■午前霊時に抱きしめて (usi)
★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] オカルト、眼鏡
・構成 : カラー(4P)、10話収録(※全て表題作)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「usi(うし)」センセの「午前霊時に抱きしめて」です
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は1冊まるまるの長編モノ。
10話のストーリーです。
ラストとか、なんだか続きそうな雰囲気もありましたが。
いちおう、これで完結っぽいです。
オカルト色もあるお話。
詳しくは後述しますが、そう強いものでないので、あまり気にしなくても大丈夫。
ちょっと地味目な眼鏡ヒロインお好きな方は、検討の余地ありだと思います。
※左:「木村里奈」、右:霊能者「櫻小路綾香」
★★絵柄について ★★★
強めな色でコッテリとした作画。
濃い線・全体も黒く、原稿はごっちゃり。
おおむね枠間ほかスペースあったものの、コテコテとした仕上がりです。
見ていて気になったのはバランス面。
横長になったり、縦長になったり…という感じで不安定。
表情は硬く、表現は微妙に軽め。
人物絵は幅広輪郭にぎざぎざまつ毛のぱっちり目。
目はやや離れ気味。
頭と比較して、身体は華奢で手足は細め。
なんだか…昔と比べて、ちょっと雰囲気変わった感じがしました。
また、↓表紙・裏表紙イラストはだいぶ整っていて、鵜呑みにするのは危険。
(※冒頭のカラー原稿と落差を感じる筈)
白黒絵は、いくらか動きやすく漫画仕様になっている感じです。
★★収録話について ★★★ 10話収録
新婚の同僚から、たっぷりノロケ話を聞かされてしまった「高江洲康弘(たかえす・やすひろ)」
1人暮らしなため、なんだか帰宅する気になれず、街中に佇んでいたところ。
目前から毒々しい黒いオーラをまとった女性「木村里奈」がやって来て。
「あの…………私で抜きませんか?」
そんな事を言い出したのです。
彼女曰く、”1日に1回男性を達せられなければ死んでしまう呪い”をかけられてしまった、とのことで…。
「康弘」は彼女に知り合いを紹介することとしたのでした。
ざっくりではそんなお話。
霊的な要素もある長編ストーリー。
術とかバトルっぽいものも、ちょろっとだけありましたが…。
基本的には、ただひたすらえっちしていたような印象(笑)
ホラー、アクション要素はありません。
登場人物はそう多くなく。
顔を見せる3名の女性には、ちゃんとシーンが用意されてます。
うち、メインとなる女性は、毎日えっちな呪いがある「里奈さん」で間違いないものの。
漫画としての正ヒロインは…。
彼の師匠で霊能者という、「櫻小路綾香」だと思います。
さほど登場多くはないのですが、黒髪ボブ、フチの太い眼鏡、照れた表情…など、容姿・キャラ共に強いインパクトがあり。
(※ついでに、あー見えて、結構な巨乳の持ち主でもある)
個人的には、漫画の全ては彼女が持ってった感じでした。
彼女を主役に据えた漫画を見たいですね。
…あるかな。
カラー原稿がある1話目。
この回のクライマックスシーンを切り出したもののようです。
主人公「高江洲康弘」は、霊が視える体質。
後に登場する「綾香さん」を師匠と呼んでいたものの、単に見えるだけ。
霊能者とかでなく、よくありそうな、除霊と称したえっち展開~とかはなかったです。
珍しいですね。
それがためか、前述したようなエロい呪いが「里奈さん」にかかっている、のだと思います。
その呪い、について。
たいたいの要因は、中盤・後半あたりに描かれてます。
ただ、…ざっくりです。
漫画のポイントとなる部分だと思うんですが、こうした流し方は意外。
もうちょっと…感情的なところなど、しっかり描いてもいいように思いました。
ページの都合ですかね。
どうにかひとえっち済み、ノルマ達成した2話目。
その瞬間、黒いモヤみたいなものを見ていた「康弘くん」
スキルが生きましたね。
そのため、こうなった経緯について聞き出すことに成功しています。
(※「里奈さん」がコミュニケーション取れているのは、当事者がため、ですかね。)
事情を知った「康弘くん」が頼ったのは、霊能者「綾香さん」
前述してますが、ちょっとしたやり取りに照れる様がキュートです。
後での服装と比べ、こちらでは…なんだか可愛らしい服装をしていて。
うん、やっぱり開始時点から好意はあったのかなー、と思いました。
また、霊能者としてはすこぶる優秀で。
彼に残されていたわずかなモノから、かなり確信をついたことを言ってました。
憑いたモノがどんなんか、判定してもらう名目で~。
「里奈さん」とのえっち撮影プレイ。
しかし、そんなんにもあっさりOKしてましたね、彼女…。
まだ会って数日程度の、わーけわからん男性を相手に。
前半のクライマックス4話。
先の動画から、呪詛を分析した「綾香さん」が直接対決するため…。
その目前でのえっち展開です。
さすがに、ちょっと疑っていた「里奈さん」が楽しい。
まぁ、そりゃそうだわね(笑)
マニアか、って思うでしょうね、普通。
さらに。
ここでの「綾香さん」、除霊と目前でのえっちが、ごっちゃになっている様が実にキュートでした。
惚れる。
「なっ…んで、私が…」のくだりも実に良かったです。
あれ、計算か天然か、「康弘くん」はよくも言いますわーね。
(※たぶん後者っぽいです)
このエピソード、5話前半あたりまで続くのですが。
「綾香さん」のリアクションにほっこりすると思います。
本気で、えっちシーンがどーでもよくなるくらい(笑)
なお、5話の後半は「里奈さん」とのローションプレイです。
※照れる様がキュートな「綾香さん」
複数プレイとなる6話。
ここで、「里奈さん」の友人だという「美樹江」さんが登場。
2色髪の派手目な女性。
友人というだけあって、この娘もえろえろでした。
現状の「康弘くん」には都合よいですかね。
なお、7、8話目も「美樹江さん」です。
ざっくり、このあたりからが最終章っぽい感じ。
ラストに向けて、お話が動き始めます。
詳細は伏せますね。
ひでるさんのお気に入り、霊能者「綾香さん」の再登場は9話以降。
やっぱり…この娘がいると、楽しさ上がる。
後半での姿は格好良かったですよ。
……あのくだり。
ばーんってなった際。
ちょっと服破かれたりなんだりしてても、盛り上がったかなー、とか思いました(笑)
もし、また別の話~が漫画化されたら、買います。
その時には表紙になれるかな。
★★リンクほか ★★★
(※Kindle版 のみ発見しました24/07/17)
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テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト