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■雨がやむまで (内藤らぶか)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] JC、ラブコメ、貧乳、年の差
・構成 : 初単行本、短編×8話収録(うち「雨がやむまで」×2、
       「Hello,My dear」×2、「素直じゃない!」×2)
・おまけ: カバー裏にあとがき、合間に作品解説、
      描き下ろし「素直じゃない! サイドストーリー」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「内藤らぶか(ないとう・らぶか)」センセの「雨がやむまで」です。

アイドル「遠山かなで」、ゆりかさん
※左:アイドル「遠山かなで」、右:ゆりかさん

 【 構成・絵柄 】

収録は2話ほどの連続話と短編群。
複数ある連続エピソードのうち、1つは描き下ろしで補足されているようなもの。
その他は本編その後を描いた別シチュエーションと、直接繋がる前後編モノ。
シリーズそのままJCヒロインなお話群で、適度な甘さのあるラブコメ
可愛らしい女の子らと、年上男性なカップルが多め。
ブラックな展開はなく、プレイにも極端さはなく。
ぱっと感じる雰囲気そのまま、読み易い仕上がりです。
ロリというほど極端さはない、純な女の子らとのアレコレが楽しめます。
基本的に貧乳揃いなので、そんなん好みな方にもオススメ。

しっかり強めな曲線での作画。
全体の色づきはそこそこで、白比率は大きめ。
濃淡は黒が目立ちます。
枠線もそんな感じ。
コマ割りはそう細かくはなく、変化少なめ。
比較的枠間は確保されていると思います。
色彩がため、ややこってりした印象がありました
こちら初単行本とのことで、作画は各話で差があります。
特に目立つ、仕上がりの違うものは描き下ろしを含めて2話ほど。
その他はだいたい時系列通りで、そう極端なものではありません。
人物絵は広めな輪郭とおでこで、丸い目が特徴。
極端なバランスでないものの、漫画らしい可愛らしさです。
ちらほら気になるところもありましたが、ふとした描写は巧く。
引っ掛かるところはありません。
背景・小物、服などあっさりしていて、ここはやや勿体ない感じでした。
判断については、↓表紙などカラー絵はまた雰囲気異なるので。
紹介帯のカット絵のがオススメです。

 【 収録話 】 8話収録

007:「最後のおねがいっ」
025:「雨がやむまで」
タイトルは異なりますが、同一キャラの連続話です。
単行本の表題作で、↓表紙・中扉はこちらのヒロイン「愛香」ちゃん。
おそらくは以前から交流があり。
「織田」の怪我を切っ掛けにその部屋へ通えるようになっていたものの、包帯が取れたため本日が最終日。
既に告白は拒否されていたものの、ベタ惚れな「愛香ちゃん」は諦めておらず。
最後にキスをねだるというのが切っ掛け。
…で、そのキスシーンが最大の見どころ
初々しい「愛香ちゃん」ですが、好きな男性とのキスにえらく積極的になっています。
思わず「織田くん」が引いちゃうくらい。
ただ、それがため続くえっちに突入するのでした。
可愛いなぁ。
続く「雨がやむまで」はその後の2人。
漫画の仕上げが変わったらしく、かなり雰囲気異なってます。
「愛香ちゃん」は↓表紙のようなワンピース姿。
ああしたびしょ濡れではないものの、スカート丈はごく短く露出過多。
察するところ、あの下はショーツ一枚だけなんですね。
ヤバい格好だ
故あって仕掛けるのは「織田くん」から。
1話目よりやや慣れた感のあるえっちをお楽しみください。

愛香ちゃん、美奈ちゃん
※左:愛香ちゃん、右:美奈ちゃん

049:「はじめての告白」
家が隣同士という幼馴染みカップル。
「翔」くんは両親が不在のタイミングで「美奈」を部屋に誘ったのでした。
漫画は「美奈ちゃん」の視点です。
切ったばかり、というショートカットが実にキュートな彼女
(回想の初キスはセミロングくらい)
ちなみに2人は4歳差なんですが、彼女のがまだ幼い感じ。
色々されてはいたものの、直接行為はしていなかったらしく。
これが初えっちとなっていました。
まぁ、彼女がああ決意してくれるまで、なかなか最後まではできないわね。

ちなみに、某書店の特典4ページのリーフレットもこちらのカップル。
学ラン着る「美奈ちゃん」が見れます。
お好きな方にオススメ。

085:「アイドルも楽じゃないっ」
アイドル「遠山かなで」とマネージャーのカップルという王道ネタ。
この漫画のちょぅど前のページにセンセの解説があるんですが。
地味、というのは納得。
冒頭ステージシーンなんですが、もう2、3垢抜けてほしい感じ。
ぶっちゃけ、その後の普段着のがお似合いでした。
裏表紙で見せてくれてるカチューシャが可愛い。
あっさり脱いでしまうので、残念ながらショーツが縞パンかどうかは分かりません。
(※ブラのデザインから、別ものだと推測されますが)
マネージャーとはそこそこ年の差がある様子。
ややこしい年頃の彼女を巧くサポートしていましたが、それは精神・肉体面までに及んでいたのでした。
いいなぁ。
詳しくは伏せますが、オチでのやり取りとかまさにそんな印象です。
「かなでちゃん」が彼を誘うシーンが可愛い。
えっちはまだ不慣れなようで、色々と頑張っておりました。

111:「Hello,My dear」 前後編
とある事情が引き籠っている「ゆりか」
ご近所の「修人」は最後だという理由で文化祭に誘うのでした。
ごく簡単にはそんな話。
「修人くん」はなかなか良い男性で。
彼女に…おそらくは毎日授業ノートを渡しつつ、メモ的にコンタクトをとっており。
それがため、ああした行動に繋がっていくのでしょう。
クラスでの出し物は漫画ではド定番のメイド喫茶。
そんな訳で、サイズ合わせと称して彼女にメイド服を着てもらうことになるのでした。
「ゆりかさん」は眼鏡で大人しい娘さん。
スタンダード(?)なメイド服がお似合い。
確かに、ちょっといじめたくなるオーラをバンバンに出していましたが…素直に気持ちを伝えた「修人くん」がため、えっち発展しています。
まぁ、解決はなかなか難しいだろうからなぁ。
ここのポイントは…えっち開始時に外されていた眼鏡を再び掛ける点でしょう。
直接続く後編が行為のメイン。
「ゆりかさん」にどんなことがあったのか、より突っ込んだ内容になってます。
彼モテそうだからなぁ。
何はともあれ、前向きなオチの爽やかなお話でした。

159:「恥ずかしがりの彼女」
「優希」くんと付き合う「相沢」さん。
彼氏の部屋にお邪魔したところ、親の帰宅が遅いとのことで。
当然ながらえっち展開となっていました。
いちおお互い初体験らしく、初々しい様が楽しめます。
照れまくっている「相沢さん」が実にキュート。
オチでの行動がまた可愛らしいのです。
個人的には、お口の後の「~~ッ、耐えた……」のコマが好き。

妹「麻衣ちゃん」
※妹「麻衣ちゃん」

183:「素直じゃない!」
205:「素直じゃない! サイドストーリー」 描き下ろし
兄「優太」・妹「麻衣」の兄妹近親もの。
解説によると、どうやらこちらがデビュー作品みたい。
何があったか、既に2人はえっち関係。
こないだまで男みたいだったのに…
ということで、描き下ろしは「麻衣ちゃん」視点でのお話。
やっぱりコレがあるだけで、かなり印象が変わります。
結構好き。
本編の方は「麻衣ちゃん」の寝込みを襲う流れ。
制服姿です。
いちおう彼女もそれを望んでおり、展開はスムーズ。
オチでのやり取りに注目です
…で、描き下ろしは過去描写を含めた「麻衣ちゃん」の主役話。
描き下ろしながら8ページと長さもあり。
彼女の複雑な心境が楽しめます。

 【 その他 】

そんなこんなで、「内藤らぶか」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
絵柄・お話ともに好みな感じ。
↓表紙・裏表紙での判断が的中しました。
ショートカットな娘がいいですねー。
個人的には、妹「麻衣ちゃん」の髪の毛短い時代でのえっちシーンが見たかったです。
単行本には”JCレーベル第7弾”とあり。
1冊目「楽園の果実/山崎かずま」から、既にこちらで7冊目。
良いペースですね。
次も期待しています。

雨がやむまで 雨がやむまで(TENMACOMICS JC)
                  (2015/08/27)
                  内藤らぶか
                  ※アマゾン登録なし


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■ろりおた (やみなべ)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、ショートカット
・構成 : 短編×7話収録(うち「ろりおた」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画「歪んだ願望後日談」・「俺とボクのモノローグ後日談」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「やみなべ」センセの「ろりおた logical libido orgasm time」です。

晶ちゃん
※晶ちゃん

 【 構成・絵柄 】

収録は表題の1話が連続となっているほかは、全て短編。
ページにして1ページ程度ですが、カバー裏も漫画になっていて。
収録2話分の後日談が描かれています。
こんなん良いですね。
表題作品は前後編みたいな感じでした。
話数にして7話と、正直なところそう多くないんですが。
ざっと調べたところ、少ないものでも1話につき22ページほどあります。
平均では27.1ページほど、とやや長め。
(※↓下記”収録話”のタイトル右に調べたページ数残しました)
読み応えは問題ありません。
ジャンルはラブコメなロリ系統。
凌辱っぽい感じはほぼありませんでしたので、ここでも好き嫌いが分かれそう。
まぁ、雰囲気そのままキュートさあるお話群ですよ。

しっかりとした線での作画。
全体の色づき良く、濃淡はやや濃いめな印象。
描き込みも細かめです。
コマ割りは中くらいで比較的大きく。
枠間もだいたい確保されていて、見易い仕上がりです。
丁寧さと共に迫力もありました
軽くなりがちな背景・小物も良く描かれてます。
服装はロリっと可愛い人物絵に合ったものだと思います。
ジャンルがそうした特徴的なものであるため、人を選ぶでしょう
漫画運び良く、引っ掛かる個所もこれといって見当たらず。
コメディーもお上手でした。
そう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 7話収録

001:「ろりおた」24
025:「ろりおた おかわり」28
アニメ好きな「駿河仁」は某電器街で妹の友人で昔馴染みな「夢瑠(めろ)」と鉢合わせ。
話題のアニメ「魔法少女ミルキィ☆カフェ」が好きであるという共通の趣味を見つけ、急接近。
共に見た回がたまたまお色気回だったこともあり、妙な空気になってしまうのでした。
男性はパンチラ好きだと思いますが、「夢瑠ちゃん」がしたソレはパンモロですよ。
その後のくだりで、実に可愛らしい反応をしていました。
そもそもこの2人も幼馴染みで、妹「大河」の関係でちらほら顔会わす機会もあり。
趣味は似通っていたため、お互い全然問題ないでしょう。
お兄ちゃん」とか呼ばれていて、そりゃー「仁くん」もたまらないと思います。
裏表紙が「夢瑠ちゃん」ですね。

前話オチから続く、2話目「ろりおた おかわり」
こちらは妹「大河さん」の視点になってます。
付き合うようになった兄と友人「夢瑠」がため、ついに行動を起こしたのでした。
ツーサイドアップな髪型がいかにもツンデレちっくな「大河さん」
本来の趣味をひた隠しにしていた、あの徹底っぷりは見事
(※兄との会話など、バレてなかったのは凄い)
コスプレえっちへ至ろうとしていた2人のもとに、ライバルキャラに扮した「大河さん」が突入する展開です。
さすがに「夢瑠ちゃん」は想いを察していたようで。
それに驚いた様子なく、複数えっちに発展しています。
まぁ、仲良しで何より。

夢瑠・大河、近江蒼華
※左:夢瑠・大河、右:近江蒼華

053:「歪んだ願望」26
公園で休憩していたサラリーマン「丸木戸」
ふと昔を思い出し、”エロ本の隠しスポット”であったトイレ裏に行ってみたところ。
ちょうど本に熱中していた3名ほどの女の子と鉢合わせ。
うち、逃げ遅れた「間礼緒」は思わず漏らしてしまったのでした。
そんなんが切っ掛け。
あの場面で、この行動も正しいのかどうか。
(※トイレ連れ込んだ段階で、下手すれば警察に通報されてるかもしれませんね)
実際、まったく抵抗しない彼女に、本来の目的とは違う行為に至っておりました。
彼女の性癖に合わせ、中盤あたりから凌辱ちっくなプレイに。
事後の笑顔が素敵でした。
良い・悪いは置いといて。

オチでは残りの2人も登場。
カバー裏の後日談にて、その3名とのプレイが描かれていました。
目にハートマーク浮かばせる「礼緒ちゃん」がエロ可愛いです。

079:「俺とボクのモノローグ」30
進学で制服姿を見せた「晶」
「淳」とは物心ついた時から一緒の友人で。
その性格もあって、特に意識はしていなかったんですが。
始めて見た彼女のスカート姿に、女性だという認識をするようになったのでした。

ううむ、お年頃ですねー。
↓表紙、中扉はこの「晶ちゃん」かな。
こうした経験はないですが、気持ちは分かる・分かる。
その後、親の助言もあってスカート穿いてるんですが、生活態度は変わらぬためパンチラ見放題なのでした。
アレはいいなぁ。
いちおう、下着はしっかり女の子してるんですけどね。

切っ掛けは「晶ちゃん」のちょっとした悪戯心から。
んー、まあ遅かれ早かれ、という感じだし、良かったかなー。
本人も「早い方がいいだろ」と言ってましたので。
えっちに至るまでのやり取りがまた、いかにも彼女らしくて楽しい
なんとなく、読んでいて昔「わんぱく」センセが描かれていた「スカート適齢期」を思い出しました。
(※話とか違いますが)

なお、こちらも後日談がカバー裏にあり。
進学後の2人が描かれていました。
このカップルいいですねー。
ぜひ続きが見たいです。

109:「絶頂ク年 射精す年」28
大晦日、「不二」家では付き合いのあるご近所さんらが集まって大宴会となっていました。
そこでお隣の1人娘「近江蒼華」に久しぶりで再会。
現在は疎遠ですが、昔はよく懐いてくれていた彼女。
大学受験を控える「鷹」が、勉強のため部屋に戻っていたところ。
その「蒼華」が訪ねて来たのでした。
無口ではんてん・ジャージ姿という「蒼華ちゃん」が可愛い。
独特な雰囲気ある娘さんですね。
コタツにちょこんと座る姿がキュート
えっちのお誘いは彼女から。
個人的には”最後の理性が打ち勝った図”のくだりが好き。
余計エロいよ
後半の素を見せる「蒼華ちゃん」がまたいい感じなので、お楽しみに。

137:「Peaceful loss of virginity」22
妹「沙々美」を溺愛する姉「美香」
”まだ処女でお子様”
そう言われて落ち込んでいた彼女のため、自らの知り合いで信頼できる男性「石田」を召喚。
妹「沙々美」の初体験の相手をさせることをお願いしたのでした。
「美香さん」が貸しだしたらしく、「沙々美ちゃん」はブルマ姿。
いい感じです(笑)
大人しく、ちょっとたどたどしい感じが実にキュートでした。
そりゃ、撮影したくなって当然。
なめるの!?
のコマが好き。
さぞ気が散るだろうなぁ。
ただ、「石田くん」は多くの知り合いからチョイスしただけのことはあって、なかなか良い男性。
キッチリ相手役を努めておりました。
やり取りで可愛らしいところを見せてくれた「沙々美ちゃん」ですが、オチでは意外な1面も。
女の子ってオソロシイですね。
また、当然参加するだろうと思っていた「美香さん」が加わらなかったのは意外。

お嬢様「浦戸亜留架」・メイド長「神羅」
※お嬢様「浦戸亜留架」・メイド長「神羅」

159:「ヴァンパイア・プリンセス」32
名家「浦戸」家に執事として採用された「久下月伴太」
その際にメイド長「神羅」が言っていた決まりごとは、どう聞いても吸血鬼要素満載でしたが。
夜中に見回りをしていた「伴太」は、お嬢様「浦戸亜留架」が隠れて血を啜っている現場を見てしまったのでした。
自らも命が危ないと感じた彼は、「亜留架」の指示を従順にこなしていたところ。
ご入浴のお世話をすることとなったのです。
だいたいそんな感じ。

あとがき絵もこの2人ですね。
独特の古風な喋り方をするお嬢様「亜留架さん」
八重歯がキュート。
お風呂場でのとある出来事を切っ掛けに、彼女の”えっちなお戯れ”が続き。
最終的には寝所へ呼ばれるという流れ。
さすがにグッタリしていました。
メイド長「神羅さん」が実に良いキャラクター。
夜伽で呼ばれた際も控えており、こりゃえっちの手伝いで複数発展するかと思いきや。
撮影だけで参加はてくれず、カケラも脱いではくれませんでした。
ううむ、残念。
先の「美香さん」もそうでしたが、妙齢な女性が脱がないのはロリで徹底してますねー。
(※そう言えば、えっち撮影する行動も同じだった)
こちらのオチが実に楽しく、いい感じでした。

 【 その他 】

以上、本日は「やみなべ」センセでした。
こちらが5冊目となる単行本。
ブログでは以前に「痴炉利主義」を取り上げでいます。
今回は何と言っても 「俺とボクのモノローグ」の「晶ちゃん」でしょう
ややベタなものですが、アレはいいなぁ。
特に、今回手に取る切っ掛けとなった↓表紙がヤバい。
またそんなイメージを残しつつめくった中扉が…ソレと繋がってはいないものの、事後処理みたいな絵で実に良い感じ
野外イメージというのが、また色々想像を掻き立てますわねー。
続きはやや難しさあると思うので、再構成して3話くらいの中編になればいいなぁ。

ろりおた(セラフィンコミックス)  ろりおた(セラフィンコミックス) 
                        (2015/8/6)
                        やみなべ
                        ※アマゾン登録なし


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■ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ (影崎由那)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] ラブコメ、宇宙人、コメディー
・構成 : 4話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・4コマ、折り返しに4コマ。
※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ 1巻」です。

宙とリラ
※宙とリラ

 【 構成・絵柄 】

収録は2巻以降に続く長編。
話数は少ないものの、各話は40ページほどありました。
それでもまるまる162ページほどで、若干薄めな印象です。
漫画はSFラブコメという感じ。
コメディー色強いですが、とある事情で重たさもあり
なかなか忙しいオープニング。
詳しくは後述しますね。
普通の一般漫画で、えっち度は低め。
ただ、いちおう半裸程度は描かれていました。
普通にバストトップ描写があったりして、意表つかれました。
驚き(笑)
エロティックなものではなかったですけどねー。
↓表紙などのあれは肌でなく、ぴったりとしたボディスーツみたい。
描き方によっては、これをフェチっぽく見せることもできたと思うんですが…
見たところ、そうした感じはなく。
なんだか…勿体ない感じね。
もうちょっとエロ寄りな漫画であれば、こう描かないだろうとか考えました。

スッキリ・しっかりとした線での作画。
濃淡・描き込みはだいたい適度なくらい。
そこそこ白比率もあり、見易く仕上がってます。
ジャンルもあって、崩しは多め。
ただ、コメディーからシリアスまでお上手で、漫画部分は問題ないでしょう。
はっちゃけ度合いは高いので、人によって好き嫌いあるかも
人物画は漫画っぽい可愛らしいもの。
バランス感覚などちょっと癖があります。
こちらも好みが分かれそう。
基本的には変化ないので、判断は↓表紙で良いでしょう。
あるいは、裏表紙のカット絵などが参考になります。

 【 収録話 】 4話収録

山の中な田舎に住む幼馴染み「永神翔(ながかみ・しょう)」と「苑部宙(そのべ・そら)」
宇宙人同好会を作らない?
名前そのまま、「宙」はそんな事を言い出すほど宇宙好きでした。
そんな彼女にずっと好意を持っていた「翔」は、思い切って告白するんですが。
場所もタイミングも悪く、その拍子かホームから転落した挙句、電車にひかれ。
なんと死んでしまったのです。
自分が原因だと落ち込む彼でしたが…なんとその前に自らが「宙」だと名乗る宇宙人ク・ライ星の「リラ」が現れ。
私と子作りしないか?
そんな事を言い出したのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。

苑部宙
※苑部宙

宇宙人とのラブコメ。
今のところ、序盤なためか状況把握に重きがあり。
圧倒的にラブよりコメディーのが強めでした。
なお、”子作り”と言っているのは、彼ら地球に来た目的がそもそも交配して子孫を残す目的なため。 
おそらくは、2巻あたりから嬉し恥ずかしな描写が登場するかも。
(それでもラブというよりえっち系かなー)
とりあえず、前述したように今回ではソレっぽい描写は少なく。
描き方的にもあまり期待しない方が良さそうでした。

ネタが宇宙人と、なかなか不確かなもので
漫画家さんの好きなように流せる半面、納得できないと楽しめない可能性があります。
例えば、漫画で「宙さん」の色々はディスクに記録されているようなんですが。
宇宙人だという2人は、その読み取り口みたいなスリットが額にあり。
なんだか…むかし懐かし
「麻宮騎亜」センセの某コメディーを思い出しました。
そっちはコンピュータ系で統一されてたんで、ある程度の納得感があったんですが。 
小さくなったり、水で元に戻ったりという設定とか、押しつけられてる感があり。。 
そういうもんだ、と言われればそうなんでしょうけど…なんで、とか気になる人には難しく思います。
この後、他に都合良さげな設定が出たりしたら、ひでるさんも厳しいかも。

1話目は宇宙人の姿になった「宙ちゃん」と再会するまで。
いきなりヒロインが死んでしまう、衝撃的なオープニングです。
まぁ、確かに告白する場所が悪かったかも。
受けた「宙ちゃん」も、彼に抱きついて感情表現するようなキャラではないですもんね。
いっぱい・いっぱいな彼を責めるのも酷ですが。
記録ディスクを入れると、「宙ちゃん」の意識になるらしいんですが。
あるタイミングでは、ちゃんと「リラさん」が支配を勝ち取り、ディスク抜いたりしてました。
多重人格の上位人格みたいな感じなのかな。
(※他の人格が前面にあっても、意識・記憶を持ち続けるみたいな人格があるのだとか)

なお、宇宙人たる彼らは、頭の触角、喉元の楕円以外は普通の人間とほぼ変わりません。
あとは妙なスーツくらいです。
なお、本来の「リラさん」は性格がためか半開き目でリアクションもごく薄く、「宙ちゃん」に変わった際はすぐ判断できるようになってました。

直接続く2話目。
説明の続きですね。
パニくって、襲いかかったり、大泣きしている「翔くん」
そうだろうなぁ。
前回では多少曖昧さのあった、「宙ちゃん」の最後がまた描かれています。
彼も怪我してますね。
このあたりはなかなかの重量感がありました。
後半はそんなムードを払拭するべく、兄らしい男性宇宙人「イラ」の襲撃によるアクション描写。
種の保存とかなんとか言ってた割に、短絡的なのね。

