■ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ (影崎由那)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] ラブコメ、宇宙人、コメディー
・構成 : 4話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・4コマ、折り返しに4コマ。
※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ 1巻」です。
※宙とリラ
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降に続く長編。
話数は少ないものの、各話は40ページほどありました。
それでもまるまる162ページほどで、若干薄めな印象です。
漫画はSFラブコメという感じ。
コメディー色強いですが、とある事情で重たさもあり。
なかなか忙しいオープニング。
詳しくは後述しますね。
普通の一般漫画で、えっち度は低め。
ただ、いちおう半裸程度は描かれていました。
普通にバストトップ描写があったりして、意表つかれました。
驚き(笑)
エロティックなものではなかったですけどねー。
↓表紙などのあれは肌でなく、ぴったりとしたボディスーツみたい。
描き方によっては、これをフェチっぽく見せることもできたと思うんですが…。
見たところ、そうした感じはなく。
なんだか…勿体ない感じね。
もうちょっとエロ寄りな漫画であれば、こう描かないだろうとか考えました。
スッキリ・しっかりとした線での作画。
濃淡・描き込みはだいたい適度なくらい。
そこそこ白比率もあり、見易く仕上がってます。
ジャンルもあって、崩しは多め。
ただ、コメディーからシリアスまでお上手で、漫画部分は問題ないでしょう。
はっちゃけ度合いは高いので、人によって好き嫌いあるかも。
人物画は漫画っぽい可愛らしいもの。
バランス感覚などちょっと癖があります。
こちらも好みが分かれそう。
基本的には変化ないので、判断は↓表紙で良いでしょう。
あるいは、裏表紙のカット絵などが参考になります。
【 収録話 】 4話収録
山の中な田舎に住む幼馴染み「永神翔(ながかみ・しょう)」と「苑部宙(そのべ・そら)」
「宇宙人同好会を作らない?」
名前そのまま、「宙」はそんな事を言い出すほど宇宙好きでした。
そんな彼女にずっと好意を持っていた「翔」は、思い切って告白するんですが。
場所もタイミングも悪く、その拍子かホームから転落した挙句、電車にひかれ。
なんと死んでしまったのです。
自分が原因だと落ち込む彼でしたが…なんとその前に自らが「宙」だと名乗る宇宙人ク・ライ星の「リラ」が現れ。
「私と子作りしないか?」
そんな事を言い出したのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
※苑部宙
宇宙人とのラブコメ。
今のところ、序盤なためか状況把握に重きがあり。
圧倒的にラブよりコメディーのが強めでした。
なお、”子作り”と言っているのは、彼ら地球に来た目的がそもそも交配して子孫を残す目的なため。
おそらくは、2巻あたりから嬉し恥ずかしな描写が登場するかも。
(それでもラブというよりえっち系かなー)
とりあえず、前述したように今回ではソレっぽい描写は少なく。
描き方的にもあまり期待しない方が良さそうでした。
ネタが宇宙人と、なかなか不確かなもので。
漫画家さんの好きなように流せる半面、納得できないと楽しめない可能性があります。
例えば、漫画で「宙さん」の色々はディスクに記録されているようなんですが。
宇宙人だという2人は、その読み取り口みたいなスリットが額にあり。
なんだか…むかし懐かし
「麻宮騎亜」センセの某コメディーを思い出しました。
そっちはコンピュータ系で統一されてたんで、ある程度の納得感があったんですが。
小さくなったり、水で元に戻ったりという設定とか、押しつけられてる感があり。。
そういうもんだ、と言われればそうなんでしょうけど…なんで、とか気になる人には難しく思います。
この後、他に都合良さげな設定が出たりしたら、ひでるさんも厳しいかも。
1話目は宇宙人の姿になった「宙ちゃん」と再会するまで。
いきなりヒロインが死んでしまう、衝撃的なオープニングです。
まぁ、確かに告白する場所が悪かったかも。
受けた「宙ちゃん」も、彼に抱きついて感情表現するようなキャラではないですもんね。
いっぱい・いっぱいな彼を責めるのも酷ですが。
記録ディスクを入れると、「宙ちゃん」の意識になるらしいんですが。
あるタイミングでは、ちゃんと「リラさん」が支配を勝ち取り、ディスク抜いたりしてました。
多重人格の上位人格みたいな感じなのかな。
(※他の人格が前面にあっても、意識・記憶を持ち続けるみたいな人格があるのだとか)
なお、宇宙人たる彼らは、頭の触角、喉元の楕円以外は普通の人間とほぼ変わりません。
あとは妙なスーツくらいです。
なお、本来の「リラさん」は性格がためか半開き目でリアクションもごく薄く、「宙ちゃん」に変わった際はすぐ判断できるようになってました。
直接続く2話目。
説明の続きですね。
パニくって、襲いかかったり、大泣きしている「翔くん」
そうだろうなぁ。
前回では多少曖昧さのあった、「宙ちゃん」の最後がまた描かれています。
彼も怪我してますね。
このあたりはなかなかの重量感がありました。
後半はそんなムードを払拭するべく、兄らしい男性宇宙人「イラ」の襲撃によるアクション描写。
種の保存とかなんとか言ってた割に、短絡的なのね。
3話目では脳内描写が見れます。
意識下のイメージというだけかもしれませんが、あるいはあの身体を操っている存在が中にいるのかも。
前話の続きで、「リラさん」を連れ帰った「翔くん」のその後が楽しい。
なんというか、色々大変だ(笑)
エネルギー切れで小さくなった「イラ」の水とかなんとかが描かれるのもこちら。
次はぜひ「リラさん」にあの姿になってほしいですね。
言語データ更新のため、「宙ちゃん」のディスクを入れる「イラ」
ここが最大のコメディーシーンかなー。
若干気持ち悪さあるものの、台詞もあってなんとなく「宙ちゃん」が透けて見えそうなのが凄い。
センセの画力ですわね。
※宇宙人「リラ」
収録では最後となる4話目。
冒頭での意外なサービスシーンに驚き。
まぁ、エロス度合いは高くないですが、逆にそんな微妙なラインが良いかも(笑)
ずっと慌ただしい漫画でしたが、久しぶりに登校した「翔くん」
日常シーンが描かれます。
周囲のああした反応は当然あるでしょうねー。
「宙ちゃん」の実家の描写も、そりゃー重い。
電車ホームでの2人の会話へ効果的に作用しています。
後半は打って変わってコメディー。
次巻はああした感じになるのかな。
そうした中、ちょっと目立つ女の子が顔を見せてました。
今後絡んでくるのかもしれませんね。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度お馴染み「影崎由那」センセでした。
↓下に並べたとおり、ブログではいくつか取り上げています。
うーん、悪くはないですけど、そう良い印象はないです。
あとがき4コマは相変わらず面白いんですけどね。
もう少しえっち系に傾いていたら、また違ったかもしれませんが…。
そもそも一般系だしなぁ。
だいたいの説明は終わっており、メインに入ってきそうな2巻は期待できそうなものの。
仕掛けが遅く、ぶっちゃけそ個人的にはこまで引っ張るほどの力は感じません。
ファンの方なら大丈夫かな。
ちょっと迷いそうな方は、裏表紙のカット絵とか紹介帯で判断してください。
※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。
★「影崎由那(影山由多、影崎夕那)」センセの漫画紹介記事
[すとれんじマンション]
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[かりんairmail 影崎由那短編集]
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[鏡面のシルエット]
宮廷での影武者ラブコメです。続きます。
[たまにゃん Tama nyan]
猫タイプのロリ獣娘「たまにゃん」とのコメディー。続きます。
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・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] ラブコメ、宇宙人、コメディー
・構成 : 4話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・4コマ、折り返しに4コマ。
※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「ソラ×リラ~宙色のリラと臆病な僕~ 1巻」です。
※宙とリラ
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降に続く長編。
話数は少ないものの、各話は40ページほどありました。
それでもまるまる162ページほどで、若干薄めな印象です。
漫画はSFラブコメという感じ。
コメディー色強いですが、とある事情で重たさもあり。
なかなか忙しいオープニング。
詳しくは後述しますね。
普通の一般漫画で、えっち度は低め。
ただ、いちおう半裸程度は描かれていました。
普通にバストトップ描写があったりして、意表つかれました。
驚き(笑)
エロティックなものではなかったですけどねー。
↓表紙などのあれは肌でなく、ぴったりとしたボディスーツみたい。
描き方によっては、これをフェチっぽく見せることもできたと思うんですが…。
見たところ、そうした感じはなく。
なんだか…勿体ない感じね。
もうちょっとエロ寄りな漫画であれば、こう描かないだろうとか考えました。
スッキリ・しっかりとした線での作画。
濃淡・描き込みはだいたい適度なくらい。
そこそこ白比率もあり、見易く仕上がってます。
ジャンルもあって、崩しは多め。
ただ、コメディーからシリアスまでお上手で、漫画部分は問題ないでしょう。
はっちゃけ度合いは高いので、人によって好き嫌いあるかも。
人物画は漫画っぽい可愛らしいもの。
バランス感覚などちょっと癖があります。
こちらも好みが分かれそう。
基本的には変化ないので、判断は↓表紙で良いでしょう。
あるいは、裏表紙のカット絵などが参考になります。
【 収録話 】 4話収録
山の中な田舎に住む幼馴染み「永神翔(ながかみ・しょう)」と「苑部宙(そのべ・そら)」
「宇宙人同好会を作らない?」
名前そのまま、「宙」はそんな事を言い出すほど宇宙好きでした。
そんな彼女にずっと好意を持っていた「翔」は、思い切って告白するんですが。
場所もタイミングも悪く、その拍子かホームから転落した挙句、電車にひかれ。
なんと死んでしまったのです。
自分が原因だと落ち込む彼でしたが…なんとその前に自らが「宙」だと名乗る宇宙人ク・ライ星の「リラ」が現れ。
「私と子作りしないか?」
そんな事を言い出したのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
※苑部宙
宇宙人とのラブコメ。
今のところ、序盤なためか状況把握に重きがあり。
圧倒的にラブよりコメディーのが強めでした。
なお、”子作り”と言っているのは、彼ら地球に来た目的がそもそも交配して子孫を残す目的なため。
おそらくは、2巻あたりから嬉し恥ずかしな描写が登場するかも。
(それでもラブというよりえっち系かなー)
とりあえず、前述したように今回ではソレっぽい描写は少なく。
描き方的にもあまり期待しない方が良さそうでした。
ネタが宇宙人と、なかなか不確かなもので。
漫画家さんの好きなように流せる半面、納得できないと楽しめない可能性があります。
例えば、漫画で「宙さん」の色々はディスクに記録されているようなんですが。
宇宙人だという2人は、その読み取り口みたいなスリットが額にあり。
なんだか…むかし懐かし
「麻宮騎亜」センセの某コメディーを思い出しました。
そっちはコンピュータ系で統一されてたんで、ある程度の納得感があったんですが。
小さくなったり、水で元に戻ったりという設定とか、押しつけられてる感があり。。
そういうもんだ、と言われればそうなんでしょうけど…なんで、とか気になる人には難しく思います。
この後、他に都合良さげな設定が出たりしたら、ひでるさんも厳しいかも。
1話目は宇宙人の姿になった「宙ちゃん」と再会するまで。
いきなりヒロインが死んでしまう、衝撃的なオープニングです。
まぁ、確かに告白する場所が悪かったかも。
受けた「宙ちゃん」も、彼に抱きついて感情表現するようなキャラではないですもんね。
いっぱい・いっぱいな彼を責めるのも酷ですが。
記録ディスクを入れると、「宙ちゃん」の意識になるらしいんですが。
あるタイミングでは、ちゃんと「リラさん」が支配を勝ち取り、ディスク抜いたりしてました。
多重人格の上位人格みたいな感じなのかな。
(※他の人格が前面にあっても、意識・記憶を持ち続けるみたいな人格があるのだとか)
なお、宇宙人たる彼らは、頭の触角、喉元の楕円以外は普通の人間とほぼ変わりません。
あとは妙なスーツくらいです。
なお、本来の「リラさん」は性格がためか半開き目でリアクションもごく薄く、「宙ちゃん」に変わった際はすぐ判断できるようになってました。
直接続く2話目。
説明の続きですね。
パニくって、襲いかかったり、大泣きしている「翔くん」
そうだろうなぁ。
前回では多少曖昧さのあった、「宙ちゃん」の最後がまた描かれています。
彼も怪我してますね。
このあたりはなかなかの重量感がありました。
後半はそんなムードを払拭するべく、兄らしい男性宇宙人「イラ」の襲撃によるアクション描写。
種の保存とかなんとか言ってた割に、短絡的なのね。
3話目では脳内描写が見れます。
意識下のイメージというだけかもしれませんが、あるいはあの身体を操っている存在が中にいるのかも。
前話の続きで、「リラさん」を連れ帰った「翔くん」のその後が楽しい。
なんというか、色々大変だ(笑)
エネルギー切れで小さくなった「イラ」の水とかなんとかが描かれるのもこちら。
次はぜひ「リラさん」にあの姿になってほしいですね。
言語データ更新のため、「宙ちゃん」のディスクを入れる「イラ」
ここが最大のコメディーシーンかなー。
若干気持ち悪さあるものの、台詞もあってなんとなく「宙ちゃん」が透けて見えそうなのが凄い。
センセの画力ですわね。
※宇宙人「リラ」
収録では最後となる4話目。
冒頭での意外なサービスシーンに驚き。
まぁ、エロス度合いは高くないですが、逆にそんな微妙なラインが良いかも(笑)
ずっと慌ただしい漫画でしたが、久しぶりに登校した「翔くん」
日常シーンが描かれます。
周囲のああした反応は当然あるでしょうねー。
「宙ちゃん」の実家の描写も、そりゃー重い。
電車ホームでの2人の会話へ効果的に作用しています。
後半は打って変わってコメディー。
次巻はああした感じになるのかな。
そうした中、ちょっと目立つ女の子が顔を見せてました。
今後絡んでくるのかもしれませんね。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度お馴染み「影崎由那」センセでした。
↓下に並べたとおり、ブログではいくつか取り上げています。
うーん、悪くはないですけど、そう良い印象はないです。
あとがき4コマは相変わらず面白いんですけどね。
もう少しえっち系に傾いていたら、また違ったかもしれませんが…。
そもそも一般系だしなぁ。
だいたいの説明は終わっており、メインに入ってきそうな2巻は期待できそうなものの。
仕掛けが遅く、ぶっちゃけそ個人的にはこまで引っ張るほどの力は感じません。
ファンの方なら大丈夫かな。
ちょっと迷いそうな方は、裏表紙のカット絵とか紹介帯で判断してください。
※現在(2015/08/25)は2巻まで発売中。
ソラ×リラ ~宙色のリラと臆病な僕~(1) (アクションコミックス(コミックハイ!)) (2015/02/10) 影崎 由那 商品詳細を見る |
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No title
影崎先生の作品はヤングキングアワーズで掲載されていた作品を集めた短編集
「Ha・i・ka・ra」(絶版:現在は増補改訂版が大都社から出ています)から
読み始めたので、コメディタッチの「かりん」が始まった時には衝撃を受けた
ものですが、近年の作品群はそこまでのインパクトがないような気がします。
また長編を描いて欲しいな。
「Ha・i・ka・ra」(絶版:現在は増補改訂版が大都社から出ています)から
読み始めたので、コメディタッチの「かりん」が始まった時には衝撃を受けた
ものですが、近年の作品群はそこまでのインパクトがないような気がします。
また長編を描いて欲しいな。
そうですね
まさしくその通りだと思います。
面白くない訳ではないんですが…何か、こう…サクッと心に刺さらないというか。
パンチ弱い気がしますね。
…規制などの原因もあるんでしょうか。
面白くない訳ではないんですが…何か、こう…サクッと心に刺さらないというか。
パンチ弱い気がしますね。
…規制などの原因もあるんでしょうか。