■魅悪ちる先生の誘惑 (雲呑めお)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、漫画家、
・構成 : 8話収録(うち「魅悪ちる先生シリーズ」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雲呑めお(わんたん・めお)」センセの「魅悪ちる先生の誘惑」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録8話のうち、表題作は1つ。
タイトル異なる続編、シリーズものがあって、合計は3話。
そのほか5話が短編になってます。
ジャンルはラブコメ。
ああした、明るいカバーから察せられるとおり。
基本的に、ブラックには流れていきません。
だからと言って、甘いだけでもなく。
ちょっと変な娘とか居たりしていて、それなりの毒も感じました。
おまけは、あとがき、カバー裏の別絵など。
カバー裏にはコメントも添えられていて、また楽しめます。
※編集者「瀬名優美」
★★絵柄について ★★★
ふわりとした、味のあるさっぱり線。
濃淡はちょうど良いくらい。
枠間はだいたい確保されていて、細かめなコマ割り。
よく収まっている方だと思います。
原稿は賑やかで、乱れ・崩れもなく丁寧。
わちゃわちゃしていても、見易く仕上がっていました。
広い輪郭に線の鼻。
目には透明感あって、大きめ。
ただ、各顔パーツは輪郭と比較して、そう過剰なサイズでなく。
絶妙なバランス感がありました。
そんなんはスタイルも同様。
むちっと綺麗なものです。
また、あとがきに"背景アシスタント"という記述があり…。
それがためか、背景絵は非常に良く描かれていて、人物比の違和感もなく。
小物も含めて、漫画の説得力が増していました。
擬音・漫符は様々変化していて。
それ自体で、動きを感じられるものです。
よく動いて、表情も良く、台詞と合致したもの。
ちらほらあるコメディー崩しもイイ感じでした。
今回カバーでは、背景が原稿のカット絵になっていたため。
そちらが判断の助けになるでしょう。
基本的には、カラー・白黒にてそう変化はないと思います。
★★収録話について ★★★ 8話収録
003:「魅悪ちる先生の暴走」
027:「魅悪ちる先生の逆境」
053:「瀬名さんは満たされたい」
デビュー1年目の新人エロ漫画家「魅悪ちる」
ヘビマガジンの編集者「南」を好いていたものの、彼にそうした雰囲気がなく。
取材という建前でホテルに誘ったのでした。
だいたいそんなお話。
可愛らしいエロ漫画家「ちる先生」を主人公としたシリーズ。
なお3話目は、「南くん」と同期入社の「瀬名優美」を主人公にしたスピンオフです。
単行本表題になっているだけのことはある、良い設定・キャラ群。
漫画家さんの漫画家マンガ(ややこしいですね)というのは、どちらも面白いですね。
特にえっち系は、完成度高い印象しかないのですが。
こちらも同様。
シリーズ3話で終わるの非常にもったいないので、ぜひシリーズ続けて欲しいです。
ふわふわ可愛らしい「ちる先生」
個人的には…カバーなどのカラーイラスト4枚(表紙・前後折り返し・もくじ)より、カバー裏のありがとうございます、な絵が最も好き。
本気で、スマホ背景にして眺めていたいくらい。
初えっちの1話目。
好みな相手に、積極的な「ちる先生」がキュートでした。
なんでこんな娘がエロいの描いてるんだろう。
一方、イケメンな編集者「南くん」は、冷静な物腰の優秀な男性。
寸前での台詞は格好良かったです。
まぁそんなん、「ちる先生」は逆に撃墜されちゃうんでしょうけど。
惚れるわね。
それっきり以来で彼に会う2話目。
3話目で主役となる、編集者「瀬名さん」が登場します。
これまで、ロリっとした「ちる先生」を見続けていたためか…。
妙なくらいに美人に見えますね(笑)
メインカップルを脅かす、お邪魔虫っぽい立ち位置です。
「南くん」は…、もうちょっと抵抗して欲しかった。
(※漫画表現がため、ここは仕方ない部分もあるんでしょうけれど)
紹介帯にもなっていた名言、
「私の一途さ、ナメないでください…」
~は、こちらで登場しています。
実に良い流れでした。
個人的には、前半のぽやぽや酔った「ちる先生」が可愛かったです。
2人にはまたどちらかへ取材に出て欲しい。
仕事・プライベートどちらも充実していた編集者「瀬名優美」
しかし、最近は…いまいち楽しめなくなっていたのでした。
そうした頃、元後輩の「夏目彰」から連絡があり、久しぶりに会うこととなったのです。
3話目は「瀬名さん」主役。
ちらほら差し込まれる、学生時代の過去風景が素敵。
引きずる「夏目くん」も納得といった感じでした。
漫画世界での時間は…2話後なのかな?
そうすると、「瀬名さん」が彼に惹かれるのも納得なのですが。
プライベートで頻繁にハプニングバーへ出入りしていたような、エロ漫画編集者ですよね?
この瞬間はいいとしても、後々付き合っていくに、彼には荷が勝ち過ぎるんではなかろうか…。
とか、余計な心配をしました。
なお、職場シーンにて、ちらと「南くん」がゲスト出演してます。
079:「星乃エリはギリギリ」
偏差値ほどほどのお嬢様・お坊ちゃま学校に通っていた「星乃エリ」
しかし、彼女の家はごく一般家庭。
見栄を張って、そこではお嬢様を演じていたのですが…。
同クラスで正体を知る「東宗吾」は、堂々と平民宣言をしていたのです。
あれは、なかなかのターニングポイント。
もし、あそこで声をかけられていなかったなら…。
あるいは、後の「エリちゃん」の人生はトンデモなこととなっていたかもしれません。
ああした彼女に、「宗吾くん」は頑張っていたと思います。
どうにか、目を覚ますことができて何よりでした。
「エリちゃん」言ってたように、制服が可愛かったので、その姿でのえっちを視たかった。
なお、カラー中扉は制服姿です。
113:「おともだち」
同じクラス委員の「伏見涼」に告白した「藤森乃々佳」
しかし、ばっさり断られてしまい。
よくよく聞いてみたところ、彼は幼馴染み「竹田亞子」と体の関係を続けていたことを知ったのです。
あのですね。
えっち続けようとしている「亞子ちゃん」と、そんな彼女にずるずる従っている「涼くん」
こりゃ、ダメでしょ。
成年漫画がため、こーした展開になっていたものの。
後に、付き合えたとして…。
「涼くん」は、また「亞子ちゃん」に言われるまま、流されていくんだろうなぁ。
彼の言動にはイラっとしてましたが、あらためて2周目見てみると…。
冒頭でしっかり断ってますね。
深入りしたからいけないか。
139:「アトリエ」
各学科・学年ごとに、しっかりとした設備のアトリエがある美大。
頻繁にそこで泊まり込み、課題を勧めていた「大牧陽」
同様によく泊まっていた「春田心」がやって来たのでした。
大学生カップルの成立漫画。
部屋をホテル代わりにしているバカップルと、結果同じことをしてしまう流れが面白い。
単にタイミングの違いだけで、彼らも同じようなんではないのかなぁ。
たっぷり意識し合っている、「大牧」・「春田」のえっち前までのやり取りがイイ感じ。
ちょっと時間経過した後に、わざわざ話を戻していた「春田さん」
察して、しっかり受け取った「大牧くん」は偉い。
彼女の初々しい反応がキュートでした。
なお、あとがき背景は「春田さん」で…厚着だか、薄着だか、といったオモシロイ恰好です。
※左:新人エロ漫画家「魅悪ちる」、右:美大生「春田心」
163:「火照り合い」
「楓真(ふうま)」と夏祭りに出かけた「珠花(みはな)」
せっかくの浴衣に反応は薄く…。
また、妙なタイミングから野外乱交現場に遭遇してしまい。
なんとも、気まずくなってしまったのでした。
成年漫画の定番、夏祭りネタ。
「な、なんか食べるか!」から、チョコバナナをチョイスする流れが楽しい。
わはははは。
じわじわ高まったものが、ぱーんと発散されるえっち展開が秀逸でした。
花火の場所取りとか、さらに夜店回るとかでなく…。
ちゃんと彼女・空気を読んで、ああした提案をしていた「楓真くん」は偉い。
浴衣はここで褒めてもらえてましたねー。
男子なんて、そんなもんですよ。
なお、正確なところは不明ですが。
「珠花ちゃん」はショーツ着けてましたが、ブラ未着用なようでした。
183:「秘湯」
就活に失敗し、動画編集者となった「アヤト(綾人)」
しかし、そのセンスもなかったのか、現在の評価はイマイチで…。
今回のネタ、"登山コースを外れてみた"をやっていたところ、電波は届かなくなり…。
遭難してしまったのでした。
さ迷っていた際に、ふと足を滑らせて落下した先には…温泉があったのです。
だいたいそんなお話。
その温泉には、「温泉の精霊r”泉音(いずね)”」、という女性がおり。
前に布をたらかしている程度の、かなりセクシーな恰好していました。
そうした、精霊な彼女とのえっち展開。
まぁ、怪我なく、遭難にもならず、良かったわね。
再度会うべく、山に戻りますか。
★★リンクほか ★★★
魅悪ちる先生の誘惑 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック , 2024/12/13 [アダルト] 雲呑めお (著)
(※現在アマゾン登録なし25/1/03)
「おかえり」
「ごちそうさま」
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト
■サレタガリ (ワカメさん)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●〇〇〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、巨乳
・構成 : 短編×11話。
・おまけ: カバー裏にあとがき、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ワカメさん」センセの「サレタガリ」です。
※サト姉
【 構成・絵柄 】
収録作品は全て短編での構成。
様々なお話が並んでおりました。
どちらの作品も基本的には真っ暗でなく、読み易い仕上がり。
ただし、ブラックな色はちらほら見え。
ラブコメっぽいお話と共に、無理やりに事が進む的なものもありました。
前後左右に振れ幅が大きくあるので、どちらか難しそうな方はちょっと考えた方がいいかも。
いちおう、黒い漫画でもそれをメインとしたものよりはだいぶ柔らか表現なので。
ある程度の耐性があれば、そう問題ではないと思います。
また、逆にラブコメのくくりに入りそうな作品も、そうラブラブ・コメコメとはしていなく。
そっちに期待し過ぎるのも、やや違うと感じるでしょう。
登場するヒロイン群も、コスプレな人妻に水着女子さらに巫女、ほかにも山に住む娘からサキュバス、セクサロイドとお話し同様にたくさん。
どちらか刺さる娘がいればいいですね。
やや太目で強い線での作画。
描き込みに細かさあり、全体の色づきはあって色彩も濃い目です。
枠間は確保されているものの、コマ割りは結構小さく多く。
原稿はコッテリ気味な仕上がりです。
賑やかですが全体安定していて目立つ乱れもないため、見辛さは感じません。
