■陰キャ優等生の性交体験 (広乃あずま)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ブラック、凌辱、学園
・構成 : 9話収録(うち「私だけの必修科目」×4)
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ画、合間にSD絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「広乃あずま(ひろの・あずま)」センセの「陰キャ優等生の性交体験」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は9話。
うち、表題作は概ね半分くらいの4話ほど。
数えてませんが、ざっとページ見る限り40%くらいを占めてました。
シチュエーション違ったりもしてますが、そのほか短編も学園・凌辱といった感じ。
裏切ったりなんだり、ブラック色あるものです。
ただ、変な話ですが。
望まぬ行為ではあろうけど、プレイとかなんとかは、そうはっちゃけたものではありません。
そこはご安心(?)ください。
また、単行本の収録話を、ひととおり見ての印象は…。
最低な男性陣と、頭の悪い女性陣、でした。
男性はことごとくクズがずらり揃っていて。
受ける女性らは皆さん、賢さが感じられない言動。
成年漫画ですし、こうしたジャンルなので当然な部分もあるのですが、彼ら・彼女らはもうちょっと何とかしなさいよ、
~とか思いました。
おまけは、あとがき、カバー裏のラフ絵など。
合間のSD絵は可愛らしく、ここだけ見てるとラブコメっぽいですわね。
※マネージャー「沙也」
★★絵柄について ★★★
大きく透き通る目。
背丈はそう高くなく、やや頭大きめ。
ロリっとした雰囲気の可愛らしさがありました。
全身と比較すると、バストはかなりの大きさ。
むちむちっとしたスタイルです。
一方の男性陣は、こうしたジャンルにしては中年でもキモチ悪い造形でなく。
また、若い男性になると、それなりにイケメンだったりもしています。
ただまぁ…前述しているように、そんなんでもキャラ的に善人ではないのですが。
黒髪なヒロインが多めで、目立つ黒色。
濃淡はちょうど良いくらい。
枠線もクッキリ強め。
比較的コマへの収まり良かったものの、原稿は賑やかな仕上がり。
全体はコッテリとした印象になってます。
表情は良い感じでしたが、動きにはちらほら固さを感じます。
また、ちょっとした漫画表現、引き絵など、一部はいまいち弱さあり。
重箱の隅といったくらいなものの、バランス気になる箇所も散見されました。
ただし、メインシーンはむちむちスタイルが跳ね、擬音飛び交う大きめリアクション。
パンチ力があります。
↓表紙など彩色絵はその良さあるものの、概ね判断そのままで大丈夫。
紹介帯にはカット絵もあるため、裏表紙のが見易いでしょう。
★★収録話について ★★★ 9話収録
005:「私だけの必修科目」 4話
消極的であがり症だった「百瀬」
そんな彼女に教師「柴山」は、
「自己主張できるように~」
そうした建前で、彼女を襲ったのでした。
それ以降、嫌々ながら関係は続いたものの…。
彼女の日常生活では、積極性が出て、憧れの先輩「三原」との関係も進展していたのです。
だいたいそんな感じ。
こちらが表題作。
プロローグから3話まで、全4話での構成。
切っ掛けとなる、放課後で云々~はしっかり描かれず。
1話中の合間にちらと流された程度でした。
もともと陰キャで、従順・流され易い性格的なこともあってか。
教師「柴山」の言葉にて、まんまと精神・肉体ともに支配されてしまった「百瀬さん」
髪型がまた…片目隠れるくらいに前髪長く。
陰キャ感は、よく表現されてましたが…あまり優等生っほくはなかったですかね。
なお、ストーリーの後半にて、ちらと示されていた程度でしたが。
彼女のこと、あまり甘く考えない方が良いと思います。
そのうち、「柴山」は…彼女がために、間違いなく不幸なことになるんだろうなぁ。
…というか、なってしまえ。
スクール水着な「百瀬さん」が可愛いプロローグ。
中扉のカラーがそんなんですね。
憧れの先輩との少女漫画のような3ページからの落差が凄い。
プロローグだけあって、まだ支配されて日が浅いらしく、まだちょっと抵抗らしきものが見えました。
本編1話目。
そちらで言われていたように、積極性が出ていた「百瀬さん」
動画消して欲しい、と言い出すまでになってました。
成長したなぁ。
同時に、ここはお話でのポイント。
もし、ここで彼女を解放していたならば…。
あるいは、いい具合にそれぞれの道を歩むことになったかもしれませんが。
ここで、「柴山」は、呪いのような台詞を口にしたのです。
もとの性格とか、その場のタイミングなどもあるので、そりゃー全てにおいて巧くいく訳もなく。
彼女の性格から、あーなるのは当然かもしれませんね。
先輩とのデート話が描かれる2話目。
…あ。
ここで見返して気付きましたが、こちらの先輩「三原くん」は収録で唯一のマトもな男性でした。
全員ゴミカスではなかったですね。
すみません…。
彼女の水着を一緒に選ぶという、ドキドキ展開。
また、その際にはブラずれたりする、サービスシーンまでありました。
果たして、トイレで何するんだか。
(※しっかり描写あります)
ここで、なぜか「近くで見守っていた」とか言ってた、教師「柴山」
なかなかのキモチ悪さでした。
彼もそれだけ執着している、ということで…。
「百瀬さん」を支配しているようで、されつつあったのかもしれませんね。
そんな感じで、ラストの3話目。
教師「柴山」とのえっちがメインの構成。
彼氏との関係、学校生活などは充実していて、冒頭の彼女からすると大きな成長が見れました。
ただ、こんなんは…普通に学校生活送ってても、ゆっくりだとしても、結果そうなっていったかもしれませんね。
前述しましたが、「百瀬さん」がちょっと重めに逆襲していたのは、爽快でした。
ぜひ、あの野郎を地獄へ突き落としてたってください。
099:「Dear My Friend」
格好良いと評判の「波田野」からの告白を断った「友香」
彼女としては、友人「麻衣」との関係を重視したがための対応だったのですが…。
忘れ物を取りに戻った教室にて、驚きの光景を目にしたのでした。
成績優秀で、容姿にも優れていた「友香さん」
その友人「麻衣ちゃん」は、
「私なんか太ってるし、頭悪いし、何もいいところが無い~」といった自己評価。
百合漫画にありそうなカップルですわね。
漫画ではあーした展開でしたが、高嶺の花みたいな「友香さん」より、ふっくら可愛い「麻衣ちゃん」のがモテそうに思いましたが、どうでしょう。
また、ひでるさんは当初…。
内心ではドス黒く嫉妬していた「麻衣ちゃん」が、彼をエロスで寝取った展開~を、ぱっと妄想したんですが…。
そんな想像を超えるくらい、「波田野くん」がゲスい野郎でした。
ぜひ、キッチリ地獄へ落ちてほしい(笑)
まあ、後半で判明する事実は、さらに酷いものなんですけどね…。
131:「常勝バスケ部の必勝法」
以前は強かったものの、現在は弱小となってしまったバスケ部。
その黄金期を知るマネージャー「沙也」は、憧れていた先輩のため奮闘していたのですが。
現在の部長「翔太」は、以前からあった部員のやる気アップ方法を教えることとしたのです。
「沙也ちゃん」はサイドテールの可愛らしいスポーツ娘。
また、作中ではブルマだったりしていて。
部員には目の毒ですわね。
冒頭で、「翔太くん」は彼女に部を辞めるよう言っており。
たぶん…彼女に好意あったと思うんですね。
しかし、「沙也ちゃん」は先輩へ憧れ続けていて…。
嫉妬し、"現実を知らせる意味"でも、あーしたことになったのではなかろうか、と。
157:「カノジョが家に帰りたくないワケ」
再婚家庭に悩みがあった「宮内」
教師「常田(ときた)」は、放課後になっても居残っていた彼女に気付き。
相談を受けたのですが~といったもの。
実は義父に色々されていた「宮内さん」
彼女としては、できうる限りのSOSだったのですが…。
そんなんをキッチリ裏切る、教師「常田」
もう、本当に最低。
これで彼女は、家庭・学校の双方エロいことをされてしまう~、どこぞの同人誌みたいな展開になっちゃいましたね(笑)
185:「君色メモリー」
引き籠りな「優斗」の部屋に足繁く通う「鈴奈」
その交換条件として、その体を要求されてしまったのでした。
…おそらく、ヒロインが普通にえっち受け入れている、収録で珍しいエピソード。
彼女視点では、クラスで虐められていた自分をかばってくれた彼なのですが。
「優斗」の好意・行為には裏があり…。
まんまとその勘違いを利用されてしまうのでした~といったもの。
漫画は、わるーく描かれていましたが。
ただ、まぁ…。
男女間の建前・本音なんて、事の大小あっても似たようなもんではないかなぁ…。
勘違いながらも彼に好感をもった事は事実で。
オチを見る限り、彼も登校できるようになってました。
そうした変化はまた、「鈴奈ちゃん」にとっては喜ばしいことだと思われ…。
彼の振る舞いで嫌悪感持てば別れれば良いし、ああして付き合うのも悪いことではないかと。
非モテだという彼が、そんな献身的な彼女から、少しでも考え改めてくれればいいんですけどね。
※左:「百瀬」、右:「里中」
215:「アフタースクールトラップ」
教師「原田」をよく手伝う、優等生「里中」
ある日での倉庫整理の際、ちょっとした切っ掛けから~といった導入部。
生徒からの信頼をエロで返すという、問題教師のお話。
「里中さん」はまた可愛く・優等生で、表題とごく近いエピソード。
ただ、陰キャっぽくはないですね。
性格良く、同性・異性共に人気ありそう。
片付け作業がためか、単に体育後がためか、「里中さん」はブルマ姿。
また、いい具合にハミパンとかもしていて…。
彼の気持ちは、まぁ分からんではないですれけどね。
(※ただ、コイツは妻帯者です)
ちょっとしたアクシデントがため、距離が近づき、えっち展開になってしまいました。
当選、こうした事まで望んでいなかったでしょうけど、嫌悪感あった相手でなかったのが唯一の救いでしょうか。
★★リンクほか ★★★
ブログ来訪、ありがとうございます。
今年もまた宜しくお願い致します。
ざっと数年振り返ったところ、最近は特に違っていましたが。
年明け1回目には、
なんとなく "はっちゃけたタイトルの単行本がいいなぁ" 、といったコメディー感覚があってですね。
「一年の計は元旦にあり」
~そうした文言から、妙ちくりんな単行本タイトルの紹介入るようなことをやっていたんですが…。
今回、うっかりそうした系統のタイトル、単行本を確保し損ねてしまいました。
今気づきました。
無念。
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト