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■雨でも晴れでも (あらた伊里)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [百合] ラブコメ、コメディー、部活動
・構成 : 5話+α収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に漫画「2人の身長差」、合間にネタ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あらた伊里(あらたいり)」センセの「雨でも晴れでも 1巻」です。

猫崎・美古都
※猫崎・美古都

 【 構成・絵柄 】

収録は2巻以降へと続く長編。
こちら、ちょっとばかり特殊な単行本なのです。
あとがきにてセンセが書かれていた言葉は、
とどのつまりの有頂天」、全2巻のリニューアル版。
…とのこと。
既に2冊発売されていた漫画について、タイトルを変えたり、カバーを変えたりして再発売した、あるいは再編集した本ではなく。
完全に新しく描き直した単行本なのです
ややこしいですわね。

※以下、前の「とどのつまりの有頂天」については「前回」とします。

細かな部分については、後述します。
キャラ・導入部分はほぼ同じなものの、お話の細部は違うものになっていて。
この1巻時点で、ちょっとづつ変化してきていました。
全体的にコメディー色の強かった前回と違い、一言で表現するならば”しっとり”とのこと。
より百合漫画っぽくなってくのかなぁ。

ひでるさんは、もう記憶するくらいに周回しているので、ちょっと当てになりませんが…。
初見の方は…問題ないのかな。
だいぶページ量は減っているのに、漫画はそこそこ駆け足な印象があったのですよ。
(※今回178ページでしたが、前回1巻は194ページです。タワーリシチ分除く)
漫画世界のだいたいを理解し切れるんでしょうか
どうなんだろう。
前回を知っていると、それぞれキャラをピックアップしたエピソードなども読んでいるので。
性格とか相関図みたいなのが既に頭にインプットされていて、ぱっと言動が理解できちゃうんですよね。

作画について、全体では特に変化なく。
普通に楽しめると思います。
1話目など似たコマ割り、同じコマ割りが見え、ほぼ変わらないコマもあったのですが。
例えば、着ている服装が違っていたり、同じ内容のコマでも発言する人物が変わっていたりしていました。
じっくり前回単行本と見比べ・読み比べするのも楽しいかと
扉絵のうち、3話は前回(1巻)の4話とたぶん…変わってないとか。
また、並べてみたところ。
お話でも触れたようにと、前回のがコメディー崩しが多め。
キャラが変わらないので、当然ながら今回もある程度ははっちゃけていたのですが。
改めて前回と見比べてみると、そうした描写が大きく減ってますね。
ゆりゆりしたのを期待する人には、良いと思います

 【 収録話 】 5話+α収録

京都の山奥から都会の学校「有頂天高校」へと進学した「山田美古都」
もともと神道系だった頃の名残りで、校内のすみっこには神社があるのですが。
今はほったらかされていて、誰も近寄っていなかったのでした。
実家も神社であった彼女は、独自に「巫女部」という部活を立ち上げ。
言葉のなまりと性格がため孤立気味だったこともあり、時間の大半をそこで1人過ごしていました。
そんな彼女の唯一の友人が、クールな美人「猫崎蓮(ねこざき・れん)」
同学年ながら生徒会役員である彼女によって、部活の手続きなど協力を得ていたのです。

その「猫崎」はと言うと…。
初対面から「美古都」に強く好意を抱いており。
生徒会の特権を用いて、実は人数不足ながらもこっそり・無理矢理に部活動として成り立たせていたのです。

キチンとした部室(※神社)があり、かつ人数不足であるという「巫女部」
そこに目を付けた、部員・部室を求めるなんちゃって部活の面々、TOKYOファッション部「熊倉タクヤ」、ひきこも部「兎田夜空」、昭和歌謡レコード部「辺銀律(ぺんぎん・りつ)」・「獅子丸愛莉」…ら4名が押しかけ。
寄せ集めの集合体である部活”有頂天部”となったのでした。
おおむねそんな感じ。

熊倉タクヤ・兎田夜空、獅子丸愛莉・辺銀律
※左:熊倉タクヤ・兎田夜空、右:獅子丸愛莉・辺銀律

男子不在の百合ラブコメ。
大まかには、前述した通りで。
前回の漫画を読んだ方であれば、ちらほら見知ってる感があると思います。
大まかには、メインカップルがより中心に置かれたみたい。
それがため、はっちゃけコメディーのコマはだいぶ減った感じ。
話が進むうち…3話目くらいからかな、徐々に路線が違って行っているようでした。
若干の解釈違いな単行本、という感じ。
好きな漫画でもあるので、これはコレでまたいいかなぁと思いました。
(※しかも、当然ながらセンセが変わらず漫画にしているので → 例えば 「キャッツアイ」みたいなんでなく)

キャラクターは全員続投。
性格とか、ざっくりとした人間関係なども、概ねそのまま。
前回の1巻時点では、ややとっつき辛さもありましたが。
既に2冊を何周もしていて、把握が行き届いていることもあってか。
すんなり受け入れられました
特にひでるさんが引っ掛かっていた「辺銀律」も、慣れがためかそう気になりません。
まぁ、今回の1巻ではさほど出番なかったですからね。
彼女らは2人きりになっても、コメディーになり易いので…。
(※たぶん、前回2巻にあった「愛莉さん」の語りが必要かと)
その点で、「タクヤ」・「夜空」の2人はカップルにするとラブラブしてくれるため。
まだ距離が遠い「美古都」・「蓮」とは違って、漫画のひとスパイスとして丁度良いのかも。
2人について、今回はエピソード収録もありました。

1話 メンバー集合
↑上で書いたあらすじそのまま、という感じで、前回とほぼ似たような流れ。
巫女部の申請が通り、「猫崎さん」が巫女服に袖を通し…。
ほか4名が押し寄せてくる~、というもの。
双方見比べるのが、最も面白い回です
ざっと読んだ際には、まるまるそのままなように感じていましたが。
細部は結構違っていましたね。
ひでるさんはこんなん好き。
クライマックスでの流れは、こっちのが自然でいいかなぁ。
なお、あとがきにて「資料用として購入した」という巫女服もキチンと描かれてます。
それに反応する人物も、「愛莉さん」でなく「タクヤさん」で正解。

2話 有頂天部結成
食堂風景が描かれるのは同じですが、前回は朝食、今回は夕食です。
挨拶を兼ねたキャラ紹介があり、話題は部活調査に。
個人的にお気に入りだった、「猫崎さん」と醤油のくだりはなくなってしまいました。
まぁ、当然か。
お話は顧問が決定するまで、ですね。
2人の初対面でのエピソードも、こちらにて描かれてます。

3話 パーティー
「タクヤ」・「夜空」、「律」・「愛莉」のそれぞれ風景が2ページづつ描かれてます。
前回よりページ量が凝縮されてますからね。
メインはコントのように微妙にすれ違う、「猫崎さん」と「美古都さん」
オチがまたいい感じです。

4話 校外学習
だらける面々に「猫崎さん」がキレたので、校外学習という名目で外出するエピソード。
まぁ、2人のデート話みたいなもんですわね。
生徒会のもう1人、「椿さん」について描かれています。
ここも前回と同じですね。
ただ、描写はより直接的なので、お楽しみに(笑)
裏表紙がなんなのか、こちらで判明します。
こうしたのは、百合漫画ではセオリーですよね。
なお、冒頭のTVは軽く覚えておくように。

5話 美古都と猫崎
冒頭部分にて、初対面でのエピソードが再度ちらと描かれていますが。
今度は「猫崎さん」の視点になってます。
部室でも、なんのかんの2人きりになっていくのですが。
前回にも描かれていた、「猫崎さん」の部分が見えてます。
ううむ、深いな…。
だから、ああした振る舞いになるんでしょうけどね。
(※「美古都さん」に以外には)
ずっとそんなんがため、簡単に性格が変化する訳もなく。
気になるコマで1巻は終わっています。

猫崎蓮、山田美古都
※左:猫崎蓮、右:山田美古都

巻末には「熊倉タクヤ」・「兎田カップルの10ページ漫画が収録されています。
ちょっと前~ということで、有頂天高校への進学前風景。
「タクヤさん」でなく、もう1人。
一瞬誰だっけ、と分からんようになりますが(笑)…。
あれ、「夜空さん」ですね。
本編ではたいがい寝袋姿なのですが、お話にはシリアスさもあって、ずっと寝袋の外なのです。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「あらた伊里」センセでした。
こちらのブログでは「総合タワーリシチ」・「総合タワーリシチ完全版」、「壊れていてもかまいません」、「とどのつまりの有頂天」などを紹介しています。
前回が予想外にぱっと終わってしまい。
”続編でなく1からのスタートになってしまう~”
あとがきにそう書かれていたのが、どんなん感じになるんだろうと思っていましたが。
まぁ、概ねいい感じ。
次巻から、結構深刻そうになりそうでしたが、果たしてどうなるのか。
他キャラのエピソードはどれだけ差し込まれるのか。
(※どれだけ本編を侵食できるのか)
次巻を楽しみにしています。




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■ぼくたちもっといじりたい (タカハシノヲト)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、ロリ(子供同士)、日焼け
・構成 : 短編×7話(うち「あかがね団地のおばけ部屋」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏にぼくたちのHな地図。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「タカハシノヲト」センセの「ぼくたちもっといじりたい」です。

神上みねね
※神上みねね

 【 構成・絵柄 】

収録は7話と少ないものの、単行本の厚さとしては普通くらい。
(※192ページほど)
3話の連続が1つあり、それ以外は短編。
あとがき・カバー裏によると、全て同一世界観なようなのですが…。
ゲスト出演とか、同一な風景など、ざっと見では確認できませんでした。
これから、何度か読み返すうちに気付くことあるかも。
くくりはLO。
そのまま、確かにロリではあるのですが…。
こちら、男子も揃って幼いというのが特徴なのです。
変化球パターンですね
さして年齢違わないものの、年上女性が出て来るのでショタというのが強いかもしれません。
カップルの年齢差はないので、お話・プレイに妙な色はなく。
ある意味、普通な、健全な(?)成年ラブコメ漫画という仕上がりです。
うん、短編でそんなんあったような気がしますが。
これはコレで、ひとジャンルにしてもいいかも。

さらりとした柔らかな線での作画。
濃淡や描き込みはそこそこ。
デジタルな色彩で、そう濃淡は濃くありません。
特徴的なコマ割りは変化大きく、はみ出し・ぶち抜きが頻繁。
盛り上がって来ると、枠間なくなったりすること多く。
原稿はかなり賑やかな仕上がりです
多少気になる箇所もありましたが、良く描かれたコマも多く。
パンチ力もあり、漫画は全体ではプラスな印象
ぷっちゃけ、読む前にぱらぱらめくった時よりも、全然良く感じました。
↓表紙などカラー絵は、その良さがため判断には不向き。
紹介帯のカット絵が見易く、そちらを確認するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 7話収録

003:「じゆうけんきゅう」
自由研究のため、川辺で植物の写真を撮っていた「たかなしとしき」
すると、鉄橋下にて、単独プレイ真っ最中だった女子「南河きらり」と鉢合わせてしまったのでした。
いちおう、「きらりさん」のが2年ほど年上。
プレイは、ガッツリ佳境くらいであり(笑)
彼女としては、そのまま逃がす訳にはいかんわね。
そんな所でシテいたのが悪いんですが。
ある程度強引さもあり、彼女も途中からイイネタが加わったという感じ。
オチのやり取りがまた楽しい。
日焼け跡が眩しいですよ。

南河きらり、ルビィ
※左:南河きらり、右:ルビィ

025:「プールの味」
委員長「神上みねね」から泳ぎを教わっていた「小山よう太」
プールが終わり、休憩していたところ。
ふと見た部屋が、女子更衣室であると気付いたのでした。
既に人影はなかったものの、直前まで女子らが居たのは間違いなく…。
妄想を膨らませていたところ、「みねね」に発見されてしまったのでした。
いちおう、全然覗きではないのですが。
妙な罪悪感はありますわね。
実は着替えてなかったという、彼女が楽しい。
(※台詞「ラッシュガード」を初めて知ったひでるさん。スパロボかと思ったりした
お互い興味があったので、スムーズにえっち発展していきます。
部屋は暑いので、プールでのえっち展開。
ホック外した、という「みねねちゃん」は背中を向けているんですが。
あの脱がし方(脱がさせ方か)は…エロくて最高(笑)
対する彼もなかなかのポテンシャルを見せています。
なお、彼女の日焼け跡はオチにてひとネタとなってます。

057:「南の島のルビィ」
昔、「ヒカル」が仲の良かった同級生「ルビィ」
引っ越していた後も連絡を取り合っていて…。
1年半ぶりに再開したところ、実は女の子だったと気付かされたのです。
そんなお話。

なんだか、世界の名作劇場的な雰囲気のタイトルね。
実は、前半の「女の子になってる!?」が、どうにも引っ掛かってしまったのですが。
「ヒカルくん」は、どこに異性を感じたんだろう。
そもそも、女の子には見えていて。
引っ越し前の彼女とも、そう差はなく感じました。
(※髪の毛は長くなってるが、服装はさして変化ない)
スカート穿いてた、とか制服とかのが分かり易かったのでは。

見ていて、「ヒカルくん」はちょうど思春期に入ったくらいなようで…。
そりゃ、テンション上がるだろうなぁ。
胸元気になるわね。
中盤、「ルビィちゃん」がとあるサプライズをしているのですが。
その一連のくだり、月夜に照らされた姿は、どこぞの映画を見ているようで震えました
あれは、まったくその気がない男子でも、即座に恋に落ちてしまいそう。
いいなぁ。
彼女の褐色肌がまたシチュエーションとも合っていて、より良いですわね。
収録ではこちらがお気に入り。

083:「たいこの練習日」
秋祭りのため、たいこの練習をする子供ら。
「みちる」は、グループで最も年上な2人「あすか」・「亮二」の異変を察し…。
「シンイチ」に頼み、とある仕掛けをしていたのでした。
だいたいそんな導入部。

2組のカップルが登場する、お得(?)な短編です。
しかし、「みちるちゃん」はさすがに女の子。
勘が鋭いですね。
亮二さんを見る目が意味深だった~」とか言ってましたよ。
前半は「あすか」・「亮二」らのえっち。
彼女、結構声が大きそうだったので…次エピソードみたいに、なんか噂になっちゃいそう。
後半というか、メインは「みちる」・「シンイチ」のカップル。
そもそもの切っ掛けそのまま、「みちるちゃん」が主導してます。
まぁ、同年代なら、女の子のがマセてるでしょうね。
既に準備万端だったりしました。
けっこう丈の短いスカートなのに。
個人的には、最終ページの「みちるちゃん」が好き。

111:「あかがね団地のおばけ部屋」 3話
収録では唯一の連続話。
全3話で、Wヒロインということは…察しの良い方その通り。
単独2話と、複数1話のセオリー配分です。

霧山みなみ、及川ななせ
※左:霧山みなみ、右:及川ななせ

「さとる」が住むあかがね団地。
そちらの5階には、もうずっと誰も住んでいない部屋があり…。
時おり、物音や声が聞こえる~という噂があったのです。
ひょんな偶然で、鍵を見つけた「霧山みなみ」は、「さとる」と共に部屋を探検してみることとしたのでした。
ごく簡単には、そんな導入部。

もし、その噂が本当に霊的なものだったりする場合…。
もっと住人が減っていそうですが、描かれていたポストを見る限り、その雰囲気はなく。
あるいは、彼らと同じことを住人の大人らがシテいたのかもしれませんね。
鍵の発見場所、メーター裏というのも、誰かが使っている証拠っぽく感じました。
同級生の「みなみちゃん」はなかなか積極的な娘さん。
知識もあるようで、彼をリードしてえっち進めていました。
もともとそのつもりだったような気がします。

2話目は「さとるくん」のお隣に住む、年上のお姉さん「及川ななせ」
もしかしたら、収録ヒロインでは最も年上かな。
眼鏡・ショートカットという真面目そうな娘で、偶然に2人行為を知ってしまったのが切っ掛け。
興味そのまま、「さとるくん」を誘っていました。
もともと彼のが好意あったっぽいので、これは願ったり叶ったりか。
さて、そこに「みなみちゃん」が合流する3話目。
前話直後の風景で、シチュエーションとしては修羅場になっても不思議でないのですが。
まぁ、これ成年漫画であるため、仲良く複数えっちに発展していきます。
「みなみ」・「ななせ」という、どちらのヒロインも彼に対してはえっち相手という意識しかないみたい。
両手に花で羨ましい反面、嫉妬とかしてくれないというのは…微妙に悲しいですわね。
まぁ、それぞれもう少し成長してからかな。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「タカハシノヲト」センセでした。
LOではこちらが初の単行本。
トータルでは2冊目になるのかな。
ひでるさんは今回が初見です。
全部インピオ
…とは、紹介帯の文言。
なんのこっちゃ、と意味を知らなかったこともあり、ちょっと警戒したのですが。
LOのレーベルを信じました。
インピオというのは、少年少女のHのこと、だそうです。
どっかの言葉でなく、ネット発生の単語なようですね。
知らなかった、へー。

ぼくたちもっといじりたい

ぼくたちもっといじりたい (TENMAコミックス LO) コミック 2020/7/28 [アダルト] タカハシノヲト (著)


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■サカリまつり (きづかかずき)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、コメディー
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×10話
     (うち「サカってますシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きづかかずき」センセの「サカリまつり」です。

杏ちゃん、マネージャー「ありんさん」
※左:杏ちゃん、右:マネージャー「ありんさん」

 【 構成・絵柄 】

収録10話のうち、連続話が1つ。
直接繋がりあり、前後編みたいなものでした。
ジャンルはラブコメで、コメディー色の強いものです。
色々あっても、楽しく描かれていました。
↓表紙そのまま各ヒロインの巨乳っぷりが見事。
当然ながら、漫画内でもそれをピックアップしていて…。
大きいのがお好きな方は、あちこちプレイに満足頂けると思います
前半は学生、後半は社会人なお話になっているのですが、後者の登場人物らは仕事に疲れていました。
そうした経験があるのか、あるいはセンセの現状がそんなんなのかなぁ。
まぁ、おっぱいを堪能してリフレッシュしましょう。

柔らかな極細線での作画。
全体の色づきは適度で、濃淡もやや黒が強いくらい。
描き込みも過不足ありません。
コマ割りは中小でやや変化大きめ。
ちらほらはみ出していたものの、丁寧なデジタル画で安定感もあり。
見易く仕上がっていました。
漫画は派手目なコメディーちっくでお上手。
カバー裏にまとまっていましたが、男性陣の様々な反応が楽しい
人物画は広い輪郭と濃いまつ毛で漫画っぽい可愛らしさ。
↓表紙そのままに、たっぷりとした巨乳具合が特徴です。
大きいバストサイズも巧く処理されていて、違和感はありません。
人物が良い反面、小物はやや微妙。
もうひと質感欲しい気がありました。
判断については、カット絵なども見易い裏表紙が良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

:「メイド、お借りします!?」 カラー原稿あり
彼女と長続きしない「桂木」
バレンタインも近づく頃、ついにデリヘルに手を出したのです。
やって来た「杏」はサービスと称してメイド服を着ており
そんな彼女に恋人プレイをお願いしたのでした。
実はカラー原稿部分は2回戦目の模様。
「杏ちゃん」はサッパリと明るく可愛く、依頼して正解ではあったものの。
この娘の代わりを探すのは、かなり大変だろうなぁ。

:「僕たち、サカってます」
:「わたし、サカってます」
次の試合で引退ながら、また1勝もしていなかった男子バスケ部。
そこで、キャプテン「中林」はマネージャー「ありん」に、
勝ったらおっぱいを揉ませてほしい!!
そう頼み込み、“50点差で勝利したら”という条件を引き出すことに成功したのでした。
そんな訳で、部員らとの複数えっち。
↓表紙はマネージャー「ありんさん」です。
揉ませて~というお願いでしたが、複数でかかっていたため…。
それぞれ暴走し、あっさり直接行為に。
漫画はコメディータッチで描かれ、「ありんさん」もなかなか図太い神経の持ち主で。
ヘタすれば超プラック展開にもなりそうな漫画を、明るいものとしていました。
事実、その後のバスケ部を描いた続編「わたし、サカってます」でも変わらずマネージャーとして部に参加してましたから。
そちらは顧問教師とのえっち。
これ、実は前話は前フリのようなもので、続くこちらのひとコメディーが実に楽しい
どんなんかは勿体ないので、ぜひ単行本にてご確認ください。
まぁ、立派なバストなので、みなちらほら気になってたんだろうなぁ。
あるいは弱い原因は彼女にあったりして。

柊先生、戸村ひな
※左:柊先生、右:戸村ひな

:「おっぱいと芸術と」
全日本学生美術展の締め切りが迫る中。
唯一の美術部員「高木」はスランプに陥っていました。
実はその原因はハッキリしており…。
教師「柊」に直接お願いすることとしたのでした。
ヒロインで教師の「柊さん」は丸眼鏡の巨乳さん。
もっと下の学年相手にしている言動で、あんなんされたらスランプになるのも納得
また、直接お願いしたら、ちゃんと見せてくれるのが良いですね。
あれはプラン1、2ではなく、直接頼んだので正解でしょう。
母性が非常に強いらしく、えっち途中でも良い台詞を言ってました。
オチはあーだったものの、あの後はまたお願いすればなんのかんのサセてくれそう。
続編が見たいです。

:「一回抱いてみ!?」
同棲して半年になる「大志」と「唯佳」
しかし、なぜか彼は一度もえっちを迫ってきてなく。
ついに「唯佳」はキレてしまったのでした。
この2人は…性癖合わなくて別れるのではないかなぁ。
ポニーテールな「唯佳さん」は可愛らしい容姿とは裏腹に、男勝りな女性。
(※当人曰く「目ぇコワイとかよく言われる」とのことでしたが)
性欲も強そうで、よくもまぁ半年もの間我慢してたなぁ
対する「大志くん」はおっぱいフェチ。
プレイは自分勝手で、あれでは単独プレイと変わらず。
「唯佳さん」は大変だ。

:「せんせい、わたし…」
「拓馬」が「戸村ひな」の家庭教師になって半月あまり。
彼女の成績は上がらず、そろそろクビではないかという状態。
いっそのこと、とずっと気になっていたそのバストに手を出したのでした。
「ひなちゃん」はショートカットの可愛い巨乳美少女。
ただ、学力は残念な感じでした。
あの点数は…親御さん怒って当然。(平均点がどれくらいか不明ではありますが)
うん、学習したものとか栄養とか、全て胸に集中してるんだろうなぁ(笑)
実際、覚えたえっちには貪欲に取り組んでおりました。
えっちな行為しつつ、勉強するってんでもないのね…。
こりゃ次回で確実にクビか。
(※それで派遣されてきた家庭教師に、「ひなちゃん」から誘ってえっちになるのかな)

:「ワンナイト・フラストレーション」
先輩の奥様「美月」さんとのえっち話。
この人酔うといつもこうなの…
冒頭ではそんな発言をしており。
たぶん…旦那が同僚をほ連れて来る度にあーなのではないか、と。
視線妖しく、誘い方も手慣れていて。
こんな風に~」って台詞は初回のサービスみたいなものではないかな。
「黄瀬」くんはこれから大変だ。
あるいは、旦那はそんなん承知してたりして…。

:「極楽湯屋」
残業続きな仕事に疲れていた「西川」
部長の勧めで”従業員全員巨乳の温泉旅館”という「夢椿姫」へ行くこととしたのでした。
担当する中居「楓」・「聖」の2ショットはあとがき絵にも採用されていた、景色良いモノ。
いいですねー、おっぱい旅館(笑)
こちら、単に巨乳が接客してくれるだけでないのが、ポイントです。
成年漫画ですしね。
ああしたサービスで、あのオチは仕方ないか。
それでも実在して欲しい。

中居「聖」・「楓」
※中居「聖」・「楓」

:「STAND UP」
残業で終電ギリギリなものの、飲んで帰ることとした「飯田」
夜の繁華街で大学のゼミで一緒だった「橘」と再会。
2人して飲むこととなったのでした。
昔憧れていた彼女の、現状が色々大変そう~というもの。
うん、まぁ…学生時代と社会人とでは、訳が全然違いますよね。
オチを見るかぎり、漫画はこの後も巧いこと運びそうではあるものの。
「橘さん」の言動から、どーにも「飯田くん」では荷が勝ちすぎているような気がして。
ブラックな想像をしてしまいました
巧くいけばいいな。

:「セックス オフ ザ ビーチ」
付き合う「紗良」は水着のイメージガールなどの仕事をしているグラドル。
久しぶりのオフに海へやってきたのでした。
メインの仕事着で、特に変装などもしてなく。
普通に彼氏と歩いていて、イベント等にも参加しておりました。
まだ売り出し中らしく、彼氏の懸念より認知度は低めなようです。
あのバストサイズでのビーチバレーは…ポロリを期待する男性が集まってくるだろうなぁ。
海でのデートは浜辺えっちがセオリーなのですがり。
とある理由がため、部屋内でした。
まぁ、その方が普通ですわね。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「きづかかずき」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
良い巨乳っぷりでした。
原稿は最近のものでまとまっていて、加筆修正もあってか安定していたのが嬉しい。
漫画のうち社会人なエピソードは色々裏を疑ってしまうので。
コメディー色の強い前半のマネージャー「ありんさん」とか、教師「柊さん」が好き。
あるいはその後の「ひなちゃん」とか見たいです。




サカリまつり

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■放課後は冒険の時間 (Pennel)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ショートカット、巨乳
・構成 : 短編×10話。
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、描き下ろし「アフターストーリー」、
     加筆修正あり、カバー裏に「ヒロインの好きな食べ物&各話解説」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Pennel(ぺんねる)」センセの「放課後は冒険の時間」です。

クール系な彼女、大塚さん
※左:クール系な彼女、右:大塚さん

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
ただし、後日談の描き下ろしが4話分あり。
それぞれのページ量は多くないものの、追加でお話が楽しめる、お得感がありました。
(※ちなみに、描き下ろし・ネタ絵で合計14ページほどあります)
ジャンルは、ごく簡単にはラブコメ。
それでもコメディー色は強くはなく、甘すぎることもなく。
好奇心そのまま突っ走る男女が描かれていました。
年頃は様々でしたが、青春ですねー。
重過ぎず、軽くなく、という丁度良いくらい成年向け恋愛話が楽しめます。

しっかりとした線での作画。
全体の色づきは適度なくらいで、黒色が強め。
描き込みは過ぎない程度。
コマ割りは変化少なく、枠間もだいたい確保されています。
はみ出しがちらほらあったものの、比較的収まりは良い方でしょう。
色彩とコマ割り、表現がため、漫画は落ち着いた印象
背景・小物は丁度良く、優れたバランス感覚です。
原稿時期が異なるのか、多少ですが仕上がりに差を感じました。
派手さ控えめな人物絵。
一般漫画のような普通っぽいタッチが良いですね。
恋愛話とラブコメの間くらいなお話と、よく合致してます。
カバーのイラストは彩色がため、ちょっとイメージ異なるので。
紹介帯のカット絵が判断には良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

003:「ふつうの関係」
生徒会の後輩が、どうやら彼氏がいるらしく。
そうした身近にいた存在、噂話などに触発された2人は~というお話。
描き下ろしで判明しますが、生徒会長・副会長という男女です。
(※ちなみに、女子が生徒会長)
↓表紙がこちらの娘さんです。
えっちに至るまでのくだりが秀逸
あのタイミングで部屋の外を通りかかった男子らに感謝(笑)
もし、あれを逃したら…次あるかどうか分かんないですもんね。
覚悟決まった彼女が意外に大胆で燃える
自信あるんでしょう。
こちらには、描き下ろしの後日談があるのですが。
そちらの最後、3ページ目が好き。

生徒会長、露出な彼女
※左:生徒会長、右:露出な彼女

023:「露出大作戦」
初めて彼女ができ、まだ手も繋げていない関係でしたが…。
下校の際に、ふとしたタイミングで彼女の秘密を知ってしまったのでした。
何かというと、まぁタイトル通りなんですね。
モロ出しだから、お互い誤魔化しきかないのですが。
逃げることなく、ちゃんと2人して取り決めをしたのは良い事。
彼女としても安心ですよね。
(※それでいて、彼氏に知られていることで興奮も得ていて、一石二鳥な感じ)
メインはビルの階段でのえっちでした。

