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■おもちかえり (楝蛙)

★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 巨乳、フェチ、ラブコメ
・構成 : 9話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏に日記(※なつあそび)、
     加筆修正あり。 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「楝蛙(おうちかえる)」センセの「おもちかえり」です。

黒木、千尋
※左:黒木、右:千尋

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
お話はラブコメ…という単語から感じられるほどの軽さはなく。
かと言って重い訳ではなく…。
フェチっぽさある、えっちエピソード集みたいな感じですかね。
いちおう、コメディー成分は少し。
ラブ要素はけっこうあったりしましたが。
そこにいた~みたいな感じで、突発的に始まることもちらほら。
なんというか、ぱっと見な印象より、エロス感の高い作品集です。(だろう)
えっちシーンは当然(※後述します)なのですけれど。
それ以前のちらほらとした仕草などにも、ピキーンとくるものがあって。
たっぷり楽しめると思います。

クッキリ太目な線での作画。
色使いが絶妙で、特にヒロインの肌質感などがなまめかしく
もう、それだけで作品全体のクオリティが一段階上がっていた印象です。
描き込みもしっかり。
変化のあるコマ割りで、表現・配置などお上手。
太めな枠線で、おおむね枠間は確保されていて。
色彩的にはコッテリとしていたものの、適度な白色がため見易くまとまっていました。
気になる乱れ・崩れはなく、全体は安定。
小さいコマまでしっかり描かれており、背景や小物などがまた非常に良く、
そうした点も、クオリティのアップに繋がっています。
人物絵は丸い輪郭と、控えめバランスな目鼻が特徴。
どちらかというと、エロエロしくない素朴な空気が漂っているのですが…。
前述したように、脱いだ際のスタイルには迫力とリアルさがあり。
非常に良いパンチ力がありました
カラーは…だいたい雰囲気掴めると思います。
彩色の良さもあるので、しっかり判断するには「ワニマガジン社」さんのサンプルが良いでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

001:「ひろいもの」
近くの公園て、ベンチで酔い潰れていた「かおる」を発見した「落合」
友人で付き合う「健斗」に電話をしたところ、
”扱い任せるから泊めてやってくれ”
そう言われてしまったのでした。
友人の彼女をタイトル通りに拾った、というエピソード。
お風呂を貸すのはいいとして…出た後に貸す服がワイシャツだけ、というのが…なんだか計画的でエロい
上下一式を用意していたのに、上だけしか着なかったのか。
はたまた、そもそもワイシャツしか用意してなかったのか。
「落合くん」のキャラ的には前者だと思うけど、どうだろう。
バッチリ下着をつけてなかったので、やっぱり…「かおるちゃん」かなぁ。
オチ付近でのやり取りにもありましたが、結構あざとい娘なのかも。

かおる、ほのか
※左:かおる、右:ほのか

023:「上京娘ほのかさん」
終電を逃したという「ほのか」
過去に関係のあった先輩の部屋に転がり込んだのですが…というもの。
むちむち巨乳で眼鏡が可愛い「ほのかさん」
多くのヒロインを押しのけ、見事に↓表紙をゲットしたのが彼女。
あのムチムチっぷりは…凄い
そりゃー、彼でなくとも、縛ってみたくなるのは当然のことでしょう。
たぶん。
いちおう、彼女からのお誘いを一度スルーしたところ…。
寝込みを襲われてしまう展開。
エロくて素敵。

041:「ひみつみつけ」
色々ちっこい、ことを気にしていた「麻衣」
彼氏「りゅう」が最近淡泊なのはそのためかと考え、新たな嗜好を探っていたところ。
部屋にとあるアイテムを発見したのでした。
前話に続き、ちょっとSMちっくなプレイが楽しめる1話。
スレンダーで可愛らしい「麻衣ちゃん」が、黒い下着付けてるのが好き。
彼氏のためかな。
ゴリゴリ~の2場面同時進行シーンが好き。

059:「夜のサカナ」
旦那の出張中に、自身の最高傑作というべきつまみを作り出した「真琴」
誰かにこの才能を知らしめたい。
…そう考え、深夜によく言う事を聞く部下「小野」を呼び出したのでした。
酒に弱いらしく、テキドに酔い潰れていたようなのですが…。
キッチリえっちに持ち込んでいるあたり、そもそもそのつもりだったのでは
(※オチの描写からすると、意識はほぼなかったっぽかったですが)
まぁ、良いおっぱいでした。

077:「むなさわぎ」
「瑞樹」の支援によって、無事「海斗」と付き合うこととなった「真由」
しかし、彼と幼馴染みな「瑞樹」は、興味から「海斗」とはずっと体の関係があったのでした。
三角関係になったがため、関係が進むようになった、というお話。
定番ですよね。
おそらく、「瑞樹ちゃん」はしっかり2人の仲を応援したと思われ…。
そのうちに気付いていったんでしょう。
複雑だろうなぁ。
また「海斗くん」としては、「真由ちゃん」をオススメしてくる彼女に、やはり複雑な感情を抱いていたと思われます。
まあ、こーなったら…関係はキッチリさせなさいよ。

093:「雑用係」
クラス内カーストが低く、”雑用係”となっていた「黒木」
資料室の片付けを押し付けられていた彼女は、不意に「野崎」に手伝ってほしい、と依頼してきたのでした。
むちむちスタイルと片目隠れる髪型がキュートな「黒木さん」
当人はごく控えめ、かつ大人しく振る舞っているようでしたが。
自らの魅力には気付いていたようで…「野崎くん」をじわじわ誘惑しておりました。
案外、カースト上位者よりもモテてるかもしれませんね。

113:「ねんかく」
父親に代わり、店番をしていた「八千代」
そんな彼女から、未成年だと疑われてしまった「斉藤大地」
本当にオトナであるのか、試験されることとなったのです。
えー、最初にこの話を読んだ感想は…「なんだ、この女は」です。
エロい女性に喰われる感じなのですが。
反応がどうとか…年齢関係ないよ。
普通に店内でシていて。
ほかの客がだーいぶ遠慮してるのでは、って思いました。

129:「あまやどり」
遠距離恋愛中な「ユウ」と「千尋」のお話。
来ちゃった!待ちきれなくて!!
…とのこと。
そんな感じに、わざわざ彼女は会いに電車を乗りついでやってきていて。
会った後に2人してタクシーで向かう際の描写が秀逸でした
あれは…今回単行本で、最もエロい場面だと思います。
描かれてはなかったですけれど、部屋に入るなり…なんらかあったのではないかなぁ。
頑張って次合格しないと、繋ぎとめてられなくなっちゃうぞ。
収録ではこちらのエピソードが最も好き。

千夏
※千夏

153:「なつあそび」
毎年の夏に、父親の田舎の実家に帰省していた「まさと」
そこで面倒を見てくれる「千夏」と遊ぶことを楽しみにしていたのでした。
センセの絵柄とベストマッチな感じである、ノスタルジー感溢れる短編
「千夏さん」は落ち着いた物腰の美人。
冒頭の制服姿を見る限り、そう年齢差はないのかな。
じわじわ教育していたと思われるのですが、今回のエピソードはレッスンがひと段階進むというもの。
あれは…羨ましい
この後、もう夏まで待てないだろうなぁ。
もし可能であれば、今度は「まさとくん」に会いにくるお話が見たいです。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「楝蛙」センセでした。
こちらのブログでは初単行本「春と青」を紹介しています。
今回は2冊目の単行本。
あの↓表紙はよくまとまっていて、いい感じ。
最初に上側、眼鏡な彼女の顔に視線が動き…。
ずずずっと下がっていくと、意外なほどの巨乳が見えてきて~。
容赦なくえっち
…と、そんな文言が。
背景の物語を想像させてくれますよね。
容赦ないんだ…。

おもちかえり
 おもちかえり (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2020/10/15 [アダルト]
 楝蛙 (著)
※現在アマゾン登録なし(2021/04/28)


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■わたしが女の子になるまで (たまちゆき)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、ネトラレ、調教、日焼け跡
・構成 : カラー(4P)、11話収録(うち「ラジオ体操の朝」×4、
     「わたしが女の子になるまで」×2、「3日前まで処女だったのに」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説、
     描き下ろし「ラジオ体操の朝 epilogue」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たまちゆき」センセの「わたしが女の子になるまで」です。

石倉奈津
※石倉奈津

 【 構成・絵柄 】

収録は連続話と短編。
2ページでしたが描き下ろし漫画があり、連続話に繋がるものでした。
収録11話というのは、最近ではやや多い印象ですね。
単行本のタイトルは、下手するとラブラブなイメージもあるかと思いますが。
↓表紙…うす暗いですけど、背景まで見えるかな?
どっちかというと、ブラック寄りな作品群となっています。
調教ちっくなものほか、ネトラレ、結構ハードなプレイもありまして…。
ハッキリ人を選ぶものです。
(※個人的な感覚ですが、そう精神を侵食されるほどでなく。いわゆる真っ暗な漫画とは違って、こうしたネタとしてはソフト気味かな)
いちおう、ラブコメっぽいのもあったんですけどね。
完全なるロリ系ではないものの、ヒロインらにはそうした色もあって貧乳揃い。
日焼け跡などフェチっぽい色は良いですねー。

クッキリ細線での作画。
描き込み・全体の色づきは丁度良いくらいで、濃淡はやや濃い目。
比較的大きいコマ割りで、ちらほらぶち抜き・はみ出しがあります。
派手目でパンチのある表現。
皆さん実に良い表情をしています。
ジャンルもあって控えめでしたが、コメディーっぽいところもありました。
人物画は広い輪郭とぱっちりとしたキラキラ目が特徴。
華奢なスタイルでロリっとした可愛らしさがありますね。
今回は古い原稿もあり、今の絵柄の洗練され具合が分かると思います。
判断については、カット絵もある裏表紙が分かり易いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

003:「夏と兄と妹」 カラー原稿あり
以前から関係をしていた妹「夏稀」
夏にやって来た彼女は、こんがり日焼けしていたのでした。
兄妹のスタンダードというべき作品。
近親ではあるものの、収録ではソフトな部類です。
日焼けがエロくていいんですが…。
ちょっと、水着面積小さすぎやしませんか、って感じですね。
なお、カラー原稿部分は、本編前のえっち風景です。

妹「夏稀」、「葵」
※左:妹「夏稀」、右:「葵」

019:「キミとつき合えたなら」
幼馴染み「亜美」に告白したものの、振られてしまった「裕也」
気まずい雰囲気を誤魔化すように、もし付き合えていたなら…という想像を語り出したのです。
ざっくりはそんな感じ。
これは…オチに全てをかけた、一発ネタ漫画ですね。
前述したように、もしも~が延々と語られる彼の妄想風景。
既に振られてることもあってか、自らの性癖を隠すことなく語っておりました。
なかなか恥ずかしいわね。
コメディーちっくに処理はされているものの。
実際らああならば、「亜美ちゃん」の言動はある意味納得できることかもしれません。

035:「ラジオ体操の朝」 前中後編
195:「ラジオ体操の朝 epilogue」 描き下ろし
夏休みでのラジオ体操を切っ掛けに、深い交際をするようになった「石倉奈津」と「タクミ」
しかし、その行為は近所の中年男性に目撃されていたのでした。
ネトラレな連続話。
次のエピソードと共に、単行本でのメインというべき作品。
これね。
キチンと1話使って、「タクミくん」との交際を描いているので~。
続く展開との落差を大きく感じることとなります。
黒髪と日焼け跡がキュートな「奈津ちゃん」
なお、その跡も先の「夏稀ちゃん」と違って、スクール水着なものでしたよー。
途中にあった水着姿も実にイイ感じ。
じわじわ発展していく行為が良いですね。
さて、そんなラブコメ感は中編になって完全になくなり。
後編まで、色々なことをさせられてしまうのでした。
まぁ、見通しの良い朝方で野外はああしたリスクあるでしょう。
なお、描き下ろしは後編のオチ部分に繋がるものでした。

105:「わたしが女の子になるまで」 前後編
ボーイッシュで、女子から人気の「葵」
女の子っぽくない容姿・言動に、実は当人も悩み始めていた頃。
声を掛けてきたカメラマンに喜び、モデルを引き受けたのでした。
こちらが表題作。
「葵ちゃん」はショートカットの可愛らしい娘さん。
同学年の男子らはあー言っていましたが…数年のうちに手のひら返しすると思うぞ。
さて、相手のカメラマン。
もし普通(?)の方であれば、また違った未来が切り開かれるかもしれなかったのですが。
残念ながら、これ成年漫画で、彼もまたエロカメラマンなのでした。
こうした際には、ちゃんと親に相談しなさいよ。
ただ、そんなんでも彼はいちおう最悪な人間ではなく。
ちゃんと途中までは許可を取りつつやっていて、また金銭も誤魔化してはいないようでした。
…たぶん。
さて、後編からはもう一直線に落ちていくだけ。
まぁ、動画・画像を握られている弱味あるとは言え、マンションには自ら通っているようだったからなぁ。
エロ水着での集団プレイでした。

149:「エロ可愛彼女」
学校中の男子が憧れるという「西巻レミ」
そんな彼女が付き合うのは、家が隣同士という幼馴染み「悠太」でした。
とかく羨ましがられる彼でしたが…。
噂されているような、純真無垢な娘ではなかったのです。
えー、オチにも繋がるので、具体的には避けますが。
描かれてるあれは、真実かどうか分かんないですね
というか、自分の彼女のそうした事をべらべら喋るのはどうかと思う。
嫌われてしまえ(笑)

西巻レミ、成宮なゆき
※左:西巻レミ、右:成宮なゆき

169:「3日前まで処女だったのに」
187:「3日前まで処女だったのに after」
こちらは同人誌発表作品なようです。
収録で原稿時期が最も古く、差を感じるでしょう。
色彩濃い目でややデフォルメ強いくらい。
お上手なので、さして問題ないと思いますが。

学年でトップの秀才「柿本タクミ」と付き合う「成宮なゆき」
しかし、校内でのやり取りを教師「木塚」に目撃されてしまい…。
彼を守るため、逆らえなくなってしまったのでした。
こちらもネトラレもの。
彼との行為はえっち直前まで。
そのため、タイトルのアレは教師「木塚」によるものです。
中盤から結構ハードなプレイになっており。
えろいとかなんとか言うより、とかく痛そうで見てられません。
本編そんなんなので、後日談afterが良い展開になる筈もなく。
「タクミ」宛てのビデオレターという形で、ドンドコ堕とされていく様が描かれてました。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「たまちゆき」センセでした。
なんとなく久しぶり感ありましたが。
あとがきによると、2年半ぶりとのこと。
体調にはくれぐれもご注意ください。
こちらはセンセの漫画なため、すっぱり手に取りましたが。
そうかー、こうしたネタは得意でなかった。
冒頭から3話目までは良かったんだけどなぁ。
キャラ的には「葵ちゃん」が好き。
後編オチでは、男子らああした反応でしたけど…内心笑ってない奴は絶対いると思う


わたしが女の子になるまで

わたしが女の子になるまで(MDコミックスNEO)
2021年3月27日 [アダルト]
著者 たまちゆき
※現在アマゾン登録なし(2021/04/18)



★「たまちゆき」センセの漫画紹介記事 すべて成年系

華奢なカラダ
 秘密シリーズほか、短編集。
小っちゃな恋のメロディ
 表題作、「IDOL☆SISTER」などの中編による1冊。
恋人ごっこ
 2話連続な話と短編による構成。「IDOL☆SISTER」の続きも。
小麦色狂詩曲
 デビュー10周年記念単行本。付録「たまちゆき10年史」はファン必見。
子猫じゃないモンっ!
 表題作4話を含む、「恋の特別室」からの続編。
発情KIDS
 「発情シリーズ」を含む、”今までで一番分厚い”という単行本。
これでもオトナですけど!? Mrs.LOLITA 完全版
 1冊まるまる「Mrs.LOLITAシリーズ」です。描き下ろしエピソードもありますよ。
少年×少女
 短編集。一部には[発情KIDS]収録話のキャラも登場してます。
ボクらの不純異性交遊
 ボクらのシリーズを収録。ちょっとブラックなお話もあります。
小悪魔的カノジョ
 幼馴染み「唯花」の表題作、「ダメだよ!?シリーズ」などを収録。


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■2×1 [ツーバイワン] (えむあ)

★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、複数、百合
・構成 : カラー(4P)、短編×9話(※全て同一世界・表題作)
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
     描き下ろし(?)4コマ「ツーバイワン時代の新常識」、

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「えむあ」センセの「2×1[ツーバイワン]~高女性率社会では妻同士のナカが良すぎて問題になってます~」です。

「輝子」・「桜子」
※「輝子」・「桜子」

 【 構成・絵柄 】

1冊まるまるの長編。
主人公らが居てどうの~という、ストーリータイプでなく。
同世界にて、何名かのキャラ・いくつかのシチュエーションといった短編群で構成されていています。
話数としては全9話(4コマもある)
そちらを、おおまかに分割すると、計6エピソードです。
もしかしたら現実になるかもしれない、ちょっと未来の日本を描いた作品。
漫画世界にて、大きなテーマが1つあり…。
そちらから考えられる、それぞれカップルのあれこれ、という感じ。
各話にはキャラの顔見せ、ゲスト出演みたいなんもちらほらありましたが、全話を通して登場している、主人公、あるいはナビゲーターみたいな人はいません。
漫画は軽めなテイストなものの、テーマがため結構な深刻さもあったりしていて。
読むにも楽しい1冊。
色々設定があるため、周回ごとにより深く漫画世界を楽しめると思います。
ただし、凝っているがゆえ成年漫画では変化球タイプなので、その点は気を付けて。

しっかりとした細線での作画。
描き込み・濃淡はどちらも過ぎないくらい。
コマ割りはそう変化大きくなく、枠間も確保されていて。
原稿はおおむね見易くまとまっていました。
背景や小物も同様で、漫画に馴染んでいる印象。
引っ掛かることはありません
サクサク読み進められる漫画表現でメリハリもしっかりあり
こちらについても、過ぎた雰囲気はなかったです。
人物絵はむちむち・ふっくらとしたお姉さん系。
まつ毛と鼻が特徴的で、可愛さと色気がありました。
カラーはその良さが当然あるのですが、判断はおおむねカバーで問題ないでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

お話は前述の通りで、全て同一世界でのエピソードです。
成年漫画らしい、はっちゃけ感は当然ありましたが…。
国を挙げての政策が漫画の中心にあり、新社会での男女それぞれ立場の人間模様が見事に描かれていました。
設定ユルユルでなく、かと言って読むにめんどくさいまででもない~という適度な加減が絶妙
単に複数プレイを楽しむも良し、読み込んで色々考えるのもまた面白いと思います。
完成度優れた1冊。
2周、3周としていくうち、新たな発見とかあるかもしれませんよ。

作品世界を理解するため、例によって用語などまとめてみました。
せっかくなので、↓こちらにも貼り付けておきます。
(※多少のネタバレも含むため、そんなん嫌いな方はこの先に進まないように)
また同世界な短編とか描かれるかもしれませんよ。


 【 2×1 [ツーバイワン] 世界での用語・その他まとめ 】

■法律
◎男女婚姻機会均等法(※ツーバイワン法)
男性1人につき、女性2人との結婚を義務付けた法律。
男児の出生率が著しく低下したことが社会問題となっていた(原因は不明)
そのため、野党・メディアの批判はあったが、国民はおおむね好意的だったらしい。
施行されて20年。
現在は「三宅」人口問題対策大臣が進めている。

◎ツーバイワンプラス
 婚外子の問題に対する、 政府からの新提言。
 男性1人につき、女性4人までがツーバイワン制度の保障を得ることが出来るというもの。
 ただし、DNA鑑定は必須。
 
■用語
・ツーバイワン(動詞) ※この項目は作中から直接抜き出したものです。
 一般的に男性1名と女性2人で結婚関係を結ぶこと。
 女性2人でパートナーを組むこと。
 また、結婚関係へ至る準備行為全般を実行すること。
 <例>子供同士を[ツーバイワン]させる。

■社会のあれこれ
・男児の出生率が著しく低下し、学校から会社まで女の子ばかりである。
・学校では、不純異性交遊は禁止であるが、同性交遊は認められている。
 必要不可欠な社会活動だと認識されているため。
 (学校などで教育されている)
・女性同士でのえっちを勧められている。(男性とのソレを想定) 
 16歳の女子には疑似ペニスが支給されている。
・親の許可ない性行為は非常識とされることがある。
 複数の女性が一方的に関係を迫る事件などもある(胆に興味本位と既成事実つくり)
・地方では未婚カップルが強引な手段を用い、婚外子を得ることが多い。

■結婚について
・結婚の難易度は高くなって、あぶれる女性も多い。
・男性は選ぶ立場で、慎重に相手を選ぶのが一般的。(売り手市場なため)
・成熟した女性カップルと、男性が結婚するというスタイルが一般的。
 そのため、添い遂げられる女性を見つけるのが第一とされている。
・公的機関が運営するマッチングアプリ「ツーバイワン」というのがある。
 この世界では、20代の男性9割が登録していて、見合い結婚の事例が多い。
 えろい画像などがある、裏マッチングアプリというのもある。
・母親は子供の結婚までの道筋を整える活動(ママ活)をするのが一般的。
 早期化、過激化し易く、社会問題にもなっている。
 また、それがために旦那とはレスになりやすい。
・結婚すると、税金の一部免除、光熱費などの一部公的負担などのメリットがある。
 女子カップルは実家を出て同棲生活をする慣習があり、その経済的恩恵をより感じられるようになっている。
・離婚には厳しい規定がある。
 また、当然ながらパートナー女性もそれを望まない事が多い。
・ハーレム婚を認めた自治体もある。
  
「和子」・「玲」、「つかさ」・「いつき」
※左:「和子」・「玲」、右:「つかさ」・「いつき」

007:「新世界より」 カラー原稿あり
023:「秘密の花園」
冒頭からの2話は、同カップルのお話。
1話目は法や設定での説明が主になっていて、時系列としては2話目の後で、結婚後の風景。
カラー原稿部分も複数えっちです。
ツーバイワン法の理想というべきお話になってます。
2話目はその馴れ初め話ですね。
女性カップルとなっていた「玲」・「和子」 
男性を探す2人は、同会社の男性「平成嗣(たいら・せいじ)」に目を付けたのでした。
実は「玲」と「成嗣」は同期の関係。
オチ部分がちょっといい感じ。
それがため、1話(カラー部分)でも彼女からだったのかな。
前に示した通り、結婚まで色々ある世界ではあるものの。
こちらエピソードでは、そうややこしい事は描かれていません。

045:「むすんでひらいて」
065:「女の敵」
こちらでは「成嗣くん」と同じ会社に勤めている「広田聖也」が物語開始時点に登場しているのですが。
お話を牽引するのは、ギャルちっくな「つかさ」と眼鏡な「いつき」のカップル。
結婚を目指す2人は、裏マッチングアプリにて「広田くん」と知り合ったのでした。
前話と違って、なかなか相手が定まらないようで…この世界ならでの大変さが分かる2話。
マッチングからえっちに持ち込めた3話目はいいものの、問題は続く4話。
「広田くん」の家に呼ばれた2人は、その親(※やっぱり2人いる)と対面するのですが…というもの。
視点が女性側なため、先の理想的な2話と違って、厳しい現実に直面しています。
あれは…やだなぁ。
「つかさ」・「いつき」は後の漫画にもちらと顔を見ているのですが。
ううむ、結婚は…遠いっぽいかな。

085:「新時代地域格差の実態」
107:「新時代における価値観の地域問題相違」
”山之中村”豪華観光ツアーに当選した「徳永慶太」
せっかく当たったので、と参加したのですが…。
実は、コレお見合いツアーだったのです。
そんな訳で、5、6話は漫画世界の地方情勢が描かれます。
先の「つかさ」・「いつき」もなかなか苦労していましたが。
これが田舎となるとまたさらにハードル上がってるんですね。
なるほどなぁ。
ツーバイワン法は置いといて、もし漫画世界のように男子比率が激減したならば…。
こうした事は現実に起こりそう。
こちらのお相手は、観光課だという「桜子」・「輝子」の2人。
方言丸出しで可愛いです。
バスガイド姿の2人とバス内えっち。
漫画見ていて、ふと疑問に感じたことがあったんですが…オチにて判明しました。

続く2話目は、地方移住後の風景。
あ、結局「慶太くん」は結婚したのね…。
こちらのメインは地元の有力家・「守山佳名」・「真歩」の姉妹。
夜回り、という名目で~という、かなりブラック感のあるエピソードです。
いっそのこと、気持ちは置いといて楽しんでしまえば良いのでしょうけれど…難しいわね。
そうした点ほか、ちらと親(彼の母親)との生々しいやり取りなども描かれています。
普通に結婚するんでも、親巻き込むと途端にややこしくなるので、この世界ならば余計にそーだろうなぁ。
そんな訳で、どうにもえろい事に集中し辛い回でした。
…と、そんなんなのに、オチはドがつくほどのコメディーだったりして。
ずっこけると思います。

131:「ママカツ!」
妊娠した「育美」でしたが、子供の性別は女の子でした。
彼女のツーバイワンである「優里花」は、生まれて来る子のため早速ママ活に励むのでした。
これまでのお話では、男女カップルどちらかの視点でしたが。
今回は、子を持つ(こととなる)母親視点でのエピソード。
自らの人脈から、男の子を持つ親を探す~というもの。
1人目「陽菜(はるな)」は優里花の学生時代の後輩で、昔関係のあった女性。
2人目は会社での先輩「芳乃」
彼女は「優里花さん」に興味があり、お手付きされるというもの。
先の百合えっちとは立場が変わっていて、楽しい
モテるなぁ。
OLの大変さが分かる所ですね。
ただ、ママ活はまだ続き。
さらに3人目は、会社で課長職の「正田」
ついに男性です。
彼の状況を見極め、巧い事相手の心理の隙を突いておりました。
あーだからモテるんだろうなぁ。
お子様の未来は明るい。

優里花、天宮
※左:優里花、右:天宮

151:「ツーバイワン教育白書」
さて、こちらは漫画世界での学校はどうなってるか、というエピソード。
教育実習生「安村」は、保健体育の授業に参加するのですが…というもの。
男女で対応が違う、前半4ページが楽しい。
お話の流れは…たぶん、成年漫画に慣れた方ならば想像つきますよね。
ただしこうした世界なため、まずは女性同士で体育教師(たぶん)の「本山」と「天宮」が手本をやって見せていました。 
うち、巨乳の「天宮さん」はヒロイン扱いになっています。
最後がちゃっかりしていて楽しいです
ひでるさんは、先の「ママカツ!」とこちらのエピソードが収録でのお気に入りです。

171:「進化論」
最終エピソード。
これまでのヒロインらもちらほら顔を見せているほか。
TVを見る限り、どうやら収録の1話目と同時刻なようで…なるほどーって関心しました。
こちらは「明里」・「彩乃」と、幼馴染み「慶壱(けいいち)」という3名。
語られていた経緯は、なかなか重々しいもの。
また「慶壱くん」がどうやら現家族と巧くいってないらしく。
エロいこと置いといて、なんだか色々考えさせられました。

後のセンセのあとがきを見ていて…。
なるほど、確かに人口問題対策大臣「三宅さん」はひとエピソード見たかったですよ。

 【 その他 】

以上、本日は「えむあ」センセでした。
当ブログでは「おふらいんげーむ」を紹介しています。
他にもいくらか読んでいる筈。
今回は「2×1」ということで…。
ふと、「唯登詩樹」センセを思い出していました。
まったく同じタイトルではないかなぁ、って考えていたのですが。
よくよく見たら、センセのは「×2」でした。
あ、ちがった

2×1

2×1~高女性率社会では妻同士のナカが良すぎて問題になってます~ (エンジェルコミックス)
2020年8月17日 [アダルト]
著者 えむあ
※現在アマゾン登録なし(2021/04/18)


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■ココロが読める彼と、エッチな妄想をする彼女。 (清宮涼)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、ロリ、制服
・構成 : 11話収録(うち「俺、お前の心が読めるんだけど」×4)
・おまけ: あとがき・その後のイラスト、合間にネタ絵・コメント(×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「清宮涼(きよみや・りょう)」センセの「ココロが読める彼と、エッチな妄想をする彼女。」です。

北乃りさ
※北乃りさ

 【 構成・絵柄 】

収録は表題シリーズと短編。
最近は10話以下の単行本が多い中、11話はちょっと多い印象ですね。
ただ、収録のうち2話はショートものでした。
どちらにしろ、読み応えは問題ありません。
ジャンルはラブコメ。
ただ、うち数話はラブ要素なく、実は直接えっちないお話もあったりしました。
可愛らしくロリっとしたヒロインで、やはり年下設定は多いのですが。
時代の流れもあって、完全なソッチ系より年齢は高めです。
こだわり強い人は注意。
今回は表題シリーズが非常に良いネタでした。
ほか短編らも完成度は高く、読むだけでも問題ありません。
面白かったです。

しっかりとした丁寧な線での作画。
描き込みに不足感なく、ちょうど良いくらい。
漫画によって多少の変化ありましたが、適度に白比率あり。
原稿は見易く仕上がっていました。
基本的にはラブコメちっくな表現で、ぺかぺかしているんですが。
落ち着いたシリアスな場面などもお上手
はみ出し・ぶち抜き・重なり…など、変化あるコマ割りもそのプラスになっていたと思います。
漫画世界に集中できますよ。
人物画は丸い目と輪郭の可愛らしいもの。
ロリっとしてますね。
あちこちのバランスがお上手で、違和感ある箇所などはありません。
今回↓表紙はアップ絵なので、カット絵と共に見れる裏表紙のが判断に良いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

001:「俺、お前の心が読めるんだけど vol.1」
031:「俺、お前の心が読めるんだけど vol.2~神田沙莉の場合~」
051:「俺、お前の心が読めるんだけど vol.3~小茉莉の場合~」
074:「俺、お前の心が読めるんだけど おまけ~ももみの場合~」
こちらが表題シリーズです。
漫画後に、センセがこのネタを思いついた切っ掛けについて書かれていました。
なるほど。
コメディーちっくなネタ絵はなんですが。
リアルで…ちょっと刺さりました(笑)
色々なシチュエーションが想像できるので、今後もシリーズ続けてみてはどうでしょう。

1話目は「澪」ちゃん。
面白くて優しくてかっこいい」と人気の先輩「朔太郎」とは幼馴染み。
彼女も好意を持っていたのですが、扱いは完全に妹のソレで…。
友人らにイジられたこともあり、彼の前で感情を爆発させてしまったのでした。
↓表紙が「澪ちゃん」です。
表題でやや気付き辛いですか、よく見てみてください。
彼女のココロが描かれてましたよー。
(※見易い中扉にはないです)
本編ではいきなり「澪ちゃん」が泣いてしまい、「朔太郎くん」は訳分からぬまま。
ため、こうした展開(彼がココロの声を聴けるようになる)で良かった。
でないと、2人進展出来ぬまま終わっちゃいそうだったからね。
口に出す台詞とは真逆なココロの声がイイ感じでした。
制服えっちですよ。

澪ちゃん、ももみ
※左:澪ちゃん、右:ももみ

2話目は「神田沙莉」ちゃん。
声を聞けるのは教師であり。
ドエロいココロの声は聴こえるものの、その相手が誰だか分からない、というドキドキ展開。
余裕あれば、誰七日もう少し引っぱっても良かったかなー。
(あるいは、複数人数の声だったとか。…ページ足りないか)
「沙莉ちゃん」は、お下げ髪の普通な娘さん。
あのギャップは凄い
ああした漫画展開で、オチはちょっと意外でした。
漫画後も状況は変わらない筈なので、今後も大変そう。
耐えられるかな。

3話目は「小茉莉」ちゃん。
兄の友人で、昔から苦手に思っていた相手でしたが。
そのココロの声は、意外なものだったのです。
さて、こちらは表題の逆で、ココロの声を聴けるのは「小茉莉ちゃん」でした。
ざっくり、1話目の逆パターン。
男女逆転したことで、また雰囲気が全然異なる良作品となってます

4話目は「ももみ」ちゃん。
ココロの声を聴ける「健」は、頑張ってアピールしているその裏を把握しており。
煽ったところ、「ももみちゃん」は慌てつつもこれを好機と考えたのでした。
彼女は「澪ちゃん」より「沙莉ちゃん」寄りなのですが、耳年魔なだけで未経験
ため、喋ってる台詞と違って、実際は初々しく。
可愛かったです。


091:「どっきりVR体験」
VR体験に当選した「哲也」
早速試してみたところ…テンション高い「芙美」ちゃんがやって来たのでした。
コスプレえっちで、ナース服(※超ミニスカです)プレイです。
なかなか良いチョイス
着替えの際に、彼も疑っていましたが。
まぁ、タイトルあんなんなので、想像はつくでしょう。
ただ…結果的にコレはああしたオチで、いい思いしてるわね。

107:「KANON」
自らスカウトしたアイドル候補「須田花音」
まだ慣れていない彼女がため…、
リラックスさせようとしたのですが、うっかり止まらなくなってしまったのでした。
はい、商品たる彼女にマネージャーがお手付きしちゃダメ
エロい事にハマってしまったようだし、大成はしないでしょう。
路上ライブのくだりが好き。

123:「僕の記憶が教え子に偽装されてしまいました」
陸上部の顧問教師に好意を寄せる「北乃りさ」
記録アップのため、イメージトレーニング法を聞いた彼女は…。
とある切っ掛けを好機と判断し、彼に実践してみることとしたのでした。
ロリ系の成年漫画を買った、のは事実なのかな?
だからと言って、イコール現実でもやってみよう~、みたいにはならないのですがね。
こちらの先生は、そうした趣味ありつつも線引きをしっかりしている良い男性
普通に告白しても、高いハードルに阻まれてしまうと思われ。
「りさちゃん」が取ったああした手段はベストでしょう。
演技力が大切。
漫画は1回目以後の風景も描かれていて、スカート捲って誘うくだりがあり。
実に見事でした
凄いな、「りさちゃん」
この話好き。

145:「悪党同盟(原作:ドバト)」
結婚記念日に両親は旅行に出掛けたので。
兄妹は家で自由に過ごせることとなったのでした。
ただし、今年はアルコールも用意していたこともあり…という流れ。
「ドバト」センセ原作の1話。
妹「あずさ」ちゃんがエロくて素敵です。
あの、高く・明るいテンションでAV見ようとか言ってきていた彼女が…。
ふと気付くと、ばっちりスイッチ入ってました。
センセも書かれていたように、一度中断した後が実に見事。
今日だけ」とか言ってたけど、そんな訳ないわね。
たぶん、来年まで待てないと思うぞ。

神田沙莉、妹「あずさ」
※左:神田沙莉、右:妹「あずさ」

172:「憧れのお姉さまと可愛い妹」
174:「妹の友達とゲーム、負けの罰ゲームがエスカレートして…」
この2話は2ページ、5ページというショートもの。
描き下ろしではないようですね。
なにか企画あったのかな。
なお、どちらもエロ…直接行為はありませんでした。
前者は姉妹の日常風景が描かれてます。
妹さんのブラ試着ですね。
お姉ちゃんが可愛い。
後者はタイトルそのまま。
負けて罰ゲーム食らうのはお兄ちゃんなんですが…彼女がちょっとS気質ですね。
漫画は終わっちゃいますが、あの後は…直接イケると思います。

179:「ピアノ・レッスン」
著名なピアニスト「立花」にピアノを教わっている「加恋」
しかし、そこで教わっていたのはピアノでなかったのです。
裏表紙が「加恋ちゃん」です。
先生は、コンサートのチラシが描かれてもいたので、結構有名人な様子。
レッスン料、かかるだろうなぁ。
発表会は来週だと書かれていましたが…。
彼女、全然教わってなかった(※早々にエロい事始まっていた)けど、大丈夫なのかな。
まあ…この人に教わろうという時点で、確実にピアノひけるだろうし、家でも練習していると思われ。
感性を刺激~
…という親の台詞から察するに、技術的には上手なのでしょう。
そう考えると…彼が何もしなくとも、”有名なピアニストに教わっている”という冠がつくだけで、より巧く感じるかな。
ああした経験値から、ちょっとした表現が変わるかもしれないし。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「清宮涼」センセでした。
当ブログでは「クラルス」、「まんなか。」、「なまむすめ」などを紹介しています。
こちらは「なまむすめ」とほぼ同時期に発売された1冊。
センセ、お疲れさまでした。
なんかあるかなー、って思いましたが、特になんもなかったですね。
まぁ、別出版社さんだから仕方ないか。
色々あって、読んだ順番はこっちのが後になったのですが…。
個人的には今回単行本のが好き。
シリーズから短編なども良いですね。




ココロが読める彼と、エッチな妄想をする彼女。



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■発情びーむ (kakao)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、積極的
・構成 : カラー(12P)、10話収録。
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏にラフ絵、
      加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「kakao(かかお)」センセの「発情びーむ」です。

エミリー・アンダーソン
※エミリー・アンダーソン

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
詳しくは後述しますが、シリーズっぽいものもあります。
特に関連性を際立たせてはいないものの、世界観の広がりは感じることができます。
あるいは、今後はゲストとか共演とかあり得るかも。
ジャンルとしては巨乳ヒロインらとのラブコメ。
それぞれ事情は異なるものの、女性陣のが積極的です。
やや暴走気味であるのがポイントね。
どちらも楽しく読み進められました。
お話・プレイ共にそう振り切れる描写はないので、そのあたりはご安心ください。

細線のデジタル絵柄。
色づきはしっかりしていて、全体の色彩は濃いめ。
描き込みあり、コマ割りは細かくはみ出すことも頻繁で、ややコッテリとした雰囲気です。
ちょっと気になったのが漫画面。
+コマ間の繋がり、流れが悪いことがあり。
何度か、前後を確認するタイミングがありました。
絵自体は今風の綺麗なもので、ヒロインも可愛くまとまっていて、それらが良かっただけにやや残念。
もうひとパンチか安定感が増せば、解消されてくるかも。
カラーはお上手。
やや白黒絵とはイメージ変わるので、「ワニマガジン社」さんのHPで確認するのがいいいかも。

 【 収録話 】 10話収録

004:「さくら咲く!」 カラー原稿あり
129:「君のフォーカス」
花見を兼ねて飲み会をしていた和仁大学の映研一同。
部長「後藤」に想いを寄せるドジっ娘「佐倉小春」は飲み過ぎてしまい。
彼に介抱されていたところ、それを夢だと勘違いし…という流れが前者「さくら咲く!」
まぁ、女の子は適度に無防備なくらいのがモテるだろうから…。
ちゃっかり「後藤くん」の真横をキープしていた「小春ちゃん」にこうしたチャンスが訪れるのも必然だったかも。
彼自身を目撃して、あっさり酔いはさめており。
その後は天然的な感じでえっちに持ち込んでいました。
野外プレイなのですが、花見シーズンであれだけの桜がある場所ならば結構な人出があると思われ。
部員らのあーした反応も納得。
(※実際ならば、お互いちょっと気まずいだろうと思うよ)
相当なギャラリーがいたのではないかなぁ。

後者「君のフォーカス」は観光地での撮影旅行中エピソード。
こちらも映研なんだー、って思いましたが。
作品解説によると、先の映画研究サークルと同じ団体だそうです。
モブにそれっぽい雰囲気の姿(こちらの山田くんとか、ポニテの女の子)が見えなくもないですが、特にコレという描き方はされてなく。
言われないと分からないタイプであるのがやや残念。
メンバーのうち女優「佐藤朱音」と小道具「山田」のカップル。
露天風呂で鉢合わせたことが切っ掛け。(0時から混浴になるらしい)
先に入っていた「朱音ちゃん」は彼を受け入れ、共に入浴となるのですが。
普段は大人しい彼女が積極的なのには、ちゃんとした理由がありました。
あれはアレで可愛いと思いますがね。

佐倉小春、三澄美柑
※左:佐倉小春、右:三澄美柑

023:「ココロノカンヅメ」
東京本社へ異動となった、商品開発部「四谷新」
その同僚「三澄美柑(みすみ・みかん)」は2人で飲みに行った帰り、彼を部屋に誘ったのでした。
タイトルは誘い文句に関係しています。
某チョコ菓子の当たりでもらえる缶詰のアレです。
うん、確かにどんなんか見たいかも。
彼の転勤で後がなくなった「三澄さん」から、積極的に誘っています。
まぁ、2人きりで大衆居酒屋へ行くのも普通になっている感じだったので、いい加減女を見せないと一向に進展しないでしょうからね。
あの感じだと普段もしくじっていそうだなぁ。
「四谷くん」としては、彼女の意外な告白にさぞ驚いたことでしょう。
オチでは「三澄さん」がいい笑顔を見せてくれています。

039:「大宮茉莉のゲボク」
055:「ビーチサイド・エンジェル」
073:「Desire」
こちら3話は特にコレという繋がりがないのですが。
解説によると、それぞれ登場しているヒロインらは”父親が地元の大地主”という大宮三姉妹なのでした。
そういえばどことなく似ている気もしますね。

「大宮茉莉のゲボク」は次女「大宮茉莉」
センセの1冊目単行本にも登場しているらしく、これはシリーズ2話目。
成り行きで彼女とえっちした「的場」
それ以後、彼女に呼び出されてはえっちする日々を過ごしており。
もはや下僕のようになっていたのでした。
学園内でのえっち。
学校にも莫大な資金援助をしているらしく、彼女の案内でトンデモな事実が発覚します。
いや、あれはダメだろ。
「茉莉さん」は可愛くおっぱい大きく、えっちで非常に良いのですが。
幼馴染み「雪葉」ちゃんの下着姿に反応していました。
まぁ、実際そうしたものですわねー。

「ビーチサイド・エンジェル」は三女「大宮朱莉(あかり)」
仲間らと海へ出かけた「健」でしたが、早々に逆ナンされた彼らは遊びに行ってしまい。
1人取り残されていたところ…その独り言が気になった「朱莉」から声を掛けられたのでした。
現実にあったら最高の展開ですね。
ご友人らが薄情で、ちょっと気の毒。
まぁ、「健くん」除けば男女2人づつで丁度良いからなぁ。
(※しかも、残念なことに逆ナンの中に彼は入っていない)
交際経験なく、海の家であーんな状態だったのに、それを気にもしていない「朱莉ちゃん」が素敵。
まぁ、そもそもの目的がアッチ方面だったようですけどね。
未経験なのに。
当初は建物裏でしたが、わざわざ浜辺に戻ってのプレイ再開。
普通ならば丸分かりでしょう。
あの仰天するだろうオチは好き。

「Desire」は長女「大宮結莉(ゆり)」
「茉莉」がS、「朱莉」もSちっくなので、彼女はM属性にしたようです。
教師「花崎」に”叱られたい”という想いを募らせていた「結莉」
祭りに出掛けたた彼女は、生徒指導目的の彼を発見。
巧い事2人きりのチャンスを掴み~という流れ。
体調悪いとして介抱されているのですが、あの浴衣をガンガン脱いでいこうとする「結莉さん」がエロい。
成年漫画ながら、さすがは生徒指導をしているだけあって。
あーんな場面になりつつ、一度はしっかり拒絶していた「花崎くん」
流石でした。
フツーならば、あのまま流されちゃいますよねー。
ただ、作中にもあったように、今後の彼が心配。

089:「HENTAI GIRL」 カラー原稿あり
美術展への出展テーマを決めかねていた「杉崎当真」
アメリカからやってきた「エミリー・アンダーソン」を気に入ったものの、ナンパまがいに声をかけることを躊躇していたところ。
持っていたエロ同人誌を見つけられてしまったのでした。
「エミリーさん」はそっち方面の漫画に理解ある稀有な女性。
「実はワタシもHENTAI COMIC好きなの!!」
とか堂々と言い放っています。
父親の会社もそっち系統らしく、その影響のようでした。
イイ娘だ。
「当真くん」を漫画家だと勘違いし、その手伝いをする流れでのえっち展開。
彼が言ってる通り、”日本のわびさびを理解している”ことがポイント。
こりゃ、相棒として最高な女性ですねー。
(あとはアシスタント技術あれば)
そもそも「当真くん」のキャラがドストライクだったようで、ごくスムーズに運んでいました。

111:「メディカルヘブン」
骨折で入院生活となっていた「外原夏人」
若い入院患者が珍しいらしく、看護師さんらにモテモテだったのですが。
担当の「西澤香織」は真面目な娘で、たむろしていた彼女らを一喝していました。
しかし、真夜中にやって来た彼女は、
「お願いがあるんです」
そう言って隠していた本性を見せるのでした。
どんなんかはいちおう内緒ね。
ファンタジーとかオカルトでないので、ご安心を。
聞いた「夏人くん」があんぐり固まってしまうようなモノです。
あとはお約束でのえっち展開。
解説にありましたが、他看護師さんらも設定がキチンとあるらしく。
あるいは、シリーズで描かれるかもしれませんね。

147:「ラブアタックNo.1」
こちらはバレー部コーチ「櫻木」とエース「古森芽衣」のカップル。
運動部ではお約束なマッサージ展開ですね。
「櫻木くん」は元選手で、「芽衣ちゃん」は最初から想いを寄せていて。
マッサージを”ふれあいタイム”と称し、喜んでいます。
しかし、いきなり太ももからってのは、「櫻木くん」どうかと思うよ。
下手すりゃセクハラだと言われそう。
「芽衣ちゃん」はスパッツ姿だったので、非常にいい感じ(笑)でした。

大宮朱莉、エース「古森芽衣」
※左:大宮朱莉、右:エース「古森芽衣」

165:「微乳ダイナマイト」
告白に敗れた女友達「春原日向」
彼女はその原因を絶壁・まな板な貧乳だと考え、取り乱していたので…「拓哉」は彼女への想いを口にするのでした。
他ヒロインが見事なまでの巨乳っぷりを見せてくれている中。
彼女はだいぶ控えめ。
個人的にはもっと貧乳でもいいかなーって思いました。
恋愛話をできる異性の相手で、近すぎるが故に進み辛いものですが。
ここは「拓哉くん」の頑張りに拍手。
ただ、オチを見る限り、「日向ちゃん」の問題はバストサイズでなく、そーいうところかも。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「kakao」センセでした。
あとがきによると、こちらは3冊目の単行本。
ひでるさんは今回が初見です。
前述したように、ちょっと漫画部分でひっかかってしまいましたが。
絵柄・お話共に良く。
ぱっと分かり辛い、ああした部分が落ち着けばさらに上が目指せそうな気がしました。
シリーズっぽいのも好きです。
大宮三姉妹はまた登場するようでしたよ。




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■アンドロイドのわたしに燃料補給してくたさいっ (vanilla)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、ハーレム
・構成 : カラー(8P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵、同人誌表紙ギャラリー、
     描き下ろし「もっとアンドロイドのわたしに燃料補給してくたさいっ」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「vanilla(ばにら)」センセの「アンドロイドのわたしに燃料補給してくたさいっ」です。

「ショコラシル」・「リモナ」
※「ショコラシル」・「リモナ」

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
こちらは、センセが同人誌で発表されていたシリーズの単行本化だそうです。
同人誌の表紙も丁寧にギャラリーとしてカラー収録。
あとがきもそのまま掲載されていて、持っていない人には実に有難い1冊
7冊揃える必要がなくなります。
ただし、センセのファンは全冊揃えていると思われ…。
新規追加である描き下ろし1話、この単行本のあとがき、別途描かれただろうカバー絵などをどう判断するか、ですね。

話数はやや少な目に感じるかもしれませんが、各話ページ数はだいたい20~30ページほどあり、読み応えは抜群。
ちょっと短くなってしまいました
そうセンセが言っていた回も、18ページありました。
ジャンルはラブコメです。
タイトルにアンドロイド、とありましたが…。
ほぼ、まるまる人間という描かれ方となっていて、いわゆるソレっぽい、人造要素は皆無です。
(※首取り外して見せたり~みたいなんはなかったですが、ごくちょっとだけあります)
ここは人によって良し悪しでしょうか。
お話はラブく、妙なブラック要素なく。
コメディー描写が多く、楽しく読み進められるものです。
属性に加えた、ハーレム要素は…あるものの、そう強くはないので気を付けて。
詳しくは後述します。

スッキリとした細線での作画。
描き込みは概ね適度なくらい。
全体の濃淡はそこそこで、色彩はデジタルなんでやや淡い印象でした。
コマ割りは中くらいではみ出し・ぶち抜きが多く。
大き目な擬音が飛び交い、賑やかです。
背景や小物はそれなり。
全体とは合っていたと思います。
漫画はコメディー調で、はっちゃけたもの。
SDっぽくなること多め
こちらもお話と違和感ないのですが、目立つ表現なので好き嫌いあるかもしれません。
人物絵は広めな輪郭と大きな目の漫画らしく可愛いもの。
バストの大きさもあって、むちっとしたスタイルです。
(※なお、登場する貧乳な娘にもむちむちっという感がありました)
カラーでもそう変化はしないので、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 7話収録

