■マグロメイドもみんなもしこたまえっち! (牡丹もちと)
★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、メイド、むちむち
・構成 : カラー(8P)、9話収録
(うち「マグロメイドシリーズ」×4、「おさななじみシリーズ」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラーカバー絵、カラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「牡丹もちと(ぼた・もちと)」センセの「マグロメイドもみんなもしこたまえっち!」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は連続話が2つ、ほか短編になります。
エピソードとしては、4つですね。
初出によると、1話以外はすべて同人誌作品でした。
そのためか、ページ量ほか、ちょっと変わった雰囲気のものもあります。
個人的には変化を楽しめましたが、気になりそうな人はちょっと気を付けて。
おまけはあとがき、カラーイラスト。
イラストは中扉、もくじ背景を含めて、8ページほど収録されていました。
なお、カバー裏もカラーイラストになっていまして。
そちらは、カバーの文字なしバージョンでした。
特に裏表紙・右上、悪友ちゃんの顔がまるまるバーコードで隠れてしまっていたので、嬉しい仕様。
もう1つ、どーでもイイ事ですが。
ぱっと見、皆さんいちごポッキー咥えてる、って思ってました。
(カラーイラスト集にて、違うと理解)
※幼馴染みちゃん
★★絵柄について ★★★
雰囲気のある独特なカラー絵が特徴的。
白黒絵は基本デジタルのツヤツヤした感じ、なのですが…。
今回単行本の問題は、各話によって落差が大きめなコト。
あちこちバランス悪く、動きある絵に微妙なものがあり。
また、個人的な印象ですが、漫画に…流れるようなイメージがなく。
プツプツ止まるような感覚でした。
一方、当然ながら良いコマも多く。
時期的なもの、はたまた力の入れ加減、、、が異なるのでしょうか。
最近だろうエピソードについては、だいぶ安定してきていました。
ハッキリとした黒色で色彩は濃いめ。
原稿はそうゴッチャリしてなく、コマ割りも大きく見易い仕上がり。
人物絵は輪郭縦長でぱっちり黒目。
全体的に幅広く、むちむちとした肉付き。
…そう、そのむっちり肉描写が良くも悪くも作用してたかな…、と。
また、キャラは魅力的でリアルさもあるだけ、悪いところがより目立ってしまっていた感じです。
★★収録話について ★★★ 9話収録
011:「マグロメイドとしこたまえっち」
025:「マグロメイドとめちゃしこたまえっち」
044:「デレデレメイドとツンツンメイドとしこたまえっち」
060:「デレデレメイドとツンデレメイドと淫乱メイドとしこたまえっち」
彼女なし、縁談なし、の坊ちゃん。
世継ぎが産まれない事を心配したその父親は、完璧超人なメイド長に子づくりを命じたのでした。
ごく簡単ですが、そうしたお話。
1話目「マグロメイドとしこたまえっち」は13ページ。
コマ割りなく、1ページまるまるが1コマみたいになってます。
漫画寄りのイラスト集、みたいな感じ。
作画クオリティも高いです。
タイトルには「マグロ」とか、なかなか失礼な単語がありました。
これはまぁ、定番で役目に忠実なだけですかね。
(どう育ってきたのか、感情表現もあまり上手ではなさそう)
逆に、あのしれっとした感じが…第三者目線では最高なのですけれどもねー。
2話目「マグロメイドとめちゃしこたまえっち」から、普通の漫画形式になります。
その後の風景。
関係性の変化もあってか、表情が出てきていてイイ感じ。
仕事中、お風呂、メインでは恋人っぽいプレイ、などが楽しめます。
バスト控え目なメイドさんが加わる、3話目「デレデレメイドとツンツンメイドとしこたまえっち」
ぶっちゃけ、メイド長さんが気に入ってたので、新たな娘はいらないなぁ、って思ったのですけれども。
後半の、「私、仕事中なの!!」~のくだりがお気に入り。
やっぱりメイドとはこーあるべきでしょう(笑)
彼女はまた、完璧超人でなく、坊ちゃんを敬ってもなく、普通っぽいトコロが魅力ですね。
4話目「デレデレメイドとツンデレメイドと淫乱メイドとしこたまえっち」では、さらにもう1人追加。
新人メイドという彼女は、主人公の同級生。
先に、ちらとその存在について、言及のあった娘です。
複数で派手になっており、前話追加のメイドさんの心境変化など、良かったんですが…。
前述したように、やっぱりもとのメイド長さんのがいいなぁ、といった点だけでなく。
なにゆえメイド服でなく、ああした下品な恰好させちゃうのか。
プレイの1つにある~くらいならいいのですが、本編まるまるそんなんだったのが、やや残念でした。
また、できれば…1話目みたいな感じで、メイド長さん単独のが見たかったです。
083:「おさななじみえっち」
105:「オサナナジミエッチ」
127:「幼馴染えっち」
家が近所の、1つ違いな幼馴染みカップル話。
女性が年下。
語尾に「~っス」とつく、典型的な後輩キャラで、彼への呼び方も「先輩」でした。
普通、名前で呼びそうな気もするんですがね…。
初対面が野球チームとかだったりしたら、こんなんもアリえるか。
ひらがなの1話目は男性視点。
まぁ、あれだけベタベタされて、好意ない訳はないわねー。
まだ学生で、受験控える身だから~、かもしれませんが。
そんなに我慢しなくても良かったんでは。
カタカナの2話目は彼女視点。
こちらは受験後、彼が進学した後の風景になってます。
キャラの周囲がよりハッキリしてきていました。
不意打ち喰らった前話と違って、お互いのやり取りがまた楽しい。
彼、だいぶ可愛らしいコト言ってましたが…男性はそうしたものだと思いますよ。
…とはいえ、なんもリアクションしてなかったのは、万死に値するでしょう。
漢字の3話目は、さらにその後の風景。
彼の部屋にて、ラブラブな様がたっぷり見れます。
しかし…このカップル、どっちもモテモテですね。
冒頭シーンがちょっと気になりました。
彼は気が多いのかしら。
※左:メイド長さん、右:悪友ちゃん
149:「悪友に告白したらデレデレになった」
芸術大学で出会った、独特な感性を持っていた彼女。
そのアイデアを実行する主人公と、すっかり悪戯コンビになっていたのですが。
共に行動するうち、すっかり異性として好意を持っていたのでした。
タイトルそのまま、悪友という関係だった異性に告白していく流れ。
この短編、55ページとだいぶ長いのですけれど…。
告白まで、たっぷり11ページくらい使ってました。
前後の変化から、そのデレっぷりが楽しめますよー。
205:「ヤンキドーテ」
毎日のサービス残業に疲れ果てていた、サラリーマン「道程桜」
せめてスッキリしたいと、アダルトショップで選別していたところ。
10年ぶりにクラスメイト「黒霧きあら」と鉢合わせたのでした。
正確には、彼の後ろ姿に気付き、追いかけて声をかける流れですね。
金髪・褐色肌な黒キャル「きあらさん」(※カバーでは裏側の左端)
学生時代から…ほぼ変わってないですよ。
まあ、「桜くん」もぜんぜん変わらんですけどね。
あまり関係性なかったようですが、しっかり覚えていた彼女は凄い。
えっちに至ったのは…
「1人で飲むのはさ、やっぱさみしいじゃん?」
といった台詞そのままですかね。
彼女の状況から、人との接点に飢えていたのかな、って思いました。
★★リンクほか ★★★
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト