■ホンキみせてよ (チキン)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、青春、むちむち
・構成 : 6話収録。
・おまけ: あとがき漫画、合間にイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「チキン」センセの「ホンキみせてよ」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は6話と、数では少なく見えますが。
各話ページ量がしっかりあるため、読み応えのある単行本です。
全て短編ですね。
漫画はストーリー性あるラブコメ。
たいがい、男性陣のが…いわゆるカースト低めっぽいのですが。
なんのかんの、頑張りをみせて、魅力あるヒロインらを射止めていくような感じです。
読んでいて小気味よい作品群。
年齢は様々であったものの、あちこち青春してましたよ。
おまけは2ページのあとがき漫画。
オチの編集さんが辛辣でこわい。
※水泳部「日村結月」
★★絵柄について ★★★
特徴的な作画・漫画。
↓表紙など、カバー・カラーイラストは雰囲気良くまとまっていて。
だいたいそのままなのですが、白黒絵とはやや趣異なる仕上がりです。
黒色が濃く、全体も強め。
テキストなども多めで賑やか。
あちこちしっかり描かれていて良いのですが…。
もう少しメリハリあっても良かったかと思います。
原稿はこってり気味ですね。
細かいコマ割りながら収まりは良く、だいたい枠間も確保されてました。
コマ内配置とか、ちょっとバランス悪く感じるところがあります。
漫画はコメディー調。
よく動いてます。
人物絵は尖がりまつ毛などやや鋭角的。
ヒロインらは肉付き良く、ぽて・むちっとしたスタイル。
一方の男性陣は…皆さん個性が強くて、ここは良し悪し。
背景や小物など、周囲の空気感と合ってました。
前述しました、↓表紙・裏表紙と比べて、癖は強めだと思います。
余裕があるならば、「GOT」さんのHP・サンプルをあらかじめ確認しておくのがオススメ。
★★収録話について ★★★ 6話収録
005:「ホンキみせてよ」
水泳部でオリンピック候補生の「日村結月」
彼女に恋する「磯田拓斗」は、断られながらも頻繁に告白を続けており。
10回頃には、すっかり恒例イベントになっていたのです。
「本気な人が好き」
そう言った彼女がため、「拓斗」はカナヅチながらも部へ入部。
水泳対決を持ち掛けたのでした。
今回の↓表紙、中扉を飾る「結月さん」です。
そのどちらでも、日焼け跡、真っ白なおっぱいを見せてくれていて…。
特にあのカバー絵については、思わず本を手にした人も多いでしょう。
当然、ひでるさんもその1人。
競泳水着と日焼け跡を堪能できる作品です。
しかし、オリンピック候補生にしては、「結月さん」バスト大き過ぎるのでは!?
…失礼しました。
(※なお、作中にもそうした場面があります)
あれだけバッサリ断られていながら、諦めない彼は凄い。
他女性からモテてる描写ありましたが、そんなんも納得。
そんな彼なので、最終的にはああした展開になったかな。
漫画後のイラストがイイ感じでした。
なお、途中に演劇部部長「明」という、後のエピソードのキャラとそっくりな娘が顔を出していましたよ。
043:「紗綾姉とのコト」
家が隣同士の幼馴染みカップル「紗綾」・「宏」
いわゆる告白ドッキリを仕掛けられた彼女に立ち上がるといった流れ。
…なのですが。
当人言う通り、クセっ毛・そばかすではあったものの、どう見ても「紗綾さん」は絵的には美人カテゴリなので。
ドッキリのくだりが、いまいちピンと来なかったですね。
分からんではないのですが。
また、学年異なる2人ですが、行動は頻繁に共にしていて。
普通だったら…「宏くん」の周囲は、年上のお姉さんが彼女で羨ましいなぁ。
「紗綾さん」の周囲は、既にステディ持っている~と見られる(=下手にちょっかいかけれない)かな、って思います。
まぁ、何はともあれ、彼は頑張ったと思います。
あの絶好というべきお風呂シーンで、えっち展開しなかったのは意外。
「私も…シャワー…」の発言がためかしら。
079:「アホンダラ、恋。」
ラノベでデピューを飾り、バイトを辞めることとした「里沙」
その送別会の帰り、小説家志望ながらまだ芽の出ていない「和寿」の部屋にて飲み直すこととなったのです。
「里沙さん」に関西弁で言いたい放題言われてましたが。
まぁ、おおむねその通りですね。
なお、その相手である「和寿くん」は、収録男子の中で最も普通な人。
彼のが年上でした。
実際のところ、嫉妬もあったんだろうなぁ。
えっちの際もなかなか口が止らない「里沙さん」に注目です。
115:「アザトカナイ」
漫研サークルに君臨する姫「妃美子」
先輩ほか男子らがチヤホヤする中、唯一「太田」は本来の活動を貫いていたのです。
ある日、ふとした切っ掛けから、実は彼女がしっかりとした漫画知識・技術を持っていることを知り…。
彼女に仕上げの手伝いを依頼したのでした。
実際にこんなんあったらいいなぁ、という妄想進みそうな作品。
最近はこっちジャンルへの拒否感は少なく、実際にこうした女性いるかもしれませんね。
容姿の良さから、過剰に持ち上げられることもあるでしょうし。
前半・中盤でガラリと姿を変える「妃美子さん」が格好良いエピソード。
美人は何着ても似合いますね。
逆に「太田くん」のアレは…なくても良かったかなー。
使い古された少女漫画ですわね。
※左:漫研サークル「妃美子」、右:演劇部「晶」
151:「どうぞ、お変わりなく。」
仏頂面で合コンに参加していた「タケミ」に気付いた「心一」
席を外した彼女が絡まれていたところを発見。
間に割って入ったのでした。
なお、彼女の名前にはなんとなく覚えがあり…ということで。
2人、昔馴染みの間柄でした。
チャラい容姿・テンションながら、実際は真面目な「心一くん」
一方の「タケミ」、「健美さん」も黒ギャルな容姿と裏腹に、普通の娘さん。
「ギャルに憧れててね」…とのことです。
まぁ、どっちもタイトル通りです。
むちむち褐色肌な「健美さん」を堪能ください。
179:「ショウマストゴーオン!」
演劇部での花形「晶」と小道具・雑用などを担当する「涼」
全国学生演劇祭に向けて活動してきたものの、結果は準優勝だったのです。
えー、全国学生演劇祭。
なんとなく検索してみたら、実際にありました。
各地域(全国8地域)の演劇祭で推薦を受けた団体が参加し、8から10団体が参加するそうです。
漫画のソレが同じものかは不明ですが。
まあ、そうしたので準優勝は十分に凄い。
「晶」は女性ながら、男装の似合う宝塚っぽいヒロイン。
名前もそんな雰囲気ですわね。
(※裏表紙が「晶さん」だと思います)
部長、なのかな。
部を仕切る、かつセンターで演者もしていました。
一方の「涼」は、自らを「デブちび」と言うちんちくりんな男性。
ただ、縁の下の力持ちとしてしっかり活躍をしていて…。
全体を見ている「晶」はそんなんを最も感じていたのかなー、とか思いました。
両極端なカップルですね。
「晶さん」は普段も颯爽とした、イケメン男性っぽい口調だったので。
もう少し、女の子な素を見せて欲しい気もしました。
★★リンクほか ★★★
★「チキン」センセの漫画紹介記事
「好きにしやがれ」
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト