■あなとも (石川シスケ)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、メイド、むちむち
・構成 : 短編×12話
(うち「坊ちゃんシリーズ」×2、「人格転移の夜」×3)
・おまけ: カバー裏にあとがき、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「石川シスケ(いしかわ・しすけ )」センセの「あなとも」です。
※メイドさんたち
【 構成・絵柄 】
収録は連続話とシリーズものが1つずつ、その他は短編での構成。
連続話は3話ほどのストーリー。
ちゃんと繋がりつつ、それぞれ別カップルがピックアップされているという秀作です。
シリーズものも、軽く連続したお話。
別単行本からのゲスト出演もありました。(※顔見せ程度なので、知らなくても楽しめます)
その他短編なども含め、概ねラブコメ系な作品群。
収録のうち、後半の3話はブラック話だったり、コメディー感のないものだったりしています。
振り切れ度合はそう強くありませんでしたが…。
やはり多少、読み手は選ぶと思います。
個人的な感覚で、連続話を筆頭に全体そう悪くはないものの。
短編など、もうひとパンチ欲しい気もしました。
クッキリと強さある線での作画。
白比率あり、全体の色づきは普通くらいだと思いますが。
非常に黒色が強く、描き込みもあるため画面は黒々としています。
たとえお話が軽くとも、暗さ・重さを感じる原稿。
ブラックに落ちていきそうな雰囲気ありますね。
小コマなど、たまにあっさりとしたものが見られるものの。
背景や小物は比較的いい感じ。
人物絵は深い黒の大きな目と幅広な輪郭。
縦でなく横という感じで、ふっくらとした肉付き。
むちむちとしたスタイルです。
漫画らしく可愛くまとまっていました。
特にツリ目なヒロインは魅力的。
判断については↓表紙などでも良いのですが。
紹介帯のカット絵が見易いと思います。
【 収録話 】 12話収録
003:「坊ちゃんはきかん坊」
021:「坊ちゃん争奪戦」
普段からサボりがちだったメイド。
坊ちゃんの我儘で、彼付きのメイドが次々に辞めてしまうため。
ついに彼女が専属にされてしまったのでした。
概ねそんな導入部。
坊ちゃんとメイドさんらとのエピソード。
「不愛想なブス」と評されていた彼女が、うっかり単独プレイを目撃してしまったことが切っ掛け。
メイドなのだから、ノックくらいしなさいよ。
熟練者な彼女が、辞める前にうっぷん晴らしするような展開。
…なのですが。
意外にも可愛らしいオチに注目です。
なお、途中にちらと顔を見せていたのは、「キツデレ」に収録の短編「おしおきされたい」でのキャラでした。
同じ屋敷だったんだ…。
2話目「坊ちゃん争奪戦」はその後のエピソード。
専属メイドさんはその後も辞めることなく。
頻繁に坊ちゃんとえっちするように間柄となっており。
玉の輿を狙っていた、ほかメイドらは負けじとご奉仕するのでした。
前話の彼女はゲスト出演。
もう少し幼く可愛らしい雰囲気のメイド3名が登場しております。
リーダー格であった彼女はいざという時に怖気づいてしまうのですが、取りまく2名のが積極的。
慣れてましたよ。
こちらのオチでは、なにげに坊ちゃんの株が上がったりしてます。
※左:伊達くんの奥様、右:永井ちゃん
035:「人格転移の夜」 3話
偶然、同じマンションに住んでいることが判明した同級生4名。
そんな訳で、久しぶりに皆集まって飲み会をしたところ…「瀬沼」・「早川」・「伊達」ら3名は既に結婚していたのですが。
「成田」だけはまだ相手がおらず。
悔しさ・羨ましさ入り混じりつつ、彼らの妻の痴態を妄想していたところ…。
”強いヤリたい願望”が奇跡を起こしていくのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
3話の連続モノで、それぞれ3家庭の夫婦生活を垣間見るというもの。
それぞれのカップル模様が面白いです。
ああしたオチで、因果応報と言えるのかもしれませんが…。
なんだか「成田くん」が可哀そうでもあったので。
あの後に女性と出会えたりしていて、彼にも救いがあればいいなぁ、とか思いました。
1話目は元ヤン妻な瀬沼家。
ああした娘が、外観とは違って可愛らしい~というのはセオリーなのですが。
やっぱりいいもんですわね。
これを切っ掛けに、2人の仲はより深まったのではないかな。
画像はあるものの…。
2話目は穏やか妻「まゆみ」の早川家。
前話とは異なり、ああした外面がいかにもいい娘さんは…ねぇ。
「早川くん」の性癖がため、オチでは軽くトンデモな目に遭っていました。
3話目はロリ妻な伊達家。
元教え子と結婚とか…どこの漫画だ。
羨ましい。
先の2話はギャップに苦しんでおりましたが、彼女は別。
さすが最終話を飾る(笑)だけあって、期待通りなヒロインであり、えっち展開でした。
083:「深夜のおとも」
SNSで知り合った、深夜ラジオ好きな2人。
オフ会で出会ってから、よく2人してラジオを聞くような間柄となっていたのです。
こちらはカップル成立話。
まぁ、ああして頻繁に部屋へ行き来できるということは。
切っ掛け待ちみたいな感じですかね。
ヒロインからの、「一応、買ってあるけど……」の台詞が素敵。
あれは、有り難い(笑)
…というか、アンタもマナーとして用意くらいしときなさいよ。
初々しくて楽しい。
099:「夜回りセッ…」
いわゆる、”夜回りしている”教育者~なエピソード。
塾講師ですね。
こちらでは、援交する相手に声を掛けて偶然それを阻止してしまっており。
持て余した女性から、えっち誘われるというもの。
「うっわ、超ヤル気じゃん」のコマが好き。
オチあーで、読後感は非常に良いのですが…。
これ現実ならば、写真撮られたりしていて、脅迫されるとか…。
そんなイメージしかわかないな。
115:「おともだち」
やや天然な幼馴染み「永井」
しかし、ちょっとしたやり取りから、彼女の想像外の姿を知ってしまい。
そのショックの強さから、彼女に好意を持っていることに気付いたのでした。
ヤっちゃってるのは間違いない、ですよね。
慣れてたし。
(※爽やかラブコメならば、誤解としてオチで解ける筈)
ただし、彼女が妙なところへ行きつく前に止められたのは良かったか。
あの容姿でむちむちしたスタイルはいいなぁ。
131:「のろい」
帰宅コースにある神社。
そこから妙な音が聞こえ、ふと見たところ。
丑の刻参りをしていた女の子と鉢合わせてしまったのでした。
どーでもいいですが。
いかに可愛らしい女の子とはいえ、ああした相手を部屋に泊めるのは…やや常識を疑いたくなる感じ。
肝が据わってるなぁ。
普通ならば逃げ出すところだと思います。
(…あ、でも、それでも付いてきたり、先回りとかされたら…漏らすくらいのレベルで怖いぞ)
ああした際のおっぱいは強い。
前述したセンセの絵の濃さが、巧いスパイスとなっていて、オモシロこわい1話となっています。
最終ページがまた、色々な意味で怖い。
※丑の刻参りをしていた女の子
147:「一本不満足」
163:「君はおもちゃ」
収録のうち、この2話はブラック色の強いエピソードです。
パート先の同僚男子「成田」から飲み会に誘われた人妻「吉野」
しかし、彼の部屋にはその友人らがおり…という展開が前者「一本不満足」
あれ、こっちも「成田くん」なのね。
前半の作品中での台詞が全てでしょう。
店飲みとかならばまぁ、いいのだろうけど…。
部屋となってしまえば、何があっても不思議ではないですからね。
オチもこうした漫画らしいブラックさ。
いかにも成年漫画的なものだと思います。。
なぜか主人公と付き合ってくれた「倉田」さん。
”男に冷たい”
そうした所が見える彼女は、事実自分ともさして会話もせぬままえっちだけという関係なのでした。
そんなんが後者「君はおもちゃ」
概ねタイトル通りなのですが、冒頭のくだりからすればあの中盤は実に意外な展開。
ああしたオチはちらほら見られるパターンだと思います。
振り切れ感が強く、こちらもまた成年漫画な作品。
キャラのどっちも理解し難いですよ。
179:「訪問」
漫画家(?)の男性アパートへ、入学したての制服を見せにきたヒロイン、というエピソード。
ショートカットの可愛らしい娘さんです。
えっちにも慣れたカップルなのですが、その関係はオチで判明します。
”これで…最後だ…”の文言もあり、概ね想像はつくと思いますが。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「石川シスケ」センセでした。
こちらのブログでは「みだらなけもの」、「キツデレ」、「好きなんだけど」などを紹介しています。
今回の単行本でひと区切りな5冊目でした。
紹介帯に冊数が書かれてるのは、なかなか珍しい。
初めて見たかも。
これは、センセの人気がためなのかなぁ。
あなとも (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミックス - アダルト, 2019/6/15
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、メイド、むちむち
・構成 : 短編×12話
(うち「坊ちゃんシリーズ」×2、「人格転移の夜」×3)
・おまけ: カバー裏にあとがき、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「石川シスケ(いしかわ・しすけ )」センセの「あなとも」です。
※メイドさんたち
【 構成・絵柄 】
収録は連続話とシリーズものが1つずつ、その他は短編での構成。
連続話は3話ほどのストーリー。
ちゃんと繋がりつつ、それぞれ別カップルがピックアップされているという秀作です。
シリーズものも、軽く連続したお話。
別単行本からのゲスト出演もありました。(※顔見せ程度なので、知らなくても楽しめます)
その他短編なども含め、概ねラブコメ系な作品群。
収録のうち、後半の3話はブラック話だったり、コメディー感のないものだったりしています。
振り切れ度合はそう強くありませんでしたが…。
やはり多少、読み手は選ぶと思います。
個人的な感覚で、連続話を筆頭に全体そう悪くはないものの。
短編など、もうひとパンチ欲しい気もしました。
クッキリと強さある線での作画。
白比率あり、全体の色づきは普通くらいだと思いますが。
非常に黒色が強く、描き込みもあるため画面は黒々としています。
たとえお話が軽くとも、暗さ・重さを感じる原稿。
ブラックに落ちていきそうな雰囲気ありますね。
小コマなど、たまにあっさりとしたものが見られるものの。
背景や小物は比較的いい感じ。
人物絵は深い黒の大きな目と幅広な輪郭。
縦でなく横という感じで、ふっくらとした肉付き。
むちむちとしたスタイルです。
漫画らしく可愛くまとまっていました。
特にツリ目なヒロインは魅力的。
判断については↓表紙などでも良いのですが。
紹介帯のカット絵が見易いと思います。
【 収録話 】 12話収録
003:「坊ちゃんはきかん坊」
021:「坊ちゃん争奪戦」
普段からサボりがちだったメイド。
坊ちゃんの我儘で、彼付きのメイドが次々に辞めてしまうため。
ついに彼女が専属にされてしまったのでした。
概ねそんな導入部。
坊ちゃんとメイドさんらとのエピソード。
「不愛想なブス」と評されていた彼女が、うっかり単独プレイを目撃してしまったことが切っ掛け。
メイドなのだから、ノックくらいしなさいよ。
熟練者な彼女が、辞める前にうっぷん晴らしするような展開。
…なのですが。
意外にも可愛らしいオチに注目です。
なお、途中にちらと顔を見せていたのは、「キツデレ」に収録の短編「おしおきされたい」でのキャラでした。
同じ屋敷だったんだ…。
2話目「坊ちゃん争奪戦」はその後のエピソード。
専属メイドさんはその後も辞めることなく。
頻繁に坊ちゃんとえっちするように間柄となっており。
玉の輿を狙っていた、ほかメイドらは負けじとご奉仕するのでした。
前話の彼女はゲスト出演。
もう少し幼く可愛らしい雰囲気のメイド3名が登場しております。
リーダー格であった彼女はいざという時に怖気づいてしまうのですが、取りまく2名のが積極的。
慣れてましたよ。
こちらのオチでは、なにげに坊ちゃんの株が上がったりしてます。
※左:伊達くんの奥様、右:永井ちゃん
035:「人格転移の夜」 3話
偶然、同じマンションに住んでいることが判明した同級生4名。
そんな訳で、久しぶりに皆集まって飲み会をしたところ…「瀬沼」・「早川」・「伊達」ら3名は既に結婚していたのですが。
「成田」だけはまだ相手がおらず。
悔しさ・羨ましさ入り混じりつつ、彼らの妻の痴態を妄想していたところ…。
”強いヤリたい願望”が奇跡を起こしていくのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
3話の連続モノで、それぞれ3家庭の夫婦生活を垣間見るというもの。
それぞれのカップル模様が面白いです。
ああしたオチで、因果応報と言えるのかもしれませんが…。
なんだか「成田くん」が可哀そうでもあったので。
あの後に女性と出会えたりしていて、彼にも救いがあればいいなぁ、とか思いました。
1話目は元ヤン妻な瀬沼家。
ああした娘が、外観とは違って可愛らしい~というのはセオリーなのですが。
やっぱりいいもんですわね。
これを切っ掛けに、2人の仲はより深まったのではないかな。
画像はあるものの…。
2話目は穏やか妻「まゆみ」の早川家。
前話とは異なり、ああした外面がいかにもいい娘さんは…ねぇ。
「早川くん」の性癖がため、オチでは軽くトンデモな目に遭っていました。
3話目はロリ妻な伊達家。
元教え子と結婚とか…どこの漫画だ。
羨ましい。
先の2話はギャップに苦しんでおりましたが、彼女は別。
さすが最終話を飾る(笑)だけあって、期待通りなヒロインであり、えっち展開でした。
083:「深夜のおとも」
SNSで知り合った、深夜ラジオ好きな2人。
オフ会で出会ってから、よく2人してラジオを聞くような間柄となっていたのです。
こちらはカップル成立話。
まぁ、ああして頻繁に部屋へ行き来できるということは。
切っ掛け待ちみたいな感じですかね。
ヒロインからの、「一応、買ってあるけど……」の台詞が素敵。
あれは、有り難い(笑)
…というか、アンタもマナーとして用意くらいしときなさいよ。
初々しくて楽しい。
099:「夜回りセッ…」
いわゆる、”夜回りしている”教育者~なエピソード。
塾講師ですね。
こちらでは、援交する相手に声を掛けて偶然それを阻止してしまっており。
持て余した女性から、えっち誘われるというもの。
「うっわ、超ヤル気じゃん」のコマが好き。
オチあーで、読後感は非常に良いのですが…。
これ現実ならば、写真撮られたりしていて、脅迫されるとか…。
そんなイメージしかわかないな。
115:「おともだち」
やや天然な幼馴染み「永井」
しかし、ちょっとしたやり取りから、彼女の想像外の姿を知ってしまい。
そのショックの強さから、彼女に好意を持っていることに気付いたのでした。
ヤっちゃってるのは間違いない、ですよね。
慣れてたし。
(※爽やかラブコメならば、誤解としてオチで解ける筈)
ただし、彼女が妙なところへ行きつく前に止められたのは良かったか。
あの容姿でむちむちしたスタイルはいいなぁ。
131:「のろい」
帰宅コースにある神社。
そこから妙な音が聞こえ、ふと見たところ。
丑の刻参りをしていた女の子と鉢合わせてしまったのでした。
どーでもいいですが。
いかに可愛らしい女の子とはいえ、ああした相手を部屋に泊めるのは…やや常識を疑いたくなる感じ。
肝が据わってるなぁ。
普通ならば逃げ出すところだと思います。
(…あ、でも、それでも付いてきたり、先回りとかされたら…漏らすくらいのレベルで怖いぞ)
ああした際のおっぱいは強い。
前述したセンセの絵の濃さが、巧いスパイスとなっていて、オモシロこわい1話となっています。
最終ページがまた、色々な意味で怖い。
※丑の刻参りをしていた女の子
147:「一本不満足」
163:「君はおもちゃ」
収録のうち、この2話はブラック色の強いエピソードです。
パート先の同僚男子「成田」から飲み会に誘われた人妻「吉野」
しかし、彼の部屋にはその友人らがおり…という展開が前者「一本不満足」
あれ、こっちも「成田くん」なのね。
前半の作品中での台詞が全てでしょう。
店飲みとかならばまぁ、いいのだろうけど…。
部屋となってしまえば、何があっても不思議ではないですからね。
オチもこうした漫画らしいブラックさ。
いかにも成年漫画的なものだと思います。。
なぜか主人公と付き合ってくれた「倉田」さん。
”男に冷たい”
そうした所が見える彼女は、事実自分ともさして会話もせぬままえっちだけという関係なのでした。
そんなんが後者「君はおもちゃ」
概ねタイトル通りなのですが、冒頭のくだりからすればあの中盤は実に意外な展開。
ああしたオチはちらほら見られるパターンだと思います。
振り切れ感が強く、こちらもまた成年漫画な作品。
キャラのどっちも理解し難いですよ。
179:「訪問」
漫画家(?)の男性アパートへ、入学したての制服を見せにきたヒロイン、というエピソード。
ショートカットの可愛らしい娘さんです。
えっちにも慣れたカップルなのですが、その関係はオチで判明します。
”これで…最後だ…”の文言もあり、概ね想像はつくと思いますが。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「石川シスケ」センセでした。
こちらのブログでは「みだらなけもの」、「キツデレ」、「好きなんだけど」などを紹介しています。
今回の単行本でひと区切りな5冊目でした。
紹介帯に冊数が書かれてるのは、なかなか珍しい。
初めて見たかも。
これは、センセの人気がためなのかなぁ。
あなとも (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミックス - アダルト, 2019/6/15
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