■カップルもの。 (ななもと)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき・4コマ「そのまた4年後」、加筆修正あり、
カバー裏に2コマ「無事合格したらしいよ」・「あとがきのさらに1時間後」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ななもと」センセの「カップルもの。」です。
※「スウ」と「ルウ」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
あとがき、カバー裏に収録話の後日談があり。
収録のうち2話については、本編後の風景も楽しめました。
お話は、おおまかにはラブコメで良いと思います。
そのうちコメディー色は控えめ。
それぞれは短編ながら、ストーリーは凝ったつくりになっていて。
普通に読んでいても楽しめます。
描かれるプレイ内容も含め、ありきたりでなく、振り切れ過ぎることもなく。
読むにしんどくない、”ちょうど良いくらいのライン”となってました。
面白いです。
どちらも続きが気になると思いますよ。
濃い線でふんわりとしたタッチの作画。
全体の色付き・濃淡はそこそこ。
描き込みはそう細かくないものの、あっさり過ぎでないくらい。
コマ割りはやや変化あり、細い枠間。
はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
漫画は漫符・擬音から反応まで、ラブコメ調。
極端な崩しとかなかったものの、コメディーちっくでした。
背景・小物は良い・悪いあるのですが、全体ではサッパリ気味。
ただし、全体の雰囲気もあって、そう目立ってはなかったです。
人物画は広い輪郭にふっくら頬、横長目が特徴の可愛らしいもの。
ふっくらスタイルですね。
男性陣はキャラによって当然個性あるものの…よく言えば穏やか、悪く言えば地味顔。
成年漫画なので、これまた絶妙に適当なラインかもしれません。
(※個人的には、冴えない中年男子とのカップルとかセンセの絵に合いそうだと感じました)
カラーでもそう変化はないのですが。
カット絵が背景で確認できる裏表紙が判断には良いでしょう。
【 収録話 】 7話収録
003:「白ギャルを追いかけて」
野球部のエース「玉置豪」
父親から、
「恋愛なんかするもんじゃない、球児は常に硬派であれ」
そう言われ、育ってきていたのですが。
非常に積極的な「京(みやこ)」に、なんのかんのと流されていくのでした。
あとがき漫画、そしてカバー裏と後日談のある、この単行本を代表する1話。
漫画内で描かれている時間も非常に長いのも特徴。
当初はトンデモに見えていた「京ちゃん」が実は非常に可愛く、またよく出来た娘で。
中盤から後半にかかるあたりの描写は…ちょっとウルっときますね。
「豪くん」もちゃんと言葉にしてくれ、ほっと一安心。
後日談が面白いです。
※左:「京」、右:「芹」
027:「性欲がすごい。」
「狐崎(こざき)」・「田貫(たぬき)」、というきつねとたぬき、なカップル。
こちらのヒロイン「田貫ちゃん」なのですが。
ううむ、どうにも…その名前が気になって集中できませんでした。
ためしにネットで調べてみたところ。
実際にあるんですね、これが。
全国でおよそ60人なんだって。
へー。
ちなみに、作中では、2人共狐耳・狸耳が遊びみたいに描かれたりもしていて。
ひでるさんは、最初のコマでは妖怪変化ものかと勘違いましたが、違うようです。
タイトルのえっちなんは、「田貫ちゃん」
月イチで思い切り発散する時、前日にはお風呂禁止とのことで。
まぁ、「狐崎くん」はガンバレ。
047:「おつかい」
「芹」と従兄「柊」のカップル。
両親が夜勤で不在の時、共に留守番してくれたのが彼でした。
最近は帰省する度に色々なことをさせられていて。
よく「芹ちゃん」はおつかいにも行っていたのです。
裏表紙はこちらの彼女かな。
しかし…「柊くん」良い趣味ですね(笑)
「芹ちゃん」のショートパンツ姿が似合っていて素敵。
そりゃー、まー。
なんらかお願いしたくなるのも納得ですよ。
…でね。
このお話はそんなんで終わらず。
オチにて、もうひとエピソード語られます。
なるほど。
ちょっと色々と気になる、良い1話でした。
069:「コウイ室」
水泳部の顧問になった「健」
彼がプールの匂いに反応するようになっていたのは…とある理由があったのでした。
7年前の風景と共に語られるお話。
その当時、水泳部だった幼馴染み「結」に更衣室まで呼び出され~といった流れですね。
そうした訳で、あのタイトルには2つの意味があるのでした。
うふふ。
「結ちゃん」の過去・現在のむちむち水着姿に注目。
せっかくなので、ここはもう少しスタイルに差をつけても良かったのではないかなぁ。
…というか。
相手生徒でないとはいえ、教師が学校でしなさんな。
093:「ハードなえっちしてみた!」
エロい動画を撮影・アップしていた「実」と「彗」
しかし、最近はマンネリ気味で数値が落ちており。
その打開策として、これまでとは違うプレイに挑むこととしたのでした。
拘束・目隠しですね。
各種オモチャなども使っていました。
実は2人には目標があり、こんな事をやっているようなのですが。
これで…到達するのかな。
いちおう、今回の結果で伸びていたようですが…どこまで続くかしら。
117:「すぺしゃる・ぺいめんと」
必死にお金を貯めた主人公。
それを使う先は…地域評価ナンバー1というメイドカフェでした。
たっぷり堪能し、いざお会計となったのですが…驚くべき金額を提示されたのです。
「今回は特別サービス料が入ってるんです~」
…だって。
金額を提示しないまま、帰る際に要求するというのは…ボッタクリ店ですわね。
★ちょっと調べてみました。
金額が明記されてなくても、即法律違反にはならないようです(回らない寿司屋とか)
注文した段階で合意したと解釈される。
ただし、法外な金額を要求された場合は、当然ながら話は別。
このお話は、”法外な金額を要求された場合”にあたるでしょう。
さて、なにゆえ彼に異常な金額を吹っ掛けたのか。
その理由はぜひ本編にてご確認ください。
複数ヒロインでメイド服着用しており、派手な画面が楽しい1話となっています。
メイン「ルウ」ちゃんのオチページが良いツンデレ具合でした。
続きあっても面白そう。
※左:「結」、右:「日下部愛」
139:「あいのけもの」
先月から不登校になっていた「日下部愛」
しかし、引き籠ってはなく、親が外出した後に向かった先は…。
同じく不登校の同級生「日比谷」のアパートでした。
彼が学校に行かなくなった原因は、「愛」としては”自分のせい”だと考えていたのです。
ざっくりではそうした導入部。
大人しい「愛ちゃん」と、どこか余裕ある「日比谷くん」のカップル。
彼の部屋に入ると、ちゃーんと2人して勉強してたりして、驚く。
まぁ、休憩と称してちゃんとえっちもしてるんですけどね。
この両者が、なにゆえ学校に行かないか、がポイント。
事の大小あっても、こんなんは現実にあるかもしれません。
「日比谷くん」は…かっちょえーなー。
彼にくっついてて正解だと思いました。
…あ、ほら、カバー裏で証明されましたよ、うんうん。
今後は何かと巧くいけばいいな。
【 その他 】
以上、本日は「ななもと」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
こうした絵柄も好きです。
ヒロインらが可愛らしく、魅力的なのですが。
冒頭話を筆頭に、各短編らも非常に良い出来栄えでした。
すぱー、っと単純に終わるのがないですよね。
個人的には、センセの描かれるメイド服・複数ヒロインが派手で良かったので。
前述もしておりますが、「すぺしゃる・ぺいめんと」の続編とかあればいいなぁ。
ぜひ「ルウちゃん」をやきもきさせて下さい。
カップルもの。 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/7/16 [アダルト] ななもと (著)
