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■求愛エトランゼ (ホムンクルス)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、金髪、ポニーテール
・構成 : カラー(16P)、短編×11話。
・おまけ: カバー裏にあとがき・ヒロイン絵、カラー描き下ろし「after story」、
      描き下ろし「棘のアトリエepilogue」、「おまけ4コマ」、加筆修正あり。
     
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ホムンクルス」センセの「求愛エトランゼ」です。

七塚逢瀬、明科蛍
※左:七塚逢瀬、右:明科蛍

 【 構成・絵柄 】

収録11話は全て短編での構成。
後日談がカラー1ページ、または白黒4ページで描かれています。
また、各話の4コマ漫画もあり、世界観をより楽しむことができるようになっていました。
単行本のボリュームはかなりあります。
漫画は典成年漫画では一般的なラブコメ。
紹介帯に”人気アンケートで圧倒的支持”とありましたが、それも納得な仕上がりであり。
お話・絵柄共に抜群な出来栄えで、特にマイナス点はありません。
人を選ぶような要素もなく、万人に受け入れられるだろう1冊となっています。
それでも重箱の隅をつついて、無理やりに欠点を書くとすれば…。
あまりに世界が優しく、ブラックな色・厳しい現実な感じが薄い~というくらいですかね。
読み応えあり、オススメな単行本です

丁寧な細線での作画。
全体の色づき、濃淡・描き込み具合は丁度良いくらい。
コマ割りは中小で変化は少なく、はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
やや賑やか目ではあるものの、見易く仕上がっています。
背景や小物、服装なども良い感じ。
特に全体的なバランス感覚が非常に優れていて、違和感ある箇所はありません。
スラスラ読み進められる、ストレスない漫画運び
ジャンルもあって表現はおおむねコメディーちっくなものでしたが、シリアスな描写もお上手。
また人物絵は可愛く・色っぽく、人妻から学生まで幅広く、どちらも魅力的でした。
↓表紙など彩色もお上手なのですが、白黒絵はその上を行く素晴らしいもの。
お話し同様に妙な癖はないので、安心して手を伸ばしていただければ。

 【 収録話 】 11話収録

:「カラダ想い」 カラー原稿
同級生と鍋をする約束をしていた「鶯坂(うぐいすざか)」
しかし、やってきたのは友人の妹「辻堂操」であり。
恰幅の良い彼は彼女の好み・ドストライクだったのでした。
8ページのカラー漫画。
あるいは、この鍋そのものが「操ちゃん」が仕掛けたことだったかな。

:「求愛エトランゼ」
海外から日本に遊びに来たのは、実は家出娘であり。
駐日大使の知人の娘とのことで、彼女が会いたがっているという外交官「黛タケル」が向かったところ…。
逃亡していた「エレナ・ミハイロワ」を発見したのでした。
こちらが表題作。
ショートカットの金髪美人です。
猛烈にアタックしてくる彼女を冷静に躱す「タケルくん」が凄い。
さすがは外交官。
彼女のがベタ惚れだったので、えっち時のああした反応が可愛らしいです。
なお、4コマはドコメディー、「after story」では2人のお風呂シーンが見れます。

「エレナ・ミハイロワ」、「倉賀野弥生」
※左:「エレナ・ミハイロワ」、右:「倉賀野弥生」

:「恋ひ結び奇譚」
委員長「倉賀野弥生(くらがの・やよい)」を襲う夢に悩まされていた「常盤太一」
実は「弥生」にも同様な事が起こっていて。
神社での縁結びのまじないが原因ではないか、そう彼女は推察しており。
絶対に2人きりにならないよう、協力していたのですが…という流れ。
いかにも優等生タイプな「弥生さん」が素敵。
なんのかんの、2人隣の席に座ってしまうシーンがあるのですが…ちょろっとだけど、ここは良かった
メインは混雑したバス内での密着。
うん、まさにそっちにもって行こうという、なんらかの作為を感じます。
(漫画ですからね)
その後の「弥生さん」がまたえらくキュートでした。
4コマと「after story」でのやり取りも良く。
また別のシチュエーションとか見たいなぁ。

:「いちごランデヴー」
教師・生徒のカップルですが、実は親戚関係。
職員室での冒頭シーンがいきなり楽しい1話。
ヒロイン「宮原いちご」はツインテールのちょっとおバカっぽい感じ。
教師「神山紅葉」は正反対の冷静っぽい男子なのですが…漫画開始時点で、すでにえっち関係にあったのはちょっと意外。
まぁ、好きなんだろうなぁ。
「after story」がまたいいですね。
校内では色々噂立てられるだろうなぁ。

:「ヒメゴトハニートラップ」
マンションの隣に娘「若葉」と住む売れっ子翻訳家「古河乙葉」
家事事が得意で、父親の仕事もあって1人が多い「英太」は、彼女と頻繁に食事をする間柄であり。
いつしか好意を抱いていたのでした。
…で、漫画開始時点では、一度えっちした後の風景。
アルコールの力もあり、やや突発事故的で…。
その後もごく普通に振る舞う彼女に、気持ちを確かめるという流れ。
収録ヒロインで最年長だろう「乙葉さん」
いや、いいおっぱいでした
年頃男子の「英太くん」は、そりゃーたまんないでしょう。
ただ、登場シーンのああした服装は…後の発言を見るかぎり、わざとやってたんでしょうね。
お風呂えっちです。
身体洗うシーンでの、察してくれる「乙葉さん」が有り難い
オチの「若葉ちゃん」が楽しい。
初登場時はヒロインっぽかったですもんね。

:「YES,My Darling」
実家から出て独り暮らしをしていた「海棠智哉」
そんな彼の部屋に、イギリスに住む祖父の家政婦の娘で、幼馴染みの「七塚逢瀬」がやってきたのでした。
しかも、外で制服姿を見掛けた、その直後の部屋でメイド服に着替えている~というご褒美が。
はい、表題作の短編もあるのですが、そちらのヒロインを差し置いて↓表紙をゲットしたのが、こちらの「逢瀬さん」
金髪美人ですね。
まー、目立つだろうなー。
年頃2人きりの生活で、いちおう主従関係っぽい雰囲気もあるのですが。
”女性に手を出す度胸は欠片もない”
…など、えっちっぽい話題での言動が楽しい。
ただ、ああした反応の後でのえっち展開は、一度落っことされてるためか、心を抉られるような感覚
また詳細は伏せますが、
おことわりします
の発言のくだりが実にいい感じでした。
あの瞬間にまた惚れるわ。
そんなことを思いつつ読み進めておりましたが。
こちらのオチは最後のコマの表情を含め、抜群です。
「after story」ではカラーの彼女がまた楽しめます。

:「Boy meets Girl」
合コンでのあまりカップル「明科蛍」・「浅木幸貴」のエピソード。
中盤の展開は、いちおう彼女にもある程度理由はあったとはいえ…かなり意外でした。
タイトルそのまま、あの一言で気にいられたってことですかね。
これは、ぶっちゃけオチ以降のが興味津々
4コマとカラーの「after story」がいい感じでした。
もう少し見たいなぁ。

:「サクラサク」
誕生日祝いを兼ね、友人と部屋飲みを計画していた「明人」
噂を聞きつけていた「北条依織」もやって来たのでした。
実は、学生時代に彼女からの告白を振っていたのです。
明るく派手でクラスでも目立つ存在だったらしい「依織さん」
その告白を断った彼の理由、そのま他言動から察するに…。
彼女には刺さる、明確な何らかの事件があったんだと思います。
あちこち可愛らしく、羨ましいですよ。
友人「川北くん」は仲を取り持ってくれたのかな。

:「Spring of Wife」
男子になびかず、仲間内ではドライ過ぎと言われていた「茅野葎花」
実は年上の男性「柿ノ木幹夫」と入籍していたのでした。
ただ、親との約束を律儀に守る彼に業を煮やした「葎花」は…という展開。
まぁ、共に暮らしていれば、男性は大変ですわね。
こちらの「葎花ちゃん」は…ある意味年相応な思考。
また4コマでもネタになっていましたが、年齢差あるカップルだからねー。
こちらのオチが好き。

:「はなればなれに」
学生時代1カ月だけ付き合っていた「穂高楓子」
同窓会にて「八柳冬二」は7年振りに再会したのでした。
7年でしょ?
おそらく何事もなく、それぞれ別の相手がいるってーのが現実。
まぁ、飲み会後にあーして2人きりに誘われるのは…まだ好意続いているというみたいなものですね。
実際にも稀にこんなんは有りますが。
ショートカットで、かつ片目隠れがちな「楓子ちゃん」のキャラが好き。
合間の回想パンチラもまた違った風情で良かったです。

来宮揚羽
※来宮揚羽

:「棘のアトリエ」
秘術部のOBとその後輩のエピソード。
…なのですが。
タイトル通りに一筋縄でない空気の漂う、収録でもちょっと異質な仕上がりです。
男子のOB「砂江」のいる部室のすぐ隣くらいで着替えている後輩「来宮揚羽(きのみや・あげは)」
ポニーテールの凜とした美少女な彼女の台詞は辛辣であるもの。
これでどうなるんだろう~って、思っていましたが。
えっちに至る切っ掛けは、美術関係でのセオリーでモデルうんぬんでした。
お話はそう単純でなかったですが…。
さて、その直後に始まるのは4ページのエピローグ漫画。
本編の補完話ですね
あの彼はちと気の毒でした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ホムンクルス」センセでした。
初単行本「はじらいブレイク」、2冊目「レンアイサンプル」に続く3冊目です。
5年振りだそうで。
そうか、前巻は2013年の年末発売だったんですねー。
今回単行本はまたカラーの後日談とか、力が入っていて良かったです。
また発売記念で個展を開催するらしく。
ぜひどちらかタイミングでお邪魔しようと思います。




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■おしゃまな幼性 (ポンスケ)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ロリ、貧乳、ラブコメ、学生、ノスタルジー
・構成 : 短編×11話。
・おまけ: あとがき、描き下ろし「まなちゃんみせて!」 

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ポンスケ」センセの「おしゃまな幼性」です。

生徒「河井良奈」、杏子
※左:生徒「河井良奈」、右:杏子

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
描き下ろしもありましたが、また別の短編話となっていました。
出版社「茜新社」さんのくくりではLOシリーズ。
実際、収録話はロリっとした話が多いのですが。
感覚的に、4、5話くらいはコミック高とかのが合ってそう
2系統な単行本だと思いました。
全体的に漫画は明るく、ロリ系も凌辱ではなくて愛ある感じ。
(※ラブラブという程でもないです。一部はそんな感じでしたが)
たまにブラック色も見えますが、読み辛いほどでなく。
漫画のひと味くらい。
全体的に読み易くまとまっていたと思います。

柔らかなタッチでの作画。
全体の色づきは適度なくらいで、やや黒は強め。
描き込みに過不足はありません。
コマ割りは枠間あり、細かさあるもの。
はみ出し・ぶち抜きはちらほら。
そうごっちゃりしてなく、見易くまとまっています。
人物画は漫画ぽく可愛らしいものから、リアルさあるものまでお上手。
バランス感覚に優れていて、そう引っかかるような箇所はありません
漫画表現やコメディー崩しなどもいい感じです。
背景や小物も問題なく、特にマイナス点ありません。
逆にもうひとレベル上が目指せそうな印象でした。
カラーはやや異なるので、判断は紹介帯裏のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

003:「ナイショのマッサージ」
バレーボールでしごかれ、へとへとな状態で帰宅した「姫凜(ぷりん)」
その母と付き合い同棲している男性「河合」は、マッサージしてあげることとしたのでした。
昼間から家に居るということは。
…ヒモか?
どっちにしろ、その娘にあっさりお手付きしているなど、ロクな男ではなさそうね。
ロリっと可愛い「姫凜ちゃん」
まだ男性を嫌悪するほどでないらしく、えっち発展もスムーズでした。

柊ニコ
※柊ニコ

023:「小さな記憶」
過疎が進む村で唯一の医者。
そちらに訪れた女子「柊ニコ」は、初恋の人と瓜二つだったのです。
前話と比べ、いきなりのリアル調タッチとなっている本作品。
違う作家さんみたい。
結構なギャップがありますね。
積年の想いあるだけ、こりゃ止まんないだろうなぁ。
また彼女自身も積極的なのでした
お話としては何事もなく終わっていましたが…小さい村のこと、噂が広まるの早いだろうと考えられ。
あまり良い結末にはならなそうに思います。

045:「スク水日焼けのかくれんぼ」
お友達「アキ」とプール遊びをした「草野心音」
しかし、下に水着を着て出かけたため、替えの下着は持っておらず。
仕方なく、着けぬままで過ごすこととしたのでした。
途中で会うのは「アキちゃん」の兄「翔」くん。
彼女らより年齢は結構上のようでしたが…そうすると逆に妄想ド真ん中な年代かな。
幼いとはいえ、やはり妹と他の女子は別モノでしょう。
また、モロ出しを2度も目撃しちゃってましたからね。
ほっとかれている「アキちゃん」が楽しい。

065:「エッチな勉強お泊まり会」
自宅で学習塾を開いていた男性。
しかし、子供らに合わず生徒も髪も減り続け。
今では、生徒は「河井良奈(かわい・いいな)」ただ1人だけとなっていたのです。
そんな彼女には1度お手付きしていて、見ていて関係は良好。
成績優秀とのことでしたが、えっち方面にも興味津々なようで、何かと積極的なのでした。
こちらの「良奈ちゃん」もまた恋に憬れるような年代ですかね。
お嬢様で成績も優秀という彼女が、なにゆえあんなチンケな塾へ通うこととなったのか、その切っ掛けも見てみたいですね
彼を見初めた「良奈ちゃん」が、他の生徒をじわじわ追い出して2人きりの状態としてたりして。
オチが楽しい。
先生は今後も髪の毛減り続けるでしょう。

083:「こいぬのワルツ」
捨て犬を発見した「杏子」
親が動物嫌いであるため、隣のお兄ちゃん的存在の「恒平」に飼ってくれるよう頼んだところ。
えっちを条件に持ち掛けられたのでした。
少なくとも年上なのだから、んな交換条件つけないでください(笑)
もう「杏子ちゃん」はある程度の知識あるらしく、思いっきり引いていました
面白い娘さんですね。
お姉ちゃんがどんなんか見たかったなぁ。

103:「ほくち-火口-」
「幸子」ちゃんの援交話。
既に母はなく、父親も家で飲んだくれていて。
彼女のそれは、生活費を確保するための切実なものでした。
弟もいたりして、なかなか涙ぐましい状態。
後半ではゲストという男性2人との複数プレイになっています。
あるいは、それ父親だったりして…とか考えましたが、そこまでゲスではなく。
ただ、怪しげな薬を使われたりしており、作品中では、まぁいちおう無事ではありましたが。
ラストページなど、彼女の今後を暗示するような、ダークっぽいものでした
ほどほどにしてあげてください。

127:「あま~い汁」
”パイナップルを食べるとアレが甘くなる”
そんな噂を聞いた男性は3日間それだけ食べ続け。
最近仲良くなった、近所に住む「あずき」に試してみることとしたのでした。
そんなバカな。
とか思いつつも、ネット検索したところ…うわ、引っ掛かるのね、この話題。
驚き
甘くなる、まろやかになるなんて事も書かれていましたが…どうも科学的な根拠はないようでした。
なんとなく、程度のことみたい。
こちらの漫画では甘くなったらしく、「あずきちゃん」を喜ばせていました。
…うーむ、彼一度医者に行った方がいいかも(笑)

147:「謎の転校生」
美人ながら、言葉の荒い転校生「鮎川」
そんな彼女が、なんとなく自分を気にしているような印象をもっていた「夏野」
オイ!まだ思い出せないのか?
視線に気付いた彼女は、いきなりそう突っかかってきたのでした。
先の「幸子ちゃん」と並んで、他女子と比べてふたまわりくらい年齢が上っぽい彼女。
(※言動から、「ニコちゃん」もそこそこ年齢かな)
2人きりだと積極的で、正体不明なままえっち発展していました。
最終的には露見するんですが…この年齢の女子は変化あるので、そう気付かないだろうなぁ。
特に「鮎川さん」の場合は、顔の特徴的な部分がなくなっていたので。

