■自称不感症理系女子 小松田みちる(27) (doumou)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、社会人
・構成 : カラー(4P)、8話収録
(うち「自称不感症理系女子 小松田みちる(27)」×2)
・おまけ: カバー裏に漫画、描き下ろし「after story」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「doumou(どうもう)」センセの「自称不感症理系女子 小松田みちる(27)」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は8話。
タイトルああしたもので、単行本のほとんどがソレっぽい雰囲気ありましたが。
表題作は前後編の2話のみです。
ただし、他とは一線を画すくらいのパンチ力があり。
なるほど、メインとなるのも納得。
面白いので、ちょっとでも気になった方はぜひ手に取ってみるのをオススメします。
その他は短編群。
表題作ほか、なんとなくひでるさんと近しい社会人漫画が印象に残りました。
さらに、他単行本からの続き、後日談な短編もあり。
これは見知ってないと、いまいちパッとよく分からんと思います。
詳しくは後述します。
おまけは合間の描き下ろし漫画「after story」
なお、カバー裏の両面も漫画になってます。
あとがきはなかったものの、漫画をしっかり堪能できるつくりでした。
※先輩「小松田みちる」
★★絵柄について ★★★
強めな線に濃いめな黒色。
比較的しっかりとした枠線で、枠間はだいたい確保されています。
はみ出し多く、原稿は賑やかな仕上がり。
かなりコッテリとしていました。
特に↓表紙は人物絵が大きく、ややスッキリとしたイメージもあるのですが。
直接カット絵も見れる、裏表紙のが判断の参考になるでしょう。
(ざっくりは変わらないんですけどね)
長めなまつ毛の横長目。
えっち時などの、ぐるぐる目がキュートです。
感覚として、背丈はちょっと低め。
しかし、バストを筆頭として、むちむちと迫力のあるスタイルで。
着衣時でも、十分にエロス感ありました。
漫画はコメディー寄り。
あちこち、ちょっとしたデフォルメ感があり…。
独特なバランス具合。
アクションは大きく、擬音とか漫符など派手目。
メイン部分には、優れたパンチ力がありました。
原稿には一部古いもの(11、14年)もあり、さすがに差を感じます。
本編の直後に、描き下ろし漫画があったりしたので…。
センセ画力の進化を感じられるでしょう。
★★収録話について ★★★ 8話収録
003:「メイドのわがまま」 カラー原稿
カラー4ページのショートもの。
タイトルにメイド、とあるのですが…。
大コマのメイド「麻耶」さんは、既に下着姿。
メイドっぽいのは、せいぜいホワイトブリムと、彼女の言動くらいでした。
ページ量の関係あるとは思いますが、1枚くらいメイド服の全身絵は欲しかった。
ガーターベルトとか、えっちで良いんですけどね…。
007:「自称不感症理系女子 小松田みちる(27)」 前後編
クールで、恋愛事に興味なさそうな職場の先輩「小松田みちる」
そんな彼女に告白してOKをもらった「仁木」でしたが。
「私不感症なんだけど…」
そうした台詞の通りえっちは受け入れられるものの、まったく反応なく。
いつものクールさは変わらなかったのです。
眼鏡、ロング・ストレートな黒髪が美しい、自称不感症という「みちるさん」
知的女子なだけあって、言動はまさにそんな感じ。
ぱっと見では、なかなか近寄りがたそうな娘でしたが。
対人は普通で、また彼には良い笑顔でお礼などをしており…。
まさに、性的な部分にのみ、小さくない問題を抱えておりました。
不感症なヒロインというのは、成年漫画でちらほら見られる設定。
えっちに展開し易いため、~ですかね。
個人的な印象では、特にコレといった理由なく、メイン男性と巧いことなる~みたいなんでしたが。
(精神的なことが原因とか~)
こちらの「みちるさん」
実際どうかは置いといて、なにゆえ不感症であったのか、自らそう自覚するに至ったか、がちゃんと示されていました。
