■僕んちの肉穴 (flanvia)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] コメディー、人外、擬人化
・構成 : 6話収録(うち「ウオむすめシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、カバー裏に作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「flanvia(ふらんびあ)」センセの「僕んちの肉穴」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は6話とやや少な目。
ただし、内容がため…162ページという量よりも多く感じられると思います。たぶん。
お話は全て短編。
うち2話はシリーズものでした。
この単行本、最大の特徴は、出てくるヒロインのほとんどが人外であるという点。
それも、いわゆる怪物とかは少なく。
シリーズになっているウオむすめを筆頭に、あまり他では見られないヒロイン群なのでした。
漫画はほぼコメディー調でしたが、一部そうではないのもあるので要注意。
おまけはあとがき、カバー裏の作品解説。
どちらもテキスト量あり、読み応えありました。
そのほか、折り返しの幅は通常単行本より広く。
後述します、シスターさんが魅力的でした。
※左:お隣のサキュバスさん、右:ウオむすめ「真鯛」
★★絵柄について ★★★
今回の↓表紙は分かりづらかったので…。
裏表紙の方が判断に良いですかね。
そちらから察せられるそのまま、独特さあるヒロイン画が最大の特徴。
瞳はごく小さめで、アーチを描くような横長目。
基本的に鼻・口も小さく、特徴的なバランス感。
輪郭が長めに感じられると思います。
雰囲気はギャルっぽいのですが、そうした系統ほぼなく。
ジャンル違いにご注意ください。
変化の大きいコマ割りで、はみ出し・ぶち抜き多め。
原稿時期は21から24年と多少の幅があり、安定感はそれなり。
全体賑やかで、漫画そのままはっちゃけてました。
動きの大きい絵、漫符・擬音などやや弱めなところもありましたが、勢い・パンチ力のある仕上がり。
背景や小物などは良く、前述した人物絵が肌に合うかどうか、だと思います。
ただし、ぱっと見ほど尖ってはいないので、ぜひチャレンジしてみていただければ。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「お隣はサキュバス」
隣に住む、未亡人だという女性。
自分にはやや冷たい反応だったのですが、ゴミ出しを手伝ったことで仲良くなったのです。
彼女が捨てていた本に興味を持ち、それを読んでみたところ…。
先の女性が目前に召喚されたのでした。
成年漫画ではお馴染みサキュバス漫画。
ただし、旦那以外に経験ない貞操観念の高い未亡人~といった設定は実に珍しい。
特徴も尻尾あったくらいで、いわゆるサキュバス服みたいなんもなかったです。
種族がためやはり性欲は強く、じわじわえっちに流れていきました。
彼女にとって食欲みたいなものだから、我慢仕切れないのは納得。
でも、心の中ではぜんぜん葛藤あるんではないかなぁ。
もし続きあるなら、その複雑な様をぜひ描いて欲しいですね。
なお、↓表紙はこちらのサキュバスさんです。
027:「僕んちの掃除機」
ロボット掃除機の動作がおかしく。
問い合わせたところ、最新のモデルを送付してもらうこととなったのでした。
…が。
届いた箱はやたら大きく、開封してみたところ~という流れ。
こちらのヒロインは…掃除機。
すげえ。
どう見ても大柄な裸エプロンの女性、なのですが。
充電とか、リモコンで操作できるということは…やっぱり人間ではないのか。
そっちのが凄いですわね。
(※中扉にて、カラーで見れます)
反応もだいたいロボットっぽさはなく。
普段しれっとした表情なのに、あちこち照れたりしているのが可愛い。
これ売り出されたら、大変なことになりそうですね。
えっち展開の切っ掛けとなる、”徹底的お掃除モード”のくだり。
いや、いいんですけれど、この部屋で一番汚い、のがソレとは…。
049:「釣れたて・ウオむすめ」
077:「おあがり!ウオむすめ」
紹介帯にて「話題の奇想エロス」と宣伝されていた、ウオむすめシリーズです。
前者「釣れたて・ウオむすめ」は、スポーツフィッシングりの取材話。
船長「増田」・その息子「一郎」が乗る遊漁船にやってきたTVクルーといった導入部。
大まかでは、ターゲットにしていた「真鯛」を見事釣り上げた「一郎くん」の成長話ですね。
その魚が…通常のソレでなく、ウオむすめとなっているため。
はっちゃけ度合の強い、オモシロ漫画と化してました。
登場するウオむすめは、アジ、バラムツ、そしてターゲットであるマダイ。
アジはスクール水着の娘、バラムツはギャル、マダイは制服姿の正統派美少女といった感じ。
(※知らんかったですが、バラムツは実際にトゲがあるそうです。なお、裏表紙がバラムツさん)
ただ…ひでるさんもほか読者の方と同様に、リポーターのお姉さんがお気に入りです。
プレイがちょろっとだったのが残念。
後者「おあがり!ウオむすめ」は、魚料理対決エピソード。
決勝に残った、西日本代表「千秋」、東日本代表「宗一郎」の料理勝負ですね。
審査員として、船長「増田」はこちらにも登場していました。
登場するウオむすめは、クロマグロ、イナダ。
クロマグロは褐色肌ギャル、イナダは地味目な眼鏡っ娘です。
なるほど。
後半のはっちゃけ展開が実に楽しい漫画でした。
審査員…。
司会「平野」さんもしっかりえっちしてましたね。
解説にあった、センセと担当さんののやり取りも楽しい。
101:「かみなりさま」
ナンパするため、外出した主人公。
ちょうど雷が落ちてきたのですが…ふと見ると、横に女の子が埋まっていたのでした。
小さい角に虎縞ビキニというヒロイン。
…うん。
この組み合わせ、某有名ヒロインのイメージ強いなぁ。
そんなんでも、センセの絵柄がため…。
また、全然違った魅力になっているというのは凄い。
性的知識皆無で、あちこち反応可愛らしいのもポイント高いですね。
さらに、ああしたオチに驚き。
よくあんなん考えつくなぁ。
※シスターさん
123:「懺悔穴」
村で人気のシスター。
建てられた教会・懺悔室にて、男性の告白を聞き…。
過去の出来事が思い起こされてしまうのでした。
こちらは同人誌からの収録。
前述しましたが、シスターさんは単行本の前後折り返しを飾っているんですけどね。
表紙めくった次。
前方折り返しの表情にて撃沈されました。
(※なお、もくじ絵もシスターさんです)
この娘好き。
よくよく見返したら、ちゃとした人間のヒロイン(笑)は彼女だけですね。
メインの懺悔室えっちも、実に好みなプレイ。
幸せではなかった前半生がため、この村で穏やかに過ごして欲しいのだけど…。
センセの書き方だと、そううまくはいかないのかなー。
多少バレたとしても、男性陣は口堅いと思うので…アイドル的な存在として幸せに過ごせそうには思う。
同人誌で続き描かれているそうなので…探しますか。
★★リンクほか ★★★
★「flanvia」センセの漫画紹介記事
「性のマモノ」
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト