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■籠もり日和 (ももこ)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、ウサギ、積極的
・構成 : 8話収録(※各話は同一世界でのエピソード)
・おまけ: 各話おもひで、描き下ろし「4コマ漫画(6P)」、
     カバー裏に「ネタバレキャラ相関図!」・「登場うさぎ一覧」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ももこ」センセの「籠もり日和」です。

201安竜菜那
※201安竜菜那

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
ただし、各話は全て同一世界でのものとなっていて。
特にこちらの単行本は、同じアパートが舞台になることも多く。
ゲスト出演とか、繋がりを示された部分がちらほらありました。
よーく見ていくとまた新たな発見あると思います。
ジャンルとしてはラブコメ。
女子側がちょっと積極的で、楽しくえっちに進んでいました。
これだけだと、そう特徴的な漫画ではないのですが。
ウサギ
通常、漫画内のキャラが犬とか猫とかを飼っていたりすることはあり。
まれに、話のポイントになったりもするものですが。
こちらの漫画は…ふとしたタイミングで目に入ってくる…ウサギたち。
ウサギ、うさぎ、兎…。
一瞬、読んでいてなんなんだか理解できませんでしたが…。
登場人物らは、ほぼ必ず部屋内にウサギを放し飼いにしていて。
ふとしたタイミングで描かれていました。
ああ、もう、ウサギ成分強いなぁ!!
検索したら、初単行本のタイトルからして「Rabbit」だったりして。
よくよく見てみると、今回カバーの表裏にもしっかりウサギが描かれていて。
さらにカバー裏には、ちゃんと登場ウサギらが一覧になってたりしましたよ。
(※ついでに言えば、センセの自画像もウサギ、カバー折り返しにもウサギ…)
…お好きなんかな。
個人的には、「月刊少女野崎くん/椿いづみ」タヌキ的なものかと思ったりしていましたが。
これで、もし編集者の好みで無理に入れられてたりしたら…オモロイわね。

柔らかな線での作画。
なんというか、デジタル・デジタルしてない素朴さあるタッチですね。
描き込みや色付きなどは過不足なく。
色彩もちょうど良いくらいでした。
コマ割りはそこそこ変化あり、ちょっと細かめ。
そう目立たないくらいですが、乱れ・崩れを感じる部分があり。
背景や小物などもサッパリ気味。
全体的にリアルっぽい描かれ方なため、もうひと、ふた質感あればより良くなりそう。
漫画は派手さないものの落ち着いた空気感でお上手です。
人物画は縦長で、前述したようにリアルっぽさがあり。
黒いタレ目が可愛らしいです。
カラーはまたその良さがあるものの、判断はだいたい↓表紙・裏表紙で問題ありません。
紹介帯のカット絵ともども見るのが良いでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

001:「純粋培養の花」
バイトをしていた「阿川歩」
客としてやって来ていてた学生「百瀬渚」から連絡先つきの手紙を渡されたのでした。
ポニーテールでいかにもスポーツ少女っぽい「渚さん」
チア部だそうです
この発言を聞いて、成年漫画に慣れている方々は。
むむ、コスプレ来るか!?と考えると思いますが(たぶん)
そんなん無かったです。
えー、ちゃんとしてよー「歩くん」
↓表紙はこちらの「渚さん」ですね。

さて唐突ですが、ここで問題です。
キス後の彼女はいつも俯いていたのですが、その理由はなんでしょう?

答えは本編で(笑)
なかなか可笑しいですが、成年漫画ですからねー。
オチ後の別風景(4コマ部分)、チア部の反応が楽しい。

百瀬渚、阿川ゆり
※左:百瀬渚、右:阿川ゆり

025:「焦熱」
2カ月前の教育実習での生徒「烏兎沼皐月」
家の近所で軽い熱中症になっていた彼女を助けて以降。
「小岩井國彦」のアパートにちらほらやって来るようになっていたのでした。
まぁ、最初は仕方ないとしても…。
それ以降に上げちゃうのは良くないわね。
ただ、いちおう現在は元教え子だからいいのか…な?
「皐月さん」の「嫌だったら避けてね」はいいですね、グっときますね。
そりゃー、とりあえず受けますよ。ええ。
最中に呼ばれ方「せんせー」を訂正してましたが…そのままのが楽しいでしょ(笑)

047:「STEP UP」
クラスメイト「阿川ゆり」に告白し、付き合うこととなった「烏兎沼葵」
以降の彼女はだいぶ積極的だったんですが…。
男性自身に怖気づいた彼女がため、再度段階を経ていくこととなったのでした。
こちらの冒頭ね。
「烏兎沼」なんて珍しく記憶に残る苗字で…。
微妙には違うものの、ヒロインの黒髪ロングの髪型はカブっていて。
冒頭、彼女が男子側(※「葵くん」)に先の名前を呼んだので。
だーいぶ混乱しました。
オチにも顔を出してましたが、先の「皐月さん」は妹だそうです。
あの寸止めは男子にとってしんどいですけれど。
その後も変わらず誘ってくれるというのは、有難い。
「葵くん」からはアプローチし辛いものね。

071:「となりの人」
カレーを作っていた「猫塚匠」
それがため、ベランダから「安竜菜那(ありゅう・なな)」に声を掛けられ…。
以降、度々ご飯を食べにやって来るようになったのでした。
まぁ、あーもべたべたくっついてくるのは…OKサインですね。
頭でなく、わざわざおっぱいを当てる位置にしてるのは…ちょっといいわね(笑)
女性からの「する?」な発言が個人的に好き。
「匠くん」も刺さってましたが、オチの「菜那さん」が素敵です。

087:「籠もり日和」
20時過ぎに台風上陸。
そのため「根津さゆり」は「高山銀太郎」のアパートに泊まることとなったのでした。
こちらが表題作。
…ですが、↓表紙は「さゆりさん」ではないのね…。
特徴的な娘なのに
ぱっと停電した際。
彼女のおっぱい揉んでるシーンが好き。
あんなん実際にやりたいですね。
停電は歓迎できないですが。
電気付かなくてヤル事ないので、やるという展開。
オチでの彼女が楽しい

107:「東京の片隅で」
隣に座っていた「四之宮祐介」の焼き鳥をうっかり食べてしまった「服部唯」
それを切っ掛けに会話をするようになり…。
東京に転勤したてで喋り足りなかった彼女は、彼のアパートにまで付いてきたのでした。
関西弁な「唯さん」が可愛い。
いきなりあの距離感に持ち込むのがまた良いですね。
彼女はスグに口数減っていたのですが、ここで照れて口数増えたりしていても、また良かったと思います。
オチのコマに注目。

127:「積雪」
明日が試験という受験生「天動天音」
会場に近い従兄「天動晴信」のアパートで一泊させてもらうこととなったのでした。
試験前に大丈夫かな。
彼女の太ももをあっさり触るとか、もともとそれくらいの関係。
同じ布団で寝るシチュエーションもそう変な感じには描かれてなかったですもんね。
ちらと描かれてもいましたが、色々あったんだなぁ
こちらのオチではとある別カップルがゲスト出演しているのですが、あれ同時刻だったのね。

受験生「天動天音」、「小林里歩」
※左:受験生「天動天音」、右:「小林里歩」

147:「ある春の夜」
帰省していた「川上翔吾」
親からの結婚話に嫌気がさし、近所を散歩していたところ。
同じクラスだった小林~」と声を掛けられたのですが。
彼の頭には、候補3名のうち、誰だか判断できなかったのでした。
あー、あるある。
誰だっけ、のバターンですね。
ただ、こちらのヒロイン「小林里歩」さんは、昔は眼鏡で髪も長く。
(※現在はショートカット)
そりゃー、わからんわ。
2人して飲むうち~というえっち展開。
そもそも再会した彼を部屋に誘う(※彼女は地元だけど1人暮らし)時点で、それなりに好意あったんだろうなぁ。
こちらは動画みたいな(絵だけどね)おっぱいシーンが好き。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ももこ」センセでした。
たぶん、ひでるさんはこちらが初見だと思います。
印象に残ったのは…ウサギ、かな。
まさか、カバー裏に一覧まで用意されていて、しかもちゃんと設定あるのに驚きました。
正直なところ、↓表紙にはピンと来なかったのですが。
ふと手にして、裏表紙に直撃されました。
あれは「STEP UP」の「ゆりちゃん」ですか。
とりあえずおっぱいね~、イイですね(笑)

籠もり日和

籠もり日和 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2021/12/24 [アダルト] ももこ (著)
※現在アマゾン登録なし(2022/01/09、22/09/25)



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■異世界来たのでスケベスキルで全力謳歌しようと思う (あきのそら)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] コメディー、ファンタジー、ハーレム
・構成 : 5話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: 合間にキャラクター紹介、
      カバー裏に別絵(カバー絵の続き)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あきのそら」センセの「異世界来たのでスケベスキルで全力謳歌しようと思う」です。

2話聖女さん
※2話聖女さん

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
いちおう、続巻の雰囲気なかったので、1巻完結としています。
個人的には今後も続けて欲しいですが、どうでしょうか。
(※デジタル特装版では描き下ろしエピソードがあるそうです)
ジャンルはコメディー。
異世界でのハーレムもので、面白可笑しく描かれてました。
存在として剣や魔法があり、怪物なども住んでいる世界のようでしたが。
漫画には登場せず、いわゆるバトルシーンなどもありません。
ただひたすらにエロいやり取りが続いておりました
それなりにハードな描写はあるものの、ブラックさはほぼなく。
前述したように明るいタッチで終始描かれていたので、そう気にしなくても大丈夫でしょう。
ヒロインらとのやり取りとかも非常に良かったので、可能ならばもう少し日常シーンとかなんとか、周辺色々見てみたいです。

柔らかな細線での作画。
全体の色付き良く、濃淡は淡い感じ。
結構変化のあるコマ割り。
はみ出し・ぶち抜きは少なく、だいたいコマ内に収まっていました。
枠間、上下左右のスペースなどは確保されていること多かったです。
(※故に成年漫画では珍しくページ番号があったりする)
漫画はメリハリある優れたもの。
特に要所での作画、表現は見事でした
表情や動きなども良好で、コメディー崩しも自然。
あちこちバランスに違和感なく、引っ掛かることありませんでした。
背景・小物もお上手。
(こうした漫画なので、描かれてる箇所は多くないんですけどね)
人物画は縦長輪郭でスッキリとした顔立ち。
どっちかというと、可愛いのが近いですかね。
身長高く、お姉さん然としていました。
↓表紙は彩色の良さが強いので…。
判断については、白黒絵と近い裏表紙、紹介帯のカット絵が参考になるでしょう。

 【 収録話 】 5話収録

最高のち○ぽを求め、独りプレイをしていた「辰雄」
次で理想なソレが完成する、というまさにその時。
ふと気付くと、女神に膝枕をされていたのでした。
…どうやら死んでしまったらしい。
貴方は何を望みますか?
そうした問いかけに、
”最高の○んぽでハーレムを築く”
そうした願いは受け入れられ、見事彼自身は立派なモノになり。
まずは手始めに…」と、お礼も兼ねて彼女にえっち仕掛けるのでした。
だいたい、そんな導入部。

1話女神さま、3話エルフさん
※左:1話女神さま、右:3話エルフさん

ファンタジーな異世界でのハーレムもの。
これが成年漫画なので、えっち系についてはチートっぽい能力を得ており。
作中でも言われていたように、次々に新しい技を見せ、人間離れしていってました。
各話に1人づつヒロインが配置されていて、男性は彼のみ。
前述した、圧倒的なえっちスキルにて次々に女性をモノにしていくなど、ハーレム色はあるのですが。
そうした系がお好きな方が期待するだろう(たぶん)、全員集合させての複数プレイはありませんでした。

いちおう、この単行本だけで、ひと決着しています。
ただし、まだ続きを描けるような幕引きだったため。
あるいはレベルアップのため、再度冒険~みたいなことも良さそうですね。
異世界モノということで、サキュバスは登場していたのですが。
ほかは女神、聖女、エルフ…と、普通の女性体を持つヒロインでした。
そうした間口の広さは大歓迎なのですが。
ファンタジーと聞いて想像する方もいるだろう、いわゆる人外な女性、怪物などはありません
(ブログ書いてた時に発見しましたが、エルフさん初登場時に妖精はいましたね)
…以上のような、まだ描かれていない部分とかも多いので、ぜひシリーズ続けて頂きたく思いました。

1話目の相手は女神さま。
ふと2周目で気付きましたが、よーく扉絵見るとウサギ耳の娘がいますね。
当初は登場の予定あったのかな。
最初女神さま神々しくて良かったんですが。
彼が馬鹿(笑)なこともあって、俗っぽい素顔を見せていました。
面白い。
(※プロフィールによると「本当はとても偉い」らしいです。まぁ、神様なんて俗っぽいもんですからね…)
なお、彼を異世界に送ったのも彼女が原因。
全ての切っ掛けとなっているのですが、トンデモなことをしちゃったねぇ。
2話目は聖女。
転送先は教会で、ちょうど彼女がおり…。
光と共に出現した彼(…と、ヘロヘロな女神)を、神様であると勘違いしていました。
そもそも、勇者を支えるよう女神からの啓示を受けてもいたようなので、従順に従うのは当然のことでしょう。
シスター服がイイ感じでしたよ。

3話目はエルフ。
前回と似て、冒頭はエルフ族に伝わる古い言い伝えでした。
これが前フリ。
勇者、女神・聖女の3名は”ゴブリン討伐”を受け、森を彷徨っていたところ、休憩をしていたエルフを発見する、という流れでした。
前回オチでは、いちおう神官服のようなものを着ていたのですが…森を歩く彼はなぜか全裸
(※後の展開もあるためか、男性自身も丸出しでしたよ…)
とんだ変態だ。
こちらでの、エルフな女の子を捕らえる際の描写が凄い
ちょっと痛そうにも見えるのですが、平然としていたので…もう人間を超越してるんだろうなぁ。
エルフさんはトンガリ耳でスリムな体型。
なぜかビキニみたいな恰好だったので、そりゃーもうイイ獲物でしたよ。
注目は後半のプレイ。
こーれーは度肝を抜かれました…。
後に描かれてましたが、彼女はツンデレ枠のようなので、この後あればまた面白い存在になると思いました。

4話「サッキュン」、5話○○
※左:4話「サッキュン」、右:5話○○

ドえろいお姉さま、というサキュバス「サッキュン」が登場する4話目。
これまでのお話とは流れが変化していました。
どうなってしまうのか、ちょっとドキドキ……するかな…。
即堕ち2コマ~」とか言われちゃってましたよ。
ただ、まぁ…読者は前回での凄まじい彼を見ているので、たぶんこの後の展開は想像できるでしょう。
オチが楽しい、というかちょっと怖い
最終5話は、その直後から。
えー、どうしようかな。
姿については紹介帯にも出ているのでイイと思いますが。
具体的な事は「ジーオーティー」さんのHPにも書かれていなかったので、こちらでも詳細は伏せさせていただきます。
とりあえず、ひでるさんはこの5話目が最もお気に入り
ヒロインとしても、彼女がダントツ
あちこち新鮮な描写が続くので、前回と違って本気でドキワクしました。
中頃の表現も見事で、ぞくぞくさせられましたよー
ぜひ、続きが見たいです。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「あきのそら」センセでした。
当ブログでは「妹秘め」、「笑顔を咲かせて」…などを紹介しています。
ざっくり検索したところ、一般漫画でも活躍されていて。
トータルで10冊目くらいになるのかな。
今回は↓表紙に引っ掛けられました。
あれだけおっぱい丸見えなんですが…。
その神々しさがためか、不思議とエロス感ないですよね。
…ないよね?
ちなみに、もくじ背景は同じ絵で。
カバーから、もう少し視点を引いたものになっていたのですが。
あれれ、下半身がしっかり見えると、やっぱり…エロいか。
なお、カバー裏は表・裏どちらもカバーイラストの続きになっているので、お楽しみに。


異世界スケベ


異世界来たのでスケベスキルで全力謳歌しようと思う (GOT COMICS) コミック, 2022/8/31 [アダルト] あきのそら (著)



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■1LDK+JK 3巻 (二三月そう)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、同棲、学園、コスプレ
・構成 : 7話収録、現在3巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画、
      合間におまけ漫画(描き下ろし9P)・ネタ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「二三月そう(ふみづき・そう)」センセの「1LDK+JK 3巻」です。

※ヒロイン特集①:コスプレ「茜ちゃん」
※ヒロイン特集①:コスプレ「茜ちゃん」

 【 構成・絵柄 】

複数巻ある長編漫画での3冊目。
ストーリーもので、巻数表記そのまま1、2巻は読んでいる前提。
まぁ、そうややこしさない話で、かつメイン・カップル主体で、ほか登場人物の絡みは少なく。
紹介帯の文言を読めば、だいたいどんな状況なのか分かると思います
そのため、こちらからスタートでも、おおむね大丈夫。
なお、この3巻では終わらず、4冊目にまで続きます。
ジャンルはラブコメ。
コメディー控えめ、ラブ強めという感じ。
特に今回は文化祭シーンがあるため、ヒロインが色々着替えていて。
ちょろっとですが、コスプレ要素もありました。
詳しくは後述しますが、これまでの流れで関係は安定しており。
良くも悪くも事件少な目の甘い日々を楽しめます

しっかりとした線での作画。
濃淡はやや濃い目ですが白比率は高く。
全体は丁度良いくらいのバランス。
中小コマは変化少なく、枠間とかスペースも多いんですね。
漫画はラブコメ調。
たまに大きいコメディー顔になりますが、そう多くはなく。
可愛く安定していて、乱れ・崩れなどもありません
人物画は、ぱっちり黒目と小さい鼻の漫画らしいキュートなもの。
輪郭は縦長ですが、スタイルはふっくら気味。
↓表紙など彩色絵とそう変化はないのですが、動く白黒絵のが魅力的
紹介帯のカット絵を参考にどうぞ。

 【 収録話 】 7話収録

003:「1LDK+JK」 7話(15~21話)+描き下ろし・おまけ
101号室に引っ越してきたサラリーマン「波佐間健」
契約時にダブルブッキングとなっており、そちらには学生「美崎茜」も同時に引っ越してきていたのです。
そのため、次の部屋が空くまでの1週間を同居することとなってしまいました。
2人での生活はなかなかに良く。
一度は空いた部屋へ引っ越した「茜」でしたが、結局慣れていた「波佐間」との生活に戻ったのです。
だいたいはそんなお話。

冴えない中年サラリーマンが、女子学生と同棲生活に入るという夢のような設定の長編漫画。
他に登場人物おりますが、あまり語られることはなく。
ほぼ、「茜」・「波佐間」のカップルとなってます。
物語の切っ掛けから、それぞれが同棲生活を選択した1巻。
友人らの理解を受け、また2人の関係も深まってきた2巻。
…そうした流れでのこちらは…前述もしたように良くも悪くも穏やかな日々が続く、ラブラブ日常漫画という風情。
メインは文化祭の風景ですね。
裏表紙になっていたとおり、出し物はラブコメ漫画の定番・メイド喫茶なのですが。
友人らのおふざけもあり、バニー姿なども見れましたよー。
(※そして、あとがき絵はスクール水着だったりする)

※ヒロイン特集②:日常の「茜ちゃん」
※ヒロイン特集②:日常の「茜ちゃん」

前巻の後半にて、出張となっていた「波佐間くん」
こちらの冒頭15話でもそれが続いてます。
意識しまくって、ぼんやりしている様を楽しみましょう。
離れていたのは2日間。
再会した際の、あーしたリアクションはなんだかリアルですわね。
どっちも、好き好き・ラブラブーって感情をそう出さないタイプですから。
そんな2人なので、えっち直前でのやり取りが秀逸。
「茜ちゃん」可愛いなぁ。
そちらでの前フリ回収がある16話。
ちょっとした事情がため、「茜ちゃん」が忘れ物を届けることとなり~。
「波佐間くん」の同僚らと初対面です。
彼らの後ろ姿を目で追う際の表情がいいですね。
年齢的にも意識はするでしょう、ええ。
できる限りで頑張る様が素敵でした
イイ娘だ。

前話の会話にありましたが、文化祭の準備が始まっている17話。
帰りが遅くなっていた「茜ちゃん」は、駅にて「波佐間くん」と鉢合わせ。
2人して買い物、夕食準備という流れです。
食事の支度をする「茜ちゃん」はポニーテール姿。
そう、彼女はお下げを基本として、ストレート(前話)、こちらではポニーテールにお団子…と、シチュエーションに応じて髪型を変えているのですが。
これは、成年漫画で大きなポイントですわね。
あの、制服+エプロンで、ポニーテールな彼女の後ろ姿は…ヤバいなぁ。
片付けまで、よく我慢した(笑)
なんでっ、さっきより…
とかなんとか、最中に台詞がありましたけれど、そりゃーもう、ねえ。
わははは。
直後のおまけ漫画がまた面白いです。

そのおまけから続くように、友人「青葉有希乃(ゆっきー)」、「藤川ゆい(ゆい)」らが話に絡んでくる18話。
故あって、3名と「波佐間くん」らで買い物です。
彼が言ってた靴うんぬんとかは、まさに合間ページからの流れですかね。
文化祭に彼を呼ぶ件について、微妙な反応をしている「茜ちゃん」
あらかじめ裏表紙を見ていて、ラブコメに慣れた方ならば分かるかなー。
友人らと別れ、2人きりになった車内ではやや雰囲気が変わり。
寄り道、していかない?
…とか「茜ちゃん」言ってましたけど。
もう、完璧にえっちへの誘い。
それでいて直前でやや失速し、また急加速といった描写がまたリアルっぽくて可愛いです。
その後のおまけ漫画は、ちょっと前。
文化祭の出し物決めの教室風景です。
その場でも発言していましたが、「ゆいちゃん」のナイス機転によって、「茜ちゃん」のバニー姿が見れました。
あれは…やばい。
えっちなかったのは残念でしたが、さすがに違うか。
19、20話は文化祭当日。
約束通りにやって来た「波佐間くん」を皆で迎えています。
メイド喫茶、というのは彼には内緒だったんですね。
成年漫画にしては、スカートはそう短くはないのですが…。
やたら丈を気にしていたほか、ローアングルがちらほらあります。
サービスですわね。
2人に促され、校内をうろつく「茜」・「波佐間」は故あって物置になっている空き教室に。
もう完全にスル展開だったんですが…続く20話まで寸止め
あーれーはー、もう、モヤモヤ止まらんでしょう。
イチャイチャしているおまけ漫画を挟んで、その20話に。
時間は進んで後夜祭。
皆のもとから抜け出すくだりは、以心伝心。
さすがに”理解し合ってるカップル”してましたね。
なお、前述したように寸止め喰らってた「波佐間くん」でしたが、やはり大人。
この絶好なチャンスでも、いちおう自制していました。
「茜ちゃん」のが耐えられなかったかしら。
校内ですし、メイド服だし~で、着衣プレイでした。

※ヒロイン特集③:メイド服の「茜ちゃん」
※ヒロイン特集③:メイド服の「茜ちゃん」

収録でのラスト21話は、「ゆいちゃん」の策略に「波佐間くん」が踊らされるというもの。
ちょうど、収録16話の逆パターンみたいな印象ね。
中盤あたりでの、「茜ちゃん」の発言がポイント。
これで、2人の間のがほぼ完全に取り払われたかなー。
次巻では、そろそろ2人の背景(家族)などに触れていくこととなるのかな。

 【 その他 】

そんなこんなで、「二三月そう」センセでした。
こちらのブログでは同タイトルの「1巻」、「2巻
も紹介しています。
待っていました3巻目。
前巻が良かったため、個人的にはかなり期待値が大きくなっていたので。
ちょっと変化少ないかなー、って感じてしまいました。
似た「ノラネコ少女との暮らしかた」が良かったため、よりそんな印象。
(まぁ、こっちと比べると、そちらは不安定要素が強かったですからね…)
ただ、「茜ちゃん」のメイド服は可愛らしく。
途中のバニー、あとがきのスクール水着も良かったです。
そういえば、ラブコメの定番、皆で海に出掛けて浜辺でえっち~みたいなんはないですね。


ULTIMATE-MAMA


1LDK+JK 3 (AOHA COMICS) コミック, 2022/8/29 [アダルト] 二三月そう (著)

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■求愛ラプソディ (燵成)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、積極的
・構成 : 9話収録。
・おまけ: あとがき、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「燵成(たつ・たいらぎ)」センセの「求愛ラプソディ」です。

「佳南」と部長「七実」
※「佳南」と部長「七実」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
連続、関連したエピソードなどはありません。
ジャンルはおおむねラブコメ。
年齢はティーンより多少上、という感じ。
収録ほとんどのお話にて、女性から積極的に仕掛けてきており。
ヒロインによっては、ちょっと怪しげな娘もいます。
そのため、いわゆる純粋なラブコメでないのもありました。
甘い感じをイメージしている方は要注意
そう多くはないものの、コスプレとかフェチっぽい描写もあり、キーワード合致するならばより楽しめると思います。

強めな線での作画。
デジタルな色彩は濃い目で若干テカテカしてます。
コマ割りは大き目。
枠間はだいたい確保れされていて、横枠間は太め。
ちらほら、はみ出し、ぶち抜きがありました。
全体ではコッテリとした仕上がりです。
背景や小物に気になるところなく。
表情などもイイ感じでしたが、動きはやや硬めな印象。
多くはないですが、コメディー崩しもありました。
原稿時期は20年から17年でやや範囲広め
それなりに変化はありました。
人物画は広く縦長な輪郭が特徴的。
皆さん肩幅広く、立派な巨乳の持ち主です。
彩色絵だと白黒より柔らかい雰囲気があり。
ほぼカバーでも問題ないのですが、判断は裏表紙下のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

001:「甘美に惑々」
姉「江梨」に呼ばれ、通う大学のサークルに客として訪れた「大輝」
しかし、そこに姉の姿はなく。
残っていたサークルの女性陣から着替えさせられた挙句、店を手伝わさせられてしまったのでした。
サークルの出し物はメイド喫茶。
そのため、周囲の女性陣は当然ながらメイド服でウハウハ。
(※着替えさせられた自分もそんなん)
なお、登場ヒロイン(名前あり)らの着るメイド服は、それぞれデザイン違うのもいいですね。
「柚希」さんは胸。
「佳南(かなん)」さんはパンチラ。
その後に部長「七実(ななみ)」さんと…という流れ。
冒頭話がこんなんで、なかなかパンチあり。
これ、連続話にした方が良かったのでは~、って思いました。
今後あるかな。
なお、あとがき絵はこちらの3名です。

021:「まいんフォト」
部の歓迎会をしていた「丸山」
テントに戻ったところ、後輩「渡部」がやって来たのでした。
設備整えたキャンプはグランピング、と言うらしく。
ここでテントなのは、それがため。
故に、あっさり人のテントに入ってくることが出来るのです。
後輩「渡部さん」は可愛らしい眼鏡な娘さん。
自らの魅力を良く理解しているようで、エロい写メとか撮影していました。
えっち仕掛ける際に、「秘密を守ってくれそう~」という発言があり。
「丸山くん」が選ばれたのは、そうした理由プラス好みに近かった、って感じなのかな。

元クラスメイト「菜月」
※元クラスメイト「菜月」

041:「恋デリ」
ワニバーイーツ、の宅配でやってきたのは、元クラスメイト「菜月」でした。
「啓太」が1人暮らしと知った彼女は、休憩したいとズカズカ上がり込んできたのでした。
普通の宅配と違うので、なんちゃらイーツの設定は成年漫画として都合良いですね。
こーして休憩する、って展開もあり得るのですから。
記憶にある彼女とは違っていて、だいぶイメチェンしていた「菜月さん」
なお、顔見知りとはいえ、ややずーずーしく部屋に上がってきた、えっち仕掛けてきた~、のはちゃんと理由があり。
オチにも繋がっていきます。

ただ、そうした色々は置いといて…。
こちらのポイントは、たぶん「菜月さん」の黒パンストでしょう。
ホットパンツ時、そして脱いだ後は無論のこと。
えっちの際もちゃんと脱がさなかったのは実に良い判断だと思います。

059:「ママ活バイブレーション」
スマホのアプリを切っ掛けに知り合った年下の男性「徹」
最初は悩み相談などを聞いていたのですが…。
えっち関係の相談を受けた「菜摘」は、実際にレクチャーしてしまうのでした。
若い男性との不倫にハマる人妻エピソード。
誘ったのは「菜摘さん」、関係を続けようとしているのも「菜摘さん」
ガッチリえろいことしているので、「徹くん」に非ない訳ではないのですが。
どっちかというと、振り回されてるね…。
もし事が露見した場合でも、彼女の思い通りなになってしまいそう。
特に後半のアレは、間違いなく今後のブラック展開を示唆していると思われ。
要注意。
もう、手遅れかな。

075:「ばーちゃるインサイド」
WTuber(わにちゅーばー)を目指す「麻生」のフォローをする主人公。
放送での役割はお仕置役なため、次第にエスカレートしてしまうのでした。
「麻生さん」は演者なのですが、いわゆる仮想アイドルで。
画面に出てきているのは別キャラ。
動きなどはトレースされてるみたい。
映らないものの、「麻生さん」はいかにもバーチャルっぽい可愛らしい恰好をしていて。
お仕置、という名目もあるため、エロい行為はエスカレートしてしまうのでした。
そもそも付き合っていた2人ということなので、いいんじゃないでしょうか。
いちおう、完全にバレてはいないっぽい雰囲気になっていましたが。
オチを見る限り、なんらか察せられていたのではないかなぁ。

093:「滴るイロゴト」
部屋の壁は薄く。
隣に住む後輩の単独プレイの声はよく漏れ聞こえていたのですが…。
そのうち、叫び声が聞こえたため、隣に駆け付けたのでした。
主人公を振った相手の名前「秦野」は書かれていたのですが。
メイン2人の名前はどっちも分からんという、面白いお話(笑)
が出たそうです。
あー、叫ぶかなー。
直前まで真っ最中だった彼女は、シャツにショーツだけ、という恰好。
ううむ、せめて下着着けていてよかったわね。
ただ、もともと彼女は主人公には頻繁にアプローチしていたようで。
結果オーライだったかな。

109:「揺蕩」
寮母さんが腰を悪くしたため。
代理として、その姪「深井知加」がやってきていたのですが…。
つい風呂でシテいた「俊樹」は、彼女と鉢合わせてしまったのでした。
ううむ、せめて個室でやんなさいよ…。
しかし、そうした中、意外な行動をする「知加さん」
確かに都合よい流れだ。
成年漫画ですからね。
ぱっと見でそうは見えないものの、「知加さん」にはとある事情があり。
あーした突発的な行動に繋がったんでしょうね。
前半、お口後に着直すコマが好きです。
良く突っ走らなかったなぁ。

ちなみにタイトル・揺蕩、で「たゆたい」とルビがありました。
検索してみると、揺蕩では「ようとう」、揺蕩いで「たゆたい」になるっぽい。
(※@DIMEより)

127:「Over Night」
仕事が多忙の中、どうにか時間を空けて同窓会に参加した「山木」
しかし、仕事のため飲み会途中にて帰ることとなったのですが。
そこで、昔振られた相手「小森」も仕事に戻るということで、途中まで車で送ることとなったのでした。
~といった導入部。
おそらくですか、過去に振られた際は心底NGでなかったと思います。
雰囲気的に…誰が告白しても同じ結果だったかなー。
途中退席しなければならないほど、仕事に追われる「山木くん」
それは、同じく仕事に戻ることとなった「小森さん」も同様らしく。
そうした中での同窓会。
うんうん、色々と察せられますね…。
もしかしたら、この後に仕事というのは…彼に付いてくための口実かもしれないなぁ。
忙しいのはまた事実なのだろうけど。
彼女からのああしたお誘いなため、当然あーだろうと思うのですが。
(※、ばっかりですみません)
やけに手慣れてるっぽい「山木くん」がちょっと気になりました。

WTuber「麻生」、寮母代理「深井知加」
※左:WTuber「麻生」、右:寮母代理「深井知加」

143:「おしかけ恋夜」
就活のため従兄「厚(あつし)」の家に押し掛けて半年。
まだ取れない姉「瀬奈」に対し、共にやってきた双子の妹「杏奈」は既に内定を取っており…。
どうしようか焦っていたところ、「杏奈」にまた異なる点で煽られてしまったのでした。
そんな訳で、「厚くん」に夜這いを仕掛ける流れ。
従姉妹とはいえ、年頃な娘さんとの同居生活は羨ましいですねー。
就活する姉妹が常に2人揃っていることはないと思われ、タイミングによっては2人きりになったこともあるでしょう。
色々想像できますね(笑)
最中に「杏奈ちゃん」が声を掛けるくだりあるんですが…ちょっと不自然かな。
あのくだりはなくて良かったように思います。
また、「冗談だったのに…」のコマは髪色処理間違ったかな?

 【 その他 】

以上、本日は「燵成」センセでした。
こちらが2冊目。
初単行本「潤愛メドレー」もこちらのブログで紹介しています。
前述したとおり、冒頭話「甘美に惑々」がパンチ力強くて良かったです。
ぜひ全4話にして欲しかったなぁ
見上げパンチラが良かったので、「佳南さん」がお気に入り。
まぁ、あのスカート丈であの位置だと丸見えでしょうね。
それに気付いた後のリアクションも素敵。
邪魔が入らなければ、どうなったんだろう。
続きあればいいな。


求愛ラプソディ


求愛ラプソディ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/9/16 [アダルト] 燵成 (著)


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■あなとも (石川シスケ)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、メイド、むちむち
・構成 : 短編×12話
     (うち「坊ちゃんシリーズ」×2、「人格転移の夜」×3)
・おまけ: カバー裏にあとがき、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「石川シスケ(いしかわ・しすけ )」センセの「あなとも」です。

メイドさんたち
※メイドさんたち

 【 構成・絵柄 】

収録は連続話とシリーズものが1つずつ、その他は短編での構成。
連続話は3話ほどのストーリー。
ちゃんと繋がりつつ、それぞれ別カップルがピックアップされているという秀作です。
シリーズものも、軽く連続したお話。
別単行本からのゲスト出演もありました。(※顔見せ程度なので、知らなくても楽しめます)
その他短編なども含め、概ねラブコメ系な作品群。
収録のうち、後半の3話はブラック話だったり、コメディー感のないものだったりしています。
振り切れ度合はそう強くありませんでしたが…。
やはり多少、読み手は選ぶと思います。
個人的な感覚で、連続話を筆頭に全体そう悪くはないものの。
短編など、もうひとパンチ欲しい気もしました

クッキリと強さある線での作画。
白比率あり、全体の色づきは普通くらいだと思いますが。
非常に黒色が強く、描き込みもあるため画面は黒々としています。
たとえお話が軽くとも、暗さ・重さを感じる原稿。
ブラックに落ちていきそうな雰囲気ありますね
小コマなど、たまにあっさりとしたものが見られるものの。
背景や小物は比較的いい感じ。
人物絵は深い黒の大きな目と幅広な輪郭。
縦でなく横という感じで、ふっくらとした肉付き。
むちむちとしたスタイルです。
漫画らしく可愛くまとまっていました。
特にツリ目なヒロインは魅力的。
判断については↓表紙などでも良いのですが。
紹介帯のカット絵が見易いと思います。

 【 収録話 】 12話収録

003:「坊ちゃんはきかん坊」
021:「坊ちゃん争奪戦」
普段からサボりがちだったメイド。
坊ちゃんの我儘で、彼付きのメイドが次々に辞めてしまうため。
ついに彼女が専属にされてしまったのでした。
概ねそんな導入部。

坊ちゃんとメイドさんらとのエピソード。
不愛想なブス」と評されていた彼女が、うっかり単独プレイを目撃してしまったことが切っ掛け。
メイドなのだから、ノックくらいしなさいよ。
熟練者な彼女が、辞める前にうっぷん晴らしするような展開。
…なのですが。
意外にも可愛らしいオチに注目です

なお、途中にちらと顔を見せていたのは、「キツデレ」に収録の短編「おしおきされたい」でのキャラでした。
同じ屋敷だったんだ…。

2話目「坊ちゃん争奪戦」はその後のエピソード。
専属メイドさんはその後も辞めることなく。
頻繁に坊ちゃんとえっちするように間柄となっており。
玉の輿を狙っていた、ほかメイドらは負けじとご奉仕するのでした。
前話の彼女はゲスト出演。
もう少し幼く可愛らしい雰囲気のメイド3名が登場しております。
リーダー格であった彼女はいざという時に怖気づいてしまうのですが、取りまく2名のが積極的。
慣れてましたよ。
こちらのオチでは、なにげに坊ちゃんの株が上がったりしてます。

伊達くんの奥様、永井ちゃん
※左:伊達くんの奥様、右:永井ちゃん

035:「人格転移の夜」 3話
偶然、同じマンションに住んでいることが判明した同級生4名。
そんな訳で、久しぶりに皆集まって飲み会をしたところ…「瀬沼」・「早川」・「伊達」ら3名は既に結婚していたのですが。
「成田」だけはまだ相手がおらず。
悔しさ・羨ましさ入り混じりつつ、彼らの妻の痴態を妄想していたところ…。
”強いヤリたい願望”が奇跡を起こしていくのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。

3話の連続モノで、それぞれ3家庭の夫婦生活を垣間見るというもの。
それぞれのカップル模様が面白いです。
ああしたオチで、因果応報と言えるのかもしれませんが…。
なんだか「成田くん」が可哀そうでもあったので。
あの後に女性と出会えたりしていて、彼にも救いがあればいいなぁ、とか思いました。

1話目は元ヤン妻な瀬沼家。
ああした娘が、外観とは違って可愛らしい~というのはセオリーなのですが。
やっぱりいいもんですわね。
これを切っ掛けに、2人の仲はより深まったのではないかな。
画像はあるものの…。
2話目は穏やか妻「まゆみ」の早川家。
前話とは異なり、ああした外面がいかにもいい娘さんは…ねぇ。
「早川くん」の性癖がため、オチでは軽くトンデモな目に遭っていました。
3話目はロリ妻な伊達家。
元教え子と結婚とか…どこの漫画だ。
羨ましい
先の2話はギャップに苦しんでおりましたが、彼女は別。
さすが最終話を飾る(笑)だけあって、期待通りなヒロインであり、えっち展開でした

083:「深夜のおとも」
SNSで知り合った、深夜ラジオ好きな2人。
オフ会で出会ってから、よく2人してラジオを聞くような間柄となっていたのです。
こちらはカップル成立話。
まぁ、ああして頻繁に部屋へ行き来できるということは。
切っ掛け待ちみたいな感じですかね。
ヒロインからの、「一応、買ってあるけど……」の台詞が素敵。
あれは、有り難い(笑)
…というか、アンタもマナーとして用意くらいしときなさいよ。
初々しくて楽しい。

099:「夜回りセッ…」
いわゆる、”夜回りしている”教育者~なエピソード。
塾講師ですね。
こちらでは、援交する相手に声を掛けて偶然それを阻止してしまっており。
持て余した女性から、えっち誘われるというもの。
うっわ、超ヤル気じゃん」のコマが好き。
オチあーで、読後感は非常に良いのですが…。
これ現実ならば、写真撮られたりしていて、脅迫されるとか…。
そんなイメージしかわかないな。