011:「アンドロイドのわたしに燃料補給してくたさいっ」 7話
205:「もっとアンドロイドのわたしに燃料補給してくたさいっ」
バイト先で次々と不幸が続き、無職となっていた「喜多見幸人」
そんな頃、長い間連絡が取れなくなっていた「神山恵大」から連絡があり…。
彼が作ったというアンドロイド「ミルフィ」のパートナーになってほしいと依頼されたのでした。
豪邸住み込み、三食昼寝つき、美少女アンドロイドと一緒に過ごして給料ももらえる!
こうして、「幸人」は新たな職を得たのでした。
大雑把には、だいたいそんな感じ。

アンドロイド「ミルフィ」
※アンドロイド「ミルフィ」

可愛らしく甲斐甲斐しいアンドロイドな女の子とイチャイチャ…というラブコメ長編。
アンドロイドはメインの「ミルフィ」ほか、「リモナ」・「ショコラシル」とさらに2人おり。
ハーレム要素もありました。
見事に3名はタイプ異なるキャラとなっていたので、だいたい誰かしらに刺さるとは思います。
ただし、良くも悪くも「ミルフィさん」がメインとしてしっかり描かれていて、出番も多く
メイン話数(えっち担当)としては、「ミルフィ」が8に対して残りの2人は2で、そのうち1回は複数プレイだったりしていて。
「リモナちゃん」、「ショコラシルさん」が刺さった方は、モヤモヤするかもしれません。
…はい、若干モヤモヤしました……。
描き下ろしも彼女に奪われてしまって、ねぇ。

物語の切っ掛けから描かれる1話目。
「幸人くん」はやたら職場で不幸続きで、当人も呪われているかと疑っていました。
何かあるのかなー、って思っていましたが、特に言及なく。
4連発は単に偶然みたい。
こうした漫画では珍しく、スマホ画面もガッチリ割れていて。
なんらかの暗示か前フリか?、って気にしていましたが…特になんもなかったです。
モノを大事にする彼の性格を表現してたのかな。

アンドロイド「ミルフィさん」らを作った、友人「神山くん」
あれだけ人間と瓜二つな容姿(※例えば、全裸になったとしてもロボ感は全然ありません)で、後には嫉妬するような感情まで見せていて。
漫画世界は特に未来という訳でもないようなので、大々的に発表すれば大変なこととなりそうでしたが。
もともと金持ちの家系がためか、自らの欲望を満たすだけで満足しているようでした。
さて、なにゆえ彼女らシリーズを作ったのか。
その切っ掛けとして、振られたショックから理想の女性を作った~みたいに言ってましたが。
後のエピソードで、彼の祖父が先にアンドロイド「ショコラシル」を完成させていたらしく。
祖父さんが天才なんでしょうね。
おそらく、彼の代にて莫大な資産を得たのでしょう。
(※屋敷も建てたとのこと)
色々研究した結果、えっちが出来なくなった~、という発言ありましたが。
彼にとっては娘みたいなもんでしょうから、そんなんも分かるような気がしました。
その娘との仲を全面的に応援し、給与まで支払っているので…あるいは、作るまででもう満足しちゃうのかな。

従順で可愛らしく、正統派ヒロイン「ミルフィさん」
「神山くん」曰く、「癒し系」とのこと。
ロングヘアとリボンが特徴で、おっぱいからミルクが出る…そうです。
自らの性癖を披露していて、なかなか恥ずかしいですわね。
ひたすらにイイ娘で、おっぱいも大きく、コレという欠点はないんですが。
個人的には、もうひと特徴…なんだろ、欠点みたいなんあっても良かったかなー、って感じました。
オチに顔を見せてた「リモナ」・「ショコラシル」の2人のが面白いんですよね、見ていて。

別の充電方法が描かれる2話目。
精液が燃料の彼女に、えっちできない彼がどうやってエネルギーを与えていたのか、という疑問がここで解決します。
あれを見る限り…燃料はソレでなく、某「アリスソフト」さんの変身ヒロインみたく快感がエネルギーなんではないかなぁ。
なお、こちらでの「ミルフィさん」はボディースーツみたいなんを着ていて、いい感じでした。
オチは前回に続いて「リモナちゃん」が担当。
ほぼお遊びでああした改造をしていたらしく、本気で「神山くん」は凄いな。
3話目はお風呂プレイです。
ここで、わざわざ水着を来てくれているのが、ここは逆に嬉しい。
なお、白のビキニでした。
風俗っぽいプレイでしたよ。

お待たせしました。
4話は「リモナ」・「ショコラシル」の2人がメイン。
条件に合いそうな友人であったとはいえ、なにゆえ「幸人くん」が選ばれたのか、こちらの冒頭にて判明しています。
なるほど。
それがため、彼は「ミルフィさん」だけでなくその2人のパートナーにもなったのでした。
さあ!来なさいよ!
そんなんが実に楽しい「リモナちゃん」
ようやく下半身が完成したがため、ああしたことになったんでしょう。
ツインテールのロリ容姿で、レモネードが出ます。
どこからかは…まぁ、おそらく想像した通りです(笑)
次々に性癖がさらけ出されて、かなり恥ずかしいですわね。
補給ノズル」という言い方も実に良かった。
彼女楽しい。
続く「ショコラシルさん」は、そもそも「神山くん」が作成してなく、特殊な仕様。
その特殊さもあって、常に拘束されている、大人っぽい美人さんな容姿でした。
おっぱいも大きいです。
えっちでは、そのバストでのプレイがあったんですが…燃料勿体なくない??

「ミルフィさん」とのお出かけが描かれる5、6話。
冒頭のアンドロイド話が楽しい。
彼女に機能として組み込めばいいのに。
(エネルギー消費早くなっちゃうか)
燃費が悪い彼女は緊急充電装置を付けていて、それが5話目でのえっち展開となってました。
はい、2話目を思い出していただければ、充電装置がどんなんか想像できると思います。
続く6話は、もともと「幸人くん」が住んでいたアパートにて、同棲みたいなプレイ。
ひととおりの生活が描かれていて、いいですね。
センセ描かれるハンバーグが美味しそうでした。
お腹減ります。
エプロン姿の彼女に背中から~みたいなんもありましたよ。

アンドロイド「リモナ」
※アンドロイド「リモナ」

そんな訳で最終話。
お話は…いちおう伏せておきますが。
えっち面では、こうした漫画でのお約束というべきものでした。
続く描き下ろしも「ミルフィさん」
彼女のデータ取りを「幸人くん」が手伝う、というもの。
いちいち装置がエロくて素敵。
それがため、なかなかマニアックなプレイとなってます。
なお、こちらではヘッドセットマイクを装着していて可愛らしかったですよ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「vanilla」センセでした。
当ブログでは「メルティングアイスクリーム」を紹介しています。
実は、こちら発売当日は見送りでした。
正直なところ、メインの「ミルフィさん」があまり刺さらなかったんですね。
ただ、後にネットにてサンプル漫画をふと目にしまして。
「リモナ」・「ショコラシル」という裏表紙の2人の漫画シーンにパチっときたんですよ。
彼女ら目当てで、後日ゲットしてきました。
キャラ的に好みだというのもあるんですが。
同人誌でのあとがきにてセンセ書かれていましたが、やっぱり個人的には”いかにも”って感じのスーツ的なものを着てくれていたのも良かったなぁ。
(…で、慣れた頃にお着換えするのよ)




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■なまむすめ (清宮涼)

★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、ロリ、制服
・構成 : 7話収録(うち「Summerシリーズ」×2、
      「Nymphet」×2)
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、カバー裏に表紙リンク絵・
     ラフ漫画「戸田はオンラインで授業できない」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「清宮涼(きよみや・りょう)」センセの「なまむすめ」です。

千秋、りお
※左:千秋、右:りお

 【 構成・絵柄 】

収録は7話ですが、例によって1話あたりのページ量は多く。
読み応えは問題ありません。
また、3話はシリーズもので、2話は連続エピソードです。
ジャンルはラブコメで、見た通りにロリロリしたヒロインらが特徴
可愛らしい制服少女らが登場していて、そっち系な色も当然あったんですが…。
いちおう、ホンマもんより、各キャラの年齢はあらかた高めに設定されてるようでした。
そんな訳で、よく理解してる娘ばかり。
そのあたりが引っ掛からなければ、大丈夫でしょう。

しっかりとした丁寧な線での作画。
全体の色づきや描き込みは丁度良いくらい。
黒髪多いこともあってか、濃淡はやや濃い目。
コマ割りが細かめで変化あり、重なるが多く。
原稿は結構賑やかです。
あとがきにてセンセは原稿時期について謙遜されていましたが。
確かに多少の差はあるものの、昔からお上手なので全然問題ないです。
服装から小物、背景など全体と合っていて。
バランスなど違和感なく仕上がっていました。
漫画はコメディーちっくで、可愛らしいもの。
擬音と最中での吹き出しなどが見事。
丸い輪郭と目・口がキュートなロリ絵柄。
そりゃーもう、徹底的に愛らしく描かれていました
確実に絵が刺さるかどうかですねー。
判断については、カット絵もある裏表紙のが良いと思います。

 【 収録話 】 7話収録

001:「Summer Sail」
029:「Summer Vacances」
045:「ながされセーラ―」
こちらの3話は全て同じ世界観です。
人気モデル「夏帆」の「Summerシリーズ」と、そのお友達「千秋」が主役の番外編的なもう1話という構成。

人気美少女モデル「夏帆」
「にのさん」ことマネージャー兼ヘアメイク「二宮」とは深い関係があり。
撮影での盛り上がりを2人で解消していたのです。
夏帆ちゃんの現場は全員~”というオープニングが実に楽しいシリーズ。
↓表紙が「夏帆ちゃん」です。
モデル、と言ってもいわゆるファッション的なものではなく。
明らかに男性を対象としているだろうもので、結構際どいこともやっていました。
周囲の男性らに強要されてるのではなく、自ら積極的に仕掛けていて。
十分彼らの反応を理解しつつ、彼女自信もそれを楽しんでいます。
「にのさん」との相性もすこぶる良く、仕事から性的な面までしっかりサポートされてました。
1話目動画配信中のプレイ、2話目は撮影直後のえっち展開。
個人的にはオチも含めて2話目のが好き。

人気美少女モデル「夏帆」
※人気美少女モデル「夏帆」

「ながされセーラ―」は「夏帆ちゃん」の友人「千秋ちゃん」のお話。
冒頭にちらと出演してますね。
幼馴染み「庸」との色々が描かれています。
作中でも描かれますが、歌手志望ながら先の「夏帆ちゃん」と違って普通の娘
ただ、ブレイ的には全然負けてなく。
彼によって色々なことをさせられていました。
チェック柄の下着がリアルっぽくていいですね。
カラオケ店をホテル代わりにしないように。

077:「Nymphet」
097:「Nymphet after」
昔片想いをしていた女の子「広瀬」
30過ぎた現在でも鮮明に記憶に残っている、忘れられない存在でしたが。
成長した彼女が、「櫻井」のお隣さんとして引っ越してきたのです。
しかも、当時の彼女と瓜二つという娘「りお」を連れていたのでした。
裏表紙がこちらのヒロイン「りおちゃん」です。
ううむ、「広瀬さん」はだーいぶ大人っぽくなったなぁ。
色々あったんでしょう。
初対面の相手にも、やたらに距離が近い「りおちゃん」
これね、2話目にその母とのやり取りがあるんですが。
そちらからの影響でしょうね。
挨拶ほか「櫻井くん」との親しいやり取りなど、じっくり見ていたのだと思います。
あるいは…好みとかも似てそう。
男性関係で失敗しないことを祈ります。
タイツ越しのパンチラがいいですね。
しかし、溜まった想いを彼女にぶつけてしまう「櫻井くん」は…ある程度は仕方ないと思うものの。
もう少し理性もったってください
後編では制服姿です。
こっちもまたいいですねー。
故あって公園えっち展開となっていました。
オチでの彼がゲスいです。
不幸になれ。

121:「なまむすめ」
娘「真菜」との近親カップル話。
父親は作家らしく、家にて仕事。
後の台詞をみる限り、家事も彼がやってるのかな。
奥様はおり、キャリアウーマン風。
夫婦仲は決して悪くはないようでしたが…もっと夜の生活頑張ったってください
そちらと比べると、「真菜ちゃん」との相性はすこぶる良いみたい。
積極性も影響してるのかな。
やたら近い2人の距離を察して、奥様はあーなってるのではなかろうか。

真菜、戸田沙莉
※左:真菜、右:戸田沙莉

145:「個別授業あります!絶対合格夏合宿」
勉強した後は、脳がヒートアップしてしまう受験生「戸田沙莉(とだ・さいり)」
それを抑える手段として、独りえっちをするのが日課となっていたのですが…。
夏の塾合宿は4人部屋であり、ルーティーンができず。
既に2日から急激に体調が悪化してしまったのでした。
そんな彼女の様子に教師「藤堂」が気付き…という流れ。
大きな丸眼鏡が可愛い「沙莉さん」
冒頭での、勉強後に数式などがぼわっと浮かび、寝付けないという感覚は分かる。
頭使うと汗かいたりしますもんね。
一方の教師「藤堂」は成年漫画の男性ながら、よく出来た方で。
彼女のああした衝撃的な告白にも、ベストという対応をしていました。
「沙莉さん」の返事は、授業でのやり取りがためですかね。
非常に面白いシチュエーションでした。
オチも楽しいです。
なお、「沙莉さん」はあとがき絵ほか、カバー裏にもう1つ漫画があったので、お見逃しなく。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「清宮涼」センセでした。
当ブログでは「クラルス」、「まんなか。」を紹介しています。
ワニマガジン社」さんではこちらが初。
センセは、先日別の出版社さんから、もう1冊発売されていて…。
(※そっちも後に紹介します)
一瞬、あれれ、こないだ買ったよな??とか混乱してしまいました。
自らの記憶は信用できませんね。
なお、こちら単行本にはWEBアンケートがありましたよ。
抽選でポスター当たるようです。
…当たっても貼れませんが……。





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■いろとりどり (東出イロドリ)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき、折り返しにカラー漫画。 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東出イロドリ(ひがしで・いろどり)」センセの「いろとりどり」です。

先輩「由希」、伊達川咲穂
※左:先輩「由希」、右:伊達川咲穂

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
各話のページ量は多いので、ボリュームは問題ありません。
お話は読み易い現代劇のラブコメ。
後述します特徴的な作画と違い、極端に振り切れることはなく。
ちょっと甘さあり、軽くフェチっぽい描写も感じられたりしていて。
楽しく読み進められると思います
学生カップルもいましたが、社会人など比較的年齢は高め。
いかにも令和らしいオフィス話もあったので、同様な環境で働いているサラリーマンの方々にはまた刺さるでしょう。

おそらく、ほとんどの皆さんが店頭にて引っ掛かったと思いますが。
こってりした味わいのリアルタッチな作画が最大のポイント。
なかなか見られないタイプですね。
↓表紙など彩色絵は濃い目でコテコテっとしているのですが。
白黒絵になると、色的にはもう少し落ち着きます。
線がちょっと強めですかね。
描き込みについても過不足ありません。
太めな枠線で、枠間はだいたい確保されています。
表現は漫画っぽく、ややはっちゃけていた印象。
背景や小物なども人物絵に負けない作画具合で、違和感なく仕上がっています。
人物絵は前述した通りのリアルなもの。
いわゆる劇画的なほどではなく、敷居はそう高くありません
個人的には若干バランスが気になる所あるかなー、ってくらい。
前述したように、白黒絵はもう少しソフトなため。
↓表紙でやや圧倒された方でも大丈夫だと思います。
判断には裏表紙、紹介帯のカット絵と共に確認するのがいいと思います。

 【 収録話 】 7話収録

001:「小悪魔てんぷて~しょん」 カラーページあり
飲み会後、酔っ払ったバイトの後輩「愛菜」を押し付けられた「康二」
彼の部屋で一息ついた彼女は、なにやらやたら煽ってきたのでした。
ヘタレ」とか連呼されていますね。
ただ、ひととおりの流れを見る限り…。
周囲の同僚らの応援を受けて、ここに挑んだのかな。
ちゃんとゴムも所持してましたからねー。
(※というか、あの場面でストップしちゃう「康二くん」は凄い。ヘタレだ…)
カラー原稿部分は、えっちシーンの抜き出し。
本編の最中に再度冒頭まで戻ってカラー部分を読むと、よりあの空間を感じられると思います。
「愛菜ちゃん」はポニーテールの可愛い娘さん。
この漫画、彼女視点でも見てみたいですね。

後輩「愛菜」、「檸々ちゃん」
※左:後輩「愛菜」、右:「檸々ちゃん」

025:「レモネード」
「檸々(ねね)」と付き合う「澄」
”汗っかきで夏が苦手”
という彼女でしたが…。
部屋のクーラーはなんと故障していたのでした。
今回の↓表紙を飾っていたのは、こちらの「檸々ちゃん」です。
あれ、汗で透けてるんですね。
どんだけ汗っかきなんだ(笑)
なお、当然ですがそちらはイメージ絵で。
本編ではちゃんとブラしてましたよ。
こちらの漫画、そんな汗描写と2人…じゃないか。
「檸々ちゃん」の博多弁がポイント。
そもそも「澄くん」はえっち目的で誘っているので、あーした展開は当然でしょう。
2人してシャワーあびたりすればいいのになぁ。
個人的には、冷たい飲み物後のえっちのが、勢いあって好き。
結果として彼女のコンプレックスを克服させたようで、良かった。

057:「君だけに光る」
付き合いの長い「ひかる」と「海斗」
いわゆる男女の仲はなく。
気を使う必要のない、居心地の良い関係な2人。
男運悪く、彼氏となんらか問題がある度に「海斗」の部屋にやって来るのでした。
成年漫画ではちらほら見掛ける、収まるべきとこに収まった~というラブコメ。
こちらの「ひかるさん」は収録ではダントツの貧乳ヒロイン。
ああして色々な経験をしてきたが故、こーなったということでしょう。
「海斗くん」はよく耐えてたなぁ。
…というか、ある程度の時期までは彼にそうした感情なかったのか。

081:「甘えていい?」
先輩「由希」と飲みに行った「浩太」
アルコールもあってか、職場と違ってくだけた彼女を見た「浩太」は…というもの。
別部署の先輩だそうです。
「由希さん」の言動を見る限り、大規模な飲み会とかで知り合って。
何度か2人だけでの飲みをした後の風景ですかね。
お互い、切っ掛け待ちみたいな感じだったのではないかなぁ。
なにしろ、この2人はホテル入るなりシ初めてましたからねー。
「由希さん」はなかなか良いおっぱいでした。

101:「ふくらむ心音」
在宅ワークが続く昨今。
ビデオ通話の際、いつからか「伊達川咲穂」は画面外での露出にハマってしまったのです。
しかし、流行病が収束した後でもそんなんは続いていて。
変化に気付いていたらしい「横沢凌駕」から、下着をつけているか確認されたのでした。
まさに、今風なオフィスえっち漫画
なるほど、画面外露出ってーのは、いかにもあり得そうな感じ。
…というか、是非あってほしいですね(笑)
彼が確認していくくだりが好き。
この時代、下手すると大問題になりかねない発言でしたが…。
後の展開など見る限り、関係性はできていたのかな。
実にうらやましい1話でした。

121:「OVER OVER OVER!」
喫茶店のウェイトレスなお姉さん「茅野真希」に好意をもっていた「上田悠理」
足しげく通っていたのですが。
偶然、彼女と外で鉢合わせしたのでした。
道の角でぶつかるという、ラブコメな展開。
ただ、あそこで「悠理くん」がひと頑張りしたことで、次のくだりに繋がっています。
あれは、なかなか勇気いる場面ですわね。
なお、ぶつかった際に、しっかりひと失態もしていて。
恥をかいていたことで、思い切れたのかもしれませんね。
なお、「真希さん」にもとある思惑があり。
えっち展開へと繋がっていきました。
あれで年下らしいので、ちょっと彼には荷が勝ちすぎるのではないかなー。

若女将「千苺花ちゃん」
※若女将「千苺花ちゃん」

141:「青い苺」
寂れた旅館で執筆活動をすることとした小説家「永津嗣(ながつ・つぐ)」
他に客もなく、そちらの娘「千苺花(ちいか)」は彼の専属のように、周囲の世話を焼いていたのでした。
もう畳もうか、という旅館なのですが点。
「千苺花ちゃん」も知っていたほどの小説家「永津くん」も、実は一時期の勢いないのでした。
お互いそんな状況であるのがポイント。
ハーフらしい「千苺花ちゃん」
幼く見えてましたが、いくつくらいの設定なんだろう。
ただし、肉付きは良くてむちむち
おっぱいも大きいですね。
もうちょっと大きくなったら、丁度良いくらいなスタイルになりそう。
読者を裏切らないだろう、ほっこりとしたオチが待ってますよ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「東出イロドリ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
なお、こちらの単行本、通常カバーよりも折り返しの幅が広くなっていて。
前後の折り返しにて、3コマ漫画のようになっていました。
これがね、ぶっちゃけ↓表紙・裏表紙よりも好き。
登場しているのが、「ふくらむ心音」の「伊達川さん」で。
黒ストッキングがドえろいので、必見です
ぜひ、紹介帯を外してご確認ください。
この会社で働きたい!





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■うぇるかむ☆ほーむ (鬼束直)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、妹
・構成 : 9話収録(うち「夜に彷徨う」×2、「フリップフラップ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏にあとがき漫画、描き下ろし「ウェルカムホーム」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼束直(おにづか・なおし)」センセの「うぇるかむ☆ほーむ」です。

アカリ
※アカリ

 【 構成・絵柄 】

収録は2話ほどの連続話と短編。
6ページの描き下ろしが後日談モノだったので、合計2本の連続話となっていました。
紹介帯に大きく描かれていた、「」の文字。
ヒロインは7名いるんですが、そのうち妹は3名でした。
まぁ、あらかた半分くらいではあるのですけれど、全員ではありません。
属性違いには注意。
くくりそのままなロリ系で、そっち要素については抜群
確実に満足いただけるだろう仕上がりです。
シチュエーション様々で、変なはっちゃけ感とか甘々なラブコメっぽい点はなく。
地に足が着いたような(たぶん)、読み応えのある1冊でした。

しっかりとした線での作画。
全体の色付きはそれなり、濃淡と描き込みは適度なくらいです。
丁寧で崩れ・乱れなく、そこそこの白比率がためすっきりと見易い仕上がり。
コマ割りの変化は少な目。
枠間はだいたい確保されていました。
控え目かつ落ち着いた表現で、コメディー崩しあるものの極端でなく。
漫画にも独特な、しずかーな空気感がありました。
特徴的な人物絵。
今回単行本では、登場してくるヒロインらが表紙からもくじまでに全員顔を見せているのですが。
いわゆる、漫画絵的に可愛らしく…とは描かれていません。
同日発売な「上田裕」センセとはまた全然異なるアプローチですわね。
リアルに近いものの、劇画調というほどまでに写実的でもなく。
漫画・リアルのくくりではリアル寄りに違いないのですが、そのうちの絶妙なラインで描かれていました。
そんなんが、ただ可愛いだけではない。
ちょっとした生意気さも含めた、成長途中な女子というのをうまーく表現していると思います。
多少人は選ぶかもしれませんが、読んでいくうちにその可愛さが理解できるでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

003:「妹がおかしい…いつもだけど」
色々言いつつも、なにかと挑発してくる妹「かほ」
その日はちょうど誰もおらず、風呂上りに絡んできた彼女に~という流れ。
表紙(右)に位置していながら、実は唯一上下どちらも見せてくれていない彼女(笑)
本編では、お風呂後にタオル御開帳しています。
ホントにさわったよ、この人
…とかなんとか言ってましたが。
あーまでして何もされなかったら、プライド傷つくだろうなぁ。
今日はヤったる、って意思があったのだと思います。
ただし、直接行為はその後日。
キスのくだりありましたが、素直になるまでのひと段階かな。
次は良いえっちできそう。

妹「かほ」、妹「ミサキ」
※左:妹「かほ」、右:妹「ミサキ」

029:「夜に彷徨う」
169:「ウェルカムホーム」 描き下ろし
コンビニ店長「コウスケ」は仕事後に見知らぬ女の子に声を掛けられました。
家には戻っているようですが居づらいらしく、次の日もコンビニ前におり。
妙なんに引っ掛かる前に、と彼女「アカリ」を連れて帰ることとしたのでした。
折り返し・裏表紙をゲットしている「アカリさん」
収録ヒロインでは、最も年上かもしれません。
経験ない癖に援交を持ち掛けてきたりしていて、結構危険なラインに居た彼女。
結果的にえっち関係にはなってしまうのですが、危うい所で救われたかなー
描き下ろし「ウェルカムホーム」は2人の後日談。
居場所を見つけ、すっかり落ち着いた様が見れます。
料理中だったため、髪をポニテにしてましたよー。
えっちには慣れがありましたが、まだ照れてる様がキュートです。

053:「あいずおんみー」
引き籠りな兄「マサオミ」に続き、学校に行かないと言い出した妹「ミサキ」
その理由は~というもの。
表紙(左)が「ミサキちゃん」ですね。
そうか、↓表紙の2人はちゃんと妹チョイスなんだ。
左目下のホクロが彼女のポイントなのですが、漫画でのそれは視線。
そのため、後半にて視線が合うコマにぞくぞくさせられることでしょう。
なお、メインは「着て見せてくれよ」という制服えっち。
何気に収録ではこちらだけでした。
お兄ちゃんGJ。
まぁ、目前でそんなんに着替える所をガン見してたなら…勉強どころではないわねー。

069:「コレクトマニア」
塾講師と付き合う「島村」
地味目でいかにも真面目そうな彼女でしたが…。
実際はまた全然違っていたのでした。
もくじ右の彼女。
眼鏡が特徴的で普段は物静かなので、だいぶ誤解されている感じ。
おそらく、えっち関係の経験値としては…収録ヒロインでダントツトップに位置してるでしょう。
複数経験ありそうなのも、彼女だけか。
発言から察するに、こちらの教師との切っ掛けも彼女主導なようです。
嫉妬しちゃいます?
冗談ですよ
などの発言は年齢にそぐわないもので。
彼女の今後が心配。
ただ、こうした娘は…なんのかんの、こっそり巧い事立ち回っていきそうかな。

091:「ほっとすぽっと」
テニスクラブの「池田チヒロ」は先生と付き合っており。
試合の後、えっちでクールダウンするのが日課となっていたのでした。
もくじ中央に描かれている「チヒロちゃん」
単純な容姿としては、単行本で最も可愛らしい娘さんですかね。
試合すると興奮して体がモニョモニョする~
とのことで。
試合後は建物裏にて、独りで始めちゃってました。
先生に開発されちゃったのかな。
そうすると、切っ掛けもそんなんか…。
ただ、試合からえっちの流れが出来、調子はすこぶる良いらしく。
冒頭でも見事に勝利しています。
練習中なので、体操着姿(※下は長めの短パン)なのですが。
これは、ぜひ公式試合後でのユニフォームでも見たいなぁ
オチでも実に良い表情してました。

109:「チエコちゃんとタイツ」
家庭教師「鏑木」の教え子「チエコ」
なにかと無防備に見えていた彼女でしたが…いままでのソレらが確信的であったと気付いたのでした。
折り返し・中扉に登場している「チエコさん」
ベリーショートな髪型で、最も中性的ですね。
漫画だと分かり辛いですが、タイトルそのまま白タイツ(※その下なし)とデニムスカート。
落とした消しゴムを拾う際に、バッチリアピールをしていました。
こんなんをしたのは、ちらほらとした「鏑木」の行為にエロさを感じていたがためでしょう。
いろんなことに興味があるだけだよー
とか言ってました。
台詞そのまま、従順にえっちを楽しんでますね。
予習の成果かな。

島村、チエコ
※左:島村、右:チエコ

133:「フリップフラップ」
157:「フリップフラップ ―アフターマス」
妹「紗和」にお手付きしていた兄。
それがため、交渉事には彼女にすっかり頭が上がらなくなってしまったのでした。
中扉・もくじの2箇所に顔を見せている「紗和ちゃん」
収録ヒロインのうち、最も生意気そうな雰囲気でしたが…実際もそんなん。
まぁ、お兄ちゃんあんなんだからなぁ。
最中でもさして態度変わらなかった彼女が、後半にてキスしてくれるくだりが秀逸
この瞬間から、妙に可愛らしく見えるのが不思議ですね。
続くエピソードも、冒頭はアイスの取り合いから。
プライドない兄も酷いけど、それに対する「紗和ちゃん」もなかなか。
まぁ、相性良いのか。
えっちでは前話よりさらに慣れが見れますね。

 【 その他 】

そんなこんなで、毎度お馴染み「鬼束直」センセでした。
こちらのブログでは、「ワンホットミニット」、「Lovable らばぼー」、「ポルノグラフィティ」、「morning view」、「いもーてぃぶ」、「あんだーとう -undertow」などを紹介しています。
訳あって、こちらは通販で購入しているんですが…。
なんと、発売前の予約については売り切れで締め切られていました!!
ふふーん、ってな感じで検索していて、驚きました。
思わず2度見しちゃいました。
すげえ!
こりゃ、今回単行本のセールスは間違いなさそうですね。



うぇるかむ☆ほーむ

うぇるかむ☆ほーむ(TENMACOMICS LO #285)
2021年3月27日 [アダルト]
著者 鬼束直
※アマゾン登録なし



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