多少バランスに気になるところありますが、些細な程度でした。
幅広な輪郭で頬が大き目、ふっくらスタイルな人物絵。
年齢問わず漫画らしい可愛さがあります。
むちむちした肉付きが良いです。
カラーはまたその良さがあるものの、判断は概ねそちらで問題ないでしょう。
【 収録話 】 11話収録
001:「サレタガリ」
「亮」と付き合っている「結美」
しかし、彼の性癖がためえっちは巧くいかず。
友人「敦」に頼んでみることとなったのでした。
こちらが表題作。
タイトル通りな展開です。
三つ編みで大人しそうな「結美ちゃん」が可愛い。
↓表紙もそうですね。
ああした娘から「~平気…だよ?」みたいな事言われると盛り上がりますね。
撮影しながらのえっちが厳しいかなぁ。
もの凄く何かを言わんとしているようなオチが非常に良かったです。
017:「ヤリカエシ」
幼馴染みの「ひろこ」・「ケンジロー」
やたら距離感の近い「ひろこ」に振り回される日々でしたが…。
部屋にやって来ていた彼女は、えっちな事を仕掛けてきたのです。
水泳部ということで、競泳水着姿。
うん、回想にあったそのまま、ちらほらしたアピールが効果なかったのでいい加減直接やってしまえって感じかな。
「ひろこさん」は日焼け跡眩しい、活発なスポーツお姉さんという感じ。
それぞれのキャラとか造形良く、色々なシチュエーションが見たくなる2人でした。
とりあえず、こー決意する前の「ひろこさん」がどんなだったか、彼女視点で見てみたいなぁ。
収録ではもっともラブコメしている作品です。
※左:ひろこ、右:華
033:「美しさのカタチ」
憧れる先輩「美星」からモデルを依頼された「木原」
妙な噂もある彼でしたが、普通にモデルのお仕事であり。
また、2人きりと思われたそこには、多くのアシスタントもいたのでした。
成年漫画でモデルであれば、えっちされるのがセオリー。
こちらが独特なのは、描く「木原」はあくまでもキャンパス前から動くことなく。
もっぱら、アシスタントらとの複数プレイでした。
…そういう性癖?
最中も普通に絵を描き続けていて、なんだか得体知れない感じでした。
おそらくいずれ発表していくのでしょうけど、どんな作品描いてるんだろう。
049:「NTRチューバー」
過激な動画配信で人気の「ピラチン」
彼のファンだった娘「憧子」の助手応募が当たり、出演することとなったところ。
母「優子」との打ち合わせで、彼女にも出演が依頼されたのでした。
いかにも今風な作品。
ヒロインは娘さんでなく、「優子さん」
若い雰囲気で、コスプレもよくお似合いでした。
衣装の露出っぶりに驚いていましたが。
まぁ、着る前に分かるわね…。
(変形バニーガールのような雰囲気)
065:「ふるさとのせい」
地元の”ふるさとせいかつ応援サービス”を頼んだ漫画家「ナオキ」
やってきたのは、昔馴染みの「サト姉」だったのです。
スーツ姿で黒下着な「サト姉」がエロい。
このサービス、ってのはなかなか凶悪なシステム。
漫画ではああしたオチになっていて、まぁいいか的な空気でしたけれど…。
(※逆に言えば、派遣できる女性陣さえ確保していれば、目的を果たすに効果的かも)
081:「雪が溶けたら」
ビックフット伝説を追い、雪山に入っていた「ノボル」
しかし、仲間とはぐれ1人遭難していた彼は…という流れ。
使命のため現地に住んでいた「スー」とのえっち展開。
カタコト喋りなキャラですね。
もともとの性格か、山を守るためか、人と接し方が分かっていないのか…態度が急変する様が楽しい。
ちなみに…彼女はあの雪山でへそ出し状態なまま闊歩してたのかな。
097:「華ヒラク」
神社の娘「華」と馴染みの「勇太」
よく親しいやり取りをしていた彼女なのですが。
盗み見た”神事”は驚くべき内容だったのです。
田舎の慣習みたいなエピソード。
まぁ、びっくりするでしょうねー。
覗きが露見した「勇太くん」も参加させられる流れ。
ああして秘密を知った上でのラストが秀逸でした。
113:「ワタシポンコツセクサロイド」
人間とアンドロイドが共存する世界。
セクサロイド「エリカ」は購入後の主人とのやり取りを学習した結果、怠惰に日々をだらだら過ごすようになっていたのでした。
こうしたキャラで、出来損ない、ドジであるというのはちらほら見かけますが。
当人の仕様は変わらず、学習した結果だらだら過ごすというのは新鮮。
面白いキャラだと思います。
膨らませれば、一般連載とかできそう。
ジャージ姿ってのがまた駄目っぷりを強調していて良いですねー。
そんなんなので、廃棄だと言い出した彼に高性能なままだというえっち機能を見せつける流れ。
前半あんなでしたが、後半はちょっといい感じの雰囲気で良かったのですが。
またオチでキッチリ落っことしてくれていました。
うん、面白い。
本気で連載になりそうよ。
(そうしたシーンが必要なので、一般えっち系かな)
あとがき絵も「エリカさん」でした。
129:「文香Debut!」
ガチのナンパAVを撮るため、街に出ていた男優「カトー」
そこで、不審な行動をしていた「文香」に出会ったのでした。
声を掛けた彼に、AVでは?と疑いの視線を向けているのですが…。
肯定すると一転、次のコマではファンだと喜ぶ様が楽しい。
やり易いわね。
作品にも詳しく、撮影始まっても積極的でした。
オチはあーしたこととなっていましたが…。
個人的に、男女のそういった感覚はやっぱり全然異なると思います。
(※実際そうしたのも見ましたが、なんか違う感が強かったので)
※左:文香、右:「アンコ」・「アカリ」
145:「サキュバスさんの腹事情」
パン屋で働く「関」さんは、実はサキュバスだったのです。
いちおう本物のサキュバスという設定。
後半に本当(?)の姿になっていましたが、外観は小さい角と羽があるくらい。
通常そうしたキャラはえっちによって糧を得るものですが。
彼女の場合はパンでもOKなようで、商品にまで手を付けていたという訳。
焼いたの次々食べられてはどうにもならないですが、パンを給金代わりにするならば(※大食漢なようなので、えっちと併用かなー)ずっとここで働けそう。
ややおバカっぽいですが。
結構な巨乳っぷりで、脱ぐ前のパンパンに張ったエプロン姿のがえっちに見えました。
「店長」いいなぁ。
161:「カチドキ・エッチ」
カードゲームで最強を自称していた「アカリ」・「アンコ」
しかし、「青井」には連敗してしまい。
負けたら脱ぐルールの元下着姿になってしまったのでした。
タイプ異なるWヒロインのえっちもの。
”負けたら脱ぐ”ってのはいーですねー。
しつこく食い下がった「アカリちゃん」がため、えっち勝負となってます。
結局「アンコちゃん」も参加し、複数プレイとなってます。
収録はおおかた巨乳揃いな中、この2人はどちらも控えめで…。
ちょっと逆に良く見えました。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ワカメさん」センセでした。
あとがきによるとこちらが2冊目の単行本。
1冊目の「求愛ゆーとぴあ」はこちらで紹介しています。
そう、お名前に記憶あったので、今回もゲットしてきました。
あとがきによると、パラエティ要素を大事にした、とのことで。
色々作品群なのはその通りなのでしょう。
個人的には「ひろこさん」の続きが見たいです。
サレタガリ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミックス アダルト, 2019/8/1
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●〇〇〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、巨乳
・構成 : 短編×11話。
・おまけ: カバー裏にあとがき、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ワカメさん」センセの「サレタガリ」です。
※サト姉
【 構成・絵柄 】
収録作品は全て短編での構成。
様々なお話が並んでおりました。
どちらの作品も基本的には真っ暗でなく、読み易い仕上がり。
ただし、ブラックな色はちらほら見え。
ラブコメっぽいお話と共に、無理やりに事が進む的なものもありました。
前後左右に振れ幅が大きくあるので、どちらか難しそうな方はちょっと考えた方がいいかも。
いちおう、黒い漫画でもそれをメインとしたものよりはだいぶ柔らか表現なので。
ある程度の耐性があれば、そう問題ではないと思います。
また、逆にラブコメのくくりに入りそうな作品も、そうラブラブ・コメコメとはしていなく。
そっちに期待し過ぎるのも、やや違うと感じるでしょう。
登場するヒロイン群も、コスプレな人妻に水着女子さらに巫女、ほかにも山に住む娘からサキュバス、セクサロイドとお話し同様にたくさん。
どちらか刺さる娘がいればいいですね。
やや太目で強い線での作画。
描き込みに細かさあり、全体の色づきはあって色彩も濃い目です。
枠間は確保されているものの、コマ割りは結構小さく多く。
原稿はコッテリ気味な仕上がりです。
賑やかですが全体安定していて目立つ乱れもないため、見辛さは感じません。
多少バランスに気になるところありますが、些細な程度でした。
幅広な輪郭で頬が大き目、ふっくらスタイルな人物絵。
年齢問わず漫画らしい可愛さがあります。
むちむちした肉付きが良いです。
カラーはまたその良さがあるものの、判断は概ねそちらで問題ないでしょう。
【 収録話 】 11話収録
001:「サレタガリ」
「亮」と付き合っている「結美」
しかし、彼の性癖がためえっちは巧くいかず。
友人「敦」に頼んでみることとなったのでした。
こちらが表題作。
タイトル通りな展開です。
三つ編みで大人しそうな「結美ちゃん」が可愛い。
↓表紙もそうですね。
ああした娘から「~平気…だよ?」みたいな事言われると盛り上がりますね。
撮影しながらのえっちが厳しいかなぁ。
もの凄く何かを言わんとしているようなオチが非常に良かったです。
017:「ヤリカエシ」
幼馴染みの「ひろこ」・「ケンジロー」
やたら距離感の近い「ひろこ」に振り回される日々でしたが…。
部屋にやって来ていた彼女は、えっちな事を仕掛けてきたのです。
水泳部ということで、競泳水着姿。
うん、回想にあったそのまま、ちらほらしたアピールが効果なかったのでいい加減直接やってしまえって感じかな。
「ひろこさん」は日焼け跡眩しい、活発なスポーツお姉さんという感じ。
それぞれのキャラとか造形良く、色々なシチュエーションが見たくなる2人でした。
とりあえず、こー決意する前の「ひろこさん」がどんなだったか、彼女視点で見てみたいなぁ。
収録ではもっともラブコメしている作品です。
※左:ひろこ、右:華
033:「美しさのカタチ」
憧れる先輩「美星」からモデルを依頼された「木原」
妙な噂もある彼でしたが、普通にモデルのお仕事であり。
また、2人きりと思われたそこには、多くのアシスタントもいたのでした。
成年漫画でモデルであれば、えっちされるのがセオリー。
こちらが独特なのは、描く「木原」はあくまでもキャンパス前から動くことなく。
もっぱら、アシスタントらとの複数プレイでした。
…そういう性癖?
