■他愛ないコイゴコロ (岡田コウ)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、近親
・構成 : 6話収録
(うち「あばかれるこころ」×3、「child's play」×2)
・おまけ: あとがき・作品解説、カバー裏に「あばかれるこころ1.5つづき」、
描き下ろし「あばかれるこころ1.5」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「他愛ないコイゴコロ」です。
※妹「小野杏」
【 構成・絵柄 】
収録は描き下ろしのショートも含めて6話ほど。
(※ちなみに、ショートと言っても奥付からカバー裏にまで続く7ページ漫画です)
その描き下ろしと前後編がセット。
ほか2話の連続モノと短編ということで、お話としては3本からの単行本でした。
ちなみに、短編も前単行本に収録されていた漫画と繋がっています。
前日譚だったので、こちらからでも全然大丈夫。
漫画はざっくりではラブコメもの。
ただし、どちらのカップルも普段のやり取りが甘くはなく…。
顔を合わせば揉めるような2人が、えっちでメロメロしていく様がポイントでしょう。
姉、妹という近親関係が話数では半分ほど。
双方の視点にて描かれており、じわじわと変化していく心理描写がいつものように楽しめます。
すっきりとした線での作画。
全体の色付きはややあっさり目で、白比率が高め。
濃淡は淡く、描き込みは適度なくらい。
コマ割りは変化あって、重なりなど多め。
メリハリある擬音も含めて、動きを感じる漫画となってます。
コメディー崩しもちらほらありますね。
さっぱりと描かれているものの、背景や小物のバランスは良好。
服装なども質感があります。
人物画は丸っこい輪郭と大きい目のロリっとしたもの。
ただし、今回は…ちょっとデフォルメ異なっていたように見えました。
登場するヒロインらの年齢が高めなためかな。
漫画っぽい可愛らしさは変わらないんですけどね。
↓表紙は白黒画とややイメージ違うので、そちらで判断するならばざっくりで。
原稿の見れる「コアマガジン社」さんのHPがオススメです。
【 収録話 】 6話収録
003:「あばかれるこころ」 前後編
205:「あばかれるこころ1.5」 描き下ろし
超常現象研究部の部長が作成したアプリ「さいみんくん6号」
”簡易的な催眠状態を作り出すことができる”
~ということで。
なぜか「蒼井新(あおい・あらた)」を追いまわすクラス委員長「黒崎凜」に実験してみたところ、完璧に催眠にかかったのでした。
そのため、「新」には催眠をかけた後のサポート、という名目で彼女を観察することとなったのでした。
ざっくりではそんな導入部。
※クラス委員長「黒崎凜」
ちらほら見られる催眠術モノです。
主人公である「新くん」にはその技術なく、部長さんが作成したアプリ頼み。
そのため、術を解く~ほかの細かい知識などもなく。
漫画では数度にわたって催眠をかけていたのですが。
実際であれば、結構危険なことかもしれませんね。
巻末の描き下ろし漫画は、「凜さん」視点のショート。
そちらにて、彼女がどんなんだったか~、知ることができます。
その詳細は…うふふ、伏せときますね。
(※これ、漫画家さんが変わると、全然違う展開になっていきそう)
超常現象研究部に所属している「新くん」
しかし、それはどちらかに所属しなければならない校則がためで、特にそうした事に興味はなく。
部長の会話もほぼ聞くことなく、ずっと携帯ゲームをしていました。
部活ですらそうした態度なので、授業もサボっている、なにかと学校生活からはみ出る存在。
そんな彼がため。
真面目なクラス委員長「凜さん」のレーダーに何かと引っ掛かってしまうのでした。
「新くん」自身が最初にアプリを使ったのは、実験後(1回目)に屋上で注意された際。
アプリの効果は凄まじく、部長のやっていたことを見よう見まねでやっただけで、見事「凜さん」を催眠術にかけています。
さて、こうした漫画でのポイントになる、彼女は本当に催眠に掛かっているのか。
はたまた、そうした演技をしているだけなのか…。
とりあえず、催眠うんぬん以前から、執拗に追って来る彼女がために接触多く。
その度に言い争いになってただろうから、決して仲良しではないのですが…。
漫画での2人の言動を見る限り、良くも悪くも気になる存在であったのは間違いないでしょう。
普段ツンケンした表情・態度なため、えっち最中での微妙な反応にぞくぞくすることと思います。
067:「わたしと兄の最初の日」
いつも言い合いをしている兄「小野堅吾」と妹「小野杏」
部活だか学校行事だか、電車の時刻がちょうど重なったことで。
混雑する車内で、小さい妹「杏」はその兄に庇われるようになっていたのですが…。
ふと目に入ったその下半身はバッチリ反応していたのでした。
こちらは妹との近親モノ。
前回単行本に収録されている「親の居ぬまの選択」の前日譚になります。
あっちが2回目のえっち。
こちらはタイトル通りに、最初の風景。
なにゆえ彼女があんなんになっていたのか、今回漫画で判明します。
こちらの漫画中では2人の視点がくるくると変化しており。
表面上では揉めつつも、2人の心が接近していく様がしっかり描かれていました。
メインは、ばっちり意識し合うようになってからの…親不在な風景。
台詞から、ふと察するお兄ちゃんのくだりが秀逸です。
鈍感主人公でなくて良かった(笑)
お風呂であーした状況になっているというのに、言葉を交わすと甘くないのがリアルっぽくて震えます。
読んだ後は、ぜひ前巻を引っぱり出していただければ。
漫画中の2人と同じく、よりドキドキすると思います。
113:「child's play」
149:「いまはそれで」
タイトル異なりますが、これらは連続話。
「child's play」は弟くん視点。
続く「いまはそれで」が、姉視点での漫画となってます。
頻繁に付き合うものの、長続きしない姉「持田さくら」
傷心の彼女は弟「持田壮太」にちょっかい出し、慰められていたのでした。
他エピソードと違い、2人は既に関係済み。
「面倒見られるのなんて、私くらいだし」
そんな発言もあり、2人のえっちはかなり手慣れた様子。
ただし、行為はお姉ちゃんが完全に主導権を握っていて、彼をヤキモキとさせています。
これは…コレでぞくぞくする男性陣も多そうね(笑)
かなり相性も良いようだったので、そりゃー他の野郎は太刀打ちできないでしょう。
※姉「持田さくら」
さて、この漫画のメインは好き勝手していた姉「さくらさん」視点となる2話目「いまはそれで」から。
前話でのあれこれ前フリが実によく作用しています。
思い通りにならず、ムカムカしていく彼女の、「なんだなんだ、面白くないぞ」のくだりが良いですねー。
そんなんを踏まえて、メインに至る弟「壮太くん」の行動をぜひお見逃しなく。
そうなんですよ、2人の体格差は結構あるんですよね。
女性陣もキャーキャー言いそう。
オチでの「さくらさん」がいい笑顔を見せてくれていました。
いつ気付くのかな。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「岡田コウ」センセの最新刊でした。
ブログではひととおりを紹介しています。
今回は9冊目なので、次で二桁ですね。
今回の↓表紙なのですが。
タイトルフォントの雰囲気、寝ている女の子の…なんだか微妙な表情。
悪戯っぽく笑っているのか、こちらを罠に掛けようと狙っているのか。
そうした印象だったので…。
妙なブラック展開とか、はたまた重苦しい漫画群だったりするのでは??、とか読むまでドキドキ。
そっち系でなくて、ホッとしました。
委員長もよかったんですが、やっぱり「杏ちゃん」ですね。
前日譚良かったです。
他愛ないコイゴコロ (メガストアコミックス) コミック, 2022/5/27 [アダルト] 岡田コウ (著)
★「岡田コウ」センセの漫画紹介記事 ※すべて成年系
「恋するぱんつ」
「チュー学生日記」
「好きで好きで、すきで」
「せんせいと、わたしと。上巻・下巻」
