■オシバナ! (志摩時緒)
★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] 推し、ラブコメ、学園
・構成 : 10話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画、合間にイラスト、
カバー裏に漫画「推し活の話をしよう」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「志摩時緒(しま・ときお)」センセの「オシバナ! 1巻」です。
※王子様「押田紗和」
★★単行本構成、ほか ★★★
2巻以降へと続く長編ストーリー。
そう長々と続いていく印象はなかったのですが、どうでしょう。
(※感覚として2巻もまるまる埋まるかなー、と)
収録は10話で、1話あたり16ページ。
カバー裏には漫画「推し活の話をしよう」があり。
ファンの活動を知ることができます。
また、あとがきは漫画形式になっていて。
なにゆえこうした漫画をセンセが描くに至ったか、を知ることができました。
ちなみに、単行本は光文社さんの熱帯コミックス。
webマンガサイトで、まだできたてみたい。
現在では17話までありましたよ。(23/05/07現在)
後に単行本買うつもりなので、詳しく見ませんでしたが…。
先のひでるさん予想は全然ハズレでしたよ。
★★絵柄について ★★★
サッパリと綺麗で抜群の安定感。
いつも安心の「志摩時緒」センセなクオリティ。
色味は濃くなく、白比率は高く。
見易い、スッキリとした仕上がりです。
独特なテンションとラブコメちっくな表現で漫画はお上手。
引っ掛かる箇所なくテンポに優れていて。
派手さ・勢いはないものの、センセならでは、の魅力あるものです。
カラーでもほぼ変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙でどうぞ。
★★収録話について ★★★ 10話収録
王子様がいる学園。
王子、といってもその「押田紗和」は女子生徒。
見た目だけでなく、運動神経・成績の良さ。
さらに、放送委員の彼女は声まで良く、学園の女子から圧倒的な支持を集めていました。
女生徒らの憧れであるため、男子からの評判はあまり良くなかったものの。
ファンの女子らの中には、1人男子「大田」が混ざっていて。
彼の徹底した推しの姿勢は、ファンの皆に受け入れられておりました。
「紗和」の幼馴染みで彼女をプロデュースする「保住茉莉花」は彼を警戒していたのですが…。
2人して彼の話をしていたところ、「紗和」は自らの想いに気付いてしまったのでした。
ざっくりでは、そんな感じ。
押し花でなくて、推しですね。
ラブコメ話であるものの、女子の王子様「紗和さん」は恋愛レベル低く。
一方の男子「大田くん」は推し姿勢にこだわりのあるファンでした。
そのため、お互い両想いではあるものの。
微妙に平行線なまま、なかなか交じらないという、面白さがありました。
恋愛への道のりは遠く。
ぶっちゃけ、1巻ではそこまで至ってない…、くらい。
センセが得意とするラブコメ感とは結構違っていたので、そのあたりは要注意。
プロローグ編という感じの1から3話。
花を背負ってたりする「紗和さん」は、なるほど王子様といった感じ。
やっかみで男子らには目ざわりだと思われていたようでしたが…。
ボーイッシュながら普通に美人なので、なんのかんの言ってても彼女から告白されればイチコロでしょうねー。
(※そんなんなため、後の「大田くん」の反応が面白いのですが)
ファンの女子らの中に、違和感なく混ざっている彼。
まぁ、普通には「茉莉花さん」が警戒したそのまま、ワンチャンあるかと思われるの当然でしょうけれど…。
もし、少しでもそうした雰囲気があったなら。
たぶん、ファンらに排除されていたでしょう。
しかし…「紗和さん」は「大田くん」のドコがそんなに気に入ったんだろうか。
まぁ、異性からああした想いを受けること少なかったので、彼の姿勢とは裏腹に目だってはいたのかもしれませんが。