115:「おともだち」
やや天然な幼馴染み「永井」
しかし、ちょっとしたやり取りから、彼女の想像外の姿を知ってしまい。
そのショックの強さから、彼女に好意を持っていることに気付いたのでした。
ヤっちゃってるのは間違いない、ですよね。
慣れてたし
(※爽やかラブコメならば、誤解としてオチで解ける筈)
ただし、彼女が妙なところへ行きつく前に止められたのは良かったか。
あの容姿でむちむちしたスタイルはいいなぁ。

131:「のろい」
帰宅コースにある神社。
そこから妙な音が聞こえ、ふと見たところ。
丑の刻参りをしていた女の子と鉢合わせてしまったのでした。
どーでもいいですが。
いかに可愛らしい女の子とはいえ、ああした相手を部屋に泊めるのは…やや常識を疑いたくなる感じ
肝が据わってるなぁ。
普通ならば逃げ出すところだと思います。
(…あ、でも、それでも付いてきたり、先回りとかされたら…漏らすくらいのレベルで怖いぞ)
ああした際のおっぱいは強い。
前述したセンセの絵の濃さが、巧いスパイスとなっていて、オモシロこわい1話となっています。
最終ページがまた、色々な意味で怖い。

丑の刻参りをしていた女の子
※丑の刻参りをしていた女の子

147:「一本不満足」
163:「君はおもちゃ」
収録のうち、この2話はブラック色の強いエピソードです。
パート先の同僚男子「成田」から飲み会に誘われた人妻「吉野」
しかし、彼の部屋にはその友人らがおり…という展開が前者「一本不満足」
あれ、こっちも「成田くん」なのね。
前半の作品中での台詞が全てでしょう。
店飲みとかならばまぁ、いいのだろうけど…。
部屋となってしまえば、何があっても不思議ではないですからね。
オチもこうした漫画らしいブラックさ。
いかにも成年漫画的なものだと思います。。

なぜか主人公と付き合ってくれた「倉田」さん。
”男に冷たい”
そうした所が見える彼女は、事実自分ともさして会話もせぬままえっちだけという関係なのでした。
そんなんが後者「君はおもちゃ」
概ねタイトル通りなのですが、冒頭のくだりからすればあの中盤は実に意外な展開。
ああしたオチはちらほら見られるパターンだと思います。
振り切れ感が強く、こちらもまた成年漫画な作品。
キャラのどっちも理解し難いですよ。

179:「訪問」
漫画家(?)の男性アパートへ、入学したての制服を見せにきたヒロイン、というエピソード。
ショートカットの可愛らしい娘さんです。
えっちにも慣れたカップルなのですが、その関係はオチで判明します
”これで…最後だ…”の文言もあり、概ね想像はつくと思いますが。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「石川シスケ」センセでした。
こちらのブログでは「みだらなけもの」、「キツデレ」、「好きなんだけど」などを紹介しています。
今回の単行本でひと区切りな5冊目でした。
紹介帯に冊数が書かれてるのは、なかなか珍しい。
初めて見たかも。
これは、センセの人気がためなのかなぁ。



みっくすパーティ」


あなとも (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミックス - アダルト, 2019/6/15



あなとも


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■ノラネコ少女との暮らしかた 3巻 (シイナ)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 同棲、ラブコメ、制服、コスプレ
・構成 : 9話収録、現在3巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、描き下ろしおまけまんが(4コマ)、
      合間にネタ絵、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シイナ」センセの「ノラネコ少女との暮らしかた 3巻」です。

※ヒロイン特集①:メイド服な「美鶴ちゃん」
※ヒロイン特集①:メイド服な「美鶴ちゃん」

 【 構成・絵柄 】

巻数表記そのまま、長編漫画の3冊目です。
ストーリー漫画で1、2冊目を読んでいる前提のつくりなため、あらすじ・登場人物紹介などはありません。
当然ながら、それらを読んでからをオススメします
(※読んでない方は、この機会に3冊まとめて買っちゃいましょう。その価値はあります)
なお、この3巻では終わらず、4冊目に続きます。
ざっくり5巻くらいまでは続くのかなぁ。

女の子との同棲生活を描いたラブコメ話。
ラブ・コメのどちらも比率は高め。
ただし、タイトルそのまま、ラブラブ・好き好き~みたいに甘いことばかりでなく。
御し難い猫のようなヒロインとのじわじわ発展していく関係性、心理描写などを楽しむ漫画です。
…で、同じ「茜新社」さんの単行本で同レーベル。
発売時期も近く、突然に同居が始まるシチュエーションも同じなので…。
どうしても、「1LDK+JK/二三月そう」と比較してしまうんですよね。
前巻2巻の時点では、正直なところそっちのが良かったんですが。
今回3巻では、こちらに軍配
うん、面白い。
また別途書きますが、そっちのヒロイン「美崎茜」との関係がかなり安定してきちゃっているのに比べて、こちらヒロイン「高田美鶴」とはまだ不安定さがあり。
ああした性格な彼女のじわじわっとした変化が、もうやたらめったらに可愛らしく感じられました。

柔らかな細線での作画。
色彩は淡く、全体の色付きも白比率が多め。
枠間はだいたい確保されていて、上下左右のスペースなどもちらほら空いていました。
他単行本らと比べて、白い!って印象です。
コマ割りは細かく、収まり良い感じ。
漫画はラブコメ調で、崩しは大き目。
ヒロインも同様で、きっちりコメディー顔になってます。
背景・小物などはおおむね全体と合っていて。
前述した白さがため、多少テカテカとデジタル感強いかなー、くらいでした。
人物画は五角形で横に広めな輪郭、小さい鼻でタレ目気味。
漫画らしく可愛いものです。
ヒロイン「美鶴ちゃん」は特に控えめなスタイルなのですが、それでも身体は女性らしい艶めかしさがあってイイ感じ。
ふんわりしてそうですよ。
↓表紙などカバー絵は、いかにもイラストしていて…ちょっと判断には適しません。
紹介帯のカット絵などを参考にするのが良いでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

003:「ノラネコ少女との暮らしかた」 9話(16~24話)+おまけ4コマ
ある雨の日の夜に「佐藤敦尭(さとう・あつたか)」のアパートを訪ねて来た、制服の女の子「高田美鶴」
家庭の事情で親戚中をたらい回しにされていた、という「美鶴」
とうとう戻る家がなくなってしまい、”お互いの母親(※どちらも故人)”シングルマザー同士で友人だった”といった僅かな縁を頼って、「敦尭」の元へとやってきたのでした。
こうして、押しかけて来たほぼ見知らぬ女子との同居生活が始まったのです。
ごく簡単には、そんなお話。

ほぼ面識なかった女の子との同棲生活を描いた長編漫画。
いわゆる告白があって、恋人同士とかにはなっていないのですが。
成年系なため、既にキッチリ体の関係に。
タイトルそのまま、冒頭は野良猫のようだった「美鶴ちゃん」でしたが。
紆余曲折あって、徐々に心を開いてきています。
今回はどうなるんでしょうか。

※ヒロイン特集②:泣いちゃう「美鶴ちゃん」
※ヒロイン特集②:泣いちゃう「美鶴ちゃん」

収録での最初16話では、バイトを始めた「美鶴ちゃん」です。
冒頭はメイド服で玄関に倒れている姿から。
どうした!?と驚いたのもそこそこに、「敦尭くん」はお約束な行動
また、しっかり察知していた彼女が可笑しい。
さすがは「美鶴ちゃん」
メイド服はバイトでの仕事着で、借り物というのは分かるんですが…。
まぁ、成年漫画なので、あーなるのは仕方ないですわね。
いわゆる露出大きいタイプでなく、「美鶴ちゃん」が黒ストッキングで嬉しい。
しかも、自らスカートめくり上げてくれていましたよー。
いいなぁ、アレ。

カピバラの着ぐるみで登場した17話。
属性(↑)に追加しましたが、今回単行本はコスプレちっくなんですよね。
文化祭(※アニマルカフェでした)で使うそうです。
ただ、まぁ…あーした、顔だけ出ている、モコモコしたもので、これまた成年漫画が済む訳もなく(笑)
とある事情で、「敦尭くん」が顔出しした際には違うコスプレに。
どんなんかは内緒。
…でね、クラスでの出し物なので、「サキ」さんも猫コスプレをしていて。
他と比べて格段に露出度高いこともあり、彼氏とのえっち展開になっていくのですが。
その部屋・ロッカー横には、故あって「敦尭」・「美鶴」の2人が居たのでした。
えっちのメインはそちら2人なのですが、そんなん前に「敦尭くん」が大人しくしている訳は…ないですわね。

18話は引っ越し話。
従姉妹「茉莉」、同僚「小清水」など前半は賑やかです。
メインはその後、疲れた「敦尭くん」に「美鶴ちゃん」がマッサージをしてあげる、というもの。
ポイントは、もらっていたアロマオイルを使ったこと。
同ネタのAVなどでもたまに見られますが…絶妙な濡れ透けシーンになってます。
あれは…エロいー。
刺さる。
こうした際、巨乳は無論なんでしょうけど、あれくらいのサイズ感はまたリアルっぽくて良いですね(笑)

19から21話は修学旅行編。
いきなりえっちシーンなんですが。
まぁ、「敦尭くん」のああした気持ちは分かるなぁ。
ちなみに、旅行中には彼にもとあるイベントがあり、この後に繋がっていきます。
そして、当然「美鶴ちゃん」も新キャラ「長迫」くんから告白される、という大イベントが。
(※なお、ネタ絵では彼が恋したタイミングが描かれてましたよ)
ううむ、「敦尭くん」の考えは正しかったねー。
ただ、それがために「敦尭くん」との距離が縮まることとなるのでした。
どんなんか、詳細は伏せますが。
ああした状態の彼女だったので、直撃コースで刺さるだろうなぁ。
いつものお約束に対する「美鶴ちゃん」が実にキュートでした。
ちなみに、21話は修学旅行からは戻っており。
先の「長迫くん」との決着話になっています。
まあ、皆さん分かるでしょうけど…ポット出な彼ごときに口説き落される「美鶴ちゃん」ではないですね。
そんな事件もあって、こちらでの「敦尭くん」とのやり取りに注目。
2人の距離感が素敵
もう、家まで…もたないか(笑)

