■異少女性愛 (猫男爵)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、ファンタジー
・構成 : 6話収録(「幽世の『あこ』」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「SECRET PROFILE」、
描きおろし「特別編 二人の幽世」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「猫男爵(ねこだんしゃく)」センセの「異少女性愛」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は6話と結構少な目。
ただし、各話のページ量はなかなかに多く。
単行本として特に不足感はありませんでした。
6話のうち、前後編の連続話が1つ。
また、描き下ろしのショートもそちらの後日談だったので、3話はそちら。
(※なお、話数と裏腹に、シリーズのページ量は1/4くらいとうあまり多くないです)
エピソードとしては、4つになります。
なお、ひでるさんは…ああしたタイトルから、勝手に異形なヒロイン群を想像していたのですが。
(※直前で読み返してた漫画の影響ですね…)
期待に合致した娘は、ざっくり2人くらい。
その他の娘は…まぁ、ちょっと変わった娘、~といったくらい。
購入後に気付きましたが。
紹介帯にちらと書かれてましたね。
皆さんは周囲じっくり観察することをオススメします。
なお、おまけ類も充実していて。
先の描き下ろし短編ほか、あとがき、カバー裏の「SECRET PROFILE」など。
どちらもテキスト量多く、読み応えあるもので…。
特にネタバレ注意な「SECRET PROFILE」は素晴らしく。
センセの文面を読んだ後に、再度お話を読みたくなるようなものでした。
2周目は共に読むのをオススメします。
※左:シスター・エマニュエル、右:天才児「天野恵」
★★絵柄について ★★★
頭大きく華奢なスタイルというロリっとしたもの。
輪郭は広く、鼻はごく小さめ。
透き通る大きなぱっちり目が特徴的。
背景や小物は良く、人物とのバランス感も良好。
ただ、ジャンル含めたこちらの個性は強く。
好き嫌いがハッキリ分かれる部分だと思います。
しなやか細線で濃淡は適度なくらい。
つるっと滑らかな、明るい色彩。
特にメイン部分は、吹き出し・擬音・漫符など賑やかだったりしましたが…。
丁寧で色味もあってか、そう見辛い印象はありませんでした。
表情・動きに優れ、漫画は良好。
台詞とよく合致しています。
あちこちのバランスも良く安定しており。
多少の癖を感じるものの、そう大きな問題ではありません。
基本的に↓表紙などのカラーと変化はないため、そのまま判断で大丈夫です。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「聖少女マニュ」
年末に募金活動をしていた、ごく若そうな金髪のシスター。
スタイルが想像できる、薄い服を眺めていたところ…。
それを察したらしい、彼女「シスター・エマニュエル」から声を掛けられたのでした。
そんな訳で、ロリシスターと色々できる、実に素晴らしい短編。
懺悔、~とか言いつつも、ほぼ彼女からのお誘い。
やたらスムーズなえっち展開でした。
…というのも、1つ理由があり……。
そんなんは後半にて明かされます。
039:「保健室の天才児」
保健室登校をしている「天野恵」
体力低いものの、学力は既に大学を卒業できるレベルという、いわゆる天才児でした。
養護教諭「高槻」は、彼女から驚くような質問をされたのです。
書かれていた保健室登校、検索してみました。
■保健室登校(ほけんしつとうこう) ※ウィキペディアより
児童・生徒が学校には登校するものの、教室でなく代わりに保健室や図書室で過ごすことをいう。
保健室通い(ほけんしつかよい)とも称される。
そんなんあるんですね。
天才だけあって、こうした疑問については、なかなか厄介な彼女
どんなもんか、解き明かすまで引かないでしょうからね…。
まぁ、「高槻くん」は役得。
解説によると、彼女には細かな設定があり。
本編でもちらほら触れられてましたね。
個人的には、「言葉の暴力…」の1コマが好き。
わはは。
また、事後の「恵ちゃん」の行動が…いかにも賢い娘してました。
46ページほどの結構長いエピソード。
オチはまた予想外にあまーいものでしたよ。
彼女良い顔してました。
085:「TSドールりりかちゃん」
幼い頃から病弱だった「梅田範一」
36になった今、ついに最後の時がきたらしく、死にかかっていたのですが…。
唯一、ラブドール「りりか」を残すことだけが気がかりでした。
そうした頃、ふと気付くと…自らが「りりか」そのものになっていたのです。
だいたいはそんなお話。
ぱっと上で、何言ってるのか分からないかも知れませんが。
要は、男性の魂がラブドール「りりか」に移った、TS(性転換) 漫画です。
ここはぜひ解説読んだ後、再度読むのをオススメします。
そちらにも書かれてました。
このお話、ラブドールに対する熱い想いを感じられるつくりでした。
まず、死にゆく「梅田くん」が、残されるラブドールを気にするくだり。
見つかったら恥ずかしいなぁ。
…みたいな、低俗な理由によるものでなく。
粗大ゴミとして捨てられることを悲しんでいるため、でした。
また、「りりかちゃん(梅田くん)」を引き取ってくれた、ドール仲間な友人「村上文太」
誘われた際、「りりか」の魅力に屈することなく。
自らのラブドール「エミリー」を選ぶという、男気(?)を見せてくれてます。
こうした成年漫画で…ここのくだりは、かなり驚かされるものでした。
すげえ。
さらに、全裸で置かれていた「りりか」、ちゃんと服を着せられていた「エミリー」の解説も凄かったです。
なるほど、そうだったのか。
こちら、話数としては1話でしたが、ページ量は62と収録でし最大という長さ。
ストーリーとしても長いです。
「村上くん」宅で服を調達した「りりかちゃん」はその姿で外出。
女の子ならではの感覚の違いがためか。えっちなんに積極的になってました。
自ら友人を誘ったのは、ちょっと驚き。
そう簡単に…元男子の感覚って、なくなるものかなぁ。
(※なお、前述したようにキッパリ断られますが)
公園でのプレイから、戻って再度彼にアタック。
いちおう事は達したものの、事後の彼はなかなか気の毒で…可笑しい。
ただ、その熱意がためか…とある奇跡が起こるのでした。
オチもなかなかに驚かされるもの。
ただ、まぁ…多くの男性に夢を与える、素晴らしいものですわね。
実際にあったら、かなり大変かつ儲かりそうだなぁ。
※大妖怪・悪狐「あこ」
147:「幽世の『あこ』」 前後編
201:「特別編 二人の幽世」 描きおろし
山登りの途中、崖から転落した「御門精一」
次に気付くと、山小屋で手当もされており…。
介抱してくれた、狐耳の女性「あこ」は自らを大妖怪だと紹介してきたのでした。
狐耳・尻尾。
そして巫女装束という、「あこさん」はロリっとした少女なのですが。
おっぱいサイズは可変のようで。
色々な趣味の方に合致する、素晴らしいヒロイン。
↓表紙の娘ですね。
なお、こうした娘はよく古風な言い回しをすること多いのですが。
結構俗っぽいところ(※詳細は本編でどうぞ)あって、普通の丁寧な口調でした。
さらに、ここでは伏せますが…非常に都合の良いお願いをしてくれていて。
期待通りな、成年漫画の展開になっていきます。
なお、悪狐と呼ばれていた大妖怪、~という割には…それっぽくないですね。
目的達したら本性見せてくるのかな。
だいぶ「精一くん」回復した後の後編。
横に歩く「あこさん」は小さく可愛らしい。
野外からお風呂~というえっち。
お風呂でのくだりは…なかなか恥ずかしい。
彼女人間でなくて良かった(笑)
こちらの後半は…なかなかの衝撃展開。
セオリーと違い、「あこさん」が可愛らしいのは…先の俗っぽさ、が作用しているようでした。
うん、成年漫画ってイイもんですね!
オチのくだりは不意に涙誘われるような、非常に良いものでした。
2、3回読み返すと、また感覚違って読めるので、ぜひお試しください。
その本編後は描き下ろし漫画で見れます。
6ページのえっち展開。
お好きな人には刺さるだろう、ラスト姿の「あこさん」とのえっちです。
ラブラブでしたよ。
★★リンクほか ★★★
異少女性愛(TENMACOMICS LO)(2024/12/26)猫男爵
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☆「猫男爵(竹下けんじろう・竹下堅次朗)」センセの漫画紹介記事 ☆
「Bless You!」 竹下堅次朗名義
「Ryoko」 竹下けんじろう名義
「あまガミ」 竹下けんじろう名義
「Beauty Mark」 竹下けんじろう名義
「甘えて吸って」 猫男爵名義
「Bless You!」 竹下堅次朗名義
「Ryoko」 竹下けんじろう名義
「あまガミ」 竹下けんじろう名義
「Beauty Mark」 竹下けんじろう名義
「甘えて吸って」 猫男爵名義
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト