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■フシダラ (起死快晴)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、ショートカット。
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×13話収録。
・おまけ: ゲストページ、作品解説・イラスト、
       カバー裏にあとがき、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「起死快晴(きし・かいせい)」センセの「フシダラ」です。

アヤネエ
※アヤネエ

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編。
冒頭話がカラー原稿のショートだったものの、他はちゃんとページ数あり。
全13話がたっぷり楽しめます
ジャンルはコメディー強めなラブコメ。
結構はっちゃけたところもありました。
ストーリー的にそう問題はないものの。
個人的には…やや物足りないところあり
ちょろっとでもいいので、追加エピソードというか、補完話が欲しく感じました。
ボブカットというか、ショートカット、あるいはセミロングくらいな長さの髪型が多めですね。

ごく強いタッチでの作画。
全体の色づきは適度なくらいで、濃淡はそれほど強くありません。
描き込みはやや細かめ。
枠間はそこそこあったものの、原稿には中小コマがたっぷりという印象。
はみ出し・ぶち抜きは頻繁で、前述した線の濃さもあって、かなりコッテリしてます
指黒くなりそうな雰囲気ね。
人物絵もそんな感じで、まつ毛のクッキリとした幅広な目が特徴的。
鼻もちゃんと描かれており、ニヤリ笑うようなツリ目・半円月な口という表情がお上手でした。
漫画部分でたまに分かり辛いところあり、また乱れ・崩れはあるものの。
勢いが非常に優れていて、読んでいて、細かい部分はすっ飛ぶと思います
また、2話ほど古い原稿が収録されていました。
加筆修正がためか、そう引っ掛かるほどではないものの…落差はそれなり。
まぁ、初単行本ですからね。
判断については、↓表紙と紹介帯のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 13話収録

001:「COLOR’S」 カラー原稿
4ページのカラーが冒頭話。
タイトルそのままな、白・黒肌なヒロイン「サリー」・「ビッキー」とのえっちです。
えっち勝負で勝った方と結婚する、みたいな感じ。
はっきりとどっちがどっちの名前か分かりませんが、金髪の娘は流れ的に「サリーさん」かな?
彼女がショートカットで貧乳なのに対し、褐色肌な「ビッキーさん」は栗色のロングヘアで巨乳。
薄いピンク色なバストトップ周辺が可愛い。
なかなか意外(…と、ひでるさん思った)なオチでした。
なるほど、って感じ。

005:「ハーミット」
路地裏で発見した占い店。
そちらの占い師に無理矢理店へ連れ込まれ、
彼女が欲しい
そんな相談をしたところ…”安心と信頼の完全サポート”だという彼女は、いきなり服を脱ぎだしたのでした。
成年漫画で女性占い師とくれば、占いえっちが定番。
彼女、すっぽり体を覆うローブの下は全裸でした。
上も下も。
ううむ、えっちよねー。
せめて下着くらいつけていてくれた方が、個人的には好きなんですが。
古風な言い回しで、不思議な雰囲気もある彼女。
どうなるのかなーって思っていたら、なるほど確かに”安心と信頼の完全サポート”でした。
ただ、彼女が何者なのか、裏というか…まだ描かれていない部分がありそうで。
補完でもう1話欲しい気がします。
…あ。
オチでは彼の眼鏡を掛けるシーンがあるんですけど、その眼鏡姿がキュートでした。

占い師さん、オカルト研「来栖さん」
※左:占い師さん、右:オカルト研「来栖さん」

021:「追」
5年振りに帰郷した「光彦」は姪「かんな」に再会したのでした。
まぁ、この関係がえっちに発展するのは成年漫画ですねー。
いちおう、彼女からのお誘い。
黒髪ストレートの可愛らしい娘さんですよ。
ノスタルジー感もある田舎風景で、ああしたオチは想定内。
いちおう、今回はえっちまでしており。
たっぷり成長を伝えられたので、次は彼女が上京する番ですかね
それくらいの行動力はあるでしょ。
こちらも、もう1話描けそうに思います。
(あの静かなオチもいいんですが)

037:「オトナノカイダン」
お化け嫌いで有名な「遠藤」くん。
オカルト研の連中に散々からかわれた彼は、その帰宅時。
”怪談話がまだ途中だった”
そう言う「来栖」さんから、続きを聞かされることとなったのでした。
左右にリボンあるボブカットで、黒いゴスロリちっくな服装の彼女。
どうやら、常にそうした色彩の服らしく、えっちへの切っ掛けは彼女のそんな黒ずくめな服装がため。
とある発言がため、いきなり脱ぎ出しておりました。
どうやらブラも黒だったらしく、いきなりおっぱい丸出しですね。
良い娘だ(笑)
独特なテンションの持ち主で、バスト見せた際も普通だったんですが。
えっちに突入すると、さすがに可愛らしくなる所が実にキュートでした。
今回の収録で最もお気に入り
ぜひカラーで見たかった(黒くなっちゃうか)
前半の座った際のパンチラも見逃せません。
特に意識はなさそうなんで、そうしたシチュエーション頻繁にありそう。
”怖い”をネタにした挿入部分もいい感じでした。

なお、先の占い師さんとは違い、オチにてもう1ネタがあるんですが。
こっちは逆にぼやかしても良いように思いましたよ。

055:「オモチャノキモチ」
メイドで屋敷では先輩「ほのか」に憧れていた、新米使用人の「土屋」
ある日、彼女から仕事後に呼ばれて部屋まで向かったところ。
お嬢様「なつき」の調教を受ける「ほのか」という場面に遭遇したのでした。
タイプ異なるWヒロインとのえっち。
彼若いため、どっちかというと受け身。
前半の可愛らしい「ほのかさん」が、色っぽく豹変しているところに注目。
おっぱいも大きいのね。
「なつきさん」も脱いでますが、こちらはだいぶ可愛らしい感じでしたよー。

073:「奴隷フリークス」
後輩からのアプローチにデレデレだった「タカ」
それを発見した幼馴染み「美沙」は、彼を強引に引っ張っていくのでした。
荷物持ちをさせられ、奴隷扱いな彼がふと文句を言ったところ。
ドレイの喜びを叩き込むべく、拘束されてしまうのでした。
ボンテージ姿の「美沙さん」魅力的。
自らああした服を着ちゃうところは、やっぱりSちっくなんだろうなぁ。
(ただ、無理矢理自分の趣味に付き合わせるのはどうかと思う)
いちおう、中盤では本音を言ってしまい。
なんのかんの、ラブラブな感じになってました。

089:「押し掛けHONEY」
浪人生「哲也」は窓から侵入してくる彼女「実々」に流されてしまうのでした。
パンダ柄のパーカーとショートパンツな「実々ちゃん」
ヤル気満々(笑)で、敏感に彼が察知したそのままノーブラでした。
えっちに持ち込む際もそうした傾向見えましたが、なかなかの策士で楽しい
あるいは、「哲也くん」よりよっぽど頭良いかも。
2人の別エピソードを見たいですねー。
なんのかんの「実々ちゃん」の思惑通りにコントロールされてそう。
(しかも自覚ないまま)

105:「反抗姫」
遅刻ギリギリだった「高田」は、クラスメイト「須田」の喫煙場面に鉢合わせてしまいました。
普段は大人しく可憐なイメージである彼女の異なる素顔に驚いていたところ。
その当人から人気ないところへ連れ込まれてしまうのでした。
学園理事長が父親だという彼女。
どうやらその権力を利用はしているものの、快くは思っていないらしく。
彼との行為で、そんな気持ちを垣間見せておりました。
多少なりとも意識が変化したのは、彼が従順だったこと、立派なモノを持っていたこと、の2点がためかな。
波乱の予感を残すオチになっています。

123:「ぼくの!イトコ」
従姉「アヤネエ(彩)」と海へ出掛けた「ヒロくん」
口車に乗せ、まんまとエロ水着を着せたのでした。
いとこえっち話。
↓表紙が「アヤネエ」ですね。
彼女とは歳が離れているらしく、ピンチシーンでは息子の振りをして切り抜けたりしてます。
10は違わないようなんですが。
確かにスタイル良いですが、あの面積極小水着を着ちゃう「アヤネエ」が凄い。
実は、えっちはこれが初な様子。
従姉ですがあまりそれっぽくなく。
2人がなにゆえこうした関係なのか不明。
もう少し前後が見たいです。

139:「きんいろかぞく」
帰宅した「幸介」は、家にドイツ人の女の子「アナスタシア」が留学することを知ったのです。
高いテンションな彼女は、いつの間にか彼の部屋におり。
どうしようか、と悩んだ彼のえっちをサポートするのでした。
いいなぁ。
彼女の好みだったのかな。
特に躊躇することもなく、あっさりえっち展開となってます。
まぁ、事前のアルコールも影響してるんでしょうけどね。
全然悪くはないと思うんですが、なんだかモヤモヤするので。
やっぱりもう少し前後が見たいですね。

155:「ケンエン!」
ファミレスで働くウェイトレス「河内」は、喫煙タイムであった「後藤」に戻るよう促したんですが。
その言動にイラついた彼は、タバコを嫌う彼女に煙を吸わせ、失神させてしまうのでした。
気付いた彼女に謝罪しようとしたところ。
起きて早々の彼女に、馬乗りにされてしまったのです。
私…タバコの匂い嗅ぐと…っ、エッチな気分になって…
ううむ、付き合った相手が喫煙者だったのかな。
ツインテールで三角目という特徴的な「河内さん」
普段はどっちかというと、取っつき辛そうな感じなんですが。
スイッチ入った彼女はえっちでした。
そんなんが、スコっと抜ける様がまた楽しい。
ただ、「後藤くん」はそれでおさまる訳もなく、冷静になった彼女と続きえっちに至っております。

須田さん、「マキ」・「ヨシエ」
※左:須田さん、右:「マキ」・「ヨシエ」

171:「はっするマッスル」
189:「めいどすくらんぶる」
これら2話は09年、08年とすこぶる間隔あいた作品です。
前者はスポーツジムのお話。
ジムのスタッフ「マキ」・「ヨシエ」からえっちされる「高田一也」という構図。
彼の評価は小学校女子並とのことで、さじ投げようとしていましたが。
通わせれば、普通はそれ以上になるでしょ。
(※実際にオチではビルドアップされます)
容姿可愛らしい彼になんのかんのエロいこと仕掛けていく流れです。
「ヨシエさん」のお尻が好き。
後者はメイド喫茶のお話。
ウェイトレス「香奈」は以前から目につけていたイケメンな客に、メッセージを渡そうとしたんですが。
ひょんな偶然で、それは同僚のボーイが受け取っていたのでした。
客に手を出そうとしていた事で、不利にならぬようそのままえっち仕掛ける流れ。
普通に付き合うこととなるのかなー、って思ってたら。
オチはかなりはっちゃけたものでした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「起死快晴」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
センセはこってり絵がそのままエロスですよねー。
カラーよりも断然、白黒絵のが良いと思います。
キャラがカチっと強く、短編ながら印象的な娘が多くて。
逆にページは足りてないというか、続いていきそうな感じもあり。
次はぜひ続きモノでお願いしたいです。
シリーズにしてもいいなぁ。




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