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき・4コマ「そのまた4年後」、加筆修正あり、
カバー裏に2コマ「無事合格したらしいよ」・「あとがきのさらに1時間後」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ななもと」センセの「カップルもの。」です。
※「スウ」と「ルウ」
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
あとがき、カバー裏に収録話の後日談があり。
収録のうち2話については、本編後の風景も楽しめました。
お話は、おおまかにはラブコメで良いと思います。
そのうちコメディー色は控えめ。
それぞれは短編ながら、ストーリーは凝ったつくりになっていて。
普通に読んでいても楽しめます。
描かれるプレイ内容も含め、ありきたりでなく、振り切れ過ぎることもなく。
読むにしんどくない、”ちょうど良いくらいのライン”となってました。
面白いです。
どちらも続きが気になると思いますよ。
濃い線でふんわりとしたタッチの作画。
全体の色付き・濃淡はそこそこ。
描き込みはそう細かくないものの、あっさり過ぎでないくらい。
コマ割りはやや変化あり、細い枠間。
はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
漫画は漫符・擬音から反応まで、ラブコメ調。
極端な崩しとかなかったものの、コメディーちっくでした。
背景・小物は良い・悪いあるのですが、全体ではサッパリ気味。
ただし、全体の雰囲気もあって、そう目立ってはなかったです。
人物画は広い輪郭にふっくら頬、横長目が特徴の可愛らしいもの。
ふっくらスタイルですね。
男性陣はキャラによって当然個性あるものの…よく言えば穏やか、悪く言えば地味顔。
成年漫画なので、これまた絶妙に適当なラインかもしれません。
(※個人的には、冴えない中年男子とのカップルとかセンセの絵に合いそうだと感じました)
カラーでもそう変化はないのですが。
カット絵が背景で確認できる裏表紙が判断には良いでしょう。
【 収録話 】 7話収録
003:「白ギャルを追いかけて」
野球部のエース「玉置豪」
父親から、
「恋愛なんかするもんじゃない、球児は常に硬派であれ」
そう言われ、育ってきていたのですが。
非常に積極的な「京(みやこ)」に、なんのかんのと流されていくのでした。
あとがき漫画、そしてカバー裏と後日談のある、この単行本を代表する1話。
漫画内で描かれている時間も非常に長いのも特徴。
当初はトンデモに見えていた「京ちゃん」が実は非常に可愛く、またよく出来た娘で。
中盤から後半にかかるあたりの描写は…ちょっとウルっときますね。
「豪くん」もちゃんと言葉にしてくれ、ほっと一安心。
後日談が面白いです。
※左:「京」、右:「芹」
027:「性欲がすごい。」
「狐崎(こざき)」・「田貫(たぬき)」、というきつねとたぬき、なカップル。
こちらのヒロイン「田貫ちゃん」なのですが。
ううむ、どうにも…その名前が気になって集中できませんでした。
ためしにネットで調べてみたところ。
実際にあるんですね、これが。
全国でおよそ60人なんだって。
へー。
ちなみに、作中では、2人共狐耳・狸耳が遊びみたいに描かれたりもしていて。
ひでるさんは、最初のコマでは妖怪変化ものかと勘違いましたが、違うようです。
タイトルのえっちなんは、「田貫ちゃん」
月イチで思い切り発散する時、前日にはお風呂禁止とのことで。
まぁ、「狐崎くん」はガンバレ。
047:「おつかい」
「芹」と従兄「柊」のカップル。
両親が夜勤で不在の時、共に留守番してくれたのが彼でした。
最近は帰省する度に色々なことをさせられていて。
よく「芹ちゃん」はおつかいにも行っていたのです。
裏表紙はこちらの彼女かな。
しかし…「柊くん」良い趣味ですね(笑)
「芹ちゃん」のショートパンツ姿が似合っていて素敵。
そりゃー、まー。
なんらかお願いしたくなるのも納得ですよ。
…でね。
このお話はそんなんで終わらず。
オチにて、もうひとエピソード語られます。
なるほど。
ちょっと色々と気になる、良い1話でした。
069:「コウイ室」
水泳部の顧問になった「健」
彼がプールの匂いに反応するようになっていたのは…とある理由があったのでした。
7年前の風景と共に語られるお話。
その当時、水泳部だった幼馴染み「結」に更衣室まで呼び出され~といった流れですね。
そうした訳で、あのタイトルには2つの意味があるのでした。
うふふ。
「結ちゃん」の過去・現在のむちむち水着姿に注目。
せっかくなので、ここはもう少しスタイルに差をつけても良かったのではないかなぁ。
…というか。
相手生徒でないとはいえ、教師が学校でしなさんな。
093:「ハードなえっちしてみた!」
エロい動画を撮影・アップしていた「実」と「彗」
しかし、最近はマンネリ気味で数値が落ちており。
その打開策として、これまでとは違うプレイに挑むこととしたのでした。
拘束・目隠しですね。
各種オモチャなども使っていました。
実は2人には目標があり、こんな事をやっているようなのですが。
これで…到達するのかな。
いちおう、今回の結果で伸びていたようですが…どこまで続くかしら。
117:「すぺしゃる・ぺいめんと」
必死にお金を貯めた主人公。
それを使う先は…地域評価ナンバー1というメイドカフェでした。
たっぷり堪能し、いざお会計となったのですが…驚くべき金額を提示されたのです。
「今回は特別サービス料が入ってるんです~」
…だって。
金額を提示しないまま、帰る際に要求するというのは…ボッタクリ店ですわね。
★ちょっと調べてみました。
金額が明記されてなくても、即法律違反にはならないようです(回らない寿司屋とか)
注文した段階で合意したと解釈される。
ただし、法外な金額を要求された場合は、当然ながら話は別。
このお話は、”法外な金額を要求された場合”にあたるでしょう。
さて、なにゆえ彼に異常な金額を吹っ掛けたのか。
その理由はぜひ本編にてご確認ください。
複数ヒロインでメイド服着用しており、派手な画面が楽しい1話となっています。
メイン「ルウ」ちゃんのオチページが良いツンデレ具合でした。
続きあっても面白そう。
※左:「結」、右:「日下部愛」
139:「あいのけもの」
先月から不登校になっていた「日下部愛」
しかし、引き籠ってはなく、親が外出した後に向かった先は…。
同じく不登校の同級生「日比谷」のアパートでした。
彼が学校に行かなくなった原因は、「愛」としては”自分のせい”だと考えていたのです。
ざっくりではそうした導入部。
大人しい「愛ちゃん」と、どこか余裕ある「日比谷くん」のカップル。
彼の部屋に入ると、ちゃーんと2人して勉強してたりして、驚く。
まぁ、休憩と称してちゃんとえっちもしてるんですけどね。
この両者が、なにゆえ学校に行かないか、がポイント。
事の大小あっても、こんなんは現実にあるかもしれません。
「日比谷くん」は…かっちょえーなー。
彼にくっついてて正解だと思いました。
…あ、ほら、カバー裏で証明されましたよ、うんうん。
今後は何かと巧くいけばいいな。
【 その他 】
以上、本日は「ななもと」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
こうした絵柄も好きです。
ヒロインらが可愛らしく、魅力的なのですが。
冒頭話を筆頭に、各短編らも非常に良い出来栄えでした。
すぱー、っと単純に終わるのがないですよね。
個人的には、センセの描かれるメイド服・複数ヒロインが派手で良かったので。
前述もしておりますが、「すぺしゃる・ぺいめんと」の続編とかあればいいなぁ。
ぜひ「ルウちゃん」をやきもきさせて下さい。
カップルもの。 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2022/7/16 [アダルト] ななもと (著)
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