039:「おとまりでーと」
幼馴染み「リカ」に告白した「ケイ」
本ばかり読んでいる地味目な娘ながら、強い好奇心を持つ”危なっかしい子”だったのですが…。
いつの間にやら、すっかり見知っていた彼女ではなくなっていたのでした。
とりあえず、告白の成功おめでとう。
付き合ってみたところ、予想外に彼女がエロ知識を身に着けていた、という流れ。
男性としては有り難い面もあるのですが。
良く知ってたつもりだった幼馴染みなので、「ケイくん」としては複雑だろうなぁ。
中盤のくだりは、男性どうかなー。
ただ、あれをぱっと出してくれるというのは、ある意味深く信頼されている証拠だと思うぞ。
(※裏表紙もそんなん)
最後のくだりがラブラブです。

055:「ひみつの自由研究」
それぞれの事情がため、小さい頃に根城としていた”秘密基地”にやってきたのでした。
幼馴染みの男女を描いた1話。
秘密基地、は農家か何かの小屋。
好意でそこを自由に使うことができるようになったらしく、子供のソレにしては立派な建物です。
発言から察するに、そこを訪ねたのは久しぶりのこと。
まだ付き合ってはないようでしたが、お互い年頃なため…という流れ。
急に胸元はだけてたのが、ちょっと繋がらない感じ。
重要な部分なので、何かもうひと切っ掛け欲しかったなぁ。
濡れ透けみたいなん(←ベタね)
こちらには後日談が描き下ろしされていて。
成年漫画の定番、夏祭りでした。
彼女の方からあーしてくれると、実に助かる(笑)
もともとその気だったらしく、縁日もそこそこに野外プレイでしたよ。

075:「笑顔の思い出」
スマホ契約帰りのカップル話。
です、ます調の喋り、ごくごく落ち着いた物腰、サッパリとした性格というこちらのヒロインが独特で楽しい。
クール系と称されてます。
傍目に見るには楽しいのですが、あれに対応し続ける彼は精神力が必要そう(笑)
そんな彼女なのですが、えっちにて乱れる姿が最高
彼女の言ってることは…なんとなく理解できるなぁ。
そんなんだから良いんですけどね
ラストページのやり取りがまたいい感じでした。

091:「あたらしい時間」
久しぶりに田舎に帰省した主人公。
すると、4年振りに昔付き合っていた彼女「さなえ」が訪ねてきたのでした。
漫画には、ちらほら過去シーンが差し込まれているのですが。
ううむ、4年でしっかり成長しましたなぁ。
もともとおっぱい大きな娘さんでしたが、よりサイズアップしたかな?
むちむちで彼が羨ましい。
いい娘さんでしたよ。
こちらは、ただ元カノとの復縁が描かれているだけではなく。
寂れた田舎、父親との関係、彼女との初えっち…など、そう単純ではないのがポイントです。

107:「キミがほしい!」
友人から聞いた噂話を真に受けた「丸井」
その女子「大塚」は同学部・サークルで、ちょっと気になる存在であったため。
2人きりのタイミングを得て、お願いしてみることとしたのでした。
ちょっと派手目な容姿と余裕ある言動な「大塚さん」
誤解されるタイプでしょうねー
なぜか準備万端だったし。
いい娘さんなんですけどね。
こちらには、3ページの描き下ろし後日談があるのですが。
彼のリクエストを受けてバニー衣装を披露してくれています。
ぶっちゃけ、ひでるさんは本編よりコッチのが好き。
よくお似合いでしたよ。

127:「すみれほどな愛」
こちらは新婚さんのお話。
ただ、初夜以降はレス状態が続いていたのでした。
ざっと見ると見逃してしまいますが、小さい「すみれさん」に注目。
スタイルも華奢で、収録でトップだろう貧乳っぷりなんですね。
2人の切っ掛けは、お見合い。
すぐに籍を入れたらしく、まだ手探り状態という感じでした。
それでも結婚はしているのだから…お互い、引っ掛かるところはなかったのでしょう。
レス状態が続いたことで、不安になった「すみれさん」が夫「ヨシヒサ」の動向を伺うのが切っ掛け。
あの切っ掛けの場面は…恥ずかしい
うん、よくある、もう少し話しようね~、というカップル。
彼の言い分も分からんでもないですけどね。

143:「汐にみる夢」
夏休み直前にフラれてしまい。
黄昏ていた海にて、不運にもクラゲに刺されてしまったところ…。
近くで喫茶店を経営していた「文子」に助けられたのでした。
以後、恩返しにそちらでバイトを続けていたのです。
年上お姉さんとのカップル。
こちらは、主人公「葉」くんがよく妄想しているのがポイントです。
最初の仲良くなるくだりは、漫画かと思いましたが。
期待する風景で納得。
「文子さん」からすれば、彼は…頼りなく見えてるんだろうなぁ。
年上な雰囲気とは裏腹に、可愛らしい彼女に注目。

久理山あき
※久理山あき

159:「日陰を歩く」
学校の近くにある、いつも人気のない公園。
放課後によくそちらに向かっていた「風野」は、そこで寝ていたクラスメイト「久理山あき」を見つけたのでした。
中扉にてカラーの彼女が見れます。
「あきちゃん」は、自己紹介の際に偏った作品群を好みであると挙げていて。
そうしたタイトルそのまま、悪目立ちしているのですが。
実は、主人公「風野」もそれらをよく知っていて、好きなんですね。
趣味の合致から、急接近するカップル。
いわゆる通常でない作品について共有できたのというのは喜ばしいこと。
漫画は彼視点なので、素の自分を堂々と見せれている彼女を羨ましく思っていることが強調されているんですが…。
たぶん、巧い事立ち振る舞っていた彼を「あきちゃん」も凄いと感じたのではないかなぁ。
こちらには描き下ろしの後日談があります。
「風野くん」はあの後えっち仕掛けるのではないかなぁ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「Pennel」センセでした。
今回は2冊目の単行本。
当ブログでは、「潜熱」を紹介しています。
今回もバニーがあって、幸せ。
冒頭の生徒会長さんも良かったですが。
個人的にはクール系な彼女がお気に入り。
ぜひ、続編で見たいです。
やっぱり撮影したりして(笑)



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■姉乳搾精ックス (JYUN)

★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●◎〇○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、複数。
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、8話収録
      (うち「吸った揉んだのバストケア?」×3)
・おまけ: あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「JYUN(じゅん)」センセの「姉乳搾精ックス」です。

杏奈さん
※杏奈さん

 【 構成・絵柄 】

収録は1つ複数話あった以外は全て短編。
8話でしたが、各話のページ量は多く、読み応えは問題ありません。
複数話は前後編と、カラー原稿のショートもの。
表題から察せられるようなバストと姉ヒロインなのですが、そのほか短編に姉は1人だけ。
お姉ちゃんな方は、その成分少ないのでお気をつけて
また、ほぼラブコメな漫画群なのですが、最終話はやや毛色が異なるもの。
お話もバッド展開となっていて、耐性ない方は微妙な読後感となってしまうかもしれません。
雰囲気明るめな絵なので、ラブコメのが合っていると思います。

強い線で、濃淡具合はデジタルでやや濃いめ。
描き込みはそこそこですが、原稿は賑やか。
全体ではややコッテリ気味だったと思います。
漫画表現に派手なところあり。
表情や動きにやや硬さが感じられ。
なんというか…自然ではなく演技してるぞ、って印象でした。
背景や小物、引き絵にも弱さが見られます。
人物絵は豊かなスタイルで良く、他も改善されていけばいいかな。
判断については、裏表紙のカット絵がオススメです。

 【 収録話 】 8話収録

003:「吸った揉んだのバストケア? 搾ってあげちゃう」 カラー原稿
007:「吸った揉んだのバストケア?」 前後編
隣に住んでいる幼馴染み「まり姉」こと「まりあ」
親不在の時など色々面倒を見てくれていて、「たくや」にとっては実姉というような彼女でしたが。
帰宅した彼は、意外な姿の「まり姉」と鉢合わせてしまうのでした。
成年漫画での独りプレイは目撃されるのがセオリー。
彼氏と長続きしない原因がえっちだと考えていて、またいわゆる陥没でも悩んでいたのでした。
鉢合わせてもなお、普通に振る舞おうとする様がなんだか逆にリアル
まぁ、ここまで聞いたなら、チェックしてみようってなるのは当然。
後編では、すっかりスイッチ入って別人のようになった「まり姉」を見ることができます。
こっちのが姉ちっくですわね。
当然ながら経験者であり、しっかりリードしてくれていました。
オチのお風呂シーンがラブラブです。
冒頭話「吸った揉んだのバストケア? 搾ってあげちゃう」4ページのはカラー原稿。
まさしく真っ最中で、おっぱいでした。

まり姉、クイーン「城下綾」
※左:まり姉、右:クイーン「城下綾」

059:「キモチ×ウラハラ」
スタイル良く成績優秀な委員長「城下綾」
ついたあだ名はクイーンという彼女なのですが。
彼女と幼馴染みな「中島智哉」は雑用を頼まれ~といった流れ。
彼の台詞からすると、PC室で取り乱した素の姿を見たのは久しぶりな様子。
漫画のメインは珍しく学校を休んだ彼女のマンション(住むところ同じ)を訪ねてから。
病人で寝ていたこともあってか、家では眼鏡オフでした。
お好きな方は残念。
クイーンな学校での凜とした感はなく、熱もあってかトロトロ。
だいぶ可愛らしい感じになっていました。
まぁ、昔からの知り合いということはあったとしても。
あの状態で彼を部屋に上げた時点で、好意はあったんだろうなぁ
これで熱が引いたら、学校でどーなるんだろう。

087:「ニート姉は弟を独占したいようです」
人気子役「御崎裕介」と、その姉でニートな「御崎麗佳」のお話。
芸能界に身を置く「裕介くん」の発言に注目。
これ漫画ですが、実際もこんなことありそうね。
ただ、ちょっと口軽いかなぁ。
姉「麗佳さん」はまた性的にも弟を好いており。
あんな事言われれば、仕掛けるのも当然。
これで良かった…のかな??
しかし、このままだと「裕介くん」はロクな大人にならないだろうねぇ。

117:「彼女の素顔?」
付き合って数カ月という「涼子」
「高瀬ハヤト」は彼女のクールな雰囲気を好んでいたのですが…。
なにかにつけて素っ気なく、また職場の保育園に行くことも拒否されてしまい。
不安になっていたところ、「涼子」に大事な人を奪われた、という「杏奈」は彼女が浮気していことを密告してきたのでした。
気持ちは分からんでもないですが…「杏奈さん」がえっち仕掛けてくるのは、漫画かなぁ。
後々の展開的にもそんな印象でした。
クールだという「涼子ちゃん」の素顔が違う、ってのは想像できると思いますが。
あのテンション維持し続けるのは大変そう。
妖しいオチが好き
しかし、2人付き合うまでどーだったのか、見てみたいですね。

145:「どっちがイイの!?」
赤点の「正一」は先生の家で特別補習を受けることとなったのですが。
彼への視線を警戒した幼馴染み「ゆーこ」は、手伝いと称してついていくこととしたのでした。
Wヒロインのえっち対決話。
まったく躊躇しない女性教師が凄い
彼は直接の生徒ですからね。
家に招く時点(下手すると2人きり狙い)で問題だと思いますが、えっち誘ったのも彼女ですからね。
「正一くん」が乗っかるのは当然でしょう。
それを目撃した「ゆーこちゃん」も参加し、複数展開に。
いいなぁ。
最中に2人して揉めてるのが楽しいです。

先生と「ゆーこ」 、妹「千夏」
※左:先生と「ゆーこ」 、右:妹「千夏」

169:「パンデミック」
食中毒、という疑いで入院した「浩平」とその妹「千夏」
実際はウィルス性の病気らしく、長期入院となったのですが。
症状が重い「千夏」は、同室である「冬乃」の衝撃的な光景を目にすることとなるのでした。
基本的にはタイトル通りですかね。
冒頭シーンで察するところ、すでにあの病院全体に蔓延してる?
後半にあの女医さんもいれば、まさしくそうなのだと分かるんですが、違うのかな??
詳細不明です。
えっちシーンでは、サブヒロイン「冬乃ちゃん」が目立っていました。
「千夏ちゃん」はお兄ちゃん好きなため、ちょっとネトラレ感あったので注意。

 【 その他 】

以上、本日は「JYUN」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
タイトルの「姉」
そして↓表紙のおっぱいに引っかけられました。
いや、あれは見事な絵でしたねー。
さすがに白黒絵はあーまでの質感はなかったものの、全体は巨乳祭りな1冊でした。

姉乳搾精ックス

姉乳搾精ックス (真激COMICS) コミックス – アダルト, 2018/1/4 JYUN (著)


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■穴あきガール!!! (だむ)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] コメディー、風俗、巨乳
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×8話
     (うち「首ったけ・シリーズ」×5)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「煮卵CLUB特別付録」、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「だむ」センセの「穴あきガール!!!」です。

井上さん
※井上さん

 【 構成・絵柄 】

収録はメインの連続話と、短編群です。
8話のうち5話がシリーズもの。
エピソードはバラバラなのですが、全てとある風俗店を舞台とした漫画群。
ラブ…な要素はほぼなく、基本はコメディーもの。
ちょっとした事情がため、個人的には熱血社員ものっぽくも感じました。
お話は軽く繋がっていて、ラストまでよくまとまっています。
面白かったです。
収録の短編らは、また趣の異なるもので。
短いながらも、高い完成度がありました。
軽いノリな雰囲気を裏切らず、また良い意味では裏切ってくれたような単行本です。

クッキリとした線での作画。
全体の色づき良く、デジタルな濃淡具合。
過ぎないくらいの描き込みです。
コマ割りは中小で重なり、はみ出しが多く。
それなりに枠間はあるのですが、結構賑やかな原稿でした。
コッテリです。
豊かな表情であちこち反応は大きめ。
コメディーちっくな漫画です。
ちょっとしたコマも楽しく仕上がっていました。
勢いがありますよね。
広い輪郭はやや縦長、まつ毛・鼻・大き目な口が特徴。
お話の関係もあって、全体でギャルっぽい娘が多く、画風とピッタリなのですが。
1名、眼鏡の真面目そうな子も、なかなかいい感じ(※エロ堕ちしていく事もあってかな)
処理の違いは当然あるのですが、ほぼカラー絵との変化はなく…。
判断については、↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 8話収録

001:「あこは首ったけ!」 カラー原稿あり
025:「リーナ様も首ったけ!」
049:「小麦色に首ったけ!」
073:「ムーコちゃんをありったけ!!!」
095:「パラダイス座に首ったけ!!!」
老舗風俗店「パラダイス座」を舞台とした「首ったけシリーズ」の5話。
3名のヒロインが登場し、各話でヒロインがバトンタッチしていきます。
最終話は例によって総出話。
もう1話は、2名のヒロインが共演するお話になっています。

冒頭話「あこは首ったけ!」は、日本一の泡姫を目指す「あこ」ちゃんのお話。
カラー原稿4ページからキチンとお話が繋がっていて、かつバッチリえっちが見れるようになっていました。
お話は表題そのまま、リピート客を増やすべく彼女が奮闘するというもの。
取り替えなかったので、偶然あーなったのだと思いますが。
ちょっと、分かり辛かったかなー

「あこ」、「リーナ」
※左:「あこ」、右:「リーナ」

「リーナ様も首ったけ!」は、前話にもちらほら見切れていた、ツインテールな「リーナ」ちゃんのお話。 
「パラダイス座」創始者の孫という彼女。
お店再興のために頑張っているのですが…トップの座を「あこ」に奪われてしまったのでした。
(※前話での影響)
その秘密を知った「リーナ」は、どんなんか試してみようというところ…。
ちょうど、苦手にしていた客と当たってしまったのでした。
単行本の表題に最も合致したエピソード
特にえっち直前での三択部分は、けっこうこちらもサドキドキさせられます。
面白い。
なお、タイトルに「様」がついてますが、他の泡姫らもそう呼んでいて。
口調は「~ですわ」という、お嬢様ちっくなものでした。
「小麦色に首ったけ!」も「リーナちゃん」がメインですが、「あこちゃん」も登場しています。
黒ギャル雑誌「煮卵CLUB」からオファーがあった「パラダイス座」
グラビア撮影のため、抜擢された「リーナ」は日サロへ行くのでした、という導入部。
撮影に参加するもう1人は「あこちゃん」です。
日サロでは「リーナちゃん」の単独プレイが見れます。
撮影シーンがメインで、すっかり日焼けした「リーナ」・「あこ」のWヒロインとなっていました。
オチはお約束ですかね。
いちおう、カバー裏にてそれっぽいものが見れるようになっていました。

「ムーコちゃんをありったけ!!!」は、3人目のヒロイン「ムーコ」の登場回。
顔出しはなかったですが、名前はちらほら出てました。
(※表記は「夢子」です)
褐色肌で、容姿・性格ともどもギャルちっくな娘。
実は泡姫ではないというのがポイント。
お金返す」という発言がありましたが、なかなか良心的ですわね。
(まぁ、トラブルになったらややこしいか)
翻弄された客の男子が、リベンジに再度やって来るというのがメイン。
うん、3カ月もの間、本気で頑張ったんだね…。
凄いけど、くだらん(笑)
なお、裏表紙がこちらの「ムーコちゃん」、↓表紙は「リーナ」・「あこ」となってます。
最終話「パラダイス座に首ったけ!!!」は…とある事件が発生。
店が閉店となってしまったのでした。
果たして何があったのか、は秘密。
再興を目指していた「リーナちゃん」のああした反応は当然だとしても。
「あこちゃん」はちょっと意外でした。
他で働けばいいかー、って即ならないというのは、愛着があったという事なのでしょう。
(※1話目では全国を目指していた)
なお、お話の起点となるのも、「あこちゃん」の発言から。
ラストらしく、派手な複数プレイとなっていました。
こんなんですが(失礼)、オチはちょっとしんみり、かつ爽やかなもので…。
さすがに泣きはしないものの、じわーっと余韻があると思います。

113:「あのヒトを追いかけて」
朝の電車にて「さや」が遭遇する男性。
必ず触ってくる彼に、次第に意識が変化していってしまうのでした。
コメディー要素なく、収録ではややシリアス調なお話。
わかる?
…とは、漫画内でとある場面での台詞なのですが。
ううむ、よくわかんない。
積極的なんは、美学に反するって事なんかなぁ。
こちらのヒロイン「さやちゃん」は眼鏡でいかにも気弱そうな女子。
いぢめたくなる感じよ。
しかも、ドえらいほどの巨乳の持ち主で…。
縄師とかに好まれそうでした。
(※作中ではその大きさを「漫画じゃん」、とか言われてました)

141:「クラスメイトはびっち家政婦!?」
外出する父親が依頼していた”家政婦.net”
そちらの派遣でやってきたのは、ギャルちっくなクラスメイト「井上」だったのです。
タイトルにはビッチ、とあるものの…。
いちおう、収録話では最も、というか唯一のラブコメちっく漫画です。
ああ見えて、家事に長けているというのはお約束。
結構なお人好しでもあり、断り切れずに、ずるずると発展していきます。
お年玉3袋分なようでしたが、彼はいくら使ったんだろう。
なお、こちらの切っ掛けは、「山田」くんが持っていた雑誌なのですが…。
そのタイトル「煮卵CLUB」ということで、メイン連続話と同じ世界観だろう漫画です。

さや、ヒッチハイク中の女の子
※左:さや、右:ヒッチハイク中の女の子

161:「無責任に連れてって♪」
車を走らせていた主人公は、ヒッチハイク中の女の子に無理矢理止めさせられ…。
強引に同乗されてしまったのでした。
ノリ良く高いテンションな女性。
まぁ、あのおっぱいですから…男性が通りかかれば、かなりの確率で成功しそう。
面白い娘で、ノリ的にはメイン「首ったけ」シリーズと似ていて。
ちょっと切なく爽やかさあるオチも同様で、実に見事
優れた短編作品となっていました。
(※ちなみに、某書店のおまけでついていた設定資料の彩色絵はよりキュートでしたよ)

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「だむ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
はっちゃけた感じの↓表紙絵で…どうしようか、店頭で迷いました。
絵柄は好みなタイプなんですが、お話は逆に合わなそうかなーって考えたのよ。
結果、どちらも優れた漫画群でした。
特に短編はどちらも雰囲気違い、良かったです。
全て続きが見たくなりますね
(※特に「クラスメイトはびっち家政婦!?」ですね。ドラックストアの袋に入っているのは、箱サイズのだと思われ…寝れなそうだぞ!!)
他の漫画もどう描かれているのか、次の単行本が今から楽しみ。

穴あきガール!!! 穴あきガール!!! (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
                  (2020/06/30)
                  だむ
                  ※現在、アマゾン登録なし


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■悦楽の巫女 (桃之助)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、貧乳、日焼け跡、ファンタジー
・構成 : 11話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「悦楽の家族」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桃之助(もものすけ)」センセの「悦楽の巫女」です。

春さま(私服)
※春さま(私服)

 【 構成・絵柄 】

1冊まるまるの長編漫画です。
本編は10話で、後日談な描き下ろしが1話ありました。
(※ちなみに6ページです)
全てお話が繋がっていく、長編ストーリー。
漫画で描かれる時間の幅は大きく。
概ね55年くらいの時間が経過していき、ざっくり3部構成となっていました。
壮大な物語が描かれていましたよ。
そういう、世代が続く~みたいなお話が好きな人にはより良いでしょう。
それぞれブロックにて、メインとなるヒロインが登場しております。
詳しくは後述しますね。
漫画はごく簡単にはラブコメ。
そうコメディー要素は強くなく、またラブ要素もあるのですが…。
とある事情がため、それぞれの初回えっちは突然始まるのがパターンとなっていて。
好意はあるものの、どちらかが準備不足なのでした。
そんなん好みな方には、より楽しめるだろうと思われます。
(※実際にやんないように)
明確なヒロイン・キーワード、”貧乳”、そして”日焼け跡(褐色肌)”があり。
刺さる方は、こちらも間違いなく直撃コースで撃墜されることでしょう。

サラリとした極細線での作画。
デジタルな濃淡は綺麗で淡く、描き込みはおおむね適度なくらい。
重なるようなコマ割りは変化少な目。
色彩もあってか、賑やかでも見辛い印象はありません。
漫画はコメディー調で、雰囲気楽しいもの。
それなりにメリハリあり、引き絵にはやや不安さを感じます。
また、若干ですが…先の明るめな濃淡は、表現ではマイナスに作用することもありました。
あちこちの質感もそんなんですかね。
ただし、そもそもダークな漫画ではないので、そう大きな問題でないと思います。
広い輪郭で大きな丸い目の可愛らしい人物画。
鼻あたりの処理に特徴があります。
カラーでもそう変化はないのですが。
個人的には白黒絵のが味があって良く見えました
判断はいくらかプラスの判定で良いと思います。

 【 収録話 】 14話収録

005:「悦楽の巫女」 10話
205:「悦楽の家族」 描き下ろし
昔、築谷の里」には、この地を鎮める巫女様と守護する武家の男がいました。
二人は恋仲になり、密かに付き合うけれど…男には縁談の話が来てしまう。
自由恋愛ができない時代。
かけおちを約束したものの、待つ巫女様に反して男はやって来なかったのです。
実は、男はかけおちに気付いた縁談相手に殺されていたのでした。
それを知らぬ巫女様は待ち続け、以来この里を永遠に彷徨っているのです…。
そうした巫女様を鎮めるため、首に四つの葉のアザができた人はすぐ社に行って仕えることで、この里は守られているのでした。

そうした伝説がある里でのお話。
昭和から始まる現代劇で、ファンタジー成分はごくちょろっと。
基本的には男女の恋愛話で、里の因縁的なテイストも軽く含まれています。
前述したように漫画は3部構成となっていて、かなりながーいお話
ストーリーが進むうち、ヒロインのバストサイズがだんだん小さくなっていくのがポイントです(笑)

菫、結
※左:菫、右:結

●第1部 昭和58年 1~3話まで。
漫画の開始はこちらから。
首に四つの葉のアザができた「水無瀬幸長」は、幼馴染み「穂波菫」に連れられ、夜の神社、社までやってきたのでした。
メインヒロインは、男女とか言われていた「菫さん」
言動はそんな感じであるものの、立派なバストの持ち主で。
こちらのえっちはそんなんが切っ掛け。
いい具合の濡れ透けが見れます。
まぁ、「菫さん」はちょっと無防備過ぎかなー。
ただし、「幸長くん」はせめて事後にでもいいから、ちゃんと言葉にすべきだと思うぞ
こちらのメインは、なんと言ってもこの2話目。
社はお祭りの真っ最中。
今日は神輿を担ぐんだぜ
そう言っていた「菫さん」はサラシにはっぴ、そしてふんどし姿で、ついでに日焼け跡まで楽しめます。
お好きな方にとって、単行本全体でもここが最大の山場になるでしょう(笑)
あのお尻は、ちょっとヤバいわね。
なお、「春」さまがキチンと登場するのは、この2話からです。
3話目は…ネタバレ避けるため、いちおう秘密にしておきますね。
こちらエピソードでの、ボーナスステージみたいな印象。
「菫さん」の巫女姿(※しかも黒ブラ)から、「春さま」との百合えっちも描かれてます。
2、3話での切っ掛けとなっている、については、軽く覚えておきましょう。

●第2部 平成30年 4~6話まで。
最初に登場するのは、「菫さん」の妹「穂波結」
彼女はずっと築谷でなく、外から冷静な目で見てきた、里の印象が描かれています。
ちょっと興味深いですよ。
続く3部でも主役となる「水無瀬幸人」ですが、ここは少年時代。
彼の背景は…まぁ、苗字・名前から、なんとなく察せられるかもしれませんが…秘密ね。
詳細はぜひ本編でお願いします。
5話は…待っていた方いるかもしれません、「春さま」のヒロイン回です。
ずっと和服ばかりだったので、制服みたいな服装は新鮮でいい感じ。
褐色肌で白髪、古風な物言いという彼女なのですが。
2話冒頭部分のえっちシーン切り出しは、ひとポイントあるので見逃さぬように。
5話から6話にかけて、その「春さま」の語りがあり。
だいたいの謎、「結さん」か疑問に思っていた事は、ここで判明していきます。
なにげに鋭い「幸人くん」にも注目です。

●第3部 令和18年 7から10話、そして描き下ろし「悦楽の家族」
前回ラストでは青年だった「幸人くん」が、年齢を重ねていて。
だいぶフケてましたねー。
目標そのまま、大学図書館の主となっていました。
なお、そちらに通っている「椎名」くんなのですが。
だいたい皆さん想像つくと思いますが…実は女子です。
ショートカットで中性的な、幼い雰囲気ある娘さん。
登場時点から、スクール水着のような日焼け跡で登場してます。
「春さま」と人気を二分してそうな(たぶん)ヒロインですよ、ええ。
7話目はまさか、の寝込み襲う展開。
おいおい、新聞沙汰だぞ。
事態を理解した後、さらにオチの一言に注目。
あんなんいいなぁ。
さて、そんな「椎名くん」の秘密が明らかになる8話目
いやはや、もの凄いお話ですわね。
そんなん知ってなお、というのは…凄いな。
こちらは昼間の図書館えっちです。

春さま(制服)、椎名
※左:春さま(制服)、右:椎名

里に戻った9話目は、久しぶりの「春さま」
こちらは学校の制服姿です。
うん、そもそも精神が若い
こちらでひと展開があり、最終10話に繋がっていきます。
ここから描き下ろしまで、成年漫画的な感じに。
なんというか、「幸人くん」は凄いな…。
「春さま」の件は描き下ろし部分で、ざっくりとありました。
まぁ、あのくらいで十分かな。
これで、ようやく彼女の長い月日は終わるんでしょう。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「桃之助」センセでした。
当ブログでは「桃娘 ももむすめ」、「桃色ナース」、「ハジメテノ恋愛 ハジメテノ彼女」、「褐色マーメイド」などを紹介しています。
そう、「褐色マーメイド」は良かったなぁ…。
今回はネット上で見掛けた、↓表紙に釣り上げられました。
いいですよね、巫女服
皆さん脱ぎかかっていて、ぱっと見分かり辛いと思いますが、裏表紙のヒロインらも巫女服で…。
(中扉のカラー絵もそうですね)
店頭では巫女さんらとイチャイチャ☆的な想像をしてしまうのですが。
ガッツリとした巫女服えっちは、3シーンだけでした
いちおう、通常シーンではちらほら描かれていて、また各ヒロインの巫女服姿もちゃんと描かれてはいたのですが。
そう多くはなかったので、お好きな方は気を付けて。