勿体ないので、どんなんか、ここでは伏せさせていただきます。
(※試しに検索してみたところ、あながち漫画のみの設定~って訳ではなかったっぽいです)
なお、ここでも彼女が知的な理系女子、という設定が生きており。
特に後編での、彼氏「仁木くん」の台詞。
「思ってたよりアホかもしれない…」
~が、非常に効果的になっていました。
実に面白いです。
この漫画が表題になるのも納得。
あーした反応の彼女に対し、「仁木くん」はよく頑張った、と思います。
なお、こちら漫画はさらに「after story」が描き下ろしされていて。
奥付ページを含めて4ページ分でその後の2人が見れます。
良いオチでしたよ。
なお、個人的に↓表紙は眼鏡オンのが良かったように思いましたが…。
広範囲を狙うと、やっぱりあーなんですかね。
049:「ちぐはぐ距離感」
慰労会と称した、バーベキュー大会に参加した、「松前」
その真面目さがためか、異動後の上司(課長)とは合わず、この機会にどうにかせんと目論んでいたところ。
なぜか好意を持ってくれていた総務「風守蓮(かざもり・れん)」から、強めに告白の返事を催促されてしまったのでした。
「私は顔だけの女…っ」とかなんとか、顔はともかく小さく・幼児体型な「風守さん」
そんなんのが、逆に需要ありそうに思いましたが…周囲に合う男性いなかったのかな。
えっち展開はなかなか面白いもの。
途中会話に出ていた、セクシー「間宮」さんもガッツリ登場。
(※やり取りの際、「松前くん」は誰だか分かってなく、彼というキャラを象徴していたと思います)
なお、オチでは上司との関係も改善されてましたよ。
カバー裏漫画では、付き合った後の2人が描かれていて…。
「風守さん」の強いコンプレックスが垣間見えます。
079:「そんな毎日」
孤高の図書委員「古館ネネ」
眼鏡美人ながら、「スタイル最高、愛想クソ最悪」などと言われる、残念女子でした。
そうした彼女を射止めた、胡散臭いチャラ男な「鳶尾(とびお)」
付き合って半年。
彼のペースで色々されていた「ネネ」は、別れることまで考えたのですが…というもの。
カバー裏漫画のもう1つは、こちらのカップルで。
うん、「ネネちゃん」のが性欲強いんだろうなぁ。
机下でのプレイはまた非常に良かったです。
この漫画はオチがまた楽しい。
097:「おもらしなじみ」
トイレに撮影機器を設置していた「古場」
その現場を家が隣の幼馴染み「朱莉(あかり)」に発見されてしまったのでした。
趣味的なことは仕方ないでしょうけど。
実際にそんなんするのは犯罪です。
いかなる理由あろうとも。
なお、委員会の終わりでトイレに駆け込んできた「朱莉ちゃん」なため…。
タイトルのようなプレイに発展するのでした。
まぁ、結果オーライなのでしょうけど、後に彼女にはキッチリ謝罪するように。
こちら「after story」での2人のやり取りが好き。
※左:総務「風守蓮」、右:隣の幼馴染み「朱莉」
123:「憧れ姉ちゃん女神様」
「園村俊」の1つ上の姉「園村真由美」
普段は飄々としているものの天才肌で…。
よく比較されていた彼は、憧れであると同時に、苦手な存在でもありました。
そんな頃、ふとスマホで見た掲示板の投稿画像は…どう見ても自宅、「真由美」らしい人物だったのです。
優等生なお姉ちゃんの、秘密の息抜き~といった感じ。
「生きてる実感が湧くんだもん」とのこと。
なるほどなぁ。
実弟とのえっち展開は…まぁ、あのテンションだとそのまま流れてくかなぁ。
個人的にはオチが好きです。
151:「ふたりみち」
8ページのショート。
えっち展開もあり、ページ量の関係で会話のアレコレはぼんやりしていて。
なんだろう、って思っていましたが。
なるほど、単行本「恋やがて淫ら」収録の連続話、その後日談ですね。
卒業した「土井和昭」は、教師「花園千咲」の部屋に引っ越し…。
同棲生活を始め…た!?
…といった感じ。
あー、先生かー。
思い出しました、いい話だった。
未読の方は、ぜひ読んだ後にこちら戻って来るのが良いと思います。
★★リンクほか ★★★
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