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■恋愛りれーしょん (かたせなの)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、OL、アイドル
・構成 : カラー(4P)、短編×10話(うち「I・D」×2、
      「美少女の教え子に欲情した美術講師の俺は…」×2、
      「巨乳OLの事情シリーズ」×3)
・おまけ: あとがき、おまけ4コマ、カバー裏に作品解説、
      カラー描き下ろし「黒髪巨乳の妹と生徒会室で…。」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かたせなの」センセの「恋愛りれーしょん」」です。

アイドル「秋坂凜」
※アイドル「秋坂凜」

 【 構成・絵柄 】

収録は2、3話ほどの連続モノと短編。
続き漫画も別シチュエーションという、そこそこの繋がり。
それぞれ楽しめるようになってます。
そもそものコンセプトは”禁断”ということで、教師・生徒、上司・部下みたいなカップルが目立ちました。
そうした中、近親ものは1話だけというのは意外。
(※ついでに言えば義理の関係)
収録ヒロインは比較的年齢が高く、単行本で間違いなく学生なのは2人だけでした。
禁断という割には軽いラブコメで、一般えっち漫画みたいな風情。
良くも悪くも読み易い仕上がりです。
↓表紙の雰囲気を裏切らない仕上がりだと言えるでしょう。

強さのある線での作画。
描き込みは過ぎない程度で丁度良いくらい。
背景とか小物などは比較的キチンと描かれていました。
色づきは全体にしっかりしていて、濃淡はやや薄め。
枠間はほとんどなく、ページ半分以上ほどの大コマが頻繁。
小さいコマがそれに重なるような感じです。
すっとした輪郭と縦に細い目の可愛らしい人物画。
エロスっぽくない、透明感あるものです。
そんな娘らのえっちな様が堪能できるのが最大のポイントでしょう。
カラーでも印象はそう変わらないので、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。

 【 収録話 】 10話収録

003:「黒髪巨乳の妹と生徒会室で…。」 カラー描き下ろしあり
生徒会で書記を務める「乃愛」
生徒会長は彼女の兄で、血の繋がらないものの兄妹でえっち関係にあったのでした。
そんな感じの義理ながら兄妹近親モノ。
親が出払った平日の朝にえっちしていた2人でしたが、最近は文化祭の準備で忙しく。
なかなかその機会がなかったため、放課後の生徒会室で~という流れ。
いちおう、直接誘ったのは「乃愛ちゃん」から。
ただ、”おにいちゃんと言われると反応してしまう”という彼がため、ふと発してしまった彼女の台詞がそもそもの切っ掛け。
「会長」って呼ばれてのえっちはまた普段と違って良いでしょう。
このまま油断してると、そのうち見つかるぞ。
なお、冒頭4ページのカラー原稿部分が描き下ろしの様子。
生徒会室でのえっち風景ですね。

妹「乃愛」、新米教師「由紀」
※左:妹「乃愛」、右:新米教師「由紀」

027:「I・D ~巨乳アイドルと事務所社長のHな駆け引き~」
047:「I・D ~巨乳アイドルが撮影合間にまさかの縛りプレイ!?~」
アイドル「秋坂凜」と事務所社長というカップル。
通常アイドルものはマネージャーとがセオリーなんですが、こちらは独立したて。
所属タレントは彼女のみという状態。
トップアイドル目指してどうの書いてましたけど、いくら彼女に素質あっても難しいだろうなぁ。
ちなみに、裏表紙が「凜ちゃん」です。
そうか、↓表紙になれなかったかー。
1話目ではグラビアの仕事。
言い争いから、社長を興奮させるべく奮闘するというもの。
それでキレたならば、グラビアの枠内でやらなければ意味無いと思うんですが。
まぁ、脱いで乗っかれば、たいていの男性は勃ちますわ。
直前がコンサート中だったようで、アイドル然としたコスチュームでした。
2話目は撮影合間でのえっち。
天真爛漫でちょっとオトボケで人気急上昇中、とありましたので、そこそこは成功している様子。
ややバラエティーに流れつつあるのではないかなぁ、って思いましたが、今回撮影ではかなりキワドイ衣装。
前述したように、グラビア面でも頑張っているみたい。
既に社長とラブラブなので、合間には「凜ちゃん」から誘っていました。
ニプレス剥がす、みたいなのは男性の夢ですねー。
途中から、とある事情でタイトルそのままな拘束プレイに発展。
ご褒美だ!
じゃーないでしょー。
社長もノリノリでしたが、そのうち撮られるぞ。
最中に登場する、猫を頭に載せた娘がまた可愛かったです。

067:「黒スト巨乳女教師の秘密の放課後」
新米教師「由紀」は生徒「古河」と付き合っており。
まだ仕事も慣れない中、校内でも彼から積極的にアプローチされてしまうのでした。
Tバックで授業~とかありましたが。
先生があんな感じだったら…そりゃー勉強に手は付かないだろうなぁ。
それが彼女というのは、実に羨ましいシチュエーション。
図書室での冒頭キスシーンで、ちょっとだけ抵抗する様がキュート
困らせたくなるタイプですね。
色々ちょっかい出していた途中、同級生「坂井」さんが来たので一時中断するんですが。
まさか「由紀さん」があーなってるとは(笑)
びっくりしますよ。
アンタ教師でしょーに。

087:「巨乳浴衣彼女とこっそり神社でHしていたら…!?」
神社裏でえっちしていた「春乃」・「しゅーくん」らカップル。
すると、突然彼女に神様が降りてきたのでした。
そんな訳で、一時的に神様っぽくなってる「春乃ちゃん」とのえっち。
そもそも真っ最中だったので、浴衣ははだけてバスト丸出し。
そんな状態で色々言われても、エロいだけですね(笑)
しかも、暴れ出した彼女(神様)を巧い事拘束していたので、そのまま中断していたえっちの続きとなったのでした。
天罰とか何とか言ってる彼女に拘束えっち仕掛けるというプレイが楽しめます。
なお、普段の「春乃ちゃん」は折り返しなどでも見れます。

105:「美少女の教え子に欲情した美術講師の俺は…」 2話
美術部の部長という「前河」にモデルを頼んだ美術講師。
そのモデルは、白スクール水着にボディペイントするというものだったのです。
そんなんが1話目。
現役アイドルを裏に回して↓表紙を勝ち取ったのが、こちらの「前河さん」
そちらでは柔和な笑顔を見せてくれていましたが、本編では普段のクールさを見せていました。
まぁ、生徒にボディペイントする講師もどうかと思いますけれど。
あんなん受ける彼女は、そもそも好意持ってますわねー。
(※今の世はセクハラとかなんとかになると思います)
布が邪魔、が可笑しい。
これなら大丈夫…
とか言ってました。わはは。
その流れなまま、えっち展開に突入です。
2話目は絵画展へ出す作品制作中。
また、「前河さん」にモデルを頼んでいるという状態でした。
既に関係後とあって、「前河さん」もいい表情。
ただ、それだけで落ち着く筈もなく…そのままえっちに発展しています。
絵の具付いたバストをヒントに、”女拓プレイ”をするのがメイン。
あんなんに、
も…もう…先生ったら…
そんな発言だけで許してくれる「前河さん」が素敵。
お似合いのカップルではないでしょうか。
最終的には彼女もノリノリでしたよ。

美術部の部長「前河さん」、OL「大崎さん」
※左:美術部の部長「前河さん」、右:OL「大崎さん」

141:「巨乳OLのセクハラ事情」
159:「巨乳OLのHな外回り事情」
177:「巨乳OLの社内悪戯事情」
OL「大崎」さんは毎日ドジをしているようなOL
その上司である係長は、優しくて真面目なタイプなんですが。
最近、2人きりの時にお尻を触られるようになっていたのでした。
1話目「巨乳OLのセクハラ事情」はそんなん。
彼に好意を持っているので、お尻触られるのは許容していて。
”どこでも、いくらでも触っていいのに…”
そんなんが本音でした。
ため、正確にはセクハラでないですね。
(※あらかじめ同意は取るべきでしょうけど)
2人きりで残業していた彼に、ストレス解消のお手伝いを申し出るのが切っ掛け。
結局のところ、目前をちらちらしていたバストが最大のストレス要因でした。
あー、前半にもう少し巨乳アピールな描写があれば、より伝わりやすかったかなー
どっちかというと、お話の流れでお尻のが目立っちゃっていましたから。
領収書の大きさ、というのが楽しい。

2人で外出中の2話目「巨乳OLのHな外回り事情」
混雑した電車での移動中、触ってくるというもの。
あの係長はギリやばめなプレイがお好きなんですね(笑)
さすがに「大崎さん」も怒っていました。
どうに溜まらなくなった2人は、そのままホテルへ直行。
前戯は電車で済ませたので…
とか言ってましたよ。
あのー、いちおう仕事中ですよー。
それでも時間通りというのは確かに凄いんですが。・
えっちしなければより効率上がるのでは。
3話目「巨乳OLの社内悪戯事情」は、”彼女にローター仕込む”という男性憧れなプレイ。
それが為か、「大崎さん」のドジっぷりに拍車かかっていました。
いいなぁ。
ハンコもらいに行った際の一言が良い。
言うようになったねぇ。
会議室えっちになっていました。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「かたせなの」センセでした。
ブログでは、「げーむ部!」、「喫茶とまり木 営業中!」、「LOVE LOOP」、「初恋lesson」、「恋色・ラプソディ」…などを紹介しています。
今回で11冊目くらいなのかな。
久しぶりな成年向けでした。
ううむ、確かに若干絵柄が変わったかも。
可愛らしいには違いないんですけどね。
ちなみに、それぞれタイトルにもなっていますが。
やたら、巨乳揃いなのは電子配信でキーワードに引っ掛かり易いためなのだとか。
なるほど。


恋愛りれーしょん (キャノプリCOMICS)恋愛りれーしょん (キャノプリCOMICS)
(2015/01/26)
かたせなの

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■ラブラウネ -IDOL MONSTER GIRLS- (白羽まと)

★まんがデーター [11.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●◎○○
・漫画 :●◎○○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ファンタジー、モンスター娘
・構成 : 短編×9話(うち「ラブラウネ」×3)
・おまけ: あとがき、イラストギャラリー、カバー裏に線画。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「白羽まと(しらは・まと)」センセの「ラブラウネ -IDOL MONSTER GIRLS-」です。

女学生「フルトブラント」、ユニコーン・バージンサクリファイス
※左から女学生「フルトブラント」、ユニコーン・バージンサクリファイス

 【 構成・絵柄 】

表題となった連続話を中心とした構成。
ただ、そちらも3話ほどで、6割以上は短編となってます。
メインはいちおうストーリーがあるものの、繋がりは弱く。
複数ヒロインが登場し、それぞれが各話を担当するようになってました。
そう暗いところのない、楽しいお話になってます。
一方、その他短編は「キルタイムコミュニケーション」さんらしい、ブラックなものが多め。
前巻の紹介ショートほか、原作ゲームの漫画も1話ほど入っていました。
ほぼ洋風なファンタジー系。
お話としては連続話も含めてそう凝ったものではありません。
多少ですが、説明っぽいところが目につきました。

そんなんより何より、漫画の最大の特徴はその描き方
いちおうコマ割りされているものの、枠間はほとんどなく。
枠線からして目立たず、あるのか、ないのかという印象。
原稿には相当な賑やかさありました
えー、はっきり言って見辛いです。
絵はお上手なんですが、分かり辛い個所もちらほら
簡単には↓表紙がそんなんですわね。
やや強めの作画で、描き込み・濃淡は適度なくらい。
ファンタジー系としては、黒が若干弱いかなと思います。
縦に長めなキャラ絵は漫画ちっくで、軽め。
良くも悪くもパンチは弱く、重たいエピソードが合いません。
表題作くらいが良いのでは。
紹介帯では分かり辛いので、判断には「キルタイムコミュニケーション」さんのサンプルがいいでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

005:「ラブラウネ」 3話
魔王が勇者に倒された後の世界。
生き残った”非戦闘種”のモンスター娘らでした。
家畜か、共存か。
そう選択肢を与えられた彼女らは、アルラウネ「ラウネ」の発案でアイドルユニットを組み。
来るべき総選挙(ライブ)で支持を得るべく、歌の得意なハーピー「ハピィ」、ダンスが得意なラミア「ミラ」の3名で活動を始めたのでした。
だいたいそんな感じ。

よくあるファンタジー話なんですが。
魔王討伐後の風景が描かれ。
また生き残りのモンスター娘らが、共存のためアイドルユニットを結成する、という設定はかなり大胆で斬新
お話としては、3話で終わってしまうんですが。
メンバー探しなど結成時のアレコレとかなんとか、色々エピソードも想像でき…。
可能であれば、1冊まるまるか、数冊あっても良さそうな気もしました
こちらは、ヒロインが3名で3話ということで、各話にえっち担当が立つタイプ。
オープニングから既にユニットは結成済みで、そこそこの支持も得ており。
個人的には、やや勿体ない印象でした。

また、非常に難しい部分だと承知で書きますが。
各ヒロイン、モンスター娘さんらの形状は、顔から胸、お腹そして大事なあたりまでは皆さんほぼ人間そのもの
「ハピィさん」は手が翼で足先が鳥のソレというくらい。
「ミラさん」は下半身が蛇である以外は普通。
「ラウネさん」にいたっては、太ももから足先が花の中にある程度で、あとは完全に普通の女性で。
特殊なモンスター娘という設定であるものの、その要素がごく薄いのです。
良くも悪くも。
プレイ的にもそう変なところなく…あ、「ハピィさん」のところはあったか。

ラミア「ミラ」、アルラウネ「ラウネ」、ハーピー「ハピィ」
※ラミア「ミラ」、アルラウネ「ラウネ」、ハーピー「ハピィ」

その「ハピィさん」は1話担当。
発声練習と称して、積極的に枕営業を楽しんでおりました。
そもそも彼女にそうした知識を与えたのは”プロデューサー系の勇者”とのことでしたが。
…どんなんだ。
そもそも手が羽となっていて、足先も比較的よく描かれて目立っており。
前述したように、プレイとしてもファンタジー系な成年漫画という感じでした。
そういう意味で一発目としては良いキャラだったと思います。

2話目はラミアの「ミラさん」
黒髪で真面目なタイプ。
武闘派の勇者らに指示を得るべく、自らの身を差し出すのでした。
そんな感じで、切っ掛けとしては前回と真逆な印象。
初体験のようです。
彼女の場合、上半身は普通の人間そのもの。
下半身が蛇でえっち絵とも絡ませ辛いのか、あまり描かれておりません。
お姫様だっことか、巻き付けたあたりは良かったかな。
お尻と女性自身は人間体であり、それも普通っぽく仕上がった原因でしょうか。
最終3話目は「ラウネさん」
前述したように容姿はもっとも普通。
本人も気にしていたように、コレという特徴も薄く。
分身の能力がもう少し巧く表現されていれば違ったかなー。
また、こちらでは廃人勇者「ソロ」という目立つキャラも顔を見せていて。
良く言えば派手な仕上がり、悪く言えば「ラウネさん」をより霞ませてしまった感じがしました。

067:「マットすとらんでぃんぐ」
秀才でクラスの尊敬を集める女学生「フルトブラント」
しかし、実はカナヅチであり、弱点がバレる前に「水の精霊(オンディーヌ)」から水泳を教わろうとしたんですが…という流れ。
プールに浮かぶマット上でのえっちです。
「フルトブラントさん」は変形スクール水着みたいなコスチューム。
一方の「オンディーヌさん」は”全身が半液体”で水っぽい雰囲気あるものの、普通の全裸な女性。
液体描写の多いプレイになっていました。
能力でフタナリとなった「オンディーヌさん」にされてます。
いちおう泳ぎっぽいことも教えてました。
途中からはお約束で水中に場所を移動しますよー。

087:「一角ビッチですとろいやー」
”凶暴だが処女にのみ心を許す”という一角獣。
神獣として崇拝されており、その生贄となった「バージンサクリファイス」
現れた「ユニコーン」の真の姿を知ることとなるのでした。
大雑把にはそんなん。
「ユニコーン」は馬のタイプでなく、ケンタウロスのような半獣人。
容姿としては女の子っぽく、フタナリな風情です。
で、大きな角は無理がある訳で、一角獣としての証拠は生殖器に残ったのでした。
ズニューン、という擬音が可笑しい
そんな訳で、エグい男性自身を持った半獣人とのえっち展開です。
四足なので、そのプレイもなかなかの特殊具合
バストに突っ込んだりもしてましたよー。
ひでるさんはこんなん得意でないですけれど、お好きな方はいいのかな。

103:「ケモットフォール」
半獣人と飼主がタッグを組んでバトルを行う「ケモットバトル」
飼主「メルコ」と半獣人「バフィー」はランキング1位の人気ペア。
しかし、実はバトルに勝つため、去勢はしておらず。
それを隠すドーピングの副作用を抑えるため、本来は違反である獣人とのえっちもしていたんですが…。
そんな感じで、獣人とのえっち。
路地裏でしていたんですが暴走は止まらず、往来でのえっちに発展。
露出っぽいプレイになってます。
またこちらの場合はバトルでの人気ペアであるため、そのスキャンダルちっくな色もありました。
設定がためかテキストは多め。
いかにも説明っぽいのが残念なんですが、それも仕方ないか。

123:「バフォメットピロリー」
姫様を山羊な悪魔が襲うエピソード。
そもそも魔女狩りの犠牲となっていたらしく、目的は復讐。
姫様は早々にフタナリにされてました。
そのままえっちに流れていて、突っ込み側なのに”えっちされてる感”あるのがポイント。
ほぼ全編がえっちシーンとなってます。

半獣人「バフィー」と飼主「メルコ」、姫様
※左:半獣人「バフィー」と飼主「メルコ」、右:姫様

143:「Lilithコレクション 対魔忍ユキカゼ」
同名PCゲームのコミックス版。
任務で捕まった幼馴染みの対魔忍「水城ゆきかぜ」さんが捕縛され、えっちされるというもの。
その模様を「達郎」くんが動画で見るという流れ。
前半は説明多く、どうなるかなーって思いましたが。
メインはひたすら「ゆきかぜさん」がエロいことされてます。
あれを見る彼はたまんないですわね。
日焼け跡がいい感じでした。
原作を知っていれば、より楽しいんだろうなぁ。

163:「魔法喪少女Q」
4ページのショート。
前巻の紹介漫画ですね。
「魔法喪少女30」のお話になっていました。
極端な巨乳でしたよ。

 【 その他 】

そんなこんなで「白羽まと」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
ひでるさんはこれが初見です。

絵は好きなタイプなんですが。
前述したように、漫画の描き方がどうにも個性的すぎて…二度目読む気がおきません
もうちょっと安定して、丁寧さがあればいいかも。
また、お話もラブコメっぽいタイプのが、作画にマッチすると思いました。
表題作のアイデアは良かったので、再構成して1冊まるまるくらいの連続話にならないかなぁ。
一般えっち系くらいでもいいかも。

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(2014/02/27)
白羽まと

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■みだらぶ (大塚麗夏)

★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、年下
・構成 : 短編×10話(うち「アリサびっちぷろじぇくと」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大塚麗夏(おおつか・れいか)」センセの「みだらぶ」です。

瑠璃華ちゃん、アリサちゃん
※左:瑠璃華ちゃん、右:アリサちゃん

 【 構成・絵柄 】

収録は1話続きモノがあった他は短編での構成。
連続話は前後編というか、”本編の補完でもう1話”という感じですね。
単行本の紹介帯には、
”はじめてのエロ漫画にオススメ!”
という文言がありました。
なるほど、確かにそんな感じ。
ジャンルはコメディー色の強めなラブコメ。
コメディーは派手でなく、そう狙い過ぎでもなく、丁度良いくらい。
また、実はラブもたっぷりあるんですが。
描き方がお上手で、その甘さもしつこくなく。
どちらも非常に良いスパイスとなっていました
お話も単純過ぎず、複雑でなくという、とにかく面白く・読み易い仕上がりでした。
特殊な描写とか、妙なブラック展開もないので、安心してオススメできるものです。
確かに初心者向きかもしれませんが、無論ベテランも問題なし。
高い完成度の1冊でした。

さらりと柔らかな濃い線での作画。
黒は強く、描き込みはシッカリ。
コマ割りは非常に細かく、小さいコマもよく見られました。
ただ、そちらを含めて実に丁寧に描かれており、バランス感覚も優れたもの
枠間も確保されており、はっちゃけた漫画運びでないだけ安定していました。
リアルさある人物画。
特に男性はそうした系統なので、ちょっとした言動とのギャップが前述したコメディー感に繋がっております
ヒロインらも”見た目からして漫画っぽい可愛いらしさでない”のが最大のポイント。
ちゃんと話が進むにつれて、可愛らしく映るようになるのは、お話・作画が優れている証拠でしょう。
多少癖は強い方ですが、非常にお上手なので。
ともかく、一度読んでみるのをオススメします。

あとがきに書かれていた掲載雑誌の関係もあってか、前巻より間口は広がっていると思います。
逆に、LOくくりで期待された方は違和感を持つかもしれません。
詳しくは↓下記の各話部分にて。

 【 収録話 】 10話収録

003:「のどかなおつきあい」
独特なテンションでマイペースな「和(のどか)」ちゃん。
幼馴染み「司」くんとはごく親しく、
私だけ取り残されてた!!
と、いきなり切り出してきた彼女の相談を受け、その練習に付き合うこととなったのでした。
天然な「和ちゃん」が可愛い。
冒頭からの「司くん」とのやり取りは非常に良く、それぞれの個性と関係巧く描かれております。
ラブホに入った際の「さっきから単語叫んでるだけなんだけど」という突っ込みが好き。
まぁ、あんな感じの「和ちゃん」は彼に絶大な信頼を持っていて。
そんな彼女を許容できる「司くん」との相性はバッチリ。
ひとタイミング待ち、という感じだったのでしょう。
(※たぶん、周囲はじれったく見ていたと思う)
適度にむちっとした「和ちゃん」のスタイルがいい感じでした。
今回収録でのお気に入りです。
2人の続きが見たいですよ。

和ちゃん、清水さん
※左:和ちゃん、右:清水さん

029:「隣のさせ子さん」
”超”がつく美人で、なんでも器用にこなす才色兼備な「清水」さん。
あまり人付き合いは良くなく、果敢にアタックする男子を振りまくっているようでした。
そんな彼女と席が隣同士な主人公「奥山」くん。
高嶺の花だと見ていたところ…実は”させ子”であるという噂話を耳にしたのです。
簡単にはそんなオープニング。
「清水さん」は”超”がつく美人という設定がため。
収録ヒロインのうち、段違いな美形で大人っぽく描かれていました
「和ちゃん」とのギャップが凄い(笑)
そんな彼女に真相を確かめるべく呼び出した彼の一言がため、えっちに発展するのでした。
まぁ、あんなしれっとした顔でああした言動されれば、誤解するのが普通。
階段下でのえっちが好き。
オチはたぶん想像通りだと思いますが、「清水さん」は雰囲気そのままただ者ではなく。
意外なところを見せてくれました。

055:「ここねごころ」
8ページと若干短めなお話。
(※単行本の空いた枠を埋める為、だそうです)
「村瀬心音」・「野宮」くんの同級生カップル。
将来の夢は特になく、口煩い親に疲れていた「心音ちゃん」
近所に住む優秀な「野宮くん」をからかうべく、童貞だろうと確認するのでした。
こういう娘いそうだなぁ。
ただ、それを受けた「野宮くん」は流石と言うべき返しをしていました。
実際に賢いんだねぇ。
そうした2人のえっち発展。
やや性急な展開から漫画要素みたいになってます。
こちらのオチが、個人的には物凄い納得感
そんなもんだよ。
2人はこれからイイ感じになってくのでは。

065:「ふたりかけごはん」
複雑な家庭環境であった「瑠璃華」
”生活全てが面倒”という、怠惰な毎日を送っていたんですが。
そんな彼女に、同じマンションに住む男性「堤」はちらほら声を掛けてくるようになったのです。
第一印象は不審者であったものの、ちょっと天然入った真面目な彼を知るうち次第に打ち解け。
ついには2人でご飯を食べるようになっていたのでした。
だいたいそんなん。

今回収録でお気に入りの2つ目。
若干目つきが悪く、独特な顔立ちの「瑠璃華ちゃん」
漫画内では子猫に例えられていましたが、なるほどそんな感じ。
先の「のどかなおつきあい」はヒロインが特殊でしたが、こちらは男性「堤くん」の言動が可笑しく・楽しい。
意識するようになった「瑠璃華ちゃん」の申し出を即答で拒否したりしていましたけど…そんな彼だから好きになったんでしょうね。
頑張って食い下がった結果、巧い事いってました。
”独特な顔立ち”と書きましたが、進行と共に可愛さの増す「瑠璃華ちゃん」が見どころ
非常に良い雰囲気だったので…変な話、この2人はえっちして正解だったのではないかなぁ。
現実の倫理的なものは置いといて。
作品解説によると、まだネタがあるとのことなのでぜひ続編を希望します
2人あのまま巧く行けばいいですね。

093:「アリサびっちぷろじぇくと」
113:「アリサびっちぷろじぇくと2」
「コーイチ」が足繁く通う町の小さな書店。
そちらには、彼が”金髪碧眼の天使”と好意を寄せる「本条アリサ」がおりました。
たまに店の手伝いをしている彼女が店番をするのは土日の夕方1時間。
特に何か期待する訳でないものの、それを狙って店に訪れていたところ。
「アリサ」から、特別なクジを引くよう言われたのでした。
だいたいそんなん。
裏表紙を飾る、金髪碧眼な「アリサちゃん」
ツインテールな髪型で、幼い雰囲気ありつつも…成長期という感じ。
もう少しすれば美人になりそうね。
そんな彼女から、予想外な特別サービスをされるという流れ。
背景は書店のようでしたが、店内でヤってたんかな。
大胆ねぇ。
さすがに直接行為は部屋まで招かれておりました。
ネタバレするのはオチにて。
若干の不安(笑)を残した感じであったので、続く2話目はそんなエピソード。
なかなかエロい「アリサちゃん」が素敵。
あのくらいの年齢ならば、行きたい所とか色々ありそうなんだけど…。
ちょっと将来が心配。
ただ、オチではそんなん帳消しにできそうな(たぷん)、可愛らしい面を見せています。

123:「どきどき★溺愛レッスン」
今回収録では、唯一のWヒロインもの。
近所に住んでるちょい老け顔のお兄さん「みっきー」こと「幹俊彦」
プールへ行くため、「柚子」と「すみれ」は彼に車で連れてってもらうよう頼んだのでした。
しかし、実は泳げなかった「俊彦くん」
水が苦手だと告白した彼に、2人は泳ぎのレッスンをすることとしたのです。
年相応という感じの「柚子ちゃん」に対し、「すみれちゃん」はマセた娘さんで。
彼の水嫌いをあっさり克服しておりました
バストも大きかったですね。
実にいい娘だ(笑)
それに対し、同じ事をやっているのにコメディーになってしまう「柚子ちゃん」
本編でも描かれてましたが、コレはこれで可愛いわね。
そんな訳で、レッスンしつつのえっち展開。
積極的で知識もしっかりあるらしい「すみれちゃん」がエロい。
ちゃっかり自分も参加しつつ、「柚子ちゃん」のサポートをしてくれました。

147:「はぐはぐっ」
寝付きが悪く仕事にも影響が出ていた吉村一」
どうにかしようと色々模索した結果、妹「初美」が抱き枕として最適であったことを発見したのでした。
そんな感じの兄妹近親モノ。
おデコの広い「初美ちゃん」
収録ではダントツなロリ少女でした
えっちは流れでしちゃうタイプで、
初美は最高の抱き枕だな!!
なんて言われてます。
バカ兄とかなんとか言いつつも、好意はもっており。
後々まで気にしているところが可愛い。
事に至るまでの言動がまたキュートでしたよ。
どーでもいいですが…「初美ちゃん」寝相悪いね。

159:「きみの住む街」
見知らぬ土地での新生活に馴染めず、ややホームシックになっていた「飯塚ひろし」
公園でぼーっとしていた彼に、三ヶ月前に引っ越してきたばかりという「夢野友恵」が声を掛けてきたのでした。

「友恵ちゃん」は年齢の割に大人っぽい娘ですね。
彼女からの申し出で友達となった2人は、ちょくちょく会っては街のあちこちを散策するようになったのです。
部屋に招いた際の友恵ちゃん」に注目。
入った1コマ目から、明らかな戦闘態勢になっていました
あの絵はいいなぁ。
ショートパンツがお好きなようで、えっち時もいい感じになってましたよ。
個人的にはどんな下着なのか、じっくり見たかったですが。
お話は温かさのあるイイものでした。

夢野友恵
※夢野友恵

185:「DOUBLE PEACE MAKER」
荒野の広がるウエストタウンでは、”女性の全身に体液が付着する”という事件が頻発しておりました。
その犯人”早撃ちジャック”こと「ジャック」に挑んだ流れ者「マイク」はあっさり倒され。
ついに保安官の娘「マリア」が立ち向かうこととなったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
今回収録でひときわ異彩を放つ、西部劇漫画
えー、早撃ちと言っても拳銃のソレでなく、体液の方です。
1ページ目のダブルピースからコメディーっぷり全開。
また、それも他エピソードとは違い、はっちゃけ感満載で。
ジャンルという意味での”くだらない漫画”な仕上がりです。
かなり人を選びそう。
「マリアちゃん」が可愛くて良いんですけどねー。
女の子の早撃ちはどうするんだろう、って思いましたが…ああして、自らスカートを捲り上げて準備する様が実に可愛い
(※しかも、結構なロングスカートでした)
個人的には思わず覗きこむ大人らのコマが好き。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「大塚麗夏」センセでした。
単行本は「どろりっチュ」に続く2冊目。
そちらと比べて、ロリ色は薄まってしまいましたが。
収録の「清水さん」とか、その枠にとどめておくのは勿体ないと感じました。
今回は冒頭「和ちゃん」の1ページ目から、強く漫画世界に引っ張り込まれましたよ。
ほとんどの話が続きを見たい印象。
どちらのエピソードも外れなく…あ。
「DOUBLE PEACE MAKER」くらいですかね。
あれは…世間の評価(アンケートもイマイチだったようです)そのまま、違うのではないかなぁ。
個人的には、シリアス展開で良かったように思います。

みだらぶ
※↓表紙画像なかったので。


みだらぶ (TENMAコミックス LO)みだらぶ (TENMAコミックス LO)
(2015/01/27)
大塚 麗夏

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■ヌキ挿し自由のメイド穴 (荒岸来歩)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] メイド、ラブコメ、ガーターベルト
・構成 : 初単行本、カラー(6P)、短編×6話。
・おまけ: あとがき、作品解説、
      カバー裏に「絶対搾取メイド姉妹!」のネタ絵・4コマ。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「荒岸来歩(あれきし・らいほ)」センセの「ヌキ挿し自由のメイド穴」です。

メイド「優花里」、メイド「あやか」
※左:メイド「優花里」、右:メイド「あやか」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編。
ただ、話数は少ないものの、各話のページ数は多めで。
だいたい普通の漫画の2~3話程度ほどのボリュームがあります。
読み応えは全く問題ないので、ご安心ください。
表題そのまま、全てメイドさんでキッチリまとまった1冊
様々なタイプとシチュエーションが楽しめるようになっています。
メイドほか、センセはドイツ、ミリタリー系などにもお強いようで。
同様な趣味をお持ちの方ならば、描かれているモノや単語などにピンとくるでしょう。
より刺さると思います。
ちなみに、ひでるさんはまったくそのあたりの知識ないですが。
普通にえっち漫画として楽しめました。
ページ数もあるためか、お話は単純ではなくしっかりとしていて。
基本明るく読み易い仕上がりです。

しなやかな細線での作画。
細かい描き込みで、人物は無論のこと背景・小物もしっかり
全体の色づきも良く、黒はやや強めでした。
コマ割りはかなり細かく、枠間はほぼなく。
上下左右のスキ間もほぼ完全にないため、かなり賑やかな印象。
やや派手目なところがあり、濃いめです。
それでも前述したような線で、目立つ乱れ・崩れはなく。
雰囲気より見易いと思います。
丸い輪郭でふっくらとしたスタイルの人物絵。
漫画っぽい可愛さあるヒロインらと異なり、男性陣はややリアル寄り。
お好きなだけあって、服や小物の描写は細かく、力が入っておりました。
コメディーやアクションも巧く描かれておりました。
たまーに気になるコマもありましたが、些細な程度です。
判断については、そう変化ないので↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
あるいは紹介帯のカット絵が参考になると思います。

 【 収録話 】 6話収録

003:「絶対搾取メイド姉妹!」 カラー原稿あり
”蓄えられた精液が悪性の毒素に変質し、高確率で死に至る”
そんな奇病SMDSが蔓延する世界。
主人公「栗林聖」もそれに悩む1人でしたが、コレという治療法はなく。
ただ、蓄えないよう射精するのが対処方法であったため、優秀な祖父が開発したのが…。
戦闘能力と搾精能力を持つメイド3姉妹「アイリス」、「カティア」、「リィズ」なのでした。
だいたいそんな感じ。

「カティア」・「リィズ」・「アイリス」
※「カティア」・「リィズ」・「アイリス」

所構わずメイドさんとイチャイチャ、と派手なバトルシーンが楽しめるお話。
あとがきにもありましたが、センセの好みが凝縮されたようなもの。
この1話で終わるのが勿体ない感じでした。

冒頭のカラーページは授業中の風景。
彼女らは、やや一般常識がズレてるのかな。
緊張したクラス風景が楽しく、後の「聖くん」の行動に説得力を持たせていました。
ポニーテールな「リィズちゃん」が可愛い。
カバー裏4コマなどに補足ありましたが、個人的には3名もっと個性強くしても良いように思いました。
それぞれ主張する機会も少なかったので、やっぱりシリーズにしてはいかがでしょうか。
お気楽な日常風景から一変する後半。
命は問題ないものの、トンデモな危機が迫っておりました。
あれはイヤだ。
最後はお約束に複数えっちでしたよ。

047:「まじめメイドゆかりさん!」
大学受験で浪人となってしまった「健太」
病院の院長である父親は、そんな彼に勉強に集中するためのマンションと、家庭教師・身の回りの世話をするメイド「優花里」をつけたのでした。
ロングの黒髪で、ちょっと強めなところが可愛い「優花里さん」
いいですね。
傍から見れば、まさに万全というべき整った環境なんですが。
問題は、頭の堅い「優花里さん」と、その大きなバストにあったのです。
そうした彼女とのえっち展開は、やっぱりご褒美えっちですよねー。
約束を取り付けた「健太くん」が、勉強に集中するべく取った行動が楽しい。
なんだ、この環境必要なさそうじゃない(笑)
その後の「優花里さん」が良いです。
やっぱり、ああした真面目な娘に無理矢理させる、ってのがいいですよ。
オチのあんなんはまた、いかにも彼女らしくて楽しい。

071:「うちのメイドはスグに流されてとてもちょろい。」
旦那様の御子息に仕えるメイド「あやか」
”エロゲ大好き、エロゲ脳の残念な子”
そう称した彼は思春期真っ盛りでしたが、なんとか一線を越えないよう頑張っていしたのでした。
まぁ、あの年頃でいちおう主人という相手は手に負えないですね。
せめて、教育する権限が与えられていればいいんですが。
毎日変態っぽくなっていきました…
というモノローグが楽しい。
直接行為を避けるべく、色々なプレイをしていたのよ。
最終的には、センセもあとがきに書かれていた、「先っぽだけ」という切っ掛け。
いいですよね、この発言(笑)
個人的にはオチでちょっとやり返す「あやかさん」が好き。
アンケート良かった、というのも納得な1話でした

095:「The GrassPrison」
収録では唯一のブラックなエピソードです。
入り婿で、実権は妻からその父に掌握されており。
”ある程度自由にできる金と使用人”をつけられた、籠の中の鳥というべき主人公。
メイド「美雨」はそんな彼に想いを寄せていたんですが…というもの。
複雑な事情である彼の歪んだ感情を吐き出されるメイドさん、ですね。
自ら権力を握る、みたいな野望もないらしく。
小物らしく、自らに従うメイドさんの感情と身体を好き勝手にしています。
個人的には車内えっちが好き。
ただ、それ以降の描写はハードさを増し、後半のメインはさすがに気の毒なものでした。
苦手な方は注意
ツインテールなメイドさんがまたキュートでしたよ。

127:「じんぎなきたたかい!」
メイド同士の対決が見物であるこちら。
若くして遺伝子工学の世界的権威である主人公。
様々な危険に晒される彼を護るべく、犬・猫から作り出されたのが犬メイド「マリー」、猫メイド「エリカ」という護衛メイドなのでした。
ただ、1話目のメイド姉妹みたいなバトルではなく。
もっぱら、「マリー」、「エリカ」がご主人様を巡って争っていました。
やり口も単に喧嘩する程度でなく、爆弾でトイレふっ飛ばすような始末。
意地悪な「エリカちゃん」が可愛いです。
両者の争いに疲れた御主人の提案で、えっち対決となる流れ。
まぁ、お話の流れから、2人を作りだしたのはご主人だと思われ…わざわざ女の子タイプにしたのは、当然ながらそうした目的もあってのことですよね?
尻尾好きな方にはより楽しめると思います。

護衛メイド「マリー」・「エリカ」、メイド「なる子」
※左:護衛メイド「マリー」・「エリカ」、右:メイド「なる子」

163:「溺愛メイドなる子さん!」
頭からのアホ毛で感情表現をしているメイド「なる子」さんとのお話。
仕える主人「雅弘」は実家の屋敷を飛び出し、ボロアパートにて生活をしている状態でした。
「なる子さん」は小さい頃から彼付きのメイドとして共に育った、幼馴染み的な存在。
好意を前面に出す娘で、そのまま彼に付いて来たのでした。

彼付きのメイド、とは言っても、実際にお給料は彼の父親が出していた(現在は知りませんが)と思われ。
あるいは、ああしたオチャラケつつも、その命令から彼を監視していたりして…そう考えましたが、お話はそんなシリアス調ではありません。
若さゆえに溜まりに溜まって、ほとばしってしまいがちな…あの、罪深い液体ではっ…!
という初登場の台詞やそのくだりなど、徹底的にラブコメとして描かれております。
独りえっちまでガッツリ目撃されており、あの性格から普段もわざと無防備にしてそうなので。
彼が折れれば、いつでもOKなのでした。
そんな彼女とのえっち展開が楽しい。
”世界各国のあらゆる料理をマスター”
という自らの発言がどこまで信用できるか置いといて、メイドとして駄目な訳でなく。
どんな状況でも楽しんでいそうなので、彼にはぴったりな相手ではないでしょうか。

 【 その他 】

そんなこんなで、「荒岸来歩」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
あとがきで、センセ自身も書かれていましたが。
まー、1冊目からドッカリとご自身の趣味を出されていましたねー。
当初、長編漫画なのかと想像していたところ、短編群であったので驚き。
(1つが長いですが)
ヒット出版社」さんの度量の広さ、大きさが伺えます。
次はやっぱり長編モノを見たいです。


ヌキ挿し自由のメイド穴 (セラフィンコミックス)ヌキ挿し自由のメイド穴 (セラフィンコミックス)
(2015/01/14)
荒岸来歩

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■壊れていてもかまいません (あらた伊里)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、コメディー
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・描き下ろし4コマ、カバー裏にネタ絵。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あらた伊里(あらた・いり)」センセの「壊れていてもかまいません 1巻」です。

食恋欲
※食恋欲

 【 構成・絵柄 】

次巻以降に続く、長編漫画。
繋がりあるストーリーものです。
お話はだいたい数話をひとくくりとして進行していました。
コメディー色の強いラブコメとなってます。
はっちゃけてました。
詳細は後述しますが、とある特殊な事情がヒロインにあり。
そんなんも、派手さに拍車をかけています。
わたわたと落ち着かない感じですが、キチンとした場面は押さえられていて。
単にぶっ飛んでいるだけではありません。
ただ、癖はかなり強いので、人は選ぶものだと思います。
少年画報社」さんのサイトに立ち読みもあったので、気になる方はそちらからどうぞ。
(※前半のちょろっとした所までなので、実際あれで本来の面白さは見えませんが)

ふんわりとした細線での作画。
淡い濃淡で、白比率は多め。
描き込みもこざっぱりで、見易い原稿です。
コメディー大きめですが、優れたバランス感覚があり。
特に違和感はありません
目立つような乱れ・崩れもなく、絵柄は安定。
人物絵も表情豊かで、動きも崩しも良く。
背景や小物とも丁度良いくらいのまとまりでした。
特にマイナスという点はありません。
判断については、↓表紙・裏表紙で大丈夫でしょう。

 【 収録話 】 7話収録

この春から同じクラスとなっていた「サキ・ウルニカ・キルヴェスニエミ」は、フィンランド出身というハーフの留学生。
眉目秀麗・才色兼備、さらには温和で優しい~という彼女は、たちまちクラスの人気者となっていました。
”おかっぱち・おもくら”
と名前を勘違いされてはいるものの、「岡八重蔵(おか・やえぞう)」も彼女に憧れる1人。
共に日直となったところ、ふと昔の思い出話となり…。
実は「八重蔵」は「サキ」の初恋の相手であると判明。
彼女からの告白で、晴れて2人は付き合うこととなったんですが。
実は宇宙人であった「サキ」
さらに、”好きな人を食べ合う”という、特殊な文化を持っていたのでした。
だいたいそんな感じ。

サキ・ウルニカ・キルヴェスニエミ
※サキ・ウルニカ・キルヴェスニエミ

”惚れたら食べられちゃう極限ラブコメ”
という宣伝文句がありました。
そもそもヒロインが人間ですらないので、妙なのは当然かもしれないんですが。
ただ、姿形は人となんら変わりなく。
それっぽい、特殊能力とかバトルもないため、読んでいて結構普通。
そうした中、食べるという文化だけがずば抜けて突飛なことで。
なんとなーく、違和感あるかな、という塩梅になっているのです。
正直なところ、当初はとっつき辛さを感じました。
読んでるうち、すぐに慣れましたけどね。
個人的には、キャラが増えてきたあたりでしょうか。
セオリーからやや外れていて、コメディー色が強く。
恋愛モノというにはふわふわとしているため、好き嫌いは出てしまいそう。
後は次巻以降の展開をどうしていくか、でしょうか。

1話目冒頭はいきなり過去描写。
昔は少年っぽかったんですね。
主人公「八重蔵くん」は名前変ですが、キャラとしては本人も自覚している通りに普通で。
対称的に、その友人2人のが際だって変な感じでした(笑)
今回単行本ではあまり出番なかったですが、この後いい働きをしてくれそう。
名前の誤解が楽しい
変に漢字読めるんですね。
後半はデート展開。
わたわたと忙しく彼女の正体が明かされていました。
食べる、って血だらけになるのかな。
付き合ってからの2話目。
前話の流れで、元気ない2人は美少女っぽい友人「二階堂」くんの助けで、2人きりで帰宅することとなったのでした。
故あって、彼の部屋に上がる「サキさん」
成年漫画ならばえっち展開ですが、別の大きな問題があるため、色っぽさはなし(まぁ、当然か)
好きな人食べたいという以前に、良く食べる彼女。
そもそもの切っ掛けもそんなんでしたもんね。
愛しいものを食べたい、という「食恋欲」について、説明がありました。
登場時の雰囲気と違い、大いに荒れる「サキさん」が楽しい
やっぱりこうしたテンションでなければ(笑)

3~5話目は新キャラ「昴(すばる)」さん登場のシリーズ。
前回の流れで、お互いを知ってより親しくなっていた2人。
彼もぞくぞく、っとしていましたが…あれは思春期男女が大勢いる学校内でしてはダメ。
そうか、舐めるんでもいいのか。
秘密裏に結成された、という親衛隊に拉致される「八重蔵くん」
ここで彼凡人だのなんだの言われていました。
ひでるさんも先ほど”普通”って書いてますが、なんとなく彼のキャラが見え始めるのがこのあたりです。
で、その切っ掛けとなるのが「サキさん」の昔馴染み「昴さん」なのでした。
細かく嫌がらせをしてくる「昴さん」
このあたりは、いかにもセンセという感じ
「昴」・「サキ」の過去も描かれていましたが、2人ともキュートでした。
「昴さん」は雰囲気全然変わってないですね。
4~5話では、この巻で最大の危機っぽい漢字でしたが…まぁ、そうした男女間のアレコレでドロドロするような漫画ではなく(※褒め言葉です)
「サキさん」がいい味を出していました。
皆で帰るくだりの、「昴さん」とのアレは百合漫画みたいで、ファンは小躍りしそうなもの。
なるほど、あの設定をこう使うのか、って思いました
天然と敵愾心をぶつけてくる、ややこしいキャラに挟まれた「八重蔵くん」が生き生きとしてますよ。
個人的には「にぶちんか!!!
のコマが可愛くて好き。

姉「アイノ」、昴
※左:姉「アイノ」、右:昴

そうして「昴さん」との関係がひと段落したところ。
また違うややこしさを振りまく、「サキさん」の姉「アイノ」さんが登場。
初顔見せではピザ屋の宅配員。
いきなり怒鳴り、暴れておりました。
姉ながら「サキさん」とは違い、小さくはっちゃけた娘。
もともと派手目なコメディー漫画ではありましたが、彼女が加わった後はよりそんな感じになっています。
良いキャラですね。
「昴さん」と同じく、「八重蔵くん」を否定する彼女がため、「サキさん」が何故ああも好意をもっているか、が判明しておりました。
単行本冒頭の過去描写の詳細です。
優しくてかっこよくて素敵な人」だそうです。
「八重蔵くん」いいなぁ。
姉「アイノ」・「昴」の交流が楽しい。
お姉ちゃんの可愛らしい(?)ところが、やっと見れた感じ。
この後の2人が気になります。
ちょっと引いた「昴さん」はいい立ち回りをしそうでした。
次巻がどうなるのか、今から楽しみ。

