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■おねえさんのおく (BENNY’S)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、年上、巨乳
・構成 : 短編×10話(うち「My snow」×2)
・おまけ: あとがき、折り返しにプロフィール、
      カバー裏に「My snow」後日談、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「BENNY’S(べにー)」センセの「おねえさんのおく」です。

あき姉ちゃん、大家の娘「真琴さん」
※左:「ひろ子先生」、右:サキ姉さん

 【 構成・絵柄 】

いかにも短編群という雰囲気とタイトルなんですが。
巻末の漫画がいちおうシリーズになっていました。
それがなかなか良い漫画で、位置的なこともあって読後感は良好。
個人的には、そちらでの「日ハムファン」が頭に残りました。
なんなのかは、ぜひ本編でどうぞ。

その他は短編ですね。
実姉ではないものの、タイトルそのまま年上女性が揃っています。
センセの描かれるお姉さんは、包容力のある可愛らしい系統
豊かなスタイルと共に包んでもらいましょう(笑)
お話もラブコメで読み易く、凝った展開はないものの安定した完成度でした。

柔らかでゆったりとした曲線での絵柄。
全体の色づきは薄く、描き込みもそこそこで、原稿は白が目立っているんですが。
比較的ごっちゃり描かれるため、あっさりの印象はありません。
描きまれたヘアと局部の周囲を擬音が飛び交っているえっちシーンがコテっとしてるのね。
コマ割りは比較的大きめ。
かなりふっくらとしたヒロイン群で、それがためバランスが微妙に見えるところもありますが。
表情は良く、表現にも引っ掛かる個所はなく。
コメディーもお上手で、らしくまとまっていました。
むちむちとしたスタイルとタレ目の可愛らしいキャラ絵柄。
団子鼻みたいなのも独特で、可愛らしいものの同時に癖の強さもあり。
やっぱり人は選ぶかな。
そうした女の子の、もさもさとしたヘア具合が刺さりポイントだと思います。
収録は2011年12月から2013年5月までとごく最近の原稿群で全体は安定傾向。
カラーでもそう変化はないので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

007:「お隣の…」
お隣に住む「あき姉ちゃん」とのお話。
従姉です。
1つ屋根の下に住んでいて、壁越しに着替えの音が聞こえる様子。
主人公の男の子は唇閉じた音まで聞き分けていました。
凄まじいですねー
熱で倒れてしまったため、看病してもらうというお話なんですが。
着替えの際にバッチリ目撃されていたため、逆に見せてほしいとお願いをするのでした。
成年漫画ではよくある切っ掛け。
体調の悪さもあるとはいえ、実際に言っても承知されるかなぁ。
単に見るだけだった筈なのに、そこからのえっち展開は素早かったです。
もともとそういう気があったかな。

看護士志望の先輩
※看護士志望の先輩

027:「意地っ張り彼女」
従姉「なぎちゃん」と同じ大学へ行くべく勉強をしている「俊也」くん。
”その後のえっちが目的で教えに来ている”
そう言われたことに反発し、彼の責めから耐えることとなってしまったのでした。
成年漫画のお約束、勝負えっちなお話。
まぁ、あれだと「俊也くん」が有利ですわね。
言葉とは裏腹に、焦らされてトロトロになっていく様をお楽しみ下さい。
どーでもいいけど、勉強もしなさいよ。

047:「僕の訪問者」
大家の娘「真琴」さんとのお話。
ポニーテールの可愛らしい方ですね。
竹箒が素敵。
挨拶の際に顔を真っ赤にしていたんですが、その理由は~という展開です。
ううむ、あれは不法侵入では。
部屋の前を通りかかった~という発言もあり、下宿みたいな感じなんでしょうか。
何にせよ、女性に寝込み襲われるというのはいいんだか、悪いんだか。

067:「おふろ」
雨に降られた「浩介」くんと先輩が一緒にお風呂というシチュエーション。
いきなり彼氏の家のお風呂というのは凄いですねー。
既に経験済みだったので、新鮮味はそうないかもしれませんが。
当然ながら、あっさりえっち展開となっています。
シャワーを使われてましたよ。

083:「頑張りたいの」
お手伝いの「唯」さんが「圭介」くんの処理を手伝うといもの。
朝は彼よりも遅く、料理も下手という実に漫画ちっくな彼女。
そりゃー漫画なんですが、 これで可愛くなかったら最悪ですわね。
どういう設定で2人暮らしなのか不明ですが、「圭介くん」はまだ学生のようで。
あれくらいの女性が目の前にいたら、たまんないでしょう。
微妙なオチになっていましたが、早い事そっちのお手伝いをしてあげた方が良さそう。
たぶん…たまってるぞ。

101:「保健室デート」
保健医「ひろ子」先生とのお話です。
そんな顔じゃ保健室に連れてくわよ?
とか言われてました。
年上でありつつ、”可愛らしさもあるお姉さん”という雰囲気。
大人な余裕を醸し出しているものの、不安げな言動も見せていました。
「遠藤」くんいいなぁ。
タイトルそのまま、いつも保健室での逢瀬だったようですが…バレないのかな。
ようやく外でデートなったラスト2ページがまたキュート。
普段の眼鏡姿もまた抜群に良いですね。
鹿とダチョウが可笑しいです。
お遊びかな。

125:「ひみつの先パイ」
アニメショップでバイトする「西村」くん。
無口で近寄りがたいという評判の先輩「ゆき」に対し、持ち前の積極性で距離を詰めていたのでした。
親密度が上がったとかなんとか、ゲーム調に考えているのが可笑しい。
まぁ、現実もそんなもんですからね。
そうした、ある程度の打算はあったとしても、何かと気に欠けてくれる相手に嫌悪感を覚えることはなく。
(もともと嫌われてたら別でしょうが)
こっそりコスプレしていたところに鉢合わせたことで、えっちに展開するのでした。
か…かまわないけど…
とか言ってました。
まだ付き合ってもない相手に、なかなか寛容な「ゆきさん」
同僚の驚きっぷりから察するに、彼けっこう頑張っていたんでしょうね。
ラストは気の毒。
やっぱりお好きな方はああしたものかなぁ。

145:「○○を治せ!」
看護士志望という先輩。
気になっていたことがあった「じゅん」は、思い切って相談してみることとしたのでした。
実はEDだったんですが。
ううむ、実に巧みなえっち誘導ですね。
そう聞けば試してみたくなるでしょうし、どこか安心感もあるでしょう。
それに看護士を目指している彼女ですから、困っている男子はほおっておけないでしょう。
一番巨乳の橋本あいちゃんのDVDでもダメだったし…
とかなんとか、プライドをくすぐることもしていましたよ。
ごくあっさり立ちあがっていましたから、軽度なものだったのかな。
何か狙い通りな感じがしましたけど。

165:「イモ姉ちゃん」 2話
田舎の親戚宅にて農業手伝いをする「深山大輔」
なにやら才能があったらしく、都会育ちにも関わらず家畜の受けが良かったのです。
何もない穏やかな生活で、従姉の「サキ」をからかった台詞。
サキ姉の胸って牛みたいだね
それすらも、普通に喜ばれてしまったのでした。

「ひろ子先生」、サキ姉さん
※左:あき姉ちゃん、右:大家の娘「真琴さん」

ああ、そう解釈するのか。
やはり漫画ですから、現実のそうした女性がどう反応するかは置いといて。
純粋な「サキさん」がキュートです。
家畜と会話すらできてしまう「大輔くん」が凄い。
いちおう収録では2話のシリーズになっていましたが、もう少し周辺の設定を充実させたら1冊まるまるのネタにもなりそう。
豚との会話も必見です
1話目はびしょ濡れになってしまった「サキさん」が、あっさり上着を脱いだのが切っ掛け。
ノーブラでしたよー。
えっちの知識もそう深くないようで、ここでの発想も畜産業。
いい娘さんでした。
オチはあんなんでしたが、いちおうリセットしての2話目。
牛の扱いも見事です。
前話のえっちから回数を重ねており、こちらの「サキさん」はある程度普通の反応。
お誘いをしておりました。
練習とかなんとか冗談を言ってましたが、その結末に注目です。
なかなか面白いシリーズでした。
ぜひ他シチュエーションも見たいなぁ。

 【 その他 】

そんな訳で、「BENNY’S」センセでした。
ブログで紹介しているのは「ぷるぷるっ娘」、「らぶえろっ娘」の2冊です。
トータルで20冊以上とは分かったんですが、これが何冊目くらいなんだろう。
お仕事されてますねー。
こちらの↓表紙はいかにも成年漫画という風情で。
ちらと見た際に吹き出しそうになりましたよ。
凄い構図
ぜひ女性にお会計してもらいたいですねー。
…セクハラになってしまいそうですが。

おねえさんのおく (ポプリコミックス)おねえさんのおく (ポプリコミックス)
(2013/05/23)
BENNY’S

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■えっくすえす! XS (無道叡智)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、学生、貧乳
・構成 : カラー(16P)、短編×11話(うち「スキンシップ」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説、合間にイラスト、
      カバー裏別絵

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無道叡智(むどう・えいち)」センセの「えっくすえす! XS」です。

あいちゃん
※あいちゃん

 【 構成・絵柄 】

収録は1つ連続があるほかは全て短編。
LOのコミックスがため、全てロリ系です。
続き漫画もそうストーリーちっくなものでなく、なんというか本編への前フリという風情でした。
そのほか短編を含めて、お話のほとんどはラブコメ。
年齢とは裏腹に積極的で、男性のが逡巡してるような感覚。
兄妹とか教師・生徒とか、様々カップルが楽しめます。

柔らかな線のすっきり絵柄。
濃淡や描き込みはそこそこ。
ややコマ割りは細かく、ページはごっちゃりとしていました。
バランスとしては良い感じだと思います。
漫画ちっくではあるものの、縦に身長あってリアルさもちょっとあります。
楕円で透明感もある目と小さい鼻が特徴。
クリっとしていてツリ目がお似合いでした。
正直なところ。
個人的には…合間に描かれてたイラストのが好みでした。
なんだろ、さっぱりしてるというか…。
まぁ、また次が期待できそうですね。
たまに気になる所もありましたけど、そう目立つものではなく。
普通に見るに問題ないでしょう。
判断については、やや異なりますが↓表紙・裏表紙で問題ありません。
あるいは紹介帯のカット絵が良いかと。

 【 収録話 】 11話収録

003:「あいあいがさ」 カラー原稿
冒頭話はカラー8ページの短編。
卒業する「美織」と教師の教室えっち。
律儀にランドセル背負ったまま、ラブいえっちをしていました。

011:「スキンシップ」 カラー原稿
019:「スキンシップ -escalate-」
こちらは妹「真子」とお兄ちゃんの近親です。
前者「スキンシップ」はカラー原稿8ページの短編。
カラーで見れるのはこちらだけなんですが、「真子ちゃん」の下着がいかにもそれっぽくて素敵
先の「美織ちゃん」はちょろっとだけしか見れなかったので。
しかも、こちらはシチュエーション多く、色々種類が描かれてましたよー。
続く「スキンシップ -escalate-」より前の風景で、直接えっちにギリギリ至らない2人が描かれてます。
~大事にしたい
とかなんとか言ってましたが…なんだか逆にエロいよ
そんな訳で、続編となる後者。
思わず独りえっちしちゃう「真子ちゃん」が可愛い。
後半のシーンでも積極的でした。
まぁ、あーなったら止まんないだろうなぁ。

千聖・莉奈
※千聖・莉奈

037:「彼女たちの関係」
今回のメイン的な位置づけのエピソード。
↓表紙・裏表紙、そしてカバー裏も彼女らが飾っていました。
眼鏡の「千聖(ちさと)」と、派手な「莉奈」の2人。
低学年の頃は親友だったものの、雰囲気の違いそのまま今は疎遠になっていたのです。
そんな彼女と仲を戻したい「莉奈」は一緒に帰ろうとしたところ…という流れ。
いかにも真面目そうな「千聖ちゃん」のが性的に進んでいたのでした。
カバーでもそうですけど、「莉奈ちゃん」と比べてエロい下着でしたしねぇ。
冒頭などでの「千聖ちゃん」の台詞はトゲが鋭く、クラスで孤立してそうでした。
逆にいかにもっぽい「莉奈ちゃん」は可愛い娘でしたよ。
えっちは複数。
ただ、そんなんより。
「莉奈」・「千聖」の友人2人の心情・関係の変化が、この漫画実に良い感じでして…。
なんだか、百合漫画を読んでいるようでした。

061:「Carrot and Stick」
こちらは「ひな」こと「日菜子」ちゃんとお兄ちゃんの近親。
既に深い関係なんですが、以前と違ってお兄ちゃんは肥満傾向で。
すぐにバテるのも不満な「ひなちゃん」は、ダイエットを命じたのでした。
すぐにバテるし、最後までイかせてくれないし…ッ!
とか言ってましたが。
どんな兄妹だ。
ポニーテールの可愛らしい娘で、禁止とかいいつつもえっちに向かうというもの。
見どころは「Hなダイエット第2弾」でしょう。
あの体勢は…傍から見ると、かなりえっちだったよ、「ひなちゃん」

083:「イチゴテイスト」
友人の妹「樹莉亜」と「健」のお話。
いきなりスカートめくってましたが…これは冒頭から3ページ続く黒タイツ、それ越しの下着でしょう。
合間のイラストもそんなんでしたよー。
S学生という彼女からのお誘いえっち。
漫画は盛り上がった末の「健くん」の発言からでしょう。
まぁ、ラブく見てて楽しいものでした。

101:「初夏」
こちらは何と言ってもショートカット・日焼け跡な「あいちゃん」でしょう。
スクール水着がまたどうにも良い感じでした。
小さい胸具合も彼女にピッタリという感覚。
オチでの格好とか、合間イラストの服装なども合ってますね。
収録では彼女がお気に入りです。
ここでの彼は、近所のお兄ちゃんでした。

121:「ピカピカノ」
「友樹」・「みのり」という兄妹もの。
久々に帰省した「友樹」でしたが、両親は早々に出掛けてしまい。
「みのり」と2人きりになってしまうのでした。
面白い娘さんですね。
制服姿を見せてからの展開。
着替えではフル装備で、ヘルメットまでかぶってました
マニアックですねー。
そのままえっちでも良かったかなーって思いましたが。
えっちへの切っ掛けは、いちおう兄でしたが、その前フリは「みのりちゃん」
それまでのくだりはごく普通の兄妹という風情でしたが…1年ぶりという台詞に驚き。
そうか、じゃなければゲームであーはしないかー。
可愛かったですよ。

妹「樹莉亜」、妹「みのり」
※左:妹「樹莉亜」、右:妹「みのり」

139:「能ある薔薇は棘隠す」
生徒「鈴木姫乃」と教師「檜山」のエピソード。
「檜山」が好きな「姫乃」は、彼の弱味を握ることで親しい関係になろうと考えたんですが。
激しく「檜山」は勘違いしてしまうのでした。
まあね。
「姫乃さん」の作戦もどうかと思いますが、「檜山くん」の性癖も酷いなぁ。
雰囲気いかにもSちっくな「姫乃さん」なので、似合ってはいるんですけれど。
ちょっと隔たりが大きそうで、2人の今後が心配。
あとは…”ちんぽろりっ”が好き。

155:「闘校!ランドセルメン」
父親の大学の後輩で、下宿している「蘭堂」
共働きの両親にかわり、「瑛子」の面倒を見てくれていたのでした。
そんな彼に恋愛相談をする「瑛子」は…という展開。
オリジナルのヒーローに扮する「蘭堂くん」が優しい。
いいお兄ちゃんですね。
こうした漫画の場合、男性側のがエロく描かれるのがセオリーですが。
えっちに誘うのは「瑛子ちゃん」でした。
ギリギリでも我慢してましたよ、偉い
オチでのラブラブな光景が目に眩しいです(笑)

173:「トリカゴノコトリ」
「美月」と家庭教師な先生のお話。
収録話のうち、こちらだけ大きくブラックに傾いてるエピソード。
タイトルそのままですね。
これは母親が悪い。
メインはペットボトルへの放尿シーンだと思います。

 【 その他 】

以上、「無道叡智」センセでした。
ブログでは「ロリレコ-性徴記録-」を紹介しています。
こちらが8冊目の単行本とのこと。
ちょっと気になるところもありましたが、かなり良くなってました。
お話・絵柄どちらも安定感あって、間口も広く。
ジャンルに抵抗なければ、楽しめるでしょう。
個人的には前述した合間のイラストが気に入ったので、次も期待してます。

えっくすえす! (TENMAコミックス LO)えっくすえす! (TENMAコミックス LO)
(2014/01/24)
無道叡智

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■祓ってませんよ? (カガミツキ)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] コメディー、退魔
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・描き下ろしオマケ「オハライノアト~色欲の神ムラ編~」、
      折り返しにコメント・プロフィール、カバー裏に漫画「カガミツキログ」・キャラ紹介。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カガミツキ」センセの「祓ってませんよ?  1巻」です。

星野玲
※星野玲

 【 構成・絵柄 】

2巻以降にまで続く長編漫画。
ストーリーもので、だいたい1、2話ほどでそのエピソードが終わるタイプ。
タイトルそのまま、霊が登場する和風ファンタジーな現代劇。
ただ、おどろおどろしいものではなく、全体はコメディー。
その最たる部分が霊との対決部分になるんですけど、これが独特なのでした
女子校生が異形なモノと戦う、よくありそうな設定に魅力的な色をつけております
とりあえず、↓表紙の雰囲気が刺さったならば、ぜひ手にとってみて下さい。

こざっぱりとした線の作画。
描き込みはそこそこ。
濃淡は黒が強く、やや濃いめな印象です。
コマ割りも細かめで、はっちゃけコメディーなためか、ページは賑やか。
漫画表現に癖があって目立ち、個人的には気になるところがありました。
簡単には、ガチャガチャとしてましたね。
また、動きのある絵はちょっと弱め。
じっくり見ると、ちらほらそんな感じですが、普通にはそう気になるほどではないでしょう。
判断には小さいですが、紹介帯。
あるいは、特設サイトがあったので、そちらが良いと思います。

 【 収録話 】 5話収録

霊を見ることが出来る女子校生「星野玲」
ただ、それがために小さい頃は友人らから気味悪がられておりました。
そんな訳で、高校生となった「玲」は自らの能力について隠そうと決めていたんですが。
しつこい霊にキレて、思わず勢いそのまま祓ってしまったところ…。
神社の息子「明神戒(みょうじん・かい)」に、その現場を見られてしまったのでした。
簡単にはそうした導入部。

いわゆる退魔モノのお話。
多少例外っぽいキャラもありますが、登場するのは霊でまとまっています。
その能力者である「玲さん」
しかし、特にプロとかでなく、追い込まれる必然もなく、ごく普通の学生でした。
今のところ。
単に見聞きできるので、”うざったいから祓う”、というスタンス。
その流れこそ、実はこの漫画の最大の特徴。
”霊に説教”するんですね。
時には厳しく、時には激しく。
「玲さん」はネチネチ細かく罵倒、まさに口撃をするのでした。
この説教退魔のくだりが楽しく斬新・独特で、漫画でのポイントになっています
面白かったです。

中野茶奈、関根かすみ
※左:中野茶奈、右:関根かすみ

カラー原稿のある1話目「レイノヲミラレ」
ここで喋っているガングロさんは霊。
いきなり説教かましております。
ちなみに「玲さん」は、↓表紙そのままショートカットに四角眼鏡なヒロイン。
小さい頃から変わってないですねー。
かなりくるくる表情を変える娘さんで、色々あって(笑)テンションは高め。
いままで気味悪がられていただけあって、友人にほわーと喜ぶ様がまたキュートなのでした。
一方の「戒くん」は語尾の「~ス」が特徴の、腰ぎんちゃく系。
明るく気さくで、彼女みたいな人にはピッタリな気がしました。

2話目「ナカノヒトナリ」は同クラスの「中野茶奈(なかの・さな)」さん登場回。
「中野さん」は頭のいわゆるアホ毛が特徴の穏やかな娘さん。
冒頭のくだりですが、彼女とすぐ仲良しになれたのは…やっぱり「明神くん」のおかげでしょう。
こちらの相手は、午後から急にエロくなったという教師「上村」
霊が取り憑いているんですね。
あの場面で女子らが反発するのは納得。
「明神くん」の機転が利いてましたよ。
後半の「玲さん」の爆発にご期待ください。
描き下ろしの「上村先生」が良い感じよ。
3話目「ミョウジンジャ」は、「明神くん」の家(神社)へ招待されるというもの。
個性の強い彼の祖父が登場していました。
悪い念が籠るという、境内に捨てられたわら人形を探すということなんですが。
さすがは「玲さん」
結構な数を次々に発見しております。
本人は望んでないでしょうけど、能力者としてかなりの実力なようでした。
ほか漫画の退魔キャラと対決させてみたいですねー
神通力を持つという、黒猫「スーパーキャットゴースト」は中盤あたりに参加。
いちおう霊ではあるのだろうけど、「玲さん」は動物相手にも躊躇ないのが凄い。
窓ぶっ壊してたけど、いちおうココ人の家なんですけが(笑)
クライマックスでは屋根を見下ろすような、巨大な敵と対峙するんですけど…まったくひるまない姿が凛々しい。