22話はクリスマスということで、やっぱりコスプレえっち。
想像した方ごめんなさい、サンタは「敦尭くん」だったので、そっちではありません。
………な、なん……、なんですか、これ…!?
とか言いつつ、しっかり着てるのは漫画のセオリーですね。
続く23話は、実質3巻での閉めエピソード。
これまでの積み重ねが、こちらに収束してきたような感じ。
相変わらずな彼女と、扱い慣れたような「敦尭くん」に注目。
なんというか、ちょっとぐっときますね。

※ヒロイン特集③:えろいぞ「美鶴ちゃん」
※ヒロイン特集③:えろいぞ「美鶴ちゃん」

24話はバレンタインのお返しも兼ねて、2人での慰労会。
カラオケ完備のスイートールームでうんぬん~という女子会プランだそうです。
「美鶴ちゃん」を楽しませる、という考えがなぜか野球拳に(笑)
次々に脱がされていく様がエロエロしかったです。
個人的には、もう倍のページ量くらいでも良かったな。
描き下ろしの4コマ漫画は趣味ネタなのですが、”一緒にできることで「」から始まる~”の攻防が楽しい。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「シイナ」センセでした。
ブログ書くため、ざっと検索したところ。
あれ、一般単行本(?)も出されてましたね…。
うっかり見逃していたので、今度ゲットしてこようと思います。
こちら漫画は1巻2巻…と、レビューしております。
今回、特に気になったのはカバー。
こちらまた着衣絵で、それはいいんですが…。
ちょっとイラスト感が強すぎるかなー。
また、「美鶴ちゃん」の独特な髪型も、ややモッコリ大きいかなー、って印象。
同じカラーであれば、中扉絵の描き方・色彩がポップで、周囲に猫もいて可愛い仕上がり。
続くもくじ絵も、同じ座っているポーズの↓表紙と比べて爽やかでした。
(※あるいはあとがき絵とか)
個人的には、その中扉を表紙、もくじ絵を裏表紙~といった組み合わせのが良かったように思います。


ノラ暮らし3


ノラネコ少女との暮らしかた 3 (AOHA COMICS) コミック, 2022/8/29 [アダルト] シイナ (著)



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■好きにしていーよ (暮林あさ美)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、スクール水着、積極的
・構成 : 初単行本、7話収録(うち「1989」×2)
・おまけ: あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「暮林あさ美(くればやし・あさみ)」センセの「好きにしていーよ」です。

葉月、ゆめ(左)
※左:葉月、右:ゆめ(左)

 【 構成・絵柄 】

収録は7話とやや少な目。
それでもページ量は普通くらいです。
さて、今回の単行本ですが。
↓表紙とか表題のフォントを見ると、なんだか可愛く明るい漫画群が待っているように見えますが…。
どっちかと言うと、裏表紙のが全体イメージに近いのでした。
そうですね。
ごく簡単には、紹介帯の文言「告白よりもうんぬん~」が最も漫画を巧いこと表現していると思います。
もしかしたら実際にあるかもしれない、世間のちょっとしたを覗き見るような感じ。
完全なるトゥルーエンドはほぼなく。
バッドエンドとも言い切れない、ちょっとしたモヤモヤを残すような良作品です。
ジャンルLOなので、当然ながらロリ系な単行本。
いわゆる王道のそっち系みたいな、真っ黒展開ではないのですが…。
耐性なさそうな方は要注意
(※特に収録のラスト位置にある短編が非常に後味悪いので、そのイメージが強く残るのです)
ただね、悪い大人も多く登場しているんですが、ヒロインらも現代女性らしくしたたかな面を発揮していて。
ただ好き勝手にされてしまう、といった展開ばかりでもありません。
なんのかんの、巧いこと落ち着く、って話もありました。
そこそこ人は選ぶものですが、お話はお上手で読み応えある1冊です。
…あ、スクール水着好きな人にもオススメ。

クッキリ細線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、黒色は強め。
描き込みは細かいものの、しつこさはなく。
中小で変化大きいコマ割りは、枠間なくなること頻繁。
比較的、収まりいい方だと思いました。
背景や小物はお上手で、バランス感にも優れており。
ちょっとした場面にも説得力があります。
ジャンルもあってか、ややクドさは感じるものの漫画はお上手。
そのため…疲れ気味な時には、読むの制限した方がいいかもしれません(笑)
人物絵は丸い輪郭で頭大きく、可愛らしいロリっとした仕上がり。
その一方で男性、特に大人は…個性強めでリアルっぽく。
それぞれが独特の雰囲気を漂わせていました。
ヒロイン画はほぼイメージそのままだったので、↓表紙・裏表紙で大丈夫。
紹介帯にあったカット絵と共に判断するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 7話収録

003:「1989」 前後編
親の離婚で、母方の田舎に引っ越した「まこと」
離島で生徒数も少なく、5、6学年が共に授業を受けることもあって孤立していたところ…。
1学年上の女子「宮村小夜」がため、クラスに馴染むことが出来たのです。
しかし、その後に彼女ほかクラスメイトらのとある秘密を知ることとなったのでした。
クラスには他に女子2人いたんですが…。
「小夜ちゃん」だけ、あーなんですね。
男子らの輪に入った際とか、後編でのああした感じを見る限り。
(※伏字ばかりでごめんなさい)
家庭環境とか育った経緯とか、真っ当なものではなさそうだなぁ。
ただし、そんな彼女に「まことくん」が惚れるのは当然でしょう。
放課後に集まっていた他男子らでしたが、あまり気はないようで。
土曜日は空いていて、独占できた~というのは2人にとって大きいでしょう。
彼の誤算から、エロ過ぎた「小夜ちゃん」がため、お話はトンデモない方向に進んでいくのですが。
オチではまさかのミラクルが見れました。
まぁ、良かった…のかな。
いっぱい汚れてもいいからです
そんな理由で、お話の大半で「小夜ちゃん」はブルマ姿でした。

宮村小夜、ここみ
※左:宮村小夜、右:ここみ

061:「お売りください! 高く買います!」
ごく簡単には、タイトル通りなお話。
父親に言われて、援交している姉妹「紗理奈」・「ここみ」の2人。
街中で言い合っていた彼らと鉢合わせた「俊哉」
そこで「ここみ」を指名してから、毎日のように彼女を呼び出すこととなったのでした。
中盤の展開に注目
うーん。
いまいち、彼女の心のうちが読めなかったのですが…。
最大の理由は、オチのあれなのかな。
重要ですよね。
また、いちおう…ある程度は彼を信用したんでしょう。
お金大丈夫だろうか。
なお、「ここみちゃん」はプールへ行く予定があったため、やっぱりスクール水着プレイがあるのですが。
後半ではビキニも着てくれていました。
あちらのプレイ・展開はいいですね
やっぱり良くない人が多いものの、オチなど暗くないので読み易い1話です。

095:「Enjoy! スイミングレッスン」
スクールの生徒らがえっちしていたところを発見したコーチ「林」
コーチ「遠藤」と共に厳重注意をしたのですが…。
その当事者「内田咲」が、やたらに従順である事に気付き。
それをネタにお手付きをし始めたのでした。
最低な大人に捕まってしまう「咲ちゃん」です。
年齢…じゃなくて学年か、の割りに、ちょっと…思考幼い気が。
彼女の過去なり家庭環境なりが気になりますね。
ただ、まぁ…あー大人に脅されたら、思考止まっちゃって、逆らえないか。
場所がため、「咲ちゃん」はだいたいスクール水着姿でした。

123:「ベストマッチング」
課長が援交で出会った、とある女の子「葉月」
見た目の幼さとは裏腹にソッチ方面はやたらに強く、すっかりヤラれてしまったため。
後輩「森下」に彼女を託したのでした。
大雑把にはそんなん。
「葉月ちゃん」の経験してきたアレコレは、決して良いものではないのですが…。
えっち好きで性欲もやたらに強かったらしく。
妙にポジティプで明るい仕上がりになっていました
また、引き継いだ「森下くん」がまさにタイトル通りなこととなり。
収録ではダントツに読み易い、楽しい1話となってます。
ピッタリな相手が見つかって、よかった
収録では唯一の眼鏡ヒロインである「葉月ちゃん」
いかにも真面目そうな彼女が、豹変する様をお楽しみください。
転校先の男子らが面白いですね。
あ、後半にはスクール水着プレイもありましたよー。

149:「夏の終わりに」
お金を貸してほしい、そう兄から頼まれた「宮下栄太」
その代わりとして、”面白い場所”へ連れられて行ってみたところ~。
彼の憧れの存在であったクラスメイト「ゆめ」がいたのでした。
こちらもまたスクール水着です。
ヒロイン「ゆめちゃん」の初登場ページはやたらに可愛らしく。
憧れの存在というのも納得なのですが。
そんな彼女の真実の姿を見せられる、なかなかエグいお話。
一足先に秘密を知っていたお兄ちゃん。
まぁ、そりゃーお金なくなってくのも当然でしょう。
さて、「ゆめちゃん」がなにゆえ、あんな事をしているのか。
これが中盤頃に判明するのですが…「栄太くん」にとって実に残酷なものでした。
あれで、もし的中したら、また大変なことになっていきそうね…。

宮沢穂香
※宮沢穂香

173:「これが私の秘密基地」
川沿いの橋下を秘密基地的に使っていた「吉田」
そこに、1カ月前の雨の日、「宮沢穂香」が雨宿りにやって来て…。
彼女に誘われるまま関係し、それ以後ここで会う度にするようになっていたのでした。
…なるほど……。
ヒロイン「穂香ちゃん」以外に男性は「吉田くん」ほか複数藤條しているのですが。
それぞれが異なるクソっぷりを発揮するという、素晴らしい(笑)作品です。
しかも、最も最低なのが…ねぇ。
最後まで見逃せないですよ。
うーん。
改めて再度見ましたが、「穂香ちゃん」もいい子では…ないな。
詳しくは伏せますが、「翔太」くんとの関係もそう真っ当な段階を経てあーなったのではなさそうだし。
収録のラストがまたこうした漫画というのが凄い。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「暮林あさ美」センでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
正直なところ、ひでるさんはこうした系が得意でないんですけれど。
楽しく(?)読ませていただきました。
スクール水着とかブルマとかいいですねー。
ブログを書くため、改めて再度読み返してみたところ。
…なるほど。
前述しましたが、ラスト位置エピソードの印象を引きずってましたわ。
「ここみちゃん」とか「葉月ちゃん」が良いですね。
幸せになれるよう祈ります。

好きにしていーよ

好きにしていーよ (TENMAコミックス LO) コミック 2021/9/28 暮林 あさ美 (著)


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■Hな妹魔王は孕みたいっ! (沢尻メロウ)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、コメディー
・構成 : 6話+α収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「ああ麗しの妹魔王様if」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「沢尻メロウ(さわじり・めろう)」センセの「Hな妹魔王は孕みたいっ!」です。

冥府の魔王「アナスターシャ」
※冥府の魔王「アナスターシャ」

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
本編は6話、ショートでしたが描き下ろしもありました。
単行本は220ページ超えの結構なボリューム感です。
漫画はファンタジー・ラブコメですね。
そもそも、ヒロインの1人が魔王という時点で、十分にファンタジーなのですが。
舞台はほぼ現代で、バトルものではなく。
いわゆる、剣や魔法でドッカンするようなことはありません。
魔法(魔術?)にてエロい展開に~、といった感じですね。
そんなんがお話にてスパイスとなっていて、良い具合にはっちゃけてました。
↓表紙・タイトルにピン☆と反応した方は、大丈夫だと思います。

強い線での作画。
全体の色付きはしっかりしていて、濃淡も濃い目です。
枠間はだいたい確保されており。
成年漫画では珍しく、上下のスペースも空いていることがありました。
はみ出し、ぶち抜きは多く、全体ではコッテリ気味です。
漫画は擬音や漫符など派手目な表現。
強いパンチ力があります
背景・小物はおおむね良い感じ。
またキャラの表情は良い反面、動きある絵になるとやや固くなり…。
一部のバランス感には、気になるところもありました。
引き絵・小さいコマなどもそうした傾向で弱めです。
人物絵は縦長気味で、輪郭もそうした印象。
長いまつ毛とキラキラ目、迫力のあるスタイルが特徴的。
特に腰から太ももあたりまでは迫力満点です。
ムッチリを堪能できますよ。
カラーでもほぼ変化はないため、判断は↓表紙、特にカット絵もある裏表紙が分かり易いでしょう。

 【 収録話 】 6話収録

005:「ああ麗しの妹魔王様」 6話+α
非常に仲の良い「上原拓弥」・「上原姫子」の兄妹。
実妹ではあるものの、あまりに好き過ぎて、どうしようか困った「拓弥」は…。
黒魔術に頼ることとしたのでした。
無事に魔術は成功。
しかし、冥府の魔王「アナスターシャ」は妹「姫子」の身体に憑依してしまったのです。
ザックリですが、だいたいそんな感じ。

Wヒロインの長編漫画。
あらすじの通り、2人と言っても基本的に同じ体であるため。
スタイルはほぼ変わりません。
ただ、「アナスターシャ」になると、色は反転。
褐色肌で髪色も黒が抜けて、もう別人という容姿になってました。
いちおう、目は完全に別モノ。
あとは八重歯と角ですかね。
なお、ヒロインはメイン2人以外にも登場してましたが、これ以降にて。

妹「上原姫子」
※妹「上原姫子」

切っ掛けとなる1話目。
おそらく…読んだ誰しもが思うだろう事
①妹が好き。
②えっちしたいけど、血縁だ。
③黒魔術でどうにかしよう。

はい、ココですね。
えらくぶっ飛んだ発想が可笑しい。
なお、「拓弥くん」は「アナスターシャさん」が「姫子ちゃん」の身体に憑依して迫ってきた際に…。
とんでもないことになっちまった”、とか言っていたのですが。
…それでは、どうなるイメージを持って黒魔術に頼ったんだろうか。
例えば、召喚された、そのままの姿の魔王とのえっち展開だと、妹とうんぬん~、といった希望とは違っちゃうだろうしなぁ…。
なお、魔術の時に「姫子ちゃん」はちょうどお風呂だったので、こちらではお風呂えっち。
ただし、「アナスターシャさん」は↓表紙のような黒ボンテージ衣装でした。
ちなみに、憑依がまだ不完全ということで、ちょっと「姫子ちゃん」の意識になったりするのですが。
…これはご褒美ですわね(笑)
後半は「姫子ちゃん」とのえっち。
結局こーなるのであれば、特に魔術とか必要なかったかもしれませんが。
まぁ、漫画でも描かれていたように、最後のひと押しとなる切っ掛けですわね。
(※なお、漫画ではなにゆえ「姫子ちゃん」とえっちする必要あるのか、ちゃんと説明あります)

2話目はデート回。
基本的におっぱい丸出しの「アナスターシャさん」なのですが。
こちらでは遊園地デートということで、ちゃんと服着ています。
あの容姿・服装で褐色肌な娘がいたら、さぞ目立つだろうなぁ。
チュロスのシーンでは、魔王らしいファンタジーな描写がありました。
しかし、あーして真正面で見れるというのは、イイよね(笑)
えっちは遊園地での定番である観覧車。
こうした際、他漫画だとバレること少ないのですが、ガッツリ目撃されていましたよ。
後半はやはり「姫子ちゃん」なのですが、まだ観覧車内。
なぜかバニーとエロ制服が混ざったような、妙ちくりんな恰好でした。
彼女の反応を見る限り、「アナスターシャさん」の発想なようですね…。
どこで覚えたのか。
そうした服装とか、勝手にデート始めたことも含めて、ちょっと怒っているのがキュートです。

切っ掛け(1話)、安定(2話)、とくれば、続くのは変化ということで。
3話目は新キャラの登場回になります。
2人の住むマンションのお隣さんは、美人のお姉さん「花さん」がおり。
こうしたファンタジー話なので、故あって彼女にサキュバス「イベリス」が憑依する流れ。
素材(?)となった「花さん」が妹「姫子ちゃん」とは対称的にお姉さん容姿。
…で、下向き角、尻尾という「イベリスさん」な感じが混ざっていました。
「拓弥くん」を捕らえた彼女に対し、「姫子」・「アナスターシャ」らが協力する流れ。
さすが、「姫子ちゃん」はよくお兄ちゃんのこと分かってますね。
なお、オチではツインテール解いたロングヘアの姿が見れます。

朝風景の4話は、着替えシーンから。
肌色でバレバレなのですが、朝から「アナスターシャさん」に変わっていました。
魔ホルモンのバランスとか、色々女の子の身体のフクザツ~~な事情
とのことで。
入れ替わりはそう勝手にできるものではないみたい。
そのため、「アナスターシャさん」が制服に着替えて、学校へ向かうという流れ。
心配になった「拓弥くん」が付いてきたので。
西武鉄道での電車内プレイです。
彼女も普段と違うテンションなので…なかなかイイ感じ
言葉の端に出た単語を知らない「アナスターシャさん」が、「姫子ちゃん」の脳内で調べてる描写は細かくて良いですね。
なお、こちらでは不意に「姫子ちゃん」が覚醒したことで、かなり真っ最中に入れ替わっていました。
これはまた…実にイイ感じ(笑)
途中の変化を見逃さぬように。
後半では、また派手な展開になっていましたよー。

5話はおそらく前話オチから直接続くもの。
学校が舞台です。
故あって「拓弥くん」も学校に。
先の「姫子ちゃん」の”変化”は、こちらでも続いており、授業中プレイとかやってました。
ねぇ、上原さんなんかエッチじゃない?
とか言われてましたが…いや、エロエロですわ。
普通なら気付くかなぁ。
鈍い起動音も聞こえるだろうし。
あんなんだと、角(右だけ)なんて些細なことは誰も突っ込まないですね。
続いて体育祭の練習、ということで体操着。
ブルマですね。
クラス対抗駅弁リレーということで、既に風景からエロい。
背景にて他の男女もやってましたけど…さすがにシテはないのかな。
後半では、ちょっと驚くような展開に。
個人的には最終話だと思っていたので、まだ1話残してのコレはびっくりしました。
「イベリスさん」も出てきますよ。

姫スターシャ
※姫スターシャ

そんな訳で、ラスト6話。
どうなっていくのかは…伏せます。
ぜひ本編にて。
成年漫画、Wヒロインものとして良い結末だったと思います。
冒頭のシーンも良く作用してました。
新キャラも顔を見せてましたよ。
ぜひ「拓弥くん」と会ってほしかったなぁ。
描き下ろし「ああ麗しの妹魔王様if」は3ページ。
本編オチから続いたようなイメージで、エロエロしいです。
(※どんなんか、紹介帯に書かれてます)

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「沢尻メロウ」センセでした。
こちらのブログでは「エロゲー彼女 ~エロカノ~」、「近親痴・漢白書」を紹介してます。
今回は…ふと見たタイトルに釣り上げられました。
魔王で妹なのかー、と。
続いて見た↓表紙にて確定。
やっぱり成年漫画での褐色肌はいいですね。
センセの絵柄ともよく合っていたと思います。


Hな妹魔王


Hな妹魔王は孕みたいっ! (MUJIN COMICS) コミック, 2022/9/1 [アダルト] 沢尻メロウ (著)



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■幼馴染とはラブコメにならない (三簾真也)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、三角関係、学園
・構成 : 8話+おまけ収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・↓表紙ラフ、描き下ろし「おまけ漫画」、
     カバー裏に漫画。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「三簾真也(みす・しんや)」センセの「幼馴染とはラブコメにならない 1巻」です。