 【 その他 】

そんなこんなで「あらた伊里」センセでした。
これは4冊目でいいんでしょうか。
ブログでは最終的に全3巻となった百合長編「総合タワーリシチ」を紹介しています。
当時満点をつけていましたが。
これ、ひでるさんにガッツリと刺さり。
いまだに繰り返し読む漫画シリーズとなっています。
いいなぁ、タワーリシチ
2巻で「神奈ちゃん」がぶっ飛ばしたあたりで、深々と刺さったように思います。
…あ、で、今回なんですが。
ぶっちゃけ、当初はどうかなーって探り探りだったんですけれど。
前述したように、キャラが増えてコメディーが活発化してきたあたりで、ようやくペースが掴めるようになりました。
2巻も期待します。



壊れていてもかまいません  1巻 (ヤングキングコミックス)壊れていてもかまいません 1巻 (ヤングキングコミックス)
(2014/12/26)
あらた伊里

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■ヨメビッチ Yome Bitch  (大波耀子)

★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、人妻、年齢差
・構成 : 短編×12話(うち「ヨメビッチ」×3)
・おまけ: あとがき、お題「言ってみたい事…」
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「ヨメビッチ Yome Bitch」です。

葉山さん、姉「佐和さん」
※左:葉山さん、右:姉「佐和さん」

 【 構成・絵柄 】

収録は連続話と短編群。
表題が唯一の連続漫画で、ストーリー話でした。
タイトルに”ビッチ”とかありましたが、描写の上ではそうパンチ強くないので、単語に苦手意識を持つのは勿体ないです。
プレイ的にもそう異常なものはありません。
その他の短編群も含めて、漫画運びは基本的にラブコメ。
やや重たいものもラブコメちっくに描かれ、読み易い仕上がり。
(※かと言って、決して軽々しいものではない)
年齢差あるほか様々な条件がため、”とりあえず結ばれるものの巧くはいかない”というエピソードもありました。
お話はシッカリしていて、短くとも読み応えあります。

繊細で丁寧な線での作画。
黒はやや強めで、全体の色づきはそこそこ。
描き込み適度なくらいで、メリハリもありました。
コマ割りは中小。
白比率も適度にあり、枠間はしっかり確保されています。
黒過ぎず、また白過ぎることもなく。
優れたバランス感覚あり、見易い原稿ですね
背景や小物も違和感なく、人物はまた漫画・リアルの良いとこ取りみたいなお姉さん絵です。
横長な黒目と恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴。
コメディー崩しからシリアスまでお上手でした。
多少の癖はあるものの、そう人を選ぶものではないと思います。
特にコレというマイナス面はありません
判断については、だいたい↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
白黒絵のが味わい深いので、いくらか加点でもいいかと。

 【 収録話 】 12話収録

005:「ヨメビッチ」 3話
貞操観念が極端に薄く、えっち好きで自由奔放な「深空(みそら)」
そんな彼女に恋をした「雷太」は結婚に至るんですが。
”お互いのセックスライフに口出ししないが、浮気はしない”
そんな奇妙な条件があったのでした。
だいたいそんなん。
収録では唯一の連続話。
ふんわりとしたソバージュ髪で、何か引き寄せられるような色気のある「深空さん」
カバーほか、折り返しにあとがきに、と単行本のあちこちに出ずっぱりでした。
冒頭からえっちしてるんですが、他の男性。
しかも、わざわざ「雷太くん」にその場面を目撃させる、というなかなかのプレイをしていました。
見ちゃった日は、すっごいんだもん
だって。
知って結婚した「雷太くん」はいちおうノーマルなので。
あまり好き勝手すると、彼壊れちゃうぞ
冒頭の彼の時とは明らかに異なる、夫婦えっちが見どころです。

深空さん
※深空さん

そんな前フリで、2話目。
飲み会で大学時代の後輩「桧垣(ひがき)」と久しぶりに会い。
約束していたDVDを貸す、ということで彼女を自宅に招いていたところ、酔っぱらっていた彼女はそのまま眠ってしまったのでした。
「桧垣さん」は黒髪でスリムなスタイルの、サッパリ雰囲気の美人さん
趣味の合致する「雷太くん」もそうですが、男性的に付き合い易そうな女性でした。(←悪い意味でなく)
ひょんなタイミングあっての、えっち発展です。
その直前の対応がまた実に素晴らしくて、必見。
個人的には「桧垣さん」のが好きです。
オチ部分での、不意なえっち後の2人が楽しい。
…で、続く3話目。
詳細は伏せますが、こちらは「雷太くん」のターン。
「深空さん」のあの姿は意外、でもないか。
この変わった夫婦の、ひと決着みたいな感じになっていました。
アレはまた可愛いとは思いますが…前述したように、やっぱり「桧垣さん」だなぁ。
「雷太くん」としては、やっぱり「深空さん」のようでしたけど。

オチはちょっと彼調子に乗っているように見えたので。
また波乱あればいいかな(笑)
というか、2人の馴れ初めを見てみたいです。

059:「おとどけものはなんですか?」
近所ではダントツのヘビー通販ユーザーである「葉山」さん。
どうやら新婚さんのようなんですが、小さく・可愛らしく。
よく宅配に訪れていた、クロウサ急便の「中川」は彼女に一目惚れをしていたんですが。
ある日の荷物伝票に書かれていた業者から、中身はアダルトグッズだと判断できてしまったのでした。
そんな感じで、配達員とお客様というカップル。
やっぱり、ああしたイベント的な事がないと、なかなか切っ掛け掴めないですよね。
視線の先の矢印が楽しい(笑)
まぁ、結局のところ誤解なんですが…アレはややこしいわ。
驚きの結末にも注目です。

077:「最悪なキミと」
妹「真奈」の恋人で家に入り浸っている「秋人」
生意気で小悪な彼が実はドストライクだった姉「佐和」は…というお話。
漫画では、「真奈ちゃん」が学校に忘れ物をした、と家を飛び出しているんですが。
それを隠したのが「秋人」で、物もそこに持っている(※要するに学校にはない)という、なかなかの意地悪っぷり。
で、それをお仕置きすることでのえっち発展。
…女性はこうした男性お好きですわね。
ああした年上女性に弄ばれるのは役得ですね。
「真奈ちゃん」にはああした接し方ですが、いちおう「佐和さん」には頭上がらず。
読んでるこちらとしては、なんだか安心。
”おっぱいたぷたぷ”
のコマが実に羨ましい。

095:「オンナはなんでもお見通し」
母親の店で働くNo.1の「アンナ」さんと受験生「龍平」くんのエピソード。
あの家庭事情で、良く育ったなぁ。
彼くらいの年齢では、ああした年上の女性は魅力的に映るのでしょう。
2人の慣れたやり取りから、普段の親しさが垣間見えました。
本人も言っていたそのまま、漫画では結構思い切っているんですが。
これで良かったのかもしれませんね。
ただ、オチであー言われるとは思いませんでしたが。

113:「ごはんですよ。」
海苔の佃煮、ではなく。
共働きの両親がため、運動会などで寂しい思いをしていた「蓮司」
そんな状況を見た友人「小太郎」の母「たつえ」は、食事などの面倒を見ることとし。
かれこれ10年そんな状況が続いていたのでした。
そんな感じで、友人母親とのお話。
「蓮司くん」にとって、母親のような存在ではあるんでしょうけど、実際にはそれでなく。
分からんでもないですが、あの場面で手を出せるかなー、どうかなー。
流れ的には全然OKなんですけどね。
あのオチはこちらも苦しいです。
まぁ、そうでしょう。

131:「幸せの定義」
家の建て替えの間、叔父が同居することとなり。
彼に憧れる「菜々子」にとって喜ばしいことでしたが。
その見返りとして、自らの見合いをセッティングするよう父親と取引をしていたのでした。
先のエピソードと似たネタで、別シチュエーションですね。
男女も逆でした。
「菜々子さん」は可愛らしかったので、学生かと思いましたが。
もう社会人ではあるのか。
また先の漫画もそう思ったんですけれど…実際、女の子あーまでするかなぁ。
いちおう叔父も大人の対応で、爽やかにひと段落という感じでしたが。
ひょんな切っ掛けあれば、再燃してしまいそう。
そしたら、もうサスペンス展開でしょう。

149:「賢いあの娘とバカなオレ」
157:「Fool is Best!」
165:「片恋×片恋」
これらは8ページと若干短めなお話群です。
まず「賢いあの娘とバカなオレ」は同級生「浦川」さんと「高木」くんのカップル。
投票で学級委員長となった2人。
タイトル通り、“万年委員長”と評される真面目な「浦川さん」に対し、「高木くん」は服装乱れ、授業でも居眠りしているような男子です。
正反対というべき2人ですわね。
えっちへの流れを見る限り…「浦川さん」はあー見えてクラスにも馴染み、人望もあるみたい。
小っせえくせに、乳とか尻とか…でけえっつーか…ムチムチ…
そんなんが「高木くん」の目線。
大人しめな眼鏡女子で、むちむちしているなんて、いいじゃーないですか!
えっちシーン後半が面白いので必見。

「Fool is Best!」はお嬢様とその使用人「久道(くどう)」というカップル。
お嬢様然とした言動で、それにあわあわと従う使用人…かと思いましたが。
ああしたプレイみたいなものですね。
最後のくだりが楽しい。
ちらと描かれている程度でしたが、メイドさんと小さい頃のお嬢様もキュートでした。

「片恋×片恋」も同級生「佐川」さん・「大和」さんのカップル話です。
いちおう、開始時点では付き合っていないものの、お互いごく意識し合っているような状態。
顔合わせると真っ赤になってしまう「佐川さん」
すぐ目を逸らす、というのがポイントになっていました。
いざあーなったら、やっぱり女の子のが落ち着いてますねぇ。

たつえさん、佐川さん
※左:たつえさん、右:佐川さん

173:「メインディッシュはあたし。」
料理研究部の「水沢ユキナ」は部長に好意をもっており。
そんな彼とペアになった事を切っ掛けに、釣り合う女性になるよう奮闘するのでした。
おムコに欲しい…
そんな台詞が楽しい。
今の時代はピーラーありますからねー。
ざっと検索したところ、あれは“剥き物の基本”とか書いてありましたが。
そんなんからの妄想がえっちでした。
展開はなんだか急な印象。
部活同じだし、ちらほらアピールはしていたのかな。
甘いお話でしたよ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日はひでるさんがファンである「大波耀子」センセでした。
やっぱりセンセの漫画は読んでひと味違う
(…と、そんな感じなので、評価には多少影響があると思います)
ブログでは、成年系「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」、「絶対服従彼女」、「お嬢様と犬」を紹介しています。
単独名義ではこれが7冊目でいいのかな。
センセのツイッターを見たところ、「すずきみら」センセとの合作「美波リン」名義の「ボクのキレイな人だから」の2巻が1月30日発売なのだとか。
そちらも期待しております。
ちらと書かれていた新車も届いたようで、なによりでした。


ヨメビッチ (KAIOHSHA COMICS)ヨメビッチ (KAIOHSHA COMICS)
(2015/01/10)
大波 耀子

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■いま・りあ (武田弘光)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] 調教、凌辱、アイドル、ネトラレ
・構成 : カラー(4P)、短編×7話(うち「いま・りあ」×5)
・おまけ: カバー裏に別絵、加筆修正あり、
      描き下ろし「いま・りあ ファン感謝デー」
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武田弘光(たけだ・ひろみつ)」センセの「いま・りあ」です。

夢ノ木セイカ
※夢ノ木セイカ

 【 構成・絵柄 】

収録はシリーズものと短編での構成。
シリーズものは複数ヒロインが登場し、連続性もあるもの。
調教・凌辱モノとなっています。
実はほか2話の短編も、舞台や設定など異なりますがそうした系統
お話によっては、ネトラレっぽい色もありました。
苦手な方は注意。
全体的に派手目で描かれていて、じっくりお話を楽しむタイプではありません。
そのため、ジャンルとして統一感はあるものの、ストーリーとしては似たり寄ったりという印象です。
女性をズンドコ突き落としていく系統が好みかどうか、でしょう。

すっきりとした線での作画。
濃淡はそう濃くないものの、全体の色づきは良く。
描き込みも適度なくらいです。
ただし白比率は小さく、変化あるコマ割りで枠間なくなることもちらほら。
かなり賑やかな原稿となっていました。
それでも見辛く感じないのは、漫画がお上手なため。
迫力あって、パンチ力の強いものです。
人物はすらりとした身長のお姉さん系。
デフォルメは目立たず、幅広く好まれそう。
スタイルも良いですね。
表情や動きにも違和感はなく、この点で特に問題ないでしょう。
判断はカラー絵でもそう変化ないので↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯のカット絵でどうぞ。

 【 収録話 】 14話収録

001:「いま・りあ」 カラー原稿あり
027:「いま・りあ Another Episode」
055:「いま・りあ Image Video」
095:「いま・りあ Adult Video」
197:「いま・りあ ファン感謝デー」 描き下ろし
アパートの管理人「水原穂波」は、その傍ら「愛原ほなみ」としてアイドル活動をしておりました。
母子家庭で1人でいることが多かった彼女は、住人の「大島カズヤ」を”カズ兄”として慕い、よく面倒をみていたのです。
アイドル好きな「カズヤ」は、実は「穂波」をデビュー当初から追っかけていた大ファン。
しかし、その関係を守るため、事実を隠して彼女に接していたのでした。
だいたいそんな感じ。

メインはその「ほなみちゃん」のエピソード。
彼女がいかにして裏AVのアイドルユニット「いまりあ」となったのか、というストーリーですね。
2話目「いま・りあ Another Episode」のみ、サブヒロイン「夢ノ木セイカ」の主役話。
彼女は事務所の先輩という設定で、ちらと「ほなみちゃん」も顔見せしていました。
後に味わうだろうプレイが先んじて示されます。
描き下ろしはもうわちゃわちゃでしたよー。
いかにも成年漫画という、ドえろい展開が描かれます
この現実味ない、凄まじい調教世界を楽しめるかどうか、でしょう。
エロい場面に重きが置かれているので、じわじわ陥落させるようなもはなく。
長いものの、そう読ませるタイプではありません。

水原穂波(愛原ほなみ)
※水原穂波(愛原ほなみ)

カラー原稿もある冒頭話「いま・りあ」は収録でも稀ラブコメ調。
全ての切っ掛け話ですね。
主役となっているのは”カズ兄”こと「カズヤくん」
世話を焼く「穂波ちゃん」が可愛い。
ただ、その切っ掛けとなるのは、後の彼女を彷彿とさせるようなもの
いちおう人気アイドルが、部屋に鍵もかけぬままエロい事しないように。
あの下着も自分で用意したんですよね。
…あ、台詞とかカラー原稿などから察せられるように、それら「カズヤくん」の趣味なのか。
オチのギャップがキュートでした。

「いま・りあ Another Episode」は前述したように「夢ノ木セイカさん」を主役とした番外編。
週刊誌からの度重なるスキャンダル記事がため、人気は急落。
また、111cmというバストは俳優・タレントにも向いていないと判断された彼女は、プロダクションから解雇通知をされてしまったのでした。
そうした状況でもアイドルを続けたいと願う彼女は…”落ちぶれアイドルだらけの運動会”に参加するのでした。
大雑把にはだいたいそんな流れ。
後にメンバーとなる「向日きさら」ちゃんも登場。
もう1人、競技に参加していた「川崎ユリー」は「いまりあ」からもお呼び掛からなかったのかなぁ。
(※それがいいかどうか知りませんが)
なお、「きさらちゃん」はセーラー服、「ユリーさん」はバニーという中、「セイカさん」のコスチュームは極小水着でした。
ちょっと…いきなり彼女だけ面積小さ過ぎやしませんか??
色々ドエロい障害物のなか、”ちんぽクライミング”がバカバカしくて楽しい
…折れるってば。
そうした障害物をこなし、最終関門までたどり着いた「セイカさん」はかなり根性あるんだなぁ。
なお、最後は直前でエロエロメイド服に着替えていました。

「いま・りあ Image Video」はついに「ほなみちゃん」が主役となったメイン話。
アイドルとして成功し、また彼氏となった「カズヤくん」との関係も順調であったんですが。
野外えっちを写真に撮られ、清純キャラが揺らいでしまったのでした。
CMやドラマなどは軒並みキャンセルとなり、負債額は50億と試算され。
それを肩代わりしてくれる、という企業の望む着エロイメージビデオに出演することとなってしまったのでした。
既に「セイカさん」のは発売されてるみたいですね。
描写を見る限り、あの社長さんはまだいい人そう。
プロデューサーの「石川」が全ての元凶ですか。
あれが着エロ…まぁ、最近はAVとほぼ変わらんようなのもあるからなぁ…。
極小水着なんて軽いジャブ。
即座にトンデモなプレイが連続していきました。
そんなこんなで、「いま・りあ Adult Video」は撮影の全貌とその後
招待状を受け取った「カズヤくん」
「ほなみちゃん」に会う前に、イメージビデオを見るよう言われ…というオープニング。
映したら発禁に…
なんて台詞もありましたが、AVよりエロい感じ。
わざわざそんなんを彼に見せる流れがエグい。
こちらの注目は、空白の5日を映した特典映像部分でしょう。
もの凄いですねー
描き下ろし「いま・りあ ファン感謝デー」は先のデビューイベントと似た感じ。
ずらりとファンが集まっていました。
そうか、いちおうイメージビデオは流通販売してるんですもんね。
しかし、よく体力がもつなぁ。
もうお腹いっぱいです。

141:「蕾ヒラクハ紅の花」
とある事件がため、廃部の危機となっていた男子剣道部。
後輩「相馬」に好意を持っていた女子剣道部の部長「天宮椿」は、どうにか存続できるよう校長に掛け合ったところ。
剣道部OBでもあった彼は、驚くような提案をしてきたのでした。
こちらは学園が舞台。
先輩の「椿さん」は凛々しくも可愛いヒロイン。
ポニーテールとリボンがキュートです。
強気な娘を堕とすのは特に…な
とか言ってましたが、校長は雰囲気そのまま下衆な男。
いちおう直接行為はしない約束なんですが、休むことなく様々なプレイを続けられていて。
最終的に~という、お約束な流れです。
個人的には、やっぱり前半の普通の下着での「椿さん」がいいなぁ。

剣道部・部長「天宮椿」、斉木あやか
※左:剣道部・部長「天宮椿」、右:斉木あやか

171:「オシエアイ」
隣の奥様に頼まれ、息子「誠」の入試勉強を見ることとなった「斉木あやか」
旦那とはまだ子がなく、素直で明るい彼と馴染んでいたんですが。
出張に出ていた旦那がため、つい部屋で独りシテいたところ…彼に目撃されてしまったのでした。
それからというもの「誠」との関係は続いており、それに溺れてしまうようになっていたのです。
だいたいそんな感じ。
まぁ、成年漫画での独りえっちは目撃されるのがセオリーだからなぁ。
「誠くん」が豹変するのも仕方ないか。
旦那を目前とした机下でのプレイが好き。
なお、こちらの「あやかさん」は収録では唯一の眼鏡ヒロインでした。

 【 その他 】

そんなこんなで、「武田弘光」センセでした。
当ブログでは以前「ツンデロ」を紹介しています。
↑書いてきた文面で、ある程度察せられるかもしれませんが。
やっぱりこの系統は合わない
カバーで、なんとなーくは想像していたんですけどねー。
後半は壊れ過ぎで、見ていてしんどい。
ああした、いかにもなコスチュームも刺らないので、ただ疲れました。
好みと違う方は気をつけて。

いまりあ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)いまりあ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2014/12/27)
武田弘光

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■露出で夢ごこち (すえひろがり)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●◎○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 露出、ファンタジー、複数
・構成 : 短編×9(うち「ソムニイル」×5)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「日々のたわむれ」、
      カバー裏にラフ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「すえひろがり」センセの「露出で夢ごこち」です。

「奈津花」・「憧子」
※「奈津花」・「憧子」

 【 構成・絵柄 】

収録はメイン中編と短編。
メイン中編は起承転結あるストーリー漫画で、ファンタジー要素が強いものでした。
短編ではだいたい複数プレイであったのが、故あってその中編ではほとんど単独。
また当然ながら、どちらでも露出要素があります。
やはりセンセの漫画でそうしたネタは外せませんね。
色々なシチュエーションもあり、良くも悪くも目新しさある作品群だと思います。
ただ、いわゆる”それのスタンダードとは異なる”ように感じましたので、注意は必要。
ストーリーとしても、淫靡さ満載といういつもの雰囲気はなかった感覚でした。

しっかりとした線での作画。
濃淡は薄く、描き込みもあっさり。
枠間もあり、全体な色づきも弱く、原稿はすっきり。
特に中編はその傾向が目立っていたように思いました。
そうした特徴が問題なければ、乱れ・崩れのない安定したもので。
漫画運びもテンポ良く、ヒロインら人物絵も適度なくらいのバランス感覚。
特に引っ掛かるところなく、良好でした。
ただし、詳しくは後述しますがファンタジーな絵については、そもそもの画風と合わないように感じていて。
原稿のすっきりさも手伝い、迫力不足でした。
判断については、「コアマガジン」さんのHPがオススメです。
中編「ソムニイル」のサンプルが1つだけで、場面もそれっぽくない所がチョイスされていたので、その点だけ注意ください。

 【 収録話 】 9話収録

005:「温故知マン」
郷土史研の「ナメリン」こと「忽滑谷(ぬかりや)」は、学園祭の展示を充実させるべく取材に出掛けたんですが。
その先輩「奈津花」・部長「憧子」らにその気はなく。
人目が少ない場所であるのをいいことに、露出プレイを楽しんでいたのでした。
本当に嫌なら拒みとおすはずだしね
とか言われてましたが、仕方ないよ男だもの(笑)
中盤では、3名で一緒のお風呂からえっち展開になっていたりして。
実に羨ましい限り。
やや振り回されてる感が強かったものの、後半でちょっと救いもあり。
良い話でしたよ。

教師「楢崎みどり」、タレント「宇根芽桃愛」
※左:教師「楢崎みどり」、右:タレント「宇根芽桃愛」

025:「さとがえり」
教師「楢崎みどり」はプール授業でのちょっとした出来事を切っ掛けとして、”ハダカの授業”をするようになっていました。
文字通り彼女が全裸のままで授業を行うというものなんですが。
どちらからかそれがバレ、教師を辞めていたのです。
それでも結束は固く、後に”裸の同窓会”を開こう、と約束していたのでした。

そんな感じで、元小学校メンバーの同窓会エピソード。
露天風呂の乱交です。
回想でそうキッチリ描かれてはいないものの、前半は露出が楽しめるという、1話で2度楽しめる作品
そう、昔は男女共に着替えたものですよねー。
ただし、女性教師が共に着替えるというのはなかった。
アレは…男の子的にはやっぱり気になるものではないでしょうか。
いかにあの年齢とはいえ。
露天風呂シーンで主人公「若尾」くんの相手をしたのは、元クラスメイト「片岡美和」さんでした。
実際のところ、彼女が事をバラしてしまった張本人なんですが。
その理由がラブくて素敵
可愛く成長していたし、こりゃ農業やるしかなさそうだ。
今回収録の中ではダントツにこれが好き。

045:「いなかにとまろう!」
前話に続いて田舎風景で、ノスタルジー感もある短編なんですが。
いきなり拘束・拉致られている風景で、何やら物騒なオープニングでした。
「宇根芽桃愛(うねめ・ももあ)」は若手のタレント。
彼女が各地を放浪する番組はネットTVで配信されており、その企画で携帯圏外な村まで来ていたところ。
飲み会で酔った彼女が外にでたところ、前述のような状態になったという訳。
どうやら間違われたようなんですが、とりあえずえっちされていました。
薬の効果もあって、収録とは違うだらりとした彼女がなんだかセクシー。
冒頭の服脱がすシーンは、できればもっとじっくり見たかったですよ。
漫画としてはそう黒々しくはないものの、オチではトンデもな実態が明らかになっていました。

065:「ソムニイル」 5話
夢の中で怪物に襲われ、間一髪で中年男性に助けられたものの、そのままえっちしてしまった「伊能芹菜」
目覚めた際にはあまりの生々しさにげんなりとしていたんですが。
大学に行った彼女は、夢の男性が講師「瓦井」であったことに気付くのでした。
しかも、授業終わりに声を掛けられ、研究室へ行った彼女は…と、そんなオープニング。

夢と現実が交差する、ファンタジーちっくなお話。
学術的な台詞があるものの、読み辛くないくらい。
怪物や触手が登場する、なんでもありな夢世界。
それがため、現実では露出プレイっぽくなっていたりするんですが、そうした2つの要素が楽しめるのがポイント。
非常に独特なものでした。

しかし、正直なところ…。
センセの絵柄は白くあっさりとしたもので、ファンタジー絵とはどう見ても相性が良くなく。
(※なぜか、収録作品中でもことさら白めな原稿なのです)
夢世界とシンクロしていることで、露出シーンには恥じらいが弱く。
ストーリー漫画で悪くはないものの、センセのお名前、単行本表題などから期待した方には、”コレジャナイ”と感じるかもしれません

1話目は講師「瓦井」とのえっち。
前半はいいとして、しっかり意識のある後半ではもう少し色々葛藤とかなんとかが欲しかったですね。
怪物が襲ってきたり、状況説明があったり、色々忙しいのもあるとは思うんですが。
その直後である2話目。
続きでもう少し詳しい説明があるため…4ページほどはテキストいっぱい
こうした非現実なファンタジー系は仕方ないですね。
ある程度夢が自由になった「芹菜さん」が思い描いたソレは、格好良い男性(俳優らしい)とのデート。
年頃の女子ですねー。
そもそも初めてではなかったようですし、夢の中でも経験しているので、目一杯夢での逢瀬を楽しんでいました。
最終的に露出っぽく流れていたのは、前フリでしょう。

夢世界が現実に影響し出すのがこちら3話目から。
まぁ、彼女夢の中でも交差点のど真ん中でえっちしたりしてましたから。
…お好きですねぇ。
公園での露出で子供が集まっているところが可笑しい。
そう、先の作品でもありましたが、あの年代だって女性の裸には興味あるものですわね。
続く4話目は色々ピンチな「芹菜さん」
夢でも現実でも大変なこととなってます。
警官が近づいてくるところはちょっとドキドキ(笑)
ちらほら顔を見せている「ベルセヴィツ・イロナ」さんは眼鏡の美人なんですが。
最後まで脱がなかったのは無念。
そんなこんなで最終話。
ちらほら示されていた過去記憶の解決編ですね。
「ベルさん」が協力していました。
ちょっとだけですが、こちらでは触手っぽいシーンがあります。
オチはまたごく明るいもので、なんだか驚き。
あるいは、あの後のがエロスあるかもしれませんね。

伊能芹菜
※伊能芹菜

165:「日々のたわむれ」 描き下ろし
こちらは基本的に漫画ではなく。
テキストと一枚絵のストーリーイラストという風情になってます。
「サオリ」・「ヒナエ」の露出プレイ対決。
もう1人「リンコ」は判定役で、直接参加はしてません。
できればコレを漫画で見たかったなぁ。

 【 その他 】

そんなこんなで「すえひろがり」センセでした。
ブログでは「CAGE」、「雲の路」、「花のいろ」、「オルニト ornitho」などを紹介してます。
こちらで何冊目なんでしょうね。
16冊目とかそんなくらい??
なんだか久しぶりな印象でしたが、前巻「オルニト ornitho」は11年12月とけっこう開きがありました。

前述したように、個人的にメイン中編が刺さらず
ちょっと残念でした。
短編「さとがえり」は非常に好みな作品なんですけどねー。

露出で夢ごこち (メガストアコミックス)露出で夢ごこち (メガストアコミックス)
(2014/02/28)
すえひろがり

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■ろりパコ ぶらっくぱぁーるず! (あかざわRED)

★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ブラック、ラブコメ、人外
・構成 : 短編×8話(うち「おいしいごはんのあるまち」×2)
・おまけ: 合間にイラスト・コメント。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あかざわRED(あかざわ・れっど)」センセの「ろりパコ ぶらっくぱぁーるず!」です。

スライムさん
※スライムさん

 【 構成・絵柄 】

収録は前後編が1話と短編群。
いちおう同一世界観なエピソードもありましたが、軽く示唆される程度でほぼ別話です。
LOくくりの単行本で、当然ながらロリ系。
↓表紙を飾る彼女のように、ロリっとしていてもバストはそれぞれ個性的に描かれています。
まず、このあたりで好み分かれるかも。
はっちゃけた描写が特徴。
極端にコメディーちっくか、真っ暗にブラックか、という感じ。
ひでるさんが考える、大人が徹底的にエロい行為をするロリ系の王道とも、読み易いラブコメちっくとも異なる、独特さあるものです。
なにかと癖は強めなので好き嫌いはハッキリ分かれると思います。
巧い事合致したならば、ぐさーって深く突き刺さるかもしれません。

極細線での作画。
描き込みは細かく、濃淡は丁度良いくらい。
デジタルな灰色という感じです。
中小のコマ割りで細かいものの、枠間は比較的確保されていて。
丁寧で乱れ・崩れなく、見辛さはありません。
丸っこい輪郭と目で華奢なスタイルのロリロリっとした人物画。
デフォルメの強い、漫画らしいもの。
アクションや表情なども良く描かれております。
コメディーからシリアスまでお上手で、特にコレというマイナス点はないんですが。
やはりとかく癖は強めなので、よくよく吟味ください
判断については、↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯が良いでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

005:「パコパコマコちゃん」
ロリ系デリヘル「ミルキィホールズ」に挑戦したところ。
幼い雰囲気の割にバスト大きめで、好みドストライクという「マコ」ちゃんが来たのでした。
明るく会話センスあるのか、えろ目的の主人公相手に会話だけで2時間を経過させています。
落ち込む男性が楽しい
それがため、えっち展開になるんですけどね。
スイッチ入った「マコちゃん」がエロい。
その真意にも驚きました。
若い割に凄い。
ちと将来が心配です。
えっちでも完全に経験値で上回っており、彼をリードしていました。
(※ただ、こんなんはまだ序の口です)

マコちゃん、雪海様
※左:マコちゃん、右:雪海様

029:「ローリーランド」
えー、なんというか収録でもかなりぶっ飛んだお話。
ロリコン狩りに捕まった男性。
組織の情報を知る彼は、ロリ少女「雪海」の責めを受けるのでした。
前話「パコパコマコちゃん」にて、「てんちょー」と言ってた名前と合致しますが。
センセのコメントによると。やはり経営者で良いようです。
詳細はいちおう伏せますが。
他エピソードはなんのかんのいいつつ、えっち展開で良い思いをするんですけど…こちらは別。
えー…[確認中]…あ、そう。
実は直接えっちを果たせぬまま、終わっていました。
しかも、
オトナになった気分はどうかしら…」
とか、彼女に言われるような事態に発展します。
そんな感じで傾きがやたら大きい作品がため、ある程度でも耐性がないと読むにも厳しいかもしれません。
ひでるさんもこんなんダメ。

049:「爆釣・俺流エンジョイライフ」
帰宅途中だった「桃園みな」は車に乗った男性に声をかけられたのでした。
自らを紳士(ハイエイサー)だと自称する彼は、”おかし”という注意事項を厳守することで、見事警戒心たっぷりだった「みなちゃん」を車に乗せることに成功しております。
…あ、コレは漫画ですが、確かに言ってるとおり油断してしまいそう。
くれぐれも現実でやらぬように
ランドセル背負わせたままのプレイがえろい。
そのえっち行為に至る言い訳もなかなか考えられており。
物の見事に言いくるめておりました。

083:「おいしいごはんのあるまち」 前後編
町の外にはスライムの巣があり、暖かくなってから付近にも出現するようになり。
半年前に送られた討伐隊は誰も帰って来ず、ついに「トリーシャ」が討伐に赴くこととなったのでした。
そんなオープニングの、ファンタジーな連続話。

ここで”スライム”と言われていた怪物の正体は、半透明なピンク色で、女の子に擬態していたのです。
コメディーちっくに描かれていましたが。
不定形で剣や服を瞬時に溶かす、恐ろしい相手として描かれていました。
下級モンスターとか自ら言ってましたが、手強い相手です。
あ、ただ、他のあらゆるエピソードより気持ちは良さそう(笑)
オチもバッドエンドみたいな感じでした
そんな絶望的だった前編に続く後編。
えー、どこまで書いていいのかな。
紆余曲折あって、スライムと暮らしていた「トリーシャ」に危機が訪れる、という感じ。
前話はまだいい感じ(?)でしたが。
こちらはよりトンデモな展開
えっち漫画ですが、人間の業みたいなものまで描かれていて。
先の「ローリーランド」とはまた色の異なるぶっ飛び具合でした。
なんというか、読み終わってげんなりしますね(笑)
ただ、よくよく見てみて…男女逆であれば、こうしたお話はちらほらあるか。

139:「マジカルガール☆いのりちゃん」
「マジフレ」こと「マジカルフレッシュ」という魔法少女アニメにハマっている「いのり」ちゃん。
そのエロ同人誌から、同士だと誤解(?)された男性は彼女の遊びに付き合わされることとなったのでした。
緊張感あるマジフレごっこやりたい!!
…とか言ってました。
なかなかオモロイ娘さんですね。
”本物志向でエキサイティング”とのことで、前半のプレイについては加減された、と怒っていました。
そんな感じなので、えっちに積極的ではないものの、非常に都合良く解釈をしてくれていて。
どっちかというと、男性側のが困惑しっ放し。
オチの「いのりちゃん」がまた純粋で眩しい。
思わず泣いたりしてましたが、それも納得。
そのまま成長できればいいねぇ。

魔法少女「いのりちゃん」、チアリーダー「みっちー」
※左:魔法少女「いのりちゃん」、右:チアリーダー「みっちー」

165:「田舎にはセックスしか娯楽がない!?」
…って、失礼な。
そんなタイトルですね。
チアリーダーという女の子3名とのお話。
台詞にもありましたが、”チアガール”という単語はエロい意味なんですねー。
知らなかった。
今度からチアリーダーって使うようにしますよ。(←覚えてたら)
なかなか聡い娘だな、って見ていましたが、凄かったです。
エロ目的で声掛けてきたおっちゃんを返り討ちにしていましたよ。
それぞれ個性的で良い感じ。
ロリっとした「ちーちゃん」、巨乳な「ニコちゃん」もいいんですが。
やっぱり「みっちー」ではないでしょうか(笑)

185:「すくすくみずきちゃん」
去年に年下の「秋山瑞希」ちゃんから告白され、付き合っている「白山」
仕事で留守にする間彼女の面倒を見るため、家に泊まることとなったのでした。
一人称が「ミー」の「瑞希ちゃん」が可愛い。
お好きだから、とスクール水着をあらかじめ着てくれていました。
いい娘だ。
ちゃんと脱がさずえっちになっていましたよー。
結構はっちゃけた娘だったので、ふと素に戻った際が刺さります。
また、それとは逆に母親の声かかった時のコメディー絵がお気に入り。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「あかざわRED」センセでした。
こちらでも何冊か紹介しております。
センセのHPにあったリストから、12冊目くらいな様子。
一般系でも描かれるようになりましたが…。
やっぱりセンセはコッチではないか、と思いました。
ただ、今回収録は↑上で書いてきたように、かなり独特な色合いがあり。
すみません、まったく肌に合いませんでした
特に「雪海ちゃん」とスライムさんは…読んでてしんどいです。

ろりパコ

ろりパコ(TENMA COMICS LO)
あかざわRED

※アマゾン登録なし


★「あかざわRED」センセの漫画紹介記事

生膣ひゃくぱぁせんと!] 成年
 中編「固結びのシンパ」ほか短編を収録。
じぇらしっくぱぁく] 成年
 睡魔「ハチミツさん」の中編「でびっ娘との暮らし方」を収録。
半熟てんちょ!] 一般
 同人ショップの店長「豪徳寺ゆたんぽ」さんとのコメディー。
ぴんくぱんつぁー] 成年
 織宮家3姉妹+母親とのえっち話「ろりあね」を収録。
くぱぁりぞーと] 成年
 吸血鬼「イズちゃん」のドタバタ漫画「きゅーけつさぶじぇくと」の6話を収録。


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■恋まぐわい (しおこんぶ)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] 和服、ラブコメ、人外、むちむち
・構成 : 初単行本、カラー(8P)、短編×12話(うち「恋まぐわい」×2)
・おまけ: あとがき、キャラクター図巻、カバーは文字の浮き出た特殊仕様、
      カバー裏に漫画「夏色PickUp」その後、
      カラー描き下ろし「恋まぐわい -初-」
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しおこんぶ」センセの「恋まぐわい」です。

片倉咲
※片倉咲

 【 構成・絵柄 】

収録は短編。
描き下ろしで連続っぽくなっているものがありました。
↓表紙もそんなんですが、最大の特徴が徹底的な和風テイスト
全てにそうした要素がありました。
連続モノでない単行本で、ここまで徹底されたのは…あまり見たことありません。
和風な雰囲気がお好きな方は、それだけで刺さるかも。
そのテイストがためか、和服ヒロインとラブラブえっち~みたいな想像をしてしまうと危険。
そうしたラブコメちっくなのもありましたが、それだけではなく。
お話によっては、ブラックだったり、悲恋だったりしております。
短編ながらお話もシッカリ完成度高く、読み応えありました。

強く太めな線での作画。
全体の色づきもしっかりしていて、黒色も強く全体は濃いめ。
描き込みも同様。
中小のコマ割りで、白比率は少なく。
和風な作品世界もあってか、かなりコッテリとしていました。
ソース味という感覚です。
むちむちっとしたスタイルの人物絵。
鼻は小さいものの、他の顔パーツは極端さなく。
やや頭の大きめな漫画っぽいものです。
男性のがリアルっぽいですかね。
コメディー崩しはやや大きめで、好き嫌いありそう。
そう目立つものではないものの、乱れ・崩れを感じる個所がありました。
ただ、際だって引っ掛かるところなく、各話も安定しています。
判断については、↓表紙・裏表紙にいくらかコッテリ要素をプラスしたような感覚で。

 【 収録話 】 12話収録

003:「なつひめ」 カラー原稿
カラー4ページのショート。
夏祭りでの野外えっちですね。
浴衣の下がサラし・ふんどし(?)だけ、というヒロインが特徴。
いっぱい汗かいてる~
なんて台詞もあり、お好きな方は直撃されるだろう内容です。

011:「ひいなあそび」
桃が名産という町で、人間がひな人形を演じる”生きびな祭り”があり。
今年の男雛は神社の息子である「健太」が選ばれたんですが、女雛は…。
幼馴染みの姉妹、姉「紗季」・妹「千春」が候補になったものの、どっちにするかで町内会は真っ二つとなり。
最終的な決定権は「健太」にゆだねられたのでした。
そんな訳で、幼馴染み姉妹との複数えっち。
言動から、「健太くん」は妹「千春ちゃん」と同級生くらいなのかな。
どちらも好意をもっていたらしく、「千春ちゃん」の色仕掛けから、えっちに発展しています。
まぁ、「健太くん」の台詞もそっち想像させるものでしたけどねー。
どういう意図でああした発言をしたんだろう
初々しさある「千春ちゃん」に対し、姉「紗季さん」はさすが年上がためか、慣れていて。
本編中台詞にもあったように、次々に彼の初めてをゲットしていました。
ヤルねぇ(笑)
オチはいかにも漫画らしいものですね。

「紗季」・「千春」、お嬢様
※左:「紗季」・「千春」、右:お嬢様

031:「みここい」
こちらはツインテールな巫女さん漫画ですね。
「健介」が住み込みでバイトすることとなった先は、同じゼミを受けている「櫛名田光」の実家櫛名田神社でした。
巫女服ですよ。
そもそも「光ちゃん」のが好意を前面にしていましたが。
えっちは意外な切っ掛けからの発展。
まぁ、眼前にあんなんあったら、そりゃー溜まらんですよ。ええ。
半ば暴走していたらしい彼が楽しい。
「光ちゃん」はそれを利用してえっち展開に持ち込んでいました。
男性にはちょっと恐ろしいオチに注目。

051:「道場メモリアル」
学園最強を目指した「片倉咲」は、格闘技系部活をことごとく攻略し。
忍術空手研究部に挑んだところ…その部長は小さく童顔で、子供のような男性だったのでした。
その見た目とギャップで、実は強いのかとも思ったんですが。
ごくあっさり勝負がついてましたね。
強いなぁ、「咲さん」
メインはその後日、彼に”果たし状”で呼び出されるというもの。
予想外の台詞からえっちに発展していました。
道着えっちで、なんとこちらもサラシでした。
(※巫女「光ちゃん」もサラシ巻いていて、女雛の2人は着けてなかったので、なんとここまでブラなし)
格闘技やってるという割に、ぶるんという擬音つけられるほどのサイズです。
個人的には、”硬派な道着の下の可愛い下着”というのがポイントなんですが、下道着は下着と同時に脱がしてしまったらしく、デザイン確認できなかったのが残念。

071:「もなかの乱」
和菓子屋のバイト「桃山もなか」
彼女に好意をもった店長は、酒入り和菓子の力を借りて告白しようと考えたのでした。
唯一の眼鏡ヒロインである「もなかちゃん」
なんなというか…和菓子屋の似合う名前ですね(笑)
彼女のコスチュームは、大正時代を彷彿とさせる矢絣模様でした。
どうやらアルコールに弱かったらしく、豹変した彼女の誘いでえっち発展。
あの反応から察するに、彼女ああした妄想してたのかな。
直接行為前に眼鏡外してしまうのは、人によって良し悪しか。

089:「異国なレトロ」
収録のうち、舞台は北イングランドと和風ではないんですが。
メイド全員に日本の作業着を着せたということで、和服にエプロンという格好になっていました。
本編は執事に好意を持つ金髪お嬢様が、その服を着て見せようとしたことが切っ掛け。
来ちゃダメ
着てみたかった
そんな感じに、会話で誤解があるのがポイント。
背景に花背負ったりしていました。
お嬢様らしい言動なんですが、和服のややこしさから後半は身動き取れなくなっていて。
前半とは違う、可愛らしさが見えました。
どーでもいいですが、執事の彼はああもあっさりお手付きしていいのかな。
(※そもそも初めてでもなかったですが)

109:「夏色PickUp」
ナンパされた「ミカ」・「ヒヨリ」の2人は、近くにあるという男のアパートにお邪魔することとしたのでした。
おそらくは祭りで声掛けられたのかな。
浴衣姿の2人との複数えっち。
そもそも、そのつもりであった「ミカさん」はノリノリ。
そんな訳で、当初から反発していたウブい「ヒヨリさん」の漫画となってます。
これでいいのか。
実はカバー裏もこの2人の漫画で、後日談みたいになっていました。

129:「御柱 -ミハシラ-」
神社で秘密裏に行われる儀式。
そんな不確かな情報を探るよう、編集長に指示された主人公が神社までやって来たんですが。
ふと気を失った彼が目覚めると、境内で乱交する男女の姿を見たのでした。
そんな感じで始まる、ブラックな色あるエピソード
”神木の柱を立てる儀式”の真実ですわね。
巫女「あおい」とのえっちはいいんですが…そもそも何かされていたのか、あるいは描かれていた香か。
そもそも人なのかなぁ。
折り返しはこちらの「あおいさん」だと思います。

151:「忘却の妖狐」
171:「夏になく雪」
先ほど、”そもそも人なのか”と書きましたが。
この2話が人外話であったので、2周目にそう感じたんですね。
そんなこんなで、収録のうち妖・人の恋愛エピソードです。
和風・美人・えっち・シリアス話など、センセの漫画タイプとガッチリ合う題材で。
この系統でオリジナリティを発揮できるのでは、と思いました。

まず、前者「忘却の妖狐」
吉原遊郭にて遊女となっていた妖狐「銀狐」
そちらに出入りしていた旅商人「裕二郎」は、昔自らを助けてくれた少年の成長した姿だったのでした。
そんな感じの再会話。
強気な「銀狐さん」の可愛らしいところが見れるのがポイント。
尻尾がキュートです。
後者「夏になく雪」は、氷室の管理人と雪女「雪」のエピソード。
新たに氷室の管理人となった主人公は、そこで”夏季限定でここにいる”という雪女と出会ったのです。
話し相手になってくれませんか?
彼女の可愛さあって、足繁く通っていた彼はいつしか恋心を抱くようになっていたのでした。
冒頭に「見える人が久しぶり」とあったので、彼はなんらかの素質があったのかな。
お互い両想いだったものの、人間でない「雪さん」
”妖がどのようなものか、知る必要がある”とその身をゆだねるのでした。
だいたいセオリーな展開だと思いますが、短編ながらも丁寧に描かれていて。
ぐっと話に引っ張られました。
オチを含めて好きなエピソードです。

雪女「雪」、和葉
※左:雪女「雪」、右:和葉

007:「恋まぐわい -初-」  カラー原稿・描き下ろし
191:「恋まぐわい」
「和葉」と結婚した「一樹」の初夜エピソードですね。
神社で式を挙げた2人は、披露宴を温泉旅館でおこなったらしく。
いまだ宴会を続ける親族らとは別に、部屋でゆっくり…という感じ。
多くのヒロインを押さえ、↓表紙・裏表紙を飾ったのがこちらの「和葉さん」ですね。
あれ、実は本編そのままというイラストになっていました。
前半は部屋付きの露天風呂で混浴。
彼やたら緊張してましたが…大丈夫?
ただ、ああしたシチュエーションで見る裸というのが刺さるのは納得。
いいもんですよね。
浴衣上に打掛を羽織ってくれた「和葉さん」が可愛い。
良い娘だ。
もう大丈夫、ってな訳で、激しいえっちになっていました。
なお、「恋まぐわい -初-」はカラー原稿の描き下ろし。
4ページショートで、本編の前日譚となります。
タイトルそのまま、初えっちですね。
ホテルでのラブラブえっちでした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「しおこんぶ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
ちなみに、センセは作画担当。
原作は「ウニ」センセが担当しており、漫画はお2人で描かれているようでした。
それがためか、アンケート結果も良かったようで。
これが初単行本ながら、収録の「忘却の妖狐」はアニメ化までされていました。
(個人的には「夏になく雪」のが好き)
そんなんとか、カバーの紙質が手触り良いものだったり、文字立体になっているなど、出版社さんの力の入れ具合が分かります。
次はぜひ連続モノが見たいです。

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