■マジメと不真面目 (栗原ケンシロウ)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ギャル、巨乳
・構成 : カラー(8P)、8話収録(うち「マジメと不真面目」×3、「こーゆーのが好き」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「やっぱこーゆーのが好き」 、カラーイラスト、
カバー裏にカラー・文字無しカバーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「栗原ケンシロウ(くりはら・けんしろう)」センセの「マジメと不真面目」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は8話。
全258ページくらいで、カラーページも多く。
なかなか重量感ある単行本でした。
続きになっていた描き下ろしを含めて、連続話は2つ。
3話、2話で5話分あり、そのほか3話が短編となってます。
登場ヒロインらは、基本的にタイトルの”不真面目”、な方。
えろい・ギャルちっくな娘さん、となってます。
いわゆる、そっち系の派手派手な漫画ではないのですが。
タイプ的に、そんなんお好きな方はいいかもしれません。
そのほかおまけは、あとがき、イラストなど。
カバー裏のイラストは↓表紙・裏表紙の文字なしカラー・イラストなのですが。
若干引いた視点で、しっかり全体が見れるようになってました。
※華宮かのん
★★絵柄について ★★★
しっかりとした線で、デジタル調の綺麗な仕上がり。
黒色はさほど濃くなく、淡い濃淡。
はみ出し・重なり多いコマ割りは変化もあって、賑やか。
それでも、すっきり見易い原稿でした。
コメディーっぽいところも多い漫画。
それが良かったりもしたんですが…。
表現、動きはやや硬く、インパクトはそう強くなかった印象。
些細な程度なので、ざっくりは問題ありません。
縦長な輪郭に端の尖ったまつ毛・横長目の人物画。
すらりとした身長に迫力あるスタイル。
人物絵にリアルっぽさもあったため…。
背景や小物ほか、あっさりとした部分が感じられ。
ちょっとした描写の弱さは目立ち易く、損な画風だと思います。
ただし、カラーとの親和性は良く。
↓表紙など、カバー絵は非常に高い完成度。
ざっくりは白黒絵もそうした傾向です。
★★収録話について ★★★ 8話収録
007:「ウラハラ彼女」 カラー原稿あり
自由奔放で、また親の仕事の兼ね合いもあり。
委員長「近衛」が、まったく頭上がらない、厄介な相手「華宮かのん」
どうにもかなわない相手でしたが、ひょんな切っ掛けから信じられないような展開を迎えたのでした。
中扉から、カラーイラストが2ページ(もくじ含めると4ページ)あるんですが。
イラストは全てこの娘「かのんさん」でした。
表題ではないですが、そういった要素ある短編。
「かのんさん」は自由・強気な娘でしたが。
故あって、エロいメイド服を着せられてました。
カラーイラストでもそんなんありましたよー。
一方、こちらの男性「近衛くん」は、お飾りの委員長とかでなく。
皆の意見をしっかり聞き、頼りにされ。
忙しく立ち回っていました。
収録の男性どころか、他単行本を含めても、なかなか有能な男性。
父親も秘書をしているそうですが、その血ですかね。
なかなか良いカップルだったので、その後の2人とか見てみたく思いました。
035:「マジメと不真面目」 3話
様々の性的な噂から、関わってはいけない人間と言われていたクラスメイト「姫野」
ちょっとした切っ掛けから、彼女に関わってしまい。
それ以後、よく声を掛けられるようになったのでした。
ドえろい恰好で↓表紙を担当していた「姫野さん」のお話。
3話の中編で、表題作になってます。
他女子からも「マジメくん」などと呼ばれていた主人公に対し、不真面目の象徴というべき彼女。
それっぽい、とかではなく…。
噂のほとんどは真実っぽかったですね。
それがため。
彼では…だいぶ荷が勝ちすぎる印象でした。
しかし、校内はマズいぞ。
1話目以上に「姫野さん」の背景が感じられる2話目。
関係は続いており、あちこちでえっちしてました。
とあるマンションに連れられて行くのがメイン。
まあね。
こんなトコに通ってる相手と、普通の恋愛は無理ですわね。
それがため、あのオチはよく理解できるもの。
頑張ったと思います。
ただ、そうした異常な経験をしてしまったがため…3話目にあー繋がるのも、よーく分かる。
そんな訳で…。
3話目は仕切り直し後のエピソードです。
詳細は伏せますが、その後の2人。
センセもあとがきで触れられていましたが、漫画的な結末でしたね。
まあ…そう長くは続かないでしょうけど、キッチリ断ち切る意味で良かったんだと思います。
(※リアルな場合だと、「姫野さん」は…より立ち寄り難い雰囲気になってるだろうなぁ、って思いました。ひでるさんのトラウマ「変身 emergence./新堂エル」の中盤以降みたいなん)
135:「夏色☆ろまんす!!」
久しぶりに帰郷した「忠臣」
友人の子供ほか、昔馴染みな彼の妹「美津輝」らと海に向かったのでした。
こちらの「美津輝さん」が裏表紙の娘です。
あの、上半身ビキニで、下がデニムのホットパンツ という恰好はイイですね。
幼少期に小さくない因縁のある2人。
それがため…中盤のアレは、ちょっとどうかと思いました。
傷抉らんように。
まぁ、結果的には良かったのではないでしょうか。
収録の他ヒロインらが、ちょっと変に個性強かったので。
良い意味で普通な「美津輝さん」がより可愛らしく見えました。
「あたしより太いんだから…」
そんな台詞とか、イイですよね!
※左:「姫野さん」、右:友人の妹「美津輝」
167:「こーゆーのが好き」
197:「やっぱこーゆーのが好き」 描き下ろし
気軽に部屋にやって来る、妹「澪」の友人「小春」
成長して、すっかりギャルになっていた彼女に…。
こっそり注文していた、ギャルタイプ据え置き型オナホを見られてしまったのでした。
「小春さん」はともかく。
妹がいるのに、そんなデカイ(隠し辛い)もの注文しないように。
せめてTENGAくらいにしときなさいよ…。
昔は控え目・大人しい眼鏡っ娘だったようで。
現在のギャルちっくなんは、ファッションだけのものかと思いましたが…。
それなりに楽しんでもいるみたい。
いちおう、「そんなビッチじゃ…ないし~」とは言ってましたけどね。
1コマあった、現在の眼鏡姿がキュートでした。
描き下ろし「やっぱこーゆーのが好き」は8ページのショート。
本編のその後。
まだ付き合えてなく、えっちも前回っきり~という状態。
2人のやり取りを見ていて。
案外、彼がしっかりしてしまったら、「小春さん」は物足りなく感じるのではなかろうか。
いまくらいの距離感・関係性がちょうど良いのではないかしら。
205:「冬優さんは卒業したい」
昔馴染みの姉的存在「真冬優(まふゆ)」
成長した「ヒロユキ」は久しぶりに彼女を訪ね、恋愛相談をしたのですが…。
実は経験豊富を装っていただけ、だったのです。
よく見られる、経験穂豊富を偽装していた、可愛らしいお姉さんなお話。
こちらの場合、部屋においていた本であっさりバレるのがポイント。
ただ、まぁ…彼女の場合、逆にそれで素直になれて良かったかもしれませんね。
悶々としている「真冬優さん」ですが、むちむち迫力あるスタイルの美人。
冒頭では合コンに参加していて、普通に会話も出来ているようだったので…。
アルコール入った際の暴れっぷりが、尋常ではないんでしょうね。
(オチ部分にちらと描かれてましたが、もっと酷いのでは)
そこそこ程度であれば、男性陣は頑張ってワンチャン狙う筈なんで。
練習、という名目でのえっち展開。
後半の描写を見る限り、今後は人前で飲まない方が良さそうですね。
ちなみに、タイトルですが…。
合わせただろう目次はいいとして、本編は完全に間違いですかね。
なお、GOTさんHPの紹介ページ・収録作品部分では訂正されてました。
★★リンクほか ★★★/
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト