2ntブログ

■今年もお疲れ様でした。

2022年ものこり1カ月。
明日以降、溜めていたものをぱーっと公開していきます。
宜しくお願い致します。

のんびりのんびり

■田舎の女 (ビフィダス)

★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 巨乳、フェチ、熟れ
・構成 : カラー(16P)、6話収録(うち「雪の果肉」×2)
・おまけ: あとがき・作品コメント、カラーイラスト、合間にイラストなど、
      描き下ろし後日談漫画、カバー裏はリンク絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ビフィダス」センセの「田舎の女」です。

北海道「雪果ちゃん」
※雪果ちゃん

 【 構成・絵柄 】

収録は6話ほどで、1話はショート。
それぞれページ量ある、長めの短編群ですね。
今回はイラストほかカラーページが多く、カバーに釣り上げられた方も納得だろう構成。
また、お約束の後日談も描き下ろしされていて、読み応えある1冊でした。
官能エロスを追求した、実用度満点仕様!
~とは、出版社さんの売り文句。
漫画は…なんというか、それぞれ女性らとのえっちストーリー。
よくあるラブコメにあるような、軽いものでなく。
かと言って、精神やられるような重さはなく。
そっち方面に大きく舵をきった、まさしく成年漫画というものでした。
ヒロインらは、どっちかというと若い娘のが多い(たぶん)のですが…。
表題にもなっている冒頭話がためか、熟れ熟れ女性らとの~というイメージが非常に強いです。
↓表紙・裏表紙もそんなんですね。
そうしたものばっかりではないものの、収録の各話はどちらも満足頂けるだろう仕上がりでした。

柔らかな線での作画。
黒色は強めで全体の色づきはそれなり。
白比率はそこそこあります。
コマ割りは横長が目立ち、変化は比較的少なく。
ちらほらはみ出していたのですが、そうごっちゃーとはしていません。
原稿は落ち着いていて、綺麗なまとまりでした。
漫画は静かな空気感で、表情やフェチっぽい描写までお上手。
背景や小物なども良好です。
乱れ・崩れはなく、繊細かつ適度なメリハリもあって、見易い仕上がり。
人物画はリアルっぽさを基本としつつ、可愛らくも色っぽいデフォルメ感。
スタイルも同様で、たっぷりとした肉感を味わえました。
白黒絵では肌の白さと柔らかさが強調されていて、彩色絵では実写と見間違うような艶めかしさがあります。
どちらもやや違う方向で優れているのですが、判断はそのままで良いと思います。

 【 収録話 】 6話収録

011:「田舎の女」 カラー原稿あり
年に一度ある、田舎での親族会。
世代の近かった「寧々」とは、当初は親分・子分のような関係でした。
色々あって、親族会・因習はなくなっていったのですが…。
最後に会った時のやり取りがため。
女性と付き合う度に、そのイメージが頭に浮かんでしまうのでした。

こちらが表題作。
センセ曰く、大河ドラマとのこと。
なるほど。
「寧々さん」は若い頃からの姿が描かれていて、その成長を感じられます。
冒頭、カラー原稿のシーンは制服姿。
主人公の頭に残るイメージですかね。
思春期の記憶。
ああした頃での出来事は、非常に大きなものであると思います。
フェチ的なものが根付くのも、たいていそんなんですよね(たぶん)
ううむ、まさに呪いか。
また、その際に彼が怖気ついて、関係できなかったのもその強い要因でしょう。
常識的が故に歪んでしまったかな。

田舎の女・寧々さん
※寧々さん

ただ、漫画はいちおうハッピーエンド。
解説にてセンセが書いていた、もし~のくだりは、その通りだったと思います。
再会できた「寧々さん」は↓表紙そのまま、大変イイ具合のむっちり感。
あちこち肉がついちゃって
…とか彼女は言ってましたが……凄まじいほどのエロスっぷりでした。
まぁ、間に合って良かった。

055:「覚えたての二人なので」
試験明け。
割引キャンペーンを使って、付き合う「酒井美結」と温泉デートに出掛けたのでした。
前話ヒロイン「寧々さん」が熟れ熟れな女性だったためか。
こちらの「美結ちゃん」は弾けるような若さが売り。
ショートカットで眼鏡の小さく可愛らしい娘。
カラー絵などでも、黒タイツが推されていて…。
特に前半のバス内シーン、部屋に着いた時のパンチラ、オチでのアップ…など、実にイイ感じに描かれていました。
漫画はタイトル通りで、試験中で溜まったモノ(笑)を目一杯に出していました。
あっちこっちでえっちしてましたよー。

095:「雪の果肉」 カラー原稿
099:「雪の果肉~冬の結実~」
帰省した主人公は、昔馴染みの「雪果(せつか)」と再会したのでした。
そんな感じで北海道を舞台としたカップルのお話。
カラー原稿の「雪の果肉」は4ページのショート。
2人のえっちシーンで、「雪果ちゃん」は冒頭でパジャマ姿です。
本編となる「雪の果肉~冬の結実~」は、その前後描写なのかな。
北海道でじっくり生活した経験ないので、詳しくは知らんのですが…。
建物はしっかり防寒対策されているので、
”分厚いアウターを脱ぐと驚くほど薄着”
~というくだり、そのエロスっぷりは、納得感ありました。
また、「雪果ちゃん」のバスト成長っぷりが凄い。
痩せてた頃もアレはあれでまたいいもんですけどね。
いい結果となったようで、何よりでした。

121:「濡れ壺姫」
アパートの隣に済む女性とのお話。
余裕のあるエロいお姉さんで、眼鏡とぽってり唇が特徴的。
収録では2人目の眼鏡ヒロインです。
主人公の彼「ユウ」は、「露子さん」を嫌悪してしまう経験があり。
また、そんな彼女にすがってしまう、事柄がありました。
下手すると、彼の心に重い影を残してしまいそうだったので、お姉さんの存在は大きなものでしたが…。
あれで、同じ事が脈々と続いてしまいそう。
センセもあとがきに残していましたが、いいひとっぽいので巧くいけばいいですね。
個人的には…合間イラストの「露子さん」にぞくぞくっとしました。

酒井美結、秘湯に住む金髪巨乳女子
※左:酒井美結、右:秘湯に住む金髪巨乳女子

143:「星のない温泉~秘湯で出会った全裸の金髪巨乳女子と…~」
口コミも星もついてない、マイナーな温泉郷に行くことを趣味としていた主人公。
連休に向かった小さな民宿には、変わった雰囲気の金髪女性がおり。
露天風呂にも普通に入って来たのでした。
まともに喋ること出来ない、常識も欠落している女性。
立派に成長したのは身体だけ~という、もの凄いを抱えた特殊なヒロインです。
民宿の娘でもなく、素性は不明。
下手すると、国籍ないかもしれませんね…。
そんな娘がなにゆえ彼を気に入ることとなるのか、ぜひ本編で見てみてください。
また、秀逸なのは6ページも割り当てられていた後日談。
本編のオチはあんなんで、良さげな雰囲気もあったのですが…。
描き下ろしの2ページ目までのくだりは、妙に納得感がありました。
あの2人にとっては、これで良かったかなー。

 【 その他 】

以上、本日はひでるさんがファンである「ビフィダス」センセでした。
当ブログでは過去に、「キミを誘う疼き穴」、「イビツな愛の巣」、「情交の日々」、「交わりの宿」、「性愛温泉
あとがきとも合致、こちらは6冊目。
こちらもまた…ネットに出てきた↓表紙を見て即決。
まー、ドエロいなー、と。
単行本中にもカラーのイラスト、彩色原稿など盛りだくさん。
そのエロスっぷりに震えました。
風邪気味なのかも。
今回は冒頭からの3話ですね。
「美結ちゃん」が可愛かった。

田舎女

田舎の女 (エンジェルコミックス) コミック, 2022/11/16 [アダルト] ビフィダス (著)


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■裏アカカノジョ (藍夜)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 快楽墜ち、ブラック、浮気
・構成 : 8話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり、

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藍夜(あいや)」センセの「裏アカカノジョ」です。

家庭教師の生徒、
※従妹「かな」

 【 構成・絵柄 】

収録は8話で全160ページ、全て短編です。
通常よりやや薄めな印象。
この単行本、ジャンルを一言で表現しているのが紹介帯の表面にあった、
快楽墜ち
…だと思います。
紹介帯にはさらに、「寝取られ・即ハメ・中出し」という文言もあったのですが。
後ろ2つはだいたいその通り。
ただし、寝取られ、という表現については、1つバッチリ合うお話もあったのですが。
基本的にヒロインが想い人とは別の野郎とえっちしちゃうだけ。
彼氏目線でないため、なんというか…ガチでそっち系がお好きな方には、いまいち物足りなさを感じると思います
快楽に流されてしまう、よろめき女性~みたいなイメージですわね。
(※実際に人妻もいる)
どちらにしろ、可愛らしいヒロインらとの甘いラブコメ展開はなく。
ブラックな話ばかりなため、得意でない人はお気をつけて。

しっかりとした線での作画。
描き込みはそこそこ。
全体の色付き良く、濃淡はやや強めでした。
原稿時期は19から21年。
多少の差はあり、やはり最近のものは格段に良くなってますね。
背景や小物はそれなり。
服装などは、エロスにも直結するポイントなため。
正直なところ、もうひと頑張り欲しい気がしました。
漫画表現などは前述したジャンルに相応しいレベルがあり、なかなかいい感じ。
人物画は丸顔で漫画らしい可愛さあるもの。
鼻の描き方が特徴的。
どっちかというと、ロリっとした感じのが合っていると思います。
判断にはカット絵もある裏表紙が良いでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

003:「のあはいしん」
「夏目乃彩」はネット配信などで活動する地下アイドル。
元同級生の「高畑」は、その過去から知っていたため、普通のファンよりも近い関係だと考えていたのですが…。
ふとしたタイミングで、裏サイトの存在を知ってしまったのでした。
↓表紙などを飾る、メインヒロイン「乃彩ちゃん」
こんなんは…ホステスに入れあげた客みたいなもので。
どーでもいいですわね。
彼が勝手に盛り上がっていただけのことよ。
気持ち分からんでもないですが、単純にえっちなとこ見れて良かったじゃない。
普通なら見ることなんてできないのだし。

地下アイドル「夏目乃彩」、バイト「小峰美佳」
※左:地下アイドル「夏目乃彩」、右:バイト「小峰美佳」

023:「バイトの時間」
弁当・惣菜店で雇ったバイト「小峰美佳」
店長はどうにかして彼女とのえっちできないか、日々模索していたのでした。
採用時からそんな事を考えていた割に……。
おっさん、なかなか無計画に持ち掛けていて、ズッコケました。
変な評判立ったら、職失うぞ。
ただ、真面目なのか、期待があるのか、「美佳ちゃん」はまたバイトにやって来ていて。
まぁ…OKだと考えられるのも当然でしょう。
がんばれ
バイト先がため、エプロン・三角巾姿の「美佳ちゃん」が実にキュートでした。
↓表紙はこの娘(※あとがき絵みたいなの)のが良かったのでは。

043:「ボウネンカイ」
パート先の忘年会にて、”少しくらいなら”と飲んでしまった「望月」
しかし、アルコールに弱く、すぐに意識をなくしてしまったのでした。
酔い潰してえっち仕掛けるという、最低なお話。
ただ、わざわざ起きかけた時に仕掛けていて、もろに顔バレ。
なかなかリスキーなことするのね…。
彼女が問題にしない、って予測があったのかな。
こちらのヒロイン「望月さん」は片目隠れるショートカットが実にキュートでした。
収録ではダントツでこの娘が好み。

063:「教えてよ かなちゃん」
従妹「かな」の家庭教師をしている主人公。
初日、ちょうど彼女のえっち現場に鉢合わせしてしまい…。
その時の反応が面白かった、という理由で毎週水曜日の時間には決まって男を連れ込んでいたのでした。
可愛い顔して…いったい何があったのやら。
当然、経験値は彼女のが圧倒的に高いと思われるのですが…。
とあるポイントがため、そうした彼女にある意味逆襲する、漫画としては心地良い展開
実に良い表情してましたよ。

083:「先輩いいんですか?」
「富田」は憧れな先輩「佐伯」からサークルの飲み会後に誘われたのでした。
彼女は付き合う相手「林」がいるのですが。
その言葉を信じるらならば、彼も後輩の女の子とヨロシクやっているようで…。
どっちもどっち。
ただ、そうしたカップルのいざこざに巻き込まれた「富田くん」は気の毒ね。
まぁ、こんなん自由恋愛の範疇ですから。
頑張って彼女を奪い取ってください。

099:「好きな人」
別の学校へ進学した幼馴染みに好意を持っている「高宮」
しかし、まだ付き合うまでには至ってなく。
現在の学校では、なにかとしつこい「田淵」と関係を持っていたのでした。
なにゆえ、「高宮さん」はあんなんとえっちしてるんだろう。
些細な切っ掛けから、じわじわ侵食されていった感じなのかなー。
そっちの相性は良いみたいでしたからね…。
幼馴染みくんの家は、窓越しにシルエットまで分かるくらいの距離感。
とっととソッチとくっついていれば良かったのに、とか思っていたのですが。
最終コマにちょっと驚き。
女性の怖さが垣間見えました。

119:「ヨメトリ」
網元である「神田家」から縁談話が持ち上がっていた「さよ」
しかし、彼女には想い人「総」がおり。
2人して駆け落ちすることを決意したのでした。
江戸とか明治くらいの時代設定ですかね。
(※網元、を調べたところ、その影響力が完全になくなるのは戦後のようです)
実際にこんなんはあるだろうなぁ。
地域の結びつきが強い時代では尚更。
どっちにしろ巧くはいかなかったでしょうね…。
オチが絶望的でぞくぞくしますよ。
ガッチリ寝取られ感あるお話でした。

パート「望月さん」、先輩「佐伯さん」
※左:パート「望月さん」、右:先輩「佐伯さん」

139:「奥様の午後」
駆け落ちして5年。
世間知らずのお嬢様育ちであったことを自覚するようになり。
昔から色々と相談に乗ってもらっていた喫茶店へ、また足しげく通うようになっていたのでした。
人妻の不倫話ですね。
こちらも前話に続いて駆け落ち設定なのですが、舞台は現代でいちおう成功もしており。
幸せで順風満帆、だった筈なのですが…というもの。
ああした、いかにも”それと無関係そうな人が不倫してしまう”というのはイメージ通り。
旦那は優しく頑張っており。
そりゃー家庭(奥様)に目を向けることが減っていたとしても、一緒になった経緯なども考慮すれば仕方ないでしょう。
まぁね、気持ち分からん訳ではないものの…。
物凄く最低な裏切り方に震えます。
あまいよ
実際ね、子ども育てるのは物凄く大変なこと。
親に頼れないのなら尚更。
何の同情もできませんわね。
せいぜい、早いうちに地獄へ墜ちてください。

 【 その他 】

以上、本日は「藍夜」センセでした。
…なんだか……和風ファミレスみたいですね。
(↑それは藍屋)
こちらが2冊目の単行本。
ひでるさんは今回が初見になります。
なんでだろう、って思いましたが…なるほど、ジャンルですわね。
前述したように、ガッチリとしたNTR漫画とは違うので。
読んでいて、そうしんどい感じはなかったです。
また、センセ描かれるヒロインらは可愛くていいですね。
なんとか許容できそうな漫画であれば、ほかのも見てみたいです。

裏アカカノジョ

裏アカカノジョ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/3/15 [アダルト] 藍夜 (著)
※現在アマゾン登録なし(2022/05/07)

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■花 flowers (藤丸)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、パンチラ
・構成 : カラー(4P)、10話収録
    (うち「さよならブルートゥース」×2、「石に枕し流れに漱ぐ」×2)
・おまけ: あとがき・作品コメント、カラーイラスト、加筆修正あり、
      合間に「みたらし油揚げ」説明、特別Wカバー仕様。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤丸(ふじまる)」センセの「花 flowers」です。

「伊鈴さん」、元カノ「沢木さん」
※左:「伊鈴さん」、右:「沢木さん」

 【 構成・絵柄 】

こちらの単行本、通常は紹介帯に書かれる売り文句などがカバーに直接プリントされていて…。
珍しいつくりだなぁ。
~とか思いつつ、そのまま読んでいたのですが。
ひととおり読み終わってから、誰がどこにいるかゲーム(※もくじに正解あり)をしようと、ふとカバーをまた見たところ。
”めくる快感・特別Wカバー仕様!!!!!!”
そう書かれていることに気付きました。
…なんじゃらほい、と。
ここで、ひでるさんはリバーシブルと勘違いして。
裏を見たものの何もなく…で。
見つけるのに結構時間かかりました。
ああ、おばかさん。
ただね、かなりピッタリとくっついてたんですよー。
わざわざ説明必要ないとは思いますが、 Wカバー → カバーが2枚重ねてある、のでした。
絵柄は同じものの、手触り良い紙質で文字などに邪魔されることもなく、横長の一枚絵をじっくりと見れます
(また、視点がちょっとだけ引いている)
これは、額に入れて飾れますよ!(←サイズ合う額はあるのかな)

…前置き長くなりました。
漫画は連続話もありましたが、おおむね短編集という風情。
色々なタイプのお話・ヒロインが登場してました。
ジャンルはラブコメで、楽しくえっちな作品群。
様々なネタと良いテンポでサクサク読み進められると思います。
ただし、↓表紙には”泣きシチュ満載”とありましたが…そうガッツリ泣かせるようなんはなかったですね。
アレはいかんと思います

しっかりとした線での作画。
黒色は強いものの、全体の色付きはやや控えめ。
それなりに白色を感じます。
コマ割りは変化多く、はみ出し・ぶち抜きなど頻繁。
画面は賑やかでした。
漫画は崩しも目立つ、コメディー調。
背景や小物もお上手で、バランスも丁度良く。
たとえ直前に崩しあったとしても、ふと落ち着いた絵には説得力がありました。
服装などの表現も、コテコテしてなくても質感やスタイルが伝わってくる見事なもの。
カバーなどの彩色絵もいいのですが。
やっぱり、白黒絵のが断然味わい深いですね。
人物絵はふっくら頬と恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴的。
漫画らしい、キュートな仕上がりです。
(※心なしか、センセの漫画は擬音も可愛らしいと思う)
モチモチしてそうな、ふっくらスタイルでした。
判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

005:「ギャルから学ぶイイ方法」
オヤジと遊んでいたギャル「佐田美咲」はクラスメイト「井出」と鉢合わせしてしまいました。
見た目はガリ勉ながら成績悪い彼は、それを黙っている代わりに要求してきたのが。
勉強を教えてくれ!!!」だったのでした。
要領が良い、と自覚する「美咲」はギャルながら成績がすこぶる良かったのです。
だいたいそんな感じ。
容姿と学力がまるで合わない2人。
こうしたのは新鮮
他であんまり見ないように思いました。
特に「井出くん」は面白いですね。
いかにも委員長とかやってる、優等生な雰囲気なのに…。
えっちに至る流れがまた可笑しい。
点数もねー。
しかも、あれだけガッツリ教えてもらっていながら、ようやく平均点超えるくらい、というのが成績悪い彼らしい。
また、「美咲さん」の見方が変わるくだりも、そうですね。
いいカップルだと思います。

ギャル「佐田美咲」、「阿森久美」
※左:「佐田美咲」、右:「阿森久美」

027:「さよならブルートゥース」
051:「Hello,My dog」
同じ最寄り駅、同じ時刻の電車に乗るクラスメイト「阿森久美」
どうすることもできなかった「高田」でしたが。
2年経過した頃、イヤホンを切っ掛けに並んで乗車することが出来たのです。
ショートカットの「久美ちゃん」がやたらに可愛い。
そんな彼女が、
今日はお話できて…うれしいなー、なんて…
~そう言ってくれるなんて、夢のようですわね。
ここで混雑具合が巧い具合に2人を接近させてくれていました。
ううう、羨ましい。
見下ろす「久美ちゃん」がまさに小悪魔していました。
でちゃうのも当然か(笑)
その直後は、実に気まずいものでしたけれど…。
ここでまた「久美ちゃん」がイイ言動してます。
ちゃんとイヤホンのネタが絡んでいたのには震えました。
オチも楽しいです。

タイトル全然違いますが、「Hello,My dog」はその続編。
既に2人は付き合っていて。
文化祭でメイド喫茶をする、という風景。
(※しかも、なんちゃら耳・尻尾あり、のもの)
コスプレな「久美ちゃん」はヤバイくらいに可愛らしいのですが。
なぜか、「高田くん」を無視して素通りしている彼女。
その理由は…すぐ分かりました。
言葉足らんなぁ…
こちらの漫画は階段シーンが好き。
いいパンチラで、いいネタでした。
また前回オチが巧い事振りになってましたよー。

071:「水曜日に遅刻」
水曜日の1限目は体育。
教室に戻った「伊鈴」が目にしたのは、自らの制服を手にしたクラスの人気者「甲斐谷」の姿でした。
同曜日、よく遅刻してきたのはこれがためか。
そう理解した「伊鈴」は、”見なかったことにする”と退散しようとしたところ。
彼から告白されたのでした。
センセのあとがきはよく分かります。
変な疑いかけられたくないので、早々に用事済ませて退室してましたよ。
こちらのヒロイン「伊鈴さん」は、くりくり天パの可愛らしい娘。
ブルマはいいですねー
ただ、こちらの漫画はオチに驚き。
あ、だから前半であーした発言になるのか、納得。

087:「彩は泡沫の如く」
卒業式を迎えた「山田寛太」・「大崎朱美」らはついにえっちすることとなったのでした。
昨今の情勢を踏まえたお話。
付き合っているが故に、手洗い・うがいは大切ですよね。
漫画はかなり極端でしたが。
2人してお風呂に入って~、という流れ。
不安な事が…」の台詞からが楽しいです。
そこまでしなくても大丈夫よ。

107:「お鍋がゆく」
冬の穴篭りから目覚めた、「色吹きお鍋」という狸。
盛りが収まらず、人里へ向かったところ。
「よっこ」・「しょう」のカップルと鉢合わせしたのでした。
センセ曰く、謎のどうぶつシリーズ、というこちら。
頭に葉っぱ乗せた娘が↓表紙左下に見切れているのですが、そちらが「色吹きお鍋さん」です。
擬人化というか、変身能力あったので妖怪狸ですかね?
(※漫画での姿のほとんどは変身後「よっこちゃん」なので、なんちゃら耳好きな人はちょろっとです)
「しょうくん」のモノが凄い。
あの変化っぷりは…容姿もあって、AV業界で重宝されそう。
個人的には後半にて顔を見せる「みたらし油揚げ」さんのが好み。

129:「石に枕し流れに漱ぐ」
145:「石に枕し流れに漱ぐ―その後―」
枕を買うべく、元同級生「石川」のふとん店にやって来た「星野」
片道2時間の通勤時間で、サービス残業もありの新人である彼はストレス性の不眠にもなっており。
ついに、店で倒れてしまったのでした。
もともと「石川さん」は彼を好いていたので、あーした行動になってるのだと思われますが。
急に倒れた人に膝枕するものかなぁ…。
色々な想いが混ざり合った結果かしら。
ぶっちゃけ、漫画としては後日談である「その後」のが好き。
いい枕はひでるさんも欲しいです。

149:「これからの君に」
同窓会に出席した「矢野」は、そこで元カノである「沢木」と再会。
2人で話すうち、彼女は2人して1次会で抜け出すよう提案してきたのでした。
「沢木さん」は美人になりましたねー。
性格「矢野くん」はあんなんなので、もし彼女が行動しなかったら…なんもせずに別れたと思います。
詳細は伏せますが、「沢木さん」のアレは絶妙
言葉よりも何倍ものパンチ力ですわね。
(ただし、それでも「矢野くん」は自ら動いてなかったです)
またね、あのオチは…かなりの重さ
周囲に迷惑かけまくってますね…。
そのぶん、巧くいくといいな。

姉妹「うみ」・「花」
※姉「うみ」・妹「花」

173:「1999」
地球にとある巨大彗星が迫っていた、という極限状態。
「星司」は「うみ」・「花」の幼馴染み姉妹らと最後の時を迎えようとしていたのでした。
どことなく前巻のイメージも重なってくる、終末世界漫画。
センセは…こうしたネタは実にお上手ですわね…。
決して暗くはないものの、それでいてしっかりともの悲しさがある、空気感が絶妙。
ガッツリ姉妹らとえっちしているのも、状況がため納得
実際にもあーなりそうですよね。
オチ後はどうなるんだろう。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「藤丸」センセでした。
こちらで3冊目の単行本。
過去単行本「ラブミーテンダー」、「ユアソング」の2冊にてセンセのファンとなっていたので、確実に予約買いしました。
…してたんですが。
何故か、家には2冊到着していて驚き。
発送とか間違いじゃねーのか、と思って、履歴をよくよく見てみたら、キッチリ2冊注文していましたよ…(本当)
コイツぁ、うっかりだ!!
ううむ、慎重になり過ぎたか。
まぁ、1冊は保存版として、綺麗なまま保管しておきます。
センセ、わずかながらセールスに貢献させていただきました(笑)

花

花 flowers (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/11/16 [アダルト] 藤丸 (著)



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■断れない系 (もじゃりん)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : カラー(8P)、短編×10話
     (うち「撫子さんはNo!って言えない 」×3)
・おまけ: カバー裏に漫画「福田さんちのとある日」・あとがき、
      合間にネタ絵、カラーイラスト、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「もじゃりん」センセの「断れない系」です。

凛子ちゃん
※凛子ちゃん

 【 構成・絵柄 】

収録10話のうち、3話がシリーズもの。
そちらは、固定ヒロインで、色々なシチュエーションでの反応が描かれていました。
タイトル通りに、流されちゃう男女が多く目立つ単行本。
冒頭からの4話は、まさにそんな感じ。
(※うち3話がシリーズもの)
読者が期待するだろう、拒否できないヒロインが登場しています。
良かったですよ!
その他の短編は、積極的な女性陣がため、流されてしまうような男性陣~となってました。
ジャンルはラブコメで、ほとんどは楽しい仕上がり。
一部にブラックな描写もあるのですが。
なんのかんの、楽しく進んでいます。
変なハードさもなく、読み易い漫画群でしたよ。

しっかりとした強めな線での作画。
細かめな描き込みで濃淡はやや濃いめ。
中小のコマ割りで重なり・はみ出しぶち抜きなど多く。
原稿は賑やかな仕上がりです。
勢いのある漫画で、引き絵やデフォルメの崩し部分など、ちらほら引っ掛かるものの。
細かい所を帳消しにする、パンチ力がありました。
人物画は広い輪郭で大きい目の可愛らしい漫画絵。
巨乳ヒロインは無論のこと、そうでない娘さんらも良い肉付き。
ふんわりと女性らしいスタイルしてます。
だいたいカラー絵との変化は少ないのですが。
紹介帯のカット絵と共に判断するのがいいと思いました。

 【 収録話 】 10話収録

005:「1回だけ」 カラー原稿あり
後輩「山岡」に手伝ってもらい、どうにか仕事を終え…。
お礼も兼ねて、飲みに誘ったのですが、彼女はいつものしれっとした態度だったのです。
主人公の先輩は、関西弁の太目な男性。
あの、やたらに防御力の高い彼女を無理やりに崩していけるのは、大したもの。
(※タイトルはその際の誘い文句からです)
ただし、最終的には同意していて…冒頭での仕事を手伝っている光景もそうですが。
「山岡ちゃん」は単に付き合い下手なだけで結構お人好しなのかもしれませんね。
しっかりツインテールにまでしてくれていたので。
なお、そんなんでのえっち場面がカラー原稿です。
最終コマの表情がまた秀逸なので、お見逃しなく。
収録ではこちらの「山岡ちゃん」がお気に入り。
↓表紙も可愛らしいです。

山岡ちゃん、撫子さん
※左:山岡ちゃん、右:撫子さん

021:「撫子さんはNo!って言えない」
037:「撫子さんはNo!って言えない 合コン編」
049:「撫子さんはNo!って言えない マッサージ編」
迫力あるスタイルで、男性からモテモテな「音撫子(おと・なでしこ)」
ただし、彼女自身は男性を苦手としていたのですが…。
変に気を回して相手のことを考えてしまうため、お願いされると断れずに流されるようになっていたのでした。
そんな訳で、自らの意思とは裏腹にえっちされまくる、エロエロなヒロイン「撫子さん」シリーズです。
まぁ、服装がやたらに派手なものばかり着てましたからね…。
同性から嫌われてそうだなぁ
(※たぶん、同性の友人は「みみちゃん」だけだと思う)
1話目は電車でのエピソード。
あーもされていながら、口に出さない理由が健気で泣ける(笑)
2話目は10ページでやや短め。
合コンに出掛けた「撫子さん」でしたが…合間ネタ絵でも描かれていたように、トンデモな服装でした。
あんなんしか持ってないのか?
(※ごく簡単に購入の経緯も描かれてました)
しかし、彼女以外のメンバーが悲惨で、そっちのが楽しい。
3話目は半額だというマッサージ店でのお話。
まぁ、普通は女性客に男性はつかないだろうなぁ…。
下手すると訴えられて、店飛びますわね。
こちらは漫画なので、しっかりエロいことをされておりました。
オチが楽しい
たぶん、「みみちゃん」は1話目と同じようなリアクションすると思う。

075:「福田さんち」
台風によって、アパートの屋根を飛ばされてしまい。
とりあえずバイトに入っていた「杉本修太」は心配した同僚「福田みゆき」の好意で、彼女の家に泊めてもらえることとなりました。
前々から気に入っていた彼女の誘いに、わくわくしていたところ…。
彼女が2人の子持ちであるシングルマザーだと知ったのでした。
裏表紙の3名が、こちらの福田さんファミリーです。
(※左のポニーテールから、長女「モモ」、母「みゆき」、次女「ユズ」)
母「みゆきさん」はロリロリっとした女性で、娘らよりよっぽど若く見えるので…。
まぁ、度肝を抜かれますわね
漫画は2人の娘「モモ」・「ユズ」から、色々されてしまうというもの。
下心アリアリでウチに来たくせに
…うう、言い返せない(笑)
こちらで引っ掛かったのは、オチ部分。
あれは……どういう意味だろう…。

なお、カバー裏の漫画はこちらのシリーズです。
裏表紙から続くお話になっていて、あるいは母「みゆきさん」が見れるかと期待(笑)したのですが…どうなるか、ぜひ単行本にてご確認ください。
まだこのお話は引っぱれると思います。

093:「クマとプリン」
親友妹で、やたら懐いていた「凛子」
ちょっと付き合え!
2週間前にそう言われ、共に出かけていたことがあったのですが…。
それは外出の誘いではなく、告白だったようなのでした。
詳細は不明ですが。
「熊」くんらとの年齢差は相当に離れているのかな。
(※なんとなく、10は違うだろうかと思いました)
彼にとっても妹のような存在で、あれを告白だと考えないというのは、実際にあり得そうで楽しい
さて、知った後はどうする!?
成年漫画らしくない彼の対応と、それにもめげずに頑張る「凛子ちゃん」が良いですね。
多感な時期だろうと思うのですが、ああした年齢からずっと想い続けているというのは凄い。

117:「ちんちん先生のしゃぶられ日記」
新米保育士「大山しょうた」
子供らより、“ちんちん先生”と呼ばれ、親しまれていたのですが。
その親らも、彼のお世話になっていたのでした。
3名のヒロインが登場するエピソード。
後半にて複数描写もあり、それぞれ表裏知っている様子。
なにゆえ、こんなんになったのかなぁ。
(※そのほかの保育士さんらはえっちしてるの知らないみたい)
個人的にはストレス溜めた際に突撃してくる、「楓ちゃん」の母親が好き。

137:「男友達(仮)」
年に1度のゲームイベント。
上京した「山本」は、毎年のように学生時代からの友人「太田」のアパートに泊まるのですが。
男友達のような関係を終わらせるべく、今年こそは告白しようと意気込んでいたのでした。
…が、しかし。
部屋にはどことなく女性が泊まりに来ている雰囲気があったのです。
さて、どうする??
ちょっと目つき悪く、ショートカットな「山本さん」
ただ、そのバストはぜんぜん男友達っぽくない、巨大なサイズの持ち主であり。
あんなん目前にしていて、よくもまぁ「太田くん」はお手付きしなかったなぁ。
おかしいだろ!」とは作中での台詞ですが、まさにその通り。
漫画はずっと「山本さん」視点で、彼は終始余裕に見えたのですが…実際のところどうだったのか、そっち視点でも見たい漫画ですね。
あるいは、必死に平静装ってたか?

153:「姫と僕」
風邪をひいた「藪」
独り暮らしのためどうにもできず、部屋に籠って1週間が経過していたところ…。
サークルの姫「姫宮」が見舞いにやってきたのでした。
こうした、”サークルの姫”な漫画は、何と言っても「BOX!-パンドラデイズ-/佐伯」での描写が秀逸。
そちらは厳しい現実でしたが、こちらは漫画らしく楽しいファンタジー。
まぁ、えっちなくても、見舞いに来てくれたら…ずっと従う気持ちにはなってしまいそう
思わず泣いてしまう「藪くん」が良かったですよ。
名前そのまま、姫に相応しい「姫宮さん」はロリっとした娘さん。
実は、ひでるさんは最後まで警戒していたのですが。
(※実はサークルの皆が経験済みだったとか…)
オチがあーで、なんだかひと安心。
ファンタジーを貫いてくれてました。

福田さんち、姫宮さん
※左:福田さんち、右:姫宮さん

173:「シェアボッキ」
スタイルや趣味などがほぼ同じという「ミキ」・「ミカ」
周囲からは、双子みたいと称される友人同士。
ある日、告白されたという「ミカ」が彼氏を連れてきたため…「ミキ」もそれらに混ざることとしたのでした。
そんな訳で、さっそくホテルへ直行しています。
2人は写真を共有するアプリをやっている、というのがポイントです。
あんなエロいのアップしたら、削除されるのでは?
1回出した位で~」のくだりが好き。
いや、男性側も大変なんだよ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「もじゃりん」センセでした。
こちらが3冊目の単行本。
ブログでは、「にゃんにゃんシちゃうゾ!」を紹介していました。
単行本は売り切れていたのか、発売すぐには手に入れられず…。
ちょっと遅れてゲットしました。
↓表紙のおっぱいが素敵ですね。
それと共に、裏表紙の3名が気になっていたのですが。
それぞれの関係が、まさか母娘だとは想像できませんでしたよ。
まぁ、漫画なのですが…。
実際にこんなんあったら、挨拶に行った男性は度肝を抜かれるだろうなぁ。




断れない系

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■ちっちゃ妊娠・ハーレム日和 (智沢渚優)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ロリ、ハーレム、複数
・構成 : 5話収録(うち「ちっちゃ妊娠・ハラみ隊」×2)
・おまけ: あとがき、合間に作品コメント・別絵、
      描き下ろしあり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「智沢渚優(ともざわ・しょう)」センセの「ちっちゃ妊娠・ハーレム日和」です。

「枝里野亜奈」・「押屋舞利」・「千津香」、転校生「京花」
※左:「枝里野亜奈」・「押屋舞利」・「千津香」、右:転校生「京花」

 【 構成・絵柄 】

収録はメインの中編と短編群。
お話としては5話と少ないものの、それぞれのページ量は多く。
単行本のボリュームとしては問題ありません。
(※たぶん、メイン話だと思いますが、えっちシーン描き下ろしがあるようです)
タイトル通りのロリ系単行本。
ただし、↓表紙にあるような、命中した後なプレイはありません
(※ここはセンセも途中で書かれていたように、誤解し易いところですね)
ハードなのも描かれるセンセですが、今回はだいぶソフトなまとまり
ほぼブラック色のないお話展開で、エロちっくさは失わず。
お話によっては、ラブコメっぽい雰囲気もありました。
えっちはたいてい複数多く、そうしたものの好き・嫌いはどうか、くらいでしょうか。

しっかりとした強めな線での作画。
全体の色付きも同様で、色彩は濃いめ。
コマ割りはやや細かく、変化・ぶち抜きはちらほらでした。
漫画は表情良く、動きもあり。
シリアス・コメディーなどの強弱、メリハリも適度なくらい。
擬音・吹き出しなどにて、原稿はかなり賑やか・派手な仕上がり。
表現も含めて、味わいはとかくコッテリでした。
人物絵は丸い黒目でふっくら頬の可愛らしいもの。
強さそれなりなロリ系統の、キュートなヒロイン画~といった印象。
イメージより、そうロリロリとはしていないと思います。
色彩絵は黒味が弱まるので、だいぶふんわりとした感覚。
カット絵と収録話のあらすじもある、裏表紙にて判断するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 5話収録

003:「ちっちゃ妊娠・ハラみ隊」 2話
仕事不調で、色々と行き詰っていた「悠久(ちかひさ)」
そんな彼のアパートに、突然女の子らが訪ねてきました。
10年振りの再会となる「上武巴直(かみたけ・はなお)」ほか、「宮盛夕姫(みやもり・ゆうき)」、「住良木天代(すめらぎ・あまよ)」という3名。
彼女らは、数年前に亡くなった親の実家がある田舎の村の名家の娘たち。
見識を広めるため、という理由で資金付きで上京した、とのことでしたが…というもの。

単行本の表題と重なる、メイン中編。
話数としては2話ですが、ページ量は単行本の半分に迫るかと言ったボリュームです。
突然、女の子らと同居が始まり…。
うち1名は、過去に面識のある巫女さんで。
彼女らの出身地である村は、その実家である三家の合同統治にて維持されてきた~という。
色々と凝った設定でした。
まぁ、タイトルあんなんで、成年漫画なため…その思惑のある程度…は想像できるかもしれません。
実は~といった具合に、ひと展開あるのですけどね。

「上武巴直」・「宮盛夕姫」・「住良木天代」
※「上武巴直」・「宮盛夕姫」・「住良木天代」

村を取り仕切る三家。
神事を取り仕切る「巴直ちゃん」の「上武家」
食料・経済担当である「夕姫ちゃん」の「宮盛家」
そして、行政を取り仕切る「天代ちゃん」の「住良木家」
そのうち、最初に仕掛けてきたのは、もともと面識のあった「巴直ちゃん」
すぐ脱いじゃっていましたが、えっち前は巫女服だったみたい。
続いて、「夕姫」・「天代」の2人がお風呂に突入してきて~。
家どうしの約束を破った
そんなことを言い出したのでした。

なにゆえ、彼女らはえっち仕掛けてくるのか。
家同士の約束とはなんなのか。

それぞれヒロインらの個性が発揮されていて。
様々な思惑が交差しつつ、ちゃんと全ての疑問は解決していき~。
巧い感じのオチへと繋がっていくという秀作です。
ひでるさんは、こうした村の因習話みたいなのがそもそも好みなので、このお話は楽しめました。
これ書くと、ネタバレになってしまいますが…。
色変えますね。(携帯で見てる人は気を付けて)

いかにも黒々しいものがありそうで、実はそんなことなく。
明るく前向きな、良い感じに決着していく、センセの明るい部分が発揮されていて、個人的にはかなり気に入った1話でした。

お話の展開(…と話数かな)もあって、舞台はほぼ彼の部屋。
もう少し長ければ、実際の村でノスタルジー感ありつつ、三家とか村人とか色々な人らを交えつつ~みたいに描けたかな。

085:「強襲・みにみっつ」
よく漫画喫茶に通っていた主人公。
その日も個室にいたところ、突然3名の女の子「枝里野亜奈(えださと・のあな)」、「押屋舞利(おしや・まいな)」、「千津香(せんず・かおり)」が入ってきて…。
驚くべきお願いをしてきたのでした。
前話と同じく、3名ヒロインとの複数モノ。
もともとは連続話の予定だったみたい。
前半での同窓会、父親と疎遠、1人暮らし~などは、その前フリですかね。
3名のうち、ツインテールな「野亜奈ちゃん」だけ、「おにいちゃん」と呼んでいて。
そんなんも、今後に明かされる要素だったみたい。
何か色々と気になるキーワードがあるものの、特に明かされぬままバッサリ終わってしまい。
完全な短編用のお話として変換はされてなく
なんだか、モヤモヤしますわね…。

117:「旬のそざいのゆうこうかつよう」
自らを活用し、中年男性を脅して金銭を得ていた転校生「京花」
そんな彼女の行動を問題視していたクラス委員長「若良世(わからせ)ハルカ」は…。
被害者の男性らと共に、”地域安全S等部町会サークル”としての活動を開始したのでした。
ザックリではそんな感じ。
収録では最もハードな展開になります。
男性を利用している、~といった点では、どっちもどっちなのですが。
「京花さん」がやっていた事もあって、自業自得感がありますね…。
実はサークル活動のが、かなーりぶっ飛んだものなのですが。
容姿とは裏腹に、明らかに「ハルカさん」のが百戦錬磨っぽいのが凄い。
実際にこんなんあったとして、治安維持はされるのかな。

157:「つくつくほーし!!」
側仕えの同伴が認められてる皇連学園。
そちらに通う「南切陽子」
”側仕えがいない”
そうした不名誉を避けるため、同い年の「瀬和つくし」が側仕えに選ばれ、共に学園に通っていたのですが…。
実は性別を偽っていたのでした。

生徒会会長「雪花」vs「南切陽子」
※生徒会会長「雪花」vs「南切陽子」

バレる、といった展開ではなく…。
既に「つくし」が男性であるとは知られているようで、同じクラスの「ひか江」ほか3名。
さらには生徒会の会長「雪花」などにもバレていて、仕掛けられていました。
彼の反応を見る限り、バレてることを自覚したのは漫画が初のことのようなので…。
前日に何かあったのかしら。
最終的には主人である「陽子さん」も参加して、複数展開になっていました。
メイド服は…脱がないで欲しかったなぁ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日はお馴染み「智沢渚優」センセでした。
なかなか、ぶっ飛んだタイトルに驚きましたが…。
センセの漫画なので購入。
やたらハードで、ブラックっぽい展開になっていくのかなぁ、とか思っていましたが…。
前述してきたとおり、おおむね黒々しくないものが揃っていて読み易かったです。
特にメイン中編はオモシロ・エロかった
できれば、それぞれ単独づつでのやり取りとか、じっくり見たかったなぁ。
あるいは、実際に村まで行く展開とかね。


ちっちゃ妊娠・ハーレム日和 ちっちゃ妊娠・ハーレム日和 (MUJIN COMICS)
                  (2022/11/04)
                  智沢渚優
                  ※アマゾン登録なし



★「智沢渚優」センセの漫画紹介記事 すべて成年系

 [ちっちゃハーレム] 
 [つるぺたハーレムだよ] 
 [娘とパパの本気相姦] 
 [ちっちゃな堕とし孔] 
 [ぷにスジ・こロリん] 
 [蜜色の蝕幼飼育] 
 [蜜色樹るり] 
 [蜜色の舞姫] 
 [蜜色ミルクホール] 
 [蜜色に溶ける欠片
 [蜜色の刻印
 [蜜色幼辱館] 
 [蜜色幼夢淫] 


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■ちょっとMでドスケベで (もじゃりん)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、むちむち、積極的
・構成 : 9話収録(うち「撫子さんはNo!って言えない」×4)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「就活編おまけ」、合間にネタ絵、
     合間に「HOW ABOUT 撫子さん」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「もじゃりん」センセの「ちょっとMでドスケベで」です。

棚端織江、「ノーカウント」の「ほのか」
※左:棚端織江、右:「ほのか」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編とシリーズもの。
こちらには、前巻から続くシリーズ漫画があるのですが。
ちゃんと紹介に1ページ割かれていました。
やっぱり、こうしたフォローは嬉しいですね。
まぁ、そんなにややこしいお話ではないのですけれど。
シリーズ、短編共に、ヒロイン側がえっち好き
女性側から誘う、みたいな展開も多かったです。
(※シリーズものは逆ですが)
タイトルで皆さん気になるかもしれない「」について。
バッチリ該当するのは1人だけ。
個人的な感覚ですが、ハードさはほとんどなく。
あの↓表紙で嫌な印象とかなければ、特に気にしなくても大丈夫だと思います。
また、その他ヒロインらは、どっちかというとMっぽい性癖かなー、というくらいでした。
どちらも楽しく読める仕上がりになってます。

しっかりとした線での作画。
黒色は強いものの、全体はそれなりに白比率があります。
コマ割りは大きく、枠間なくなること多く。
コマをはみ出し・ぶち抜き、擬音や吹き出しが乱れ飛び…。
結構ごっちゃりしてました
漫画はコメディー調で崩しもあり、楽しい雰囲気。
ヘアや液体表現はイイ感じでエロチックです。
また、背景や小物なども良く描かれていました。
うるうるっとした黒目の可愛い人物絵。
迫力あるスタイルで、特にそのバストは圧巻です。
そうしたサイズでも、全体のバランスは乱れていません。
お話の流れもあって、男性がやや悪目立ちしていたのは良し悪しかと思います。
判断については、カット絵もある裏表紙が目易いでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

003:「なっちゃんはね」
”スラリと伸びた足、誰でも振り返るスタイル”
~という、「大輔」の彼女「鈴原なつ」
そうした目立つ容姿ながら、当の本人は極度な人見知り。
さらに、2人きりになると、また別の顔を見せてくれるのでした。
単行本の表題に最も合致した短編。
まさに「なっちゃん」はソレで、強いM気質
そうしたMな彼女に対し、「大輔くん」もまたピッタリ相性良い人。
まぁ、2人とも得難いパートナーと出会えたのは幸せな事ですね。
オチはプレイと裏腹に、甘く優しいものでしたよ。

019:「初体験のススメ」
AV大好きなオナニーマスター「今田新」
一方、「間田初子(まだ・ういこ)」はHな漫画と妄想が大好き。
そんな童貞と処女が偶然、出会い系サイトにて繋がったのでした。
先の「なっちゃんはね」もそうですが、こうした2人が出会えたのは素晴らしい。
ちゃんとお互いに真実を打ち明けたこともあってか、初体験を成功に導いていました。
よかったねぇ。
ツリ目の「初子ちゃん」が可愛い。
鼻血は…心配はしますが、それで巧くいかないかなぁ。
まぁね、キスしようとする度にそんなんだと…困るか。
…不意打ちするか。

「すみ子」こと「スーコちゃん」
※「すみ子」こと「スーコちゃん」

039:「織姫ちゃんと彦星さん」
結婚して5年目という「棚端達彦」・「織江」のカップル。
15という年齢差ながら、非常に仲良しの2人。
しかし、育ちの良い「織江」はえっちは1年に1回だという考え。
一方の「達彦」は重度の遅漏で1回に10時間はかかるため…。
えっちは1年に1回だけ、なのでした。
まあね、「達彦くん」の体質はともかく、「織江さん」については考えをあらためさせるだけで良いので。
とっとと、夫婦間でちゃんと話しをすべきかな。
「織江さん」はその当日までそわそわしてましたからねー。
そうした様がまた可愛いのですが。
ちなみに、えっちシーンは凄かったです。

059:「ノーカウント」
結婚することとなった、「ほのか」と「隼人」
友人「ミコ」・「弘吉」らカップルも呼び、4名で宅飲みをしていました。
そのうち、皆寝てしまったところ…。
不意に「弘吉」は「ほのか」に起こされ、とあるお願いをされたのです。
タイトルで、どんなんかは分かりますよね。
成年漫画だし。
1本しか触った事ないのね
~とか言ってました。
気持ち分からんでもないけど、よくツルむ友人とのがだわ。
オチの発言は本当かな。
普通ならば、軽い冗談として言いそうですが。
ちなみに、2周目で気付きましたが。
一緒に飲んでいた「ミコ」・「弘吉」は、冒頭話「なっちゃんはね」でもゲスト出演していましたね。
(※お話はこっちのが後でした)

075:「スー女の恋」
転校生「太田力男」は太めな男子。
彼は「すみ子」こと「スーコ」の理想とピッタリであり。
彼女からの告白で付き合うこととなったのでした。
こちらのヒロイン、小さく可愛い「すみ子さん」
幼い頃から相撲好きで、太め男子を理想としていて。
”相撲好き女子”の呼び名「スー女」と重ねて、「スーコ」と呼ばれていたのでした。
なるほど。
たまにいますよね、こうした娘。
前巻とかにも、太めな男子と小さいヒロインのカップルがいましたよ。
センセがお好きなのかな。
あんなんでエロい「スーコちゃん」が素敵。

091:「撫子さんはNo!って言えない はじめてのアルバイト編」
117:「撫子さんはNo!って言えない ほろ酔い撫子さん編」
135:「撫子さんはNo!って言えない 身体のひみつ編」
155:「撫子さんはNo!って言えない 就活編」
男性を苦手としている「音撫子(おと・なでしこ)」
しかし、迫力あるスタイル(※土偶みたい、と書かれてます)で押しに弱く、お願いされると断れない彼女は…。
なんのかんの、流されてえっちに持ち込まれてしまうのでした。
そうした「撫子さん」がキュートなシリーズ漫画。
自らの意思とは裏腹に、やたらめったらえっちされまくる様がポイントです。
今回は彼女が就職するまで、が描かれてますね。

まずは「アルバイト編」
風邪の友人「みみ」ちゃんの代役でメイド喫茶のアルバイト、なのですが…。
冒頭から、全然違う(服装ね)のが可笑しい。
んなエロい恰好しないってば(笑)
…あ、裏表紙がソレです。
店ということで、この回は色々な男性にサレていましたよ。
個人的には「みみちゃん」も好き。
なお、こちらの「撫子さん」は髪を後ろで2つに束ねてました。
「ほろ酔い編」は前巻にもあった飲み会風景。
今回は皆で彼女を酔い潰そうとしていたのです~というもの。
これで酔い潰れ…ない「撫子さん」が楽しい。
ただ、そんなんでも結局えっちになってしまう彼女が…悲しい。
こうした積極的な彼女(酔ってるため)もまた良いですね。
オチが面白い。

就活までの「音撫子」
※音撫子

「身体のひみつ編」とはなんぞや、という感じですが。
友人「みみちゃん」のアドバイスで、医者に見てもらう、というもの。
2人会った際の、
またどっかでヤられてきたな!?
…が面白いです。
そんな事を大声でまた(笑)
ただ、どう調べたのか、担当した医者が…単なるエロ中年みたいでした。
あんな、無遠慮にガンガン胸揉んでくる医者なんているかー。
こちらの「撫子さん」はポニーテールで、また可愛かったですよ。
収録のラスト「就活編」
こちら、モノローグからして「撫子さん」していて…。
”エントリーシートを送った会社、全てがすぐに(エロい役員との)最終面接になってしまっていた”
…だって。
なんというか…凄いなぁ。
リクルートスーツ姿の「撫子さん」が魅力的。
まぁ、あのバストは…男性面接官の評価を狂わせるのに十分。
外資系会社、インチキ外国人みたいなんにも、バッチリ通用していましたよ。
あんな質問あるかいな。
ちなみに、カバー裏ではエロ漫画出版社での面接風景が描かれています。
内定は100社を超えたそうです。
果たして、結局どこに就職したのかな。
次にて描かれるのかなぁ。
(※下着会社が本命、とのこと)
エロ漫画出版社で、漫画家さんとえっち、みたいなんは…どっかで見たな。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「もじゃりん」センセでした。
当ブログでは「にゃんにゃんシちゃうゾ!」を紹介しています。
(※順序違っちゃいましたが「断れない系」もすぐアップします)
こちらで4冊目の単行本。
今回は後半に位置していた「撫子さん」のシリーズがやはり強いパンチ力で。
読んだ後は、もう完全に頭の中は彼女のみで詰まっていました。
エロエロしくて素敵。
「みみちゃん」好きなので、2人のやり取りが増えたらいいな。
彼女のえっちシーンは描かないままで。

ちょっとM

ちょっとMでドスケベで (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/11/1 [アダルト] もじゃりん (著)



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■口づけは性交のあとで (はく雲)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ダウナー、貧乳、学生
・構成 : 初単行本、8話収録(うち「「由香里」でも「先生」」×6)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「その後の先生と由香里」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はく雲(はくうん)」センセの「口づけは性交のあとで」です。

美術部部員「長谷川由香里」
※美術部部員「長谷川由香里」

 【 構成・絵柄 】

収録は8話で、そのうち6話はメインの中編。
4ページの描き下ろし漫画もそっち系で、後日談となっていました。
短編の2話も含めて、ヒロインらの内面にスポットライトをあてた作品群。
ダウナーなものですね。
ブラックなんもあって、ぺかぺかとした明るく楽しいものではありません。
…が。
お話の全体を通して、真っ暗…という訳でなく。
ちくちく、精神面に針でつつかれますが、グサーとブッ刺される訳でもない、みたいな感覚。
雰囲気のある可愛らしい作画に釣られた方は、ちょっと驚くかもしれません。

ばっさりと粗さのある線での作画。
ペン、って感じ。
黒色が強く、全体の色付きはそこそこ。
コマ割りは縦長多く、重なりなどちらほら。
モノローグの四角枠が多め。
ちなみに、描き下ろし部分は…収録された各話と差があるのか、だいぶ雰囲気違っていて。
綺麗で落ち着いたデジタルなものになっていました。
今後はこんなんになっていくのかな。
漫画は前述したように粗さがあって、イラストちっく。
しっかり絵として見ていくと、乱れ・崩れがあって表現としても微妙。
かなり独特な空気感があり、絵柄はお話とかそんなんともよく合っています。
ひでるさんはこのブログを書くので、かなり意識して見ていて…。
ちらほら引っ掛かっていましたが、普通に読む分にはさほど気にならないのだと思います。
パンチ力があるんですね。
人物絵は幅広輪郭、横長・逆かまぼこ形な目が特徴。
頭大き目で細身のロリっとしたスタイルです。
こちらも、他ではほとんど見られない癖あるタイプ。
↓表紙などカバーのイラストは彩色で多少落ち着いてましたが、判断はおおむねそのままで大丈夫。

 【 収録話 】 8話収録

001:「おちんちんをいじるのが大好きなおじさんへ」
家庭に問題を抱える「千紗」
そうした中、繋がりを感じられるのは援交相手の中年だけだったのです。
なんちゅータイトルだ。
これ、作中の台詞に沿ったもので…。
ふざけたような台詞であるものの、「千紗ちゃん」にとって救いになったかな。
どうかな。
ちなみに、途中に差し込まれていた、食事シーンに衝撃
一般も含め、他の漫画でこうしたリアルな描写はあまりなく。
なるほど、って思いました。
(普段見ている漫画にそんな少ない、って事あるかも)
なんというか、この後巧くいけばいいですね。

おちおじの「千紗ちゃん」
※千紗ちゃん

025:「「由香里」でも「先生」」 5話
171:「その後の先生と由香里」 描き下ろし
美術部の部室、その奥にある準備室。
唯一の美術部部員「長谷川由香里」は、そこで顧問教師との逢瀬を繰り返していたのでした。

教師と生徒のカップルもの。
ヒロイン「由香里さん」は、ツーサイドアップに四角眼鏡の特徴的な容姿。
どっちかというと、真面目そうに見えたのですが。
部活前に一服したり、教師のプレイを加速させていく、優等生とは言い難い娘でした。
収録の他ヒロインらと同じく、ややこしい精神状態にあり。
「先生」との関係も、いわゆるラブラブ・ハッピーなものではありません。
お互いに好いてはいるものの、なんというか…2人の間には微妙な緊張感もありました。
教師側には立場もありますからね。
禁煙なのに生徒と共にタバコ吸ってたりもするからなぁ。
(※かと言って、どっちも不良というんでもない)

「由香里さん」の想いがつづられる1話。
関係は続いていたものの、卒業の近い彼女はあと1年という期限があるのでした。
2話目は旧校舎、トイレ内描写がメイン。
紹介文にあった、扉一枚~というのもこちらのシチュエーション。
前話では着衣なままでしたが、こちらは個室がためが「由香里さん」は全裸になってくれてます。
…うーん……。
ちょっと、「由香里さん」は愛が重いよ…。
ちょっと読み手を選びそうな3話。
ピアス、ですね…バストトップへの。
痛そうなのはダメです
結構なプレイにまで発展していきます。
こちらの一人称は教師側。
ずっと「由香里さん」だったので、ここで彼がどんな考えで付き合っているのか、が判明します。
前話のオチにてひと事件があり。
4、5話はその続きで、クライマックスの前半・後半~といった印象。
もっと普通のラブコメ漫画のようになれればいいのですがね。
本編はどっちかな、という感じなのですが。
描き下ろし「その後の先生と由香里」は後日談。
漫画の収録位置もあって、ああした決着でなんだかひと安心でした。