幼馴染ラブコメならない・ヒロインズ
※ラブコメならない・ヒロインズ

 【 構成・絵柄 】

収録は2巻以降に続いていく長編。
巻末の予告によると、次はまたかなり攻めていくようでしたが…ここで終わらないっぽいかな。
ただし、そう長々と続けるのは難しそうなので…。
全3巻あたりになるのでは。
ジャンルはラブコメでWヒロイン、三角関係となっているのがポイント。
主要キャラも3名だけ(今の所)なのでとっつき易く。
ならない~、というタイトルとは裏腹に、しっかり・たっぷりラブコメしていました
逆に、他キャラの出番はほぼないので、漫画世界の広がりはなく。
前述したように、長く続く漫画ではないのかなー、と思われました。
2人のヒロインを筆頭に主要キャラは魅力的なため、タイトル・↓表紙などに引っ掛かった人は満足できるだろう仕上がりです。

スッキリとした線での作画。
描き込み・濃淡は過不足なく、色味も丁度良いくらい。
枠間は上下左右を含めてやや広め、たまにはみ出しています。
白比率は結構ありました。
漫画はタイトル通りのラブコメ調で、おおむねコメディーちっく。
表情はコロコロと変化していて、崩し多め
背景や小物は全体と合っていました。
人物画は鼻がしっかり描かれ、比較的顔パーツのデフォルメが控えめ。
黒目がきゅっと目立ってました。
だいたいは漫画調なのですが、ふとしたタイミングでは美人顔にもなってます。
↓表紙などカバー絵は彩色の良さが加わって、実に高い完成度。
だいたいそのままで問題ないのですが、白黒の線画はそこからある程度は動かしやすくなった感じ。
紹介帯のカット絵も含めて判断するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 8話+おまけ収録

「えーゆー」こと「界世之介(さかい・よのすけ)」には幼馴染みが2人。
家が隣の「水萌汐(みなも・しお)」はちょくちょく部屋に侵入してくるお隣さんで、かなり近しい存在。
また、さらにその隣の「火威灯(ひおどし・あかり)」とは、会うと言い争いが始まる間柄でした。
それぞれに好意を持っているものの、微妙な距離感で、タイミングもことごとく外し(外されて)いて。
どちらとも、期待するラブコメのような展開にはなっていかないのでした。
ザックリですが、だいたいそんな感じ。

Wヒロインとのラブコメ漫画。
現代劇で、人物設定などもそう珍しいものではないのですが…。
ド直球、かつセオリーなため、読み易く・刺さり易いだろう仕上がりです
ごく簡単ですが、天然・巨乳の可愛い系、ツンデレ・控えめ(バストね)の美人系、…と、登場するヒロインらは両極端
(※ちなみに髪型もロングで明るめ、ショートで暗め、といった具合)
また、そんなんでいて、可愛い系の「しお」は積極的にスキンシップを仕掛けてくる計算高い面があり。
美人系の「あかり」は逆に照れ屋で”くまさんパンツ”のウブく可愛らしい娘であるなど、普段表に出ないところまで徹底して正反対
おそらく…読み進めるうちになんらかの魅力が読者に刺さり、どっちかの派閥に所属していくことになるのかなぁ。
キャラで牽引していくお話なので、2人とも良い感じにヒロインしてました。

あかり:火威灯
※あかり:火威灯

…さて、男性読者が気になるだろう、サービスカットですが。
たまにパンチラ、くらい。
ソッチ系でよくありがちな、妙なアングルで見える、見えそうみたいなのはありません。
6話での下着姿が1巻での最も大きい露出ですかね。
胸については、「しお」が自らの武器として最大活用していることもあり、ちらほらピックアップされます
ただし、そのものが見えるとか、水着姿、お風呂シーンといった定番なものもありませんでした。
今後描かれたりするかな。
ざっくりとした感覚値では、一般えっち系の3歩手前、くらいです。
直接的なんでなく、シチュエーションを楽しみましょう。

1話目の冒頭は「しおちゃん」のターン。
後々の描写を見る限り、彼女の家は「えーゆー」・「あかり」の間くらいに位置しているようで。
彼女はどっちの部屋にも、直接出没していました。
この直接距離の近さ、という点で「しおちゃん」はかなり大きいアドバンテージを
得ていると思われます。
…現に、漫画開始では彼と抱き合っての登場です。
彼を起こしに来て(窓から)、そのまま一緒に寝ていたようなのでした。
ヤルねぇ。
ちなみに、「えーゆーくん」の家の鍵はキッチリ壊れたままであるという、実に都合の良いラブコメ設定です。
とっとと直しなさいよ…。
なお、冒頭からは「えーゆーくん」視点なのですが、すぐさま「しおちゃん」視点に切り替わり。
いきなり、先ほどの答え合わせがされています。
なるほど、あのパンチラも計算づくなのね…。
無論、スカート丈も調整しているのでしょう。
しかし、お互いに変なまでにをしてるのね。
まぁ異性の幼馴染みでスグのお隣さんだと、下手なことはそう簡単にはできないか…。
(もし独り相撲立った場合、かなり生活し辛くなるわね)
ほぼ「しおちゃん」の独壇場か~といったところで、もう1人の幼馴染み「あかりさん」が登場してます。
そう、この漫画が”ラブコメにならない”のは、どっちか進みかけるともう一方に阻止されるため、なのです。
幼馴染みが2人でなく1人であったならば、おそらく漫画開始前にどっちかとくっついてしまうと思います。
…しかし……1話から「しおちゃん」の巨乳に顔をうずめ、「あかりさん」のバストをガッツリ触り、実に羨ましい限り

2話目は学校での描写。
こちらは「あかりさん」のターン。
前話同様に「えーゆーくん」視点で開始し、続いて彼女の視点に切り替わります。
ああした態度を見せていた彼女の心のうちが面白い。
頭良さそうに見えるんですが、途中の描写(※同じ学校へ進学するため勉強頑張っている)を見る限り、彼のが勉強はできるのかな。
どうしても言い合いになってしまう「あかりさん」
間接キスであれだけ顔を真っ赤にしてる娘が、経験済みである訳ないのですけれど…。
こちらでは、つい対抗してしまう彼女の性格が巧い事作用し、ラブコメっぽい展開になっていました。
まぁ、「しおちゃん」が阻止するんですけどね。
本当にどっちかそこそこ不在だったなら、もう一方と即くっつきそう。

3話冒頭の第三者との会話で失敗するのはお約束ですね。
あの会話微後、「しおちゃん」の行動が凄い。
あれは…2人がどう言おうとも、周囲は付き合ってるって思うだろうなぁ。
ちなみにクラス分けでは、家と違って「あかりさん」が彼と同じクラスなようでした。
そんな訳で中盤から「あかりさん」も加わり、トンデモなシチュエーションになっていきます。
すげえ。
ざっと見「えーゆーくん」は他女子にモテるような雰囲気はないので…。
男子はどーでもいいとして、ほか女子らはそれぞれ近しい方を応援してたりするのかな。
キャーキャー恋バナ(エロいやつ)とかしてそう。

4話は満員のバス内で「しおちゃん」の単独エピソード。
「えーゆーくん」と鉢合わせたのは偶然なようなのですが。
彼女の着る服は肌が透けているようで、おそらく間近で見たら結構なエロス感だと思われます。
なお、視点はずっと「えーゆーくん」です。
続く5話目は帰宅中の突然な雨で、「あかりさん」の単独エピソード。
冒頭での、往来(神社境内かな)でパンスト脱ぐってシチュエーションは…エロくていいわね。
しかも、あーして立ったまま脱ごうとしてるやつ。
コレ漫画なので、「えーゆーくん」に気付いて慌てたことで、すっ転んでパンツ丸出しになっていましたが(笑)
前話と違い、こちらでは視点が目まぐるしく変わっていて、面白いです。
ツンデレだなぁ。

さて、前述したように1巻での最大露出シーンのある6話。
こちらは、「しお」・「あかり」の直接対決~というか、女子2人きりだとどんな風景か、という注目エピソード。
「あかりさん」の部屋にも直接仕掛けている「しおちゃん」
うん、やっぱり彼女が最も優位な立ち位置にいるのではなかろうか。
しかし、「あかりさん」は…なんというか、実に分かり易い娘ね。

しお:水萌汐
※しお:水萌汐

続く7話は「えーゆーくん」をピックアップした回。
コッソリ秘密な買い物の帰り道、「しお」・「あかり」に鉢合わせしてしまうという、流れです。
家の位置がため、帰るとなると当然ながら同じ道。
「えーゆーくん」が妙な反応を見せたため、Wヒロインが結託しておりました。
さすがに女子2人も幼馴染みなため、良いコンビネーションです。
このカタイの!」とかなんとか、変な妄想が活発化されますね。
そちらは、収録のラスト8話にも繋がっていて。
アレコレ仕掛けくる「しおちゃん」の秘密が判明しています。
なるほどなー。
なお、こちらでの後半の展開は、これまであまりパっとしていなかった「えーゆーくん」の格好良い面が描かれていました。
なるほど、ああした所がため、2人から好かれてるのか。
なお、誰しもが思うだろう疑問
名前「界世之介」で、なにゆえあだ名が「えーゆー」なのか。
その由来は…検索したところ、まだ内緒、だって。
こちらでの出来事とか、そういったものの積み重ねなのかしら。
描き下ろしは8ページ。
雨の学校、3人でしりとりをしている、というシチュエーションでした。
帰り損ねたのか、教室に他の人影はなく。
イチャイチャしてました(笑)
「あかりさん」が面白い。
難儀な娘だなぁ…。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「三簾真也」センセでした。
既に一般系で活躍されていて…。
こちらが7冊目くらいになるのかな。
ひでるさんは今回が初見になります。
…はい。
↓表紙の「しおちゃん」に見事釣り上げられました。
センセ、表紙とかお上手ですね。
なお、裏表紙はWヒロインが揃っているのですが、紹介帯があるとちょうど顔だけしか見えないんですよね。
でね、それ外してみると。
描かれているのは2人のバストアップ画(制服姿)なんですが、視線を顔からつつつ…と下に
いやー、顔(雰囲気も)とバッチリ合ったバストサイズが眩しい。(※どっちも)

こう見ると、今後どっちを支持していきたいか、心の中がスッキリすると思います(笑)
…たぶん。



ならない1


幼馴染とはラブコメにならない(1) (KCデラックス) コミック 2022/8/9 三簾 真也 (著)




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