■夢見る派遣 苺ちゃん (usi)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ビジネス、派遣社員、コメディー、コスプレ
・構成 : 10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間に4コマ「派遣担当!!鯉渕くん」、
カバー裏に別絵・漫画「カバー裏劇場」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「usi(うし)」センセの「夢見る派遣 苺ちゃん」です。
※ヒロイン特集1:ビジネスな「苺さん」
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系単行本。
各話にきっちり直接シーンのあるものです。
1冊まるまるの長編モノですが、直接話が繋がらないタイプ。
主人公であるヒロイン以外は、ほぼ人物から風景までが変化しています。
ダブって出演するのは、彼女ともう1人だけ。
最終話は、ちらほら顔を見せていた、その”もう1人”が関わるんですが…こうした漫画の結末としては、実に意外なものでした。
アマゾンさんの評価でああ、って思いましたが、その通りかも。
詳しくは後述しますが、ちょっぴり注意。
お話は軽いラブコメちっく。
ラブは薄く、どっちかというとコメディー。
タイトルそのままビジネス描写が多く、サラリーマン向けな1冊でしょう。
なお、いちおう↑上の属性でコスプレと描きましたが、そうきゃらきゃらした格好はないので、勘違いしないように。
丁寧であちこち綺麗な作画。
濃淡・描き込みは適度なくらいで、さっぱりでもなく、しつこくもなく。
全体の色づきはデジタル彩色。
独特な灰色によるものですが、そうテカテカとか薄過ぎることはありません。
オフィスな背景もあっさり過ぎず、各機器の描写とかバランス具合もいい感じ。
そうリアル過ぎはしないものの、漫画ちっくさと共存しているキャラ絵は独特。
ちょっと癖はあると思いますが、綺麗にまとまってます。
見易いです。
そのまとまりがためか、漫画運びは淡々としていて、ガツッとした激しいものが少なく。
あるいは、そうした所に違和感を感じるかも。
カラーでも大きな変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
【 収録話 】 10話収録
派遣社員として働く「日和見苺(ひよりみ・いちご)」
数ヶ国語を理解し、数え切れないほどの資格を持ち、優れた容姿を持つ彼女。
それらは名ばかりのものでなく、各者から引っ張りだこという特A級の派遣社員なんですが。
甘い新婚生活憧れる本人は、将来がしっかりとした優良会社の正社員との恋愛結婚を夢見ていたのでした。
しかし、その野望とは裏腹に、行く先々の会社ではあと一歩のところで手が届かず。
希望して次の会社に派遣されていくのでした。
だいたいそんな感じ。
※ヒロイン特集2:デキル派遣「苺さん」
ちらほら見かけるようになった、派遣社員を題材とした漫画。
ぱっと思い出すのは「派遣のむうこさん/彩画堂」、「派遣社員はおねだりする/杏咲モラル」あたり。
派遣という職業を冠としているものの、そのだいたいが単に”色々な場所・シチュエーションでえっちする(させやすい)”という程度。
えっち系漫画なので、それも別に間違いではないと思いますが。
いちおう、ある程度の知識ある身からすると……なんとなく…軽々しい扱いが引っ掛かっておりました。
そうした点からすると、今回の漫画、「苺さん」はイイ感じ。
気になって読み辛くなることはありません。
描写のデフォルメ具合は置いといて、そうフィクションでないと思います。
例えば…コスプレを重視するあまり、突飛な現場へ派遣されたりすることはなく。
彼女のスキルもあって、たいていはオフィス内でのこと。
しかも、仕事最中のえっちもほとんどありませんでした。
あ、↑上で書くの忘れたので、もう1つ補足。
彼女は裏表紙とかで眼鏡ですが。
仕事以外では外しちゃうので、そんなん好きな方は要注意。
007:いちごレポ01「君子豹変」
自己紹介モノローグから始まるのがお約束。
