■楓と鈴 (きょくちょ)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、メイド、複数、
・構成 : 10話収録(全て表題作)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、
カバー裏にカラー絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きょくちょ」センセの「楓と鈴」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は0.5話という2話分を含め、全10話。
概ね236ページというボリューム満点な単行本です。
シリーズ「楓と鈴」が全話収録、~だけでなく。
1話については、完全リマスターというサービスっぷりです。
ざっくり、見比べてみたところでは…。
だいたいのコマ配置は同じ。
作画が変わっていて(ポーズとか違ってたりする)、台詞などもちょっと変えられてました。
以前のはまたアレで良いんですけどね。
単行本収録は、1~6話まで。(※4.5話は描き下ろしで収録されていたもの)
ゆえに、2話(7、8話)と8.5話が新収録になると思われます。
知らん単行本あるので、間違ってたらごめんなさい。
ひでるさんは、「らぶりー」を購入していたんですが。
続く2、3冊目については…なんとなく表紙に見覚えあったため、うっかりスルーしてたんです。
後に、改めて見て違う単行本だったと気付いたんですよ。
まぁ、まとまった単行本出て、ラッキーでした。
なお、紹介帯には超完全版、とあったんですが。
漫画としては全然終わってなかったので、まだまだ続くと思われます。(たぶん)
裏表紙のイラストはあーなんですけどね。
※双子の姉妹「楓」と「鈴」
★★絵柄について ★★★
カラーは当然ながら彩色の良さがあるのですが。
伝わってくる感覚は、概ね変わりません。
今回はざっくり裏表紙のが白黒絵と近いかなー、って感じました。
小さめな輪郭にクリっとしたタレ目。
目はぐるぐるとしてる印象です。(個人的に)
あちこち、ちょっと鋭角的なところもありました。
スタイルは結構細身で、背丈は低め。
小さくむちっとしていて、可愛らしく仕上がってます。
背景や小物なども良く、優れたバランス感。
特に違和感とかありません。
強い線で、色づきはそこそこ。
白比率高めでしたが、作画的な不足ありません。
コマ割りは比較的大きめで、枠間ないことほとんどです。
表情、アクション良く、漫画は自由自在。
あちこちよく動いてます。
コメディー崩しほか、漫画っぽい表現も非常に良い塩梅。
漫画は6年続いていたとのことで、後半の方はまた雰囲気異なっていて。
最後の方は、ある種の毒と妖しさが増したように感じました。
★★収録話について ★★★ 10話収録
しっかり者の「楓」、ちょっと不思議系な「鈴」は双子の姉妹。
ずっと一緒に成長してきた幼馴染み「ハヤト」に、それぞれ好意を持っていました。
ある日、「鈴」からの手紙で呼び出された「楓」・「ハヤト」らは、その策にかかり…。
ずるずる、えっちな展開に流されてしまうのでした。
Wヒロインのラブコメ。
後半にはちょっと異なる展開もあるのですが、基本的に2人同時がお約束です。
登場はほぼ3名のみで、その他に主要なキャラなどおりません。
それぞれとのえっち、三角関係に集中できるようになっていました。
1、2話は既にレビューしているので飛ばします。
こちら「らぶりー」参照ください。
3話目。
これまで、妹「鈴ちゃん」の好き勝手にされていたため…。
今回はお仕置きとして、先んじて姉「楓ちゃん」が彼女を拘束しております。
サレる側なのに、いつもと変わらん「鈴ちゃん」が可愛い。
ちょっとした嫉妬から、悪戯するメインが「楓ちゃん」になるんですが。
コレまたエロくて良いですね(笑)
後半はお約束な流れでした。
今度は「ハヤトくん」がホテルに拉致られている(目隠し)という4話目。
なんというか…、普通にえっちしない娘らですね。
双子は下着姿で登場。
実に羨ましい展開になっていました。
4.5話は10ページのショートもの。
「楓ちゃん」の単独プレイが描かれてました。
ここで、とあるモノを使っていたんですが…なかなか細かい事やっていて楽しい。
編集中とかも、シテたんだろうなぁ、って妄想しました。
「ハヤトくん」曰く、「拘束屋上責め~」という5話目。
こちらはまた「鈴ちゃん」がメインです。
うん、分かりやすいヒロイン体質の楓ちゃん」も良いんですが…。
(後半ではまた、実に分かりやすい反応してます)
あの、大人しい娘が…色々されてじわじわ感じていく様は良いですねー。
単行本後半の流れもあり、なんだかひでるさんは「鈴ちゃん」派になりました。
6話目は久しぶりにメイド服。
久しぶりに「鈴ちゃん」が自由に振舞っていました。
おそらく、読者も感じていただろうことでしたが…。
ちょっと彼女の素が見えたかな。
福引で「鈴ちゃん」が大当たりを引き当てたため。
7話では、3名で温泉旅行に出かける~という、こうした漫画での定番な展開でした。
このシリーズでは、それぞれの親とか出てこないのですが。
よくお許しでたなぁ。
3名あんなんだし、既に親公認の関係だったりするのかしら。
こうしたお話で、電車内風景からそれなりにページ割いていたのは珍しい。
しかし…「楓ちゃん」もえっちになったねー。
露天風呂では2人して浴衣着用してました。
その直後風景の8話目。
単独でのえっち展開はこちらが初で、メイド服の「鈴ちゃん」です。
彼女にとっての勝負服、なのかな。
…というか、こちらのでの台詞に驚き。
あー、そうかー!!
ざっと見返してみたら、確かにそうでした。
いちおう、「ハヤトくん」的にしっかり考えてはいたんですね。
なるほどー。
本気で、ココで言われるまで気付きませんでした。
双子設定も生かされてたかな。
そうした衝撃度(笑)も含めて、今回単行本のメインという印象です。
そんな訳で、その後日談的な8.5話。
12ページです。
「楓ちゃん」がまた、性格的にこーなるのは…よーく分かる。
しかし、もう少し素直にならないと、彼には通じないぞ。
★★リンクほか ★★★
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト