■快感ループ (USi)
★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ラブコメ、ビジネス
・構成 : 短編×9。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「USi(うし)」センセの「快感ループ」です。
※隣の住人「仁科希美」
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系短編集。
必ず直接シーンが描かれるものです。
ジャンルとしては、だいたいラブコメ。
そうコメディー色は強くなく、ややこしいストーリーでもなく。
また、ビジネス話ばかりではないですが、登場キャラはだいたい社会人で大人。
もともとカップルである、という関係もちほら見られました。
各話は繋がり・関連などなく、完全に独立したタイプです。
同一世界とかにできそうなものもあったんですけどね。
1話ファンタジーというか、SFっぽいものもありましたが、全体としては一般えっちのスタンダード。
コレという特徴ない半面、期待を裏切るものでもありません。
丁寧な線のデジタル画。
描き込み・濃淡は丁度良く、過不足はありません。
コマ割りは比較的細かめ。
原稿は綺麗にまとまっているので見辛さはないものの、コマコマしています。
個人的な話ですが…背景がけっこう強く感じました。
メリハリが微妙で、人物と合致していない部分がありました。
まぁ、些細な事ですけど。
人物絵は輪郭が広く丸い、特徴あるもの。
適度に漫画っぽく、またリアルっぽく。
毎回描いていますが、やはりたまーにバランスが気になります。
また、原稿が綺麗であるため、表題作「快感ループ」の戦闘シーンは迫力不足。
なんというか、パンチに欠けるかなー、と。
基本的にはお上手ですから、気にならないと言う方も多いでしょう。
重箱の隅ですね。
判断については、だいたい↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 9話収録
003:episode1「彼が襲って来なくなったら。」
付き合い長い、「克仁」・「菜穂」の同棲カップル。
充実しすぎるほどの夜生活を送っていた2人でしたが、ある日からそれは途絶えてしまい。
もう3日もシテいなかったのです。
飽きられたかと心配した「菜穂」は、同僚のアドバイスを受けて彼の性癖を探ることとしたのでした。
大事ですよね、そんなん。
結局はお互い誤解をしていたんですが、あの程度は性癖というほど大袈裟なものでなく。
もっと普通にそうした会話をすればいいのにー。
こうしたジャンルは後半にえっちシーンというのがお約束ですが、こちらは前半のみ。
ちょっと変則的でした。
※左:菜穂、右:妻「七海」
023:episode2「極貧ドリーマー」
アパートに戻ると、行き倒れていた隣の住人「仁科希美」を発見したのでした。
これが初めてではないとのこと。
いちおう「すみません」とは言ってましたが。
まぁ、奢ってもらう気満々なんだろうなぁ。
あまりに露骨で、気持ちとしてはちょっと微妙。
実際こんなん続いたら、助けてあげたいというより図々しいと思っちゃいそうね。
あ、美人なら別か。
後半からのえっち切っ掛けとか、彼もそんなんではないかなぁ。
045:episode3「僕の彼女は…」
些細なことから喧嘩となってしまった「岩本瑛太」・「菊池里奈」のカップル。
怪我をした彼が入院したのは、なんと「里奈」の勤める病院だったのです。
ナースですわね。
担当となった先輩「聡子」さんが彼の好みっぽく、不安にかられるというネタ。
ああした展開はよくあるものですが…ややこしい台詞回しですね。
ガッチリ誤解されてたと思うんですが、なんのかんのとウヤムヤに。
そのままえっち展開です。
065:episode4「恋の生涯学習」
少年野球で監督の娘であった「青柳莉子」と再会した「深川」
最近のデジタル化にともない、2人ともペイントツールの講習を受けていたのでした。
なんというか…実際にありがちな恋愛話ですわね。
好きなものを描く、という「深川くん」の絵は人物画。
既に描かれていたのは、昔付き合っていた女性だそうですが…続く展開がややこっ恥ずかしいです。
ううむ、ヤルねぇ。
しかし、「莉子さん」も普通に部屋へ行ってましたし、時間の問題だったかな。
087:episode5「クローズ・クローゼット」
結婚して3年という夫婦。
妻「七海」に不満はないものの、刺激のない日々を過ごしておりました。
そんな際、彼女と同じ学校の出身であった同僚から、気になる発言を聞いてしまったのでした。
同じ学校で先輩だったとはいえ、あの言い回しは誤解されて当然。
ああした他愛ない会話は無論事の大小はあるものの、他人の家の性生活をすぐ隣で想像膨らませるのは異常なこと。
芸能人じゃーないんだから。
「哲夫」くんが怒るのは仕方ないだろうなぁ。
また、「七海さん」もその程度はちゃんと話すべき。
カメラで囲まれたりするのは別でしょうけど、ああした趣味は男性たいがい好きなものよ。
ちなみに…チアガールでしたよ。
107:episode6「あなたが気付くまで」
大学時代からの仲間6名で久しぶりに旅行へ行くこととなったメンバー。
このチャンスに「桃花」は鈍感で知られる「敦」に告白しようとしていたのです。
そんな当の本人は、49回もの失恋を繰り返していたのでした。
メンバーでの人間関係を把握していないところは、確かに鈍感。
そういったものに興味ないんだろうなぁ。
ただ、ヒロイン「桃花さん」は結構直接的に告白を繰り返しており、まるではぐらかしているみたい。
ううむ、コイツのどこがそんなにいいんだろう。
確かに彼女も不器用ではありましたが。
127:episode7「私でデート体験」
カフェチェーン店の新人バイト「陣原澪」の教育担当となった「水巻大輔」
他のバイト仲間は「大輔」に気があると見ていたものの、当の本人はその意識なく。
1年前くらいからの常連であったということにも気付いていなかったのです。
そうした彼女と、なんのかんのとデートすることとなり~という切っ掛け。
本人の鈍感さはかなりのものでしたねー。
まぁ、可愛い娘に言い寄られるのは羨ましいこと。
誤解も解けたとはいえ、初デートでなかなか大胆でした。
147:episode8「スリル・ゲーム」
若い奥さんをもらったばかり、という新婚「徳村」
しかし、とあるHブログに掲載されていた女性が、なにやら彼の奥様「琴美」と似ていたのです。
切っ掛けもあり、家にお邪魔することとなった「田中」ら同僚は、実際に会って確かめてみることとしたのでした。
特殊なプレイの夫婦話。
「琴美さん」も旦那も良い趣味だなぁ。
知り合いのああしたものというのはドキドキしますよね。
漫画はこんなジャンル中編の1話目みたいな風情。
なかなかいい所で終わってしまうので、続きが気になります。
※左:バイト「陣原澪」、右:「レコーダー」
169:episode9「快感ループ」
こちらが表題作。
”もっとも平凡な人間”として、「レコーダー」に選ばれた「健一」のお話。
なんとびっくり、こちらファンタジーというかSFものなのです。
タイトルの雰囲気が良いから単行本の表題になったのかな。
平凡だから選ばれた、というあたりはコメディーちっくで可笑しい。
ただ、こうした話を進めつつえっち要素を含めるには、ページ不足な印象です。
他の話からもだいぶ浮いてましたね。
戦闘シーンもありましたよ。
【 その他 】
そんなこんなで「usi」センセでした。
先日「隣の人妻 大家さん」を紹介したばかりですね。
そちらはなかなか良かったんですが、こちらは無難な出来栄え。
ぜんぜん悪くはないものの、特に刺さるエピソードはなく。
また、最終話が個人的にイマイチで、全体からも浮き上がっており。
ちょっと構成にも問題あるかと思いました。
★「usi」センセの漫画紹介記事
「さ~ち」
「さ~ち せかんど」
初単行本とその続編。3巻目も発売され、長期シリーズとなっています。
「おまかせナースフォース」
元気無いといった患者さんらを癒す「ナースフォース」の活躍を描いた長編。
「彼女にシよう!!」
どちらかというとビジネス系。表題の中編ほか、短編群が収録。
「幼なじみガール」
幼馴染みとのラブコメ話の短編集。えっちは控えめ。
「ほっとすぽっと」
別名「月極仁」名義の1冊。成年系の短編集となっています。
「夢見る派遣 苺ちゃん」
有能な派遣社員の「日和見苺」さんを描いた長編。ばっさり終わるので注意。
「隣の人妻 大家さん」
人妻「里桜さん」とのラブコメ。失踪したという旦那がどうなっているのか??
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ラブコメ、ビジネス
・構成 : 短編×9。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「USi(うし)」センセの「快感ループ」です。
※隣の住人「仁科希美」
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系短編集。
必ず直接シーンが描かれるものです。
ジャンルとしては、だいたいラブコメ。
そうコメディー色は強くなく、ややこしいストーリーでもなく。
また、ビジネス話ばかりではないですが、登場キャラはだいたい社会人で大人。
もともとカップルである、という関係もちほら見られました。
各話は繋がり・関連などなく、完全に独立したタイプです。
同一世界とかにできそうなものもあったんですけどね。
1話ファンタジーというか、SFっぽいものもありましたが、全体としては一般えっちのスタンダード。
コレという特徴ない半面、期待を裏切るものでもありません。
丁寧な線のデジタル画。
描き込み・濃淡は丁度良く、過不足はありません。
コマ割りは比較的細かめ。
原稿は綺麗にまとまっているので見辛さはないものの、コマコマしています。
個人的な話ですが…背景がけっこう強く感じました。
メリハリが微妙で、人物と合致していない部分がありました。
まぁ、些細な事ですけど。
人物絵は輪郭が広く丸い、特徴あるもの。
適度に漫画っぽく、またリアルっぽく。
毎回描いていますが、やはりたまーにバランスが気になります。
また、原稿が綺麗であるため、表題作「快感ループ」の戦闘シーンは迫力不足。
なんというか、パンチに欠けるかなー、と。
基本的にはお上手ですから、気にならないと言う方も多いでしょう。
重箱の隅ですね。
判断については、だいたい↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 9話収録
003:episode1「彼が襲って来なくなったら。」
付き合い長い、「克仁」・「菜穂」の同棲カップル。
充実しすぎるほどの夜生活を送っていた2人でしたが、ある日からそれは途絶えてしまい。
もう3日もシテいなかったのです。
飽きられたかと心配した「菜穂」は、同僚のアドバイスを受けて彼の性癖を探ることとしたのでした。
大事ですよね、そんなん。
結局はお互い誤解をしていたんですが、あの程度は性癖というほど大袈裟なものでなく。
もっと普通にそうした会話をすればいいのにー。
こうしたジャンルは後半にえっちシーンというのがお約束ですが、こちらは前半のみ。
ちょっと変則的でした。
※左:菜穂、右:妻「七海」
023:episode2「極貧ドリーマー」
アパートに戻ると、行き倒れていた隣の住人「仁科希美」を発見したのでした。
これが初めてではないとのこと。
いちおう「すみません」とは言ってましたが。
まぁ、奢ってもらう気満々なんだろうなぁ。
あまりに露骨で、気持ちとしてはちょっと微妙。
実際こんなん続いたら、助けてあげたいというより図々しいと思っちゃいそうね。
あ、美人なら別か。
後半からのえっち切っ掛けとか、彼もそんなんではないかなぁ。
045:episode3「僕の彼女は…」
些細なことから喧嘩となってしまった「岩本瑛太」・「菊池里奈」のカップル。
怪我をした彼が入院したのは、なんと「里奈」の勤める病院だったのです。
ナースですわね。
担当となった先輩「聡子」さんが彼の好みっぽく、不安にかられるというネタ。
ああした展開はよくあるものですが…ややこしい台詞回しですね。
ガッチリ誤解されてたと思うんですが、なんのかんのとウヤムヤに。
そのままえっち展開です。
065:episode4「恋の生涯学習」
少年野球で監督の娘であった「青柳莉子」と再会した「深川」
最近のデジタル化にともない、2人ともペイントツールの講習を受けていたのでした。
なんというか…実際にありがちな恋愛話ですわね。
好きなものを描く、という「深川くん」の絵は人物画。
既に描かれていたのは、昔付き合っていた女性だそうですが…続く展開がややこっ恥ずかしいです。
ううむ、ヤルねぇ。
しかし、「莉子さん」も普通に部屋へ行ってましたし、時間の問題だったかな。
087:episode5「クローズ・クローゼット」
結婚して3年という夫婦。
妻「七海」に不満はないものの、刺激のない日々を過ごしておりました。
そんな際、彼女と同じ学校の出身であった同僚から、気になる発言を聞いてしまったのでした。
同じ学校で先輩だったとはいえ、あの言い回しは誤解されて当然。
ああした他愛ない会話は無論事の大小はあるものの、他人の家の性生活をすぐ隣で想像膨らませるのは異常なこと。
芸能人じゃーないんだから。
「哲夫」くんが怒るのは仕方ないだろうなぁ。
また、「七海さん」もその程度はちゃんと話すべき。
カメラで囲まれたりするのは別でしょうけど、ああした趣味は男性たいがい好きなものよ。
ちなみに…チアガールでしたよ。
107:episode6「あなたが気付くまで」
大学時代からの仲間6名で久しぶりに旅行へ行くこととなったメンバー。
このチャンスに「桃花」は鈍感で知られる「敦」に告白しようとしていたのです。
そんな当の本人は、49回もの失恋を繰り返していたのでした。
メンバーでの人間関係を把握していないところは、確かに鈍感。
そういったものに興味ないんだろうなぁ。
ただ、ヒロイン「桃花さん」は結構直接的に告白を繰り返しており、まるではぐらかしているみたい。
ううむ、コイツのどこがそんなにいいんだろう。
確かに彼女も不器用ではありましたが。
127:episode7「私でデート体験」
カフェチェーン店の新人バイト「陣原澪」の教育担当となった「水巻大輔」
他のバイト仲間は「大輔」に気があると見ていたものの、当の本人はその意識なく。
1年前くらいからの常連であったということにも気付いていなかったのです。
そうした彼女と、なんのかんのとデートすることとなり~という切っ掛け。
本人の鈍感さはかなりのものでしたねー。
まぁ、可愛い娘に言い寄られるのは羨ましいこと。
誤解も解けたとはいえ、初デートでなかなか大胆でした。
147:episode8「スリル・ゲーム」
若い奥さんをもらったばかり、という新婚「徳村」
しかし、とあるHブログに掲載されていた女性が、なにやら彼の奥様「琴美」と似ていたのです。
切っ掛けもあり、家にお邪魔することとなった「田中」ら同僚は、実際に会って確かめてみることとしたのでした。
特殊なプレイの夫婦話。
「琴美さん」も旦那も良い趣味だなぁ。
知り合いのああしたものというのはドキドキしますよね。
漫画はこんなジャンル中編の1話目みたいな風情。
なかなかいい所で終わってしまうので、続きが気になります。
※左:バイト「陣原澪」、右:「レコーダー」
169:episode9「快感ループ」
こちらが表題作。
”もっとも平凡な人間”として、「レコーダー」に選ばれた「健一」のお話。
なんとびっくり、こちらファンタジーというかSFものなのです。
タイトルの雰囲気が良いから単行本の表題になったのかな。
平凡だから選ばれた、というあたりはコメディーちっくで可笑しい。
ただ、こうした話を進めつつえっち要素を含めるには、ページ不足な印象です。
他の話からもだいぶ浮いてましたね。
戦闘シーンもありましたよ。
【 その他 】
そんなこんなで「usi」センセでした。
先日「隣の人妻 大家さん」を紹介したばかりですね。
そちらはなかなか良かったんですが、こちらは無難な出来栄え。
ぜんぜん悪くはないものの、特に刺さるエピソードはなく。
また、最終話が個人的にイマイチで、全体からも浮き上がっており。
ちょっと構成にも問題あるかと思いました。
快感ループ (芳文社コミックス) (2013/05/16) usi 商品詳細を見る |
★「usi」センセの漫画紹介記事
「さ~ち」
「さ~ち せかんど」
初単行本とその続編。3巻目も発売され、長期シリーズとなっています。
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