3話目では脳内描写が見れます。
意識下のイメージというだけかもしれませんが、あるいはあの身体を操っている存在が中にいるのかも。
前話の続きで、「リラさん」を連れ帰った「翔くん」のその後が楽しい。
なんというか、色々大変だ(笑)
エネルギー切れで小さくなった「イラ」の水とかなんとかが描かれるのもこちら。
次はぜひ「リラさん」にあの姿になってほしいですね。
言語データ更新のため、「宙ちゃん」のディスクを入れる「イラ」
ここが最大のコメディーシーンかなー。
若干気持ち悪さあるものの、台詞もあってなんとなく「宙ちゃん」が透けて見えそうなのが凄い
センセの画力ですわね。

宇宙人「リラ」
※宇宙人「リラ」

収録では最後となる4話目。
冒頭での意外なサービスシーンに驚き。
まぁ、エロス度合いは高くないですが、逆にそんな微妙なラインが良いかも(笑)
ずっと慌ただしい漫画でしたが、久しぶりに登校した「翔くん」
日常シーンが描かれます。
周囲のああした反応は当然あるでしょうねー。
「宙ちゃん」の実家の描写も、そりゃー重い。
電車ホームでの2人の会話へ効果的に作用しています。
後半は打って変わってコメディー。
次巻はああした感じになるのかな。
そうした中、ちょっと目立つ女の子が顔を見せてました。
今後絡んでくるのかもしれませんね。

 【 その他 】

そんなこんなで、毎度お馴染み「影崎由那」センセでした。
↓下に並べたとおり、ブログではいくつか取り上げています。
うーん、悪くはないですけど、そう良い印象はないです。
あとがき4コマは相変わらず面白いんですけどね。
もう少しえっち系に傾いていたら、また違ったかもしれませんが…。
そもそも一般系だしなぁ。
だいたいの説明は終わっており、メインに入ってきそうな2巻は期待できそうなものの。
仕掛けが遅く、ぶっちゃけそ個人的にはこまで引っ張るほどの力は感じません。
ファンの方なら大丈夫かな。
ちょっと迷いそうな方は、裏表紙のカット絵とか紹介帯で判断してください。


※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。



ソラ×リラ ~宙色のリラと臆病な僕~(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))ソラ×リラ ~宙色のリラと臆病な僕~(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))
(2015/02/10)
影崎 由那

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★「影崎由那(影山由多、影崎夕那)」センセの漫画紹介記事

すとれんじマンション
 変な住人の集まるマンションを舞台とした、高いテンションのコメディー話。
かりんairmail 影崎由那短編集
 人気連載「かりん」の番外編ほか、らしい異色な短編を収録。
ひぐらしのなく頃に 心癒し編
 ひぐらしシリーズのエピローグ話。昭和58年6月よりも先の世界。
おにいちゃん★コントロール] 【オススメ】
 やや病的なほどに兄ラブな妹「乃亜ちゃん」の連続話。
鏡面のシルエット
 宮廷での影武者ラブコメです。続きます。
たまにゃん Tama nyan
 猫タイプのロリ獣娘「たまにゃん」とのコメディー。続きます。



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■あねかの ANEKANO (zen9)

★まんがデーター [10.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●◎○○
・独創性:●●○○○
・属性 : [成年] ラブコメ、お姉さん、同居
・構成 : カラー(4P)、10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、新作紹介、カバー裏にラフ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「zen9(ぜんきゅう)」センセの「あねかの ANEKANO」です。

園村梓
※園村梓

 【 構成・絵柄 】

1冊まるまる続く長編。
全て繋がったストーリー漫画に仕上がっていました。
タイトルから、実姉が彼女という近親ラブコメ…かと想像していましたが。
こちらの”あね”は、おそらく広義でのソレ。
年上女性とのお話になってます。

あとがきによると、掲載雑誌はライトな系統だったらしく。
本来であれば、おそらく一般えっち系な単行本としてまとまっていたものの様子。
そのため、センセ的はエロス度合いが弱く感じられているようでした。
まぁ、確かに絵柄からして”一直線過激エロ”みたいな仕上がりではなかったと思います。
しかし、個人的な感覚で、この単行本は普通くらいではないかなぁ。
(頭の中で特に境界線は引いてなく、いちいちどうのこうのとも考えませんが)
ビジュアル面も無論要素としてはありますが、エロス度合いというのはもっと別なトコロにあると考えます。
その点では確かにエロス度は高くなかったか。
やや脱線しました。

お話で言えば、確かに一般えっちっぽいもの。
そこそこ読ませる、各話に必ず直接行為ある漫画ですかね。
詳しくは後述します。

しっかりとした線での作画。
全体の色づきは良く、濃淡は適度なくらい。
描き込みはあっさり目です。
コマ割りは中小で比較的大きく、ごっちゃり感はありません。
見易く迫力あるものだと思います。
背景や小物はさっぱりとしたもの。
服装の質感も軽く、フェチっぽさ弱いのはこうした漫画では小さくないマイナス点でしょう
人物絵は縦長な輪郭・目で、鼻の描き方に特徴。
やや鋭角的です。
タイプ的に顔バランスが崩れやすく、実際にそうした所がちらほら。
目立つ乱れはなかったものの、顔以外にも崩れは多く見られました
良い部分もあるんですが、漫画も含めてぎこちなく、硬い。
色々な面においての安定感が欲しいですね。
判断については、白黒とは若干異なりますが。
おおむね↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

母子家庭であったものの、母親が亡くなって1人暮らしとなった「佐々木雄太」
中磯図書館でバイトし、司書補を目指していた彼の元に、母親の遠い親戚と名乗る「園村梓」が突然やってきたのでした。
ごく簡単ですが、だいたいそんな感じ。

お姉さんとの同居ラブコメ。
何の前触れもなく突然部屋にいたりして。
いわゆる、”ヒロインが空から落ちてくる”、みたいな定番モノとほぼ同じで、そこからファンタジー要素をなくしたものですわね。
詳細は語らぬまま同居・えっちが始まっていて、急激に距離感は縮まり。
さて、果たして彼女は何者なのか。
この先2人はどうなっていくのか~、というのが漫画のポイントになっています。

複雑な家庭環境で、明るいばかりではないんですが。
基本的に周辺の人々に恵まれていて、そう暗さのないストーリーになってます。
悪くはないと思うんですが、あまり良いとも思えず。
ちと残念な仕上がり

まず、ヒロイン「梓さん」との同居について。
成年系なので分からんでもないですが、えっちが早すぎ。
これまで母親と二人暮らしであった主人公が、いきなりむちむちな年上女性と同居になっており。
そりゃー、色々あると思うのだけれど…。
いきなり直接行為を済ませたためか、あっさり馴染んでしまうんですね。
初対面の全裸見せは定番で良いとしても、初体験はもう少しやり取りあった後のが良かったのでは。
初日の就寝タイムとか、寝起きにお風呂まで、刺さる場面は多くあると思うのだけれど。

さらに…と。
すみません、ここからはネタバレになっちゃうので、文字白くしておきます。
まだ未読な方は↓下まで(★印)すっ飛ばしてください
(※携帯・スマホで見てる方は気をつけて)

上村美雪




いきますよ。

一目惚れ、とか「梓さん」は説明していましたが。
社長らと不倫だのなんだのひと悶着あったような女性ですよね??
まったく無いとは言いませんが、まだ学生みたいな年下の男の子に。
…うーん、ファンタジーかなー……。
女学生じゃないんだから
軽いなぁ。
だんだん好意もっても不思議ではないですが、事情もあるのだし、やはりもう少し何らか接触あった後の方が良いかと思いました。
あるいは彼女の過去とか何とか、納得させるにあれでは説明不足では。

そもそも、彼の家の鍵はいかにして手に入れたのか。
父「佐々木征悦」は彼女の行動を知らなかったようですし、残していた文面から察するに母親とも接触はなかったようですし。
(寝取ってしまったものの、実は友人関係で死の間際に託されていた、というなら話は別かな)
こっそり鍵を複製してたりしたら、印象変わっちゃいますよ。
しかも、そんな他人宅でいきなりシャワー浴びていたのも、実に奇妙なこと
発言から冷蔵庫チェックもしてたようですし。

眼鏡な先輩「上村美雪」さん。
ちょっとイイ人過ぎますね
先の逆で、職場同じで直接教育担当だろう彼女が「雄太くん」に好意を持つのは納得感あり。
せっかく自らのモノとなったのに、ああした行動はやや違和感が。
どうやって彼の父親の会社を知ったのか、また面識のない「梓さん」にわざわざ会いにまでいくのか。
ちと常識外過ぎる気がします
彼自身が心の隙間を埋めきれず、物足りなく感じる~なら分かるんですけどね。
そう、今の「雄太くん」を見てられない、というのが切っ掛けのであるようでしたが、あまり酷い描写はなく。
彼女の雰囲気からして、自分がなんとかしてあげよう、って思うのでは。

そして父「佐々木征悦」
いちおう「梓さん」には執着しているようで、保証人になる際に交換条件を持ちかけてたりしました。
またビジネスパートナーとしても社長秘書としてすこぶる優秀だったらしく。
”彼女が戻ってから、業務に滞りなくなった”という発言もありました。
そうした、デキル彼女をそう易々と手放すかなぁ
しかも手切れ金まで渡して。

実は彼の従順な奴隷に成り下がっていて、戻ったのも全て芝居だった~とか想像しましたが。
「雄太くん」の目前でばーっとネタバラシするのよ。
覚醒して「凄ノ王」になっちゃいそう(笑)



★ここまで★

…まぁ、だいたいそんな感じ。
せっかく10話もあったのだから、もう少し何とかしてほしく思いました
ネタ的には好きな系統だったので、惜しいですね。
次からは簡単に各話について。

出会いの1話目。
えっち女性という設定なのでしょうけど、ややオープン過ぎですかね。
若干でもいいので、恥じらう様が見たかった
あるいは…そうでなくても、照れ隠しで逆にからかうみたいなの。
2話目はお風呂シーンなんですが、事後なのでそう特別感がありません。
流れ逆のが盛りあがったのでは。

もともと冒頭はカラー原稿だったらしい3話目。
ホテルえっちなんですが、その切っ掛けを後に示す展開です。
ここは良い割り込みっぷりでした。
男性が憧れる光景だったと思います
4話目からお互いの事がちらほら書かれていました。
故あって、スーツ姿での教師プレイ。
前話のフォローもされています。

「美雪さん」とのイチャチャが描かれる5話目。
あれは…ぜひ下から見上げたかった(笑)
彼女の最大の見せ場になったかもしれないのに、無念です。
(※いちおう見下ろす描写はある)
ここでの出来事が後に大きく作用することとなるのでした。
転機となる6話目はデート話で、荒れる7話の前でラブラブな光景になっています。
タオルをきっちり巻いている「梓さん」に注目。
意識するようになってから照れる、というのも分かりますけど…やっぱり冒頭がこんなんなのが良かったのでは。

スーツ姿の「梓さん」スーツ姿の「梓さん」

詳細伏せますが、7話目は「美雪さん」のターン。
眼鏡のちょっと地味目ながら真面目そうな女性です。
スタイルはかなり迫力あるんですけどね。
ちなみに、7話3ページ目に「木村」と誤植が…。
8話目は…ぶっちゃけ、ひでるさんが単行本で最も刺さったエピソード
えっち担当は「梓さん」
完全に受け入れてないところがまた良い感じ(笑)
あれ、いいなぁ。
9話目のえっち担当は「美雪さん」
洗い物をしている彼女の背中を襲う流れなんですが…そう、「梓さん」とは服脱がして行く過程がなかったですねー。
さて、そんなこんなでの最終10話目。
まぁ、当然ラストは「梓さん」なんですが。
こちらにどう行きつくのかは本編にてどうぞ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「zen9」センセでした。
こちらのブログでは「美味しく召し上がれ」、「桃色制服主義/水瀬織江21歳」、「あいにーじゅ」などを紹介していました。
ちょっと久しぶり。
今回は大きいサイズでマーク付きであったため、手に取りました。
…が。
前述したように、あとがきに書かれていたことに納得。
なるほどなー。
これは出版社さんの戦略ですかね。
ここに見事にハマった例がおります。






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■ちちんくりくり (小川ひだり)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ふりふり、年の差
・構成 : 初単行本、短編×13話収録(うち「バカップル+1」×3、
      「めるへんぼっき!!」×2)
・おまけ: 折り返しに漫画「まえがき」・「自業自得薔薇園その後」、
      作品解説・あとがき、加筆修正あり、
      描き下ろし「バカップル+1~結衣のおまけ~」
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小川ひだり(おがわ・ひだり)」センセの「ちちんくりくり」です。

若菜さん
※若菜さん

 【 構成・絵柄 】

収録はシリーズものと短編。
シリーズものは2本あり、どちらも同キャラの別シチュエーション。
直接繋がるものではありません。
ちなみに、収録された描き下ろしはそのシリーズものの追加エピソードです。
もう一方のシリーズは同人誌で発表されていた漫画でした。
収録はだいたいラブコメ話。
フリフリっとした感じが多く、可愛らしいもの。
中にはシリアスな短編もありましたが、全体的に暗さはなく。
全体的に読み易い作品群でした
ただし、冒頭・巻末に位置していた、前述のシリーズものが相当にはっちゃけていて…。
読後はそれらの印象が特に強くなると思います。
特に巻末にあった元同人誌の漫画は、相当に振り切れてました。
若干注意が必要かと(本当)

強い線での作画。
濃淡は若干濃いめで、全体の色づきは適度なくらい。
描き込みはやや細かめ。
コマ割りは中くらいで大きいめな傾向があり、枠間は比較的確保されています。
前述しましたフリルな服装ほか、背景・小物らもしっかり描かれていて。
また漫画を邪魔しないくらいで、よくまとまってました。
丸い輪郭・目のロリっとした可愛らしい人物画。
ただ、年齢層は低くなく、大人な女性らも素朴さあってキュートな印象です。
カラーでもほぼ変化ないので、↓表紙・裏表紙そのままです。
収録はだいたい2010年頃でしたが、一部は古く、また一部は新しいもの。
お上手なので、大した問題でないものの、差は感じると思います。
判断は前述しましたカバーもいいんですが、センセのサイトには特設ページあり。
豊富にサンプルあったので、ぶっちゃけこんなブログより断然参考になると思います。

 【 収録話 】 13話収録

001:「バカップル+1」 3話(1話は描き下ろし)
「結衣」は彼氏「輝男」と先輩「みなみ」の3名で温泉旅行に来たのでした。
カンペキ私一筋ですから
そう信じる彼女は3名で1部屋としていたんですが。
貧乳な「結衣」と比べて、「みなみ」は立派なサイズの持ち主であり、「輝男」はどうしても触ってみたくなったのです。
こちらが↓表紙の2人です。
描き下ろしにもありましたが、「結衣ちゃん」は彼氏と共に「みなみさん」が好きなんでしょうね。
温泉とかその後の部屋飲みにて、おっぱい揉んだりなんだりしていました。
目前であーもされれば、「輝男くん」が興味持つのは当然のこと
そりゃ、揉むでしょ(笑)
ちなみに、翌朝ではまた「結衣ちゃん」が揉んでましたが。
なかなか彼積極的で、かつ「みなみさん」が本格的な抵抗をしない(※口で色々言うだけ)ため。
彼女寝るすぐ真横でのえっちとなってました。

「結衣ちゃん」から浮気を疑われていた「輝男くん」
”お前にしか勃たない!!”
みたいな事を自身満々に言ったため、先輩「みなみさん」に本当かどうか協力してもらうこととしたのでした。
そんな危機的状況となるのが2話目。
旅行代金と次世代ゲーム機につられてしまうんですが。
こりゃ、「みなみさん」承諾しちゃーダメよ。
ただ「輝男くん」は凄く、宣言通り男性自身をコントロールしていて
おっぱいやお口でもそのままを維持しておりました。
1つの才能ですね(←発揮する機会ほとんどないけど)
また「結衣ちゃん」が変わった娘で、それだけでは納得せず、最後に本番を要求してきたのです。
……もしかして…ああ見えて、実は全部知ってるのでは??
最終的にはえっちに発展するんですが、これ以降どうなるかは秘密。
個人的には前話よりこっちのプレイのが好き。
ぜひシリーズ続けてほしいですね
(※なんのかんの「みなみさん」とのえっちばかり続くみたいなん)

2ページの描き下ろしはお風呂シーン。
ちゃんと「結衣ちゃん」の全裸が描かれるのは初めて(笑)
メインカップルのヒロインなのに…。

先輩「みなみ」・「結衣」
※先輩「みなみ」・「結衣」

043:「ふとんの誘惑」
兄「ヒロ」の恋人「若菜」
家では隣にいる弟「拓実」まで届くよう、わざと激しいえっちをされていたんですが。
寝静まった夜、「若菜」の寝床まで彼がやってきたのでした。
大人しい、とか言われてる割に大胆ねぇ。
せめて覗くくらいにしときなさい(笑)
ただ、こちらの「若菜さん」は良い娘さんで。
また「拓実くん」が兄と正反対で母性本能をくすぐるようなタイプだったことで、逆に教えてあげることとしたのでした。
あの、隣に彼氏が寝ていると思うんですが。
凄い光景ですね。
声出ないよう口押さえるシーンが好き。
オチはしっとしりとしたもので良く、なんらかタイミングで関係続いてしまいそう。

059:「自業自得薔薇園」
屋敷の庭師となった主人公。
しかし、そちらのお嬢様は子供ながら性格・言動はひねくれていて。
我慢の限界となった彼は、ついに逆襲してしまうのでした。
裏表紙がこちらのお嬢様ですね。
気持ちはよーく分かりますが。
あれで反撃しちゃ、庭師としてダメよ
ガッチリ野外(…と言っても庭ですが)えっちとなってます。
声も普通に上げていて、こりゃーバレるだろうと思っていたら。
ちょっと意外なオチでした。
まぁ、あの性格では皆同じ気持ちになるか。
後方折り返しにて続きが見れます。

079:「子作りレッスン!」
少子化が進む20XX年では、若者に向けて一歩進んだ性教育が行われることとなったのです。
主婦「山之辺すみれ」が相手するのは、「和臣」・「雅也」の2名。
これ、近未来のお話ですが、昔の田舎などは年上女性が教えるみたいな風習あったと聞くので。
それで考えれば、原点回帰みたいな感じですかね。
(※真面目な話、個人が尊重される現代では、なかなかそっちに舵きられないと追いますが)
3名での複数えっち。
最終的には全員連結してましたよー。
やや乱暴さもあった「和臣くん」も受け止めていたんですが。
彼にはマナーを教えるべきでは。

099:「そばにいさせて」
冴えない中年の大学教授「月島」
彼に好意を持ち、生徒「綾瀬」は直接アタックをしていたんですが…。
年齢差もあり、釣り合わないと考えた彼は、変態じみた要求で彼女を遠ざけようとしたのでした。
前話もそんなんですが、よく成年漫画では歳の差カップルが登場してますけれど。
教授のような反応が当然だと思います。
ただ、ヒロイン「綾瀬さん」は地味目で大人しく、ごく従順であり。
最終的には流されてしまうのでした。
成年漫画ですからね(笑)
しかし、多少の変化あってもこんなん現実にあると思われ。
年の差カップルが出来上がるのは、こうした感じではないでしょうか。

115:「コドモ扱い・女扱い」
こちらもまた年の差カップルですが、男女逆なパターン。
大家「さゆり」はむちっとしたスタイルながら、普段着でバストトップが透けていたりして。
本人の意識とは裏腹に、「直之」は女性として見ていたのでした。
先の教授は冴えない男性でしたが。
こちらの「さゆりさん」は勝手に老けこんでるだけで、全然問題なく。
若い男子にとって、あのバストはたまらないでしょう。
濃い目なヘアが素敵

131:「ウェイトレスれんちゅーちゅー」
喫茶店でウェイトレスをしていた姉は結婚と共に引退。
バイト募集に応募してきた人妻「豊田ちとせ」が新しくウェイトレスとなったんですが。
小さい子がいるためか、幼児向けの喋りが出ており。
大人向けに、と注意したところ、彼女はまったく勘違いしていたのでした。
天然人妻ですね。
バイト始めてだそうですが、常識弱いなぁ。
栄養が脳でなくまさに、胸に集中したみたい。
えっちについても、”浮気はだめだが今回は仕事”という理由で突っ走っています。
なお、旦那は小さいようで、普通サイズな彼のモノが大きいとかなんとか。
幸せそうでした(笑)
えっち後半は幼児言葉でのマニアックなプレイです。

147:「ヘンタイ・ダーリン」
結婚後、新婦「ひな子」ちゃんのウェディングドレス姿を写真に撮っていた「かずくん」
記念だと張り切るうち、いつしかエロい撮影になっていたのでした。
まぁ、実際の式ではスタッフから何やら人いっぱいで、なかなかこーはならないですけどね。
「ひな子ちゃん」も言ってた通り、ドレスも借りものだし。
ただ、気持ちはよく分かります(笑)
途中でドレスは脱いでしまいますが、ヴェールはつけたまま。
白のガーターベルトがえっちでした。

ウェイトレス「豊田ちとせ」、ウェディング「ひな子」
※左:ウェイトレス「豊田ちとせ」、右:ウェディング「ひな子」

163:「♂♀関係」
とある田舎な大学のいきもの飼育サークルでのエピソード。
大雪がため、部長と「祥吾」部室に泊まることとなったのでした。
そもそもお互いに好意をもっていて。
最後のひと押しを各動物らの支援を受け、えっちに発展するというもの。
よくよく見ると、冒頭シーンで彼女動物らに話してますね。
それがためかな。
パンツ姿だったのに、意外なパンチラとなってたのもそれが原因かな。

180:「めるへんぼっき!!」 2話
こちらは同人誌で発表されたお話。
この2話分で本の厚みが増したかな。
まえがきによると、担当さんのプッシュで掲載となったらしく。
紹介帯には”幻の衝撃作、特別収録”と書かれていました。
確かに凄い漫画でした
ごく簡単には、はっちゃけファンタジー・コメディーという感じ。
センセも書かれてたように、ほか収録とはかなり毛色の違うものとなってます。
好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。

背中から男性器が生えた女性。
どうしたら良いものか、ネットで調べて行きついたのが、
”性器着脱・販売・買取外科エクスタシー・クリニック”
だったのです。
こんなのついてたら、人前に…出れません…
確かにそうだろうなぁ。
(※ちなみに、当然ながら各種反応もする)
ふたなりな姉、妹「ぱきしぃ」、受付などをやっている「うさぎ」のクリニック3名は、かなり感覚のズレた変態揃いなんですが。
いちおう、患者の心理などを把握し、適切な処置をしていました。
無論、そんな中でしっかり自分も楽しんでいるんですけどね。
オチはなかなかの狂気っぷりでした。
2話目は男性器を妊娠した女性。
双頭で、一方だけが出てきている状態。
なるほど。
こちらでもあっさり処理することなく、的確に患者の真意を見抜いております。
こちらのオチも凄い
あれ、成長するんですね…。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「小川ひだり」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
なんとなく手に取りましたが。
おおむね↓表紙・裏表紙の印象そのままという感じ。
とかく、フリフリしてましたよー。
読んでいる際、どなたかの雰囲気に似てるなぁ、って考えていたんですけれど。
最後の同人誌漫画で分かりました。
森永みるく」センセですね。
並べると全然違うんですけど、漫画の空気感とか間みたいなのが近いと思います。
なんとなく。




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■鬼が出るか蛇が出るか (あどべんちゃら)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] コメディー、ラブコメ、人外、田舎
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にラフ絵、折り返しにコメント、
      カバー裏に漫画「2巻サービスについて」、
      初期キャラクターデザイン・コメント。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あどべんちゃら」センセの「鬼が出るか蛇が出るか 1巻」です。

蛇「鈴」
※蛇「鈴」

 【 構成・絵柄 】

2巻以降に続く長編漫画。
普通にストーリーものとなっていました。
可愛らしい作画で、そのままなラブコメ要素もあるんですが。
とある理由がため、コメディーな色が非常に強いのです。
予想以上のはっちゃけ具合でした。
良かったですよ。
ただ、ジャンルがためか、やや場面飛ぶような、ぎこちない部分も感じます。
そうじっくり・たっぷり読ませるタイプではないので、気にしないでいいかも。
そのほか詳しくは↓下にて。

すっきりとした線での作画。
全体の色づきはそこそこで、白比率もあります。
濃淡はやや淡い印象。
描き込みは適度なくらい。
コマ割りは細かく小さめで変化は少なく。
枠間は確保されていて、コマ内の収まりはしっかり。
原稿は賑やかさあるものの、サッパリとした見易い仕上がりでした。
丸い目・輪郭の可愛らしい人物絵。
特にコメディー描写などがいい感じ。
背景や小物は特に問題なく。
漫画はお上手で、特に引っ掛かる個所はありません。
判断については、そう変化ないため↓表紙・裏表紙で良いでしょう。

 【 収録話 】 6話収録

男子高の受験に見事合格した「松原優」
しかし、家に帰ったところ…父親が突然に、
”母方の実家へ引っ越す”
そう言い出したのです。
抵抗する間もなく、超ド田舎まで連れられた「優」
ほぼ初対面な祖母「高代絹江」からは歓迎を受けたんですが、”婿入り”という言葉もあり。
訳のわからぬまま、和服姿の美少女「鈴」を紹介されたのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなお話。

コメディー色が濃いラブコメ長編。
とかくドタバタしており、はっちゃけ度合いが強い漫画です。
メインヒロインっぽい「鈴」ほか、とりあえず1巻では「霞」・「未来」と3名のヒロインが登場していて。
軽くハーレムちっくな感もありました。
1巻時点では大半が導入エピソードだったので、2巻以降はよりそんな雰囲気になるかも。
ただし、ラブよりコメディー傾向なので…。
どんなんになるのか、まだ分かんないですが。
また、折り返しコメントでは、
肌の露出多めな漫画になる予定はなかったのですが~
とあったように、結構サービスカットは多め。
無論、直接シーンなどなく、また肝心な部分はちゃんと避けられてましたけどね。
…で。
こちらの最大のポイントが、ファンタジー要素
既に↓表紙に描かれているので、問題ないだろうと判断して書きますが。
先の「鈴さん」は巨大な蛇、「霞さん」は巨大な牛鬼、「未来さん」は女郎蜘蛛…と、ここは人外が揃った集落だったのです。
最近はこうしたモンスター娘な漫画をよく見かけますねー。
この要素が普通のラブコメと趣が異なる、独特な色になってました。

女郎蜘蛛「平坂未来」
※女郎蜘蛛「平坂未来」

けっこう唐突感のある1話目。
目が白黒なると思いますが、とりあえずはそのまま読み進めてOK。
男子高に合格したことで、じんわり涙見せるまでに喜んでいた「優くん」
なぜか、女性にだけ感じられる”ニオイ”があるらしく女性らに敬遠されていたんですね。
近づくのも嫌だと、か言われていたんですけど。
会ったばかりの「鈴さん」にその素振りはなく。
見た目はごく可愛らしい彼女に惹かれるのは当然でしょう。
不意にキスされたり、お風呂へ入ろうとしたり、なかなかイイ感じだったんですが。
オチでひっくり返されるのでした。
わはは。
その直接な続きとなる2話目。
和服美少女であった「鈴さん」の真実がちらほら見えるようになります。
「優くん」が蛇を苦手としているのも、実は彼女が原因
それっ、わたくしですっ!
のコマが好き。
そうした、ちょっとズレた彼女の対応が良いコメディー具合になってました。
特に2話以降の「鈴さん」は素の要素増え、そうした傾向。
妙なまでに子作りに積極的な様が良いですね。
対策マニュアルが面白いです。
3話もオチから直接に繋がっていて、ゴタゴタ揉めてるのが続いてます。
上半身だけでもこれで
そんなコマが羨ましい。
↓表紙はああした状態なんですね。
後半では他ヒロインが登場。
巨大な牛鬼から追い掛けられるんですが、実はちゃんとした理由があるのでした。

そんなこんなで、牛鬼「坂上霞」、女郎蜘蛛「平坂未来」らが集結する4話目は。
”まさぐられた”
に対する、「未来」・「鈴」の反応が楽しい。
祖母「高代絹江」からキチンと説明がありました。
ここで漫画の大まかな部分が理解できると思います。
なにゆえ「優くん」なのか、は重要な要素。
そのうち、なんらか変化あるかもしれませんね。

牛鬼「坂上霞」
※牛鬼「坂上霞」

神様すごい」、が楽しい5話。
バタバタしていましたが、引っ越しの続き。
手伝うべく来た「鈴さん」とのやり取りが相変わらずのトンチンカンっぷりでいい感じ。
突っ込み疲れしますね。
ここのメインは、対称的に表情変化の少ない「未来さん」
蜘蛛らしい様と共に、「鈴さん」にも負けないズレっぷりがみれます。
収録の最終6話は「霞さん」
登場時はっちゃけていましたが、こちらでは故あって落ち着いた会話が出来ていて。
なるほど、”最も相性が良い”と考えられているのも納得。
実は少女漫画好きという趣味も合致してますね。
いわゆるツンデレですが、次は彼女が押してくるかなぁ。

 【 その他 】

そんな訳で、本日は「あどべんちゃら」センセです。
ひでるさんはこちらが初見。
店頭では、↓和服で蛇な「鈴さん」に引っ掛けられました。
和服と蛇は合いますわね。
ただ、まさかあんなズレまくった娘とは思いませんでしたが
個人的には蜘蛛娘な「未来さん」が好き。
カラー中扉の眼鏡絵は表紙でも良いくらいな出来栄えでしたよー。
どうやら2巻は9月12日に発売予定。
次どうなるのか楽しみにしてます。





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■JC’S EX (鈴木狂太郎)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 女子校生、貧乳、生死、近親、 
・構成 : カラー(6P)、短編×10話収録(うち「この広い青空の中でSEX」×3)
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に別絵。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木狂太郎(すずき・きょうたろう)」センセの「JC’S EX」です。

カラテガール「佐々木恵」
※カラテガール「佐々木恵」

 【 構成・絵柄 】

収録はシリーズものと他短編。
シリーズもののうち、冒頭話は前後編とカラーショートの連続話になってます。
まぁ、単に分割されてるだけで、ページ数のある短編みたいなものですけどね。
いわゆるJCがメイン。
ただ、そんな娘らとのラブコメ…みたいな、軽いペカペカした内容ではなく。
(※ラブコメちっくなのもあります)
妊娠描写を含めた、生死をネタとする重さあるものとなってます。
これが凄く、素晴らしく
難しい題材のそんなんを暗さなく、巧みに成年系としておりました
特に先の冒頭話は、1本良い映画見たような感覚さえあります。
えっちありつつも、しっかり読ませる漫画ですね。
そうしたのがお好きな方にはオススメ。

スッキリとした線での作画。
描き込みから全体の色づき、濃淡具合はちょうど良いくらい。
コマ内への収まりは比較的良く、メインでは文字などが乱れ飛びますが。
原稿は見易く仕上がっていました。
丁寧さありつつ、勢いも十二分にあります
ただ、あとがきにてセンセ自身が言ってるように、作画はバラつきあり。
15年から11年という幅でした。
だいたいは最近の原稿なんですが、後半2話が12、11年のものと差が大きいものです。
最近の絵はだいぶカドが取れてきていて。
個人的にはいい感じ。
良く言えば癖が弱まり、悪く言えば個性が薄まった…ってなるのかなー。
読み手の好み次第ですね。
基本的に漫画などお上手な方なので、↓表紙・裏表紙が大丈夫ならば問題ないでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

003:「この広い青空の中でSEX」 カラー原稿
007:「この広い青空の中でSEX」 前後編
余命30日と診断された「山田花子」
生死の境にいた彼女は死後の世界を垣間見たんですが…ずっと不登校だったクラスメイト「佐藤」の姿を目撃。
目覚めた「花子」が慌てて止めに入ったため、彼は自殺を免れることとなったのです。
しかし、「佐藤」にとってその行為は余計な事で。
命の大切さを訴えた彼女に、えっちを要求したのでした。
「花子ちゃん」の余命について彼は知らず。
”えっちさせてくれれば、自殺しない”
そう言われたため、律儀に彼の部屋へ通うようになったのです。

冒頭のカラー原稿は前後編の本編で、ちょうど真ん中くらい。
2回目の光景ですね。
結構はっちゃけてる「花子ちゃん」はツインテールの美少女。
元気さあり、あれで余命30日とは思えないですね。
「佐藤くん」とは顔見知りではあるようなんですが。
特にそれ以上・以下でもない彼に従い、ガッチリえっちしてしまうのでした。

そんな訳で後編。
毎日の行為ですっかり慣れてきていた「花子ちゃん」
ただ、この時はもう時間がなく。
何書いてるのかなーって思いましたが…なるほど。
詳細は伏せますが、ここはタイトル通りの野外えっちになってます。
彼女からのお誘いですね。
現実に戻った際の描写が見事
最後は不意に泣かされると思います。
良い話でした。

山田花子、ヒロさん
※左:山田花子、右:ヒロさん

055:「痴漢とSEX」
電車のホームにて「ヒロ」に覆いかぶさり、痴漢だと確保されてしまった男性。
転倒事故だとフォローしたため、どうにか彼はお咎めなしとなったんですが…。
その帰り道にて、”もう一度抱きしめさせてほしい”とお願いされたでした。
大雑把にはそんな感じ。

前話と同じく生死を題材としたブラックな面がありつつ、ごく爽やかにまとめられたお話
読んでいて前向きになれる、良いエピソードだと思います。
えー、ネタバレが怖いので詳細が書き辛いんですが。
ヒロイン「ヒロさん」が承諾したため、えっちに発展するんですね。
彼がああした変態ちっくなえっちをしてるのは、趣味か別の思惑あってのことか。
どっちでしょう。(どちらもかな)
真相ハッキリするオチが秀逸でした
収録でコレが最も好き。
なお、↓表紙は先の「花子ちゃん」とこちらの「ヒロさん」です。

089:「校舎の窓から愛を叫んでSEX」
入学式から”学園制覇”と言われるまで、次々に男性らとえっちしていた「小林清」
既にお腹も大きくなりつつあった彼女。
なぜそうなってしまったのか?というお話ですね。
なかなか重いネタをできる限り爽やかに描いたような感じ
準主役「新田信幸」が語り出す中盤あたりが見どころ。
実際、ここまで極端に傾くかどうか分かりませんが、仕方ない面あるかなぁ。
紆余曲折を経て、どうにかまとまったか、という印象。
「信幸くん」は責任取るべきだと思います。
せめて、今後の2人が巧いこと行けばいいなぁ。

113:「カラテガールがSEX」
仲間内での会話から、”「佐々木恵」とえっちした”そう見栄を張った幼馴染み「吉田啓」
噂は彼女の耳にまで届き。
練習では彼女にボコボコにされてしまったのです。
その後、話の流れもあって、キチンとした初体験をすることとなったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
サイドの髪を結んでいるショートカットのロリっとした「恵ちゃん」とのえっちです。
体格差あり、ちっちゃい様がまたキュート。
せっかく空手で道着だったので。
あるいは、その際のプレイでも良かったかも。
しかし、彼女との組み手はなんだかドキドキしますね。
(…モロに蹴っ飛ばされてましたけど)

129:「ランチタイムSEX」
お昼を屋上でとっていた「遼」・「千佳」の幼馴染みカップル。
すると、そこに生活指導の教師「西村」と生徒会長「南」が現れ、濃厚なえっちを始めてしまい。
それを見ていた2人も…という流れ。
2組のえっちシーンが見れる、他と違って明るいラブコメなエピソード。
弁当を2人きりで食べてるなど、ほぼ付き合ってはいたようなんですが。
えっちはこれが初めてな様子。
良い切っ掛けだったのでは。
まあね、彼はあの場面では突き進むしかできないでしょう。
ぐるぐる考え巡らせる「千佳ちゃん」がキュートでした。
オチがあーなのは必然かな。

145:「戦車コレ 宣伝漫画」
隊長とツインテールな戦車娘12号の夫婦生活風景ですね。
アルコール入った隊長さんが帰るなり襲いかかり、玄関えっちとなるもの。
タイトル通りな宣伝漫画で、4ページのショート。
出来れば前巻に差し込みたかったですね。
(いや、宣伝だと別単行本でいいのか?)

千佳、桜子
※左:千佳、右:桜子

149:「fortissimo」
171:「瞳の先に」
こちらの2話がやや古めな原稿の短編です。
まず、前者「fortissimo」から、
若いながら天才と呼ばれるバイオリニストの先生に習う「桜子」
技術も含め上手に弾けるコツを聞いたところ。
服を脱いで外へ出るよう言われたのでした。
分かるような、分かんないような…
まぁ、結局のところえっちに発展していくんですけどね。
最中の台詞はなんだか変態ちっくに聞こえました。
だからこそ天才なのかなぁ。

後者「瞳の先に」は入院生活を送る兄「加納秋人」と妹「舞子」の近親漫画。
余命2ヶ月だと知って絶望に震える彼に、えっちを持ちかけたのでした。
はっちゃけていたものの。
まぁ、こちらも分からんでもないか。
男性にとって、やはり女性を知る・知らんの差は大きいものだと思います。なんとなく。
後半の描写がなかなか重いものでしたが、ああした状況でしっかりしていた「舞子ちゃん」が凄い。
良いか悪いかは置いといて。
いちおう、お兄ちゃんはなんらかの満足感はあっただろうと考えます。
メインのシリーズとは関係ないものの、ネタ的にはぴったり合った短編でした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「鈴木狂太郎」センセでした。
当ブログでは「魔法教えます!!」、「魔法教えました!!」、「アイドルで小○生」、一般系「ブレイドブレイカー」などを紹介しています。
よくよく確認したら、一般系で5冊くらいあったので…トータルでは11冊目くらい?
今回は店頭でお名前を発見して、なんとなくゲットしたんですが。
冒頭からのシリーズ2本でぐさー刺されました
まさかこんなストーリーだとは、購入時には思いませんでした。
世に広めるべき漫画でしょう。
良かったです

なお、裏表紙にはSEXシリーズのヒロインが描かれているんですが。
「花子ちゃん」の丸見えパンチラ(モロか)がいい感じ。
下着のデザインとか、いかにも彼女っぽくて。





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■快楽ほりっく (夕霧)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] むちむち、凌辱、学園
・構成 : 初単行本、カラー(8P)、短編×12話収録(うち「インモラル・レッスン」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「インモラル・レッスン EX」、
       カバー裏にヒロイン紹介、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「夕霧(ゆうぎり)」センセの「快楽ほりっく」です

教師「佐々木洋子」
※教師「佐々木洋子」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
描き下ろしが後日談となっており、そちらにはひと仕掛けがありました。
詳しくは下記作品紹介にて。
可愛らしい絵柄なんですが…ジャンルとしてはハード傾向
結構ブラックな要素があり、オチで文字通り堕ちたりしていました。
書店紹介の”ハードエロスの頂点”は間違ってはいません。
いちおう、漫画はそんなんばかりではなく、プレイとしてそう振りきれるようなものは無かったですが(たぶん)
好き嫌いはあるかな。
版権モノからくのいち、主婦など幅広さのある作品集ですね。

なお、こちらには特設告知ページ(↓ソレ)があったんですが。
ボイスつきの作品サンプルもあって、非常に力の入ったものです
気になる方は無論のこと、そうでない方も見てみる価値ありだと思います。

アヤネエ


強く太さもある線での作画。
描き込みはだいたい適度なくらい。
全体の色づきはしっかりしていて、濃淡は作品の空気感もあってか濃い目。
重なるようなコマ割りで、えっち時表現・漫符などもあって、原稿は賑やか。
コッテリ濃厚さある仕上がりです
人物絵は広い輪郭でややタレ目がちな可愛らしいもの。
むちっとした抱き心地良さそうなスタイルがいい感じでした。
普通にしてれば一般漫画みたいな風情もあるんですが、前述したようにハードめ。
そんなギャップが楽しめることと思います。
なお、あとがきによるとしっかり加筆修正されたようで。
単行本として安定感がありました。
特にひっかかる個所もなく、漫画はお上手。
これはジャンルが合うかどうか、だと思います。
カラーでも極端に変化しないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。

 【 収録話 】 12話収録

003:「美女と野人」 カラー原稿
007:「Fall to Heaven!」 カラー原稿
これら2話はカラー原稿のショート漫画です。
まず「美女と野人」は、とある帝国の闘技場でチャンピオンとなった奴隷「ブライトン」に、美女「リタ」が与えられるというもの。
いかにもアッチ系っぽい、実写でも見たい感じな「リタさん」の服が素敵。
彼女も”強い子供を産む”だけに存在しているようで、えっちしているものの双方の感情は伝わってきません。
そうした意味では重い話よね。
オチはあーなるんですが…ひょっとして女を知ったことが原因かなーって思いました。

後者「Fall to Heaven!」は、、資産家高崎家の財産を狙うメイド「摺木・カトリーヌ・冴子」のお話。
ツインテールの可愛らしい娘さんです。
冒頭は威勢良かったものの、えっちでは主人1人によってメロメロにされており。
事前調査もだいぶ甘いらしく、果たして正気でいれるのは今のうちかなー、って印象。
漫画ではそこまで描かれてなく、オチもブラックではなかったですが。

011:「Crazy Bad Hip」
いつもの通学路で、ふと女性に誘われたんですが。
そんな彼女「篝山京子」さんには、怖い系な職業の彼氏がいたのでした。
いちおう美人局、ではないものの、無事で良かったねーって感じ。
こうした漫画では珍しく、主人公の彼はただ行為を見てるだけ。
(しかも途中退席している)
わざと下着落して誘う「京子さん」がエロい。
言動を見る限り、欲望に忠実で特になんも考えていないんだろうなぁ。
彼氏だという男性も、強面な割に訪ねて来た際には花束持っていたりして、振り回されてる感がありました。
なお、多くのヒロインから↓表紙に抜擢されたのは、こちらの「京子さん」です。

篝山京子、くのいち「はつね」
※左:篝山京子、右:くのいち「はつね」

029:「インモラル・レッスン」
213:「インモラル・レッスン EX」 描き下ろし
「進路について話がある」
そう教師に呼び出され、特別面談室に行った「秋月まなみ」・「花川さや」の2人。
そこには、学園に多くの寄付をしているという資産家の中年がおり。
”肉体奉仕の性教育実習”を持ちかけられたのでした。
トンデモなお話ではありますが。
意外に現実で近いことはやってそうな気もしますねー。
いちおう意思を求められていたものの、先輩が失踪したとか妙な授業とか黒い噂があるようで。
また、2人のうち「まなみさん」は意外に積極的であったため、承諾することとなったのでした。
奥にまたスペースがあり、即えっち。
この学園大丈夫か? 
善人でもイケメンでもないものの、資産家というそのまま懐が深く、妙なプレイなども強要しておらず。
後の特典なども見る限り、良い事ずくめでした。
こうした漫画にしては珍しくブラック感のない仕上がりです。

そんな訳で、描き下ろし「インモラル・レッスン EX」では2人からコンタクトを取ったらしいエピソード。
豪華クルーザーで南の海をクルージングしつつのえっちです。
まぁ、女性が群がるのも当然か。
オチでは、収録のとある短編との関係が示唆されていて。
そっちでのヒロインの行動についての補足みたいになっていました。
この描き下ろし部分も含めて、暗さなく良かったです。

053:「地獄くのいち極楽堕とし」
暗殺に向かったくのいち「はつね」ですが、相手頭領のが上手で。
相手の術中にはまり、捕縛されてしまったのでした。
成年漫画にありがちなセクシーなものでなく、もこもこっと着膨れするような忍者服が逆にいい感じ
外観では男女の区別分かり辛いくらいね。
(バスト部分がふっくらしてはいましたが)
即座に死のうとしたもののそれも阻止され、えっち拷問されてしまうのでした。
あるいは逆襲するのかなーって思っていましたが…解説によると武闘派とのことで。
そのまま陥落してしまうのでした。
バストふっくらとしたむちむちスタイルで、それ使わない手はないと思うんですけどねぇ。
(実際、最初にお手付きしたのは頭領だったし)
なお、某書店購入では小冊子があり、こちらエピソードの続編となっていました。
その妹「ツバキ」が登場してましたよー。

077:「人妻ごろし」
夫「幸一」が長期出張に出掛け、義父と2人きりとなった妻「城崎由美子」
それから、ちらほら性的アピールをするようになり…と言う流れ。
現実にありそうなお話。
まあ、直接行為までないにしろ、セクハラされるというのはちらほら耳にします。
(それらがどこまで真実か知りませんが)
いかに義父とはいえ、あれはぶっ飛ばして良いレベルとは思いますが。
「由美子さん」は可愛らしい方で、そのまま流されてしまうのでした。
おっさん元気だなー
彼女にとって、やや相手が悪かった感じ。
そもそも喋りは悪人そのものという感じでしたよ(笑)

097:「淫売少女ディーラー」
「ハルカ」・「ユキ」という友人らと売りサークルで儲けていた「朝倉綾乃」
しかし、本職の方々に目をつけられることとなり、ついに実力行使をされてしまうのでした。
色々と手はもっていたようですが、相手のが上手でしたね。
先の忍者モノと似た流れで、こちらは現代版というところか。
ヒロイン「綾乃さん」らが気の毒ではあるものの。
結局、似たり寄ったりのつぶし合いなので、そう同情感はありません。

121:「許嫁は繁殖期」
男性からの告白を”許婚がいる”という理由で振りまくっていた「上杉恵奈」
誰もが半信半疑であったものの、許婚は真実であり。
その相手は、同クラスの男子「内村大樹」だったのです。
収録では珍しい(笑)、ラブコメなお話
正面に座る彼女に、”色々大きくなっちゃって…”そう感じてる「大樹くん」が楽しい。
既に2人は同棲生活を始めていて、「恵奈ちゃん」のが断然ラブラブ。
うーん、まぁ新婚生活みたいなのに憧れる年齢ではあるのかなぁ…。
昔馴染みでそもそも好意を持っていたようだし。
そのため、えっちでも年頃男子の「大樹くん」がやや引くくらいに積極的
ゴムの使用も彼女から拒否していました。
いいなぁ。
事後のやり取りがまたいかにも2人幸せそうで、心休まります。
特に前話が酷かったので(笑)

145:「清楚系セックスジャンキー」
某サイトで知り合い、ついにその「タエコ」という女性に会えることとなった「佐藤」
えろい文章とか時代遅れなセンスから、あまり期待していなかったんですが。
待ち合わせに現れた「久木妙子」は清楚な美人だったのです。
会って早々ホテルに連れ込んでいる「妙子さん」
たどたどしい感じでありつつも、しっかりえっち主張はしていて。
ううむ、えろいなぁ。
アグレッシブにされておりました。
オチのああしたやり取りは可愛いんですけどね。

許婚「上杉恵奈」、「久木妙子」
※左:許婚「上杉恵奈」、右:「久木妙子」

169:「発情とれーにんぐ」
性教育で子供相手に失態を演じた教師「佐々木洋子」
そのため、体育教師「山岡」の特別指導を受けることとなってしまったのでした。
まぁ、教える側はある程度経験値は必要ですわね。
ああしていっぱい・いっぱいになる様は、またそれはソレで良い光景なんですが(笑)
わざわざ撮影し、生徒ら(…と言っても3名だけですが)にリアルタイムで見せる「山岡」
生徒ら口軽いだろうから、数日後には首飛ばされるのでは?
こちらの注目は最後のページ
指導を受けた「洋子さん」の色っぽいさまが楽しめますよ。
ちなみに、購入の切っ掛けとなったのは、裏表紙の「洋子さん」がためです。
あれは指導後の授業風景ですかね。

189:「ランス01 光を求めて」
なんで「ランス」の漫画なんだろう。
リニューアル発売されてたから、その際の宣伝を兼ねて、って事かな。
「アリスソフト」の協力も得ているらしく、ちゃんと「ランス」しておりました
お好きな方はより、楽しめると思います。
よく知らない方は…まぁ、ファンタジー世界な漫画という考えで、特に問題ないでしょう。
お話は酒場の娘「パルプテンクス」さんの救出イベント。
色々と欲張らず、その部分だけ切り出したのは正解だったと思います。
(※そのため、「シィル」ちゃんの出番が僅かでしたが)

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「夕霧」センセでした。
こちらが初単行本。
おめでとうございます!
なんだか、購入時はベテランさんだと勘違いしていました。
どなたと間違ったんだろう。
記憶はアテになりませんね。
ただ、収録された漫画群は高い完成度があり。
そうとは感じさせないような、全体の仕上がりでした。
やっぱり加筆修正は良かった
むちむちっとしていて、ふわふわ柔らかそうな肉付き具合で好きな絵柄。
個人的にはもう少しラブコメちっくのがいいんですけどねー。




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■誘惑!!もぎたて都市伝説 (大見武士)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] 投稿モノ、人妻、眼鏡
・構成 : カラー(4P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがきまムガ、カバー裏にあとがきまムガ。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大見武士(おおみ・たけし)」センセの「誘惑!!もぎたて都市伝説」です。

編集者「水上実惠子」、ふとん屋「舟山慶子」
※左:編集者「水上実惠子」、右:ふとん屋「舟山慶子」

 【 構成・絵柄 】

”都市伝説”を冠とした、体験投稿モノ2冊目ですね。
ただ、前巻とは特に繋がりはなく、読んでなくても全然大丈夫です。
前後編が1エピソードあった以外は、収録は全て短編。
普通の漫画とはやや異なる投稿系で、このジャンル部分でキッチリ読み手が分かれるでしょう。
好みでない方は注意ください。
(カバー裏にある程度それと分かる文言ありましたが)
そうしたタイプであるため、登場するヒロインらも年齢は高め。
漫画なので実に魅力的に描かれていて。
”もしかしたら現実にこうした展開が待っているかも…”
そう感じさせるパンチ力は多分にあり、初体験な方にはオススメ。
無論、お好きな方はまったく問題ありません

作画は相変わらずの安定感。
やや淡い色使いで、描き込み具合は適度なくらい。
全体丁寧で目立つ乱れ・崩れはなく。
綺麗に安定しています。
見易く仕上がっていました
漫画もお上手で、特に引っ掛かる部分はなく。
テンポ良く読み進められるでしょう。
普通のラブコメものよりリアルタッチ気味なんですが、独特の可愛さはあり。
また、直接部分以外のエロス表現も巧く。
何かととっつき易い作画でしょう。
判断はそう変化ないので、↓表紙・裏表紙の判断で問題ありません。

 【 収録話 】 8話収録

001:TEMPTATION 01「井原美津代(31歳)の場合」 カラー原稿あり
”井原探偵社”という名の何でも屋でバイトをする「田浦」
バツイチの「井原美津代」が社長であり、唯一の社員。
下ネタも平気で言う彼女は、好みとは正反対であったんですが。
とある切っ掛けで、パーキングエリアに商用車で一泊することとなったのでした。
そうか、あっさり寝たらダメなのか。
カタい座席とたいして効かないエアコンと振動がため彼はなかなか寝付けなかったようで、それが切っ掛けの1つとなっていました。
エアコンは置いといて、振動は寝るに心地よいものなんですがねぇ。
それがため、荷物をどかして確保できた、ほぼ1人分というスペースに2人して寝ることとなったのでした。
開始までの軽いやり取りが逆にいい感じ。
個人的にはジーパンな彼女がどんなデザインの下着なのか気になっていたので。
あっさり脱いでしまったのがちと残念。

井原探偵社「井原美津代」、風俗嬢「松江未来」
※左:井原探偵社「井原美津代」、右:風俗嬢「松江未来」

023:TEMPTATION 02「松江未来(34歳)の場合」 前後編
地元の朗読同好会に入っていた大学生「忠信」
そこには小さい頃可愛がってくれていた近所のお姉さん、現在はバツイチの「松江未来」もいたんですが。
朗読同好会で彼女が読む恋愛モノの官能表現に妄想するようになっていたところ。
とある日、彼女の家での同好会には「忠信」以外に参加者はなく。
不意に2人きりとなっていたのでした。
今回の収録で唯一の連続話。
朗読会なんてあるんですねー。
前半は彼女との不意なえっち展開。
読んだ(※自ら執筆している)内容は明らかに2人を主人公としたもので。
切っ掛けも「未来さん」から仕掛けておりました。
まぁ、若い彼が太刀打ちできる相手ではないですね。

…と、ここではまだ、”普通の近所のお姉さん的な存在”だったんですが。
その本性が描かれるのが後編。
こうしたネタには珍しい後日談ですね。
関係は続くものの、深入りしないよう忠告していた彼女。
それとは裏腹に本気になっていく「忠信くん」に、「未来さん」はハッキリとした拒絶をするのでした。
実は風俗店で働いていた彼女。
その内容は…あー、確かにこれは難しいものだなぁ。
前半とはまた全く異なるプレイをお楽しみ下さい。
オチはお約束なものと言えるでしょう。

063:TEMPTATION 04「木之下縁(34歳)の場合」
マイホームの建設中、妻の実家に居候していた「茂」
そこにはあまり相性の良くない義姉「縁」が暮らしており。
何かにつけて突っかかってくる彼女を苦手としていたんですが…その一方、スキも多かったのです。
眼鏡で神経質そうな「縁さん」
AVで処理をしていた自らを覗きつつ、実は彼女自身もシテてたのでした。
そんな感じの独りえっちなやり取り。
どこぞの成年漫画みたいですね(笑)
こうしたお話なので、最終的にはお手付きとなるんですが…実際、あの境界線を越えるのは勇気いることだろうなぁ。

083:TEMPTATION 05「水上実惠子(31歳)の場合」
投稿写真を中心とした雑誌に配属された、新卒で編集者となった主人公。
自分自身はごくノーマルでしたが、上司の編集者「水上実惠子」は異物挿入マニアで。
特に興味が湧かない、そんなことを飲み会の席にて言ったところ…という流れ。
私には露出のケは無いんだぞ…
そう言って見せつけてくるシーンが好き。
そんな「実惠子さん」が実際の行為でやたら可愛らしくなっている様がまたキュートでした。
最中の彼女の台詞もいい感じ。
いかにも後引きそうな気がしていたので、オチがあーなのは意外。

103:TEMPTATION 06「北野美代子(30歳)の場合」
妻「美代子」が1年近くも浮気を続けていたことに気付いた夫。
ネットの掲示板にて行為をしていたのが、明らかに彼女だったのです。
それから、調査機関などを利用し、ありとあらゆる証拠を押さえ、彼女に問い詰めるのでした。
事実を知った後、顔見ておう吐してしまうのはリアル。
ああしたのは想像するだけでも嫌ですよね。
ひでるさんは耐えられないと思います。
そのまま彼主導のえっち展開に。
軽い言葉攻めみたい。
だいたいこの投稿モノは静かなオチになるんですが、これはまた重くドス黒いものになってます。
苦手な方は注意。

123:TEMPTATION 07「舟山慶子(32歳)の場合」
商店街の慰安旅行に来ていた、実家の八百屋を手伝う「鉄夫」
もともと参加する気はなかったんですが。
半年前に離婚し、出戻ってきていた昔馴染みのお姉さん「舟山慶子」に誘われていたのです。
彼女とはひと月前から付き合っており、
参加したら秘密のごほうびをあげる
そう言われていたんですね。
これまでの経緯が描かれていましたが…あの焦らし方はストレス溜まるなぁ。
そんな訳で、帰りのバス内でのプレイとなるのでした。
エロいなぁ。
ああして「慶子さん」は楽しんでいるんだろうけど。
バス内であーもすれば、少なくとも周辺座席は気付くでしょ。

ホテル従業員「青葉美和子」
※ホテル従業員「青葉美和子」

143:TEMPTATION 08「青葉美和子(33歳)の場合」
設備の設置のため、長期出張していた「粉川」
宿にしていた古いビジネスホテルで働く「青葉美和子」は真面目な雰囲気の女性。
昼夜問わず忙しい彼女はマッサージも担当しており、それを切っ掛けに親しく会話するようになっていたのでした。
こちらがお気に入り。
マッサージの追加は勘違いしそう。
(※ただ、あの言い訳を用意しておけば、どっち転んでもいいかも)
またマッサージの服がちょっとエロいんですよね。
最終日に意外なえっち発展しておりました。
収録のラストがためか、心地よい流れですね。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「大見武士」センセでした。
毎度お馴染みです。
なんのかんの、えっち体験投稿モノはもう何冊か読んでいたので。
正直、どうしようかと迷いましたが…。
今回もいちおう手に取ってしまいました。
安定した仕上がり具合でしたよー。
センセの漫画運びが巧く、絵の適度な漫画っぽい感じが合っているんだろうなぁ。
個人的に、↓表紙はもうひとインパクト足りないような気がしていて。
裏表紙のが好きです。




★大見武士センセの漫画紹介記事  すべて一般系

ぼくらのふしだら
 いつもと違う陰鬱としたストーリー。えっちサスペンスな長編です。
世にもHな都市伝説
 こちらも、いわゆる”えっち体験投稿”な作品集。5冊目。
ハル姉が僕に××する理由
 和風なファンタジーもの。恥ずかしがり屋な「ハル姉さん」がポイント。
ハルコさんの新妻レシピ
 アダルトグッズ好きな奥様との長編。1巻完結です。
いんデレお姉さん
 えっち体験投稿の漫画化4作目。なかなか手に入りにくくなっているようです。
三ツ星お姉さん
 えっち体験投稿の漫画化3作目。
月刊哀川編集長 1巻
 敏腕・編集長「哀川さん」とのラブコメ長編。
完熟ダイアリー
 えっち体験投稿の漫画化2作目。
完熟マインド
 えっち体験投稿の漫画化1作目。
ろーまじ Lotion Magic ~我が征くはぬめりの大海~
 ローション漫画3冊目。多少連続性あります。
ろーてく Lotion Technique ~輝くぬめりの宇宙へ~
 ローション漫画2冊目。こちらは長編。
ろーぷれ Lotion play ~ぬめりの中の小宇宙~
 ローション漫画1冊目。アパートに住む様々なカップルを描く。


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■フシダラ (起死快晴)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、ショートカット。
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×13話収録。
・おまけ: ゲストページ、作品解説・イラスト、
       カバー裏にあとがき、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「起死快晴(きし・かいせい)」センセの「フシダラ」です。

アヤネエ
※アヤネエ

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編。
冒頭話がカラー原稿のショートだったものの、他はちゃんとページ数あり。
全13話がたっぷり楽しめます
ジャンルはコメディー強めなラブコメ。
結構はっちゃけたところもありました。
ストーリー的にそう問題はないものの。
個人的には…やや物足りないところあり
ちょろっとでもいいので、追加エピソードというか、補完話が欲しく感じました。
ボブカットというか、ショートカット、あるいはセミロングくらいな長さの髪型が多めですね。

ごく強いタッチでの作画。
全体の色づきは適度なくらいで、濃淡はそれほど強くありません。
描き込みはやや細かめ。
枠間はそこそこあったものの、原稿には中小コマがたっぷりという印象。
はみ出し・ぶち抜きは頻繁で、前述した線の濃さもあって、かなりコッテリしてます
指黒くなりそうな雰囲気ね。
人物絵もそんな感じで、まつ毛のクッキリとした幅広な目が特徴的。
鼻もちゃんと描かれており、ニヤリ笑うようなツリ目・半円月な口という表情がお上手でした。
漫画部分でたまに分かり辛いところあり、また乱れ・崩れはあるものの。
勢いが非常に優れていて、読んでいて、細かい部分はすっ飛ぶと思います
また、2話ほど古い原稿が収録されていました。
加筆修正がためか、そう引っ掛かるほどではないものの…落差はそれなり。
まぁ、初単行本ですからね。
判断については、↓表紙と紹介帯のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 13話収録

001:「COLOR’S」 カラー原稿
4ページのカラーが冒頭話。
タイトルそのままな、白・黒肌なヒロイン「サリー」・「ビッキー」とのえっちです。
えっち勝負で勝った方と結婚する、みたいな感じ。
はっきりとどっちがどっちの名前か分かりませんが、金髪の娘は流れ的に「サリーさん」かな?
彼女がショートカットで貧乳なのに対し、褐色肌な「ビッキーさん」は栗色のロングヘアで巨乳。
薄いピンク色なバストトップ周辺が可愛い。
なかなか意外(…と、ひでるさん思った)なオチでした。
なるほど、って感じ。

005:「ハーミット」
路地裏で発見した占い店。
そちらの占い師に無理矢理店へ連れ込まれ、
彼女が欲しい
そんな相談をしたところ…”安心と信頼の完全サポート”だという彼女は、いきなり服を脱ぎだしたのでした。
成年漫画で女性占い師とくれば、占いえっちが定番。
彼女、すっぽり体を覆うローブの下は全裸でした。
上も下も。
ううむ、えっちよねー。
せめて下着くらいつけていてくれた方が、個人的には好きなんですが。
古風な言い回しで、不思議な雰囲気もある彼女。
どうなるのかなーって思っていたら、なるほど確かに”安心と信頼の完全サポート”でした。
ただ、彼女が何者なのか、裏というか…まだ描かれていない部分がありそうで。
補完でもう1話欲しい気がします。
…あ。
オチでは彼の眼鏡を掛けるシーンがあるんですけど、その眼鏡姿がキュートでした。

占い師さん、オカルト研「来栖さん」
※左:占い師さん、右:オカルト研「来栖さん」

021:「追」
5年振りに帰郷した「光彦」は姪「かんな」に再会したのでした。
まぁ、この関係がえっちに発展するのは成年漫画ですねー。
いちおう、彼女からのお誘い。
黒髪ストレートの可愛らしい娘さんですよ。
ノスタルジー感もある田舎風景で、ああしたオチは想定内。
いちおう、今回はえっちまでしており。
たっぷり成長を伝えられたので、次は彼女が上京する番ですかね
それくらいの行動力はあるでしょ。
こちらも、もう1話描けそうに思います。
(あの静かなオチもいいんですが)

037:「オトナノカイダン」
お化け嫌いで有名な「遠藤」くん。
オカルト研の連中に散々からかわれた彼は、その帰宅時。
”怪談話がまだ途中だった”
そう言う「来栖」さんから、続きを聞かされることとなったのでした。
左右にリボンあるボブカットで、黒いゴスロリちっくな服装の彼女。
どうやら、常にそうした色彩の服らしく、えっちへの切っ掛けは彼女のそんな黒ずくめな服装がため。
とある発言がため、いきなり脱ぎ出しておりました。
どうやらブラも黒だったらしく、いきなりおっぱい丸出しですね。
良い娘だ(笑)
独特なテンションの持ち主で、バスト見せた際も普通だったんですが。
えっちに突入すると、さすがに可愛らしくなる所が実にキュートでした。
今回の収録で最もお気に入り
ぜひカラーで見たかった(黒くなっちゃうか)
前半の座った際のパンチラも見逃せません。
特に意識はなさそうなんで、そうしたシチュエーション頻繁にありそう。
”怖い”をネタにした挿入部分もいい感じでした。

なお、先の占い師さんとは違い、オチにてもう1ネタがあるんですが。
こっちは逆にぼやかしても良いように思いましたよ。

055:「オモチャノキモチ」
メイドで屋敷では先輩「ほのか」に憧れていた、新米使用人の「土屋」
ある日、彼女から仕事後に呼ばれて部屋まで向かったところ。
お嬢様「なつき」の調教を受ける「ほのか」という場面に遭遇したのでした。
タイプ異なるWヒロインとのえっち。
彼若いため、どっちかというと受け身。
前半の可愛らしい「ほのかさん」が、色っぽく豹変しているところに注目。
おっぱいも大きいのね。
「なつきさん」も脱いでますが、こちらはだいぶ可愛らしい感じでしたよー。

073:「奴隷フリークス」
後輩からのアプローチにデレデレだった「タカ」
それを発見した幼馴染み「美沙」は、彼を強引に引っ張っていくのでした。
荷物持ちをさせられ、奴隷扱いな彼がふと文句を言ったところ。
ドレイの喜びを叩き込むべく、拘束されてしまうのでした。
ボンテージ姿の「美沙さん」魅力的。
自らああした服を着ちゃうところは、やっぱりSちっくなんだろうなぁ。
(ただ、無理矢理自分の趣味に付き合わせるのはどうかと思う)
いちおう、中盤では本音を言ってしまい。
なんのかんの、ラブラブな感じになってました。

089:「押し掛けHONEY」
浪人生「哲也」は窓から侵入してくる彼女「実々」に流されてしまうのでした。
パンダ柄のパーカーとショートパンツな「実々ちゃん」
ヤル気満々(笑)で、敏感に彼が察知したそのままノーブラでした。
えっちに持ち込む際もそうした傾向見えましたが、なかなかの策士で楽しい
あるいは、「哲也くん」よりよっぽど頭良いかも。
2人の別エピソードを見たいですねー。
なんのかんの「実々ちゃん」の思惑通りにコントロールされてそう。
(しかも自覚ないまま)

105:「反抗姫」
遅刻ギリギリだった「高田」は、クラスメイト「須田」の喫煙場面に鉢合わせてしまいました。
普段は大人しく可憐なイメージである彼女の異なる素顔に驚いていたところ。
その当人から人気ないところへ連れ込まれてしまうのでした。
学園理事長が父親だという彼女。
どうやらその権力を利用はしているものの、快くは思っていないらしく。
彼との行為で、そんな気持ちを垣間見せておりました。
多少なりとも意識が変化したのは、彼が従順だったこと、立派なモノを持っていたこと、の2点がためかな。
波乱の予感を残すオチになっています。

123:「ぼくの!イトコ」
従姉「アヤネエ(彩)」と海へ出掛けた「ヒロくん」
口車に乗せ、まんまとエロ水着を着せたのでした。
いとこえっち話。
↓表紙が「アヤネエ」ですね。
彼女とは歳が離れているらしく、ピンチシーンでは息子の振りをして切り抜けたりしてます。
10は違わないようなんですが。
確かにスタイル良いですが、あの面積極小水着を着ちゃう「アヤネエ」が凄い。
実は、えっちはこれが初な様子。
従姉ですがあまりそれっぽくなく。
2人がなにゆえこうした関係なのか不明。
もう少し前後が見たいです。

139:「きんいろかぞく」
帰宅した「幸介」は、家にドイツ人の女の子「アナスタシア」が留学することを知ったのです。
高いテンションな彼女は、いつの間にか彼の部屋におり。
どうしようか、と悩んだ彼のえっちをサポートするのでした。
いいなぁ。
彼女の好みだったのかな。
特に躊躇することもなく、あっさりえっち展開となってます。
まぁ、事前のアルコールも影響してるんでしょうけどね。
全然悪くはないと思うんですが、なんだかモヤモヤするので。
やっぱりもう少し前後が見たいですね。

155:「ケンエン!」
ファミレスで働くウェイトレス「河内」は、喫煙タイムであった「後藤」に戻るよう促したんですが。
その言動にイラついた彼は、タバコを嫌う彼女に煙を吸わせ、失神させてしまうのでした。
気付いた彼女に謝罪しようとしたところ。
起きて早々の彼女に、馬乗りにされてしまったのです。
私…タバコの匂い嗅ぐと…っ、エッチな気分になって…
ううむ、付き合った相手が喫煙者だったのかな。
ツインテールで三角目という特徴的な「河内さん」
普段はどっちかというと、取っつき辛そうな感じなんですが。
スイッチ入った彼女はえっちでした。
そんなんが、スコっと抜ける様がまた楽しい。
ただ、「後藤くん」はそれでおさまる訳もなく、冷静になった彼女と続きえっちに至っております。

須田さん、「マキ」・「ヨシエ」
※左:須田さん、右:「マキ」・「ヨシエ」

171:「はっするマッスル」
189:「めいどすくらんぶる」
これら2話は09年、08年とすこぶる間隔あいた作品です。
前者はスポーツジムのお話。
ジムのスタッフ「マキ」・「ヨシエ」からえっちされる「高田一也」という構図。
彼の評価は小学校女子並とのことで、さじ投げようとしていましたが。
通わせれば、普通はそれ以上になるでしょ。
(※実際にオチではビルドアップされます)
容姿可愛らしい彼になんのかんのエロいこと仕掛けていく流れです。
「ヨシエさん」のお尻が好き。
後者はメイド喫茶のお話。
ウェイトレス「香奈」は以前から目につけていたイケメンな客に、メッセージを渡そうとしたんですが。
ひょんな偶然で、それは同僚のボーイが受け取っていたのでした。
客に手を出そうとしていた事で、不利にならぬようそのままえっち仕掛ける流れ。
普通に付き合うこととなるのかなー、って思ってたら。
オチはかなりはっちゃけたものでした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「起死快晴」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
センセはこってり絵がそのままエロスですよねー。
カラーよりも断然、白黒絵のが良いと思います。
キャラがカチっと強く、短編ながら印象的な娘が多くて。
逆にページは足りてないというか、続いていきそうな感じもあり。
次はぜひ続きモノでお願いしたいです。
シリーズにしてもいいなぁ。




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