悦楽の巫女


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■春衡伯爵家の事情 (菊月太朗)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 時代、メイド、ラブコメ
・構成 : 初単行本、7話収録(全て表題作・1巻完結?)
・おまけ: あとがき、合間に作品解説、参考文献、加筆修正あり、
     カバー裏に「春衡伯爵家の事情」が出来るまで。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「菊月太朗(きくづき・たろう)」センセの「春衡伯爵家の事情」です。

文
※文

 【 構成・絵柄 】

収録は全て表題シリーズです。
同人誌で発表されていた漫画をまとめたもの、でいいのかな。
加筆修正があり、全くそのまま収録ではないらしく。
持っている人は…違いを見比べるという楽しみができると思います。
なお、収録話はちゃんと終わっていましたが、お話には別ルートがあるようで。
続巻ではないでしょうけれど、シリーズの漫画はまた発売がありそうでしたよ。
”明治浪漫の旗手”
そんな冠をつけられたセンセですが…そんなんは伊達でありません。
ちょっと読み進めれば、中扉カラーページ(特に後ろ側)での、いかにも楽しげなイラストからは想像もできないような、よく描写された世界に圧倒されることと思います。
詳しくは後述しますが、単にラブコメ漫画としても優れていて。
こちらが驚かされる、高い完成度の1冊でした
オススメします。

しっかりとした強めな線での作画。
描き込み・色付きはしっかり。
お話の事情も手伝って、濃淡は濃い目です。
コマ割りは変化少なく安定。
おおむね枠間は確保されていて、それなりに白比率があり。
絵柄はぎゅとした濃さありつつも、コッテリ見易い原稿でした。
全体丁寧で安定していて、乱れ・崩れはありません。
解説などで書かれているように、こだわりの背景や小物は見事。
特に意識しなくとも、そのたっぷりとした雰囲気を感じられると思います。
また、それでいてメリハリあるので、主張し過ぎな印象もありません。
人物らも同様で、良い意味で普通にラブコメちっく。
適度にコメディー崩れし、また可愛く描かれていました。
そうした、ほどよい加減は見事
ソレっぽくないテイストでの成年漫画がたっぷり楽しめると思います。
カラーはまたその良さあるのですが、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
個人的には白黒絵のが味あって好きです。

 【 収録話 】 7話収録

005:「春衡伯爵家の事情 壱」
033:「春衡伯爵家の事情 弐」
061:「春衡伯爵家の事情 参」
097:「春衡伯爵家の事情 肆」
124:「春衡伯爵家の事情 ~コルセット篇~」
133:「春衡伯爵家の事情 ~令和篇~」
185:「春衡伯爵家の事情 ~産養~」

時は明治20年。
「静」はとある伯爵家、春衡家に女中として御奉公に上がったのでした。
そんなんがオープニング。
ごく簡単には、一族男子と仕える女中らのラブコメ話です。
メイドさんらとイチャイチャ…ってな漫画ですわね。
あとがき、解説の詳細な文面からだいたい察せられると思いますが…。
書かれていた「時代考証に6カ月以上」という努力っぷりは半端なものではなく。
いわゆる、”普通の成年漫画”とは大きく外れた、あちこち描写に優れる傑作漫画というべき仕上がりです。
素直に凄いなぁ、って感じました。
特に意識なくさらっと読んだだけでも、そんなんはじんわり伝わってくることと思います。
…で、それでいて。
普通のラブコメ漫画としても出来は十分に素晴らしく。
妙に硬くなり過ぎることもなく、うまーいこと漫画サイズに落とし込まれていたような印象
ヒロインらはごくごく可愛らしく、また成年系として損させないエロス感がありました。

ただ、そのこだわりは普通に読むには多少のマイナス点にもなってます。
作中の台詞、単語などもしっかり時代がかっており、また各登場人物は春衡家の面々に対し、憚って直接名を呼ばないなどなど、ちょっとぱっと分かり辛いところもありました。
些細な事ですけどね。
まぁ、単純にえっち追いたい人は、周辺事情すっ飛ばして読み進めちゃうんでいいと思います。
そんなんでも十分楽しめるので。

静、雪子
※左:静、右:雪子


 【 春衡伯爵家の事情 登場人物 】 ※ネタバレ避けるため説明は最小限です。

■壱。
「春衡芳朝」 とも。菊じるし様。学者莫迦。
「静」     芳朝付き女中。父親は五位様の教師。彼女も英語が堪能。 
■弐。
「春衡芳則」 五位様。若殿様。春衡家嫡男で事業を成功させていて、人望も厚い。
「雪子」    若奥様。芳則の妻。もともとお姫様育ち。
■参。
「春衡芳竹」 殿様。西洋好き。妻「梅子」は故人。
「文」     御台所付き女中
■肆。
「春衡芳成」 元服したばかりの八男。
「ヒバリ」   女中。
■令和。
「春衡芳郎」 嗣子。
「二荒敬子」 小松さま。芳郎と婚約。
「セッカ」   敬子付き女中。有能。
「鹿島光子」 教師。


冒頭話、壱は「ともさま」と「静」さん。
今回の↓表紙でおっぱい見せてくれているのが彼女です。
店頭で釘付けにされると思います(笑)
なお、途中で顔を見せていた「雪子」さんと「五位様」は次のエピソードでのカップルです。
こうした演出はいいですね。
シリーズ各話にちらほら描かれてました。
笑ったらきっと可愛いのに~
そう言われていたくだりの「静さん」が百面相していて良いですね。
彼の前では努めてそう振る舞っていたんでしょう。
中盤、ベッドでの単独プレイは…メイドの特権みたいなもんですわね(笑)
これ成年漫画なので、当然ながらバレてしまうんですが。
まぁ、切っ掛けとして結果オーライでしょう。

弐はお姫様育ちだという「雪子さん」と、若殿である「五位様」
前話の「静さん」も登場していて、「ともさま」とはまた違った表情が見れるのですが。
合間の解説を読んだ後に見ると、また違った感覚が味わえると思います。
こちらのプレイは、いわゆるメイドものでの定番。
拘束具が楽しめますが…ラブコメ好きな人にはややハード気味
ただ、あーした後での「雪子さん」の一言は素敵でした。

参は登場ヒロインで最もロリロリとした「文」と殿様。
冒頭シーンは初えっち風景で、漫画のメインはその後にどうなった~というもの。
立場的には、最も主人・メイドという2人なのですが。
描かれるやり取りは、収録では群を抜いて異質で、これはまた非常に面白い。
片手で彼女をひょいと抱えられる体格差がまた良いですね。
いいなぁ。
個人的には「もうひとつ!!」のコマが好きです。

肆は八男「成」くんと「ヒバリ」さん。
冒頭は参の前半に描かれていたシーンと重なっています。
こちらのヒロイン「ヒバリさん」は、メイドさんキャラで必ず需要があるだろう、お姉さんタイプ
まだ若い彼を優しくリードしてくれていました。
(※それでいて、読者も驚く秘密があるので、お楽しみに)
部屋に向かう前の準備シーンが好き。
個人的には、なんだか必殺シリーズでの出陣シーンが頭に浮かびましたよ。

ヒバリ、二荒敬子
※左:ヒバリ、右:二荒敬子

続く「コルセット篇」はサービス的な短編。
タイトルそのまま、コルセットでの各カップル模様が描かれています。
見開きの扉絵は4名ヒロインが集合したもので、ちゃんと漫画でのそれと同じデザイン。
ただし、「ヒバリさん」だけは本編に着用シーンないので、そちらでのみ堪能できます。
「令和篇」は明治を舞台とした各話と違って、現代劇。
お話もこれまでと違い、婚約が決まった「敬子」さんが女中「セッカ」と共に春衡家へ潜入するというもの。
リアクションが大きく、ドジっ娘な「敬子さん」が楽しいエピソードです。
(※その隣にて「セッカさん」のスーパーメイドっぷりが凄い)
「芳郎」くんが語るあの話でのシルエットを見逃さぬように。
収録でのラスト産養(うぶやしない)は…簡単には、子供が生まれた際の祝宴儀式のこと。
時代はまた基本である明治に戻っていて。
各話エピソードでの誰かの子供が生まれ(秘密ね)、7日目の夜に皆が集まるというもの。
そうした切っ掛けのため、なんというか、ほっとする空気が漂っていて…。
この単行本に相応しいラストだと思いました。

 【 その他 】

そんなこんなで、「菊月太朗」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
今回は店頭でぱっと見た、↓表紙の「静さん」に釣り上げられました。
いやー、凄かった
このクオリティで成年漫画というのが、また凄いですね。
はー。
個人的には、タイトルの「事情」という単語から察せられるエロス感。
↓表紙にて、おずおずと胸を見せるよう強要されている(…ように見える)メイドさんのイラスト。
そして薄暗い背景色。
…などの要素から、あるいは某PCゲームを彷彿とさせるような、メイド調教漫画だろうと思っていたのですが。
明るいラブコメ漫画で、ひと安心でした。
皆さんもジャンル違いにはご注意




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■みだらすいっち (れぐでく)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、巨乳
・構成 : カラー(8P)、9話収録(うち「吸シリーズ」×6)
・おまけ: あとがき、作品解説・ヒロイン設定、加筆修正あり、
      カバー裏は表紙ラフ絵、描き下ろし「万事吸す」、
      一部描き下ろし「セクシャル吸ぴっど」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「れぐでく」センセの「みだらすいっち」です。

淫魔・吸血鬼ハーフ「深渕咲月」
※淫魔・吸血鬼ハーフ「深渕咲月」

 【 構成・絵柄 】

収録はシリーズものと短編での構成。
ぱっと見、全て短編のように見えるかもしれませんが。
漢字「」のつくタイトル群は、全て同一世界のシリーズものでした。
描き下ろしもそちらで、また前巻にも1話収録されてます。
いちおう、前巻の1話を知らずとも全然楽しめるようになっているので、いきなりこっちからでも大丈夫。
詳しくは後述します。
シリーズ、短編共に基本的にはラブコメ。
収録で1話だけ毛色の異なる、ドロリとしたブラックな漫画もあります。
そちらも含めて各話のオチは優れていて、お話は非常にお上手な方
短編はよくまとまっていて、シリーズはその良さがありました。
普通に読んでいても楽しめる1冊だと思います。

しっかりとした線での作画。
濃淡・描き込みはちょうど良いくらい。
細かさのあるコマ割りで、枠間なくなることちらほら。
丁寧で安定しており、見辛いことはありません。
だいたいコメディー調ですが、お話を支える表現も優れていて。
特にこれというマイナス点はありません
(※多少、バランスや引き絵が気になるかなー、くらい)
黒目勝ちな目が可愛い漫画らしい人物絵で、むちっとしたスタイル。
だいたい↓表紙などカラーで問題ないのですが。
白黒絵のがいいので、判断は紹介帯のカット絵が良いかと。

 【 収録話 】 9話収録

003:「セクシャル吸ぴっど」 カラー原稿・描き下ろしあり
027:「一吸・入根」
047:「吸inレッスン」
069:「吸カツ~とある吸血鬼の就職活動~」
089:「夏のヒメごと」
165:「万事吸す」 描き下ろし
これらが吸シリーズです。
現代に紛れる淫魔・吸血鬼とのラブコメなストーリー群。
センセの解説によって、前巻「気まぐれ花びら」に収録された「吸inパッション」もシリーズだと確定しました。
ファンタジーな存在があり、ちらほらその設定が生かされてはいるものの。
基本的には現代劇で、バトルとかなんとかはありません。
話数あるので、↓下にちょっとまとめてみました。

●● 柚葉・結婚前の時代 ●●

0話:「セクシャル吸ぴっど」
淫魔「砂川柚葉」→バイト仲間・セフレ→「高鳥和治」←カップル→「森澤花純」
(※バイト先はコンビニ)

1話:「吸inパッション」 ※前巻収録
淫魔「砂川柚葉」←店員・客(※後に結婚)→吸血鬼「深渕満」

●● 柚葉・結婚後の時代 ●●

2話:「一吸・入根」
ハーフ「深渕咲月」(満・柚葉の娘)←カップル→「森澤一馬」(花純・??の息子)
(※「咲月ちゃん」は淫魔・吸血鬼のハーフ、2人ともバレー部)

3話:「吸inレッスン」
淫魔「深渕柚葉」→つまみ食い→「森澤一馬」
(※「柚葉さん」は姓変わってる)

4話:「吸カツ~とある吸血鬼の就職活動~」
吸血鬼「洛堂愛菜」←吸血からの手助けえっち→吸血鬼「深渕満」

5話:「万事吸す」
淫魔・吸血鬼ハーフ「深渕咲月」←仲直り→「森澤一馬」

スピンオフ:「夏のヒメごと」
女子バレー部・部長「拝島葵」←カップル→男子バレー部・部長「済木大翔」



だいたいこんな感じ。
あるいは今後「咲月」・「一馬」の娘なり息子なりが登場したりして。


淫魔「砂川柚葉」、吸血鬼「洛堂愛菜」
※左:淫魔「砂川柚葉」、右:吸血鬼「洛堂愛菜」

さて、前述のとおりシリーズでは最も昔となる「セクシャル吸ぴっど」
描き下ろしはカラー部分ですかね。
セフレ関係だった「和治くん」に彼女が出来、別れていたのですが。
彼女だという「花純さん」との関係がうまくなく、「柚葉さん」が介入するというもの。
なぜえっちが巧くいってないか分かるのか、って淫魔なので
うん、便利な設定だ。
カップルでいるところにずけずけ割って入って、あんな事言う「柚葉さん」というのもそれで説明ができますね。
フツーの人「花純さん」が可愛い。
複数えっちとなっています。
ちなみに、次に登場する「一馬くん」の母親がこの「花純さん」なのですが。
ご想像にお任せ、という父親は「和治くん」ではないと思う

「一吸・入根」からは、その子供世代のエピソード。
バレー部ではエースである「咲月ちゃん」
実は父が吸血鬼、母親が淫魔のハーフであり。
年頃になって衝動が出始めた彼女を、事情を知る幼馴染み「一馬くん」がサポートしていたのでした。
「一馬くん」は偉いなぁ。
まぁ、昔からよく知る幼馴染みなのだから、当然か。(当然好意もあるのだし)
何をもってそれを信じたのか不明ですが、とりあえずえっちっぽい事はこれが初めてのようでした。
部活の流れだったので、ユニフォーム姿。
下着など、いかにも運動部していてキュートでした。
オチが楽しい。
「吸inレッスン」では母「柚葉さん」が再登場。
まっったく老けてないところが素敵。
おばさん」との呼び方を訂正したり、娘の彼氏を味見しようとしたり、相変わらずな彼女。
いちおう、「一馬くん」は抵抗もしているのですが。
ここでの交渉は、さすが「柚葉さん」の年の功という感じ。
あー言われたら、なるほど教えてもらおうか、ってなりますわね。
直接行為なし、という発言があっさり反故にされる展開はお約束ですが楽しいです。
オチの「咲月ちゃん」が良い。
あの両親でよくあー育ったなぁ
父「満くん」のが常識人っぽかったので、そちらの影響かしら。

「吸カツ~とある吸血鬼の就職活動~」は、そちら「満くん」のお話。
中年好きな吸血鬼「洛堂愛菜」 
会社説明会に訪れた「愛菜」は好みの男性を発見し、さっそく吸血行為をしたのですが。
同族の血を受け、えっちな衝動が抑えられなくなってしまうのでした。
種の保存の本能だそうです。
なるほど。
収録ヒロインはほぼ巨乳ばかりなんですが、「愛菜ちゃん」は「こんな貧相な胸」とか言われる控えめなサイズ。
変化あって良いと思います。
(※プラのデザインもそれに合わせて(?)可愛らしいものでした)
オチの2ページが好き
彼女の性格だと、あの後も果敢にアタックしてそう。

描き下ろし「万事吸す」は「吸inレッスン」後の「咲月」・「一馬」カップル話。
10ページもある、しっかりとした短編となってます。
今回は帰宅中だったので、「咲月ちゃん」は制服姿。
とある展開によって、彼女は大人しく。
淫魔の血が抑えられた、素の彼女という感じになってます。

「夏のヒメごと」はバレー部「拝島葵」・「済木大翔」のカップルを中心とした番外編。
女子バレー部の全国大会出場を祝い、男女部で海へやってきたという設定。
うん、「咲月ちゃん」は本気出してなくても、バレー選手になっちゃうかもしれませんね。
シャワー室でのえっち展開。
なにげに母親同様、「咲月ちゃん」が2人のキューピッド役となっていました。

107:「乳白色のいやし」
ブラックな会社をようやく辞めれた「比後」
先に退職していた元先輩・「織部美琴」の実家が温泉旅館であり。
疲れを癒しつつ、現在そちらで若女将として働いている彼女に会うため、老舗の旅館「逢鵲荘(おおじゃくそう)」へやってきたのでした。
彼女の母親が面白い
ノリ良く、こうした漫画のセオリーですよねー。
大浴場で鉢合わせ、2人きりとなるのは当然ながらその差し金。
そもそも彼女も悪い気はなかったようで、お膳立てに乗っかっています。
まぁ、ああした会社で共に働いた仲間というのは戦友みたいなもんですからねー。
束ねていた髪が途中で解けるのはポイント。
オチでもお母さまが大活躍しています。
いちおう仮にもお客なのだから、普通はあんな事言わないだろうなぁ。
…いかに親しい(親しくなる予定)の相手でも。

127:「おさがり」
収録ではこちらだけ毛色が明らかに異なります。
ちょっとシリアスなのですが。
おそらく、ビミョーな読後感となるだろう、良質なお話です
優等生な姉「門寺沙良」とそんな彼女にコンプレックスを抱く妹「門寺紗奈」という、姉妹話。
ごく簡単には、「沙良」の彼氏「鹿原」と、なんのかんの「紗奈」がえっちしてしまう~という流れ。
成年漫画ではよく見られるタイプで、これがラブコメ漫画ならば最終的には複数えっちで大団円なのでしょうけれど。
前述したように、こちらはシリアスなストーリー。
そのオチに皆さん戦慄することと思います。

部長「拝島葵」、「坂巻凜」
※左:部長「拝島葵」、右:「坂巻凜」

147:「あなたに惑わされ」
幼稚園への納入業者の担当「平良駿人」
そこで幼馴染み「坂巻凜」と偶然に再会しました。
彼女からの誘いで、2人で話すこととなったのですが…という導入部。
昔は男の子みたいだった彼女が、すっかり成長して大人の女性となっていた。
そんな、男子が燃え上がるようなシチュエーション。
しかも、向こうからのお誘いですからね。
なんらか期待するのも仕方ないところでしょう。
(※そこまで想像してるか不明ですが、いちおう「駿人くん」は最初の誘いには気を使っている)
詳細は伏せますが、ひとオチあるのがポイントの、非常に良くできたエピソード。
センセの解説もそうですよね!って感じでした

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「れぐでく」センセでした。
当ブログでは初単行本「気まぐれ花びら」を紹介しています。
こちらが2冊目の単行本。
実は。
すぐ前に読んだものが、学園ラブコメと思わせておいて実は淫魔なファンタジーだったのね。
…で、こちらの単行本を読み進めたら、やっぱり淫魔が出てきて。
偶然とはいえ、なんだか驚きました。
ぶっちゃけ、ラブコメな仕上がりの今回のが好みです。
まだ吸シリーズ続けてほしいなぁ。




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