「Aサイズ」
「だれにもいえないコト」
「思春期のココロ」
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、近親
・構成 : 6話収録
(うち「あばかれるこころ」×3、「child's play」×2)
・おまけ: あとがき・作品解説、カバー裏に「あばかれるこころ1.5つづき」、
描き下ろし「あばかれるこころ1.5」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「他愛ないコイゴコロ」です。
※妹「小野杏」
【 構成・絵柄 】
収録は描き下ろしのショートも含めて6話ほど。
(※ちなみに、ショートと言っても奥付からカバー裏にまで続く7ページ漫画です)
その描き下ろしと前後編がセット。
ほか2話の連続モノと短編ということで、お話としては3本からの単行本でした。
ちなみに、短編も前単行本に収録されていた漫画と繋がっています。
前日譚だったので、こちらからでも全然大丈夫。
漫画はざっくりではラブコメもの。
ただし、どちらのカップルも普段のやり取りが甘くはなく…。
顔を合わせば揉めるような2人が、えっちでメロメロしていく様がポイントでしょう。
姉、妹という近親関係が話数では半分ほど。
双方の視点にて描かれており、じわじわと変化していく心理描写がいつものように楽しめます。
すっきりとした線での作画。
全体の色付きはややあっさり目で、白比率が高め。
濃淡は淡く、描き込みは適度なくらい。
コマ割りは変化あって、重なりなど多め。
メリハリある擬音も含めて、動きを感じる漫画となってます。
コメディー崩しもちらほらありますね。
さっぱりと描かれているものの、背景や小物のバランスは良好。
服装なども質感があります。
人物画は丸っこい輪郭と大きい目のロリっとしたもの。
ただし、今回は…ちょっとデフォルメ異なっていたように見えました。
登場するヒロインらの年齢が高めなためかな。
漫画っぽい可愛らしさは変わらないんですけどね。
↓表紙は白黒画とややイメージ違うので、そちらで判断するならばざっくりで。
原稿の見れる「コアマガジン社」さんのHPがオススメです。
【 収録話 】 6話収録
003:「あばかれるこころ」 前後編
205:「あばかれるこころ1.5」 描き下ろし
超常現象研究部の部長が作成したアプリ「さいみんくん6号」
”簡易的な催眠状態を作り出すことができる”
~ということで。
なぜか「蒼井新(あおい・あらた)」を追いまわすクラス委員長「黒崎凜」に実験してみたところ、完璧に催眠にかかったのでした。
そのため、「新」には催眠をかけた後のサポート、という名目で彼女を観察することとなったのでした。
ざっくりではそんな導入部。
※クラス委員長「黒崎凜」
ちらほら見られる催眠術モノです。
主人公である「新くん」にはその技術なく、部長さんが作成したアプリ頼み。
そのため、術を解く~ほかの細かい知識などもなく。
漫画では数度にわたって催眠をかけていたのですが。
実際であれば、結構危険なことかもしれませんね。
巻末の描き下ろし漫画は、「凜さん」視点のショート。
そちらにて、彼女がどんなんだったか~、知ることができます。
その詳細は…うふふ、伏せときますね。
(※これ、漫画家さんが変わると、全然違う展開になっていきそう)
超常現象研究部に所属している「新くん」
しかし、それはどちらかに所属しなければならない校則がためで、特にそうした事に興味はなく。
部長の会話もほぼ聞くことなく、ずっと携帯ゲームをしていました。
部活ですらそうした態度なので、授業もサボっている、なにかと学校生活からはみ出る存在。
そんな彼がため。
真面目なクラス委員長「凜さん」のレーダーに何かと引っ掛かってしまうのでした。
「新くん」自身が最初にアプリを使ったのは、実験後(1回目)に屋上で注意された際。
アプリの効果は凄まじく、部長のやっていたことを見よう見まねでやっただけで、見事「凜さん」を催眠術にかけています。
さて、こうした漫画でのポイントになる、彼女は本当に催眠に掛かっているのか。
はたまた、そうした演技をしているだけなのか…。
とりあえず、催眠うんぬん以前から、執拗に追って来る彼女がために接触多く。
その度に言い争いになってただろうから、決して仲良しではないのですが…。
漫画での2人の言動を見る限り、良くも悪くも気になる存在であったのは間違いないでしょう。
普段ツンケンした表情・態度なため、えっち最中での微妙な反応にぞくぞくすることと思います。
067:「わたしと兄の最初の日」
いつも言い合いをしている兄「小野堅吾」と妹「小野杏」
部活だか学校行事だか、電車の時刻がちょうど重なったことで。
混雑する車内で、小さい妹「杏」はその兄に庇われるようになっていたのですが…。
ふと目に入ったその下半身はバッチリ反応していたのでした。
こちらは妹との近親モノ。
前回単行本に収録されている「親の居ぬまの選択」の前日譚になります。
あっちが2回目のえっち。
こちらはタイトル通りに、最初の風景。
なにゆえ彼女があんなんになっていたのか、今回漫画で判明します。
こちらの漫画中では2人の視点がくるくると変化しており。
表面上では揉めつつも、2人の心が接近していく様がしっかり描かれていました。
メインは、ばっちり意識し合うようになってからの…親不在な風景。
台詞から、ふと察するお兄ちゃんのくだりが秀逸です。
鈍感主人公でなくて良かった(笑)
お風呂であーした状況になっているというのに、言葉を交わすと甘くないのがリアルっぽくて震えます。
読んだ後は、ぜひ前巻を引っぱり出していただければ。
漫画中の2人と同じく、よりドキドキすると思います。
113:「child's play」
149:「いまはそれで」
タイトル異なりますが、これらは連続話。
「child's play」は弟くん視点。
続く「いまはそれで」が、姉視点での漫画となってます。
頻繁に付き合うものの、長続きしない姉「持田さくら」
傷心の彼女は弟「持田壮太」にちょっかい出し、慰められていたのでした。
他エピソードと違い、2人は既に関係済み。
「面倒見られるのなんて、私くらいだし」
そんな発言もあり、2人のえっちはかなり手慣れた様子。
ただし、行為はお姉ちゃんが完全に主導権を握っていて、彼をヤキモキとさせています。
これは…コレでぞくぞくする男性陣も多そうね(笑)
かなり相性も良いようだったので、そりゃー他の野郎は太刀打ちできないでしょう。
※姉「持田さくら」
さて、この漫画のメインは好き勝手していた姉「さくらさん」視点となる2話目「いまはそれで」から。
前話でのあれこれ前フリが実によく作用しています。
思い通りにならず、ムカムカしていく彼女の、「なんだなんだ、面白くないぞ」のくだりが良いですねー。
そんなんを踏まえて、メインに至る弟「壮太くん」の行動をぜひお見逃しなく。
そうなんですよ、2人の体格差は結構あるんですよね。
女性陣もキャーキャー言いそう。
オチでの「さくらさん」がいい笑顔を見せてくれていました。
いつ気付くのかな。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「岡田コウ」センセの最新刊でした。
ブログではひととおりを紹介しています。
今回は9冊目なので、次で二桁ですね。
今回の↓表紙なのですが。
タイトルフォントの雰囲気、寝ている女の子の…なんだか微妙な表情。
悪戯っぽく笑っているのか、こちらを罠に掛けようと狙っているのか。
そうした印象だったので…。
妙なブラック展開とか、はたまた重苦しい漫画群だったりするのでは??、とか読むまでドキドキ。
そっち系でなくて、ホッとしました。
委員長もよかったんですが、やっぱり「杏ちゃん」ですね。
前日譚良かったです。
他愛ないコイゴコロ (メガストアコミックス) コミック, 2022/5/27 [アダルト] 岡田コウ (著)
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