冒頭の数ページでだいたいどんな漫画であるのか、示されています。
お上手でしたね。
派遣だと軽く見ていた「横嶋」を返り討ちにする展開も痛快なものでした。
025:いちごレポ02「愛執染着」
「苺さん」はこうした漫画のヒロインなので、次々にえっちしちゃうんですが。
あくまでも目的がため、という美照射がありました。
相手がいる場合は実に冷めてましたねー。
きっちり仕事しつつも、女子社員から情報収集欠かさないところはリアルでした。
だいたい事務の女子というのは、ああしたものですよね。
ここは巧くいきそうだったんですが…。
オチに準レギュラーである担当「鯉渕廉太郎」が登場しています。
043:いちごレポ03「阿附迎合」
こちらは仕事に行き詰っている男性。
そうした状況は関係なく手を差し伸べるのは、なかなかいいところ。
前2話と違い、彼に合わせて白のワンピースで登場するのも素敵。
徹底してますね。
凄いなぁ。
しかも、たぶんその下はノーブラのようでした。
ヤル気満々か。
063:いちごレポ04「無限泡影」
漫画の前に4コマ「派遣担当!!鯉渕くん」が差し込まれてるんですが。
ここが、本編でちょろっと出演な彼との交流の補完になっていました。
あるとないとでは大違いだと思います。
最終話への流れがスムーズになってるのでは。
本編はいきなりサンタコスプレでのえっち。
その後に、どうした経緯か語られるというもの。
どーでもいいですが、「苺さん」は12ヶ国語喋れるのね。
ふわー。
そりゃ次々と派遣先決まるわけだ。
081:いちごレポ05「巧言令色」
こちらはバツイチであるものの、つきあって2ヵ月とのこと。
今度こそ巧くいくか!?
…という感じだったんですが。
驚きのオチでばっさり終わりました。
まぁ、仕方ないか。
097:いちごレポ06「傲岸不遜」
堅物の相手で攻略を考えていたところ、その彼からお誘いを受けるというもの。
先のお話と同様に、実にいい流れであったものの。
これまた驚きのプレイで、ばっさり終わるのでした。
うーん、彼女のスキルと仕事っぷりからして、相当な企業に派遣されていると考えられ。
偏見かもしれませんが、変わった人は多そうですわね。
117:いちごレポ07「朝三暮四」
正社員にと誘われている「苺さん」
当然でしょうね。
ただ、彼女はそうしたことに興味なく、さっそく担当課の課長さん(次期部長候補)に目をつけてます。
リサーチ済みで、黒タイツを着用。
いいですね。
こちらも結局夢破れることとなるんですけど。
彼の提案はそう変なものではなく、チャンスに見えます。
仕事に興味ないでしょうけど、妥協するならばココではなかったかなぁ。
難しいね。
135:いちごレポ08「街談巷説」
こちらは女癖が悪いと評判の彼。
引っ掛かってましたねー。
珍しい。
プール内のえっちがいい感じでした。
※ヒロイン特集3:相手に合わせる「苺さん」
153:いちごレポ09「因果応報」
ターゲット(笑)は女性を苦手とする彼。
そのため、「苺さん」はメイドコスプレで対応していました。
こうした幅の広さはさすがです。
後半に驚くべき事実が発覚するので、お楽しみに。
あるいはこの彼と~なんて展開もありかと思ったんですが。
オチはいつものパターンで、次の最終話にそのまま繋がるようになってます。
171:いちごレポ10「色即是空」
そんな訳で、準レギュラー担当「鯉渕」とのお話。
詳細は伏せますが、彼の言ってる事は実に真っ当なもの。
その通りですわね。
ただ、普通の一般長編の場合は、この後にフォロー話が入りそうなものなんですが。
こちらはセンセの意向もあってか、ばっさりと終わります。
コメディーですが、味付けはブラック。
救いはないので、読み手によってはもやもやした後味悪さが残るかと。
オモロイですけどね。
まぁ、案外あれで目が覚め、すっぱりと主婦におさまってるかも。
【 その他 】
そんな訳で「usi」センセでした。
ひでるさんが好みな漫画なんで、初単行本「さ~ち」から、続編「さ~ち せかんど」、「おまかせナースフォース」、「彼女にシよう!!」、「幼なじみガール」、さらには別名義「ほっとすぽっと(※月極仁・名義)」などを紹介してます。
一般を含めて、これが10冊目くらい?