「小森姫子」、描き下ろし「長谷川由香里」
※左:「小森姫子」、右:描き下ろし「長谷川由香里」

147:「不安城の姫子と王子」
不安さがため、次第に不登校となってしまった「小森姫子」
そんな引き籠りな自分に、同じクラス・同じマンションだった「大路」は、いつも律儀にやって来ていたのでした。
そうした異性が居て、いつも構ってくれているというのは、有難いこと
ただ…えっち最中の彼女の考えが、やたらネガティブなものでした。
うーん、そんな考えだから不安が勝っちゃうんだろうなぁ。
もっと素直になれればいいのですが…。
まだ、もう少し時間が必要かな。

 【 その他 】

以上、本日は「はく雲」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
発売され単行本のうち、↓表紙に引っ掛けられました。
パッと目を惹かれる絵ですよね。
ここは良かった。
独特なのは、お話も同様で…。
そうか、可愛くラブラブなんではないんだなぁ、って読んでて思いました。
ただ、これはコレで。
次の単行本もどうなるのか、ぜひ見たいです。


口づけは

口づけは性交のあとで (MUJIN COMICS) コミック 2022/11/4 はく雲 (著)


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■Knospenmadchen (まめおじたん)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、学園、調教
・構成 : 初単行本、短編×6話
     (うち「Adagio」×3)
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストページ、
     カバー裏に別絵、たぶん描き下ろし「Adagioその後」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「まめおじたん」センセの「Knospenmadchen クノスペンメードヒェン」です。

白鳥汐音
※白鳥汐音

 【 構成・絵柄 】

収録は表題の連続話と短編群。
単行本は個人的に好きな「AOHA COMICS」のシリーズです。
それに相応しい青春な要素を見せつつ。
成年漫画らしく、結構濃厚なエロス感を持ち合わせていました。
単行本の半分以上は、メインの中編。
とあるカップルを追ったストーリー漫画です。
前半はどうなっちゃうのか…という感じでしたが、後半ではしっかり「AOHA COMICS」らしい雰囲気に落ち着きます。
その他短編はラブコメっほい仕上がりで、バッドエンドが1話ありました。
コメディー的な色は間違いなくあるのですが、通常なお話にもブラックな要素を持ち合わせていて。
プレイほか様々な面にて、人を選ぶだろう漫画群
個人的な感覚ではまだ軽い方ですが、王道ラブコメではないので注意ください。

柔らかな細線での作画。
全体の色づきはそこそこですが、淡い濃淡具合。
描き込みは細かめ、コマ割りも変化あり賑やかな印象でした。
表現は派手目でコメディーちっくなものも多め。
擬音が飛び交っています。
原稿時期は近いもので構成されているものの、デビュー作から収録されており。
試行錯誤もあってか、やや差を感じます。
現在描き下ろしたであろう、解説ページのヒロインらは単純な立ち絵(制服ね)であったのですが…。
これが抜群に良く
心なしか、これから漫画が始まるような感覚がありました。
次回以降がまた楽しみです。
漫画はコマ間の流れが分かり辛いところも一部ですが見えていて。
改善されていけば良いですね。
↓表紙などカラー絵はまた独特な風情。
ただ、白黒絵の良さは分かり辛く、紹介帯と共に判断するのがいいでしょう。

 【 収録話 】 6話収録

003:「Adagio」 前中後編
山に囲まれた田舎の学校にて、養護教諭をしていた「木庭袋京一(きばくら・きょういち)」
他の教師より若く、容姿も良く。
他に娯楽のない環境を利用し、複数女生徒らとの関係を楽しんでいました。
そんな彼が最近目を付けていたのが、1年生の「白鳥汐音(しらとり・しおね)」
都会の学校から転校してきた、色素薄い美少女。
…という彼女でしたが、その本性は全く異なっていて。
女生徒らとの関係をネタに脅された「京一」は、彼女の支配下に置かれてしまうのでした。
ざっくりとはそんな感じ。

その見た目で、よくもまあ下品な言葉が言えんな
そんなんが「京一くん」の「汐音さん」評でした。
田舎学園での教師・生徒カップルを描いたストーリーもの。
女生徒らを支配して悦に入っていた教師。
がしかし、彼を上回る女生徒にて、逆に支配されてしまう~という漫画です。
そんな彼女にも、当然ああなってしまった背景が存在して…。
妙な支配関係であった2人が、いつしかまた異なる間柄になっていく、青春ストーリー。
成年漫画らしい派手なえっちと、「AOHA COMICS」で期待されるようなドキドキ感もある良作品です。

「汐音さん」の本性
※「汐音さん」の本性

白いヒロイン「汐音さん」
はかなげな美少女であったのは前半だけ。
都会の娘は進んでるんです
そうした台詞そのまま、年上で経験も豊富な「京一くん」が驚くような言動をしていました。
オチの展開が楽しいです。
「汐音さん」の過去描写が描かれるのは中編にて。
あーした描かれ方であったものの、たぶん…「汐音さん」は事前になんらか知識を得ていて、ああした事をしたのだと思いました。
「京一くん」とはすっかり打ち解けてきていて。
慣れた2人のやり取りが楽しい
たっぷりなえっちシーンが堪能できました。
「汐音さん」の可愛らしい面が見られた後の後編。
こちらではひと事件発生します。
ありがちな展開ではあるものの、それ故に読んでいて心地良いですね。
しっかり結末まで描かれていて、心温まります。
特に漫画後のカット絵、そして続く1ページの漫画など素敵でした。

127:「僕の太陽」
「日向」とは1つ年上の幼馴染みで、お姉さん的な存在である「小鳥遊アオイ」
しかし、憬れていた彼女の違う一面を見てしまったのでした。
成年漫画ではこうしたのはちらほら見かけるのですが。
まぁ、ちょっと漫画ちっくよね。
なに故そうなった。
ただ、それだけに。
ああした彼女を目の当たりにした「日向くん」の心は、察して余りある感じ。
ちょっと面白いギミックのあるオチが良かった。

149:「ね、いいでしょ?」
演劇部の「有栖川岳」は次の劇にてお姫様役とされてしまったのでした。
先輩である部長「萩本雅」、「新留沙月」らに可愛がられている彼。
男の俺がなんで女役なんですかァ!!
割り当てられた女性役に、そう難色を示していましたが。
言ってたそのまま”真面目に演劇する”のであれば、監督の意向に沿うのが当然でしょう。
人数3名だけなのだし、また王子役はキャスティング通り「沙月さん」のが似合いそうだし。
(※「沙月さん」はボーイッシュな格好良い女子です)
えっちの切っ掛けは、とりあえずお姫様衣装を着た「岳くん」に「沙月さん」がちょっかい出した事から。
部長「雅さん」も参加し、複数プレイとなっていました。
可愛らしい「雅」とクールな「沙月」というキャラが良く。
前述したように解説での絵がすこぶる良かったので、別シチュエーションがあればぜひ見たいです。

演劇部「萩本雅」・「新留沙月」、陸上部のエース「帝奈津」
※左:演劇部「萩本雅」・「新留沙月」、右:陸上部のエース「帝奈津」

175:「したいでしょっ?」
前話と似たタイトルですが、特に連作ではありません。
陸上部のエース「帝奈津(みかど・なつ)」
彼女に憬れ、男子陸上部に入った「上谷晴人」でしたが…。
体格は良いものの、特に足が速い訳でなく、部活についていくのがやっとという状態。
軽い怪我をした「晴人」は、「奈津」の勧めもあって休憩かたがた部室を片付けていたところ。
彼女のブラを発見してしまったのでした。
だいたいそんな感じ。
解説によると、こちらがデビュー作とのこと。
ショートカットのスポーツ少女な先輩とのえっち。
ただ、雰囲気と違って性的なことにも慣れていて、誘ったのも彼女から。
結果、部活と同じくえっちでも彼女が導いていました。
それを切っ掛けに、「晴人くん」の資質に気付くオチが楽しい。
部活でも巧くいけばいいわね。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「まめおじたん」センセでした。
こちらが初単行本のようです。
おめでとうございます!
前述したように、カバーで判断し辛くて迷いました。
特にメイン中編は完成度も高く、「汐音さん」も良かったです。
なお、紹介帯の折り返しには「Adagio」の2人が描かれていて。
前後くっつけると、幸せな風景が完成します。
やや屈んでいる「京一くん」と背伸びしている「汐音さん」が可愛いですね。


Knospenmadchen

Knospenmadchen (AOHA COMICS) コミックス , 2019/8/28 [アダルト]





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