■祓ってませんよ? (カガミツキ)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] コメディー、退魔
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・描き下ろしオマケ「オハライノアト~色欲の神ムラ編~」、
折り返しにコメント・プロフィール、カバー裏に漫画「カガミツキログ」・キャラ紹介。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カガミツキ」センセの「祓ってませんよ? 1巻」です。
※星野玲
【 構成・絵柄 】
2巻以降にまで続く長編漫画。
ストーリーもので、だいたい1、2話ほどでそのエピソードが終わるタイプ。
タイトルそのまま、霊が登場する和風ファンタジーな現代劇。
ただ、おどろおどろしいものではなく、全体はコメディー。
その最たる部分が霊との対決部分になるんですけど、これが独特なのでした。
女子校生が異形なモノと戦う、よくありそうな設定に魅力的な色をつけております。
とりあえず、↓表紙の雰囲気が刺さったならば、ぜひ手にとってみて下さい。
こざっぱりとした線の作画。
描き込みはそこそこ。
濃淡は黒が強く、やや濃いめな印象です。
コマ割りも細かめで、はっちゃけコメディーなためか、ページは賑やか。
漫画表現に癖があって目立ち、個人的には気になるところがありました。
簡単には、ガチャガチャとしてましたね。
また、動きのある絵はちょっと弱め。
じっくり見ると、ちらほらそんな感じですが、普通にはそう気になるほどではないでしょう。
判断には小さいですが、紹介帯。
あるいは、特設サイトがあったので、そちらが良いと思います。
【 収録話 】 5話収録
霊を見ることが出来る女子校生「星野玲」
ただ、それがために小さい頃は友人らから気味悪がられておりました。
そんな訳で、高校生となった「玲」は自らの能力について隠そうと決めていたんですが。
しつこい霊にキレて、思わず勢いそのまま祓ってしまったところ…。
神社の息子「明神戒(みょうじん・かい)」に、その現場を見られてしまったのでした。
簡単にはそうした導入部。
いわゆる退魔モノのお話。
多少例外っぽいキャラもありますが、登場するのは霊でまとまっています。
その能力者である「玲さん」
しかし、特にプロとかでなく、追い込まれる必然もなく、ごく普通の学生でした。
今のところ。
単に見聞きできるので、”うざったいから祓う”、というスタンス。
その流れこそ、実はこの漫画の最大の特徴。
”霊に説教”するんですね。
時には厳しく、時には激しく。
「玲さん」はネチネチ細かく罵倒、まさに口撃をするのでした。
この説教退魔のくだりが楽しく斬新・独特で、漫画でのポイントになっています。
面白かったです。
※左:中野茶奈、右:関根かすみ
カラー原稿のある1話目「レイノヲミラレ」
ここで喋っているガングロさんは霊。
いきなり説教かましております。
ちなみに「玲さん」は、↓表紙そのままショートカットに四角眼鏡なヒロイン。
小さい頃から変わってないですねー。
かなりくるくる表情を変える娘さんで、色々あって(笑)テンションは高め。
いままで気味悪がられていただけあって、友人にほわーと喜ぶ様がまたキュートなのでした。
一方の「戒くん」は語尾の「~ス」が特徴の、腰ぎんちゃく系。
明るく気さくで、彼女みたいな人にはピッタリな気がしました。
2話目「ナカノヒトナリ」は同クラスの「中野茶奈(なかの・さな)」さん登場回。
「中野さん」は頭のいわゆるアホ毛が特徴の穏やかな娘さん。
冒頭のくだりですが、彼女とすぐ仲良しになれたのは…やっぱり「明神くん」のおかげでしょう。
こちらの相手は、午後から急にエロくなったという教師「上村」
霊が取り憑いているんですね。
あの場面で女子らが反発するのは納得。
「明神くん」の機転が利いてましたよ。
後半の「玲さん」の爆発にご期待ください。
描き下ろしの「上村先生」が良い感じよ。
3話目「ミョウジンジャ」は、「明神くん」の家(神社)へ招待されるというもの。
個性の強い彼の祖父が登場していました。
悪い念が籠るという、境内に捨てられたわら人形を探すということなんですが。
さすがは「玲さん」
結構な数を次々に発見しております。
本人は望んでないでしょうけど、能力者としてかなりの実力なようでした。
ほか漫画の退魔キャラと対決させてみたいですねー。
神通力を持つという、黒猫「スーパーキャットゴースト」は中盤あたりに参加。
いちおう霊ではあるのだろうけど、「玲さん」は動物相手にも躊躇ないのが凄い。
窓ぶっ壊してたけど、いちおうココ人の家なんですけが(笑)
クライマックスでは屋根を見下ろすような、巨大な敵と対峙するんですけど…まったくひるまない姿が凛々しい。
※説教退魔
部活見学のの4話目「マッチョケンカ」は、裸エプロンな調理研究部・部長さん。
…あ、部長は女性なので、ご安心を。
部員「関根かすみ」さんも同じく裸エプロンをさせられるという、まさにサービス回。
階段のシーンは…吹き出しが邪魔に!!
うぬぅ。
まぁ、一般漫画ですからね。
相手は暴走族の霊。
霊だけでなく、生徒らも周囲にずらりと囲まれているシチュエーションで。
また、そのリーダーには”説教が効かない”という大ピンチなまま…5話目「ハラエタノカイ」に。
その危機を救うのは…複数名。
1人でなく、差し込まれていた「玲さん」の回想シーンもあって、なんだかジーンときます。
これまでのやり取りで、友人らができてましたからねー。
まぁ、コメディー処理されてるので、泣くほどではないんですが。
【 その他 】
そんなこんなで「カガミツキ」センセでした。
こちらが初単行本のようです。
おめでとうございます!
ぶっちゃけ、購入の際はよくある感じかと思いましたが。
良い方向に予想外でした。
面白いです。
ただ…冒頭のインパクトがあっただけ、後半になるにつれて勢いが弱くなっていたような。
うまく進めないと、失速してしまいそうな感じもありました。
続く2巻目がどうなるか、かなぁ。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] コメディー、退魔
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき・描き下ろしオマケ「オハライノアト~色欲の神ムラ編~」、
折り返しにコメント・プロフィール、カバー裏に漫画「カガミツキログ」・キャラ紹介。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カガミツキ」センセの「祓ってませんよ? 1巻」です。
※星野玲
【 構成・絵柄 】
2巻以降にまで続く長編漫画。
ストーリーもので、だいたい1、2話ほどでそのエピソードが終わるタイプ。
タイトルそのまま、霊が登場する和風ファンタジーな現代劇。
ただ、おどろおどろしいものではなく、全体はコメディー。
その最たる部分が霊との対決部分になるんですけど、これが独特なのでした。
女子校生が異形なモノと戦う、よくありそうな設定に魅力的な色をつけております。
とりあえず、↓表紙の雰囲気が刺さったならば、ぜひ手にとってみて下さい。
こざっぱりとした線の作画。
描き込みはそこそこ。
濃淡は黒が強く、やや濃いめな印象です。
コマ割りも細かめで、はっちゃけコメディーなためか、ページは賑やか。
漫画表現に癖があって目立ち、個人的には気になるところがありました。
簡単には、ガチャガチャとしてましたね。
また、動きのある絵はちょっと弱め。
じっくり見ると、ちらほらそんな感じですが、普通にはそう気になるほどではないでしょう。
判断には小さいですが、紹介帯。
あるいは、特設サイトがあったので、そちらが良いと思います。
【 収録話 】 5話収録
霊を見ることが出来る女子校生「星野玲」
ただ、それがために小さい頃は友人らから気味悪がられておりました。
そんな訳で、高校生となった「玲」は自らの能力について隠そうと決めていたんですが。
しつこい霊にキレて、思わず勢いそのまま祓ってしまったところ…。
神社の息子「明神戒(みょうじん・かい)」に、その現場を見られてしまったのでした。
簡単にはそうした導入部。
いわゆる退魔モノのお話。
多少例外っぽいキャラもありますが、登場するのは霊でまとまっています。
その能力者である「玲さん」
しかし、特にプロとかでなく、追い込まれる必然もなく、ごく普通の学生でした。
今のところ。
単に見聞きできるので、”うざったいから祓う”、というスタンス。
その流れこそ、実はこの漫画の最大の特徴。
”霊に説教”するんですね。
時には厳しく、時には激しく。
「玲さん」はネチネチ細かく罵倒、まさに口撃をするのでした。
この説教退魔のくだりが楽しく斬新・独特で、漫画でのポイントになっています。
面白かったです。
※左:中野茶奈、右:関根かすみ
カラー原稿のある1話目「レイノヲミラレ」
ここで喋っているガングロさんは霊。
いきなり説教かましております。
ちなみに「玲さん」は、↓表紙そのままショートカットに四角眼鏡なヒロイン。
小さい頃から変わってないですねー。
かなりくるくる表情を変える娘さんで、色々あって(笑)テンションは高め。
いままで気味悪がられていただけあって、友人にほわーと喜ぶ様がまたキュートなのでした。
一方の「戒くん」は語尾の「~ス」が特徴の、腰ぎんちゃく系。
明るく気さくで、彼女みたいな人にはピッタリな気がしました。
2話目「ナカノヒトナリ」は同クラスの「中野茶奈(なかの・さな)」さん登場回。
「中野さん」は頭のいわゆるアホ毛が特徴の穏やかな娘さん。
冒頭のくだりですが、彼女とすぐ仲良しになれたのは…やっぱり「明神くん」のおかげでしょう。
こちらの相手は、午後から急にエロくなったという教師「上村」
霊が取り憑いているんですね。
あの場面で女子らが反発するのは納得。
「明神くん」の機転が利いてましたよ。
後半の「玲さん」の爆発にご期待ください。
描き下ろしの「上村先生」が良い感じよ。
3話目「ミョウジンジャ」は、「明神くん」の家(神社)へ招待されるというもの。
個性の強い彼の祖父が登場していました。
悪い念が籠るという、境内に捨てられたわら人形を探すということなんですが。
さすがは「玲さん」
結構な数を次々に発見しております。
本人は望んでないでしょうけど、能力者としてかなりの実力なようでした。
ほか漫画の退魔キャラと対決させてみたいですねー。
神通力を持つという、黒猫「スーパーキャットゴースト」は中盤あたりに参加。
いちおう霊ではあるのだろうけど、「玲さん」は動物相手にも躊躇ないのが凄い。
窓ぶっ壊してたけど、いちおうココ人の家なんですけが(笑)
クライマックスでは屋根を見下ろすような、巨大な敵と対峙するんですけど…まったくひるまない姿が凛々しい。
※説教退魔
部活見学のの4話目「マッチョケンカ」は、裸エプロンな調理研究部・部長さん。
…あ、部長は女性なので、ご安心を。
部員「関根かすみ」さんも同じく裸エプロンをさせられるという、まさにサービス回。
階段のシーンは…吹き出しが邪魔に!!
うぬぅ。
まぁ、一般漫画ですからね。
相手は暴走族の霊。
霊だけでなく、生徒らも周囲にずらりと囲まれているシチュエーションで。
また、そのリーダーには”説教が効かない”という大ピンチなまま…5話目「ハラエタノカイ」に。
その危機を救うのは…複数名。
1人でなく、差し込まれていた「玲さん」の回想シーンもあって、なんだかジーンときます。
これまでのやり取りで、友人らができてましたからねー。
まぁ、コメディー処理されてるので、泣くほどではないんですが。
【 その他 】
そんなこんなで「カガミツキ」センセでした。
こちらが初単行本のようです。
おめでとうございます!
ぶっちゃけ、購入の際はよくある感じかと思いましたが。
良い方向に予想外でした。
面白いです。
ただ…冒頭のインパクトがあっただけ、後半になるにつれて勢いが弱くなっていたような。
うまく進めないと、失速してしまいそうな感じもありました。
続く2巻目がどうなるか、かなぁ。
祓ってませんよ? 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ) (2013/12/21) カガミツキ 商品詳細を見る |
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