■姉はショタを好きになる (瀬奈陽太郎)
★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、ショタ、お姉ちゃん、ファンタジー
・構成 : 短編×13(うち「姉はショタを好きになる」×6、
「人妻勇者と魔王なボクの復讐劇」×3、「腐れペン!」×2)
・おまけ: 表紙は紹介帯で変化、合間にイラスト、
描き下ろし「おまけ漫画 腐ったペンの方程式」、
カバー裏にリンク別絵・おまけのおまけ「劇中BL漫画ノートリミング版」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瀬奈陽太郎(せな・ようたろう)」センセの「姉はショタを好きになる」です。
※亜麻音
【 構成・絵柄 】
構成はメインの中編ほか連続話と短編。
メイン話は、どたばた系なラブコメです。
連続性は薄く、同キャラによるお話群という色合いでした。
もう1つの中編もおおむね同様。
ただ、”引退した勇者”が主婦となっているなど、ファンタジー要素があり、ストーリーちっくに仕上がっています。
基本的にはどちらもラブコメで、主導権はほぼ女性側。
表題にもあるように、姉・ショタ系な味わいでした。
弟(あるいはそれっぽい男性)を好き勝手するようなシチュエーション多く、読んだ感覚としてはショタ色が強い単行本。
で、全体的にはコメディー傾向が目立っていました。
描き下ろしと連続になっている漫画家・編集さんのシリーズはまさにそんなん。
唯一の短編は、他単行本からの続きです。
丁寧な線でしっかりとした描き込み具合。
濃淡具合もちょうど良いくらい。
服装から背景・小物を含めて、実にお上手な方でした。
表現なども分かり辛いところなく、漫画も良好。
ややページがごっちゃりしますかね。
可愛らしくもリアルさある人物絵で、タイトルそのままお姉ちゃん系。
優れたバランスで描かれていました。
漫画運びなど、多少の癖はあるものの、特にマイナス点は見当たらず。
カラーとも大きな変化はないので、↓表紙そのまままの感覚で問題ありません。
【 収録話 】 13話収録
003:「姉はショタを好きになる」 6話
カバーをガッチリ固めていた、メインシリーズ。
お姉ちゃん、と言っても義理の関係でした。
3名の姉と弟によるラブコメで、ショートカットな「亜麻音」さんとは開始から相思相愛。
秘めた欲望はあっても彼女は比較的常識人として描かれていて、最も年上らしい眼鏡の「歌織」さんに弟「界(かい)」くんと共にオモチャとなっています。
最初に登場していたキツイ目をした「聖(ひじり)」さんは単独で描かれることのが多めでした。
※左:歌織、右:聖
003:1話目「発情!禁断の姉弟」
次々お姉さんの登場するこちらは、いちおう「亜麻音さん」がメイン。
成年の連続話は、各話でそれぞれ姉1人づつ登場するのがパターンなんですが。
こちらは冒頭から「聖さん」、「歌織さん」とひと通り顔見せプレイがありました。
やられっぱなしだった「界くん」から仕掛ける展開。
うん、他2人に比べたら、「亜麻音さん」は最も普通ですもんね。
こちらではホットパンツを着用(←毎回ですね)しており、むちっとした太ももが素敵。
ああした日常を過ごしながらも2人のえっちは初めてらしく、言葉(だけ)でいちおうの抵抗を見せる様がキュートです。
023:2話目「倒錯!淫劇の姉弟」
こちらは「歌織さん」
中扉のカラー絵にあるような、バニー姿で登場。
彼女は小説家という設定で、話のネタそのまま演ずるというもの。
セオリー通りですね。
途中から「亜麻音さん」が顔を見せますが、きっちり巻き込まれておりました。
041:3話目「浴場!淫情の姉弟」
冒頭・オチで必ず顔を見せていた「聖さん」のメイン話。
「界くん」を誘ってお風呂に入るというもの。
「私はモデルだからな。身体には自信があるし、おまえに見られてもどうということはない」
とか言ってます。
…いいなぁ。
後半にはやはり「亜麻音さん」が参加、続いて「歌織さん」も驚きの登場をして、複数になっていました。
061:4話目「恥辱!朗読の姉弟」
ほぼ「亜麻音さん」が単独なお話。
流れで複数になってはいるものの、独占欲あるのが可愛いですね。
こちらでは、マトモそうだった彼女の秘めた欲望が語られます。
ああ、いちおう他の2人がいることで、普段は抑えられているのかな。
官能小説を読みながらのえっち展開です。
079:5話目「陶酔!教乱の姉弟」
部屋に籠りっきりの「歌織さん」に夜食を運んだところ、そのまま部屋に連れ込まれる展開。
こちらは教師・生徒プレイ。
眼鏡がため、教師役はぴったりですわね。
097:6話目「妊娠!決断の姉弟」
前話の最終コマで言われてましたが…なるほど、確かにそうだ。
メインは髪をポニーテールにしている「聖さん」
故あって「界くん」から仕掛ける流れ。
あ、もしかしたら、彼女が最も普通の感覚を持ってるかも。
普段の言動がため、逆に可愛らしいですよ。
キャラ的にも、実は「聖さん」が正ヒロインだったかなー、というほどのキュートさでした。
119:「人妻勇者と魔王なボクの復讐劇」 3話
175:「人妻勇者ZERO~運命の夜~」
勇者を引退して、現世で主婦となっていた「イーリス」のもとに、魔法使い「オルテンシア」が訪ねてくるという切っ掛け。
その頃、魔王の宮殿では女戦士「フィーア」が仲間2人にえっちされていたのでした。
ツインテールでビキニアーマーですね。
「~これみよがしにプルンプルン揺らしおって」
という台詞が可笑しい。
現実にはそうだろうなぁ。
エプロン姿で、おたまとフライパンを持った元勇者「イーリス」がファンタジー世界に戻るのが2話目。
詳細は伏せますが、魔王をもともとの男の子に戻していました。
そんな彼を囲み、和装・ロリな「ウィスタリア(藤姫)」ほか、「オルテンシア」・「フィーア」が入り乱れる複数えっちです。
最終話は、ファンタジーらしく触手です。
メインはようやく「イーリスさん」
”眼鏡で能力を封じている”
という設定がため、眼鏡えっちでした。
「イーリスさん」を中心に、普通に皆で冒険しているシーンも見たかったですよ。
オチは、次の「人妻勇者ZERO~運命の夜~」にて詳細が語られます。
そちらは本編よりも前のお話。
甲冑姿の、らしい格好をした「イーリスさん」を見ることができます。
ちなみに、甲冑姿と言っても下はビキニパンツだけでしたけどね。
えっち時はブルマ姿。
よくお似合いです。
197:「官能の夏休み」
収録での短編は教師「和美」・「翔太」くんのカップル。
前巻「官能の方程式」ではクリスマス話でしたが、こちらは夏で競泳水着姿。
年上なのに可愛らしい方ですね。
オチではナースになってました。
※左から、オルテンシア・イーリス・フィーア
215:「腐れペン!」
237:「おまけ漫画 腐ったペンの方程式」 描き下ろし
ちらほら巻末で見かけていた、漫画家「瀬ニャヨータロー」の短編。
ほぼコメディーというお話ですが、ちゃんと編集「堂島夏憐」とのえっちも描かれています。
ブルマ・ローションという組み合わせでした。
描き下ろしはそちらから続くショートコメディーです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「瀬奈陽太郎」センセでした。
前巻「官能の方程式」がかなり久々だったこともあり、ブログで紹介しているのはそちらと「マルいも!?」のみ。
ひでるさんは…たぶん、過去単行本全て目にしている筈。
…で。
今回単行本のちょっと前に、やはり発売があり。
お名前で判断して、なにも考えずにすぱーんと買ってきてしまいましたが。
よくよく見たら、「官能の方程式」の通常版でした。
うわー。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、ショタ、お姉ちゃん、ファンタジー
・構成 : 短編×13(うち「姉はショタを好きになる」×6、
「人妻勇者と魔王なボクの復讐劇」×3、「腐れペン!」×2)
・おまけ: 表紙は紹介帯で変化、合間にイラスト、
描き下ろし「おまけ漫画 腐ったペンの方程式」、
カバー裏にリンク別絵・おまけのおまけ「劇中BL漫画ノートリミング版」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瀬奈陽太郎(せな・ようたろう)」センセの「姉はショタを好きになる」です。
※亜麻音
【 構成・絵柄 】
構成はメインの中編ほか連続話と短編。
メイン話は、どたばた系なラブコメです。
連続性は薄く、同キャラによるお話群という色合いでした。
もう1つの中編もおおむね同様。
ただ、”引退した勇者”が主婦となっているなど、ファンタジー要素があり、ストーリーちっくに仕上がっています。
基本的にはどちらもラブコメで、主導権はほぼ女性側。
表題にもあるように、姉・ショタ系な味わいでした。
弟(あるいはそれっぽい男性)を好き勝手するようなシチュエーション多く、読んだ感覚としてはショタ色が強い単行本。
で、全体的にはコメディー傾向が目立っていました。
描き下ろしと連続になっている漫画家・編集さんのシリーズはまさにそんなん。
唯一の短編は、他単行本からの続きです。
丁寧な線でしっかりとした描き込み具合。
濃淡具合もちょうど良いくらい。
服装から背景・小物を含めて、実にお上手な方でした。
表現なども分かり辛いところなく、漫画も良好。
ややページがごっちゃりしますかね。
可愛らしくもリアルさある人物絵で、タイトルそのままお姉ちゃん系。
優れたバランスで描かれていました。
漫画運びなど、多少の癖はあるものの、特にマイナス点は見当たらず。
カラーとも大きな変化はないので、↓表紙そのまままの感覚で問題ありません。
【 収録話 】 13話収録
003:「姉はショタを好きになる」 6話
カバーをガッチリ固めていた、メインシリーズ。
お姉ちゃん、と言っても義理の関係でした。
3名の姉と弟によるラブコメで、ショートカットな「亜麻音」さんとは開始から相思相愛。
秘めた欲望はあっても彼女は比較的常識人として描かれていて、最も年上らしい眼鏡の「歌織」さんに弟「界(かい)」くんと共にオモチャとなっています。
最初に登場していたキツイ目をした「聖(ひじり)」さんは単独で描かれることのが多めでした。
※左:歌織、右:聖
003:1話目「発情!禁断の姉弟」
次々お姉さんの登場するこちらは、いちおう「亜麻音さん」がメイン。
成年の連続話は、各話でそれぞれ姉1人づつ登場するのがパターンなんですが。
こちらは冒頭から「聖さん」、「歌織さん」とひと通り顔見せプレイがありました。
やられっぱなしだった「界くん」から仕掛ける展開。
うん、他2人に比べたら、「亜麻音さん」は最も普通ですもんね。
こちらではホットパンツを着用(←毎回ですね)しており、むちっとした太ももが素敵。
ああした日常を過ごしながらも2人のえっちは初めてらしく、言葉(だけ)でいちおうの抵抗を見せる様がキュートです。
023:2話目「倒錯!淫劇の姉弟」
こちらは「歌織さん」
中扉のカラー絵にあるような、バニー姿で登場。
彼女は小説家という設定で、話のネタそのまま演ずるというもの。
セオリー通りですね。
途中から「亜麻音さん」が顔を見せますが、きっちり巻き込まれておりました。
041:3話目「浴場!淫情の姉弟」
冒頭・オチで必ず顔を見せていた「聖さん」のメイン話。
「界くん」を誘ってお風呂に入るというもの。
「私はモデルだからな。身体には自信があるし、おまえに見られてもどうということはない」
とか言ってます。
…いいなぁ。
後半にはやはり「亜麻音さん」が参加、続いて「歌織さん」も驚きの登場をして、複数になっていました。
061:4話目「恥辱!朗読の姉弟」
ほぼ「亜麻音さん」が単独なお話。
流れで複数になってはいるものの、独占欲あるのが可愛いですね。
こちらでは、マトモそうだった彼女の秘めた欲望が語られます。
ああ、いちおう他の2人がいることで、普段は抑えられているのかな。
官能小説を読みながらのえっち展開です。
079:5話目「陶酔!教乱の姉弟」
部屋に籠りっきりの「歌織さん」に夜食を運んだところ、そのまま部屋に連れ込まれる展開。
こちらは教師・生徒プレイ。
眼鏡がため、教師役はぴったりですわね。
097:6話目「妊娠!決断の姉弟」
前話の最終コマで言われてましたが…なるほど、確かにそうだ。
メインは髪をポニーテールにしている「聖さん」
故あって「界くん」から仕掛ける流れ。
あ、もしかしたら、彼女が最も普通の感覚を持ってるかも。
普段の言動がため、逆に可愛らしいですよ。
キャラ的にも、実は「聖さん」が正ヒロインだったかなー、というほどのキュートさでした。
119:「人妻勇者と魔王なボクの復讐劇」 3話
175:「人妻勇者ZERO~運命の夜~」
勇者を引退して、現世で主婦となっていた「イーリス」のもとに、魔法使い「オルテンシア」が訪ねてくるという切っ掛け。
その頃、魔王の宮殿では女戦士「フィーア」が仲間2人にえっちされていたのでした。
ツインテールでビキニアーマーですね。
「~これみよがしにプルンプルン揺らしおって」
という台詞が可笑しい。
現実にはそうだろうなぁ。
エプロン姿で、おたまとフライパンを持った元勇者「イーリス」がファンタジー世界に戻るのが2話目。
詳細は伏せますが、魔王をもともとの男の子に戻していました。
そんな彼を囲み、和装・ロリな「ウィスタリア(藤姫)」ほか、「オルテンシア」・「フィーア」が入り乱れる複数えっちです。
最終話は、ファンタジーらしく触手です。
メインはようやく「イーリスさん」
”眼鏡で能力を封じている”
という設定がため、眼鏡えっちでした。
「イーリスさん」を中心に、普通に皆で冒険しているシーンも見たかったですよ。
オチは、次の「人妻勇者ZERO~運命の夜~」にて詳細が語られます。
そちらは本編よりも前のお話。
甲冑姿の、らしい格好をした「イーリスさん」を見ることができます。
ちなみに、甲冑姿と言っても下はビキニパンツだけでしたけどね。
えっち時はブルマ姿。
よくお似合いです。
197:「官能の夏休み」
収録での短編は教師「和美」・「翔太」くんのカップル。
前巻「官能の方程式」ではクリスマス話でしたが、こちらは夏で競泳水着姿。
年上なのに可愛らしい方ですね。
オチではナースになってました。
※左から、オルテンシア・イーリス・フィーア
215:「腐れペン!」
237:「おまけ漫画 腐ったペンの方程式」 描き下ろし
ちらほら巻末で見かけていた、漫画家「瀬ニャヨータロー」の短編。
ほぼコメディーというお話ですが、ちゃんと編集「堂島夏憐」とのえっちも描かれています。
ブルマ・ローションという組み合わせでした。
描き下ろしはそちらから続くショートコメディーです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「瀬奈陽太郎」センセでした。
前巻「官能の方程式」がかなり久々だったこともあり、ブログで紹介しているのはそちらと「マルいも!?」のみ。
ひでるさんは…たぶん、過去単行本全て目にしている筈。
…で。
今回単行本のちょっと前に、やはり発売があり。
お名前で判断して、なにも考えずにすぱーんと買ってきてしまいましたが。
よくよく見たら、「官能の方程式」の通常版でした。
うわー。
姉はショタを好きになる (富士美コミックス) (2012/11/24) 瀬奈 陽太郎 商品詳細を見る |
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■初恋ナマハメ祭り (くりつよしひろ)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、集団、むちむち
・構成 : 短編×7(うち「ようこそ祭岬町へ」×5、「ユキコ!」×2)
・おまけ: 描き下ろし「Hの証明」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くりつよしひろ」センセの「初恋ナマハメ祭り」です。
※穂辺友美、ほかキャンプ参加の面々
【 構成・絵柄 】
収録の漫画は2つの中編。
↓表紙にもなっているメインは複数ヒロインが登場する集団モノ。
こちらは男子がほぼ主人公の1人だけ。
だんだん参加人数が増えており、最終話では13名を相手にしておりました。
もう1話は前後編。
こちらは1人のヒロインが、男子の集団にえっちされるというもの。
派手な複数プレイが展開されます。
描かれるのはそんなんですが、漫画は明るくパワーがあり。
針が振り切れたような、飛び抜けた描写がコメディーちっくで可笑しいです。
色々な意味で凄いですね。
センセならでは、という単行本だと思います。
ストーリーとしては、正直なところ”それなり”なので、好みがはっきり分かれるでしょう。
過去単行本が好みの方ならば、間違いなく大丈夫(笑)
お話もそうですが、絵柄も個性の強いもの。
妙に肉々しい局部のアップはいつも通り。
可愛らしいヒロインらが、自ら広げてたりするコマも多く。
実にドえろいですね。
勢いある作画がぐいぐいと迫ってきます。
濃淡は濃い目で、描き込みも細かめ。
複数えっちが頻繁なため、原稿は相当な賑やかさ。
そうしたプレイと前述した描き方もあり、濃厚な仕上がりです
擬音など、いちいち大仰な描写も相変わらず。
一気に読むと、何らか消耗しそうな感じでした。
メインの漫画は舞台設定がためか、背景も頑張ってますね。
概ね良かったと思います。
隅々まで細かく見ると粗はありましたが。
パンチとインパクトがためか、そう気にはなりません。
…とはいえ、相当に癖が強い系統なので、苦手そうな方は注意。
幸いにも「ティーアイネット」さんの単行本ですから、裏表紙の漫画カットが判断に便利です。
【 収録話 】 7話収録
003:「ようこそ祭岬町へ」 全4話
207:「Hの証明」 描き下ろし
瀬戸内海小さな町に暮らす「松原友也」
部活帰りに立ち寄る「穂辺食堂」の看板娘「穂辺友美」とは幼馴染みの間柄でした。
昔は下ネタばかり言って”変態”と嫌われていた「友也」でしたが。
長じてからは落ち着き、モテるようになっていたのです。
ある日、「友美」に誘われ、神社へ立ち寄ったところ…いきなり彼女から告白されたのでした。
※牧原葉織、ほか
1話目は「友美ちゃん」との神社えっち。
ツンデレちっくなヒロインですね。
ポニーテールがキュート。
冒頭に「友也くん」は辛いラーメンを食べているんですが。
実はそれ、えっちでの伏線となってます。
なんというか…エロいぞ。
”恋人にしたい人ランキング”
で、「友也くん」が見事トップに選ばれるという2話目。
メインは町でのお祭り。
成年漫画でお祭りとくれば…浴衣姿のヒロインと野外がセオリー。
こちらもそんなん。
浴衣で髪をアップにした「友美ちゃん」が見れます。
「友也くん」もぱっと見誰だか分かってなかったですが、確かにこれまた良い感じ。
メインは冒頭にて顔を見せていた生徒会副会長「法恩幾世(ほうおん・いくせ)」のえっちシーンに触発されるという流れ。
どーでもいいんですが、この2人は2回とも神社での野外えっちなんですね。
なお、途中でアップにしていた髪が解けるサービスがありました。
皆でキャンプに出掛けるという3話目。
男子は「友也くん」だけで、他は「友美ちゃん」を含めて女子ばかりだったのです。
参加は「風見星奈」、「雁尾奈々子」、「志摩村マリィ」、「不羽梢」…というタイプ異なる4名ですね。
当然ながら、彼女らとのえっち展開。
「梢さん」は…最後までコメディー担当でした。
彼女らがなにゆえ「友也くん」を選んだのか、に注目。
こりゃ、「友美ちゃん」は大変だ。
いちおう収録での最終話は、東京の学校で生徒会長をやっているという「牧原葉織」が夏休みに帰郷する切っ掛け。
”エロ魔王”という「友也くん」を退治するため、同士13名にてとある作戦を実行するというもの。
まー、よく描きましたねー。
それぞれちゃんと名前あるのが、なにげに凄い(笑)
前回にも増した、ド派手な複数えっちが楽しめます。
凄いよ。
策に溺れる「葉織さん」が可愛らしいです。
漫画は結構中途半端な終わり方をしており、描き下ろしはそれがためか、本編直後のエピソードになってました。
携帯で撮ったりしてますよ。
わはは。
135:「ユキコ!」 前後編
野球部のマネージャー「早瀬雪子」
亡くなった祖父の後を継いで監督を兼ねることとなった彼女でしたが、野球部の面々はいまいち頼りなく。
「雪子」は彼らを発奮させるべく、
「地区予選ベスト8に入れたら、この私みずからAVでもなんでも出演して見せてあげるわ!」
そう言ったところ、なんと本当にベスト8に入ったのでした。
だいたいそんなん。
※早瀬雪子
みつ編みが可愛い「雪子ちゃん」のお話。
基本的には部活風景ですが、本編はえっちシーンばかり。
野球やってるコマもちょろっと程度です。
いわゆる、ご褒美えっち。
こうした漫画では、目的を達成したからには遠慮なく、ヒロインの心情もそっちのけでガンガン押してくものですが。
先頭に立って皆を引っ張ってくれた彼女のため、
「AVの話なんかなかったことにしよう!」
という結論に至っておりました。
部の男子らはいい子揃いですね。
ただ、「雪子ちゃん」の覚悟は野球にかける情熱そのまま中途半端なものではなく。
自らAV出演しておりました。
そんな訳で、前編は皆で彼女のAVを見守るという流れ。
集団視聴なので、お馴染みのプレイに対する解説もあります。
いちいちエロいですね。
また、その横にえっちされてる当人がいるというのがいい感じ(笑)
しかも、結構ハード目なやつに出演してるのよ。
後編はその直後、野球部の面々と。
いちおう詳しくは伏せますが、こちらも自ら脱いでました。
後半あたりの一言がため、逆に火をつけてしまう展開が可笑しいです。
セーラー服(※スカートね)のまま野球やってたので、もう少しそんなんも見たかったですね。
【 その他 】
そんなこんなで「くりつよしひろ」センセでした。
ブログでは「少女品評会」、「アルティメットレイプ」、「聖ミュリス学院へようこそ」、「愛という名の支配の原理」…と、紹介してます。
前巻が歴代キャラ総出演のお祭り漫画だったので、今回は完全新刊という感じ。
最近は、良くも悪くもわらわら複数ヒロインが登場すること多かったので、個人的には「ユキコ!」が良かったです。
「ようこそ祭岬町へ」も後半はともかく、ちゃんとメインが目立ってましたしね。
どちらも可愛かったですよ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、集団、むちむち
・構成 : 短編×7(うち「ようこそ祭岬町へ」×5、「ユキコ!」×2)
・おまけ: 描き下ろし「Hの証明」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くりつよしひろ」センセの「初恋ナマハメ祭り」です。
※穂辺友美、ほかキャンプ参加の面々
【 構成・絵柄 】
収録の漫画は2つの中編。
↓表紙にもなっているメインは複数ヒロインが登場する集団モノ。
こちらは男子がほぼ主人公の1人だけ。
だんだん参加人数が増えており、最終話では13名を相手にしておりました。
もう1話は前後編。
こちらは1人のヒロインが、男子の集団にえっちされるというもの。
派手な複数プレイが展開されます。
描かれるのはそんなんですが、漫画は明るくパワーがあり。
針が振り切れたような、飛び抜けた描写がコメディーちっくで可笑しいです。
色々な意味で凄いですね。
センセならでは、という単行本だと思います。
ストーリーとしては、正直なところ”それなり”なので、好みがはっきり分かれるでしょう。
過去単行本が好みの方ならば、間違いなく大丈夫(笑)
お話もそうですが、絵柄も個性の強いもの。
妙に肉々しい局部のアップはいつも通り。
可愛らしいヒロインらが、自ら広げてたりするコマも多く。
実にドえろいですね。
勢いある作画がぐいぐいと迫ってきます。
濃淡は濃い目で、描き込みも細かめ。
複数えっちが頻繁なため、原稿は相当な賑やかさ。
そうしたプレイと前述した描き方もあり、濃厚な仕上がりです
擬音など、いちいち大仰な描写も相変わらず。
一気に読むと、何らか消耗しそうな感じでした。
メインの漫画は舞台設定がためか、背景も頑張ってますね。
概ね良かったと思います。
隅々まで細かく見ると粗はありましたが。
パンチとインパクトがためか、そう気にはなりません。
…とはいえ、相当に癖が強い系統なので、苦手そうな方は注意。
幸いにも「ティーアイネット」さんの単行本ですから、裏表紙の漫画カットが判断に便利です。
【 収録話 】 7話収録
003:「ようこそ祭岬町へ」 全4話
207:「Hの証明」 描き下ろし
瀬戸内海小さな町に暮らす「松原友也」
部活帰りに立ち寄る「穂辺食堂」の看板娘「穂辺友美」とは幼馴染みの間柄でした。
昔は下ネタばかり言って”変態”と嫌われていた「友也」でしたが。
長じてからは落ち着き、モテるようになっていたのです。
ある日、「友美」に誘われ、神社へ立ち寄ったところ…いきなり彼女から告白されたのでした。
※牧原葉織、ほか
1話目は「友美ちゃん」との神社えっち。
ツンデレちっくなヒロインですね。
ポニーテールがキュート。
冒頭に「友也くん」は辛いラーメンを食べているんですが。
実はそれ、えっちでの伏線となってます。
なんというか…エロいぞ。
”恋人にしたい人ランキング”
で、「友也くん」が見事トップに選ばれるという2話目。
メインは町でのお祭り。
成年漫画でお祭りとくれば…浴衣姿のヒロインと野外がセオリー。
こちらもそんなん。
浴衣で髪をアップにした「友美ちゃん」が見れます。
「友也くん」もぱっと見誰だか分かってなかったですが、確かにこれまた良い感じ。
メインは冒頭にて顔を見せていた生徒会副会長「法恩幾世(ほうおん・いくせ)」のえっちシーンに触発されるという流れ。
どーでもいいんですが、この2人は2回とも神社での野外えっちなんですね。
なお、途中でアップにしていた髪が解けるサービスがありました。
皆でキャンプに出掛けるという3話目。
男子は「友也くん」だけで、他は「友美ちゃん」を含めて女子ばかりだったのです。
参加は「風見星奈」、「雁尾奈々子」、「志摩村マリィ」、「不羽梢」…というタイプ異なる4名ですね。
当然ながら、彼女らとのえっち展開。
「梢さん」は…最後までコメディー担当でした。
彼女らがなにゆえ「友也くん」を選んだのか、に注目。
こりゃ、「友美ちゃん」は大変だ。
いちおう収録での最終話は、東京の学校で生徒会長をやっているという「牧原葉織」が夏休みに帰郷する切っ掛け。
”エロ魔王”という「友也くん」を退治するため、同士13名にてとある作戦を実行するというもの。
まー、よく描きましたねー。
それぞれちゃんと名前あるのが、なにげに凄い(笑)
前回にも増した、ド派手な複数えっちが楽しめます。
凄いよ。
策に溺れる「葉織さん」が可愛らしいです。
漫画は結構中途半端な終わり方をしており、描き下ろしはそれがためか、本編直後のエピソードになってました。
携帯で撮ったりしてますよ。
わはは。
135:「ユキコ!」 前後編
野球部のマネージャー「早瀬雪子」
亡くなった祖父の後を継いで監督を兼ねることとなった彼女でしたが、野球部の面々はいまいち頼りなく。
「雪子」は彼らを発奮させるべく、
「地区予選ベスト8に入れたら、この私みずからAVでもなんでも出演して見せてあげるわ!」
そう言ったところ、なんと本当にベスト8に入ったのでした。
だいたいそんなん。
※早瀬雪子
みつ編みが可愛い「雪子ちゃん」のお話。
基本的には部活風景ですが、本編はえっちシーンばかり。
野球やってるコマもちょろっと程度です。
いわゆる、ご褒美えっち。
こうした漫画では、目的を達成したからには遠慮なく、ヒロインの心情もそっちのけでガンガン押してくものですが。
先頭に立って皆を引っ張ってくれた彼女のため、
「AVの話なんかなかったことにしよう!」
という結論に至っておりました。
部の男子らはいい子揃いですね。
ただ、「雪子ちゃん」の覚悟は野球にかける情熱そのまま中途半端なものではなく。
自らAV出演しておりました。
そんな訳で、前編は皆で彼女のAVを見守るという流れ。
集団視聴なので、お馴染みのプレイに対する解説もあります。
いちいちエロいですね。
また、その横にえっちされてる当人がいるというのがいい感じ(笑)
しかも、結構ハード目なやつに出演してるのよ。
後編はその直後、野球部の面々と。
いちおう詳しくは伏せますが、こちらも自ら脱いでました。
後半あたりの一言がため、逆に火をつけてしまう展開が可笑しいです。
セーラー服(※スカートね)のまま野球やってたので、もう少しそんなんも見たかったですね。
【 その他 】
そんなこんなで「くりつよしひろ」センセでした。
ブログでは「少女品評会」、「アルティメットレイプ」、「聖ミュリス学院へようこそ」、「愛という名の支配の原理」…と、紹介してます。
前巻が歴代キャラ総出演のお祭り漫画だったので、今回は完全新刊という感じ。
最近は、良くも悪くもわらわら複数ヒロインが登場すること多かったので、個人的には「ユキコ!」が良かったです。
「ようこそ祭岬町へ」も後半はともかく、ちゃんとメインが目立ってましたしね。
どちらも可愛かったですよ。
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■わがままミルフィーユ (ちさこ)
★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [百合] 恋愛、すれ違い
・構成 : 短編×7。
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき・作品解説、
描き下ろし「オトメ・アソート」、おまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちさこ」センセの「わがままミルフィーユ」です。
※左:藤井みなみ・東郷ミキ、右:紗彩・莉子
【 構成・絵柄 】
毎度お馴染み、「一迅社」さんの百合姫コミックスのシリーズです。
各話完結の短編形式。
描き下ろしにて1つ連続話となっていたほか、巻末のおまけ漫画でそれぞれお話の後日談エピソードがあります。
ありそうだなー、と思って見てましたが、各話にゲスト出演などはないみたい。
タイプとしては、”ある程度それに寛容ではあるものの、基本的にはタブー”という世界です。
すれ違う想いが成就するまでを描いてました。
そのため、男性の姿もちらほら。
そうガッツリではないものの、お話に絡むこともありました。
可愛らしい絵柄ですが、ストーリーとしては甘くなく。
なんというか…ひねくってますね。
いわゆる王道の百合漫画とはズレる印象なので、ご注意ください。
恋愛ちっくなのが好きか、どうかが判断のポイントになるかなぁ。
人物絵はだいたい↓表紙そのまま。
ぱちっとした黒目の大きい、キュートなもの。
輪郭広めで鼻は小さく、手足は華奢に描かれてます。
普通には問題ないですが、コメディー部分など極端にデフォルメされる個所があり。
お話が軽くないので、個人的にはちょっと引っ掛かりました。
また、背景が極端に無機質で、小物などもいま一歩、二歩。
デザインは可愛らしいんですが、服装についてもまだ頑張ってほしい気がしました。
よく描けているところもあるので、ちと勿体ないかな。
全体的には適度な描き込みで濃淡の淡い、すっきりとした絵柄。
白比率も多めです。
たまにコマがガチャガチャしてました。
判断については、だいたいは↓表紙で問題ないと思います。
【 収録話 】 7話収録
005:「欲望パレード」
服・小物好きな「藤井みなみ」
ちょっとした切っ掛けから、お金持ちで頭の良いという校内の有名人「東郷ミキ」と知り合いになり。
”以前から気になっていた”
という好意をそのまま受け、欲しいものを次々に買ってもらうべく付き合うこととしたのでした。
いきなり変化球ですね。
金と才はあるものの、「ミキさん」は人間的に問題があり。
「みなみさん」によって普通の感覚を取り戻してく…のかな。
まぁ、彼女もそれなりに問題児ではあるんですけどね。
どちらかというと恋愛ではなく、友情の延長みたいな感覚でした。
まだ一方通行よね。
※山田なつき・山田はるな
025:「藍色アプローズ」
双子の山田姉妹のエピソード。
明るく要領の良い妹「なつき」と、真面目な姉「はるな」という設定。
まぁ、兄弟でも姉妹でも、実際いる人には覚えあるだろうお話でしょう。
しかも、この2人は双子なので、なおさらか。
漫画では素直なったことで、事態を好転させていました。
何事も勝手に思い込み、ため込むのは良くないこと。
うまくいったようで、何より。
後日談が巻末にありましたが、そっちのがより百合漫画っぽいかも。
051:「クモリトキドキアメノチ」
147:「オトメ・アソート」 描き下ろし
男性が苦手で、以前本気で付き合っていた先生にフラれていた「莉子」さんのお話。
こうした、遊びから卒業しなさいよ~というネタもよくテーマになりますね。
合コンで知り合った「紗彩」は、まだ悩む彼女と違い、そうした次期を越えた女性。
オチでのござっぱりとした言動が凄いですね。
合コンに参加する理由も、なるほど納得。
描き下ろし「オトメ・アソート」では、1コマだけ描かれていた”王子さあや”が登場してます。
ああ、確かにモテそうでした。
そんな彼女だからこそ、実際にありそうなエピソードになってます。
あー、「莉子さん」がんばれ。
071:「ブラックミモレ」
女子にモテモテで噂も数知れずという「広瀬瑞希」
しかし、そんな彼女からの告白で、「陽菜」は付き合うこととなったんですが…という導入。
「陽菜さん」はノーマルで、いちおう彼氏もおり。
日常に退屈していただけなんですね。
オチまで、”切っ掛けのトビラを開く”みたいなお話でした。
こちらは巻末のおまけ漫画が可笑しいので、必見。
そういう展開もアリよね。
097:「スキキライスキコンプレックス」
懐かしいアニメの主題歌みたいですね。
「紗希」に対する「優奈」のひねくった感情を描いた問題作品(笑)です。
独占したいんですね。
幼少期の描写そのままで、見てる分には微笑ましいんですが…やや悪質。
もっと極端なブラック展開にもできそう。
※左:瑞希・陽菜、右:奈緒・葵
115:「ぽろぽろメランコリック」
あとがきによると、こちらがデビュー作。
「奈緒」・「葵」の幼馴染みカップルです。
冒頭のモノローグがため、勘違いしますが。
これは「奈緒さん」がだいぶ悪い。
今回のブログでは何度か”ひねくった”と書きましたが、その中心となりそうなヒロインでした。
ぎりぎりまで疑念渦巻く、完成度の高いお話(笑)
巻末のおまけ漫画では、「葵さん」視点が楽しめます。
【 その他 】
以上、「ちさこ」センセでした。
こちらが初単行本。
収録されている「ぽろぽろメランコリック」が受賞作品とのこと。
”紫水晶賞受賞作家”
とか紹介帯にありました。
なんだか格好良いですね。
受賞↓漫画はやっぱハズレ少ないですね。
ただ、安定はしていたものの、作画はもう少しプラスが欲しいかなぁ。
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★過去に紹介した百合姫コミックス
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [百合] 恋愛、すれ違い
・構成 : 短編×7。
・おまけ: 折り返しにコメント、あとがき・作品解説、
描き下ろし「オトメ・アソート」、おまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ちさこ」センセの「わがままミルフィーユ」です。
※左:藤井みなみ・東郷ミキ、右:紗彩・莉子
【 構成・絵柄 】
毎度お馴染み、「一迅社」さんの百合姫コミックスのシリーズです。
各話完結の短編形式。
描き下ろしにて1つ連続話となっていたほか、巻末のおまけ漫画でそれぞれお話の後日談エピソードがあります。
ありそうだなー、と思って見てましたが、各話にゲスト出演などはないみたい。
タイプとしては、”ある程度それに寛容ではあるものの、基本的にはタブー”という世界です。
すれ違う想いが成就するまでを描いてました。
そのため、男性の姿もちらほら。
そうガッツリではないものの、お話に絡むこともありました。
可愛らしい絵柄ですが、ストーリーとしては甘くなく。
なんというか…ひねくってますね。
いわゆる王道の百合漫画とはズレる印象なので、ご注意ください。
恋愛ちっくなのが好きか、どうかが判断のポイントになるかなぁ。
人物絵はだいたい↓表紙そのまま。
ぱちっとした黒目の大きい、キュートなもの。
輪郭広めで鼻は小さく、手足は華奢に描かれてます。
普通には問題ないですが、コメディー部分など極端にデフォルメされる個所があり。
お話が軽くないので、個人的にはちょっと引っ掛かりました。
また、背景が極端に無機質で、小物などもいま一歩、二歩。
デザインは可愛らしいんですが、服装についてもまだ頑張ってほしい気がしました。
よく描けているところもあるので、ちと勿体ないかな。
全体的には適度な描き込みで濃淡の淡い、すっきりとした絵柄。
白比率も多めです。
たまにコマがガチャガチャしてました。
判断については、だいたいは↓表紙で問題ないと思います。
【 収録話 】 7話収録
005:「欲望パレード」
服・小物好きな「藤井みなみ」
ちょっとした切っ掛けから、お金持ちで頭の良いという校内の有名人「東郷ミキ」と知り合いになり。
”以前から気になっていた”
という好意をそのまま受け、欲しいものを次々に買ってもらうべく付き合うこととしたのでした。
いきなり変化球ですね。
金と才はあるものの、「ミキさん」は人間的に問題があり。
「みなみさん」によって普通の感覚を取り戻してく…のかな。
まぁ、彼女もそれなりに問題児ではあるんですけどね。
どちらかというと恋愛ではなく、友情の延長みたいな感覚でした。
まだ一方通行よね。
※山田なつき・山田はるな
025:「藍色アプローズ」
双子の山田姉妹のエピソード。
明るく要領の良い妹「なつき」と、真面目な姉「はるな」という設定。
まぁ、兄弟でも姉妹でも、実際いる人には覚えあるだろうお話でしょう。
しかも、この2人は双子なので、なおさらか。
漫画では素直なったことで、事態を好転させていました。
何事も勝手に思い込み、ため込むのは良くないこと。
うまくいったようで、何より。
後日談が巻末にありましたが、そっちのがより百合漫画っぽいかも。
051:「クモリトキドキアメノチ」
147:「オトメ・アソート」 描き下ろし
男性が苦手で、以前本気で付き合っていた先生にフラれていた「莉子」さんのお話。
こうした、遊びから卒業しなさいよ~というネタもよくテーマになりますね。
合コンで知り合った「紗彩」は、まだ悩む彼女と違い、そうした次期を越えた女性。
オチでのござっぱりとした言動が凄いですね。
合コンに参加する理由も、なるほど納得。
描き下ろし「オトメ・アソート」では、1コマだけ描かれていた”王子さあや”が登場してます。
ああ、確かにモテそうでした。
そんな彼女だからこそ、実際にありそうなエピソードになってます。
あー、「莉子さん」がんばれ。
071:「ブラックミモレ」
女子にモテモテで噂も数知れずという「広瀬瑞希」
しかし、そんな彼女からの告白で、「陽菜」は付き合うこととなったんですが…という導入。
「陽菜さん」はノーマルで、いちおう彼氏もおり。
日常に退屈していただけなんですね。
オチまで、”切っ掛けのトビラを開く”みたいなお話でした。
こちらは巻末のおまけ漫画が可笑しいので、必見。
そういう展開もアリよね。
097:「スキキライスキコンプレックス」
懐かしいアニメの主題歌みたいですね。
「紗希」に対する「優奈」のひねくった感情を描いた問題作品(笑)です。
独占したいんですね。
幼少期の描写そのままで、見てる分には微笑ましいんですが…やや悪質。
もっと極端なブラック展開にもできそう。
※左:瑞希・陽菜、右:奈緒・葵
115:「ぽろぽろメランコリック」
あとがきによると、こちらがデビュー作。
「奈緒」・「葵」の幼馴染みカップルです。
冒頭のモノローグがため、勘違いしますが。
これは「奈緒さん」がだいぶ悪い。
今回のブログでは何度か”ひねくった”と書きましたが、その中心となりそうなヒロインでした。
ぎりぎりまで疑念渦巻く、完成度の高いお話(笑)
巻末のおまけ漫画では、「葵さん」視点が楽しめます。
【 その他 】
以上、「ちさこ」センセでした。
こちらが初単行本。
収録されている「ぽろぽろメランコリック」が受賞作品とのこと。
”紫水晶賞受賞作家”
とか紹介帯にありました。
なんだか格好良いですね。
受賞↓漫画はやっぱハズレ少ないですね。
ただ、安定はしていたものの、作画はもう少しプラスが欲しいかなぁ。
わがままミルフィーユ (百合姫コミックス) (2012/10/18) ちさこ 商品詳細を見る |
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★過去に紹介した百合姫コミックス
■夜から朝まで ~From Dusk Till Dawn~ (美波リン)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] ラブコメ、オフィス、積極的
・構成 : 短編×8(うち「モテてました!?」×3)
・おまけ: カバー裏に「すずきみら」センセ・「大波耀子」センセのあとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「美波リン(みなみ・りん)」センセの「夜から朝まで ~From Dusk Till Dawn~」です。
※宇高めぐみ・真由
【 構成・絵柄 】
前巻は1冊まるまるの連続話でしたが、こちらは短編集。
もくじでは単独表記であるものの、読み進めると3話ほどの連続話もありました。
比較的各話のページ数は多く、しっかりとした読み応えの単行本。
ジャンルは簡単にはラブコメ。
そうコメディーちっくではなく、登場人物・設定は社会人など、年齢高め。
風情としては落ち着いてます。
たっぷり甘さありましたけどね。
かと言って恋愛というほどの重量感なく、読み易い仕上がり。
さらりと読み進められるでしょう。
漫画は一般のえっち系で、普通に直接行為が描かれてます。
そうエロエロしくなく、ソフト過ぎることもなく、ちょうど良いくらいでしょうか。
しっかりとした細線での作画。
濃淡は薄めですが黒は目立ち、全体がしっかり固まっているような感覚です。
描き込みは細かめ。
線に乱れなく、人物は無論のこと、背景や服などもも安定してます。
優れたバランス感覚があり、小さいコマでも崩れておりません。
メリハリもあり、コテコテし過ぎず、原稿は見易くまとまっていました。
鼻筋の通った人物絵。
目は縦・横に長く、髪の毛が細かめ。
強めな恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴でしょう。
癖はあるものの嫌味さはなく、まとまり良いので間口は広め。
幅広く好まれるものでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙で大丈夫だと思います。
【 収録話 】 6話収録
005:「今夜逢いたい」
社内交流掲示板、にて知り合ったHN「misaki2x」さん。
転勤で偶然彼女と同じオフィスになった「加山桂司」は喜んでいたんですが。
メールでは親しかった「岬奈津美」には、なぜか無視されてしまうのでした。
社内の掲示板なら、男女はしっかり分かれてるのかな。
こうしたお話だとだいたい想像できると思いますが。
シカトしている「岬さん」は関係なく、意外な方がその相手なのでした、という流れ。
いちおう誰かは伏せておきますね。
セオリー通り、彼の想像とはちょっと異なる方です。
ただ、いきなりオフィスえっちが始まっちゃうのは、漫画ですね。
ぶっちゃけ、この後の色々のが楽しそう。
※左:「南部課長」、右:石井喜多
029:「モテてました!?」 3話
書店の店員「渋谷和巳」は人が得意でなく、無愛想。
幼馴染み「真由」にもよく指摘されていた彼でしたが。
新しく入ったバイト「宇高めぐみ」は、いきなり告白してきたのでした。
裏表紙のキャラですね。
雨に濡れて体調悪い彼女を家までお持ち帰る1話目。
本来は家まで送ろうとしていたんですが、車内で寝てしまったため連れ帰ることとなったのです。
良い作戦ですね(笑)
まぁ、「めぐみさん」は天然だったようですが。
彼の部屋と理解して、いきなり服脱ぎだすのが凄い。
可愛い顔して大胆ですわね。
そちらから直接の流れで、2話目は「真由さん」とお風呂にて。
寝てるとはいえ、まだ「めぐみさん」いるのになぁ。
雰囲気から、てっきり彼女のがメインかと思ったんですが、3話目は再び「めぐみさん」
ここでは「和巳くん」との切っ掛けも描かれていて、彼女の頑張りが伺えます。
またやたら可愛らしいことを言っているので、ご期待下さい。
ただ、前述したように「真由さん」が微妙。
扱いが中途半端だったかな。
105:「忘れられない君を」
同窓会の3日前に出会った、昔の彼女「岩崎尚美」
中学生であった当時、クラスで最も可愛かった彼女からの告白で、「洸」と付き合っていたんですが。
高校が別になって、自然消滅していたのでした。
「洸君に会うのが目的だったの」
そう言った彼女と一夜を共にしたんですが、同窓会にその姿はなかったのでした。
さらに…、というお話。
えっちシーン後半にて、彼女の言っていたことがポイント。
素敵なお話ですね。
実際にあったらいいなぁ。
129:「たとえばこんな恋のはじまり」
部長の娘「山路百合子」を部下に持つ、チーフ「菊間」
”娘に早く落ち着いてほしい”
そう願う部長は、「米原耕一」も彼の下につけ、2人の仲を取り持つよう依頼してきたのでした。
どの程度の規模か知りませんが…。
私欲で人事動かさないように。
ただ、実際にこんなんもあるんだろうなぁ。
ヒロイン「百合子さん」が元気で一生懸命という、ベタな”後輩の可愛らしさ”を振りまいており。
彼の気持ちはうん、わかるわかる。
彼女もそうですが、この漫画群のヒロインは皆さん積極的ですね。
「こっちをカタくしてくれれば」
のところが好き。
153:「年の差なんて!」
訪問介護で祖父の面倒を見てくれている「奈津美」さん。
そんな彼女に恋する「空斗」くんは、直接告白もしているんですが。
年の差もあって、まともに相手にされていなかったのでした。
ちなみに、年齢差は8つ。
えー、ぶっちゃけ、世間でもそのくらいの差は珍しくないですよ。
実際のところ。
ただ、年齢上の方はやっぱり気になるだろうなぁ。
↓表紙が「奈津美さん」かな。
あの落ち着いた物腰は、若い男子に毒だと思います。
この「奈津美さん」はあちこちのまた言い回しも素敵。
「ほらね、がっかりしちゃうでしょ?」
とか言ってましたが、いやいや、全然!!
173:「今日の運勢」
「恋愛運最高!!運命の相手に出逢えるかも!?」
そうした占いとは裏腹に、なんと旅行先で振られてしまった主人公。
ふとあたりをふらついていたところ、崖で泣いている女性を見つけたのでした。
実はお互いフラれていた、ということで意気投合し…という切っ掛け。
いきなり混浴でした。
「あんまり遠回しなのは好きじゃないの」
とか言ってました。
ううむ、展開が早くて助かる(笑)
そんな訳で、露天風呂えっちです。
オチが素敵でしたよ。
※山路百合子
【 その他 】
以上、「美波リン」センセでした。
「美波リン」は、「すずきみら」センセ・「大波耀子」センセの合作作品でのお名前。
こちらでは共同名義での1冊目「熱愛・生徒会!」を紹介しています。
ついに2冊目ですね。
わーい。
今回は連続話でなかったですが、色々なお話が楽しめて良かったです。
それぞれ年齢がひとまわりくらい高めなのも好き。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] ラブコメ、オフィス、積極的
・構成 : 短編×8(うち「モテてました!?」×3)
・おまけ: カバー裏に「すずきみら」センセ・「大波耀子」センセのあとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「美波リン(みなみ・りん)」センセの「夜から朝まで ~From Dusk Till Dawn~」です。
※宇高めぐみ・真由
【 構成・絵柄 】
前巻は1冊まるまるの連続話でしたが、こちらは短編集。
もくじでは単独表記であるものの、読み進めると3話ほどの連続話もありました。
比較的各話のページ数は多く、しっかりとした読み応えの単行本。
ジャンルは簡単にはラブコメ。
そうコメディーちっくではなく、登場人物・設定は社会人など、年齢高め。
風情としては落ち着いてます。
たっぷり甘さありましたけどね。
かと言って恋愛というほどの重量感なく、読み易い仕上がり。
さらりと読み進められるでしょう。
漫画は一般のえっち系で、普通に直接行為が描かれてます。
そうエロエロしくなく、ソフト過ぎることもなく、ちょうど良いくらいでしょうか。
しっかりとした細線での作画。
濃淡は薄めですが黒は目立ち、全体がしっかり固まっているような感覚です。
描き込みは細かめ。
線に乱れなく、人物は無論のこと、背景や服などもも安定してます。
優れたバランス感覚があり、小さいコマでも崩れておりません。
メリハリもあり、コテコテし過ぎず、原稿は見易くまとまっていました。
鼻筋の通った人物絵。
目は縦・横に長く、髪の毛が細かめ。
強めな恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴でしょう。
癖はあるものの嫌味さはなく、まとまり良いので間口は広め。
幅広く好まれるものでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙で大丈夫だと思います。
【 収録話 】 6話収録
005:「今夜逢いたい」
社内交流掲示板、にて知り合ったHN「misaki2x」さん。
転勤で偶然彼女と同じオフィスになった「加山桂司」は喜んでいたんですが。
メールでは親しかった「岬奈津美」には、なぜか無視されてしまうのでした。
社内の掲示板なら、男女はしっかり分かれてるのかな。
こうしたお話だとだいたい想像できると思いますが。
シカトしている「岬さん」は関係なく、意外な方がその相手なのでした、という流れ。
いちおう誰かは伏せておきますね。
セオリー通り、彼の想像とはちょっと異なる方です。
ただ、いきなりオフィスえっちが始まっちゃうのは、漫画ですね。
ぶっちゃけ、この後の色々のが楽しそう。
※左:「南部課長」、右:石井喜多
029:「モテてました!?」 3話
書店の店員「渋谷和巳」は人が得意でなく、無愛想。
幼馴染み「真由」にもよく指摘されていた彼でしたが。
新しく入ったバイト「宇高めぐみ」は、いきなり告白してきたのでした。
裏表紙のキャラですね。
雨に濡れて体調悪い彼女を家までお持ち帰る1話目。
本来は家まで送ろうとしていたんですが、車内で寝てしまったため連れ帰ることとなったのです。
良い作戦ですね(笑)
まぁ、「めぐみさん」は天然だったようですが。
彼の部屋と理解して、いきなり服脱ぎだすのが凄い。
可愛い顔して大胆ですわね。
そちらから直接の流れで、2話目は「真由さん」とお風呂にて。
寝てるとはいえ、まだ「めぐみさん」いるのになぁ。
雰囲気から、てっきり彼女のがメインかと思ったんですが、3話目は再び「めぐみさん」
ここでは「和巳くん」との切っ掛けも描かれていて、彼女の頑張りが伺えます。
またやたら可愛らしいことを言っているので、ご期待下さい。
ただ、前述したように「真由さん」が微妙。
扱いが中途半端だったかな。
105:「忘れられない君を」
同窓会の3日前に出会った、昔の彼女「岩崎尚美」
中学生であった当時、クラスで最も可愛かった彼女からの告白で、「洸」と付き合っていたんですが。
高校が別になって、自然消滅していたのでした。
「洸君に会うのが目的だったの」
そう言った彼女と一夜を共にしたんですが、同窓会にその姿はなかったのでした。
さらに…、というお話。
えっちシーン後半にて、彼女の言っていたことがポイント。
素敵なお話ですね。
実際にあったらいいなぁ。
129:「たとえばこんな恋のはじまり」
部長の娘「山路百合子」を部下に持つ、チーフ「菊間」
”娘に早く落ち着いてほしい”
そう願う部長は、「米原耕一」も彼の下につけ、2人の仲を取り持つよう依頼してきたのでした。
どの程度の規模か知りませんが…。
私欲で人事動かさないように。
ただ、実際にこんなんもあるんだろうなぁ。
ヒロイン「百合子さん」が元気で一生懸命という、ベタな”後輩の可愛らしさ”を振りまいており。
彼の気持ちはうん、わかるわかる。
彼女もそうですが、この漫画群のヒロインは皆さん積極的ですね。
「こっちをカタくしてくれれば」
のところが好き。
153:「年の差なんて!」
訪問介護で祖父の面倒を見てくれている「奈津美」さん。
そんな彼女に恋する「空斗」くんは、直接告白もしているんですが。
年の差もあって、まともに相手にされていなかったのでした。
ちなみに、年齢差は8つ。
えー、ぶっちゃけ、世間でもそのくらいの差は珍しくないですよ。
実際のところ。
ただ、年齢上の方はやっぱり気になるだろうなぁ。
↓表紙が「奈津美さん」かな。
あの落ち着いた物腰は、若い男子に毒だと思います。
この「奈津美さん」はあちこちのまた言い回しも素敵。
「ほらね、がっかりしちゃうでしょ?」
とか言ってましたが、いやいや、全然!!
173:「今日の運勢」
「恋愛運最高!!運命の相手に出逢えるかも!?」
そうした占いとは裏腹に、なんと旅行先で振られてしまった主人公。
ふとあたりをふらついていたところ、崖で泣いている女性を見つけたのでした。
実はお互いフラれていた、ということで意気投合し…という切っ掛け。
いきなり混浴でした。
「あんまり遠回しなのは好きじゃないの」
とか言ってました。
ううむ、展開が早くて助かる(笑)
そんな訳で、露天風呂えっちです。
オチが素敵でしたよ。
※山路百合子
【 その他 】
以上、「美波リン」センセでした。
「美波リン」は、「すずきみら」センセ・「大波耀子」センセの合作作品でのお名前。
こちらでは共同名義での1冊目「熱愛・生徒会!」を紹介しています。
ついに2冊目ですね。
わーい。
今回は連続話でなかったですが、色々なお話が楽しめて良かったです。
それぞれ年齢がひとまわりくらい高めなのも好き。
夜から朝まで (バンブーコミックスCOLORFUL SELECT) (2012/12/17) 美波リン 商品詳細を見る |
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■ヒミツノ HIMITSUNO (鶴田文学)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 貧乳、妹、制服、フェチ
・構成 : カラー(4P)、短編×10。
・おまけ: あとがき漫画「鶴田文学ノヒミツ」、カバー裏に漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鶴田文学(つるた・ぶんがく)」センセの「ヒミツノ HIMITSUNO」です。
※妹「奈美」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編。
ロリというジャンルほど幼くはなく、だいたいティーンくらい。
妹さんほか、制服なヒロインがちらほらと目につきました。
お話はラブコメというほどにはっちゃけてはおらず、全体は静かな雰囲気。
そうですね、性の体験記ちっくな漫画群になっています。
垢ぬける前、みたいなヒロイン絵柄。
おかっぱ髪なイメージで、清楚・素朴な雰囲気があります。
そういう可愛らしさですね。
イイ意味での野暮ったさがあり、タッチや背景がため、作品からはノスタルジーを感じます。
強く太めな線。
黒が濃く、全体の濃淡もどっぷりとしておりました。
描き込みもしっかりとしていて、こってりタッチ。
それがため、やや重さもあるような静けさに繋がっているのかも。
また、そうした描き方なので、カラーより白黒原稿のが素敵。
↓表紙なども悪くないんですけど、判断はさらにプラス判定で良いでしょう。
【 収録話 】 10話収録
005:「ヒッコシ!」 カラー原稿あり
妹「奈美」との近親ネタです。
すでに彼女とはガッチリ関係している設定です。
引っ越し風景から始まっており。
これからは他の目を気にせず、えっちし放題ですね。
カラーページがそんなん。
離れることにちょっと不安を覚えている「奈美ちゃん」が可愛い。
こそこそ隠れつつのプレイも見たかったなー。
オチのコマがまたイイ感じです。
021:「ミガワリ」
こちらも妹「裕香」との近親ネタです。
妹の友人「サキ」が自分のことを好いているというので。
言われるまま、「裕香」に付き合えるよう協力してもらうこととしたんですが…というもの。
前話と違い、切っ掛けが描かれてます。
巧妙に外堀を埋められてますね。
ページ数の関係か、「妄想のお手伝い~」がやや突飛な印象でしたが、丁寧に近親ネタを扱っていたと思います。
お兄ちゃんには、ぜひ彼女を作ってほしいですよ。
たぶん、きっちり「裕香ちゃん」に阻止されるだろうから。
※左:妹「裕香」、右:生徒「西野早苗」
043:「コウソク」
こちらは教師・生徒のカップル。
教師「黒田」は、更衣室にカメラを仕掛けていたところを生徒「西野早苗」に見つかってしまい。
以後、彼女には逆らえなくなってしまったのです。
「早苗さん」からはえっちの相手を強要されており、弱味をネタにもて遊ばれているとはいえ。
なかなか羨ましいですね。
彼女可愛いし。
…とか思っていたら、
「先生の余裕ないところも見せて下さいよ」
の直後で前言撤回。
あれは酷い。
人によってはあんなん好みな方もいるでしょうけれど。
ちらほら本音が垣間見えるところがキュートでした。
063:「ハジメテ」
こちらは電車での痴漢ネタですね。
ヒロイン「石田茜」ちゃんは寝ぼけており、触ってきた相手を弟だと勘違い。
積極的だと勘違いされてしまうのでした。
ああ、こんなんあるかも。
こうしたジャンルのセオリーで、「茜ちゃん」は大人しく、いじめて要素がありました。
周囲の男性が気付いていながら助けない展開がまたイイ感じです。
083:「ツイオク」
仕事の都合で故郷へ戻った「高峰」くん。
思い出の場所である神社へ足を向けたところ、なんと当時そのままな姿の「神坂」さんがいたのでした。
そんな感じの、ノスタルジーでファンタジーちっくなお話。
彼女からのお誘いで、当然ながらそのままえっちに至るんですが。
どんな結末になるのかは秘密。
言動が軽いヒントですね。
この後なんらか続けばまた楽しいなぁ。
103:「オハナシ」
前話と似て、ヒロインが過去を回想するネタ。
”トロ子”と呼ばれる、ちょっと大人しい彼女が複数えっちされちゃうというもの。
相手は同級生の男子2人で、ちょっとした切っ掛けからじわじわえっっちに転げる様が見事。
実際にあんなんなったら、そりゃーエロい事もしたくなるわ。
思春期ですからね。
なすがままな彼女が可愛らしいですが、あれは本当のコトかなぁ。
123:「スエゼン!」
「翔」くんと付き合う「琴音」ちゃん。
どうにも恥ずかしくてえっちが出来なかったため、テレビで見た目隠しならば大丈夫だろうと、彼に試してみるようお願いしたのでした。
そんな訳で、目隠しプレイなお話。
まぁ、お願いされたならこちらとしては断る必要もなく。
願ったり叶ったりですわね。
本来ならば、アイマスクな顔になるんですが。
漫画として、だいたい目も描かれて表現されていました。
可愛らしさはそのまま。
オチのちょっと怒ってるところがなんともキュート。
カバー裏はこの「琴音ちゃん」ですね。
145:「ヒミツノ」
教師らのえっちを覗いていた「園田」さんを発見した「牧田」くん。
どうにもたまらなくなった彼は、ちょっと触ってみるのでした。
こちらが表題作。
察するところ、↓表紙はこの彼女なのかな。
当初は微妙な反応でしたが、彼女からも手を出してくれて安心(笑)
オチもいいですね。
…というか、あの後彼女がどう家まで帰ったのかを見たい気が。
165:「マケナイ」
美人姉妹とのお話なんですが…メインはツインテールな妹「真理」ちゃん。
姉「百合絵」さんが寝ている横でのコタツえっちです。
積極的で結構。
個人的には、
「いいもの見せてあげよっか?」
のあたりが好き。
また、オチ部分が非常に良いんですねー。
続きが見たい短編です。
※左:琴音ちゃん、右:真理ちゃん
187:「イビツナ…」
妹「美雪」ちゃんとの近親モノ。
独りえっちを彼女に目撃されてしまったお兄ちゃん。
気恥ずかしさもあり、そのまま続けたところ「美雪ちゃん」も後ろで始めてしまうのでした。
彼は「美雪ちゃん」と同部屋なんですが。
そんなところで独りえっちなんぞしたら、目撃されるのが当然。
しかも、成年漫画ですからね(笑)
ただ、それに対する「美雪ちゃん」が素敵でした。
いい娘だ。
背徳感たっぷりでしたが、最後のコマが救いなのかな。
【 その他 】
そんなこんなで、「鶴田文学」センセでした。
初単行本「好きにしていいよ?」、「花ひら蕩ろり」と紹介してます。
こちらで3冊目。
カバー裏のネタとかまさにそうですが、センセの漫画はフェチっぽくていいですねー。
ひでるさんの肌によくヒットするんですけど、まさにそんなんが原因だと思います。
次も期待してます。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 貧乳、妹、制服、フェチ
・構成 : カラー(4P)、短編×10。
・おまけ: あとがき漫画「鶴田文学ノヒミツ」、カバー裏に漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鶴田文学(つるた・ぶんがく)」センセの「ヒミツノ HIMITSUNO」です。
※妹「奈美」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編。
ロリというジャンルほど幼くはなく、だいたいティーンくらい。
妹さんほか、制服なヒロインがちらほらと目につきました。
お話はラブコメというほどにはっちゃけてはおらず、全体は静かな雰囲気。
そうですね、性の体験記ちっくな漫画群になっています。
垢ぬける前、みたいなヒロイン絵柄。
おかっぱ髪なイメージで、清楚・素朴な雰囲気があります。
そういう可愛らしさですね。
イイ意味での野暮ったさがあり、タッチや背景がため、作品からはノスタルジーを感じます。
強く太めな線。
黒が濃く、全体の濃淡もどっぷりとしておりました。
描き込みもしっかりとしていて、こってりタッチ。
それがため、やや重さもあるような静けさに繋がっているのかも。
また、そうした描き方なので、カラーより白黒原稿のが素敵。
↓表紙なども悪くないんですけど、判断はさらにプラス判定で良いでしょう。
【 収録話 】 10話収録
005:「ヒッコシ!」 カラー原稿あり
妹「奈美」との近親ネタです。
すでに彼女とはガッチリ関係している設定です。
引っ越し風景から始まっており。
これからは他の目を気にせず、えっちし放題ですね。
カラーページがそんなん。
離れることにちょっと不安を覚えている「奈美ちゃん」が可愛い。
こそこそ隠れつつのプレイも見たかったなー。
オチのコマがまたイイ感じです。
021:「ミガワリ」
こちらも妹「裕香」との近親ネタです。
妹の友人「サキ」が自分のことを好いているというので。
言われるまま、「裕香」に付き合えるよう協力してもらうこととしたんですが…というもの。
前話と違い、切っ掛けが描かれてます。
巧妙に外堀を埋められてますね。
ページ数の関係か、「妄想のお手伝い~」がやや突飛な印象でしたが、丁寧に近親ネタを扱っていたと思います。
お兄ちゃんには、ぜひ彼女を作ってほしいですよ。
たぶん、きっちり「裕香ちゃん」に阻止されるだろうから。
※左:妹「裕香」、右:生徒「西野早苗」
043:「コウソク」
こちらは教師・生徒のカップル。
教師「黒田」は、更衣室にカメラを仕掛けていたところを生徒「西野早苗」に見つかってしまい。
以後、彼女には逆らえなくなってしまったのです。
「早苗さん」からはえっちの相手を強要されており、弱味をネタにもて遊ばれているとはいえ。
なかなか羨ましいですね。
彼女可愛いし。
…とか思っていたら、
「先生の余裕ないところも見せて下さいよ」
の直後で前言撤回。
あれは酷い。
人によってはあんなん好みな方もいるでしょうけれど。
ちらほら本音が垣間見えるところがキュートでした。
063:「ハジメテ」
こちらは電車での痴漢ネタですね。
ヒロイン「石田茜」ちゃんは寝ぼけており、触ってきた相手を弟だと勘違い。
積極的だと勘違いされてしまうのでした。
ああ、こんなんあるかも。
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周囲の男性が気付いていながら助けない展開がまたイイ感じです。
083:「ツイオク」
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思い出の場所である神社へ足を向けたところ、なんと当時そのままな姿の「神坂」さんがいたのでした。
そんな感じの、ノスタルジーでファンタジーちっくなお話。
彼女からのお誘いで、当然ながらそのままえっちに至るんですが。
どんな結末になるのかは秘密。
言動が軽いヒントですね。
この後なんらか続けばまた楽しいなぁ。
103:「オハナシ」
前話と似て、ヒロインが過去を回想するネタ。
”トロ子”と呼ばれる、ちょっと大人しい彼女が複数えっちされちゃうというもの。
相手は同級生の男子2人で、ちょっとした切っ掛けからじわじわえっっちに転げる様が見事。
実際にあんなんなったら、そりゃーエロい事もしたくなるわ。
思春期ですからね。
なすがままな彼女が可愛らしいですが、あれは本当のコトかなぁ。
123:「スエゼン!」
「翔」くんと付き合う「琴音」ちゃん。
どうにも恥ずかしくてえっちが出来なかったため、テレビで見た目隠しならば大丈夫だろうと、彼に試してみるようお願いしたのでした。
そんな訳で、目隠しプレイなお話。
まぁ、お願いされたならこちらとしては断る必要もなく。
願ったり叶ったりですわね。
本来ならば、アイマスクな顔になるんですが。
漫画として、だいたい目も描かれて表現されていました。
可愛らしさはそのまま。
オチのちょっと怒ってるところがなんともキュート。
カバー裏はこの「琴音ちゃん」ですね。
145:「ヒミツノ」
教師らのえっちを覗いていた「園田」さんを発見した「牧田」くん。
どうにもたまらなくなった彼は、ちょっと触ってみるのでした。
こちらが表題作。
察するところ、↓表紙はこの彼女なのかな。
当初は微妙な反応でしたが、彼女からも手を出してくれて安心(笑)
オチもいいですね。
…というか、あの後彼女がどう家まで帰ったのかを見たい気が。
165:「マケナイ」
美人姉妹とのお話なんですが…メインはツインテールな妹「真理」ちゃん。
姉「百合絵」さんが寝ている横でのコタツえっちです。
積極的で結構。
個人的には、
「いいもの見せてあげよっか?」
のあたりが好き。
また、オチ部分が非常に良いんですねー。
続きが見たい短編です。
※左:琴音ちゃん、右:真理ちゃん
187:「イビツナ…」
妹「美雪」ちゃんとの近親モノ。
独りえっちを彼女に目撃されてしまったお兄ちゃん。
気恥ずかしさもあり、そのまま続けたところ「美雪ちゃん」も後ろで始めてしまうのでした。
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そんなところで独りえっちなんぞしたら、目撃されるのが当然。
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カバー裏のネタとかまさにそうですが、センセの漫画はフェチっぽくていいですねー。
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ヒミツノ (TENMAコミックス) (2012/07/27) 鶴田 文学 商品詳細を見る |
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■戯姉弟 (陸乃家鴨)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] 姉弟、近親、サスペンス
・構成 : カラー(4P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にあとがき・別絵、加筆・修正あり、
初回限定・携帯待ち受けFLASHプレゼント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「戯姉弟 [ぎきょうだい]」です。
※ヒロイン特集1:小さい頃の「未夏さん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編漫画。
いちおうくくりとしては一般漫画ですが、各話にて必ず直接えっちが差し込まれるタイプです。
タイトルそのままに、近親関係…どうなの?というのが最大のポイント。
”戯”とはついているものの、確証ないままで、ヒロインのドキドキ感がそのままダイレクトに伝わってまくるんですよ。
いやー、えっちでしたー。
描写としても心なしかそうしたシーン多めなんですが、今回の場合はシチュエーションも手伝ってるのでね。
コメディーっぽいところがない訳ではないものの、全般的にはシリアス。
前半では実弟かどうか、後半ではその正体について、謎がぐるぐると渦巻いており。
お話世界へ、ぐいーっと引っぱり込まれます。
特にサスペンスちっくなお話がお好きな方には、大プッシュでオススメな1冊です。
なお、あらかじめ書いておきますが。
センセのお話なので、ブラックな展開にはなりません。
読後感も良いです。
優れた漫画運びで、高い完成度のストーリーになっていますよ。
そう、”優れた漫画運び”なのです。
表情とか表現には引っ掛かる部分ありません。
台詞回しも大仰ではなく、自然。
テンポ良いですね。
コマの繋ぎとか流れにも違和感はなく、サクサク読み進められます。
絵柄の濃淡・描き込み具合も適度。
メリハリもあるので見易く、えっちシーンもクド過ぎず、あっさりでもなく。
このあたりのバランス感覚はさすがでした。
ちょっと絵に癖はあるものの、全体の完成度は高く、その程度は問題にもなりません。
オススメです。
【 収録話 】 8話収録
わびしい独身OLな生活を送っていた、主人公「佐々元未夏(ささもと・みなつ)」
そんな彼女に、大晦日のコンビニで馴れ馴れしく話しかけて来た若い男。
中学生の頃に生き別れていた弟「征哉(まさや)」と同じ「マサヤ」と名乗った彼を、流れのまま家に泊めたところ、居座り続けてしまうのでした。
「未夏」は彼と関係してしまったんですが。
その後も弟として振る舞う彼は、”もしかしたら実弟ではないか?”という疑念が晴れなかったのです。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな感じ。
※ヒロイン特集2:コメディーちっくな「未夏さん」
ヒロイン「未夏さん」が住んでいるのは会社の独身寮。
当然ながら見知らぬ男を引っ張り込み続けることはできず、彼を弟として周囲を偽っているのでした。
そうした関係なので、”戯姉弟”なんですね。
たまたま声を掛けられただけの彼は、背景は無論のこと、本当の名前すらも知らない、まさに正体不明な相手。
弟でないと考えつつ、惹かれていくものの、もしかしたら、という感情もあり。
そんな、彼女のぐるぐるとした葛藤が珠玉な漫画です。
また、出会ってからの2人は深いえっち関係で、それも良い味付けとなっていて。
”どうしようもできない”という彼女の心理を、巧く表現していました。
察するところ…冒頭のカラー原稿は描き下ろしかな?どうかな?
いきなりのえっちシーンは、話数で言うと2話目の前半あたりですかね。
1話目はコンビニでの出会いから。
切っ掛けはかなり強引なものでしたが。
本人のモノローグにもあった、
”いつもなら絶対にこんな事しない”
というそのまま、イレギュラーを受け入れてしまうだけの要因が開始からの4ページで表現されているので。
読むこちらとしても、納得のできるものになっていました。
わざわざ「未夏さん」が、弟の話をしたのも、彼が同い年であったことは無論のこと、そうしたもの寂しさがあったためではないかなぁ。彼から「姉さん」と言われて反応してしまうのは、えっち要素的に正解。
それから直接続く2話目。
2人はえっちしまくっていたんですが。
ほぼ女子寮というべき独身寮であるここで「マサヤ」を誤魔化すため、弟として同僚たちに紹介することとなるのでした。
4日目が仕事始めなので、前日までに帰省から戻っていたという設定ね。
こうして、名目でも弟となってしまった彼とのえっちは、また良いシチュエーション。
隣との壁が薄いそうでしたが、あれはバレるのでは。
3話目はマンションを契約するくだり。
前半の、ちょっと不機嫌になるところが可愛い。
それとともに、契約した空き室で始めちゃったりしてますね。
ここは「未夏さん」の気持ちを決定づける、ポイントとなる展開でした。
キッチンとか、お風呂場・トイレなど、場所をくるくる変えているあたり、解放されたということなのかな。
4話目は、親友「菅原まや子」さんがえっち担当。
まぁ、「未夏さん」もちょろっとしたくだりで、しっかりシテましたが。
眼鏡の美人「まや子さん」は、まじめそうな雰囲気なんですが。
彼と3ヵ月ぶりの再会らしく、またちょっと趣の異なるえっちを見せてくれます。
付き合い始めの頃の彼女がまたキュート。
こちらの2人もまたどこかで見てみたいですね。
なお、付き合う彼「西埜(にしの)」くんのちょっとした発言が、お話を揺るがすものになるのでした。
「未夏さん」の過去が描かれる5話目、6話目。
両親の離婚だけでなく、ちょっと複雑ですね。
あくまでも本人の回想なので、やや思い込み過ぎではないかなぁ、とも考えましたが。
後半の「マサヤくん」はまた良い感じ。
えっちしつつ心揺さぶられる「未夏さん」が非常に良いです。
2周目だと、彼がなぜあーした発言をしたのか、なんとなく分かりますよ。
友人「まや子さん」にネタばらしするのが6話目。
ああ、他の話でもありましたが、”誰かに相談する”、というのはやっぱり有効だなぁ。
ごく的確なアドバイスしてましたよ。
ここでは詳細書けませんが…後半の「未夏さん」に注目です。
※ヒロイン特集3:えっちな「未夏さん」
全ての謎が解決する、7、8話目が最終エピソード。
電話の話は最後まで聞いてから切るようにしましょうね(笑)
7話のオチ部分が好き。
成年漫画なら、ここでもうひと波乱ありそう。
最終8話の再会部分もちょっとしたコメディー。
お父さんが可笑しい。
お話を進めつつも、最後までエロエロしております。
えー、ここは書いても大丈夫かな。
「マサヤくん」の、意識するようになる幼少期、あるいは彼側の視点とかも良さそう。
最後のエピローグも描き下ろしかな。
もうひとネタあるので、最後まで楽しめることと思います。
面白かったです。
【 その他 】
以上、「陸乃家鴨」センセでした。
いやー、今回のはえっちで良かった、とか読み終わって思ったんですが。
そう言えば、前のが「一緒に暮らすための約束をいくつか」の2巻[最終巻]だったので、そっちはかなりソフトだったんですよね。
あれはあれで、また物凄く面白かったですが。
(ふと見せてみたところ、女性の方の評判も良かったですよ)
あと…↓表紙。
タイトルとかフォント、色使いはいいと思いますが、いまいちインパクトがなかったです。
ぱっと見で、うっかり素通りしてしまいましたよ。
なんとか2店舗目でお名前に気付いたんですが。
あぷなー。
★「陸乃家鴨」センセの漫画紹介記事 【全てオススメ】
「一緒に暮らすための約束をいくつか」
亡くなった友人夫婦の娘を引き取った主人公の年の差同居ラブコメ長編。全2巻。
「出戻り姫とニート王子」
子供と共に戻ってきた幼馴染みヒロイン、という表題の中編ほか短編を収録。
「半熟でぃべろっぱー」
オフィス機器メーカーの開発課・研究室を舞台としたラブコメ。中編がいくつか。
「司法畑でつかまえて」
珍しい司法ラブコメ漫画です。司法試験・合格後の研修模様が描かれています。
「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」
「ツンデレ~シリーズ」を収録した短編集。
「未確認幼なじみ 上・下巻」
ノスタルジー感たっぷりの、ちょっと不思議なラブコメ長編。
「少年少女は××する」
エロ漫画家を目指す文学少女「加納瑞希」のお話。
「少女の妄想はいつひらく?」
「少年少女は××する」の続編。コスプレイヤー「水森夢子」が主人公。
「大正ヲトメ花壇」
「おとめ塾」の外伝を含む短編集。
「花咲け!おとめ塾」
上下巻の大正えっちコメディー。
「彼女の残り香」 ※成年
連続話・描き下ろしもあります。こちらは成年指定なので注意。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] 姉弟、近親、サスペンス
・構成 : カラー(4P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にあとがき・別絵、加筆・修正あり、
初回限定・携帯待ち受けFLASHプレゼント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「戯姉弟 [ぎきょうだい]」です。
※ヒロイン特集1:小さい頃の「未夏さん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編漫画。
いちおうくくりとしては一般漫画ですが、各話にて必ず直接えっちが差し込まれるタイプです。
タイトルそのままに、近親関係…どうなの?というのが最大のポイント。
”戯”とはついているものの、確証ないままで、ヒロインのドキドキ感がそのままダイレクトに伝わってまくるんですよ。
いやー、えっちでしたー。
描写としても心なしかそうしたシーン多めなんですが、今回の場合はシチュエーションも手伝ってるのでね。
コメディーっぽいところがない訳ではないものの、全般的にはシリアス。
前半では実弟かどうか、後半ではその正体について、謎がぐるぐると渦巻いており。
お話世界へ、ぐいーっと引っぱり込まれます。
特にサスペンスちっくなお話がお好きな方には、大プッシュでオススメな1冊です。
なお、あらかじめ書いておきますが。
センセのお話なので、ブラックな展開にはなりません。
読後感も良いです。
優れた漫画運びで、高い完成度のストーリーになっていますよ。
そう、”優れた漫画運び”なのです。
表情とか表現には引っ掛かる部分ありません。
台詞回しも大仰ではなく、自然。
テンポ良いですね。
コマの繋ぎとか流れにも違和感はなく、サクサク読み進められます。
絵柄の濃淡・描き込み具合も適度。
メリハリもあるので見易く、えっちシーンもクド過ぎず、あっさりでもなく。
このあたりのバランス感覚はさすがでした。
ちょっと絵に癖はあるものの、全体の完成度は高く、その程度は問題にもなりません。
オススメです。
【 収録話 】 8話収録
わびしい独身OLな生活を送っていた、主人公「佐々元未夏(ささもと・みなつ)」
そんな彼女に、大晦日のコンビニで馴れ馴れしく話しかけて来た若い男。
中学生の頃に生き別れていた弟「征哉(まさや)」と同じ「マサヤ」と名乗った彼を、流れのまま家に泊めたところ、居座り続けてしまうのでした。
「未夏」は彼と関係してしまったんですが。
その後も弟として振る舞う彼は、”もしかしたら実弟ではないか?”という疑念が晴れなかったのです。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな感じ。
※ヒロイン特集2:コメディーちっくな「未夏さん」
ヒロイン「未夏さん」が住んでいるのは会社の独身寮。
当然ながら見知らぬ男を引っ張り込み続けることはできず、彼を弟として周囲を偽っているのでした。
そうした関係なので、”戯姉弟”なんですね。
たまたま声を掛けられただけの彼は、背景は無論のこと、本当の名前すらも知らない、まさに正体不明な相手。
弟でないと考えつつ、惹かれていくものの、もしかしたら、という感情もあり。
そんな、彼女のぐるぐるとした葛藤が珠玉な漫画です。
また、出会ってからの2人は深いえっち関係で、それも良い味付けとなっていて。
”どうしようもできない”という彼女の心理を、巧く表現していました。
察するところ…冒頭のカラー原稿は描き下ろしかな?どうかな?
いきなりのえっちシーンは、話数で言うと2話目の前半あたりですかね。
1話目はコンビニでの出会いから。
切っ掛けはかなり強引なものでしたが。
本人のモノローグにもあった、
”いつもなら絶対にこんな事しない”
というそのまま、イレギュラーを受け入れてしまうだけの要因が開始からの4ページで表現されているので。
読むこちらとしても、納得のできるものになっていました。
わざわざ「未夏さん」が、弟の話をしたのも、彼が同い年であったことは無論のこと、そうしたもの寂しさがあったためではないかなぁ。彼から「姉さん」と言われて反応してしまうのは、えっち要素的に正解。
それから直接続く2話目。
2人はえっちしまくっていたんですが。
ほぼ女子寮というべき独身寮であるここで「マサヤ」を誤魔化すため、弟として同僚たちに紹介することとなるのでした。
4日目が仕事始めなので、前日までに帰省から戻っていたという設定ね。
こうして、名目でも弟となってしまった彼とのえっちは、また良いシチュエーション。
隣との壁が薄いそうでしたが、あれはバレるのでは。
3話目はマンションを契約するくだり。
前半の、ちょっと不機嫌になるところが可愛い。
それとともに、契約した空き室で始めちゃったりしてますね。
ここは「未夏さん」の気持ちを決定づける、ポイントとなる展開でした。
キッチンとか、お風呂場・トイレなど、場所をくるくる変えているあたり、解放されたということなのかな。
4話目は、親友「菅原まや子」さんがえっち担当。
まぁ、「未夏さん」もちょろっとしたくだりで、しっかりシテましたが。
眼鏡の美人「まや子さん」は、まじめそうな雰囲気なんですが。
彼と3ヵ月ぶりの再会らしく、またちょっと趣の異なるえっちを見せてくれます。
付き合い始めの頃の彼女がまたキュート。
こちらの2人もまたどこかで見てみたいですね。
なお、付き合う彼「西埜(にしの)」くんのちょっとした発言が、お話を揺るがすものになるのでした。
「未夏さん」の過去が描かれる5話目、6話目。
両親の離婚だけでなく、ちょっと複雑ですね。
あくまでも本人の回想なので、やや思い込み過ぎではないかなぁ、とも考えましたが。
後半の「マサヤくん」はまた良い感じ。
えっちしつつ心揺さぶられる「未夏さん」が非常に良いです。
2周目だと、彼がなぜあーした発言をしたのか、なんとなく分かりますよ。
友人「まや子さん」にネタばらしするのが6話目。
ああ、他の話でもありましたが、”誰かに相談する”、というのはやっぱり有効だなぁ。
ごく的確なアドバイスしてましたよ。
ここでは詳細書けませんが…後半の「未夏さん」に注目です。
※ヒロイン特集3:えっちな「未夏さん」
全ての謎が解決する、7、8話目が最終エピソード。
電話の話は最後まで聞いてから切るようにしましょうね(笑)
7話のオチ部分が好き。
成年漫画なら、ここでもうひと波乱ありそう。
最終8話の再会部分もちょっとしたコメディー。
お父さんが可笑しい。
お話を進めつつも、最後までエロエロしております。
えー、ここは書いても大丈夫かな。
「マサヤくん」の、意識するようになる幼少期、あるいは彼側の視点とかも良さそう。
最後のエピローグも描き下ろしかな。
もうひとネタあるので、最後まで楽しめることと思います。
面白かったです。
【 その他 】
以上、「陸乃家鴨」センセでした。
いやー、今回のはえっちで良かった、とか読み終わって思ったんですが。
そう言えば、前のが「一緒に暮らすための約束をいくつか」の2巻[最終巻]だったので、そっちはかなりソフトだったんですよね。
あれはあれで、また物凄く面白かったですが。
(ふと見せてみたところ、女性の方の評判も良かったですよ)
あと…↓表紙。
タイトルとかフォント、色使いはいいと思いますが、いまいちインパクトがなかったです。
ぱっと見で、うっかり素通りしてしまいましたよ。
なんとか2店舗目でお名前に気付いたんですが。
あぷなー。
戯姉弟 (ヤングコミックコミックス) (2012/12/10) 陸乃 家鴨 商品詳細を見る |
★「陸乃家鴨」センセの漫画紹介記事 【全てオススメ】
「一緒に暮らすための約束をいくつか」
亡くなった友人夫婦の娘を引き取った主人公の年の差同居ラブコメ長編。全2巻。
「出戻り姫とニート王子」
子供と共に戻ってきた幼馴染みヒロイン、という表題の中編ほか短編を収録。
「半熟でぃべろっぱー」
オフィス機器メーカーの開発課・研究室を舞台としたラブコメ。中編がいくつか。
「司法畑でつかまえて」
珍しい司法ラブコメ漫画です。司法試験・合格後の研修模様が描かれています。
「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」
「ツンデレ~シリーズ」を収録した短編集。
「未確認幼なじみ 上・下巻」
ノスタルジー感たっぷりの、ちょっと不思議なラブコメ長編。
「少年少女は××する」
エロ漫画家を目指す文学少女「加納瑞希」のお話。
「少女の妄想はいつひらく?」
「少年少女は××する」の続編。コスプレイヤー「水森夢子」が主人公。
「大正ヲトメ花壇」
「おとめ塾」の外伝を含む短編集。
「花咲け!おとめ塾」
上下巻の大正えっちコメディー。
「彼女の残り香」 ※成年
連続話・描き下ろしもあります。こちらは成年指定なので注意。
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