説教退魔
※説教退魔

部活見学のの4話目「マッチョケンカ」は、裸エプロンな調理研究部・部長さん。
…あ、部長は女性なので、ご安心を。
部員「関根かすみ」さんも同じく裸エプロンをさせられるという、まさにサービス回。
階段のシーンは…吹き出しが邪魔に!!
うぬぅ。
まぁ、一般漫画ですからね。
相手は暴走族の霊。
霊だけでなく、生徒らも周囲にずらりと囲まれているシチュエーションで。
また、そのリーダーには”説教が効かない”という大ピンチなまま…5話目「ハラエタノカイ」に。
その危機を救うのは…複数名。
1人でなく、差し込まれていた「玲さん」の回想シーンもあって、なんだかジーンときます。
これまでのやり取りで、友人らができてましたからねー。
まぁ、コメディー処理されてるので、泣くほどではないんですが。

 【 その他 】

そんなこんなで「カガミツキ」センセでした。
こちらが初単行本のようです。
おめでとうございます!
ぶっちゃけ、購入の際はよくある感じかと思いましたが。
良い方向に予想外でした。
面白いです。

ただ…冒頭のインパクトがあっただけ、後半になるにつれて勢いが弱くなっていたような。
うまく進めないと、失速してしまいそうな感じもありました。
続く2巻目がどうなるか、かなぁ。

祓ってませんよ? 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)祓ってませんよ? 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2013/12/21)
カガミツキ

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■年下っ娘!せれぶれーしょん (水城たくや)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、妹、複数
・構成 : カラー(4P)、短編×13(うち「鐘シリーズ」×3)
・おまけ: あとがき・4コマ、カバー裏にリンク別絵、
      カラー描き下ろし「いもうと とろとろ」、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「水城たくや(みずしろ・たくや)」センセの「年下っ娘!せれぶれーしょん」です。

妹「真結」
※妹「真結」

 【 構成・絵柄 】

収録は1つシリーズがある他は全て短編という構成。
そのシリーズものは、近親カップルのラブラブえっち話。
描き下ろしもそちらですね。
連続性はありましたが特にストーリーちっくではなく、気軽に楽しめる漫画
どっちかというと描き下ろしのネタのが面白いです。
他は全て短編。
どちらも軽いラブコメ話で、近親関係もありますが、背徳感がうすーいタイプ。
人によって好みが分かれそう
ただ、成年漫画のスタンダードの1つではあるので、目新しさが薄いだけ読み易さはあり。
期待通り、読者を裏切らない仕上がりだと思います。

丁寧な線のしっかりとした作画。
描き込み・濃淡は丁度良いくらいで。
コマ割りも中くらいなサイズで構成などもごちゃごちゃしておらず、見易い原稿。
目立つ乱れや崩れもなく、安定感のある原稿群でした。
特に引っ掛かるところはありませんね。
キャラは可愛らしさが前面に出た、漫画っぽいもの。
えっち部分も含め、期待通りのキュートな作画となっています。
表現的にも良く、背景とか服装に小物、小さい部分まで手抜かりはなく、全然問題はないんですが…。
なんというか、綺麗にまとまり過ぎていて、パンチが弱く感じました
勢いに欠けるというか。
これは作画というより、お話が影響しているのかもしれません。
判断については、だいたい↓表紙・裏表紙を信じて大丈夫です。

 【 収録話 】 13話収録

005:「いもうと とろとろ」 カラー描き下ろし
009:「除夜の鐘」
025:「合格の鐘」
ポニーテールな妹「真結(まゆ)」との連続話です。
初えっちらしい「除夜の鐘」が最初な様子。
正直言うと~」とかなんとか、お兄ちゃん「克哉」くんはトンデモな事言ってますね。
まぁ、それくらいじゃないと覚悟はできないか。
漫画だし。
そんな感じで、えっちしちゃっていたにも関わらず、見事に合格した後のエピソードが「合格の鐘」
いかに合格祝いとはいえ、あんなん渡したら引かれそう。
…あ、普通にマッサージ器具ではあるのか(笑)
ラブラブしていましたよー。

冒頭のカラー描き下ろしは、おそらく本編後。
詳細は伏せますが、短いながらもえっちに至る流れが秀逸
なるほど、とか思いましたよ。
なお、↓表紙がこちらのヒロイン「真結ちゃん」です。

035:「おっきいのはお嫌いですか?」
妹の友人「名波絵巳奈」とのお話。
妹「亜佐美」ちゃんと違って、立派な胸の持ち主で。
言葉づかい丁寧で物腰も柔らかく、しかも巨乳といいことづくめ。
これは素敵ですねー。
しっかり裏表紙をゲットしています。
イラスト描きで、どっちかと言うと貧乳属性だった主人公「伸孝」もあっさり陥落していました。
「絵巳奈さん」は雰囲気とは裏腹に、けっこうガツガツきてましたよ。
あのオチから、もしかしたら続きが描けるかもしれませんね。

従妹「真歩」、「シフォン」・「志帆」
※左:従妹「真歩」、右:「シフォン」・「志帆」

051:「Bath Time Lover」
朝早くのイベントへ行くという従妹「真歩」を部屋に泊まることとした主人公。
背中を流す、とスクール水着姿で彼女が風呂へ乱入してきたのでした。
本編でも言ってましたが、それはそれで(笑)
なかなかスタイル良く、スクール水着では限界そうでしたよ。
当然、そのままお風呂えっちとなりました。

067:「キミノミライ」
「雄太郎」が目覚めると、そこには幼馴染み「志帆」にそっくりの「シフォン」がいたのでした。
第三世代型ヒューマノイド~未来からこの時代にやってきました
…とか言っていたんですが。
前日にタイムマシンがどうのこうの、という話をしていたこともあって、「雄太郎」は”彼女のお遊び”だと考えて。
それに付き合うこととしたのでした。
そうした切っ掛け。

ちょろっとSF要素(ごく軽いものですが)もあり、収録の中では変化球気味。
途中から「志帆さん」が同時に部屋へ来たため、言ってる事が本当だったと発覚するんですが。
せっかくなので、オチにあったようなネタがもう少し欲しかったですね。
後半は複数えっち。
目前のそれに対応しきれてない「志帆さん」が可愛らしいです。
しかし…わざわざ自分そっくりに作ったのは、こうなることを見越してのことかな。

083:「すぱさぷらいず」
家族旅行に従妹「美緒」がついてきた、という導入部。
まぁ、わざわざ大学生の彼「一矢」くんを半ば無理やりに誘ったり。
なんのかんのと、都合良く両親が戻ったり。
ある程度は想像できる、そんなんです。
それぞれの利害が一致した、というところなのかなー。
ご両親はなかなか進んだ思考の持ち主ですわね。

099:「水着越しLOVERs」
主人公が教育実習する学校には、近所の昔馴染み「咲希」がいたのでした。
そんな訳で、こちらもスクール水着えっち。
お話は特に授業中であるとか、他の生徒・教員が登場するとかもなく。
特に…教育実習とかの設定は不要かなー。
泳ぎの練習を見てもらう、というのが切っ掛け。
ただ、実習中に生徒とえっちしちゃうのはマズいでしょ。

115:「妹こころ姉ココロ」
姉「美加」・妹「みのり」と「圭太」の幼馴染み、複数パターン。
妹「みのりちゃん」が好きなのは姉「美加さん」、そんな彼女が好きなのは「圭太くん」
…ということで。
変な道(笑)に向かわぬよう、「みのりちゃん」にえっちを教え込んでしまおう、という流れです。
オチは漫画らしいもので、やや現実的ではないかなー
「美加さん」もそうですが「みのりちゃん」もそんなあっさりとしたもの??

135:「SISTER★ACTRESS」
子役からデビューし、女優を目指す「福原唯花」
そんな彼女が、クリスマスに家へ戻り、お兄ちゃんと過ごすというもの。
こちらは初えっち。
オチがストレートではなかったので、そこに至る流れがもう少し色々あった方が良かったかなぁ。
お風呂後にワイシャツ着るのはえっちですね。

151:「みこはじめ」
タイトルはそんなんですが、ヒロインである妹「さとみ」はバイトの巫女。
ロングの黒髪でややツリ目なので、ガッチリ似合ってはいるんですが。
お話は年末に帰郷したお兄ちゃんとのえっち展開。
既に関係はあるようで、ごくあっさりとしておりました。
しかも巫女装束のままなので…オチはやっぱりという感じ。

妹「唯花」、妹「さとみ」
※左:妹「唯花」、右:妹「さとみ」

167:「どちらを召しませ?」
幼馴染みの双子「未亜」・「未菜」とのメイドコスプレえっちなお話。
切っ掛けは、学園祭の喫茶店でどっちの制服がいいか「佑」くんに決めてもらうというもの。
「未亜ちゃん」がネコミミメイドでしたね。
互いに争ううち、えっちに発展するというスタンダードな展開です。
ただ、オチでは「未菜さん」のちょっと黒い面が見れます。

183:「ひなた日和」
2人の妹「ひなた」・「ひより」とお兄ちゃんの近親モノ。
ホワイトデーのお返しがないと気落ちする「ひより」のため、「ひなた」がその手助けをするというもの。
猫耳コスプレをしていました。
だいぶエロいこと言わされてましたよー。
後半はやっぱり「ひよりさん」も参加しています。

 【 その他 】

以上、「水城たくや」センセでした。
ブログでは「特盛姉妹丼」を紹介しております。
これが3冊目でいいのかな。
前回は09年だったので、ようやくという感じですねー。

前述したように作画は期待通りなんですが。
ややお話がスタンダード過ぎたかな。
これだけ収録話があっても、似た感じで記憶には残り辛く。
せっかくシリーズがあったものの、それも広く発展しそうにない感じでした。
次に期待しましょう。
ただ変な意味ですか。
成年漫画に馴染みない方には、その導入本としてオススメできるかもしれません。
絵柄は可愛らしいし。

年下っ娘!せれぶれーしょん (ポプリコミックス)年下っ娘!せれぶれーしょん (ポプリコミックス)
(2013/04/25)
水城 たくや

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■ぱい☆ずり2 (くりから)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] パイズリ、コメディー、ファンタジー、バスト、
・構成 : カラー(32P)、短編×21話
      (うち「メイドさんシリーズ」×3、「妖精ちゃんシリーズ」×3、「喫茶バリスタ-シリーズ」×12)
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カラーイラスト、
       カバー裏に立体バリスタマウスパッド・バリスタ楽屋裏、
       描き下ろし「おっぱい喫茶バリスタ-さらにお悩み、解決します-」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くりから」センセの「ぱい☆ずり2」です。

ブルー・ル・マンティレイア、ココ・エクストラ・ファンシー
※左:ブルー・ル・マンティレイア、右:ココ・エクストラ・ファンシー

 【 構成・絵柄 】

収録話数としては非常に多い、本作品。
というのも、カラー原稿がそこそこあってショートが多く。
短編もそう長くないという特徴がありました。
正直、お話としてはそれなり。
ただ、どちらもコメディーちっくで楽しくまとまっていて、シリーズも多く。
キャラの個性が乗っかった楽しさがありました

メインシリーズは、案内役のいるオムニバス漫画。
ヒロインは各話で変化するタイプですが、個性的で順レギュラーとなっていくため。
だんだん賑やかになり、面白さが増す印象がありました。
その他は前巻から続くシリーズ話と短編。
ややこしさはあまりなく、こちらから見ても全然問題ありません。
それぞれシリーズのキャラが共演するエピソードもあって、ファンにはオススメな1冊です。

バトルとかはないものの、「キルタイムコミュニケーション」さんからの単行本ということで、ファンタジー寄り。
よくよく確認してみると、タイトル通りで直接えっちしてない漫画も多く
もしかしたら、そのあたりで人を選ぶかもしれません。

細線のデジタル絵柄。
描き込み・濃淡は適度なくらい。
目立つ乱れや崩れはなく、安定していました。
まぁ、カラー原稿ページの多さが、絵柄の良さを物語っていると思います。
だいたいこざっぱりまとまってますね。
見易く、コメディー崩しも自然で雰囲気に合っていて。
良いと思います。
細かいコマ割りは複雑で、ややごっちゃりしてるかな。
あちこち質感は軽めなため、シリアスなのは難しそう。
キャラ絵は丸い目の漫画っぽい可愛いもの。
タイトルそのまま巨乳さんが多く、貧乳キャラも含めて乳ネタが多め。
そのたっぷりサイズの割に、そうバランスは崩れてないのが良い感じでした。
判断については、↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。

 【 収録話 】 21話収録

003:「ウェルカムサービス☆メイドさん」 カラー原稿
007:「朝からご奉仕メイドさん」 カラー原稿
011:「押し倒しちゃえ☆メイドさん」 カラー原稿
前巻ではメインだった、メイド3人娘のエピソード。
すべてカラー原稿で4ページの短いものです。
冒頭「ウェルカムサービス~」は、キャラ紹介のようなもの。
教育係でポニーテール「キキョウ」、エルフメイドの巨乳「プルモナリア」、貧乳な「シャクナゲ」…と、ひと通り登場。
それぞれ順にパイズリする展開です。
ぺったんな「シャクナゲさん」がどう対応するのか、お楽しみに。
「朝からご奉仕~」はエルフメイドの「プルモさん」の主役回。
ご主人さまに朝のご奉仕をするというものです。
始めはお口で、後におっぱい。
オチは彼女らしいですね。
「押し倒しちゃえ~」は魔法で男性器を得た「プルモさん」がお姉さまと慕う「キキョウさん」を襲う流れ。
仕事してください(笑)
「キキョウさん」の歌が楽しいです。

バリスタと精霊たち、紅茶の魔女「シフォン・ルフナ・ラトゥナプラ」
※左:バリスタと精霊たち、右:紅茶の魔女「シフォン・ルフナ・ラトゥナプラ」

015:「おっぱい喫茶バリスタ -お悩みマスターとイタズラ妖精」 カラー原稿
019:「えっちなお願い叶えます☆」 カラー原稿
191:「メイドの願い?叶えます☆」
こちらも前巻から続く、願いを無理矢理叶える「妖精ちゃん」のシリーズ。
「おっぱい喫茶バリスタ-お悩みマスターとイタズラ妖精」は、今回単行本のメイン「バリスタ」さんとの共演漫画
カラー4ページのショート漫画です。
その夢の中でも貧乳に嘆く「バリスタさん」に、「妖精ちゃん」が胸を絵大きくしてあげるというもの。
まあ、夢なんですげどね。
オマケのサービスで召喚されたゴーレム(と言っても筋肉質な人間)とのえっち展開です。
パイズリが憧れだった、というのが悲し・面白いですよ。
オチはお約束。

「えっちなお願い叶えます☆」もカラー4ページのショート。
おっぱい見たい!揉みたい!
とか叫んでいた、危なそうな男性の願いを叶えてあげるというもの。
そうした冒頭部分はぶっ飛び感が楽しいんですが、後は普通で失速。
男性はもっとはっちゃけてて良かったと思います。

「メイドの願い?叶えます☆」は、メイドシリーズとの共演モノ。
先の「バリスタさん」話と同様に、トラブルの発端を与えて楽しむ~という「妖精ちゃん」の性格もあって。
直接の絡みもなく、前半・オチに顔見せてはいたものの、メイドシリーズと言った方が正しいかも。
「妖精ちゃん」によって男性器を与えられた「キキョウさん」が「プルモさん」を襲うという展開。
「押し倒しちゃえ☆メイドさん」とちょうど逆のネタになっていました。
「キキョウさん」は魔法による暴走なのか、言ったそのまま流されたのか、よく分かんないですね。

023:「吸精鬼セラト」 カラー原稿
027:「恋の特効薬は貴方の精液!?」 カラー原稿
これら2話はカラー4ページのショート。
前者は”精”を吸うべく、男性の部屋を「セラト」さんが訪ねるというお話。
頭のリボンとかゴスロリちっくな服がキュートな「セラトさん」なんですが。
特にそれ以外のポイントなく、パイズリで終わってました。

好きな「アーサー」を振り向かせるため、惚れ薬を調合しようとした魔法使い「エリス・ロニウム」
しかし、そのためには”精液”が材料として必要であったのです、というのが後者。
”そうゆーのに縁がないから惚れ薬を作ろうとしている~”
とか言ってましたが、それは納得。
他の人は考えられないため、「アーサー」から採取することとしたのでした。
その勇気あるならとりあえず告白してみなさいよ。
漫画での「エリスさん」の言動を見る限り、彼の何気ないアプローチとか絶対に気付いてなさそう。

037:「おっぱい喫茶バリスタ -えっちなお悩み、解決します-」 10話
197:「おっぱい喫茶バリスタ -その後のお悩み、解決します-」
201:「おっぱい喫茶バリスタ -さらにお悩み、解決します-」 描き下ろし
喫茶店のマスター「バリスタ」は、コーヒーから精霊を呼び出すことが出来。
悩みを持った来客のに合わせて精霊を召喚し、それを解決するのでした。
ごく簡単にはそんなん。

いわゆる問題解決型のオムニバス。
だいたい10から18ページのエピソード群でしたよ。
一般えっち系な漫画で、よくありそうなタイプですね。
半開きな目でテンション低い「バリスタさん」は出ずっぱり。
しかし、基本的にえっち担当は彼女でなく、コーヒーの精霊たちでした。
毎回ヒロインが変わってます。
ただ登場したヒロインは他でもちらほら顔を見せたりして。
だんだん賑やかになっていきます。

ちなみに、精霊といってもサイズは普通。
彼女らは、それぞれコーヒー銘柄の特徴を引き継いでいると思われ
そのあたりの知識があれば、より楽しめるかもしれません。
あるいは、これから知識を得ようとする際に助けとなるかも。

1話は”モカマタリ”の精霊「モカ・マルテリア」
カチューシャの活発な女の子、という雰囲気ですね。
恋の悩みを持つ男性をえっちに前向きに導いておりました。
いいですね。
おそらくあれは糧になると思います。
2話は女装趣味な男の子を担当する、”マンデリン・ゴールド”の精霊「メンディ」
「モカさん」と違い、大人っぽい年上女性でした。
えっち後、彼はなんらか悟ったようでしたけど、あれが正しいかどうか微妙ですねー。
3話目は”コロンビア・ナリーニョ”の精霊「ナリーニャ・コロン」
その名前がためか、猫耳・尻尾のヒロインです。
充実しているのに、なぜか毎日もやもやする、という男性を担当してます。
Mちっくな娘で、言葉責めという感じ。
これは見抜いた「バリスタさん」が凄い。

これまでの3名が揃う4話は”ブルーマウンテン”の精霊「ブルー・ル・マンティレイア」
気品溢れる~ということで女王様っぽい方。
今回の男性曰く”爆乳幼女”なんですけどね。
八重歯と上から目線な言動が特徴で、これまでの精霊と比べても極端にキャラの強い方。
まぁ、あの男性にはこれくらいのが丁度良いのかも。
「ブルーさん」は特徴的で動かし易いのか、今後もちらほら顔を見せるようになってました。
「パイズリで果てるのが夢なんですっ!!」
とか冒頭で熱く語っていた男性に対する5話目。
前述してますが、喫茶店のマスター「バリスタさん」はちらほらネタにされるような貧乳でして。
怒りそのままに召喚したのは、”マラゴジッペ”の精霊「マイラ・ゴジーペ」
タレ目で語尾が「」と伸びる、おっとりした雰囲気の巨乳さん。
願いそのまま、たっぷり・おっぱいでしてます。

やや切っ掛けが異なる6話。
「メンディさん」・「ナリーニャさん」再登板。
マスター「バリスタさん」はお休みです。
(※背景のカレンダーに登場してますが)
キャラそのまま、「メンディさん」は喰う感じ、「ナリーニャさん」は寝込みを襲われるようになってました。
7話目は”ハワイコナ・エクストラ・ファンシー”の精霊「ココ・エクストラ・ファンシー」
褐色肌でウサ耳・尻尾という格好。
「ブルーさん」と同じく上位精霊ということで、彼女も4話の男性と共に顔を見せていて。
彼を囲んでの複数展開となってました。
8話目は「モカさん」が連れてきた男性。
しかし、「バリスタさん」の見立てから”シェラマードレ”の精霊「シエラ・マドレーア」
メキシコ産ということで、衣装もそんな雰囲気。
犬耳・尻尾の人見知りなヒロインでした。
単にビジュアルでは、この娘が収録でお気に入り。
ぐるぐる目がキュートです

9話は魔術師養成学園からの知り合い、紅茶の魔女という「シフォン・ルフナ・ラトゥナプラ」さんの登場回。
こちらは紅茶なんですね、
「シフォンさん」を中心に、もう1つシリーズが作れそう(笑)
「バリスタさん」を一方的にライバル視する、残念なタイプでした。
シリーズ化には召喚術を磨かないとダメそう。
とある事情で、ドMという男性精霊とのえっち展開です。
10話はついに「バリスタさん」の主役回。
「シフォンさん」の登場もあり、彼女が魔法で巨乳を手に入れるという流れになってます。
その試しとして、男性にされてしまう「モカさん」とのえっち。
ちょうど↓表紙のような感覚ね。
「バリスタさん」の半開き目と低いテンションがなんだか楽しいです。

「おっぱい喫茶バリスタ -その後のお悩み、解決します-」は、オチでも男性のままだった「モカさん」と「メンディさん」
やっぱりえっちに流れるくだりが可笑しい。
相談した相手が違ったかなー(笑)
描き下ろし「おっぱい喫茶バリスタ -さらにお悩み、解決します-」でもやはり男性のままな「モカさん」
こちらは親友という「シエラさん」が再登場。
ぐるぐる悩んだ結果、えっちに誘っておりました
わはは。
皆さん良いキャラですね。
親しい相手がためか、こちらの「シエラさん」はやや余裕もあり。
終始楽しそうでした。
ひょっとして、さらに次の展開があるかなぁ。

シエラ・マドレーア
※シエラ・マドレーア

175:「好き好きお姉ちゃん♪」
姉「檸檬(れもん)」に女装させられる弟「紫苑(しおん)」
なぜか魔法が使える彼女は、それを維持する意味もあり、女装した彼にご褒美としてえっちしてくれるのでした。
そんな感じで、やや特殊な近親もの。
ほぼ現代劇な風情。
ただし、”魔法”という設定が近親の必然性となっています。
メイド服な「紫苑くん」とのえっちですね。
彼のが女性っぽいため、ふたなりプレイみたいな感覚でしたよ。
どーでもいいですが、「檸檬さん」は…年上っぽくないですね…。

 【 その他 】

そんなこんなで「くりから」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
初単行本の「ぱい☆ずり」もなにげに紹介していました。
そちらからの続きシリーズも多かったので、気に入った方は揃えてみるのがいいでしょう。
タイトルも連番ですし。
今回メインのシリーズだった「おっぱい喫茶バリスタ」が非常に良く。
コメディーちっくで楽しめました。
また、カバー裏の特別付録「立体バリスタマウスパッド」が個人的には物凄くお気に入り。
わはは。
実際商品化されても良さそうね。

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(2013/12/21)
くりから

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■未姦成少女篇 (三月さんいち)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、近親、ラブコメ
・構成 : カラー(8P)、短編×10話
     (うち「あひるの娘」×2、「出会いにごちゅうい!?シリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・蔵出し。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「三月さんいち(さんがつ・さんいち)」センセの「未姦成少女篇」です。

まつり
※まつり

 【 構成・絵柄 】

収録は1つ連続話と、1つシリーズもの、そしてほかは短編。
メイン連続話はしっかりストーリーの繋がったもの。
なんというか、前半の事柄が後半になって大きく花開く、みたいなん。
黒さのある凄まじいお話です。
シリーズものは2組の親子を描いたもの。
こちらはコメディーっぽい色もありました。
LOシリーズそのまま、当然ジャンルはロリ系。
先の連続・シリーズから短編まで、明るさあるラブコメ系とまっしぐらに下降していくドス黒いものが半々という印象です。
個人的にはラブでコメのが好みではあるんですが。
お話として、ビビッと脳髄を揺すり動かされるのはブラックですね
良かったです。
好き嫌いあるかもしれませんが、ロリ系が問題なければ是非に。

しなやかな曲線での絵柄。
濃淡は淡く、デジタルな灰色で、全体の色づきはそこそこ。
描き込みもそう細かくはないんですが。
コマ割りは枠間なくなったり、重なったりすること多く。
中小コマも変則的でかなり原稿はごっちゃりしてました。
初出がないので正確に不明ですけど、各話の差もやや大きめ。
全体としてはやや不安定です
最近だろう原稿は非常によくまとまってました。
乱れ・崩れを感じるところもあります。
キャラは丸い目とふっくら輪郭、華奢なスタイルのロリ系。
いかにも漫画っぽい、可愛らしいものでした。
カラーだとやや落ち着いているものの、判断は概ね↓表紙・裏表紙で良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

003:「つくってオナろ!~楽しい娘オナホの作り方~」 カラー原稿
8ページのショート。
簡単には…タイトルそのまま。
まー、冒頭からぶっ飛んだ漫画ですねー。
娘との近親ネタで、ヒロイン2名との即えっちでした。

011:「あひるの娘」 前後編
男子に刺さる美人ながら、大人しく消極的な「三都あづさ」
そのため、転校した田舎の学校でも同性からいじめの対象とされてしまうのでした。
そんな彼女と、一緒に帰る「東ハヤト」・「小泉タケマ」の2人は…毎日秘密基地でえっちな行為をしていたのです。
ううむ…これは、いいんだか、悪いんだか
特に後半の展開は非常に良く、個人的に好きなもの。
じっくりお楽しみ下さい。
あの男子2名は、えっちしつつも「あづささん」にとっては間違いなく心の支えであり。
まぁ、これはこれでいいのかな。
後編での行動はなかなか男前で感動でした。
(※泣きはしませんが)
後編のラストでの「あづささん」は素敵でしたよー。

三都あづさ、組子
※左:三都あづさ、右:組子

067:「ちびよめたま」
家の都合で、まだ学校へ通う年齢ながら「雪彦」の嫁となった「まつり」ちゃんのお話。
とにかく、”ちっちゃくて一生懸命”という「まつりちゃん」が可愛い
制服以外は全て和服なんですが、どこぞの似たようなキャラを彷彿とさせる魅力がありました。
センセもお気に入りとのことでしたが、それも納得。
また、このエピソードは相手となる男性「雪彦くん」のキャラもすこぶる良く。
…ふぇ?
とか「まつりちゃん」に言わしめる言動をしてました。
続編もありそうですよ。

091:「出会いにごちゅうい!?」
109:「普通の父娘恋愛」
タイトルは異なりますが、この2話は同じ世界観でのお話です。
前者「出会いにごちゅうい!?」は、援助交際で知り合った相手が、娘「組子」であったというもの。
成年漫画ではちらほら見られるシチュエーションですわね。
ここでの注目は、親子のやり取り。
父親足蹴にしないように(笑)
ある程度仕方ないかもしれませんけどねー。
社会勉強とか言いつつ、えっちに発展するのが凄い。
ラストページの「組子ちゃん」が可愛い。
後者はその「組子ちゃん」の友達「巴」さん。
タイトルそのまま、普通だという彼女なんですが…。
その仲の良さが近過ぎ、えっち関係になっているのでした。
普通とか言いつつ、前回「組子ちゃん」らのやり取りのが、明らかに正常だというのがポイントです

129:「エプロンにごちゅうい!?」
父親・娘の2人暮らしなエピソード。
ツインテールな娘さんとは、ある意味非常に仲良く。
お互いに言いたいことをそのままぶつけられる、友達のような関係です。
成年漫画なので、えっち関係も当然あるんですけどね。
お話は裸エプロンしたら”あいぽーん”を買ってあげるという切っ掛け。
他が重たいエピソード多いので、正直なところこれくらいのはっちゃけ感が心地良い。
えっち最中も面白・可愛いですよ。

139:「おかしの家」
施設で兄妹のように育った「聖斗(まさと)」・「硝子」
そんな2人を共に引き取りたいという話があり、家族が出来たんですが…というもの。
冒頭から静かな雰囲気、というかぴーんと張りつめたような緊張感がありました。
オープニングそのまま、非常にヤバイ話。
特にオチは、なんとなく想像はしつつも、愕然とするだろうものです。
違う意味で良いお話です。
半開きな目で無表情な「硝子ちゃん」が、可愛くも怖い。

167:「むすめいき」
幼かった娘「杏奈」にちょっとした出来心で、指を入れてみたところ。
トンデモない名器だと知ったのでした。
わはは。
”入れちゃ”ダメでしょー。
収録の中でもトップ争いできるくらい、もの凄い話ですね。
そもそも、娘に「たっくん」とか呼ばせてる時点で駄目っぽい。
凄いお話です。
こうした漫画があるからアマゾンで登録ないのかな。

ツインテールな娘さん、硝子
※左:ツインテールな娘さん、右:硝子

185:「おかーさんに黄泉がえりっ!」
母親「花江」が病気で亡くなると、父親は毎日酒に入り浸るダメ人間となってしまいました。
それを案じた娘「和花」は、若い頃の母親のフリをして励まそうと考えたのです。
「和花さん」は母親のセーラー服を着たんですね。
しかしそれは、
”一番エッチしまくった青春時代”
でもあったのでした。
わはは。
おっちゃん、気付け(笑)
そんな感じで、いかにも成年漫画なコメディー展開になってます。
親しい者の死とアルコールでドロドロの状態だと思われるので、こうした展開は実際にありそう。

 【 その他 】

以上、「三月さんいち」センセでした。
こちらが初単行本…なのかな。
試しに検索してみましたが、やはりアマゾンでの登録はない様子。
ううむ、厳しい世の中だ。
まぁ、上でもちらほら書いた通り、仕方ない感じ(笑)の漫画も収録されてましたからね。
でもジャンル的に、”ある程度はっちゃけてる”方が読者的には全然良いんですが。
次も登録ないくらいの漫画をお願いします。

未姦成少女篇

未姦成少女篇 (三月さんいち)


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■カノジョのオモチャ (いちこ)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、巨乳、眼鏡、性癖
・構成 : 短編×10(うち「突撃おしかけ彼女」×3、
      「玩具シリーズ」×2、「いじってシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき・4コマ、カバー裏に別絵、
      たぶん描き下ろし「epilogue」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いちこ」センセの「カノジョのオモチャ」です。

真由さん
※真由さん

 【 構成・絵柄 】

直接えっちの描かれる一般系。
雰囲気そのまま短編集ではあるんですが、連続話が多いのはポイント。
収録のうち、半分以上が続編モノになっています。
また、巻末にはたぶん描き下ろしっぽい、エピローグがあり。
本編その後のカップルを堪能できました。
お話は重さのないラブコメ。
特殊な性癖を持ったヒロインが多く、えっちへの切っ掛けとなっています。
そう凝ったストーリーではないものの、フェチっぽい流れが良いですね。
成年系ほどの直接っぷりは当然ないですが、スパイスある作品群となってます。
また、なにげに眼鏡率も高めなので、お好きな方は是非に。

柔らかな曲線の作画。
描き込みは普通くらい。
全体の色づきあり、黒が目立つためかやや濃いめな印象。
コマ割りは比較的大きめで、枠間もだいたい確保。
メリハリもあるので、見易く仕上がっていました
多少小さいコマが気になるかな。
人物画は丸くふっくらとした、特徴あるもの。
むちむちっとしていて、全体的にたゆんとふくよか。
横長の黒目と恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)も特徴的でした。
漫画っぽい、可愛いキャラですね。
それのデフォルメがやや強めなためか、バランスが気になるところがちらほら。
ただ、そう極端なものではないので、普通に読むには問題ないでしょう。
カラーだとやや雰囲気は異なるんですが、おおむね↓表紙・裏表紙の判断でどうぞ。


 【 収録話 】 10話収録

007:「突撃おしかけ彼女」 3話
仕事から帰った「水野」くん。
玄関の前に、見知らぬ女性がいたのです。
酔っぱらっていた彼女「真由」さんは、本来は真下であった自らの部屋と勘違いして、そのまま入ってしまったのでした。
大雑把ですが、そんなんが切っ掛け。

突然見知らぬ女性とえっち関係になり、彼女になっていく…というラブコメ漫画。
男性にとっては願ってもないシチュエーションですね。
1話目は酔っぱらってた彼女との流れ。
ただ、部屋に入ってからは多少なりとも冷静さを取り戻していて。
直前に男性と色々あったことが本来の原因みたい。
ほんとに…私でいいんですか…?
とか言ってましたよ。
あちこちのキーワードを拾ってみると、”見た目は女王様系”、”可愛い系じゃない”、”きりっとして美人”…など、「真由さん」はキツイ顔立ちの美人という設定なんですが。
センセの丸く可愛らしいヒロイン画では、ほぼそんな雰囲気なかったですね
良くも悪くも十分可愛らしいので。
もっと極端でも良かったのかもしれません。

それからしばしば部屋へ訪ねてくるようになっている2話目。
同じマンション内とはいえ、パジャマ姿のまま来ちゃってるのね。
えっちなくとも2人で寝てたりして、ほぼ付き合ってるも同じ状態。
こちらは「水野くん」が専門学校時代の友人カップルと再会するというもの。
昔のイメージで童貞だとかなんとかからかう彼女らに対し、様子を伺っていた「真由さん」が乗り込んでくるという、カタルシスな回となっていました。
ここは勢いつけるため、故意に酔ってますね。
別にあーまでしなくて良いですが、有難いことです。
そのため、3話目で「水野くん」が決意するのは、ちょっと遅いくらい。
ちゃんとしよう、という姿勢は素晴らしいですけどね。
良いお話でした。
なお、彼女は巻末「epilogue」のうちの1人。
微笑ましいその後の2人が見れます。

先輩「圭子さん」、時坂さん
※左:先輩「圭子さん」、右:時坂さん

055:「泥酔せんぱい」
真面目で仕事の出来る先輩「圭子」
そんな彼女とイベント先で遭遇し、それから仲良くなったんですが。
なぜか飲み会後に、酔っぱらったまま部屋へ来るようになっていたのでした。
前話と同じく、アルコール切っ掛けなお話。
あれはほぼOKサインだと思いますが、「斎藤」くんも真面目ですねー。
普段の「圭子さん」は、眼鏡で髪も束ねてるみたい。
描かれてるのが1コマだけなのは残念。
この漫画はなんと言ってもオチが秀逸です
実際にありそう。

071:「僕のパティシエールさん」
仕事に失敗していた「平岡」
ある日食べたケーキと店主に魅せられ、その店で働くことを決意したのです。
熱心な彼に、店主の人妻「純子」は…というお話。
名前出てないですが、彼に敵愾心を向ける従業員のもう1人女の子が面白く。
こちらも連続でいけそうな気がします。
流れ自然で分かり辛いですが、旦那にほったらかされてた奥さんのつまみ食い話か。
「純子さん」からのお誘いで、あっさりえっち展開となっていました。
巨乳が眩しいですね。
ケーキ屋ということで、当然のようにクリームを用いておりました。

087:「トキ坂さんハードですっ」
元水泳部な「林」に同僚「時坂」は水泳のコーチを頼んだのでした。
こちらの「時坂さん」は眼鏡の巨乳ヒロイン。
作品中は競泳水着だったんですが、水着の質感とか見せ方が今一つ。
ううむ、勿体ないなぁ。
もっとも、競泳水着フェチなのは彼女自身もで。
「林くん」の競泳用ビキニにスイッチを入れておりました。
男性は置いといて、女性もやっぱりテンション上げるものかなぁ。

103:「ナマイキ玩具」
119:「イイナリ玩具」
「須藤妙子」は仕事の出来る後輩。
自分を馬鹿にしたような目で見る彼女に、仕返しをした「前川」でしたが。
ちょっとしたイタズラで、普段の彼女はノーブラだったことを知ってしまったのでした。
そんな訳で、露出癖のある「妙子さん」とのえっちストーリー。
もともと彼にはその気なく、逆に秘密を知ったことを悔いていたんですが。
半ば脅してくるよう誘導してましたね。
そうした経緯からも察せられるそのまま、「妙子さん」はあーんな顔していながら、なかなか良い趣味でした。
続く2話目は野外露出に発展。
ここでの「妙子さん」は眼鏡なんですが、実にお似合い。
集団を前に独りえっちとか、会社内でもシテいたりしましたが。
彼女の本当の凄さが見れるのは、ここのオチ部分。
うわ、「妙子さん」モノ凄いなー。
彼女も巻末「epilogue」のうちの1人なんですが。
そちらを含め、なんのかんの良いカップルでした。

135:「そっといじって」
151:「いっぱいいじって」
大人のオモチャにハマっていた「篠崎」
その店先にて、会社の先輩「裕子」と鉢合わせ。
ア○オナニーがやめられないんです
彼女からそんな告白を引き出してしまった「篠崎」は、その願いを聞き入れてホテルへと向かうのでした。
そんな訳で、特殊性癖な「裕子さん」とのえっち話。
彼女も眼鏡なヒロインです。
センセの描かれるそのままなので、いじめたくなるような雰囲気でして。
そりゃー、お尻とかなんとか言うのもピッタリ。
四つん這いな姿がえっちです。
いいなぁ。
続くお話は、えっちも常習化し、デーもしていてほぼ付き合ってるような状態。
そんなんでも、まだ処女のままというのが可笑しいです。
普通にしてあげなさいよ。
ここで、ちゃんとした「篠崎くん」は偉い。
巻末「epilogue」にも出演し、相変わらずなところを見せていました。

後輩「妙子さん」、先輩「裕子さん」
※左:後輩「妙子さん」、右:先輩「裕子さん」

167:「epilogue」
前述もしていますが、タイトルそのまま、「真由さん」、「妙子さん」、「裕子さん」ら、連続話ヒロインのその後。
それぞれのエピソードが交互に差し込まれるんですが、最後のコマだけ共通になっていました。
うん、巧い構成です。

 【 その他 】

以上、「いちこ」センセでした。
なんとなくお名前に覚えがあり、手に取ったんですが。
ああ、先日「アリス淫ワンダーランド」を紹介してたんだ。
ははー。
作品でこうも違うんですねー。
(※描かれてる時期なども異なるんでしょうけれど)
他にも「変態的な彼女」を紹介してますが、今回みたいな軽い一般系が最も良いのではないでしょうか。


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■メルティングアイスクリーム (vanilla)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、吸血鬼、ツインテール
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×10話
      (うち「ヴァンパイア・リリアック」×4)
・おまけ: あとがき・作品解説、
       カバー裏にヒロイン紹介・漫画「カテゴライズ」、
       描き下ろし「ハツナツ。二」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「vanilla(ばにら)」センセの「メルティングアイスクリーム」です。

妹「季瀬冬夏」、先輩「白雪苺実」
※左:妹「季瀬冬夏」、右:先輩「白雪苺実」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編とシリーズもの。
そのシリーズものは単独ヒロインとのえっちラブコメ。
ファンタジー系ですが、特に何事も起こらず、別キャラの邪魔も入らず。
別シチュエーションでのえっちが続く、可愛らしいものでした。
他短編も同様なイメージで。
徹底的に可愛らしいヒロインらとの、ラブでコメなエピソード群です
特に連続話など、ふわふわとした服装も期待通り。
ブラックさはないので、軽い気持ちで楽しめるでしょう。

柔らかな細線での絵柄。
枠線も細め。
全体の色づきはそこそこで、薄いデジタル塗り。
描き込みは適度なくらい。
全体の濃淡としてはすっきりしてました。
ガラスのような艶っとした色彩で、丸く大きな目が特徴。
ややタレ気味。
ふわっとした髪と広い輪郭の漫画っぽい可愛いヒロイン画です。
イメージとしては、「宮下未紀 」センセな雰囲気。
ややパンチに欠ける気もしますが、目立つ乱れや崩れはなく。
コメディーは巧く、表現なども引っ掛かることなく。
まとまりの良い漫画でした。
カラーでもそう大きな変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙でどうぞ。

 【 収録話 】 10話収録

005:「ハツナツ。」 カラー原稿あり
185:「ハツナツ。二」 描き下ろし
「弥涼海斗(いすず・かいと)」・「風待水萌(かぜまち・みなも)」は同クラスのカップル。
席が近いこともあり、3ヶ月で仲良くなり。
「海斗」は明るく可愛い「水萌」を好きになっていたんですが、まだ告白できずにいたのでした。
しかし、その日ちょっと様子が変だった彼女は驚くことを言ったのです。
だいたいそんなん。

今回の↓表紙を飾っているのが、この「水萌さん」
冒頭のカラー原稿部分はそちらから続くようなえっちシーン。
縞模様が素敵
ツインテールの可愛らしい娘ですね。
上着が透けているような塗り方ですが、本編で突然の土砂降りがあったため。
屋根下へと避難した後が切っ掛けです。
こちらも透け透けで縞模様が見えてましたよー。
巻末の描き下ろし「ハツナツ。二」は約束していた海での2人。
雰囲気の割にむちっとしたスタイルの「水萌さん」
ビキニが眩しいです。
人気ないところに連れてきた、という「海斗くん」の気持ちも分かる・分かる。
なお、↓表紙でアイスを持っているのはこちらのエピソードがためです。