はっきり分かりませんが。
ちらほら見てみると、一般漫画ほかイラストでも活躍されてましたね。
こりゃ、成年系は望み薄かなぁ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ビジネス、派遣社員、コメディー、コスプレ
・構成 : 10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間に4コマ「派遣担当!!鯉渕くん」、
カバー裏に別絵・漫画「カバー裏劇場」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「usi(うし)」センセの「夢見る派遣 苺ちゃん」です。
※ヒロイン特集1:ビジネスな「苺さん」
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系単行本。
各話にきっちり直接シーンのあるものです。
1冊まるまるの長編モノですが、直接話が繋がらないタイプ。
主人公であるヒロイン以外は、ほぼ人物から風景までが変化しています。
ダブって出演するのは、彼女ともう1人だけ。
最終話は、ちらほら顔を見せていた、その”もう1人”が関わるんですが…こうした漫画の結末としては、実に意外なものでした。
アマゾンさんの評価でああ、って思いましたが、その通りかも。
詳しくは後述しますが、ちょっぴり注意。
お話は軽いラブコメちっく。
ラブは薄く、どっちかというとコメディー。
タイトルそのままビジネス描写が多く、サラリーマン向けな1冊でしょう。
なお、いちおう↑上の属性でコスプレと描きましたが、そうきゃらきゃらした格好はないので、勘違いしないように。
丁寧であちこち綺麗な作画。
濃淡・描き込みは適度なくらいで、さっぱりでもなく、しつこくもなく。
全体の色づきはデジタル彩色。
独特な灰色によるものですが、そうテカテカとか薄過ぎることはありません。
オフィスな背景もあっさり過ぎず、各機器の描写とかバランス具合もいい感じ。
そうリアル過ぎはしないものの、漫画ちっくさと共存しているキャラ絵は独特。
ちょっと癖はあると思いますが、綺麗にまとまってます。
見易いです。
そのまとまりがためか、漫画運びは淡々としていて、ガツッとした激しいものが少なく。
あるいは、そうした所に違和感を感じるかも。
カラーでも大きな変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
【 収録話 】 10話収録
派遣社員として働く「日和見苺(ひよりみ・いちご)」
数ヶ国語を理解し、数え切れないほどの資格を持ち、優れた容姿を持つ彼女。
それらは名ばかりのものでなく、各者から引っ張りだこという特A級の派遣社員なんですが。
甘い新婚生活憧れる本人は、将来がしっかりとした優良会社の正社員との恋愛結婚を夢見ていたのでした。
しかし、その野望とは裏腹に、行く先々の会社ではあと一歩のところで手が届かず。
希望して次の会社に派遣されていくのでした。
だいたいそんな感じ。
※ヒロイン特集2:デキル派遣「苺さん」
ちらほら見かけるようになった、派遣社員を題材とした漫画。
ぱっと思い出すのは「派遣のむうこさん/彩画堂」、「派遣社員はおねだりする/杏咲モラル」あたり。
派遣という職業を冠としているものの、そのだいたいが単に”色々な場所・シチュエーションでえっちする(させやすい)”という程度。
えっち系漫画なので、それも別に間違いではないと思いますが。
いちおう、ある程度の知識ある身からすると……なんとなく…軽々しい扱いが引っ掛かっておりました。
そうした点からすると、今回の漫画、「苺さん」はイイ感じ。
気になって読み辛くなることはありません。
描写のデフォルメ具合は置いといて、そうフィクションでないと思います。
例えば…コスプレを重視するあまり、突飛な現場へ派遣されたりすることはなく。
彼女のスキルもあって、たいていはオフィス内でのこと。
しかも、仕事最中のえっちもほとんどありませんでした。
あ、↑上で書くの忘れたので、もう1つ補足。
彼女は裏表紙とかで眼鏡ですが。
仕事以外では外しちゃうので、そんなん好きな方は要注意。
007:いちごレポ01「君子豹変」
自己紹介モノローグから始まるのがお約束。
冒頭の数ページでだいたいどんな漫画であるのか、示されています。
お上手でしたね。
派遣だと軽く見ていた「横嶋」を返り討ちにする展開も痛快なものでした。
025:いちごレポ02「愛執染着」
「苺さん」はこうした漫画のヒロインなので、次々にえっちしちゃうんですが。
あくまでも目的がため、という美照射がありました。
相手がいる場合は実に冷めてましたねー。
きっちり仕事しつつも、女子社員から情報収集欠かさないところはリアルでした。
だいたい事務の女子というのは、ああしたものですよね。
ここは巧くいきそうだったんですが…。
オチに準レギュラーである担当「鯉渕廉太郎」が登場しています。
043:いちごレポ03「阿附迎合」
こちらは仕事に行き詰っている男性。
そうした状況は関係なく手を差し伸べるのは、なかなかいいところ。
前2話と違い、彼に合わせて白のワンピースで登場するのも素敵。
徹底してますね。
凄いなぁ。
しかも、たぶんその下はノーブラのようでした。
ヤル気満々か。
063:いちごレポ04「無限泡影」
漫画の前に4コマ「派遣担当!!鯉渕くん」が差し込まれてるんですが。
ここが、本編でちょろっと出演な彼との交流の補完になっていました。
あるとないとでは大違いだと思います。
最終話への流れがスムーズになってるのでは。
本編はいきなりサンタコスプレでのえっち。
その後に、どうした経緯か語られるというもの。
どーでもいいですが、「苺さん」は12ヶ国語喋れるのね。
ふわー。
そりゃ次々と派遣先決まるわけだ。
081:いちごレポ05「巧言令色」
こちらはバツイチであるものの、つきあって2ヵ月とのこと。
今度こそ巧くいくか!?
…という感じだったんですが。
驚きのオチでばっさり終わりました。
まぁ、仕方ないか。
097:いちごレポ06「傲岸不遜」
堅物の相手で攻略を考えていたところ、その彼からお誘いを受けるというもの。
先のお話と同様に、実にいい流れであったものの。
これまた驚きのプレイで、ばっさり終わるのでした。
うーん、彼女のスキルと仕事っぷりからして、相当な企業に派遣されていると考えられ。
偏見かもしれませんが、変わった人は多そうですわね。
117:いちごレポ07「朝三暮四」
正社員にと誘われている「苺さん」
当然でしょうね。
ただ、彼女はそうしたことに興味なく、さっそく担当課の課長さん(次期部長候補)に目をつけてます。
リサーチ済みで、黒タイツを着用。
いいですね。
こちらも結局夢破れることとなるんですけど。
彼の提案はそう変なものではなく、チャンスに見えます。
仕事に興味ないでしょうけど、妥協するならばココではなかったかなぁ。
難しいね。
135:いちごレポ08「街談巷説」
こちらは女癖が悪いと評判の彼。
引っ掛かってましたねー。
珍しい。
プール内のえっちがいい感じでした。
※ヒロイン特集3:相手に合わせる「苺さん」
153:いちごレポ09「因果応報」
ターゲット(笑)は女性を苦手とする彼。
そのため、「苺さん」はメイドコスプレで対応していました。
こうした幅の広さはさすがです。
後半に驚くべき事実が発覚するので、お楽しみに。
あるいはこの彼と~なんて展開もありかと思ったんですが。
オチはいつものパターンで、次の最終話にそのまま繋がるようになってます。
171:いちごレポ10「色即是空」
そんな訳で、準レギュラー担当「鯉渕」とのお話。
詳細は伏せますが、彼の言ってる事は実に真っ当なもの。
その通りですわね。
ただ、普通の一般長編の場合は、この後にフォロー話が入りそうなものなんですが。
こちらはセンセの意向もあってか、ばっさりと終わります。
コメディーですが、味付けはブラック。
救いはないので、読み手によってはもやもやした後味悪さが残るかと。
オモロイですけどね。
まぁ、案外あれで目が覚め、すっぱりと主婦におさまってるかも。
【 その他 】
そんな訳で「usi」センセでした。
ひでるさんが好みな漫画なんで、初単行本「さ~ち」から、続編「さ~ち せかんど」、「おまかせナースフォース」、「彼女にシよう!!」、「幼なじみガール」、さらには別名義「ほっとすぽっと(※月極仁・名義)」などを紹介してます。
一般を含めて、これが10冊目くらい?
はっきり分かりませんが。
ちらほら見てみると、一般漫画ほかイラストでも活躍されてましたね。
こりゃ、成年系は望み薄かなぁ。
夢見る派遣 苺ちゃん (エンジェルコミックス) (2012/08/03) usi 商品詳細を見る |
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