ替わりの誤解で、「藍葉さん」らと風呂を共にするのがそもそもの切っ掛け。
まぁ、ここでは意外にも直接行為にまで発展しないんですけどね。
えっちは部屋に呼ばれてから。
「朝日ちゃん」が可愛らしいです。
紹介帯には3000人の少女達が働く~なんてありましたが、実際のところ「藍葉さん」と次のヒロイン以外はほとんど出番ありません。
名前が判明する方も数名程度でした。
「長谷部くん」の乱交シーンは2話の前半まで続きます。
しかし、中ごろから本来のメインである若旦那「春風」が登場。
えっちシーン追加がためかもしれませんが、メイン変えるならば2話は最初から「春風くん」のが良かったのでは。
こちらはこの島で育った少女「雪霧」さんの初競り話。
彼女とは昔馴染みだったんですね。
評判になっていましたが、凛とした美人です。
これは緊張していたためかなー。
次からは可愛らしい表情を見せてくれますよ。
後半は彼女でなく、「藍葉さん」らの接客えっちとなっていました。
いちおうお披露目までなので。
「春風」・「雪霧」らの過去エピソードが描かれる3話目。
まぁ、たまんないわねー。
部屋に1人でいた「雪霧さん」
彼女を訪ねた「春風くん」は思わず押し倒してしまうのでした。
あれは仕方ないでしょう。
先と違って、本来の可愛らしさを見せていましたよ。
初々しい様を堪能下さい。
ただ…こちらでお手付きをしてしまったため。
続く最終話では大変なことに。
えっちは当然ながらハードなプレイが展開されます。
冒頭からずっとそんなんが続きます。
心配して駆け付ける「藍葉さん」が優しい。
彼女の存在は大きかったでしょう。
まぁ、大勢ではどうにもならず、2人揃ってのガッツリとしたプレイが描かれるのですが。
さて、この2人、そしてその切っ掛けを作ってしまった「春風くん」の結果がどうなるか。
ぜひ本編にてご確認ください。
なお、描き下ろし「エピローグ」はだいぶ時期が流れた後日談となってます。
159:「思春期妄想期間」
話数的には1話ですが、ページでは42とだいたい通常では2話くらいの風情です。
いきなりノーパンで教卓に座らされ、”保健体育の教材”となっている「町家心」
タイトル通り、それは彼女の妄想なんですが。
最近は日常生活に支障あるくらいに酷くなっていたのでした。
だいたいそんなん。
お話は大まかに、学校編、部活編、自宅編という3部構成です。
まず学校編は先のあらすじに書いたような、授業中の妄想。
どーでもいいですが、ネタが成年漫画ですね。
どこでそんなプレイを覚えたのか。
その後友人「美樹」ちゃん登場。
「心さん」とじゃれ合ってましたよ。
黒髪ショートカットの可愛らしい娘でした。
※町家心
放課後になって、部活に出た「心さん」
野球部のマネージャーなんですね。
そちらで部室の掃除をするんですが…という流れ。
まぁ、男子の部室なんてあんなもんですよねー。
普段は掃除とかしないのかな。
こちらでは、上はジャージで下はスパッツという格好。
とあるアイテムを発見してから妄想爆発させるんですが…。
さすがは「心さん」
授業中にあーんな妄想していただけあって、アレがなんだか知ってましたね。
そんなこんなで自宅編。
彼女には弟「進」くんがいるんですが。
独りえっちを見せつける~という、エグい行為をしておりました。
これがどういうオチに繋がるのか、ご期待ください。
個人的にはメイン中編よりも好みでした。
【 その他 】
そんなこんなで「史鬼匠人」センセでした。
こちらのブログでは、初単行本の「if ~時限の彼女~」を紹介してます。
こちらで2冊目。
和服とか花魁は魅力的なんですが。
前述したように、目新しさはなく普通。
どうせならば…普通に時代劇設定のが良かったのではないかなぁ。
あるいは、「雪霧さん」のエピソードをもっと短くして、各話ヒロインが異なるオムニバス形式とか。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] 遊郭、複数、緊縛
・構成 : カラー(4P)、短編×7話(うち「常春」×6)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり
カラー描き下ろし「プロローグ」、描き下ろし「エピローグ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「史鬼匠人(しき・たくと)」センセの「常春の少女たち」です。
※花魁「藍葉」
【 構成・絵柄 】
収録は中編漫画と短編。
メインの連続話はストーリーもの。
詳しくは後述しますが、プロローグと1話目だけ、ちょっと趣が異なっていました。
ここは良いかどうか、判断分かれるかな。
個人的には微妙に感じました。
詳しくは後述します。
短編はページ数あり、読み応えあるもの。
いかにも成年漫画という仕上がりでした。
メインの漫画がやや重めで、シリアスさもあり。
単行本全体としては、しっとりした風情です。
さらりと流すような線での作画。
描き込みは背景を含めて細かめ。
濃淡は黒が強いものの、全体の色づきは淡い感じ。
枠間ないこと多く、ごっちゃりとしていました。
それでもあちこちのバランスに優れていて、見辛さはありません。
人物はリアル気味ながら、漫画らしい可愛さもあるもの。
お姉さん的な仕上がりです。
ヒロインらと比べて、男性陣は独特な感じ。
なんというか、色が薄めでした。
あまり濃すぎるのも邪魔なんですけどね。
それなりに癖はあるため、好き嫌いあるかもしれません。
判断については、裏表紙のカット絵が参考になるでしょう。
【 収録話 】 7話収録
003:「常春 プロローグ」 カラー原稿・描き下ろし
007:「常春」 4話
153:「常春 エピローグ」 描き下ろし
行政指定風俗営業特区、通称「常春(とこはる)」
本当から離れた小島にあるこちらは、現代の巨大遊郭島というべきもの。
借金を背負う「長谷部」は、返済のため雑用係として働くこととなったのでした。
遊郭を舞台にしたストーリー漫画。
そもそもの舞台はそんなんで、成年漫画との相性はいい感じ。
舞台は現代で、行政指定とか島とか要素もあるんですが。
あまり特異な感じはありませんでした。
お話もよくありそうな恋愛モノ。
正直なところ、新鮮味はありません。
また、1話の主役は「長谷部くん」なんですが。
慣れぬ彼がウロウロすることで、舞台紹介をする役割のようでした。
実際、2話から始まるメインの「春風」・「雪霧」らのお話にはほぼ無関係。
急に主役が変わるような印象です。
※花魁「雪霧」・「朝日」
描き下ろし「プロローグ」は1話の後日談みたいな風情。
「長谷部くん」が「藍葉(あいは)」・「朝日」ら花魁にされる光景でした。
見開きページが派手なんですが、それがためコマ数は少ないです。
続く1話はそんな「長谷部くん」の島初体験話。
ここで、最低限の約束事として”遊女に手を出さない”というのがあったんですが。
…ガッツリ破っちゃってるじゃん。
”手を出される”
のはOKということ??
そこそこ規模広そうな割に、男女の入浴時間入れ替わりの誤解で、「藍葉さん」らと風呂を共にするのがそもそもの切っ掛け。
まぁ、ここでは意外にも直接行為にまで発展しないんですけどね。
えっちは部屋に呼ばれてから。
「朝日ちゃん」が可愛らしいです。
紹介帯には3000人の少女達が働く~なんてありましたが、実際のところ「藍葉さん」と次のヒロイン以外はほとんど出番ありません。
名前が判明する方も数名程度でした。
「長谷部くん」の乱交シーンは2話の前半まで続きます。
しかし、中ごろから本来のメインである若旦那「春風」が登場。
えっちシーン追加がためかもしれませんが、メイン変えるならば2話は最初から「春風くん」のが良かったのでは。
こちらはこの島で育った少女「雪霧」さんの初競り話。
彼女とは昔馴染みだったんですね。
評判になっていましたが、凛とした美人です。
これは緊張していたためかなー。
次からは可愛らしい表情を見せてくれますよ。
後半は彼女でなく、「藍葉さん」らの接客えっちとなっていました。
いちおうお披露目までなので。
「春風」・「雪霧」らの過去エピソードが描かれる3話目。
まぁ、たまんないわねー。
部屋に1人でいた「雪霧さん」
彼女を訪ねた「春風くん」は思わず押し倒してしまうのでした。
あれは仕方ないでしょう。
先と違って、本来の可愛らしさを見せていましたよ。
初々しい様を堪能下さい。
ただ…こちらでお手付きをしてしまったため。
続く最終話では大変なことに。
えっちは当然ながらハードなプレイが展開されます。
冒頭からずっとそんなんが続きます。
心配して駆け付ける「藍葉さん」が優しい。
彼女の存在は大きかったでしょう。
まぁ、大勢ではどうにもならず、2人揃ってのガッツリとしたプレイが描かれるのですが。
さて、この2人、そしてその切っ掛けを作ってしまった「春風くん」の結果がどうなるか。
ぜひ本編にてご確認ください。
なお、描き下ろし「エピローグ」はだいぶ時期が流れた後日談となってます。
159:「思春期妄想期間」
話数的には1話ですが、ページでは42とだいたい通常では2話くらいの風情です。
いきなりノーパンで教卓に座らされ、”保健体育の教材”となっている「町家心」
タイトル通り、それは彼女の妄想なんですが。
最近は日常生活に支障あるくらいに酷くなっていたのでした。
だいたいそんなん。
お話は大まかに、学校編、部活編、自宅編という3部構成です。
まず学校編は先のあらすじに書いたような、授業中の妄想。
どーでもいいですが、ネタが成年漫画ですね。
どこでそんなプレイを覚えたのか。
その後友人「美樹」ちゃん登場。
「心さん」とじゃれ合ってましたよ。
黒髪ショートカットの可愛らしい娘でした。
※町家心
放課後になって、部活に出た「心さん」
野球部のマネージャーなんですね。
そちらで部室の掃除をするんですが…という流れ。
まぁ、男子の部室なんてあんなもんですよねー。
普段は掃除とかしないのかな。
こちらでは、上はジャージで下はスパッツという格好。
とあるアイテムを発見してから妄想爆発させるんですが…。
さすがは「心さん」
授業中にあーんな妄想していただけあって、アレがなんだか知ってましたね。
そんなこんなで自宅編。
彼女には弟「進」くんがいるんですが。
独りえっちを見せつける~という、エグい行為をしておりました。
これがどういうオチに繋がるのか、ご期待ください。
個人的にはメイン中編よりも好みでした。
【 その他 】
そんなこんなで「史鬼匠人」センセでした。
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こちらで2冊目。
和服とか花魁は魅力的なんですが。
前述したように、目新しさはなく普通。
どうせならば…普通に時代劇設定のが良かったのではないかなぁ。
あるいは、「雪霧さん」のエピソードをもっと短くして、各話ヒロインが異なるオムニバス形式とか。
常春の少女たち (MUJIN COMICS) (2014/11/07) 史鬼匠人 商品詳細を見る |
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