風待水萌、胡桃原杏
※左:風待水萌、右:胡桃原杏

029:「spricot baby!」
「胡桃原杏(くるみはら・あん)」・「柑崎青檎(かんざき・せいご)」は幼馴染みのカップル。
順調に成長した「青檎」に対し、「杏」はまだ130cmと小柄。
(※「青檎」は180cm)
その身長差などから、彼女は取り残された感を持っていたのでした。
こちらが初商業誌作品だそうです。
まぁ、本人はコンプレックスでしょう。
ただし、その身長は男子に刺さると思うよ、「杏さん」
身長そのまま、サイズの小さい彼女をお楽しみください。
オチが楽しいです。

045:「俺と妹の恋」
「季瀬春秋」と「季瀬冬夏」は兄妹。
親の再婚で出来た義理の妹なんですが、兄「春秋」は彼女と昔馴染みであり。
もともと初恋相手だったのです。
まあ、2人とも季節感たっぷりの名前ですね(笑)
小学校の高学年で別れていて、妹として再会することとなるのは高校生くらい。
4、5年くらいかな。
「春秋くん」としてはたまんないよねー。
お話は両親が再婚記念の旅行に出掛け、家に2人きりとなったのが切っ掛け。
ほぼ「冬夏さん」からのお誘いでした。
いちおう兄とされた彼からは手を出しづらいので、それが正解。
オチはあれで良いと思います。

065:「オレンジさんせっと」
街の高台で夕陽を眺めるのが好きな、名前そのままの「夕陽」
彼がここに通うの理由は色々あるんですが。
最近では、、同じように夕陽を眺めて帰っていく、茜女学園の女の子。
通称”オレンジさん”がため。
今日こそは、と声を掛けようとした「夕陽」でしたが…というもの。
その名前が「蓮寺みお」、ということで実際に「オレンジさん」と呼ばれていたそうで。
(※れんじみお、の最初に”お”がつく)
これまたそのまんまで、、知り合う切っ掛けとなってました。
偶然とは恐ろしいですね。
お互い意識はしていたらしく、会話をしてからはトントン拍子でした。
野外での初えっちです。

081:「俺のスウィートな先輩」
同好会「CIA」の先輩「白雪苺実(しらゆき・いちご)」に誘われ、そちらに所属することとなった「佐藤菓津也」
CIAとはケーキ(C)をいっぱい(I)食べるアライアンス(A)、という意味。
「苺実」につられて入ったものの、「菓津也」は甘いものが苦手だったのでした。
勘違いもあってか、えっちまでに時間かかりましたねー。
甘いもの好きとあって、「苺実さん」はむちむちな風情。
ケーキがネタなため、舐める描写もありました。
舐めるのは「苺実さん」なんですが。

101:「ヴァンパイア・リリアック」 4話
「朝倉陽一」が街で出会った、ゴスロリ服で金髪な女の子「リル=リリアック」
いきなり抱きついてきた彼女はその後家まで押し掛け、吸血鬼だと名乗り。
私にお前の血をくれないか?
そんな事を言ってきたのでした。
だいたいそんなん。

異世界ヒロインとの遭遇漫画。
ファンタジーな彼女ですが、お供だというコウモリ「ヴラ」さんと吸血行為以外は概ね普通です。
魔法とかバトルとか、連れ戻しに同族が来ることもなく。
あっさりカップルとなり、ラブラブしておりました。

吸血鬼「リル=リリアック」
※吸血鬼「リル=リリアック」

出会いの1話目。
血を与える代わりに彼女、ということなんですが。
「陽一くん」はそっち趣味なんですね。
血を吸われた事の影響もあり、即えっちになってました。
フリフリな衣装がキュートです。
出会った際のそんなんと違い、2話目の冒頭はコメディーちっく。
故あって、こちらはお風呂えっちとなってます。
全裸でなく下着姿でのシャワーは逆に良い感じ。
なぜか特定の場所に集中させしてましたよ。
デートに出掛ける3話目。
途中にコスプレしてたりして。
ああした服似合いますね。
こちらは野外えっちでした。
最終4話目は「リルちゃん」が学校へ転校してくるというもの。
制服姿が可愛い。
そんな訳で、せっかくなので学校でのえっち展開です。
なぜか視聴覚室でのえっちでしたよ。
いちおうラストですが、それっぽい雰囲気もなく。
まだ続いたりするのかなぁ。

 【 その他 】

以上、本日は「vanilla」センセでした。
こちらが初単行本のようです。
雰囲気そのままの可愛いラブコメ話群でした。
↓表紙の「水萌さん」が青系統でまとめられていて。
爽やかを通り越してなんだか涼しげ。
アイス片手にしてますしね。
リボン、目、鞄、スカートの青色と、水色下着の縞模様が良い感じです。
そちらのイメージは期待通りで良かったと思います。

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■たまにゃん Tama nyan (影崎由那)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] コメディー、猫耳、獣娘、ファンタジー
・構成 : カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき4コマ、折り返しに4コマ、合間にネタ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「たまにゃん Tama nyan  1巻」です。

ミィ
※ミィ

 【 構成・絵柄 】

次巻以降に続く、ストーリー長編です。
ジャンルとしてはラブコメ。
まだラブ描写は薄く、全体的にはコメディーでした。
かるーいサービス描写もありますが、普通の一般漫画ですよ。ええ。
↓表紙で変に期待を膨らませないよう、注意下さい(笑)
詳しくは後述しますが、猫耳なヒロインとのファンタジー。
ある程度独自の設定があるものの、ややこしさはなく。
特に気にしなくて良いでしょう。
派手なはっちゃけ度合いをお楽しみください。

やや線は太めで濃いめ。
黒が強く、原稿全体でもそれが目立っていて。
こってりした印象です。
描き込みはそこそこで、白比率もあるんですが…。
やっぱり、そのテンションの高さかなぁ。
ドタバタ感あるコメディーなので、デフォルメあって漫画も派手。
そのパンチ力でぐいぐい持っていくようなタイプです。
お上手なので、そう細かい部分は気にしなくとも大丈夫でしょう。
判断については、カラーでもそう変化ないので。
↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 10話収録

”願いを叶える”という宝珠を狙われ、襲われていた猫耳少女「たまにゃん」
なんとか守りきったものの、力尽きて倒れていたところを高校生「三鬼祐一」に拾われました。
「祐一」が潜在的に持っていた魔力がため、「たまにゃん」は魔法少女に変化できたのです。
ご主人様だと慕う「たまにゃん」ですが、猫にトラウマがある彼はそれを拒否。
猫を守護神に祀る猫杜神社(ねこもりじんじゃ)へ捨てようとしたところ、同じような猫耳少女に出会ったのでした。
…と、大雑把ですがだいたいそんな感じ。

いわゆる猫耳少女とのコメディー話です。
なお、猫耳少女といっても、「たまにゃん」らは人間でありません。
もともとは魔力を持った化け猫。
それが死後神様になったようで、その子孫である猫杜町に住む猫は同様に魔力を持つのでした。
猫そのものという姿から、後半では耳や尻尾まで消えてほぼ人間のような姿にもなっていましたが。
基本的には、猫タイプのロリ獣娘という形態。
細かくは、耳と尻尾、手首・足首以下が猫っぽい状態で、その他は人間という風情です。
(※↓表紙・裏表紙なイメージ)
人を選ぶものですね
猫耳ではあるものの人外であり、ファンタジー要素の強いヒロインなので好みにはご注意ください。

たまにゃん
※たまにゃん …よくよく見ると、この際(左)の手は普通ですね。

また、魔法少女という単語もちらほら使われており。
魔法とかなんとかの、バトルものっぽい描写もありました。
ヒロインと偶然に出会い。
主人公の男性がその力となる存在で。
ライバルになりそうなサブヒロインが登場し、そのほか同族もちらほら周辺に集まってくる。
…1巻はそうした展開。
ファンタジーな異世界交流話の典型的なパターンになってました

頻繁に繰り返される、よくある流れは読み易さがあります。
悪く言えばマンネリなんですけどね。
テンション高いセンセのはっちゃけコメディーと、軽いサービス描写で独特な雰囲気があり。
そうした部分と基本的なネタが好きかどうかが判断だと思います。

カラー原稿のある1話目。
冒頭の「だれだ…?」は後半、収録で5話目部分の抜き出し。
今回のメイン部分と言っても良いシーンなので、お楽しみに。
もっと大きいコマで見たかった気もしますが…プロローグですからねー。
「祐一くん」が「たまにゃん」を拾う切っ掛けは、助けを求められたため。
その時は普通の猫だったので、家に連れて帰るのはごく自然。
(あるいは動物病院かもしれませんけど、お金かかるしねぇ)
そんな彼女がロリ少女、魔法少女と、どっかのヒーローみたいな2段階変身をしたことで、猫が喋るとかなんとか常識的なことをふっ飛ばしてました。
盛り沢山でしたよ。
ちなみに、いかにもライバルっぽい「ミィ」はここから登場。
ただ、その狙う相手がメインの「たまにゃん」でなかったのは結構斬新な気がしました。

直後で簡単な説明のある2話目。
解説役が「たまにゃん」ですからね。
猫にとある事情のある「祐一くん」は、あっさり追い出そうとしていました。
趣味が合致すればこの上ないシチュエーションなんですが(笑)
追い出す際のかつおぶしとか、テリトリーのくだりが好き
冒頭の彼女とは違い、事情をよく知る猫杜神社の「辻門綴真(つじかど・てっしん)」・「クロ」の2人はこちらから。
ダンボールに入った「たまにゃん」が可愛い。
「ミィ」の襲撃からの3話目。
「ミィ」・「たまにゃん」、そして「祐一」・「綴真」という、
”何かと衝突する組み合わせ”
の掛け合いが楽しい。
特に「綴真くん」は「できないわけだし」とかなんとか、神主っぽくない発言までしていました。
なんだそれは(笑)

そんなこんなで、2人(匹?)との同居が始まる4話目。
「祐一くん」のキャラが強く、どうしてもラブっぽい、甘い雰囲気にはなりませんね。
まぁ、他の2人もあんなんなので当然か。
ちなみに彼は高校生なんですが。
住むアパートは寮という訳でなく、普通の賃貸のようでした。
独り暮らしできるとは、優雅ですわねー。
実家は造り豆腐屋とのことでしたけど、儲かってるのかなぁ。
相当に大量生産でもしてないかぎり、経営は大変だと思うのだけど。

なお、おからのくだりはネットでも調べましたが、特に悪いということはないみたいでしたよ。
そうだ、もう1つ。
猫杜神社に祀られているという、「玉掬猫毘売命(たまむすび・ひめのみこと)」は漫画オリジナルな神様のようでした。
…当然か。

生徒会長「ちより」、秘密
※左:生徒会長「ちより」、右:秘密

4話目オチから最終5話目の冒頭までは、前述してきたそのまま、今回単行本ではメインというべき回。
個人的にはこんなん大歓迎(笑)
魔法少女っぽい「たまにゃん」も可愛いとは思いますけどね。
なんというか、その”可愛い”とは基本的に全然違うもの。
黒髪な「ミィ」のそんな姿も見てみたいですわ。
彼女の場合は貧乳っぽい気がします。

なお、単行本のオチを飾ったのは、前話から登場している生徒会長「ちより」ともう1人(匹?)
どちらも癖の強い良いキャラで、次巻が楽しみ。

 【 その他 】

以上、PCゲーム時代からお馴染み「影崎由那」センセの新刊でした。
このブログ書くために、ちらと検索してみたんですが。
豪徳寺商店街のキャラクター、そして玉名市のマスコットが「たまにゃん」だって。
(※いちおう玉名市は「タマにゃん」が正確)
まぁ、よくありそうな名前ですもんねー。
そうした意味で、もう少しひねった名前のが良かった気もします。
特にタイトルは。
検索結果では、店舗名などでも多かったですよ。

まあ、巻末にはお約束にあとがき漫画があったんですが。
まー、これまで相変わらずのキレ味
実に豊富なネタをお持ちですね。
TV出れそう。

たまにゃん 1 (ドラゴンコミックスエイジ)たまにゃん 1 (ドラゴンコミックスエイジ)
(2014/01/08)
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★「影崎由那(影山由多、影崎夕那)」センセの漫画紹介記事

すとれんじマンション
 変な住人の集まるマンションを舞台とした、高いテンションのコメディー話。
かりんairmail 影崎由那短編集
 人気連載「かりん」の番外編ほか、らしい異色な短編を収録。
ひぐらしのなく頃に 心癒し編
 ひぐらしシリーズのエピローグ話。昭和58年6月よりも先の世界。
おにいちゃん★コントロール] 【オススメ】
 やや病的なほどに兄ラブな妹「乃亜ちゃん」の連続話。
鏡面のシルエット
 宮廷での影武者ラブコメです。続きます。

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■ちいさくてもいいじゃない! (冬野みかん)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×10話
      (うち「例の小五女児オムニバスシリーズ」×4)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・4コマ、
      描き下ろし「パワフルガール」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冬野みかん(ふゆの・みかん)」センセの「ちいさくてもいいじゃない!」です。

「ゆい」・「あや」
※「ゆい」・「あや」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編とオムニバスなシリーズもの。
1話の描き下ろしもそのシリーズですね。
タイプ異なる仲良し4人のそれぞれプレイをお楽しみ下さい。
それぞれ皆の会話が前フリになっているのがポイントです。
その他短編もロリなヒロインとのラブコメ。
年齢の割に知識あり、積極的な娘が揃ってます。
ため、凌辱とかなんとかのブラックな展開はなく、どちらもコメディーちっく。
楽しくまとまった、読み易い1冊でした

すっきり細線の絵柄。
描き込みや濃淡はそこそこ。
どちらも強すぎず、全体は落ち着いた印象。
白比率もあり、見易いです。
コマ割りに独特な雰囲気があり、小さいコマが流れの中で効果的でした。
背景とか小物もこざっぱり。
ちょっと気になるところがあったものの、普通に読むには問題ないでしょう。
漫画も巧く、引っ掛かるところはありません。
広くまるっとした輪郭の人物絵。
漫画っぽい可愛らしさでした。
そう極端な癖はなく、いい感じにバランスもまとまってます
ジャンルに違和感なければ楽しめるでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙のカラーでいいと思います。

 【 収録話 】 10話収録

001:「Best☆position」 カラー原稿あり
カメラマン「中森」が事務所で鉢合わせたのは。
JSファッション誌の人気モデル「水原美優」が、社長らにえっちされていた場面でした。
驚いた彼はその場から「美優」を強奪したんですが…といった導入部。

まぁ、漫画なんですが。
こんなん現実だったら、恐ろしいですね。
嬉々として「ねぇ、どんな服でする?」とかリクエストを聞いてたりして。
あの年齢で、下手すると「中森くん」より経験者なのかも(笑)
体操服えっちですが、ブルマでないのはリアルだけどなんだか残念。

なお、彼女がえっちに至る理由に注目ください。
ううむ、けしからん雑誌ですわね。

水原美優、結衣
※左:水原美優、右:結衣

025:「Sunlight girl」
小学生くらいの犬っ娘「ひまり」とのカップル。
いわゆるなんちゃら耳のお話です。
耳と尻尾はあるものの、それ以外の外観は普通。
ただし発情期があるようで、それがえっちへの切っ掛けとなっていました。
都合良い設定ですらね。
気になったのがオチ部分。
あの調子だと…ガンガン増えそうね。

049:「Love Library」
並んで歩くと兄妹にしか見えない、年の差カップル「小鳥遊(たかなし)」・「結衣」
えっちな本好きな彼女はより過激なプレイを望んでいたのでした。
あのくらいの年齢の娘が、コンビニでえっち本読んでたら驚くだろうなぁ。
絆創膏貼ったのを見せてくれましたよ。
本気を出した「小鳥遊くん」はランドセル・体操着での拘束プレイ。
こちらの体操着はブルマですね。
ちゃんと帽子までかぶせてるのがマニアック。
うにゅう”という擬音が可愛い娘さんでした。

073:「センターオブラブ」
「卓也」は幼馴染み「千彩美(ちあみ)」と仲良し。
小学生・中学生の頃は、よく共に学校へ通っていたんですが。
彼女が中学生になったあたりから、すっかり疎遠になっていたのでした。
実際にはそんなもんでしょうねー。
家を訪ねたところ、彼女が倒れていたのがメイン。
久しぶりではそれもいい切っ掛けか。
「千彩美さん」は中学生なので、自分が何をしてるかもう理解してるでしょう。
ちょっと成長が見える制服姿が可愛いです。

093:「ふたりびっち」
田舎のビーチにある海の家店主の孫娘「ゆい」・「あや」
まだ小さいながらエロス度高く、隙を見てはえっちし続けていたのでした。
ロリな娘さんとの複数プレイ。
最中にお客さん来た時のビジュアルが可笑しい。
べったりな顔とか言ってましたよ。
2人ともパーカーの下は水着なんですが、これがまた極小面積。
捕まりそうね。
おっぱいのサンドイッチがいい感じでした。
これは単純にエロくて好き。

115:「俺は妹が好き。」
妹「菜々子」に独りえっちを目撃されてしまった兄。
しかし、その後は特に変化はなく。
誤魔化せたかと思っていたんですが、親が出掛けて2人きりとなった際に、何をやっていたのか聞かれてしまったのでした。
まだちょっと早いかなー。
マセてる娘はそろそろ知ってるか。
「菜々子ちゃん」の場合、そこそこの知識あるのが危険。
いちおう気を使ってお尻でした。
ただ、お兄ちゃんもそこでしちゃダメでしょ。

137:「おなべのきせつ」
161:「こどもがほしいっ!」
181:「Like a doll」 
205:「パワフルガール」 描き下ろし
こちら4話が、”例の小五女児オムニバス”なシリーズ漫画です。
「奏(かなで)」、「りか」、「可菜」、「純」という、仲良し4人組なエピソード。
冒頭は4名の会話から始まり、それを受けてえっちにいたる流れとなっていました。

「奏」・「りか」・「可菜(右)」・「純」
※「奏」・「りか」・「可菜(右)」・「純」

「おなべのきせつ」はツインテールにしている「奏ちゃん」
隣のお兄ちゃん「直人」とのお話。
おずおず鍋を持っていくところが可愛いですね。
ただ、投げつけたら…死ぬぞ。
モロに頭へヒットしてましたが。
漫画は両親が出掛けたことで、「直人くん」と2人きりになる、絶好のチャンスが到来するというもの。
あちこちのリアクションを見ていると、最もこの娘が可愛らしいかなぁ
下着も年相応な感じでしたよ。
「こどもがほしいっ!」は眼鏡の「りかちゃん」
彼女は教師「三浦」と付き合っておりました。
先の2人とは違って関係は常習化しており、実に慣れた感じ。
冒頭で妊娠の話題が出たため、普段のお尻えっちではなく初で直接。
ランドセル背負ったままの彼女とのプレイになっていました。
でも…「りかちゃん」はまだだったのね。

「Like a doll」は薄い髪色な「可菜ちゃん」
「じゃあ死ね」
という冒頭のフレーズがいいですね。
仲間内でモテるという評価で、漫画内でも告白されていました。
まあ、アレ危険な手合いでしたが。
ブログに顔を出さずにえっちな写真をアップしていた「可菜ちゃん」
しかし、ストラップからケーキ屋店長「鶴見」にバレてしまったのでした。
そんな訳で、こちらは半ば脅迫されてのパターン。
猫耳コスプレさせられていました。
オチがあーなのは漫画ならではですが、読み手としてはなんだか安心
描き下ろし「パワフルガール」は最も発言が過激であった「純ちゃん」
童貞だという「りかちゃん」の兄の筆下ろしをするというもの。
さすがですね。
「こどもがほしいっ!」では「あいつは~」という台詞もあり、他に相手がいる様子。
こんなん好きなので、ぜひまたどこかで彼女らを描いて欲しいです。

 【 その他 】

そんなこんなで「冬野みかん」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
ブログで紹介はしてないものの、1冊目「小さい女の子が好きで何が悪い!」も読んでます。
前巻はちょうどお休みしてた期間の発売だったんですね。

で、今回ブログに登録しようと思ったところ。
…アマゾンに登録ないんですね
たまたま、って訳でもないのでしょう。
驚き。
ううむ、風当たり強いなぁ。
規制は逆効果だと思うんですがねぇ。

ちいさくてもいいじゃない!(冬野みかん)

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まんがとの出会いは一期一会。
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