■今夜の水島さん (かわもりみさき)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ハーレム、巨乳
・構成 : カラー(4P)、10話収録(※全て表題作)
・おまけ:
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かわもりみさき」センセの「今夜の水島さん」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は1冊まるまるの長編。
複数ヒロインが登場する、ハーレム・ラブコメです。
しっかりとしたストーリーものではなく。
同世界で各ヒロインとのエピソードが続いていく~ような感じ。
詳細は後述します。
見たところ、空きページもそれなりにあったのですが…おまけの類はなし。
あとがきもありません。
だいたい「エンジェル出版社」さんの単行本は、こうしたつくりなのですが。
…そうした方針なんですかね。
あるコトのが慣れてるので、なんもないのは…ちょっと寂しく思いました。
※水島泉
★★絵柄について ★★★
丁寧・強めな線での作画。
乱れなく、しっかり安定しています。
色彩はちょうど良いくらい。
原稿コテコテしてなく、見易く仕上がっていました。
漫画はちょっとコメディーっぽく、表情など派手寄り。
飛び回る細目の擬音が特徴的です。
人物画は縦長・幅広な輪郭、縦線な鼻筋。
身長は高く、どーんと大きいバストで…だいぶ重そう。
また、女性の皆さんはバストトップまわりが服に浮いて見えていて、常時エロい。
ノーブラなのか、センセの描き方がそうなのか…。
街中シーンでもそんなんだったので、後者ですかね。
(透けるシーンはどうするんだろう)
背景などもしっかり目で良く、全体の雰囲気と合ってました。
カラーでもほぼ変わらないので、そのままの判断で大丈夫です。
★★収録話について ★★★ 10話収録
:「今夜の水島さん」
とある理由がため、10年間引き籠っていた「太一」
ついに実家を追い出されてしまった彼に、叔父「大吾」はとあるシェアハウスの一軒家を紹介しました。
家主「黒川亜夜」ほか「水島泉」、「坂東国子」と住人は全て女性だったのですが。
「わけありの人を受け入れてるからね」
そうした、気になる事を言っていたのでした。
ハーレム系の長編ラブコメ。
男性はほぼ主人公だけ。
冒頭で女性は3名でしたが、途中追加があり。
最終的には、5名に囲まれることとなります。
名前の含まれたタイトルで、いちおうメインたる女性はいたのですが。
設定もあって、目立ってはいたものの。
いわゆる、普通の正ヒロインっぽい扱いではなかったですね。
10年間引き籠っていた~という主人公「太一くん」
現在は27歳と、結構な年齢。
冒頭こそ、たどたどしい雰囲気でしたが。
女性らが個性・積極的で、またコミュニケーションに問題あった訳ではなさそう(3話)なため。
ほぼ普通に立ち回ってましたね。
あるいは、もっと早くても良かったかしら。
引き籠ることとなってしまう切っ掛けは、ぜひ本編でご確認ください。
なお、実際そんなんあるのかなー、って試しに検索してみたところ…確実そうなものはヒットしませんでしたよ。
漫画だけのことで、実際にそんなんはないのかな。
タイトル回収される1話目。
普通っぽい「泉さん」が、なにゆえワケありシェアハウスに住んでいるのか、判明します。
詳細は伏せますね。
くいくい、って指さすシーンが好き。
ここまでだと…ちょっと引くかも(笑)
なお、えっち担当は意外にも眼鏡美人な家主「亜夜さん」
その行為を「泉さん」と覗き見る~といった流れでした。
(※厳密に「泉さん」とも色々はしている)
冒頭のカラー原稿部分は、「泉」・「国子」というカバーガールズです。
2人のイチャイチャでした。
お待たせしました、2話目の担当は「泉さん」です。
ざっくりだった1話目の補完として、「国子さん」がしっかり説明してくれてました。
設定として、普段からエロエロしい「国子さん」に対し、逆タイプの「泉さん」な筈なのですが。
あの部屋着は…えっちよね。
いや、バストが規格外に大きいのがいけないのか。
なお、「泉さん」はこれが初めてだと、うそだーってなコトを言ってたんですが。
詳細は後に出てきます。
「太一くん」の過去が描かれる3話目は、褐色肌な漫画家「国子さん」です。
察しの良い方、その通り。
ひでるさんのお気にいりなのですが、裏表紙にも登場していて。
購入の切っ掛けでした。
なんだか…「じょしラク!」の「白銀さくら」さんを思い出したのです。
成年漫画家だという彼女。
派手な容姿でしたが、内面はそんなんでもなかったですね。
ぶっちゃけ、この娘が相手として最適なんではないかしら。
4話目は家主「亜夜さん」です。
冒頭のくだりは、納得感ありました。
確かになぁ。
自ら積極的に出れないあたり、性格が出てますね。
古い家で、雨漏りになってしまったため…「亜夜さん」の部屋で寝る流れ。
溜まっていたため、なかなかハードなプレイでした。
ちょっと面白い。
ひととおり回った後の5話目。
ちゃんとメインの「泉さん」がピックアップされてます。
雑貨屋でバイトしている、とテキストで書かれていましたが。
背景とか夜のシフトとか、コンビニなのでは??
レジにいながら、やたらモテてる様が凄い。
なお、この流れは漫画のポイントとなっているので、よく見ておくように。
住人「星崎久美」が追加される6話目。
可愛い系統で、ゴスロリっぽい服装なども良かったんですが。
この後、マトもに登場するのは水着回。
やや勿体なかった印象。
また、彼女の個性も後に「クセ強いなー」と言われていたそのまま、結構人を選ぶものだと思います。
※左:「坂東国子」、右:「星崎久美」
雰囲気異なる冒頭シーンから始まる7話目。
「泉さん」の母親が登場します。
ゆえに…彼女の過去・詳細などが判明する、なかなか重要な回になっています。
なお、えっちは「泉さん」ともありましたが、メインはその母親。
ちょっといい雰囲気だったのになぁ(笑)
オチのくだりが好き。
8話目はこうした漫画の定番、水着回です。
しっかり全員の水着が見れました。
ただ、正直なところ…デザインはもう少し凝って欲しかったですね。
人気少ない浜辺での複数プレイ。
「泉」・「国子」・「亜夜」の3名。
なんだか意外でしたが、複数プレイが描かれる最初のエピソードです。
最終エピソードに繋がる9話目。
ここまでエロいことばかりでしたが…しっかり、「太一くん」の成長が見れました。
冒頭と比べて、だいぶ変わりましたね
いいんじゃないでしょうか。
(※過去の清算もできてた前話も、なにけに影響大きいと思う)
こちらも複数プレイなのですが「亜夜」、「泉さん」の母親という、前話であぶれた熟女メンバー。
なお、「泉さん」の母親は7話目と違って、ちゃんとした雰囲気のバージョンです。
そんなこんなでの最終話。
個人的には、結構意外な流れでしたが。
なかなかイイお話で好き。
(※かつ、そう真面目過ぎない)
キャラのチョイスは、漫画的に分かるんですけれど…。
できれば、ヒロインらの間でのどうしたやり取りがあった~とか、前夜風景を描いて欲しかったなぁ。
★★リンクほか ★★★
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テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト