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■純愛少女回廊 (YU)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、褐色肌
・構成 : 8話収録(うち「ずっと前から貴方のことが。」×2)
・おまけ: あとがき、合間にイラスト「after days…」、
     カバー裏に別絵・4コマ。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「YU(ゆー)」センセの「悪魔的女体化物語集」です。

カントリー・ばけーしょん・幼馴染み「瀬奈」
※幼馴染み「瀬奈」

 【 構成・絵柄 】

収録は1つ連続話、その他は短編という構成です。
連続話は前後編で、ちょっと長めのストーリーという風情。
基本的に収録の各話は、ラブコメっぽいのですが。
そちらの前後編は、背筋ぞっとさせられるサスペンスでした。
詳しくは後ほど。
収録のメインはそうしたネタでしたが、他の短編らは概ね明るく楽しい系統。
ちょっとしたブラック要素もありますね。
また、各話の後には描き下ろしされたイラストがあり。
イラストと言っても本編後の風景で吹き出しもあり、1コマ漫画というイメージ
続きが見れてお得です。
そのほか、褐色肌、日焼け跡ある娘多く、皆さんむちむちとしたスタイルでした。
登場ヒロインらが可愛いので、そうした要素がお好きであれぱより刺さると思います。

クッキリ線で強めな黒色。
全体の色付きはしっかり。
描き込みは過ぎず・あっさりでもなく丁度良いくらい。
中小のコマ割り。
はみ出し・ぶち抜きが頻繁にあり、賑やか。
全体では濃い目のコッテリとした仕上がりですね。
あとがきによると、「約3年分~」とのことでしたが、目立つ乱れはなく安定感もあり
特に引っ掛かるような事柄はありませんでした。
背景・小物は目立たず、服装はなかなか良い感じ。
個人的には、コマ内の配置とかバランスで…多少気になりましたが、些細な程度です。
人物絵は横に広い輪郭、クリっとした大きい目。
そして広がる髪とバスト控えめでもむっちりとした良い肉付きのスタイルが特徴。
もう、ひたすらに可愛らしーく描かれてました
これが彩色イラストでもほぼ変化はないので。
判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 8話収録

005:「実姉サービス」
初めて風俗店に行ったところ…出てきたのは実姉「湯浅樹里」だったのです。
そんな、どこぞのAVみたいな展開。
当日は驚きもあって何も出来ず。
その後、家で鉢合わせしたところ、姉「樹里さん」は”悪い事した”ということで、お口してシテくれたのです。
メインはさらにその後。
指名された「樹里さん」は驚きつつも、あー言っていたのですが…。
姉弟というハッキリとした立ち位置ある家ではなく、風俗嬢と客という店のが気持ち的にはヤリ易いのではないかしら、とか思いました。
まぁ、イラスト「after days…」では家でシテいるようでしたけどね。

風俗店の2人姉「湯浅樹里」と外国人「ミント」
※風俗店の2人姉「湯浅樹里」と外国人「ミント」

033:「六畳半風俗嬢物語」
月イチ風俗の日。
相手をしてくれたのは、外国人「ミント」でした。
しかし、貧しい実家に仕送りするため働いているという彼女はこれが初めてで大泣きしてしまい。
何もできぬまま終了してしまったのですが。
しかし、「ミント」は謝罪とともに再度相手をするべく、彼を追いかけてきたのでした。
そんな訳で、またまた風俗漫画です。
着ている服装は…アオザイかな。
もう少しその姿で楽しみたかったのですが、店のやり直しということでお風呂。
非常にスタイルの良い「ミントちゃん」でした。
いいなぁ。

063:「ずっと前から貴方のことが。」 前後編
息子「唯斗(ゆいと)」が彼女だと家に連れてきた「松本由紀」
その顔を見て、激しく動揺する父親。
そう彼女とは面識があり、昔、”度が過ぎた遊び”をしていた相手だったのです。
当然ながら、「由紀」もそれを覚えており。
耳元にて囁くのでした。
私…覚えてますよぉ、おじさんとの思い出

そんな感じで、タイトルは可愛らしいのですが。
漫画は過去の過ちに追い詰められていく主人公を描いた、サスペンスちっくなお話です。
収録で唯一の連続話は…他短編のようなラブコメでなく、ちょっと怖いストーリー
そもそも、「由紀ちゃん」が「唯斗くん」と付き合っているのも、目的は父親ですわね。
ちなみに、漫画前半にて「由紀ちゃん」との過去描写(エロいやつ)が5コマほど描かれていたのですが…。
これが残念ながらイマイチなのです。
バストこそ小さめではあったものの、現在の「由紀ちゃん」と髪型も含めてあまり変化なく
せっかく成長前後が描かれているのだから、もうちょっとロリっとした感じというか変化が欲しかったです。
(※オチではコマ並べられていたんですが、こちらも同様)
後編では、より彼女に追い詰められていき…。
直接的な修羅場描写まではなかったものの、おそらく今後はロクな事なさそうな、重い雰囲気です。
シャツと下着姿(です)な「由紀ちゃん」がエロちっく。
たぶん、↓表紙はこちらの「由紀ちゃん」だと思うのですが。
まさか、こんなおっかない娘さんとは思いませんでした。
…ある意味では純愛か。

115:「来て見て触って」
「佐藤麻里奈」と「山本直樹」は幼馴染み。
女子サッカー部に所属する彼女は、帰りのバスで寝てしまう事が多いのですが…。
くっついてくる彼女の胸は成長著しかったのでした。
ちらと「直樹くん」が胸を触ってみたところ、「麻里奈ちゃん」は目を覚ましてしまい。
その時は逃げるように走り去ってしまったのですが、翌日は普通に接してきていたのです。
次の日の「麻里奈ちゃん」がまた実に可愛い。
いちおう、それで許しは得たと考えて良いのでしょうけど、「直樹くん」は後でちゃんと謝罪するように
「麻里奈ちゃん」はスポーツ少女という設定がためか、褐色肌でエロくて素敵
(※「直樹くん」のが明らかに白い肌なのです)
バス内であーまでしていても、たいして怒ってないのがまた良いですね(笑)
オチと「after days…」での「麻里奈ちゃん」がまた魅力的でした。
他シチュエーション見たいなぁ。
ちなみに。
こちらにも、「麻里奈ちゃん」の幼少期絵があったんですが、ロリっとしていてイイ感じでした。

143:「ほほえみの悪魔」
期末テストの結果は散々だった「安西小春(あんざい・こはる)」
彼女を呼び出していた教師は、実は前々から彼女に目をつけており。
留年と引き換えに、エロい行為を持ち掛けたのでした。
まぁ、あのバスト具合は…見ていて実に悩ましいわね。
交換条件で生徒にエロい事を仕掛ける悪い教師~ではあるのですが。
「小春ちゃん」は彼に付け込まれてしまう可哀そうなヒロインではなかったのでした。
そんな感じで、”彼女のがよりエロかった”、というコメディーちっくなお話。
個人的には「after days…」のイラストが好き。
絵的にエロい要素ないのですが、色々と妄想膨らみますよね。

169:「カントリー・ばけーしょん」
実家のある田舎へ帰省した「柊馬(しゅうま)」
出迎えてくれたのは、幼馴染み「瀬奈」でした。
日焼けした肌と白いワンピースという、いかにもって雰囲気の「瀬奈ちゃん」
ノスタルジー感ある背景とピッタリ。(※残念ながら田舎駅ワンカットだけでしたが)
近場には海があり、2人してそちらへ行く流れ。
…でね。
服そのまま海へ入り、濡れたから脱ぐという…実に単純な展開で。
あっさり全裸になっちゃう「瀬奈ちゃん」が魅力的。
言動とか幼いけれど、スタイルは良く…。
この娘、いくつくらいの設定なんでしょうね。
その後は家に戻った後もシ続けておりました。
いいなぁ。
オチまで可愛らしかったです。

「松本由紀」、従姉妹「真琴」
※左:「松本由紀」、右:従姉妹「真琴」

197:「押しかけ従姉妹にご用心」
東京観光に来るという従姉妹「真琴」を泊めることとなった「隆」
しかし、すっかり成長していた彼女は記憶とは違い。
むちむちのエロボディになっていたのです。
褐色肌で髪色薄く、恰好・言動などもギャルっぽい「真琴ちゃん」
漫画途中では下着姿が描かれていたのですが、ヤバい黒下着でエロエロしい
あれは…ヤバいわね。
会った際の会話そのまま、夜になって~という展開。
あの変貌っぷりは、「隆くん」が好むだろうと考えた結果なのかな。
「after days…」のイラストもエロかったです。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「YU」センセでした。
こちらのブログでは「同居人は浮遊霊」を紹介しています。
2冊目になるのかな。
今回はふと見た↓表紙絵に釣り上げられました。
こりゃー、えっちでいいねぇ
イラストは横なのですが、タイトル・紹介帯などもちゃんと横に合わていました。
(紹介帯外したほうが、よりエロチックですよね)
ちなみに。
個人的には、中扉のバニーちゃんが好き。
あれは…姉「樹里さん」かな。


純愛少女回廊


純愛少女回廊 (GOT COMICS) コミック, 2022/7/29 [アダルト] YU (著)

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■わからせまんまん (無道叡智)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、ギャル
・構成 : 10話収録。
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏にヒロイン水着絵

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無道叡智(むどう・えいち)」センセの「わからせまんまん」です。

夏乃
※夏乃

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
今回の単行本に連続話はなかったのですが。
収録エピソードのうち1つは、過去単行本のキャラが再登場していました。
お話はややこしくないので、読んでなくても大丈夫です。
くくりそのままロリ系な単行本。
そのうち、今風のギャルちっくなヒロイン群が登場しています。
おそらく↓表紙で感じただろうそのままですかね。
そんなんを単語1つで表現すると、紹介帯にある「メスガキ」になるのでしょう。
また、プレイも様々
様々なバリエーションで楽しめると思います。
ちなみに、お話は微妙な空気でもラブコメっぽく収まるのが多いのですが。
ブラックなまま終わるのもありました。

サラリとしたしなやかな細線での作画。
濃淡はデジタルの淡いもので、色付きはしっかり。
描き込みは概ね丁度良いくらいだと思います。
コマ割りは中小ではみ出し・ぶち抜き多め。
擬音やテキストも同様で、原稿は賑やかな仕上がりでした。
人物画は横に広めな輪郭とツンツンなまつ毛が特徴的。
目は横長なことも多く、単に可愛らしいだけでないもの。
微妙な年齢を巧いこと表現されてます。
背景や小物などは綺麗に描かれていて、また服装はバリエーションも多く実にファッショナブル
↓表紙と同じく、漫画全体の空気感はそちらから作られてましたね。
だいたいのイメージは彩色絵と変化はないので、そのままの判断で大丈夫。
裏表紙で紹介帯のカット絵と共に確認するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

005:「コオペレイティブ」
留守の間よく預かっていた近所の娘「瑠奈」
今日はまたやたらに無防備な彼女をちらほら眺めていたところ。
それを察した彼女は、驚くような事を言ってきたのでした。
↓表紙の娘「瑠奈ちゃん」のお話。
センセの解説を見て、なるほどって思いました。
口で色々言っていたものの、可愛らしいところも見せてくれていて。
実にいい具合のバランス
あの言動がため、多少の暴言は帳消しになりますわね。
冒頭話に相応しいエピソードだと思います。

瑠奈、姪「貴莉嘉」
※左:瑠奈、右:姪「貴莉嘉」

023:「プリーズオープンザドア」
姉の依頼で、姪「貴莉嘉(きりか)」の面倒を見ることとなったのですが。
甘やかされて育った彼女はかなり生意気で…。
2人きりの空間がどうにも厳しかったのでした。
収録ヒロインでダントツに目つきの悪い「貴莉嘉ちゃん」
よく言えば、大人びてる、ってなるのかな。
ただ、まぁ…あのくらいの年齢なら、確かに1人でも大丈夫なのでは。
彼女の言う事がいちいち真っ当で困る。
いい振りですね。
この漫画もセンセの解説が実に分かりやすいです。

047:「Understand the Cheeky Girl」
援交でホテルに行った「倉橋つばさ」
しかし、出てきたのが塾の教師だったのです。
先生、最低…
「つばさちゃん」がああした言動になるのも当然でしょう。
漫画はそんな彼女に対し、大人が反撃するというもの。
どっちもどっち。
ちなみに、彼の回想に出ていた、あーなる原因となった娘が可愛い。

065:「ヒプノシスアタック」
普段から過剰なまでにベタベタしてきていた生徒「夏乃」
ある日、注意するため彼女を呼び出したのですが…。
まったく話を聞かない彼女は、催眠術を試してきたのでした。
おバカっぽい女子とのやり取り。
そうした娘なので、ああした展開はさもありなん、という感じでした。
催眠術ネタでのセオリーですもんね。
ただ、このお話はそうした単純なものでなく。
読んでいて驚くだろうと思います
実際にいるか知らんですが、教師に恋する女子らはこの手段真似るのがいいかもしれん。

083:「卒業ワクチン」
風邪で寝込んでいた主人公。
その教え子「川嶋ゆあ」が卒業式終わりにアパートへ立ち寄ってくれたのでした。
最後の制服姿、ですかね。
案外女子らしい部分あったんだな
そうした発言と共に回想シーンもあったんですが。
「ゆあちゃん」が普段ボーイッシュという方が意外でした。
これは…将来有望だぞ。
いちおう卒業後なので、教え子でもOKか(笑)
オチはお約束です。

101:「Loook at me!」
夜の公園にて、1人露出プレイをしていた「あみ」
そんな彼女と鉢合わせてしまい、色々話したところ。
いつからか、それを手伝うこととなってしまったのでした。
…寒くないの?
そうした切っ掛けのやり取りが楽しい。
あるいは完全無視で通り過ぎるか、ってのがリアルですわね。
露出プレイなお話であるものの、「あみちゃん」としては趣味を共有できるパートナーを見つける展開であり。
カップル誕生、の良いお話でした。
オチは楽しく描かれていましたが、あの3名のうち誰か後継者が出て来るかな。

119:「アナーキーインザJS」
明るくスポーツ万能でボーイッシュな女子「朝比奈あさひ」
クラスでも人気者という彼女でしたが…実は絶賛調教(され)中だったのです。
冒頭ページとのギャップが物凄い。
…と、共に、彼女の日焼け跡、大きなリボンがまたイイ感じでした。
これは良いですねー。
なお、ちょっと分かり辛くはなってましたが、お尻プレイです。
小太りな中年教師に色々…調教されてしまっているんですが。
そうした言葉が霞むくらい、明るい空気な仕上がりでした。
えっちを踏まえて、あのオチがいいですね。

137:「ポケマニガールズ☆ネクスト」
援交で知り合った男性から色々買ってもらった「あかり」・「しおり」
その際の交換条件ということで、チャットでえっちな映像を見せることとなっていたのでした。
こちらヒロインは別漫画にも収録されたの2人。
読んでなくても特に問題ないと思います
「あかりちゃん」は収録でトップクラスだろうバストサイズ。
こちらの漫画は「しおりちゃん」とのWヒロインなので、そんなんも良いですね。
…で、このお話は他と違って、画面の向こうに男性がいるので…。
2人でイチャイチャするだけ、えっち無しという珍しい構成となってました。
百合っぽいのが好きな人にはいいかも。
2人のえっち見たければ、そっちの単行本をどうぞ、という事ですね。
商売上手!

川嶋ゆあ、朝比奈あさひ
※左:川嶋ゆあ、右:朝比奈あさひ

149:「蜘蛛の巣の蜜蜂」
娘「愛華」と同い年であるのに、妙な色気があった「奏(かなで)」
彼女の紹介もあり、その父親と仕事で重要な繋がりが出来ており…。
その関係がため、「奏」に逆らえないようになっていたのでした。
可愛らしいお嬢様、にある意味見初められた男性のお話。
まぁ、「奏ちゃん」はそうしたお嬢様のうち、極端に変な方向に振り切れてました。
ちょっと怖いよ…
そのうち彼大変なことになるだろうなぁ。
その時は、しっかり「奏ちゃん」に切り捨てられてるでしょう。

169:「Deep Down Dark」
優しい妹「こはる」
受験で失敗していた兄は、その鬱憤を彼女で晴らしていたのですが…というもの。
タイトル通りに黒々しいエピソード。
薬で眠らせて寝込みを襲っていたんですね。
夜食用意してくれたり、応援してくれたりしていたのになぁ。
まぁ、それが故でもあるか。
ちなみに…「こはるちゃん」は寝相悪いな。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「無道叡智」センセでした。
当ブログでは「ロリレコ-性徴記録-」、「えっくすえす!」、「ろりちゃらぶ」などを紹介しています。
少し間があったので、紹介は久しぶり。
今回は…ふと見たサンプル絵が頭に引っ掛かったので、手に取りました。
また、あとがき読みました。
落ち着いたようで何よりです。
くれぐれもご無理なさらないよう、ご自愛ください

わからせまんまん

わからせまんまん (TENMAコミックス) コミック 2021/10/28 無道叡智 (著)


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■カップルもの。 (ななもと)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき・4コマ「そのまた4年後」、加筆修正あり、
     カバー裏に2コマ「無事合格したらしいよ」・「あとがきのさらに1時間後」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ななもと」センセの「カップルもの。」です。

メイドカフェ「スウ」と「ルウ」
※「スウ」と「ルウ」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
あとがき、カバー裏に収録話の後日談があり。
収録のうち2話については、本編後の風景も楽しめました。
お話は、おおまかにはラブコメで良いと思います。
そのうちコメディー色は控えめ。
それぞれは短編ながら、ストーリーは凝ったつくりになっていて。
普通に読んでいても楽しめます。
描かれるプレイ内容も含め、ありきたりでなく、振り切れ過ぎることもなく。
読むにしんどくない、”ちょうど良いくらいのライン”となってました。
面白いです。
どちらも続きが気になると思いますよ。

濃い線でふんわりとしたタッチの作画。
全体の色付き・濃淡はそこそこ。
描き込みはそう細かくないものの、あっさり過ぎでないくらい。
コマ割りはやや変化あり、細い枠間。
はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
漫画は漫符・擬音から反応まで、ラブコメ調。
極端な崩しとかなかったものの、コメディーちっくでした。
背景・小物は良い・悪いあるのですが、全体ではサッパリ気味。
ただし、全体の雰囲気もあって、そう目立ってはなかったです。
人物画は広い輪郭にふっくら頬、横長目が特徴の可愛らしいもの
ふっくらスタイルですね。
男性陣はキャラによって当然個性あるものの…よく言えば穏やか、悪く言えば地味顔。
成年漫画なので、これまた絶妙に適当なラインかもしれません。
(※個人的には、冴えない中年男子とのカップルとかセンセの絵に合いそうだと感じました)
カラーでもそう変化はないのですが。
カット絵が背景で確認できる裏表紙が判断には良いでしょう。

 【 収録話 】 7話収録

003:「白ギャルを追いかけて」
野球部のエース「玉置豪」
父親から、
恋愛なんかするもんじゃない、球児は常に硬派であれ
そう言われ、育ってきていたのですが。
非常に積極的な「京(みやこ)」に、なんのかんのと流されていくのでした。
あとがき漫画、そしてカバー裏と後日談のある、この単行本を代表する1話
漫画内で描かれている時間も非常に長いのも特徴。
当初はトンデモに見えていた「京ちゃん」が実は非常に可愛く、またよく出来た娘で。
中盤から後半にかかるあたりの描写は…ちょっとウルっときますね。
「豪くん」もちゃんと言葉にしてくれ、ほっと一安心。
後日談が面白いです。

「京」、「芹」
※左:「京」、右:「芹」

027:「性欲がすごい。」
「狐崎(こざき)」・「田貫(たぬき)」、というきつねとたぬき、なカップル。
こちらのヒロイン「田貫ちゃん」なのですが。
ううむ、どうにも…その名前が気になって集中できませんでした。
ためしにネットで調べてみたところ。
実際にあるんですね、これが。
全国でおよそ60人なんだって。
へー。
ちなみに、作中では、2人共狐耳・狸耳が遊びみたいに描かれたりもしていて。
ひでるさんは、最初のコマでは妖怪変化ものかと勘違いましたが、違うようです。
タイトルのえっちなんは、「田貫ちゃん」
月イチで思い切り発散する時、前日にはお風呂禁止とのことで。
まぁ、「狐崎くん」はガンバレ。

047:「おつかい」
「芹」と従兄「柊」のカップル。
両親が夜勤で不在の時、共に留守番してくれたのが彼でした。
最近は帰省する度に色々なことをさせられていて。
よく「芹ちゃん」はおつかいにも行っていたのです。
裏表紙はこちらの彼女かな。
しかし…「柊くん」良い趣味ですね(笑)
「芹ちゃん」のショートパンツ姿が似合っていて素敵。
そりゃー、まー。
なんらかお願いしたくなるのも納得ですよ。
…でね。
このお話はそんなんで終わらず。
オチにて、もうひとエピソード語られます
なるほど。
ちょっと色々と気になる、良い1話でした。

069:「コウイ室」
水泳部の顧問になった「健」
彼がプールの匂いに反応するようになっていたのは…とある理由があったのでした。
7年前の風景と共に語られるお話。
その当時、水泳部だった幼馴染み「結」に更衣室まで呼び出され~といった流れですね。
そうした訳で、あのタイトルには2つの意味があるのでした。
うふふ。
「結ちゃん」の過去・現在のむちむち水着姿に注目。
せっかくなので、ここはもう少しスタイルに差をつけても良かったのではないかなぁ。
…というか。
相手生徒でないとはいえ、教師が学校でしなさんな。

093:「ハードなえっちしてみた!」
エロい動画を撮影・アップしていた「実」と「彗」
しかし、最近はマンネリ気味で数値が落ちており。
その打開策として、これまでとは違うプレイに挑むこととしたのでした。
拘束・目隠しですね
各種オモチャなども使っていました。
実は2人には目標があり、こんな事をやっているようなのですが。
これで…到達するのかな。
いちおう、今回の結果で伸びていたようですが…どこまで続くかしら。

117:「すぺしゃる・ぺいめんと」
必死にお金を貯めた主人公。
それを使う先は…地域評価ナンバー1というメイドカフェでした。
たっぷり堪能し、いざお会計となったのですが…驚くべき金額を提示されたのです。
今回は特別サービス料が入ってるんです~
…だって。
金額を提示しないまま、帰る際に要求するというのは…ボッタクリ店ですわね。

★ちょっと調べてみました。
金額が明記されてなくても、即法律違反にはならないようです(回らない寿司屋とか)
注文した段階で合意したと解釈される。
ただし、法外な金額を要求された場合は、当然ながら話は別。
このお話は、”法外な金額を要求された場合”にあたるでしょう。

さて、なにゆえ彼に異常な金額を吹っ掛けたのか
その理由はぜひ本編にてご確認ください。
複数ヒロインでメイド服着用しており、派手な画面が楽しい1話となっています。
メイン「ルウ」ちゃんのオチページが良いツンデレ具合でした。
続きあっても面白そう。

「結」、「日下部愛」
※左:「結」、右:「日下部愛」

139:「あいのけもの」
先月から不登校になっていた「日下部愛」
しかし、引き籠ってはなく、親が外出した後に向かった先は…。
同じく不登校の同級生「日比谷」のアパートでした。
彼が学校に行かなくなった原因は、「愛」としては”自分のせい”だと考えていたのです。
ざっくりではそうした導入部。
大人しい「愛ちゃん」と、どこか余裕ある「日比谷くん」のカップル。
彼の部屋に入ると、ちゃーんと2人して勉強してたりして、驚く。
まぁ、休憩と称してちゃんとえっちもしてるんですけどね。
この両者が、なにゆえ学校に行かないか、がポイント。
事の大小あっても、こんなんは現実にあるかもしれません。
「日比谷くん」は…かっちょえーなー。
彼にくっついてて正解だと思いました。

…あ、ほら、カバー裏で証明されましたよ、うんうん。
今後は何かと巧くいけばいいな。

 【 その他 】

以上、本日は「ななもと」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
こうした絵柄も好きです。
ヒロインらが可愛らしく、魅力的なのですが。
冒頭話を筆頭に、各短編らも非常に良い出来栄えでした。
すぱー、っと単純に終わるのがないですよね。
個人的には、センセの描かれるメイド服・複数ヒロインが派手で良かったので。
前述もしておりますが、「すぺしゃる・ぺいめんと」の続編とかあればいいなぁ。
ぜひ「ルウちゃん」をやきもきさせて下さい。


カップルもの


カップルもの。 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/7/16 [アダルト] ななもと (著)



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■おじさんで埋める穴  ~チーム☆ラッキー作品集~ (チーム☆ラッキー)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 学生、積極的
・構成 : 初単行本、4話収録。
・おまけ: イラスト・あとがき、全編加筆修正「先生だったら…」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「チーム☆ラッキー」センセの「おじさんで埋める穴  ~チーム☆ラッキー作品集~」です。

濡れ透け「葵ちゃん」
※濡れ透け「葵ちゃん」

 【 構成・絵柄 】

収録は4話と少な目。
それでも各話のページ量はかなり多く、全体の厚みとしては普通くらい
ボリュームは問題ありません。
ジャンルは…中年男性と女学生のえっちもの。
ラブコメではなく、ハードなものとか調教というんでもなく。
性的な興味あるヒロインらが、様々な要因から中年男性と関係してしまう様、を描いてました。
ぱっと思いつきそうな、援交ネタは1話だけ。
ちょっとした切っ掛けで彼女らから積極的になっており。
ほぼ男性側からの強引なアプローチなどもなく、独特なテンション
ストーリーとしてはそこそこ。
えっち重視で、初々しいヒロインらとのアレコレが堪能できます。
あーしたタイトルなので、変に期待が強すぎると、ソフトだと感じるかも。

ちょっと強めのスッキリとした線での作画。
描き込み・全体の色づきは丁度良いくらい。
そこそこに白比率があり、濃い目の黒色と適度な濃淡感覚。
コマ割りは変化少なく、だいたい枠間は確保されてます。
非常に収まり良く、落ち着いた空気感がありました
背景・小物はあっさりでしたが、全体と巧く合っており。
バランスにも優れています。
漫画は静かな表現で、ちょっとしたコマに説得力あってお上手。
人物画は縦長、高身長のリアルっぽさもある雰囲気。
極端ではないデフォルメで、可愛らしく仕上がっています。
男女とも変ななども見られず。
(※特に登場男性はたるんだ中年でしたが、ギリ悪目立ちしないくらい)
即一般に出せるだろうクオリティでした。
万人に好まれる絵柄だと思います
カラーにはその良さがあるものの、おおむねそのままの判断でも大丈夫。
変な色で多少見辛いのですが、紹介帯のカット絵も参考なるのでどうぞ。

 【 収録話 】 4話収録

005:「おじさんで埋める穴」
恋愛、同年代の男子などにも興味なかった「楓」
しかし、過去体験もあってえっちな事、そして中年男性に惹かれるものを感じていました。
ある日の塾帰り、酔っ払った中年男性と遭遇。
声を掛けた「楓」は、彼の軽口に自ら乗っかっていくのでした。

こちらが表題作。
ヒロイン「楓ちゃん」は、残念ながら裏表紙の担当でした。
むむむ、マフラーが寒々しかったか、この昨今であの背景はなんらか想像させられるためか…。
そう、おっちゃんがえっちの場所に選んだのは、公衆トイレ。
あんな娘がほぼ自動的に釣れたのだから、せめてホテルとか行ってあげてよ。
(…あ、でもホテル街とかで変に怖気づいてはマイナスか)
いかにも大人しそうな「楓ちゃん」でしたが、興味をもっていただけ積極的
いいなぁ。
おっちゃんも、すっかり酔いが覚めたようでした。

おじさんで埋める穴「楓ちゃん」
※「楓ちゃん」

048:「姪と暇つぶし」
兄夫婦は忙しく。
よく面倒を見ていたこともあり、姪「由奈」はもともとよく懐いていました。
成長していた彼女はふと興味を示したため。
なんとなく体の関係になっていたのでした。

↓表紙は、おそらくこちらの「由奈ちゃん」
本編中にもそうしたプレイあるので、お楽しみに。
さて、こちらの叔父という男性。
冒頭からのやり取りでは、決して好人物に見えず。
かと言って、幼少期の彼女の面倒を見てきているらしいので、悪人でないのも確実か。
(小さい女の子に付き合うのは、かなり疲れるだろうし)
あるいは、彼女が大きくなるにつれて、クズ落ちしてったのかも。
漫画ではもうだいぶえっちにも慣れており。
変な話、彼との関係も安定していて、プレイの試行錯誤に入っているようでした。
タイトル通りの空気感で、別に強要されてる訳でなく。
単に、こちらへ通わなければいいんですが…もうそれも無理か。
なにか決定的な事あるまで、どうにもならなそうね。

082:「雨の日は、ほんのり乳首」
雨宿りしていた「葵」
なんとなく視線を感じていた理由は、雨で濡れて制服が透けていたためでした。
それを切っ掛けに、彼女の中には妙な感情が芽生えてしまったのです。

わはは、いやー凄いタイトルですね…。
いわゆる濡れ透けはAVでもジャンルあり、広く好まれるものだと思います。
中扉では素敵なカラー絵が見れますよ。
こちらの漫画はそれ切っ掛けで、露出趣味になってしまう~という展開。
最初の行為、電車でのあんなんが好き。
おっちゃん、さぞ驚くだろうなぁ。
(※しっかり距離あってリスク回避になっていたものの、もし現実ならもっと目撃者が出てしまうと思う)
「葵ちゃん」と遭遇した中年男性のうち、最もラッキーだったのは3人目
ついに、彼女から声を掛けてしまうのでした。
ううむ、エロくて素敵
結局えっち展開にはなっていたものの、おっちゃんもいちおう即お手付きしたりすることはなく。
最初の相手としてはイイ男(?)に当たったのではないでしょうか。
後半での「葵ちゃん」がまた実にエロくて素敵でした。
あれ、いいなぁ。