いつも隣にいる「茉莉花さん」の姿勢、2話でのやり取りなどもまた面白いですね。
彼女のファンもなにげにいるのではなかろうか。
3話での、”遠くから見守りたいタイプのオタク達”、はひでるさんもそっち系なので、よーく理解できます。
そうだよねー。
4から7話は生徒会編。
前話オチから登場していた、生徒会・副会長「八王子」くんの関わるエピソードです。
曰く、「アイツが入学してくるまでは、そこは俺のポジションだったのに」とのこと。
表裏あり、4話ではだーいぶ感じの悪いキャラだった彼。
しかし、強いブラック色ないのがセンセの持ち味。
お話が進むにつれて、だいぶ丸くなっていった印象です。
…で、その切っ掛けとなっているのが、「大田くん」
彼の徹底した推し姿勢が発揮されています。
そういう点での行動力は素直に凄いですね。
なお、生徒会ほかメンバーの発言にて、彼の有能さが垣間見えました。
「八王子くん」に対しても、まったく物怖じしない様は凄いですね。
この男子2人のやり取りはなかなか面白いものとなってました。
なお、6話での「大田くん」の発言が、次に繋がっていったと思われます。
ちなみに、生徒会・ヘアバンドの娘が可愛いです。
※保住茉莉花
さて、1巻のクライマックスというべき8から10話は告白編。
えー、非常に面白い部分なので、詳細は伏せますが。
ここでの「大田くん」はイイですね。
これまで徹底した推しっぷりを見せてきた彼が、あーなってしまうとは。
”無責任で一方的な感情”といったんは、その通りだと思います。
10話ではなかなか恰好良かったですよ。
また、ここで「茉莉花さん」の取った行動、9話が凄い。
彼女もまた推しのために全力なのでしょう。
ただ、おそらく…幻滅でなくて、より好きになると思う。
はたして2巻はどんな感じになるんでしょうか。
いまから楽しみです。
★★リンクほか ★★★
オシバナ!(1)(熱帯COMICS) コミック 2023/3/15 志摩時緒 (著)
★「志摩時緒」センセの漫画紹介記事
「夜にとろける」
「君にしか教えない」
「友人の妹」
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] 推し、ラブコメ、学園
・構成 : 10話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画、合間にイラスト、
カバー裏に漫画「推し活の話をしよう」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「志摩時緒(しま・ときお)」センセの「オシバナ! 1巻」です。
※王子様「押田紗和」
★★単行本構成、ほか ★★★
2巻以降へと続く長編ストーリー。
そう長々と続いていく印象はなかったのですが、どうでしょう。
(※感覚として2巻もまるまる埋まるかなー、と)
収録は10話で、1話あたり16ページ。
カバー裏には漫画「推し活の話をしよう」があり。
ファンの活動を知ることができます。
また、あとがきは漫画形式になっていて。
なにゆえこうした漫画をセンセが描くに至ったか、を知ることができました。
ちなみに、単行本は光文社さんの熱帯コミックス。
webマンガサイトで、まだできたてみたい。
現在では17話までありましたよ。(23/05/07現在)
後に単行本買うつもりなので、詳しく見ませんでしたが…。
先のひでるさん予想は全然ハズレでしたよ。
★★絵柄について ★★★
サッパリと綺麗で抜群の安定感。
いつも安心の「志摩時緒」センセなクオリティ。
色味は濃くなく、白比率は高く。
見易い、スッキリとした仕上がりです。
独特なテンションとラブコメちっくな表現で漫画はお上手。
引っ掛かる箇所なくテンポに優れていて。
派手さ・勢いはないものの、センセならでは、の魅力あるものです。
カラーでもほぼ変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙でどうぞ。
★★収録話について ★★★ 10話収録
王子様がいる学園。
王子、といってもその「押田紗和」は女子生徒。
見た目だけでなく、運動神経・成績の良さ。
さらに、放送委員の彼女は声まで良く、学園の女子から圧倒的な支持を集めていました。
女生徒らの憧れであるため、男子からの評判はあまり良くなかったものの。
ファンの女子らの中には、1人男子「大田」が混ざっていて。
彼の徹底した推しの姿勢は、ファンの皆に受け入れられておりました。
「紗和」の幼馴染みで彼女をプロデュースする「保住茉莉花」は彼を警戒していたのですが…。
2人して彼の話をしていたところ、「紗和」は自らの想いに気付いてしまったのでした。
ざっくりでは、そんな感じ。
押し花でなくて、推しですね。
ラブコメ話であるものの、女子の王子様「紗和さん」は恋愛レベル低く。
一方の男子「大田くん」は推し姿勢にこだわりのあるファンでした。
そのため、お互い両想いではあるものの。
微妙に平行線なまま、なかなか交じらないという、面白さがありました。
恋愛への道のりは遠く。
ぶっちゃけ、1巻ではそこまで至ってない…、くらい。
センセが得意とするラブコメ感とは結構違っていたので、そのあたりは要注意。
プロローグ編という感じの1から3話。
花を背負ってたりする「紗和さん」は、なるほど王子様といった感じ。
やっかみで男子らには目ざわりだと思われていたようでしたが…。
ボーイッシュながら普通に美人なので、なんのかんの言ってても彼女から告白されればイチコロでしょうねー。
(※そんなんなため、後の「大田くん」の反応が面白いのですが)
ファンの女子らの中に、違和感なく混ざっている彼。
まぁ、普通には「茉莉花さん」が警戒したそのまま、ワンチャンあるかと思われるの当然でしょうけれど…。
もし、少しでもそうした雰囲気があったなら。
たぶん、ファンらに排除されていたでしょう。
しかし…「紗和さん」は「大田くん」のドコがそんなに気に入ったんだろうか。
まぁ、異性からああした想いを受けること少なかったので、彼の姿勢とは裏腹に目だってはいたのかもしれませんが。
いつも隣にいる「茉莉花さん」の姿勢、2話でのやり取りなどもまた面白いですね。
彼女のファンもなにげにいるのではなかろうか。
3話での、”遠くから見守りたいタイプのオタク達”、はひでるさんもそっち系なので、よーく理解できます。
そうだよねー。
4から7話は生徒会編。
前話オチから登場していた、生徒会・副会長「八王子」くんの関わるエピソードです。
曰く、「アイツが入学してくるまでは、そこは俺のポジションだったのに」とのこと。
表裏あり、4話ではだーいぶ感じの悪いキャラだった彼。
しかし、強いブラック色ないのがセンセの持ち味。
お話が進むにつれて、だいぶ丸くなっていった印象です。
…で、その切っ掛けとなっているのが、「大田くん」
彼の徹底した推し姿勢が発揮されています。
そういう点での行動力は素直に凄いですね。
なお、生徒会ほかメンバーの発言にて、彼の有能さが垣間見えました。
「八王子くん」に対しても、まったく物怖じしない様は凄いですね。
この男子2人のやり取りはなかなか面白いものとなってました。
なお、6話での「大田くん」の発言が、次に繋がっていったと思われます。
ちなみに、生徒会・ヘアバンドの娘が可愛いです。
※保住茉莉花
さて、1巻のクライマックスというべき8から10話は告白編。
えー、非常に面白い部分なので、詳細は伏せますが。
ここでの「大田くん」はイイですね。
これまで徹底した推しっぷりを見せてきた彼が、あーなってしまうとは。
”無責任で一方的な感情”といったんは、その通りだと思います。
10話ではなかなか恰好良かったですよ。
また、ここで「茉莉花さん」の取った行動、9話が凄い。
彼女もまた推しのために全力なのでしょう。
ただ、おそらく…幻滅でなくて、より好きになると思う。
はたして2巻はどんな感じになるんでしょうか。
いまから楽しみです。
★★リンクほか ★★★
オシバナ!(1)(熱帯COMICS) コミック 2023/3/15 志摩時緒 (著)
★「志摩時緒」センセの漫画紹介記事
「夜にとろける」
「君にしか教えない」
「友人の妹」