最中も普通に絵を描き続けていて、なんだか得体知れない感じでした。
おそらくいずれ発表していくのでしょうけど、どんな作品描いてるんだろう。
049:「NTRチューバー」
過激な動画配信で人気の「ピラチン」
彼のファンだった娘「憧子」の助手応募が当たり、出演することとなったところ。
母「優子」との打ち合わせで、彼女にも出演が依頼されたのでした。
いかにも今風な作品。
ヒロインは娘さんでなく、「優子さん」
若い雰囲気で、コスプレもよくお似合いでした。
衣装の露出っぶりに驚いていましたが。
まぁ、着る前に分かるわね…。
(変形バニーガールのような雰囲気)
065:「ふるさとのせい」
地元の”ふるさとせいかつ応援サービス”を頼んだ漫画家「ナオキ」
やってきたのは、昔馴染みの「サト姉」だったのです。
スーツ姿で黒下着な「サト姉」がエロい。
このサービス、ってのはなかなか凶悪なシステム。
漫画ではああしたオチになっていて、まぁいいか的な空気でしたけれど…。
(※逆に言えば、派遣できる女性陣さえ確保していれば、目的を果たすに効果的かも)
081:「雪が溶けたら」
ビックフット伝説を追い、雪山に入っていた「ノボル」
しかし、仲間とはぐれ1人遭難していた彼は…という流れ。
使命のため現地に住んでいた「スー」とのえっち展開。
カタコト喋りなキャラですね。
もともとの性格か、山を守るためか、人と接し方が分かっていないのか…態度が急変する様が楽しい。
ちなみに…彼女はあの雪山でへそ出し状態なまま闊歩してたのかな。
097:「華ヒラク」
神社の娘「華」と馴染みの「勇太」
よく親しいやり取りをしていた彼女なのですが。
盗み見た”神事”は驚くべき内容だったのです。
田舎の慣習みたいなエピソード。
まぁ、びっくりするでしょうねー。
覗きが露見した「勇太くん」も参加させられる流れ。
ああして秘密を知った上でのラストが秀逸でした。
113:「ワタシポンコツセクサロイド」
人間とアンドロイドが共存する世界。
セクサロイド「エリカ」は購入後の主人とのやり取りを学習した結果、怠惰に日々をだらだら過ごすようになっていたのでした。
こうしたキャラで、出来損ない、ドジであるというのはちらほら見かけますが。
当人の仕様は変わらず、学習した結果だらだら過ごすというのは新鮮。
面白いキャラだと思います。
膨らませれば、一般連載とかできそう。
ジャージ姿ってのがまた駄目っぷりを強調していて良いですねー。
そんなんなので、廃棄だと言い出した彼に高性能なままだというえっち機能を見せつける流れ。
前半あんなでしたが、後半はちょっといい感じの雰囲気で良かったのですが。
またオチでキッチリ落っことしてくれていました。
うん、面白い。
本気で連載になりそうよ。
(そうしたシーンが必要なので、一般えっち系かな)
あとがき絵も「エリカさん」でした。
129:「文香Debut!」
ガチのナンパAVを撮るため、街に出ていた男優「カトー」
そこで、不審な行動をしていた「文香」に出会ったのでした。
声を掛けた彼に、AVでは?と疑いの視線を向けているのですが…。
肯定すると一転、次のコマではファンだと喜ぶ様が楽しい。
やり易いわね。
作品にも詳しく、撮影始まっても積極的でした。
オチはあーしたこととなっていましたが…。
個人的に、男女のそういった感覚はやっぱり全然異なると思います。
(※実際そうしたのも見ましたが、なんか違う感が強かったので)
※左:文香、右:「アンコ」・「アカリ」
145:「サキュバスさんの腹事情」
パン屋で働く「関」さんは、実はサキュバスだったのです。
いちおう本物のサキュバスという設定。
後半に本当(?)の姿になっていましたが、外観は小さい角と羽があるくらい。
通常そうしたキャラはえっちによって糧を得るものですが。
彼女の場合はパンでもOKなようで、商品にまで手を付けていたという訳。
焼いたの次々食べられてはどうにもならないですが、パンを給金代わりにするならば(※大食漢なようなので、えっちと併用かなー)ずっとここで働けそう。
ややおバカっぽいですが。
結構な巨乳っぷりで、脱ぐ前のパンパンに張ったエプロン姿のがえっちに見えました。
「店長」いいなぁ。
161:「カチドキ・エッチ」
カードゲームで最強を自称していた「アカリ」・「アンコ」
しかし、「青井」には連敗してしまい。
負けたら脱ぐルールの元下着姿になってしまったのでした。
タイプ異なるWヒロインのえっちもの。
”負けたら脱ぐ”ってのはいーですねー。
しつこく食い下がった「アカリちゃん」がため、えっち勝負となってます。
結局「アンコちゃん」も参加し、複数プレイとなってます。
収録はおおかた巨乳揃いな中、この2人はどちらも控えめで…。
ちょっと逆に良く見えました。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ワカメさん」センセでした。
あとがきによるとこちらが2冊目の単行本。
1冊目の「求愛ゆーとぴあ」はこちらで紹介しています。
そう、お名前に記憶あったので、今回もゲットしてきました。
あとがきによると、パラエティ要素を大事にした、とのことで。
色々作品群なのはその通りなのでしょう。
個人的には「ひろこさん」の続きが見たいです。
サレタガリ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミックス アダルト, 2019/8/1
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■ごちそうさま (雲呑めお)
★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : カラー(8P)、8話収録。
・おまけ: あとがき、カラーイラスト集、合間にイラスト、
カバー裏にイラスト・コメント、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雲呑めお(わんたん・めお)」センセの「ごちそうさま」です。
※左:月ヶ瀬さん、右:牡丹ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録の8話は全て短編。
そのうち2話は世界観を同じにするもので、ゲスト出演がありました。
結構しっかりお話にも絡んでましたよ。
合間にはイラストや前書きがあり、巻末にはカラーイラストが収録された盛りだくさんな内容。
(※「雲蘭(うんらん)」ちゃんのえっちも2ページ見れ、なんだか得した気分)
ジャンルはラブコメ。
冒頭エピソードの2話とか、愛があるのか怪しげなヒロインもおりましたが、だいたいそんな感じ。
どちらも明るく楽しい仕上がりです。
お話も単純でなく、また複雑過ぎず、読むに丁度良いくらい。
特に振り切れるような描写とかプラック感はなく、えっちも同様。
高い完成度の1冊です。
欲を言えば、もうプラスなんらか要素あってもいいかな、というくらいですね。
太めな線で、ぽてっとした独特なタッチ。
全体の色付きはそこそこですが、黒色が強くてコッテリ。
コマ割りは重なり・ぶち抜き・はみ出しなどのほか、変化大きめ。
漫画は安定していて、表情・アクションなども良好。
背景・小物も良く、小さいコマなどバランスに優れています。
表現はラブコメ調で漫符などもそんな感じ。
コメディー崩しも若干ですがありました。
人物画は幅広・五角形な輪郭で、うるうるっとした大きい横長目。
漫画らしい可愛らしさがあります。
スタイルは太・細が過ぎないくらいで、丁度良いデフォルメ具合。
むちっとした肉感がエロスでした。
カラーでもそう変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「プライベート・ビーッチ」
友人「柑夏(かんな)」希望で、「結苺(ゆい)」と共にプライベートビーチ付きのペンションにやってきた2人。
しかし、当然ながら周囲には誰もおらず…。
男性とのアレコレを願う2人には退屈な時間が流れていたのですが。
オーナーの息子「海音(あまね)」を発見したのでした。
2人に囲まれるコマは…いやぁ、羨ましいですねー。
すでに「柑夏ちゃん」はおっぱい当ててましたよ。
なお、冒頭では真面目そうに見えた「結苺ちゃん」でしたが。
さすがに彼女の友人だけあって、えっちさは変わらず。
複数プレイでした。
いいなぁ。
あれは今夜眠れないぞ。
※左:「結苺」・「柑夏」、右:メイド「吉田ウララ」
025:「ご奉仕ウララちゃん」
在宅ワーカーな「学原賢司」
家にはいるものの、家事は溜まる一方であり。
家事代行サービスに依頼をしたところ…。
メイド服を着た「吉田ウララ」がやって来たのでした。
昨今の情勢を踏まえた1話。
上のあらすじでは、メイド服を着てきた~みたいになっちゃってますが。
正確には、上1枚羽織っており。
到着してから、それを脱いだ(=メイドさんになった)様子。
仕事っぷりは凄い彼女。
ただし、服装そのまま「ウララちゃん」はちょっと変わった娘さんであり…。
「主に漫画やラノベを教科書としております!」
~とのことで、エロ漫画なメイドさんのようになってしまうのでした。
オチが楽しい。
そうか、「賢司くん」みたいに独身で頼む人は少ないのか。
049:「レンアイ化学式」
071:「Finger Tip」
これら2話は教師・女生徒のカップルエピソード。
…で、実は同一世界の漫画でもあり。
1話目の「レンアイ化学式」には、次のヒロイン「桃歌ちゃん」がゲスト出演しています。
2人は同じ学校です。
(※初出みたら、2年の開きがあって驚き)
なお、合間のSD絵は「月ヶ瀬」・「桃歌」と、前回単行本のヒロイン「ゆず」・「明美」だと思います。
なんらか関係しているのかな。
ざっとそれぞれ見返しましたが、気付きませんでした。
さらに余談ですが。
カバー裏の2人も前回単行本のヒロインですね。(※「マリエ」と「マナ」)
前者「レンアイ化学式」は理科教師「碓氷」と優等生「月ヶ瀬」というカップル。
鈍くさい「碓氷くん」に恋した「月ヶ瀬さん」
友人の協力もあり、押しまくるのでした。
「月ヶ瀬さん」はちょっと地味目ながら、ロング黒髪の美少女。
左目下のホクロがポイントです。
こんなんに迫られたら、たまらんだろうなぁ。
「何度も~」という発言もあり。
こうした系統の漫画では、「碓氷くん」はかなり頑張っていたと思います。
「JKうんぬん」と連発していた彼女に対する一言に注目。
あれは「月ヶ瀬さん」にグサー刺さったことでしょう。
修学旅行話あるかな。
後者「Finger Tip」はベース教室の講師「辻本」と、彼から習う「夢咲桃歌」のカップル。
髪を頭でお団子にしている「桃歌ちゃん」
カースト高そうね。
前話でも目立っていた彼女には、とある性癖(バレバレか)があり…。
こちらはそれが切っ掛け。
ほぼ告白されたような展開であったとはいえ、あっさり手を出したのが意外。
まぁ、チャンスではあるのでしょうけれど。
教え子なのだから、もうちょっと躊躇しなさいよ。
ちなみに、音楽系の教室なため、部屋は防音。
なんと、そもそも設定がまた生かされてました(笑)
093:「夏霞」
姉「ミカ」と入れ代わりに、ホームステイでやって来たイギリス人「シーラ」
親の前では非常に礼儀正しい彼女でしたが。
「幸輝」に対しては、姉の入れ知恵で下僕のような扱いだったのです。
そもそも、留学目的が男漁りという、トンデモなもの。
お姉ちゃんとはそんなんで気があったのかなぁ。
(※留学前に交流会があったらしい)
切っ掛けは、「幸輝くん」がえっち動画で独りプレイしていたところを発見されたため。
今日の男が大ハズレということもあって、めでたく「シーラさん」との一戦になっていくのでした。
さすがに慣れてる彼女がエロい。
ただ、途中のアレはひどいよ…。
漫画後のイラストはその後の風景かな
115:「かたち」
133:「君がいる町」
これら2話はセンセ曰く、冬組ということで。
どちらも季節は冬でした。
前者「かたち」は旅館でのカップル風景。
イチャイチォしてます。
ヒロイン「和佳葉」ちゃんはちょうどお風呂上り。
そのため、浴衣の隙間からバストが見てたりしていました。
いい角度。
あれ、絶対にアイス見てないですよね。
ちなみに、彼氏のアレはだいぶ大きいらしく…。
これまで、ちゃんとえっちできていなかったようでした。
よかったねー。
オチページ、最後の一言が非常に良いですね。
下手するとエレベータ内で始まっちゃいそう。
後者「君がいる町」
東京の会社を辞め、地元で再就職することとなった「義史」
駅に着くと、昔馴染み「牡丹」が迎えに来ていたのでした。
「ブラのサイズもね、また上がったんだよ」
…だって。
クセっ毛のショートカットで、立派なバストの「牡丹ちゃん」
おそらくは自信もあるのでしょう。
複数着ていた服を一気に脱いで、巨乳を露出していました。
いい娘だ(笑)
彼が上京する際にもひとやり取りがあり。
これまでのモヤモヤを晴らすようなえっち展開。
途中に差し込まれる回想コマが気持ち盛り上げてくれます。
いいなぁ、あれ。
157:「しゅわしゅわナイト」
こちらには前書きがあり、18年執筆のものだそうです。
この頃のがタッチは普通っぽいですね。
(前書き部分に現在描かれたヒロインがいたので、ぜひ見比べてみて)
なお、センセは謙遜されていましたが。
既にお上手なので、違和感はありません。
※住吉百さん
バイト先のコンビニに深夜やって来る、小さく金髪な女性。
その日はなにやら様子が足取りおかしく。
大量の酒を持ってレジにやってきた際に、ふと声を掛けたところ…。
「あたしはァ、未成年じゃねーんらよぉ!!」
酔っているらしい彼女は、いきなりそう怒鳴ってきたのでした。
いちおう、彼は前に年齢確認をしたんですね。
ちゃんと仕事していて関心(笑)
…で、仕事終わりの帰り道には…帰宅途中で潰れたらしい、先の彼女が道端に座っていたのでした。
そんなんが切っ掛け。
これが現実であれば、スルーかなー。
可愛い女子で小さい、というのはポイントでしょう。
(※ついでに未成年ではないことを確認済でもある)
そんな訳で、家に連れ帰るんですが。
その際の反応が楽しい。
そんなんこんなでの、オチがまた楽しかったです。
いや、知らんし、って感じ。
どう見ても彼のが真っ当だと思いました。
これはぜひ「住吉百」さんの視点で、どーだったか見てみたいです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「雲呑めお」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
1冊目「おかえり」も紹介しています。
…すぐ前回(↓スクロールして)にて。
何かと忙しいため、プログはギリギリ週2回更新で。
そうすると、いくらかは残るものがあって、どうにもできない時のストックとしており。
…で、順次アップしているんですが。
タイミング間違うと、こうして次の単行本が発売されてしまうという…。
どうもごめんなさい。
直前で1冊目紹介したのはそんな経緯です。
今回良かったのは中扉の「月ヶ瀬さん」
個人的には↓表紙より断然良いと思ったんですが、なんで駄目だったんだろう。
ごちそうさま (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/6/1 [アダルト] 雲呑めお (著)
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : カラー(8P)、8話収録。
・おまけ: あとがき、カラーイラスト集、合間にイラスト、
カバー裏にイラスト・コメント、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雲呑めお(わんたん・めお)」センセの「ごちそうさま」です。
※左:月ヶ瀬さん、右:牡丹ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録の8話は全て短編。
そのうち2話は世界観を同じにするもので、ゲスト出演がありました。
結構しっかりお話にも絡んでましたよ。
合間にはイラストや前書きがあり、巻末にはカラーイラストが収録された盛りだくさんな内容。
(※「雲蘭(うんらん)」ちゃんのえっちも2ページ見れ、なんだか得した気分)
ジャンルはラブコメ。
冒頭エピソードの2話とか、愛があるのか怪しげなヒロインもおりましたが、だいたいそんな感じ。
どちらも明るく楽しい仕上がりです。
お話も単純でなく、また複雑過ぎず、読むに丁度良いくらい。
特に振り切れるような描写とかプラック感はなく、えっちも同様。
高い完成度の1冊です。
欲を言えば、もうプラスなんらか要素あってもいいかな、というくらいですね。
太めな線で、ぽてっとした独特なタッチ。
全体の色付きはそこそこですが、黒色が強くてコッテリ。
コマ割りは重なり・ぶち抜き・はみ出しなどのほか、変化大きめ。
漫画は安定していて、表情・アクションなども良好。
背景・小物も良く、小さいコマなどバランスに優れています。
表現はラブコメ調で漫符などもそんな感じ。
コメディー崩しも若干ですがありました。
人物画は幅広・五角形な輪郭で、うるうるっとした大きい横長目。
漫画らしい可愛らしさがあります。
スタイルは太・細が過ぎないくらいで、丁度良いデフォルメ具合。
むちっとした肉感がエロスでした。
カラーでもそう変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「プライベート・ビーッチ」
友人「柑夏(かんな)」希望で、「結苺(ゆい)」と共にプライベートビーチ付きのペンションにやってきた2人。
しかし、当然ながら周囲には誰もおらず…。
男性とのアレコレを願う2人には退屈な時間が流れていたのですが。
オーナーの息子「海音(あまね)」を発見したのでした。
2人に囲まれるコマは…いやぁ、羨ましいですねー。
すでに「柑夏ちゃん」はおっぱい当ててましたよ。
なお、冒頭では真面目そうに見えた「結苺ちゃん」でしたが。
さすがに彼女の友人だけあって、えっちさは変わらず。
複数プレイでした。
いいなぁ。
あれは今夜眠れないぞ。
※左:「結苺」・「柑夏」、右:メイド「吉田ウララ」
025:「ご奉仕ウララちゃん」
在宅ワーカーな「学原賢司」
家にはいるものの、家事は溜まる一方であり。
家事代行サービスに依頼をしたところ…。
メイド服を着た「吉田ウララ」がやって来たのでした。
昨今の情勢を踏まえた1話。
上のあらすじでは、メイド服を着てきた~みたいになっちゃってますが。
正確には、上1枚羽織っており。
到着してから、それを脱いだ(=メイドさんになった)様子。
仕事っぷりは凄い彼女。
ただし、服装そのまま「ウララちゃん」はちょっと変わった娘さんであり…。
「主に漫画やラノベを教科書としております!」
~とのことで、エロ漫画なメイドさんのようになってしまうのでした。
オチが楽しい。
そうか、「賢司くん」みたいに独身で頼む人は少ないのか。
049:「レンアイ化学式」
071:「Finger Tip」
これら2話は教師・女生徒のカップルエピソード。
…で、実は同一世界の漫画でもあり。
1話目の「レンアイ化学式」には、次のヒロイン「桃歌ちゃん」がゲスト出演しています。
2人は同じ学校です。
(※初出みたら、2年の開きがあって驚き)
なお、合間のSD絵は「月ヶ瀬」・「桃歌」と、前回単行本のヒロイン「ゆず」・「明美」だと思います。
なんらか関係しているのかな。
ざっとそれぞれ見返しましたが、気付きませんでした。
さらに余談ですが。
カバー裏の2人も前回単行本のヒロインですね。(※「マリエ」と「マナ」)
前者「レンアイ化学式」は理科教師「碓氷」と優等生「月ヶ瀬」というカップル。
鈍くさい「碓氷くん」に恋した「月ヶ瀬さん」
友人の協力もあり、押しまくるのでした。
「月ヶ瀬さん」はちょっと地味目ながら、ロング黒髪の美少女。
左目下のホクロがポイントです。
こんなんに迫られたら、たまらんだろうなぁ。
「何度も~」という発言もあり。
こうした系統の漫画では、「碓氷くん」はかなり頑張っていたと思います。
「JKうんぬん」と連発していた彼女に対する一言に注目。
あれは「月ヶ瀬さん」にグサー刺さったことでしょう。
修学旅行話あるかな。
後者「Finger Tip」はベース教室の講師「辻本」と、彼から習う「夢咲桃歌」のカップル。
髪を頭でお団子にしている「桃歌ちゃん」
カースト高そうね。
前話でも目立っていた彼女には、とある性癖(バレバレか)があり…。
こちらはそれが切っ掛け。
ほぼ告白されたような展開であったとはいえ、あっさり手を出したのが意外。
まぁ、チャンスではあるのでしょうけれど。
教え子なのだから、もうちょっと躊躇しなさいよ。
ちなみに、音楽系の教室なため、部屋は防音。
なんと、そもそも設定がまた生かされてました(笑)
093:「夏霞」
姉「ミカ」と入れ代わりに、ホームステイでやって来たイギリス人「シーラ」
親の前では非常に礼儀正しい彼女でしたが。
「幸輝」に対しては、姉の入れ知恵で下僕のような扱いだったのです。
そもそも、留学目的が男漁りという、トンデモなもの。
お姉ちゃんとはそんなんで気があったのかなぁ。
(※留学前に交流会があったらしい)
切っ掛けは、「幸輝くん」がえっち動画で独りプレイしていたところを発見されたため。
今日の男が大ハズレということもあって、めでたく「シーラさん」との一戦になっていくのでした。
さすがに慣れてる彼女がエロい。
ただ、途中のアレはひどいよ…。
漫画後のイラストはその後の風景かな
115:「かたち」
133:「君がいる町」
これら2話はセンセ曰く、冬組ということで。
どちらも季節は冬でした。
前者「かたち」は旅館でのカップル風景。
イチャイチォしてます。
ヒロイン「和佳葉」ちゃんはちょうどお風呂上り。
そのため、浴衣の隙間からバストが見てたりしていました。
いい角度。
あれ、絶対にアイス見てないですよね。
ちなみに、彼氏のアレはだいぶ大きいらしく…。
これまで、ちゃんとえっちできていなかったようでした。
よかったねー。
オチページ、最後の一言が非常に良いですね。
下手するとエレベータ内で始まっちゃいそう。
後者「君がいる町」
東京の会社を辞め、地元で再就職することとなった「義史」
駅に着くと、昔馴染み「牡丹」が迎えに来ていたのでした。
「ブラのサイズもね、また上がったんだよ」
…だって。
クセっ毛のショートカットで、立派なバストの「牡丹ちゃん」
おそらくは自信もあるのでしょう。
複数着ていた服を一気に脱いで、巨乳を露出していました。
いい娘だ(笑)
彼が上京する際にもひとやり取りがあり。
これまでのモヤモヤを晴らすようなえっち展開。
途中に差し込まれる回想コマが気持ち盛り上げてくれます。
いいなぁ、あれ。
157:「しゅわしゅわナイト」
こちらには前書きがあり、18年執筆のものだそうです。
この頃のがタッチは普通っぽいですね。
(前書き部分に現在描かれたヒロインがいたので、ぜひ見比べてみて)
なお、センセは謙遜されていましたが。
既にお上手なので、違和感はありません。
※住吉百さん
バイト先のコンビニに深夜やって来る、小さく金髪な女性。
その日はなにやら様子が足取りおかしく。
大量の酒を持ってレジにやってきた際に、ふと声を掛けたところ…。
「あたしはァ、未成年じゃねーんらよぉ!!」
酔っているらしい彼女は、いきなりそう怒鳴ってきたのでした。
いちおう、彼は前に年齢確認をしたんですね。
ちゃんと仕事していて関心(笑)
…で、仕事終わりの帰り道には…帰宅途中で潰れたらしい、先の彼女が道端に座っていたのでした。
そんなんが切っ掛け。
これが現実であれば、スルーかなー。
可愛い女子で小さい、というのはポイントでしょう。
(※ついでに未成年ではないことを確認済でもある)
そんな訳で、家に連れ帰るんですが。
その際の反応が楽しい。
そんなんこんなでの、オチがまた楽しかったです。
いや、知らんし、って感じ。
どう見ても彼のが真っ当だと思いました。
これはぜひ「住吉百」さんの視点で、どーだったか見てみたいです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「雲呑めお」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
1冊目「おかえり」も紹介しています。
…すぐ前回(↓スクロールして)にて。
何かと忙しいため、プログはギリギリ週2回更新で。
そうすると、いくらかは残るものがあって、どうにもできない時のストックとしており。
…で、順次アップしているんですが。
タイミング間違うと、こうして次の単行本が発売されてしまうという…。
どうもごめんなさい。
直前で1冊目紹介したのはそんな経緯です。
今回良かったのは中扉の「月ヶ瀬さん」
個人的には↓表紙より断然良いと思ったんですが、なんで駄目だったんだろう。
ごちそうさま (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/6/1 [アダルト] 雲呑めお (著)
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■おかえり (雲呑めお)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、社会人、むちむち
・構成 : 初単行本、短編×10話
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雲呑めお(わんたん・めお)」センセの「おかえり」です。
※薬剤師「篠川」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
連続話はなく、またゲスト、ちらと顔見せみたいなのもないようでした。
あ、同じ商品は登場してました。
特徴的なので、ぜひ探してみてみて。
お話はラブコメ。
学生らと共に、社会人なカップルも多く描かれていました。
日常(社会)に疲れていそうな男性が目立ち、サラリーマンな方のが刺さりそうです。
しっかりしたお話群です。
ある程度の毒気はあったものの、そう強くはなく。
だいたいの漫画は、いい方向に展開していました。
1つだけ、ドがつくくらいのコメディー話もありましたよー。
強めな線での作画。
描き込みから全体の色づき・濃淡などは丁度良いくらい。
コマ割りはそれなりに変化がありはみ出し・ぶち抜きも多く。
原稿は賑やかな印象です。
ただ、それなりにデフォルメされていて、さっぱりとした素朴寄りなタッチがため、見辛い感じはありません。
背景・小物の描写は適度で、主張し過ぎることなく漫画に馴染んでいます。
ラブコメちっくな漫画で、崩しはそれなり。
人物画に違和感のある箇所は特にありませんでした。
ゆるりとした輪郭に、特徴ある鼻筋。
可愛らしい漫画絵で、ふんわりとした肉付きが魅力的です。
↓表紙などのカラー絵はその良さがかなり強く、やや判断に不向き。
紹介帯のカット絵と共に見るのがいいかと思います。
【 収録話 】 10話収録
003:「ワンルーム・ラブ」
遠距離恋愛な彼氏「啓吾」に会うべく、「成美」は4カ月ぶりにやってきたのでした。
博多弁な「成美ちゃん」がキュートなお話。
「啓吾くん」が帰宅した際には、ちょうど料理の真っ最中でして。
まぁ、大人しく座って待つ訳ないわね。
ラブラブえっちでした。
折り返し(前)はこちらの「成美ちゃん」のようなのですが。
たぶん、カバー裏も…彼女だと思います。
あれは引っ越し先かな。
※左:成美、右:リーダー「佐瀬」
023:「佐瀬さんは人気者」
チームの良い雰囲気を維持するため、リーダー「佐瀬」はセクハラまがいの事を許容していたのですが。
それを見かねた「青田」が指摘したところ…彼女は本心を語り始めたのでした。
程度の差はあっても…。
ああした事は、現実にも見られますわね。
こちらの「佐瀬さん」は関西弁な娘さん。
オチでの成長に、なんだかひと安心でした。
なお、裏表紙はこちらの「佐瀬さん」です。
039:「デートプラン」
軽く食事したのち、軽くドライブして夜景を見る…そんなプランを立てていたのですが。
土地感なく、うっかり山野で迷ってしまったのでした。
そんな、初デート失敗中という「孝介」・「ほのか」のカップル話。
この場面で、「ほのかちゃん」のああした言動は嬉しいですね。
イイ娘さんだなぁ。
「孝介くん」と違って場慣れもしているようで。
彼も驚く、車内えっちに発展…しかけて、巧くいかないのはリアルで楽しい。
最終的には野外プレイになっていました。
彼女に捨てられないよう、ガンバレ。
057:「ぴゅあ・カプセル」
ドラックストアで働く、薬剤師「篠川」
専門分野以外の仕事では戦力外で、熟練バイト「桑山」にたびたびフォローしてもらっていたのです。
日々お礼も兼ねて、猫好きな彼をマンションに誘った(※猫飼ってる)のでした。
眼鏡カワイイ、薬剤師「篠川さん」
「いい歳した大人が!」
そう言っていたので、そこそこな年齢のようなのですが。
あちこち、妙なまでに可愛らしい女性でした。
収録ではこちらの「篠川さん」がお気に入り。
「桑山くん」もいいひとだなぁ。
えっちのくだりにても、いかにもという彼女の性格が見えていました。
あの下着も当然それですよね。
さらにオチでのやり取りがまた2人の性格が発揮されてましたよ。
077:「Tropical Escape」
日常から離れ、南の島でのダイビング体験に申し込んだ「ワタル」
そこで、インストラクター「マリエ」の指導を受けることとなったのでした。
彼女は泊ったホテルでも働いていて~というお話。
黒髪・日焼け跡が眩しい美人さん。
夜食の際に再会し、彼女の申し出でマッサージをしてもらう、たいへん羨ましい展開。
まぁ、なんらかあって当然って感じですわね。
だいぶ「マリエさん」が積極的なので…。
いちおう、お互いの利益が一致したようなので、あれでいいのかな。
095:「じゆうけんきゅう」
夏休みも終わろうという頃。
まだ宿題に手を付けていなかった「ゆず」は、「悠斗」とのえっちを切っ掛けに自らの自由研究のテーマを思いついたのでした。
↓表紙に引っかけられた方、お待たせしました(※私です)
こちらが、↓表紙を飾っている「ゆずちゃん」のヒロイン漫画です。
ただ、
「ゆず、暑さでいよいよ頭おかしくなったか…」
そう言われちゃうくらいにぶっとんだ娘さんで。
ちょっと、今後が心配。
前述しました、ド・コメディーな漫画というのが、実はこちら。
詳細は伏せますが、自由研究テーマは当然ながらえっち絡みであり。
日々えっちしまくっていました。
(※ちなみに、彼氏「悠斗くん」はとっくに宿題終えている)
しかし、あんなんを普通に提出していた「ゆずちゃん」は凄い。
学校でも無防備そうだなぁ。
113:「ヒミツのおしごと」
わにまが食堂で働く「相野のの」
かなりのドジっ娘で、店長も困っていたのですが。
頼んだデリヘルでやって来たのは、まさしく「のの」だったのです。
知り合いが風俗嬢という、成年漫画ではお馴染みなパターン。
普段は迷惑ばかりかけている彼女が、”えっちの才はあった”というのがこちらのポイントです。
店長とソッチの相性は良いようで…。
熟練者な彼女もメロメロになっていましたよ。
オチでのやり取りを見る限り。
彼女の人生、ああして何らかの事態を収拾させてきていそうで、ちょっと怖い。
129:「えっち団結!」
応援団で人気な先輩「さおり」
露出大きく、付き合う「健人」は複雑なのでした。
まぁ、あの年頃の女の子が、胸にサラシ巻いただけ、みたいな恰好で出てきたら。
エロい目で見るな、という方が無理。
なお、中に水着着ているみたいなこともなく、生乳でしたよ。
屋上でのえっち展開です。
2人の関係を象徴しているような、オチでのやり取りが好き。
※左:インストラクター「マリエ」、右:応援団「さおり」
147:「卒業式」
卒業を迎えた、仲良し三人組「明美」・「誠夫」・「淳」のお話。
興味本位からのえっちはずっと続いていて…。
最後に体育館のステージでえっちすることとしたのでした。
男子どちらか抜け駆けしなかったのかな。
なんとなく、「明美ちゃん」が2人にだいぶ依存しているような感じで~彼女がそれを許さなかったか。
オチが印象的。
ブラックではないものの、あの年頃ならではというシリアスさがあり。
この後も漫画になりそう。
165:「ふたりたび」
田舎の海岸に佇んでいた「タクミ」
「急がないと、次の電車もう来ちゃいますけど…」
そこに、同じように旅姿の女性がそう声をかけてきたのでした。
旅は一期一会、ということでその女性「マナ」としばしの間行動を共にすることとなったのです。
一人旅でそーんな展開になれば最高なのですが…。
まぁ、何もないのが普通ですわね。
ノリの良い娘さんで、あっさりとえっち展開になってました。
漫画だねぇ。
なお、なにゆえ彼女がえっちを受け入れたのか、オチにて判明します。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「雲呑めお」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
非常に目立つ↓表紙が良いですね。
店頭で見かけるより先に、こちらはネット上での画像がぱっと目に飛び込んできました。
青空の下での金髪制服少女、というイラストが抜群に良く。
彼女、下着は上下どちらも着けていないのですが。
そんなん気にならないくらいの爽やかさがありました。
あの↓表紙だけで売り上げ何割か増したのではないでしょうん。。
ただ、本編での「ゆずちゃん」が…まさかあんなおバカな娘とは思いませんでしたが。
おかえり (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック – アダルト, 2020/6/30 [アダルト] 雲呑めお (著)
※現在アマゾン登録なし(22/06/05)
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・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、社会人、むちむち
・構成 : 初単行本、短編×10話
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雲呑めお(わんたん・めお)」センセの「おかえり」です。
※薬剤師「篠川」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
連続話はなく、またゲスト、ちらと顔見せみたいなのもないようでした。
あ、同じ商品は登場してました。
特徴的なので、ぜひ探してみてみて。
お話はラブコメ。
学生らと共に、社会人なカップルも多く描かれていました。
日常(社会)に疲れていそうな男性が目立ち、サラリーマンな方のが刺さりそうです。
しっかりしたお話群です。
ある程度の毒気はあったものの、そう強くはなく。
だいたいの漫画は、いい方向に展開していました。
1つだけ、ドがつくくらいのコメディー話もありましたよー。
強めな線での作画。
描き込みから全体の色づき・濃淡などは丁度良いくらい。
コマ割りはそれなりに変化がありはみ出し・ぶち抜きも多く。
原稿は賑やかな印象です。
ただ、それなりにデフォルメされていて、さっぱりとした素朴寄りなタッチがため、見辛い感じはありません。
背景・小物の描写は適度で、主張し過ぎることなく漫画に馴染んでいます。
ラブコメちっくな漫画で、崩しはそれなり。
人物画に違和感のある箇所は特にありませんでした。
ゆるりとした輪郭に、特徴ある鼻筋。
可愛らしい漫画絵で、ふんわりとした肉付きが魅力的です。
↓表紙などのカラー絵はその良さがかなり強く、やや判断に不向き。
紹介帯のカット絵と共に見るのがいいかと思います。
【 収録話 】 10話収録
003:「ワンルーム・ラブ」
遠距離恋愛な彼氏「啓吾」に会うべく、「成美」は4カ月ぶりにやってきたのでした。
博多弁な「成美ちゃん」がキュートなお話。
「啓吾くん」が帰宅した際には、ちょうど料理の真っ最中でして。
まぁ、大人しく座って待つ訳ないわね。
ラブラブえっちでした。
折り返し(前)はこちらの「成美ちゃん」のようなのですが。
たぶん、カバー裏も…彼女だと思います。
あれは引っ越し先かな。
※左:成美、右:リーダー「佐瀬」
023:「佐瀬さんは人気者」
チームの良い雰囲気を維持するため、リーダー「佐瀬」はセクハラまがいの事を許容していたのですが。
それを見かねた「青田」が指摘したところ…彼女は本心を語り始めたのでした。
程度の差はあっても…。
ああした事は、現実にも見られますわね。
こちらの「佐瀬さん」は関西弁な娘さん。
オチでの成長に、なんだかひと安心でした。
なお、裏表紙はこちらの「佐瀬さん」です。
039:「デートプラン」
軽く食事したのち、軽くドライブして夜景を見る…そんなプランを立てていたのですが。
土地感なく、うっかり山野で迷ってしまったのでした。
そんな、初デート失敗中という「孝介」・「ほのか」のカップル話。
この場面で、「ほのかちゃん」のああした言動は嬉しいですね。
イイ娘さんだなぁ。
「孝介くん」と違って場慣れもしているようで。
彼も驚く、車内えっちに発展…しかけて、巧くいかないのはリアルで楽しい。
最終的には野外プレイになっていました。
彼女に捨てられないよう、ガンバレ。
057:「ぴゅあ・カプセル」
ドラックストアで働く、薬剤師「篠川」
専門分野以外の仕事では戦力外で、熟練バイト「桑山」にたびたびフォローしてもらっていたのです。
日々お礼も兼ねて、猫好きな彼をマンションに誘った(※猫飼ってる)のでした。
眼鏡カワイイ、薬剤師「篠川さん」
「いい歳した大人が!」
そう言っていたので、そこそこな年齢のようなのですが。
あちこち、妙なまでに可愛らしい女性でした。
収録ではこちらの「篠川さん」がお気に入り。
「桑山くん」もいいひとだなぁ。
えっちのくだりにても、いかにもという彼女の性格が見えていました。
あの下着も当然それですよね。
さらにオチでのやり取りがまた2人の性格が発揮されてましたよ。
077:「Tropical Escape」
日常から離れ、南の島でのダイビング体験に申し込んだ「ワタル」
そこで、インストラクター「マリエ」の指導を受けることとなったのでした。
彼女は泊ったホテルでも働いていて~というお話。
黒髪・日焼け跡が眩しい美人さん。
夜食の際に再会し、彼女の申し出でマッサージをしてもらう、たいへん羨ましい展開。
まぁ、なんらかあって当然って感じですわね。
だいぶ「マリエさん」が積極的なので…。
いちおう、お互いの利益が一致したようなので、あれでいいのかな。
095:「じゆうけんきゅう」
夏休みも終わろうという頃。
まだ宿題に手を付けていなかった「ゆず」は、「悠斗」とのえっちを切っ掛けに自らの自由研究のテーマを思いついたのでした。
↓表紙に引っかけられた方、お待たせしました(※私です)
こちらが、↓表紙を飾っている「ゆずちゃん」のヒロイン漫画です。
ただ、
「ゆず、暑さでいよいよ頭おかしくなったか…」
そう言われちゃうくらいにぶっとんだ娘さんで。
ちょっと、今後が心配。
前述しました、ド・コメディーな漫画というのが、実はこちら。
詳細は伏せますが、自由研究テーマは当然ながらえっち絡みであり。
日々えっちしまくっていました。
(※ちなみに、彼氏「悠斗くん」はとっくに宿題終えている)
しかし、あんなんを普通に提出していた「ゆずちゃん」は凄い。
学校でも無防備そうだなぁ。
113:「ヒミツのおしごと」
わにまが食堂で働く「相野のの」
かなりのドジっ娘で、店長も困っていたのですが。
頼んだデリヘルでやって来たのは、まさしく「のの」だったのです。
知り合いが風俗嬢という、成年漫画ではお馴染みなパターン。
普段は迷惑ばかりかけている彼女が、”えっちの才はあった”というのがこちらのポイントです。
店長とソッチの相性は良いようで…。
熟練者な彼女もメロメロになっていましたよ。
オチでのやり取りを見る限り。
彼女の人生、ああして何らかの事態を収拾させてきていそうで、ちょっと怖い。
129:「えっち団結!」
応援団で人気な先輩「さおり」
露出大きく、付き合う「健人」は複雑なのでした。
まぁ、あの年頃の女の子が、胸にサラシ巻いただけ、みたいな恰好で出てきたら。
エロい目で見るな、という方が無理。
なお、中に水着着ているみたいなこともなく、生乳でしたよ。
屋上でのえっち展開です。
2人の関係を象徴しているような、オチでのやり取りが好き。
※左:インストラクター「マリエ」、右:応援団「さおり」
147:「卒業式」
卒業を迎えた、仲良し三人組「明美」・「誠夫」・「淳」のお話。
興味本位からのえっちはずっと続いていて…。
最後に体育館のステージでえっちすることとしたのでした。
男子どちらか抜け駆けしなかったのかな。
なんとなく、「明美ちゃん」が2人にだいぶ依存しているような感じで~彼女がそれを許さなかったか。
オチが印象的。
ブラックではないものの、あの年頃ならではというシリアスさがあり。
この後も漫画になりそう。
165:「ふたりたび」
田舎の海岸に佇んでいた「タクミ」
「急がないと、次の電車もう来ちゃいますけど…」
そこに、同じように旅姿の女性がそう声をかけてきたのでした。
旅は一期一会、ということでその女性「マナ」としばしの間行動を共にすることとなったのです。
一人旅でそーんな展開になれば最高なのですが…。
まぁ、何もないのが普通ですわね。
ノリの良い娘さんで、あっさりとえっち展開になってました。
漫画だねぇ。
なお、なにゆえ彼女がえっちを受け入れたのか、オチにて判明します。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「雲呑めお」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
非常に目立つ↓表紙が良いですね。
店頭で見かけるより先に、こちらはネット上での画像がぱっと目に飛び込んできました。
青空の下での金髪制服少女、というイラストが抜群に良く。
彼女、下着は上下どちらも着けていないのですが。
そんなん気にならないくらいの爽やかさがありました。
あの↓表紙だけで売り上げ何割か増したのではないでしょうん。。
ただ、本編での「ゆずちゃん」が…まさかあんなおバカな娘とは思いませんでしたが。
おかえり (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック – アダルト, 2020/6/30 [アダルト] 雲呑めお (著)
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■ココロノスキマ (わいら)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 積極的、学園
・構成 : 初単行本、短編×8話(うち「最初で最後の…」×2)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「わいら」センセの「ココロノスキマ」です。
※のぞみちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は1つ前後編の連続ある意外は全て短編でのお話。
絵柄の可愛さとは裏腹に、描かれる女性陣は強く積極的。
紹介帯の文言は”心えぐる文学的エロス”となっていました。
なるほど、一言で表現するとそんなんですかね。
それぞれ男女の内面がしっかり描かれていて、ドラマ性は高く。
単にえっちするような成年漫画とは一線を画した存在です。
直接的な表現は少なく、そうした系統ほどの残酷さはないのですが。
ブラック色はたっぷりあるので、得意でない人は注意が必要です。
さらりとした極細線での作画。
白比率が高く、濃淡は薄め。
描き込みはそこそこくらいな印象です。
コマ割りは細かく、比較的変化は少な目。
原稿は結構賑やかで、ごっちゃりしていました。
原稿時期はそう離れていないものの、各話多少の差があります。
背景や小物は適度なメリハリ感で画面とよく馴染んでいました。
人物画は横に長い四角目で、広い輪郭。
可愛らしいヒロインと違い、男性はややリアル寄りで濃さがあります。
引き絵とか変化のあるアングルに違和感は少なく。
ぱっと見ではやや不安定さあったものの、引っ掛かる箇所はなく。
漫画はお上手でした。
だいたいカラー絵の判断で問題ないのですが、紹介帯のカット絵と共に見るのが良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
003:「ワンルームの王様」
「吉野」と付き合う「山田」
飾らず明け透けで男性とも自然に接することのできる彼女に、なにかと嫉妬心を揺さぶられてしまうのでした。
可愛らしく巨乳な「吉野さん」
なかなか良い性格をしていて。
なにかと「山田くん」を煽り、楽しんでいました。
オチのモノローグを見るかぎり…ああしたプレイが最も馴染んでいるんだろうなぁ。
ただ、そこそこにしないと彼壊れるぞ。
収録では、それなりにラブコメっぽいお話だと思います。
※左:吉野さん、右:弥生陽菜
023:「空白と空白」
勤めていた整備工場。
そちらの社長の一人娘「弥生陽菜」から、何故か懐かれていたのですが。
いつしか男女の関係になってしまい、またそれは父親の知るところとなり…。
仕事は首になり、以後は荒れた生活を送っていたところ。
それから4年後、偶然「陽菜」と再会したのでした。
前半ページの「陽菜ちゃん」がなかなか怖い。
えっち前に言ってたことは、ある程度本当だと思いましたが、どうでしょう。
そんなんだっただけに、オチ前の台詞が熱い。
あれ以後は落ち着けばいいですね。
045:「最初で最後の…」 前後編
引っ越しの挨拶に来た「松下」はもともとお嬢様で、気品ある美人でした。
一目で惹かれた「守口」は早々に告白し、恋人同士になったのですが…。
話題の転校生という彼女に対し、自分を冴えない男であると自信を持てないでいた彼は、勝手に釣り会わないと考えるようになっていったのです。
収録では唯一の連続話。
うん、まぁ彼の気持ちはよーく分かる。
ただ、いかに抜け駆け的な告白をしたとはいえ、まったく男性と接触してなかった訳ではないだろうから…。
(※いちおう女子校出身のお嬢様ではある)
どーでもいい相手ならば、やんわり断られてる筈だわね。
おおむね想像通りだった前編からの後編が凄い。
ああした行動は驚きました。
…が。
言動にしっかりとした覚悟を持っているというのは、ある意味お嬢様らしいかもしれないかなぁ、と。
後編の前後にて、「松下さん」の見せてくれたそれぞれ表情が秀逸でした。
この、後彼女には頭上がらないだろなぁ。
089:「らてっくすらぶ」
ドラックストアの男性店員がお気に入りな「のぞみ」
頻繁にゴムのみ買うことでどう思われているか~と妄想を膨らませていたところ。
なんと、彼の方から声を掛けてきたのでした。
「のぞみちゃん」は、収録で唯一の眼鏡ヒロイン。
センセの描かれる絵とよく合ってますね。
お話は収録中でコメディー寄り。
あるいは、不幸な結果になってしまいそうなところを…。
そのエロさによって、見事に運命を覆した~という感じ。
オチの1コマが楽しい。
109:「ビッチの探しもの」
同じクラスである「水嶋」の校内えっちを目撃した「田渕」
それをネタに、単独行為をしていたところ。
事の終わったその彼女に、逆に目撃されてしまったのでした。
詳細は伏せますが、その際の一言がため、えっちに誘われるという展開。
成年漫画では、たいてい逆の要素で女性が惹かれるというのがセオリーなのですが…。
こんなんは珍しく、楽しい。
痛快ですわね。
129:「ゆうちゃんの金曜日」
もともと先輩だった彼氏「耕祐」と同じ大学に行くべく、勉強を頑張る「ゆう」
彼に勉強を見てもらっていたものの、どうしてもえっちに流れてしまい…。
ひとキレしたところ、今度は律儀にそれを守って半月もの間まるで手を出してこなくなっていたのでした。
収録ではこちらだけ2018年と古く、絵柄に差を感じます。
お話もまたラブコメちっくな仕上がりとなっており。
堪らなくなって、彼の寝込みを襲う「ゆうちゃん」が可愛らしいです。
オチがまた良いですね。
※左:松下さん、右:ゆうちゃん
149:「まだ暖かいベッドの上で」
169:「Buying and Selling」
こちら巻末に位置する2話なのですが。
結構振り切れ気味でも、結果どうにか収まってきた~というこれまでのエピソードとは違い。
読後感が微妙な、苦い結末を迎えています。
じんわり後引きますよ。
「しほ」と結婚前という「ヒロ」
しかし、
”見た目の割に真面目な姉に代わり、性欲解消の手伝いをする~”
そんな事を言う妹「みほ」とも関係していたのでした。
前者「まだ暖かいベッドの上で」はそうしたお話。
後半にて彼の言っていねことは、”まさしくその通り”ではあるのですが。
結婚を控える男性の言動にしては、ややぶっ飛び過ぎかなぁ。
現実味ないですよ。
(※「みほちゃん」が壊したのかな)
おそらく、本編後は修羅場になると思います。
先にどっちが切り出すか、程度でしょう。
後者「Buying and Selling」は援助交際をする「みやこ」のお話。
友人の敵討ちに、ヤバイと言われる客にコンタクトを取ったところ~という流れ。
先のエピソードは身内でのいざこざなため、まだ救いがありそうなのですが。
(※それぞれ関係壊れて終わるくらいでしょう)
こちらは描かれている先に、より恐ろしい事態になっていくだろうことが透けて見えていて…。
取り返しのつく失敗ではないでしょう。
軽い気持ちで手を出した「みやこちゃん」が気の毒。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「わいら」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
店頭では、微妙な年齢である女性陣の、ラブコメちっくな学園話を想像していたのですが。
思った以上に苦くハードなものでした。
読んでいる途中に、そうかーこうした系統かー、って天を仰ぎました。
脳に響くエロス具合が良いのですけどね。
前述したように、なんのかんの丸く収まる漫画もあるというのに。
結末に持ってきた漫画が連続であーした感じでうるのは、なんらかの強い意志を感じます(笑)
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 積極的、学園
・構成 : 初単行本、短編×8話(うち「最初で最後の…」×2)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「わいら」センセの「ココロノスキマ」です。
※のぞみちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は1つ前後編の連続ある意外は全て短編でのお話。
絵柄の可愛さとは裏腹に、描かれる女性陣は強く積極的。
紹介帯の文言は”心えぐる文学的エロス”となっていました。
なるほど、一言で表現するとそんなんですかね。
それぞれ男女の内面がしっかり描かれていて、ドラマ性は高く。
単にえっちするような成年漫画とは一線を画した存在です。
直接的な表現は少なく、そうした系統ほどの残酷さはないのですが。
ブラック色はたっぷりあるので、得意でない人は注意が必要です。
さらりとした極細線での作画。
白比率が高く、濃淡は薄め。
描き込みはそこそこくらいな印象です。
コマ割りは細かく、比較的変化は少な目。
原稿は結構賑やかで、ごっちゃりしていました。
原稿時期はそう離れていないものの、各話多少の差があります。
背景や小物は適度なメリハリ感で画面とよく馴染んでいました。
人物画は横に長い四角目で、広い輪郭。
可愛らしいヒロインと違い、男性はややリアル寄りで濃さがあります。
引き絵とか変化のあるアングルに違和感は少なく。
ぱっと見ではやや不安定さあったものの、引っ掛かる箇所はなく。
漫画はお上手でした。
だいたいカラー絵の判断で問題ないのですが、紹介帯のカット絵と共に見るのが良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
003:「ワンルームの王様」
「吉野」と付き合う「山田」
飾らず明け透けで男性とも自然に接することのできる彼女に、なにかと嫉妬心を揺さぶられてしまうのでした。
可愛らしく巨乳な「吉野さん」
なかなか良い性格をしていて。
なにかと「山田くん」を煽り、楽しんでいました。
オチのモノローグを見るかぎり…ああしたプレイが最も馴染んでいるんだろうなぁ。
ただ、そこそこにしないと彼壊れるぞ。
収録では、それなりにラブコメっぽいお話だと思います。
※左:吉野さん、右:弥生陽菜
023:「空白と空白」
勤めていた整備工場。
そちらの社長の一人娘「弥生陽菜」から、何故か懐かれていたのですが。
いつしか男女の関係になってしまい、またそれは父親の知るところとなり…。
仕事は首になり、以後は荒れた生活を送っていたところ。
それから4年後、偶然「陽菜」と再会したのでした。
前半ページの「陽菜ちゃん」がなかなか怖い。
えっち前に言ってたことは、ある程度本当だと思いましたが、どうでしょう。
そんなんだっただけに、オチ前の台詞が熱い。
あれ以後は落ち着けばいいですね。
045:「最初で最後の…」 前後編
引っ越しの挨拶に来た「松下」はもともとお嬢様で、気品ある美人でした。
一目で惹かれた「守口」は早々に告白し、恋人同士になったのですが…。
話題の転校生という彼女に対し、自分を冴えない男であると自信を持てないでいた彼は、勝手に釣り会わないと考えるようになっていったのです。
収録では唯一の連続話。
うん、まぁ彼の気持ちはよーく分かる。
ただ、いかに抜け駆け的な告白をしたとはいえ、まったく男性と接触してなかった訳ではないだろうから…。
(※いちおう女子校出身のお嬢様ではある)
どーでもいい相手ならば、やんわり断られてる筈だわね。
おおむね想像通りだった前編からの後編が凄い。
ああした行動は驚きました。
…が。
言動にしっかりとした覚悟を持っているというのは、ある意味お嬢様らしいかもしれないかなぁ、と。
後編の前後にて、「松下さん」の見せてくれたそれぞれ表情が秀逸でした。
この、後彼女には頭上がらないだろなぁ。
089:「らてっくすらぶ」
ドラックストアの男性店員がお気に入りな「のぞみ」
頻繁にゴムのみ買うことでどう思われているか~と妄想を膨らませていたところ。
なんと、彼の方から声を掛けてきたのでした。
「のぞみちゃん」は、収録で唯一の眼鏡ヒロイン。
センセの描かれる絵とよく合ってますね。
お話は収録中でコメディー寄り。
あるいは、不幸な結果になってしまいそうなところを…。
そのエロさによって、見事に運命を覆した~という感じ。
オチの1コマが楽しい。
109:「ビッチの探しもの」
同じクラスである「水嶋」の校内えっちを目撃した「田渕」
それをネタに、単独行為をしていたところ。
事の終わったその彼女に、逆に目撃されてしまったのでした。
詳細は伏せますが、その際の一言がため、えっちに誘われるという展開。
成年漫画では、たいてい逆の要素で女性が惹かれるというのがセオリーなのですが…。
こんなんは珍しく、楽しい。
痛快ですわね。
129:「ゆうちゃんの金曜日」
もともと先輩だった彼氏「耕祐」と同じ大学に行くべく、勉強を頑張る「ゆう」
彼に勉強を見てもらっていたものの、どうしてもえっちに流れてしまい…。
ひとキレしたところ、今度は律儀にそれを守って半月もの間まるで手を出してこなくなっていたのでした。
収録ではこちらだけ2018年と古く、絵柄に差を感じます。
お話もまたラブコメちっくな仕上がりとなっており。
堪らなくなって、彼の寝込みを襲う「ゆうちゃん」が可愛らしいです。
オチがまた良いですね。
※左:松下さん、右:ゆうちゃん
149:「まだ暖かいベッドの上で」
169:「Buying and Selling」
こちら巻末に位置する2話なのですが。
結構振り切れ気味でも、結果どうにか収まってきた~というこれまでのエピソードとは違い。
読後感が微妙な、苦い結末を迎えています。
じんわり後引きますよ。
「しほ」と結婚前という「ヒロ」
しかし、
”見た目の割に真面目な姉に代わり、性欲解消の手伝いをする~”
そんな事を言う妹「みほ」とも関係していたのでした。
前者「まだ暖かいベッドの上で」はそうしたお話。
後半にて彼の言っていねことは、”まさしくその通り”ではあるのですが。
結婚を控える男性の言動にしては、ややぶっ飛び過ぎかなぁ。
現実味ないですよ。
(※「みほちゃん」が壊したのかな)
おそらく、本編後は修羅場になると思います。
先にどっちが切り出すか、程度でしょう。
後者「Buying and Selling」は援助交際をする「みやこ」のお話。
友人の敵討ちに、ヤバイと言われる客にコンタクトを取ったところ~という流れ。
先のエピソードは身内でのいざこざなため、まだ救いがありそうなのですが。
(※それぞれ関係壊れて終わるくらいでしょう)
こちらは描かれている先に、より恐ろしい事態になっていくだろうことが透けて見えていて…。
取り返しのつく失敗ではないでしょう。
軽い気持ちで手を出した「みやこちゃん」が気の毒。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「わいら」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
店頭では、微妙な年齢である女性陣の、ラブコメちっくな学園話を想像していたのですが。
思った以上に苦くハードなものでした。
読んでいる途中に、そうかーこうした系統かー、って天を仰ぎました。
脳に響くエロス具合が良いのですけどね。
前述したように、なんのかんの丸く収まる漫画もあるというのに。
結末に持ってきた漫画が連続であーした感じでうるのは、なんらかの強い意志を感じます(笑)
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