姪「由奈」、「佐藤美亜」
※左:姪「由奈」、右:「佐藤美亜」

154:「先生だったら…」
援助交際をしていた「佐藤美亜」
もうひと稼ぎ、と軽い気持ちで声を掛けた相手は…。
教師「宮野」だったのです。

あるいは実際にありそうな切っ掛け。
また、真の悪いことにコレが成年漫画なため(笑)
怒られるなどもなく、あっさりホテル・インとなってしまうのでした。
優位な立ち位置だと、ガッツリ乗っかる「宮野」が凄い、エロい。
またね、その行為が彼の雰囲気と悪い意味でピッタリ。
まったく、悪い相手を引っ掛けたもんだなぁ。
(相手が何者か分かっている分、妙ちくりんなリスクは逆にないとも言えるか)
なお、容姿はともかく「宮野」との相性はすこぶる良かったらしく。
そんなんは1回で終わらなくなってしまうのでした。
うーん。
言動を見る限り、こちらもまた善人ではないものの極端な悪人という訳ではなさそうで。
オチでのあーしたやり取りとか、切っ掛けとなった頃のような上下関係もなくなっているようなので…。
なんというか、巧い事進めば、これはコレでいいのかも。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「チーム☆ラッキー」センセでした。
こちらが初単行本でいいのかな。
おめでとうございます!
↓表紙から察せられる、空気感に引っぱられました。
タイトルは表題作あるのですが、収録された各漫画を見事に表現したもの。
こんなん実際にあったら…中年らはワンチャンスに掛けて街徘徊するしかないか。
あ、収録4話のうち、2話は顔見知りですわね。
そっちのがより確率低いだろうけど。
個人的には…やっぱり普通なラブコメが見たいなぁ。



おじさんで


おじさんで埋める穴~チーム☆ラッキー作品集~(GOT COMICS) コミック, 2022/6/27 [アダルト] チーム☆ラッキー (著)


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■新妻さんのこじらせエロ日記 (亀吉いちこ)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 新婚生活、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、12話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、カバー裏にリンク絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「亀吉いちこ(かめよし・いちこ)」センセの「新妻さんのこじらせエロ日記」です。

※ヒロイン特集①:パーフェクト春菜さん
※ヒロイン特集①:パーフェクト春菜さん

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
ストーリーものとなっていて、ちゃんとエンディングにまで至ります。
ジャンルはラブコメ。
タイトルそのまま、新婚さんの風景になってます。
どっちも初めてな相手で、特にヒロインはこれまで付き合うことすらもなかった~、というのが大きなポイントとなってました。
登場人物はほとんど夫婦2人だけで、しっかり描写と掘り下げがされており。
特にややこしいコトもなく、読み易い仕上がりです。
設定がため、プレイに多少はっちゃけた点あったものの、変に振り切れることはなく。
ラブコメという範疇を逸脱はしていません
タイトル・↓表紙に刺さった方は、満足いただけるだろう仕上がりです。
個人的には、もう少し周辺風景、日常描写が欲しかったなぁ。

しっかりとした強めな線での作画。
全体の色付きしっかりしていて黒色強め。
描き込みはそこそこ。
だいたい枠間は確保されていて、コマ割りは変化少な目。
はみ出し、ぶち抜きはちらほら見られました。
人物の色彩と枠線が強く、コッテリとした印象です。
背景や小物はあっさり気味なもの。
服装も、もうひと質感欲しい感じ。
コマ内配置も同様でした。
見辛い・読みにくい、ではないものの…。
もうひと、ふたプラスあれば、格段に完成度が上がると思います。
…と、重箱の隅をつつかさせていただきましたが。
ラブコメ調な漫画と作画タイプがため、普通に読むにはさして問題ないくらいでした。
人物画は卵型輪郭、横長な黒目に縦に短い鼻が特徴。
ヒロインに代表される、ツリ目女性が実に可愛らしいです。
(※いちおう、タレ目な娘も登場している)
カラー、白黒絵はそれぞれの良さが発揮されていて、多少イメージは異なるのですが。
だいたい表紙、裏表紙のが近いかなー、って思いました。
判断はそちらで。
あるいは、「アクションピザッツ」のHPに試し読みがあったので、そちらが確実です。

 【 収録話 】 12話収録

同じ会社、別部署の「元木春菜」と見合いをした「柊木孝之」
”男性と付き合った経験がない”
そんな彼女に一目惚れして、結婚にまで至ったのですが。
新婚初夜にて、彼女が妙なことを言い出したのでした。
初めては…無理やり強引に奪って欲しいんです…
ざっくりでは、そうしたお話。

新婚カップルのラブコメ・ストーリー。
基本的には夫婦の色々なえっちが描かれていきます。
耳年魔で妙ちくりんなプレイばかりだったヒロインが、彼によって真実の愛(※ノーマルプレイ)に目覚めていく~といった感じ。
実に成年漫画的で都合の良い題材(笑)
漫画に日常風景少なく、だいたいはえっちシーン。
正直なところ、そう凝ったストーリーではなかったのですが…、
見合い結婚という切っ掛けがため、当初はお互い探り合っていた2人がちゃんとした(?)夫婦に至るまで、が描かれていて。
誰しも似た経験あるだろうことで、間口は広く・分かり易く、またラブコメ調で読み易くもありました
視点はだいたい「孝之くん」でしたが、たまに「春菜さん」視点でも描かれていて、心理描写もクドくない程度でバッチリです。

※ヒロイン特集②:スーツ姿の春菜さん
※ヒロイン特集②:スーツ姿の春菜さん

ちなみに。
「春菜さん」の発言は確かにかなりぶっ飛んだもので、オモシロ・可笑しくはあるものの。
特に2回目以降(2話目)でのやり取りとか見ていると、こうした事をキチンと素直に打ち明けられるのは、とてもイイ事だと思いました。
実際、そー伝えてはいても、2回目えっちは変に「孝之くん」が気を使ってタイミングなかなか掴めない~といったシチュエーションになっちゃってましたからね。
(ここは「孝之くん」がやや言葉足らずかなー)
あーして、初回に「春菜さん」がぶっちゃけたにも関わらず。
単独プレイと違ってパートナーと共にスルことなので…ちゃんと話しておくのは大切でしょう。
(…で、願わくば、相手がドン引きしなければいいですね)


【 主要登場人物 まとめ 】

●柊木春菜
 旧姓「元木」、見合い時は32歳。
 会社では企画部の主任。真面目。家事も仕事もパーフェクト、という完璧女性。
 結婚まで処女で、付き合った経験もない。
 たまに眼鏡を掛けている。胸が大きい。
 精神的に不安定だと、仕事効率が極端に上がるらしい。
○柊木孝之
 眼鏡男子。見合いを持ってきたのは彼の叔母。
 春菜とは別部署だが同じ会社。結果として社内結婚になっている。
 ただ、見合いまで社内などで接触したことはなかった様子。
 結婚時まで童貞。春菜より年下。
 結構力がある様子。
●鈴木、金子
 春菜の同僚・部下なので、同じく企画部である筈。
 よく3名でツルんでいて、相談などもされている。
○田中
 性生活についてぶっちゃけられるくらいの間柄。
 過去系口調で「孝之」の童貞を語っており、あるいは学生時代からの付き合いかも。


003:Vol.00「バニーの」 カラー原稿
カラー4ページのショートもの。
こちらは時期不明なのですが、6から9話の間くらいですかね。
タイトルそのまま、バニーコスプレでのえっち。
余興で着るそうでしたが…こりゃ、アフターでもパーフェクト~っぽいなぁ。

007:Vol.01「処女の」
こちらが切っ掛け話。
あらためて見て気付きましたが…仕事からの流れがためか、「春菜さん」は家でも髪アップなままなのね。
(だから10話でのアレもさして違和感ないのかな)
実際に「孝之くん」が取ったプレイは…「春菜さん」の発言と比べると、かなーりソフトなものでした。
ただ、そんなんでも初めてのことであるためか、「すっごい・すっごい」とか喜んでました。
イイ娘ね…。
単にエロいこと好きなだけ、かもしれませんが。

025:Vol.02「目隠しの」
さて、問題の2話目。
こちらでは2回目のえっちが描かれるのですが…3ヶ月も経過してました。
次のエピソードで驚かれていましたが。
ちょっと待たせ過ぎだよ…
しかも、仕掛けたのは「春菜さん」から。
どんなプレイかは、タイトルの通りです。
「孝之くん」が慌ててましたが、それもまた当然でしょう。

043:Vol.03「パイズリの」
冒頭にて、貴重な社内風景が描かれています。
部下ではあるものの、あーした相談ができるというのは心強いですね。
いいかどうか、は別にして。
部下との会話が切っ掛けで、お風呂でのプレイ。
ちゃんと調べて、実践している「春菜さん」
ああした行動力が、優秀さの所以でしょう
漫画はいきなり2人してお風呂だったのですが、一緒に入るまでのやり取りとかも見たかったなぁ。
たぶん、「孝之くん」は躊躇したのではないかなぁ、って。

061:Vol.04「オナホの」
前話とは逆で、「孝之くん」同僚「田中」が切っ掛けとなるエピソード。
あーしたもの(タイトル参照)を目前にして、もしかして怒るのかな~って見ていたのですが。
驚きの反応
ううむ、そっちかー。
家事も仕事もパーフェクト~とか言ってましたが、これは奥様としても完璧ですね。
ちょっと嫉妬してるあたりがまたキュートでした
(なお、何なのか知識なく、わざわざ調べたらしい)
飲み屋の店員さんが可愛い。

079:Vol.05「夜のオフィスの」
099:Vol.06「ナースの」
前者は、タイトルそのままで社内風景がたっぷり見れるエピソード。
やっぱりオフィスの「春菜さん」はええなぁ。
収録ではダントツでこちらがお気に入り。
1人で残業していた「孝之くん」に、「春菜さん」が差し入れを持ってくるという切っ掛け。
なにかと、やたらに可愛らしい彼女
会社内であーした反応されたならば…そりゃーエロい展開になるのも当然。

後者では珍しく「春菜さん」視点。
前話の経験から、おそらく「孝之くん」の心境に変化があり。
それを敏感に察した「春菜さん」は、ナースコスプレにて出迎えるのでした。
学生時の演劇部衣装、だそうです。
むちむちです(笑)

117:Vol.07「おしりえっちの」
135:Vol.08「仲直りえっちの」
さて、これらは前々話、前話からの流れが続いていて…。
2人の関係が大きく変化していく、重要なエピソードです
どんなんかは秘密ね。
8話目のタイトルあんなんですが、別に喧嘩する訳ではないですよー。
ちょっと感動的でした。
うんうん、ひと障害物を乗り越えたかな。

※ヒロイン特集③:プライベートの春菜さん
※ヒロイン特集③:プライベートの春菜さん

153:Vol.09「こづくりの」
8話オチから直接続く9話目。
ほぼアップばかりだった「春菜さん」の髪が解け、本来のロングになっています。
オチ前にて実に良い表情していました。

171:Vol.10「こじらせエロ日記」
こちらがいちおう最終話。
…と、ここに至って、とある大きな変化がありました。
まぁ、美人はなんでも似合うわね。

191:Vol.xx「妊婦の」
こちらは4ページのおまけ的エピソード。
タイトル通りで、出産前の「春菜さん」が見れます。
PCフォルダうんぬん~が楽しい
気持ちは分かりますが、彼女あーした人なので…別に隠さなくても大丈夫だろうと思う。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「亀吉いちこ」センセでした。
一般系ほかで活躍されていて、単行本もいくつかヒットしてました。
たぶん、ひでるさんは今回が初見。
単行本の紹介帯の裏面には、あらすじが書かれていたのですが。
白背景・ピンク縁取りの白文字、しかも上下左右の間隔がかなーり狭いという仕様で…。
店頭みたいな、忙しい場所で読むに困難
実際、こうして家で見てみても、読めなくはないものの…非常に見辛い。
全体と色味を合わせたのだと思いますが、もうちょっとなんとかして欲しかった。
購入者にとって、こうしたあらすじは有難いものなんですけどね。


みっくすパーティ」


新妻さんのこじらせエロ日記 (エンジェルコミックス) コミック, 2022/7/14 [アダルト] 亀吉いちこ (著)


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■初恋シースルー (にこびぃ)

★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳
・構成 : 初単行本、9話収録(うち「淡雪の恋」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏に線画、
     描き下ろし「紅富士の恋」、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「にこびぃ」センセの「初恋シースルー」です。

葵さん
※葵さん

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
短編が描き下ろされていて、それが収録話の続きであったので。
連続話が1つとなっています。
漫画はぱっと見ではラブコメもの。
ただ、じっくり各話を見てみると…えっちはしているものの、感情はどうだか微妙なものも多く。
実際、オチでは付き合う流れに発展しないだろうものもちらほらありました。
コメディー要素はそれなりにあり、各話は楽しい仕上がり。
変に振り切れた描写などもなく、ブラックさもほぼなかったので、読み易い漫画群でした。

しっかりとした線での作画。
強めなデジタルの彩色で、全体はやや暗め。
描き込みはそこそこ。
コマ割りは中小で比較的枠間は確保されています。
はみ出しとぶち抜きはちらほら。
比較的収まり良く、見易い原稿でした。
絵は良く描かれているところも多いのですが…。
動きのある絵になるとやや弱く、表現も硬め。
背景や小物もそこそこ。
引き絵もちょっと引っ掛かる印象です。
細かくは手の動きとか、服のしわ具合とか…。
もうひと、ふた頑張り欲しく思いました
あとがきのイラストなど自然な雰囲気で良く、↓表紙などカバー絵も綺麗だったので。
今後に期待します。

 【 収録話 】 9話収録

001:「淡雪の恋」
165:「紅富士の恋」 描き下ろし
友人「愛美」と旅行していた「葵」
店を探していた2人は、道を尋ねたことを切っ掛けに4名で飲み会となり。
意気投合したらしい「愛美」らは別の店に行くこととなったため、「葵」はもう1人の「誠人」の案内で宿泊先まで戻ることとしたのですが…。
色々な条件が重なり、彼の部屋に行くこととなったのでした。

その、重なった色々な条件は以下の通り。
①宿泊先のホテル名を覚えていなかった。
②店を探すため彷徨っていたので、戻る道が分からない。
③スマホのバッテリーが切れていて、「愛美」と連絡が取れない。
④「愛美」の電話番号も覚えていない。
⑤そもそもカードキーを持っているのは「愛美」だった。
…という感じ。
宿泊者としてチェックインは済ませているようなので、カードキーの件はフロントに言えばなんとかなるかなぁ。
「葵」・「誠人」のどちらも、ガツガツしてなく、どっちかというと奥手っぽく。
こうして、巧い事お膳立てが整わなければ、普通に部屋で充電して解散していたでしょう。
また、逆にそんなんだから、一晩のお遊びで終わることなく、付き合うこととなっていくのかな。

巻末の「紅富士の恋」は6ページの描き下ろし漫画。
「淡雪の恋」の続きで、付き合うようになった2人の風景です。
出張してきた「誠人くん」とのえっちです。
まぁ…ね。
家でゆっくり、なんてしてたら…より「葵さん」は怒るのではないかなぁ。

看護師「天野」、「陽菜」
※左:看護師「天野」、右:「陽菜」

025:「ナースに願いを」
入院していた消防士「須藤隼人」
彼についた看護師「天野」は血管フェチだったのです。
彼女の言動が楽しい、フェチ女子漫画
そんなんだと…この職業は天職ですね(笑)
ただし、そんなんがため、一般人な「須藤くん」とは差があり。
はい…、早めに終わらせてくださいよ?
とかなんとか、えっち展開は、あるいはそう望むものではなかったかもしれません。
オチが楽しい。
あれだと…付き合うとかにはならないのかな。

045:「だましばかされ夏祭」
お祭りで友人とはぐれてしまった「陽菜」
神社で休憩していたところ、同じく雨宿りでやってきた男子は…。
最近噂にもなっていた、神社に祀られていた「九尾の狐」ではないかと勘違いしたので。
からかう目的で、それ演じ続けることとしたのでした。
九尾の狐をヒロインとする漫画は多いのですが、こちらの「陽菜ちゃん」は普通の女子です。
からかう、と考えつつも、なんのかんのえっちしてしまうエロい女子
…と見えるのは…オチのくだりも影響してるのかな。
なお、こちらの「陽菜ちゃん」は裏表紙を飾っているのですが。
それがまた妙ちくりんなシチュエーションで、なんだかおかしい。

065:「完熟しぼり」
「岡田樹」は家庭教師先の母親「美月」と親しく。
2人してよく飲んでおり、娘の不在日にも誘われたのでした。
主人が単身赴任中~」という発言があり。
彼女、浮気する気満々ですわね。
エロい人妻でした。
彼もあっさり応じちゃっていましたが…万が一バレたら大変なこととなるぞ
特にこちらのオチは背筋ぞっとさせられるもの。
家庭教師、やめた方がいいと思う。

087:「家出猫メランコリック」
迷い猫を保護していた主人公。
本来の飼い主はあっさり見つかったのですが。
そもそも猫が出てしまったのは深い事情があり…。
飼い主である彼女自身も家出状態で、ここに泊まると言い出したのでした。
サイドテールの制服女子です。
ああした際、無理矢理お風呂入っちゃえば(※こちらではシャワーでした)、ほぼ泊まる流れに持っていけるかな。
危険度は増すでしょうけどね。
なお、折り返しでは何故かスクール水着姿でした。

107:「恋して女将」
久しぶりの連休に地元の温泉旅館に宿泊することとなった「平沢」
小さいけど評判であるというそこには、美人の若女将がいたのですが。
その彼女は、陸上部の先輩「花岡」だったのです。
評判だとはいえ…。
久しぶりの連休に温泉旅館へ行くのはいいとして、地元を選ぶものかな??
行き来めんどくさいのか。
もともとの知り合いでもあり、客も少ないということで、「花岡さん」は結構ちょっかい出していました。
だからと言って、客室で寝ちゃうのはどうかと思うが…。
あ、いや。
過去描写でもかなり親しげであったので、あえてソッチに持っていこうとしてたか。

127:「Actor’s Love」
「高坂絵里」が演劇部の顧問教師となってから。
それまで、部室でだらだらしていた部長「高杉歩」らでしたが、厳しい演技指導を受けるようになってしまい。
友人らと共に転部届を出そうとしたところ、独り残されてしまい。
それがため、ひょんなこととなっていくのでした。
普通、演劇部とかは女子のが多いと思うんですが…。
彼らがダベっていたので、敬遠されていたのかな。
演技に関しては熱量ある熱血指導な「絵里さん」
在学中には賞も取っていたようですが…後の言動を見ると、なかなか怪しげ
急に激昂することも多く、情緒不安定な気もしました。
なんなんだろう。

家庭教師先の母親「美月」、教師「高坂絵里」
※左:家庭教師先の母親「美月」、右:教師「高坂絵里」

147:「楓ちゃんの告白」
借りた本に挟まっていた脅迫文。
ちゃんと差出人の名前が書かれていて、同じクラスの「遊佐楓」だと判明しており。
呼び出しに応じてみたところ。
廃部のピンチだという文芸部に誘われたのでした。
まぁ、本好きだそうなので、いい方法かも。
「春樹」くんとは、たまに本の話をしていた程度のもの。
彼のことを気に入ってたのかな。
ややとぼけたような言動でしたが積極的で、特にえっちには彼女からガツガツいってました。
オチとかも…変な娘ね。
今後も彼女に振り回されるんだろうなぁ。

 【 その他 】

以上、本日は「にこびぃ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
まさに↓表紙のとおりのおっぱい漫画でした。
皆さんバンバンで凄いですね。
ちなみに、表紙と裏表紙はほぼ同じなんですが、細部が異なっていて。
よくよく見比べたところ、カバー裏の線画から、よりおっぱいサイズがアップされていました。
なるほど、↓表紙だし、あれくらいのがパンチあるか。



初恋シースルー


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■Fxxk Street Girls (ぐじら)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ギャル、コメディー
・構成 : カラー(12P)、11話収録。
・おまけ: あとがき、あとがき漫画、イラスト、描き下ろし後日談、
     キャラクタープロフィール・制作裏話、
     カバー裏に「ギャルは非処女でもええんやで!」・イラスト。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ぐじら」センセの「Fxxk Street Girls」です。

「古氏芳」・「春音風花」
※「古氏芳」・「春音風花」

 【 構成・絵柄 】

まずは…。
何よりも目立っている、そのブ厚さ
紹介帯によると316ページだそうです。
たまーに見られる、トンデモな厚さの成年系単行本です。
愛蔵版みたい。
そうび、すると攻撃力を得れそうですね。
当然ながら金額もそれ相応になっていて、1500円(+税)となかなかお高め。
そうした厚さと比べ、収録話はそれほど多くはなく11本。
ショートもありました。
各話それぞれが結構長いんですね。 
また、だいたいのお話には描き下ろしの後日談漫画、キャラクタープロフィール・制作裏話がそれぞれ1ページ(※合計2ページ分)あり。
イラストとか単行本用のオマケ漫画(※原稿使いまわしで台詞など一部を変更してるっぽい)なども収録されていてました。
厚みそのまま、かなり内容ボリュームのある1冊です

ジャンルはギャルヒロインとのコメディー。
(※そうでないっぽい娘もいます)
お話によって、ちょっとラブコメっぽい色ありましたが、基本的にはビターめ。
男女、特に女性ヒロインらが魅力的で、テンション高くて楽しい
えっちもハードっぽく描かれてます。
極端に振り切れるようなプレイはないので、そのあたりはご安心ください。

しっかりとした線での作画。
色付きはそこそこで白比率はそれなりにあり。
描き込み・濃淡は概ね適度なくらい。
やや濃い目に感じます。
コマ割りは斜め切りが多く、ちらほらはみ出し。
えっちシーンになると漫符とか擬音でかなりごっちゃりしていきます。
漫画は表情の変化大きいコメディー調。
派手目でパンチ力があり、強い勢い
ややテキスト多め。
収録は2013年から2022年とかなり幅があり、作画にも差を感じました。
ただ…もともとお上手なのことと漫画内テンションの高さがため、そうは気にはならないと思います。
背景や小物も全体と馴染んでおり、引き絵などもお上手。
違和感ありません。
人物画は濃いまつ毛に鋭角的な目。
よく山状にアーチを描いており、小さい黒目、鼻から口あたりなどが特徴的です。
カラー絵は単行本内に収録されていたイラストなど、また雰囲気異なっていたのですが。
カバー採用の↓表紙・裏表紙については白黒絵とそう変化はないので、そのまま判断で大丈夫。

 【 収録話 】 11話収録

005:「ついでのビッチちゃん」
彼氏と別れて4日という「餡堂小豆恵(あんどう・あずえ)」
電車内で不意にムラムラしてきた彼女は、目前のおっちゃんをターゲットにしたのでした。
発想が男子のような、エロいギャル「小豆恵さん」
↓表紙中央の娘さんです。
ギャルヒロインで、冴えない男性となんのかんのイイ感じにえっちしてしまう、単行本を象徴するようなキャラクター
良い褐色肌、素敵な貧乳っぷりでした。
前半の脳内天秤が好き。

033:「ギャルのタクハが勝負をしかけてきた」
隣に住む男子「新太郎」と同じゲームをやっていることに気付き。
それ以後、2人して遊ぶようになっていたところ。
「桐生拓葉」はおっぱいと引き換えに強いゲームキャラをねだるのでした。
えろいお姉さんに教えてもらう、男性陣憧れなシチュエーション。
ゲームに対する、彼女と「新太郎くん」の発言が面白い。
見事に男女の差が表現されてました。
うんうん、そんなもんだよね。
「拓葉さん」はなんのかんの年下好きではないかなぁ。

餡堂小豆恵、十二時ヶ丘てち
※左:餡堂小豆恵、右:十二時ヶ丘てち

063:「樋縮君の十二時ヶ丘さんルート」
体育授業での賭けに敗れた、「十二時ヶ丘てち」
罰ゲームをすることとなったんですが、逆ナン10人狩りをめんどくさく感じた彼女は、クラスメイト「樋縮(ひちぢめ)」とのえっちを選択したのです。
ジト目、細身、貧乳というセンセの好みを組み合わされた「てちちゃん」
低いテンション、極端なめんどくさがりという性格も合わさり、実に魅力的なキャラクターとなっていました。
ひでるさんが今回引っ掛けられたのは、↓表紙の彼女だったんですが。
まー、非常に良いキャラでした。
この1話だけで、1冊の元が取れたような感じ(←本当)
前半は太め・オタクっぽい男子「樋縮くん」とのテンション差が楽しい。
「てちちゃん」はえっち最中もしれっとしてましたよー。
1戦済み、これで終わりかと思われたんですが…ここから驚きの展開に。
オチでさらに驚き。
ここで彼女のファンがずらっと増えそう。
続く描き下ろしがまた面白いので、必見。
また別シチュエーションとか見たいなぁ。

093:「LOVE TRAP go steady」
科学部・部長「不死崎練(ふしざき・れん)」は射精メカニズム研究のため、部員「都歩々木(とほほぎ)」に怪しげな飲み物を差し出したのでした。
いわゆる天才女子の実験台になるパターン。
なのですが。
ちょっと独特な展開になっており、最後まで楽しめる良作品です
「練さん」は雰囲気とは裏腹に可愛い縞パンを穿いており、また黒ストッキングなのでした。
自らめくって見せてくれているオープニングもいいですね。
当然ながらえっちに流れていき、オチではちらほら見せていた可愛らしい面を見せてくれて終了。
……かと思いきや。
ラストページで震えました
さすが天才。
ちょっとイヤーな終わり方でしたが、描き下ろし漫画はまたド・コメディーでほっこり。

129:「無自覚ビッチな虹瑠ちゃん」
彼氏がある「虹瑠」でしたが、なんのかんの他の男子とも関係していたのでした。
4ページのショート。
描かれるえっちは3回なのですが、オチを見る限り少なくともまだ1人おり。
なかなかトンデモな女子。
モノローグ調での展開といい、「モグタン」センセの同人誌みたい。

135:「ブラックブラック アル売女ーズ」 カラー原稿あり
仕事でボロボロになっていた銀行員の主人公。
街中にて「春音風花」、「古氏芳(ふるうじ・かおる)」の2人から逆ナンされるのでした。
黒ギャルWヒロインな漫画。
カラー原稿部分からヤリヤリです。
あーしたテンションで二人組なので…なんのかんの、金だけ奪われそうに感じました(笑)
一晩6万円だそうです。
…安い?
前述した懸念とは裏腹に単にえっち好きなだけなので、ちょっとイイ雰囲気で終わってました。

171:「愛のカタチ」
学校で人気の「蛍葉金華(ほたるば・きんか)」
彼女が付き合う男子「多出」は何から何までマイナスイメージの、どう見ても不釣り合いな男子だったのです。
…あ、漫画ではすぐに明かされてましたが、イイ所は確実に1つはあるんだ。
成年漫画だから…慣れた人はすぐ分かるかしら。
ヒロイン「金華さん」は、振り切れたビッチ女性が多いこの単行本では、比較的普通の娘。
おっぱいも大きくて良いのですが。
全ての種明かしされる最終ページに驚き。
なるほどなー。
他リアクションから実際の彼については誰にも知られてない事だと思われ。
すげえ、ヤリ手な女子だわ。
こういう娘のが怖い。

201:「ツイシングガール」
追試をサボっていたため、教師「坂上」から呼び出された「訪栖大愛(ほうす・だいあ)」
しかし、自らの名前の漢字も間違えており、また問題文を読めないレベルなため追試も絶望的でしたが。
ぱっくり開けていた胸元がため、「大愛」も予想していなかった意外な流れになっていったのです。
気持ちは物凄く分かりますが、教師がガン見しちゃー駄目よ。
「大愛さん」はまた、ヒント程度ではぜんぜん解答分からないところが悲しいです。
特に自分の名前すら満足に書けないというのは…某猫型ロボット漫画のダメ男子みたい。
この先、この娘大丈夫か。
オチ、そして続く描き下ろし漫画もバカ全開で楽しい。
案外、彼女はこうしたテンションで、なんのかんの巧い事彼の奥様に収まっていきそう。
こちらはセンセの裏話、モデルの件でああと納得。

229:「毛皮を着たケモノ」
男友達との猥談を「豹本さつは」に聞かれてしまった「和田」
彼女は地味ながらもどこか気になる存在。
そんな「さつは」のスマホを拾ったため、ふと中を見てみると…そこには驚くべきものがあったのです。
地味だと言われる「さつはちゃん」は、収録では最も普通っぽい女子。
カチューシャ、制服、そしてショートカットの可愛らしい娘なのですが。
何でも言う事きくから
そんな台詞言われたら、まーエロい展開にならない方が不自然だわね。
スイッチ入った後の描写に注目。
あれでいいのか。
オチでも凄い発言していましたよ。

豹本さつは、生徒会長「成妖院鳴夜」
※左:豹本さつは、右:生徒会長「成妖院鳴夜」

259:「凛系ビッチな生徒会長」
頭脳明晰、謹厳実直、文武両道…という生徒会長「成妖院鳴夜(なるよういん・なるよ)」
行動力があり、仕事ができ、人望も厚い彼女でしたが。
その頭の中は…エロいことで一杯だったのです。
センセも解説で書かれていたように、2ページ目でオチてるお話。
あれだけの妄想・発想を完全に心の底に押しとどめ、普段は何食わぬ顔で生徒会長している「鳴夜さん」が凄い
学校内とか外だけあーで、家の中でストレス発散してるかな。
でないと、いづれ破裂しちゃいそう。
漫画は年下の書記「貝彦」くんが彼女に告白するのが切っ掛けです。
さー、あのエロ妄想たくましい「鳴夜さん」がどういう返事をするのか、ぜひ本編でご確認ください。
当然ながらえっち展開にはなるのですが、驚きました。
しかしながら、本当によく本性隠し通してたな、この娘。
あるいは、同学年生徒会のもっと付き合い長い人には知られてるのかしら。
あ、余談ですが。
モブ的に描かれていた他生徒会の面々がまた実に個性的でイイ感じ
生徒会をメインに漫画シリーズになりそう。
(おそらく、常に「貝彦くん」が振り回されて不幸になるパターンか)
後日談も面白いです。

291:「リトルマグナム」
最近、援交に飽きを感じていた「雑賀白子」
そんな彼女がコンタクトを取った相手「リュータ」は、どう見ても子どもの男子だったのです。
往来であーしたことを大声で言うあたりがまた子どもですわね…。
それでも、「童貞卒業~」といった発想があり。
(※当然ながら金銭でえっちしようと考えてるし)
そろそろ色気づく、くらいの年齢なのかな。
そんな彼にイラ立ちつつも、次第に気持ちを変化させていく「白子さん」が可愛い。
結構良いカップルなのかも。
描き下ろしの後日談はコメディーですね…あの後どうなったのやら。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ぐじら」センセでした。
一般での別名「鯨川リョウ」があり、何冊も単行本がありました。
成年漫画は…これで3冊くらいなのかな。
一般・成年含めて、ひでるさんは今回が初見です。
特にギャルとか好きではないのですが、前述したように↓表紙の「十二時ヶ丘てち」に引っ掛けられました。
まさか、あんな極端な娘とは思いませんでしたが…それはソレで(笑)
あ、こちらのもくじも凝っていて非常に好き。
センセのこだわりが感じられます。

FxxkStreetGirls.jpg

Fxxk Street Girls (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/06/30 [アダルト] ぐじら (著)
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■ちょっと…してみない? (くまのとおる)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、学園、幼馴染み
・構成 : 10話収録(うち「かくしごと」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
     描き下ろし「かくしごと番外編」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くまのとおる」センセの「ちょっと…してみない?」です。

花菜、サキュバス「夢原麗華」
※左:花菜、右:サキュバス「夢原麗華」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
巻末の描き下ろし漫画が収録話の後日談・別シチュエーション話で連続っぽくなっています。
学生カップルが多い、ラブコメ漫画群。
よくよく確認してみたところ、学生でないのは人外な彼女のエピソードだけでした。
その他は皆さん学生で、それぞれ制服姿が見れます
デザインは異なって(ざっくり確認ですが)おり、実は同じ学校みたいなお遊びはないみたい。
故にゲスト出演とか、モブに描かれる~みたいな事もなかったと思います。
各ヒロインほか登場キャラは個性的で、似通ったものはなく。
漫画は短編なのですが、完成度の高いものばかりでした。
どちらも続きを見たくなることでしょう。

ゆったり・すっきりな線での作画。
適度な濃淡具合と描き込みで、全体は丁寧で安定しています。
漫画で動かすにちょうど良いくらいなイメージ。
あちこち無理なく・綺麗に仕上がってます。
絵には説得力があり、コメディー・シリアスのどちらもお上手。
コマ割りは細かく、テキストはやや多め。
だいたい枠間は確保され、かなり収まり良くなっていました。
背景や小物も全体と合ってます。
広めな輪郭に横長目、長めの鼻という人物絵。
なんというか、成年漫画然とした雰囲気ではないのが特徴でしょう。
↓表紙はカラーなんですが、イメージとしては白黒そのまま。
全ヒロインとシチュエーションが描かれてる裏表紙が判断に最適です。

 【 収録話 】 10話収録

003:「ルックアットミー!」
勉強好きで真面目な「高遠」が気になっていた「奥寺美彩子」
いつしか、彼との行為を妄想するまでになってしまったのですが…。
日直で2人きりの機会を得たのです。
中扉を飾るオデコ女子な「美彩子さん」
ちょっとしたハプニングに日々の妄想が乗っかって、エラい事をしてました。
エロくて素敵。
個人的には本編よりラスト1ページが好き
この後の2人がまた面白そうなんで、続きみたいです。

023:「ゴホウビはわたし」
幼いころから我儘であった「遥」
それがため、周囲にはあまり人が寄り付かなくなっていたのですが。
一度受けた”ごほうび”がため、付き合いを続けていたのでした。
多くの個性的なヒロインが登場する単行本のうち…。
↓表紙をゲットしたのは、こちらの「遥さん」でした。
そうパッと目立つ娘ではなかったので、ちょっと意外ですわね。
この漫画は…関係が進んで良かったね、というお話。
ひとボタンを掛け違えてしまうと、あっさり関係終わっていたかもしれませんから。
あるいは、「遥さん」自身がどうにかしたいと思ってたかなー。

奥寺美彩子
※奥寺美彩子

039:「負けるもんか!」
学校ではトップクラスの不良女子「村木明日香」
”納得いかない事に言い返してしまう”性分の「宮地」は、それがため彼女に目をつけられており。
休日の街中でばったり会った彼女に絡まれてしまうのでした。
そんな訳で、天敵みたいな相手とのえっち話。
ちらほら見かける、ヤンキー女性とのカップルです。
この単行本、後に人外の女性が出て来るんですが…こちらの「明日香さん」はそれっぽいですわね。
えっちは実に意外な展開から。
あ…ああ、なるほど。
あれは…彼女の愛情表現か。
できるなら、「明日香さん」の視点で見てみたいなぁ。
こちらの服脱ぐシーンが好き。
3コマでなく、くらいのコマ数で見たかったなぁ。

059:「マジメでいるのもラクじゃない!?」
部活動に熱心なあまり、他はおろそかになっていた「田島」
それがため、クラスメイト「工藤」から日々口煩く注意されていたのですが…。
「田島」はそんな彼女に好意をもっていたのでした。
ある日教室に行った彼は、そこで驚くべき光景を目撃したのです。
そんな訳で、前話と同じく天敵みたいな相手とのえっち話。
男女の配置は同様でも、ヒロインのタイプが全然違っています。
こちらのヒロイン「工藤さん」は四角眼鏡の委員長タイプ。
裏表紙にておっぱい出してます。
さて、そんな注意ばかりしてくる真面目な相手といかにえっち展開となるのか。
……はい、成年漫画に慣れた方は、「田島くん」が何を目撃したか想像できるかな。
あの教室風景2ページがいいですよね。
この漫画はココでしょう。
オチが甘いですよ。

079:「ふたりのカンケイ」
物心ついた時から母を亡くしていた「かっちゃん」こと「野々村勝矢」
それがため、隣の幼馴染み「花菜」は幼い頃からずっと母親代わりとして身の回りの世話を焼き続けていたのでした。
漫画・映画では定番の、お世話焼き幼馴染み彼女とのエピソード。
こちらの場合、「勝矢くん」は実際に母親を亡くしていて、また”ほぼその存在に触れたことがない”、というのがポイントです。
「花菜ちゃん」は、掃除・洗濯・食事の用意までほぼ当然のようにしていて。
ちょっと関係近すぎて、なかなか難しそうに見えたのですが…。
あの中盤のやり取りの際、素直な台詞が言えて良かった。
あの場面は、結構重要な選択肢だったと思います。
わ…わかった」でのくだりが良いですね。
ここもある意味素直にできて良かったんでしょう(笑)
こちらのヒロイン「花菜ちゃん」は折り返しにてカラー絵が見れるのですが。
そちらが好きです。
あれはいいなぁ。

099:「私の理想のご主人様」
いまにも車道に飛び込みそうな女性を助けた「浩司」
いきなりキスをしてきたその彼女「夢原麗華」は、人でなかったと知るのでした。
やっと…見つけた……私の……御主人様
そんな訳で、ヒロイン「麗華さん」はサキュバスです。
四角眼鏡の知的そうな容姿で、束ねた髪なども含めて経理部の女性(※ひでるさん的感覚)みたいな印象。
なかなかいい感じ(笑)
カバー裏ではナース姿が見れますよー。
サキュバスな彼女は好みの味があり、「浩司くん」は”極上の男性”らしく。
食事ほか身の回りの世話をする代わりに精を与えることとなるのでした。
精を戴くと言っても多少の疲れがある程度~
そう言ってたけれど…本当かな。
まぁ、なかなか得難い極上だとすると、じわじわ味わいたいか。
前述した容姿は「麗華さん」の素のものなのですが、
ある程度は好みに寄せて外見を変えることも出来ますよ
ということで…色々楽しめそうで羨ましい…。
個人的にはオチのやり取りが好き。
周囲の設定をもう少し足して、シリーズものにできそう。

123:「かくしごと」
179:「かくしごと番外編」 描き下ろし
幼馴染み「奏多(かなた)」と「鉄平」のエピソード。
周囲から”付き合っている”と見られていた2人。
しかし、2人きりのタイミングでも、そうした雰囲気はまるで無かったのでした。
いや、まぁ…切っ掛け難しいんですよ。
無いワケねえだろ!!
ふとしたやり取りでのそうした発言が切っ掛け。
何もなければ、ちょっと時間かかりそうな2人だったので、良いハプニングでした。
えっち前後での2人のやり取りが楽しい。
まぁ、んなすぐに色っぽい関係にはならんですわね。

描き下ろしは6ページ。
故あってメイド服を着せられてしまった「奏多ちゃん」です。
当然ながらえっち展開になるのですが。
こちらも、完全には納得していない彼女の言動が良いですね。
仲良しだ。

143:「背のびしたって届かないけど」
本好きを切っ掛けに、付き合うようになっていた「高尾和真」と「みのり」
身長が高く人気のある彼に対し、「みのり」は小さく幼い容姿であったため…。
交際は秘密にしていたのでした。
いちおう、年齢的にそれなりなのですが。
こちらの「みのりちゃん」は、収録女子の中ではダントツにロリロリっとしてます。
折り返しにカラーで登場しているんですが、あそこだけ雰囲気違いますよね(笑)
とりあえず髪型変えた方がいいと思うぞ。
身長差がため、彼に乗ってキスする場面がイイ感じ。
初えっち展開になってます。

村木明日香、光倉晶
※左:村木明日香、右:光倉晶

159:「君への贈り物」
女性ながら、女子にモテモテな「光倉晶」
バレンタインで多くのチョコを得ていた彼女の手助け(お返しのチョコ)をしていた幼馴染み「孝介」でしたが。
その「晶」から、お礼かたがたチョコレートと共に告白されたのでした。
ボーイッシュな女子とのお話。
身長も彼女の方が高く、顔も性格も男前(※表面的にはね)でした。
背丈は前話と逆ですね。
まぁ、ああして格好良く振る舞っている彼女が、素に戻れる存在が「孝介くん」であり。
いいタイミングに、お互い素直になれてよかったぁーね。
オチが可愛らしいです
なお、カバー裏にて「晶さん」の水着姿が見れますよ。

 【 その他 】

以上、本日は「くまのとおる」センセでした。
こちらのブログでは「ホントはHしてみたい」を紹介しています。
今回は短編集なのですが。
どちらのエピソードも良作揃いでした。
そのうち、印象に残ったのは…サキュバス「麗華さん」ですね。
こうした女性で、眼鏡の事務系みたいな容姿というのは、なかなか意外なものでした。
エプロン姿もよくお似合い。
仕事場では…ことさら地味目に振る舞ってたりするのかなぁ、とか妄想しました。


ちょっと…してみない?

ちょっと…してみない? (富士美コミックス) コミック, 2021/8/30 [アダルト] くまのとおる (著)
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■棘 ―とげ― (茨芽ヒサ)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ブラック、ラブコメ
・構成 : 8+α話収録(うち「フォロワー堕落論」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし(収録4話の後日談4P) 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「茨芽ヒサ(いばらめ・ひさ)」センセの「棘 ―とげ―」です。

バイトの先輩「玲」
※バイトの先輩「玲」

 【 構成・絵柄 】

収録は8話で、うち1つだけ2話の連続もの。
その他は全て短編でした。
なお、出版社などの紹介では9話収録となっていましたが、こちらでは8話にしています。
もくじ等でカウントされる1話というのは後日談。
そちらは収録のうち4話のその後風景となっていて、各1ページづつで合計4ページ。
どちらも4コマ漫画みたいなコメディー調で描かれており、内容・ボリューム的に1話とはカウントしていません。
+αにしました。
ジャンルは…その「痛み」が愛おしい、なーんて紹介帯文言のとおり、ブラック系。
広義での痛み、ですかね。
それらが独特な良さで、なんというか…鈍く深く光っているようで印象的。
ただ、収録のおおむね半分くらいは普通っぽいラブコメものなのでした。
どっちか好みある人は、もう一方がやや合わない~、ってなっちゃうかも。
それぞれ良作品だったので、広く楽しめる人はより良いでしょう。

極細線での作画。
描き込み・濃淡はだいたい丁度良いくらい。
やや全体に白色が多めかなー。
頻繁に重なりあるコマ割りで、変化もしていて。
原稿は結構賑やかでしたが、色彩がためあっさり目の仕上がりです。
漫画は擬音・表現などで派手なもの。
服装などはデザイン様々で良い反面、質感はやや弱いかも。
背景や小物はそこそこ。
また、頻繁ではないものの、ややバランス気になる箇所もありました。
コメディーから狂気なものまで、表情は良く
お話を邪魔していません。
人物、女性陣は大きい黒目と華奢なスタイル。
一方の男性は、切れ長目・高い鼻・細い輪郭のイケメン風。
個人的には、ヒロインより男性陣のが目立っていた印象
これは…良くも悪くも、という感じでした。
基本的に色があってもそう変化はないので、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。
男性陣はカバーで確認できないので、気になる方は試し読みのある「コミックバベル」のHPかせオススメです。

 【 収録話 】 8+α話収録

003:「フォロワー堕落論」 2話
絵師として人気な「みくも」
SNSフォロワーな「セラ」は同じ絵師で、好みな絵柄であったため例外的にリアルで会ったのですが…。
いきなりホテルに誘われてしまったのでした。
こちらの「セラちゃん」が↓表紙の彼女。
見ての通りに可愛らしい女性なのですが、なかなかぶっ飛んだ娘さん。
即えっちであったものの、いちおう中盤まで普通(?)っぽかったのが、ラスト2ページのセリフに驚くと思います。
なんか…すげえなぁ。
他でほぼ見られない独特なものなので、どんなんかお楽しみに。
…で。
ここで終わってしまうと、なんだかよく分からん、ぽかーんという感じだと思うので。
2話目あるのは有難い。
その後の風景で、故あって今度は「みくもくん」から彼女を誘う流れ。
この後日談で語られる状態に驚き。
こいつは悪魔だ!!
~という台詞ありましたが、なんかそういう特殊スキルを持ってたりするのかしら。
でも、まぁ…もう一切関わらない方が、いいと思いました。
描き下ろしにあるように、難しいのかもしれませんが。

絵師「セラ」、隣人「夜子」
※左:絵師「セラ」、右:隣人「夜子」

055:「夜よ闇よ」
煙草を吸うためベランダに出たところ。
隣に住む娘「夜子」がほぼ全裸という姿で締め出されていたのでした。
主人公が住むアパートはボロく。
ベランダを仕切る防火扉が壊れたままなので、すぐ隣の状況が見えたんですね。
彼女は変に調教されており、部屋に入れるとすぐにえっち仕掛けられます。
しっかりオモチャも入ってましたよー。
まぁ、ヒロインは可愛いのでなんとかしてあげたい気持ちも理解はできるんですが。
隣の部屋からはDVっぽい音がよく聞こえていて、基本的に関わるべきではないわね。
ちなみに、主人公の男性もなかなか気の毒な状況にあり。
後半に姿を見せるゲスい彼氏、精神不安定な「夜子ちゃん」など、色々な要素が混ざった結果…ちょっと驚く展開に。
漫画としては明るめな雰囲気で終わっているものの、状況を考えるとぜんぜんハッピーではない終わり方。
たぶん、調教済みなあの「夜子ちゃん」は、彼の手に負えないと思う。

081:「傷のナメアイ」
繁華街で拾った家出娘「花帆」と暮らす「コウキ」
頻繁に触っているスマホを見せようとしない彼女から。
おそらく、新たな寄生先を探しているのだろう~と考えたのでした。
痛々しい過去描写が重い1話。
それは、いちおう飲食店でマネージゃー業をしているらしい「コウキくん」も同様。
その容姿・服装は…ちょっとカタギっぽくなく。
ああした言動になっちゃうんだろうなぁ。
…ただね。
このエピソードについては、「花帆ちゃん」が圧倒的に悪い
紛らわしいことしなさんな…。
なお、描き下ろしでは彼女の可愛らしい姿が見れるので、必見です。

101:「陥没ちゃんは見せたくない!」
バイトの後輩「神田」と付き合って1カ月。
ついに「玲」は彼の部屋に行くこととなったのですが…。
雰囲気とは裏腹に、まだ未経験だったのです。
なんとビックリ、普通のラブコメ漫画ですよ。
読んでいて自分自身理解しましたが、ひでるさんはこうした系統のが好みです。
イケてるっぽい「玲さん」ですが、なにゆえ未経験なのか。
タイトルで分かりますよね。
彼女だいぶテンパってましたが、男性は陥没も未経験もまるで気にしないと思いますよ。

123:「わからせ・ドール」
ついに長年の夢であった、”わからせアンドロイド”である「めぐむ」を完成させた博士。
しかし、そのプログラムの完成度は変に高く。
彼女はかなり生意気で、理不尽な学生時代の傷が抉られてしまうのでした。
頭が良いのか悪いのか…
こんなんを地道に作っていた、と考えると…泣けますね。
ただ、その「めぐむちゃん」に対して優位に立ったとして。
気分良くなるモノかなぁ。
前述したようにプログラムの完成度は高く、彼女はなかなか良い性格
ズケズケとギャルちっくな言葉で、彼のトラウマを突いておりました。
わはは。
可愛らしい容姿は博士の趣味かな。
オチの2ページ、描き下ろしの後日談が面白い。
ほかシチュエーションでも見たいです。

147:「錯乱ラブガール」
いわゆる腐女子である「つばさ」と付き合う「関本」のカップル話。
これまた収録ではごく普通なラブコメ漫画で、ちょっと安心(笑)
漫画というくくりでは、趣味が合う2人。
ジャンルは全然違うものの、いいですね。
お話は、その漫画に嫉妬するような雰囲気。
まぁ、それくらい許したってあげなよー。
ただ、気持ちを伝えるのは必要なことかもしれませんね。
オチはイイ感じになってました。

わからせアンドロイド「めぐむ」、超常現象研究会「索子」
※左:わからせアンドロイド「めぐむ」、右:超常現象研究会「索子」
 
169:「チェリーとミステリー」
”チュパカプラを探す旅に出る前に解いておきたい謎がある”
そう言い出した、超常現象研究会の先輩「索子」
「識(しき)」にも協力してほしい、と言い出した彼女はいきなり服を脱ぎだしたのでした。
知的なヒロインのえっち探求もの。
こちらの「索子さん」はいわゆる超常現象マニアで、なかなか危なっかしい娘。
電波系なので、知的な~と書いたものの、そう頭が良さそうには見えないな。
個人的には冒頭からの黒パンスト越しのパンチラがお気に入りです。
あ、で…黒セーラー服なので、そっちに刺さる人多いかも。
こちらも収録では普通(?)のラブコメ漫画。
これが巻末位置なので、読後感は回復していくと思います。
こののちの描き下ろしもコメディー調ですしね。
なお、こちらのカップルも後日談漫画を割かれており、描き下ろしでは唯一のえっちコマがあります。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「茨芽ヒサ」センセでした。
あとがきには「初めての成年単行本」とあり。
試しに検索してみたところ…。
センセはこれまで女性向けで活躍されてきた方なんですね。
なるほど、合点がいきました。
たしかにそんな感じだ。
男性陣とか
前述したように、個人的に好みなのはラブコメなのですが、センセのセールスポイントは絶対にブラックなものだと思うので。
次巻はどうするかなぁ。


みっくすパーティ」



棘-とげ- (BAVEL COMICS) コミック, 2022/6/30 [アダルト] 茨芽ヒサ (著)


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