163:「魅惑の微笑」
教師「高木」のポストに投函されていた、アダルトDVD。
特に覚えない彼でしたが、試しに再生したころ。
映っていたのは、生徒「相武樹里」のようだったのです。
まぁ、流されちゃったなら、アンタに叱る資格はないわね
「樹里さん」はちょっと妖しい魅力のある美人。
察するに、彼程度では手に負えないと思います。

転校生「鮎川」、あおい
※左:転校生「鮎川」、右:あおい

181:「線香花火」
「あおい」・「しげ兄」のえっち話。
ノスタルジー感たっぶりな風景で、夏の思い出みたいな感じです。
いいですね。
ただ、彼は夏過ぎに東京へ行くと言っていて。
穏やか過ぎる風景がため、なんとなく今後が不安。

201:「まなちゃんみせて!」 描き下ろし
描き下ろしは「まなちゃん」のえっち撮影風景。
前回収録のヒロインとかかな??
直接行為なかったものの、結構エグいプレイが描かれています。

 【 その他 】

そんなこんなで本日は「ポンスケ」センセでした。
こちらが2冊目の単行本。
ひでるさんは今回が初見です。
特に予定もなかったんですが。
なんとなく店頭で手にし、紹介帯裏のカット絵で釣り上げられました。
前巻もそうなんですが、単行本カバー絵はなんだか路線間違えてるような気がしていて…。
白黒絵のが穏やかな雰囲気で、センセはこっちのが断然良いと思います。


おしゃまな幼性 おしゃまな幼性 (TENMACOMICS LO)
                  (2016/10/28)
                  ポンスケ
                  ※アマゾン登録なし



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■制服至上主義-夏- (はらざきたくま)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 制服、ラブコメ、着衣、単独プレイ
・構成 : カラー(24P)、8話収録。
・おまけ: あとがき漫画、描き下ろし「至上制服図鑑・完全版」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はらざきたくま」センセの「制服至上主義-夏-」です。

鷺宮陽子、北浜頼子
※左:鷺宮陽子、右:北浜頼子

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
前巻「制服至上主義-冬-」に続くタイトルで、2冊目という位置づけではあるのですが…。
漫画タイプ、単行本の構成が同じというだけで、特に続きとか、同キャラが出演するなどはありません。
(※考えすぎかもしれませんが、ごく一部には同一世界っぽい描写もありました。探せばまだ見つかるかも)
そのため、いきなりこちらから買っても、全然大丈夫です。
逆に、これが気に入れば、前巻もまた絶対に刺さることと思います。
収録は8話で、ヒロイン9名というのも前回と同じ。
お話はラブコメで、だいたいは同年代カップル。
多少趣異なるのもありますが、おおむね青春ストーリーですね
そう慣れている訳ではないものの、ヒロインの方が断然積極的に描かれていて。
それがためか、いわゆる単独えっちの描写も多く登場していました。
また、タイトル通りに皆さん制服姿で、キチンと脱がさない(?)のでご安心ください。

しなやかな細線での綺麗なデジタル絵。
描き込み、色彩のバランス感覚は丁度良く。
白比率も適度にありました。
コマ割りは比較的大きく、はみ出し・ぶち抜きは多め。
全体的にはすっきりとした原稿具合で、見易く仕上がっています。
タイトルそのままポイントになっている、制服(服装)と水気な描写が見事
背景や小物も違和感なく、しつこくないくらいという絶妙な具合でした。
人物絵はだいたい縦長な感じで、すらりとした身長でスリムなスタイル。
広めな輪郭と各顔パーツの具合によって、可愛くかつ大人っぽく見えます。
どっちかというとお姉さん系ですかね。
カラーでも変化ないため、判断は↓表紙か、背景がカット絵になっている裏表紙が良いでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

003:「第一区:県立伊呂波高校/日切彩咲」 カラー原稿あり
唯一カラー原稿のあるエピソード。
また、あとがき漫画で冬服に着替えているのも、こちらの「日切彩咲(ひぎり・あさ)」ちゃんだと思います。
カバーでは↓表紙に位置していて、背表紙もゲットしているなど、なにかと優遇されてる娘さん。
お話ははとこで先輩、さらに同居していた「大和田ユウト」くんにえっち仕掛けるというもの。
家シーンは単独プレイで、誘うのは学校の部室。
カラー原稿部分はその前日譚というべきもので、土砂降りに見舞われた2人が描かれていました。
彩色原稿で表現された、彼女の濡れ透けっぷりに拍手
引っ越し荷物片づける際の「彩咲ちゃん」が妖しくて好き。
あんなんどこで覚えたんだろう。

033:「第二区:私立仁保学園高等学校/五和結奈」
図書委員「五和結奈(ごか・ゆいな)」を偶然手伝うこととなった「福用緑」
ふと見かけた、彼の”紐で縛る様”に魅せられた「結奈」は、自分をさらけ出すのでした。
はい、こちらは緊縛プレイです。
眼鏡で知的な雰囲気があり、いかにも図書委員という「結奈さん」
まさか、スカートたくし上げたら、あんなことになってるとは思いませんわね。
いちおう彼が受け入れてくれて良かったねぇ。
オチでは制服の上にベストを着る姿が見れます。
なお、作中にある「定婚店」とは中国の逸話で、運命の赤い糸(縄)みたいなお話です。

日切彩咲、柴本時羽
※左:日切彩咲、右:柴本時羽

059:「第三区:県立辺杜知里女子高等学校/柴本時羽」
元同級生「柴本時羽(しばもと・ときわ)」に再会した「岩永寺」
そんな彼女の口から発せられた台詞は、周囲もザワつくエロワードだったのです。
ポニーテールの可愛い「時羽さん」
はい、↓表紙でパンチラしかかってたのは、こちらの彼女です。
(それでもギリギリ見えてないところが凄いと思います)
そんな感じで、冒頭からヤル気満々だったので…あっさりえっち展開となっていました。
いちおう、オチにてこう流れた理由が補完されてます。
えっち最中に「おっぱい見せるの忘れてた」とか言う彼女がキュートです。

なお、前半の台詞に、
同じクラスの掛川さんとか、先輩の五和さんとか…
という台詞(※過去話ね)があり。
「五和さん」は前話のヒロイン、「掛川さん」は前巻6話目の彼女かなぁ、って思いました。

083:「第四区:私立和華世高等学校/美薗真凜」
学園長の気まぐれで、二学期から制服デザインが変わることとなった「美薗真凜」
女子っぽく可愛らしいデザインであり、「小林」は様子がおかしい彼女を気に掛けていたところ~という流れ。
ベリーショートが可愛い「真凜さん」
実は「小林くん」とは1カ月前に関係しており。
漫画では、まだ制服変わる前の風景も差し込まれていました。
男子が女の子にしてほしい事…してあげるから…
という誘い文句が絶妙。
あれはエロい。
彼女の性癖がまた非常に良かったです。
それがため、髪型とか下着とか、あんな感じなんだろうか、っていろいろ思ったりして。

107:「第五区:私立音奈高等学校/鷺宮陽子」
部活休養日にやってきた、既に引退した元水泳部「鷺宮陽子」
勉強の息抜きという名目で、顧問教師の見守る中(監視の必要があるので)泳いでいた彼女でしたが。
終わった後、なかなか更衣室から出てこなかったのでした。
名前そのまま、明るく活発な「陽子ちゃん」
水泳部らしい、日焼け跡がいい感じ。
ちらほら先生を長髪しているものの、そうしたノリがため甘い雰囲気にはならず。
えっち発展は、意外な展開からでした。
おもろい娘さんだ
えっち後の一言もまたいい感じ。
まぁ、こうした娘だから、教師を落とせるんだろうなぁ。

131:「第六区:私立羅無羽学園高等学校/上島早苗」
市内と繋がる1時間に1本の電車。
その駅から出ている2時間1台のバスを乗り継ぎ、通学していた「上島早苗」
タイミング合わないと、待合室で過ごすこととなるのですが…。
彼女は、特にそれを苦としていなかったのでした。
収録では3名いる、眼鏡ヒロインの2人目な「早苗さん」
その待合室でのえっち展開なのですが、実はちょっとしたオチがあり。
詳細については伏せます。
そうか、改めて読み返すと、ちらほらそれっぽい描写がありますね。
(巻末の制服図鑑に説明ありますが、ヒントもありました)
ちなみに「会者定離(えしゃじょうり)」は”会う者は必ず離れる定めにあるということ”だそうです。

155:「第七区:私立垂卆高等学校/北浜頼子」
えっち系同人誌の舞台が通う学園であると突き止めた、男子生徒2人。
聖地巡礼とばかりに、確かめていたところ…。
保健室では、さきほどその本を見られていた保健委員「北浜頼子」の驚くべき姿と鉢合わせたのでした。
学生にしては、ちょっと妖しすぎる「頼子さん」との複数プレイ。
ちーと、彼らでは荷が勝ち過ぎる感じでしたが、故に2人同時なのかな。
そんな訳で、同人誌の作者も当然彼女だと思われたのですが、オチに注目。

新浜絢奈・遠州凜
※新浜絢奈・遠州凜

181:「第八区:県立布屋高等学校/新浜絢奈・遠州凜」
収録では唯一のWヒロイン話。
眼鏡ヒロインの3人目「新浜絢奈」と、褐色肌なギャル娘「遠州凜」が登場します。
だいたいこうした取り合わせだと、見た目と性格が逆であるのはセオリー。
当然、こちらもそんなん。
中身は絶対に~」という発言ありましたが、それがため「凜さん」に声かけたのかな。
冒頭部分はイメージ画なのだと思いますが、描かれた女の子に注目です。

 【 その他 】

そんなこんなで、毎度おなじみ「はらざきたくま」センセでした。
単行本待ってました。
夏らしく爽やかな色彩が素敵です
あとがき漫画では、いちおう全員の冬服姿も楽しめます。
ちっちゃいですが。
どうせなら、この勢いで春・秋バージョンも…とか思いましたが……。
季節中途半端だし、専用の制服タイプがある訳でもないし、難しいか。
個人的には、ヒロインらをどこかで交流させて欲しかったなぁ。
もし続きがあるのならば、是非に。




★「はらざきたくま」センセの漫画紹介記事  

制服至上主義-冬-
 制服だらけの短編集。冬服です。巻末の描き下ろし「至上制服図鑑・完全版」が凄い。
巫女的恋愛ノススメ
 巫女だらけの2冊目。単行本の半分くらいが同舞台の漫画群です。
巫女のいる町
 巫女だらけの1冊目。同一世界な漫画群となっています。(2冊目と繋がりないと思う)
リスナー the listener
一般系。とあるラジオ番組をテーマにしたお話群。心地よい恋愛話でした。
はなぞの
 久しぶりの成年系単行本。1冊まるまるの長編ですよ。
桃色団地の日情
 桃色団地シリーズを収録。未完漫画もありました。
ひみつの救急箱
 ナース、女医さんの短編集。
慾望のままに恋したい
 みつあみヒロインの多い短編集。
妄想みたいに愛されたい
 ビジネス系ほかという短編集。
好色制服図鑑
 コスプレっぽい短編集。 


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■君に抱かれたい (平間ひろかず)

★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、学生
・構成 : カラー(4P)、11話収録(うち「Pretty Face」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵、加筆修正あり、
       描き下ろし「Pretty Face あふたー」      

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「平間ひろかず(ひらま・ひろかず)」センセの「君に抱かれたい」です。

陸上部「小此木彩」、「水谷琴子」
※左:陸上部「小此木彩」、右:「水谷琴子」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編での構成。
描き下ろしはその後日談エピソードで、それがため連続話となっています。
一部は世界観を同じにしているものもありました。
ジャンルはラブコメ。
ラブと共にコメディー色が強めで、たいていは楽しいお話群。
やや雰囲気異なるファンタジー漫画もそっち系ですが、シリアス調なのも1話ありました。
全体はブラック要素なく読み易い仕上がりで、ややこしい事はありません。
単純にジャンルだけではよくある雰囲気なのですが、収録ヒロインらの個性が強く
特に陸上部の娘は他であまり見ないテンションで、ぐっさーと刺さりました
詳しくは後述しますね。

黒のクッキリとした強い線での作画。
全体の色づきはそこそこですが、線の影響でコッテリ。
ページ黒々しいです。
描き込みはおおむねちょうど良いくらい。
コマ割り中小でそこそこ変化あり、はみ出し・ぶち抜きはちらほら。
最近では珍しい、とかくコッテリとした味わいでした。
バランス微妙なところも散見されましたが、漫画に勢いあるためそう気にならないと思います。
表現も若干派手目でコメディー寄り。
えっちシーンは独特な雰囲気あるものでした。
ヒロインらは身長高く、やや鋭角気味。
ロリっとしたのもお上手でしたが、お姉さん系のが合ってるかな。
判断は裏表紙のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

001:「初体験」 カラー原稿あり
021:「Pretty Face」
039:「Pretty Face あふたー」 描き下ろし
まずはカラーヘ原稿もある「初体験」から。
文芸部の部長「寺町結」と「ゲンジ」こと「上原源次郎」のカップル。
彼女からの告白で付き合い、遂にえっちすることとなったのでした。
「結ちゃん」のが先輩で年上。
実は冒頭では初えっちを失敗しているのですが。
この2人の良いところは、「結ちゃん」が彼をちゃんとフォローし、次に努力し頑張っている点ですね。
やっぱりこうした事はどっちかだけではダメなもの。
話し合いは大切
オチとかラブラブで見ていて羨ましいです。

付き合う「秋道」らの会話を立ち聞きしてしまった「凛子」
えっち方面について、”ありえないほど疎い”とか言われおり。
友人らの助言もあり、実践してみることとしたのでした。
そんなんが、続く「Pretty Face」のお話。
やはり「凛子ちゃん」のが先輩で年上という設定。
煙出るくらいに照れる様がキュートで、頑張っています。
舞台は図書館でしたが、直接行為の際はいちおう外に出ていました。
それはソレでどうかと思いますが。
…エロいですね。
なお、こちらの「凛子ちゃん」は先の「初体験」にもゲスト出演しており、同一世界のエピソードでした。
(※原稿はこちらのが先で、先の「初体験」が後。台詞もそうなっています)
4ページの描き下ろし「Pretty Face あふたー」
彼氏「秋道くん」の家で、えっちビデオ見るのが切っ掛け。
そちらに合わせ、拘束プレイとなっています。

寺町結、凛子ちゃん
※左:寺町結、右:凛子ちゃん

043:「イシンデンシン」
金髪ロシア人だが、生まれも育ちも埼玉県という「エリーシャ」こと「エリヴィラ・イリイーニチナ・リトヴィーノヴァ」
そんな彼女と姉弟みたいな幼馴染みの「正志」くんという2人。
容姿とは裏腹に女子力低く口が悪い、オカンのような彼女。
それがため、振られ続けていた「エリーシャ」でしたが…というもの。
うん、「正志くん」はよく頑張った。
あーするには、勇気いっただろうなぁ。
成年漫画ではちらほら見かけるような展開。
お話としては良いのですが…キャラがあんなんなので、もうちょっと外観に外人感が欲しかった気もしました。

059:「放課後てんぷてーしょん」
生徒会長「秋月佳代」とその使いッパシリ「有馬」くんのカップル。
厳格な家庭の「佳代さん」は彼にえっちな本を調達させていたのです。
女の子とエロいもの見るというシチュエーションは…憧れますね。
しかも、ああしたテンションで喜んでくれるならば最高。
既に2人はえっちなプレイも色々やっており、今回も彼女の期待そのままに~という流れ。
こちらは黒パンストですね
ロングな黒髪を含め、いかにも生徒会長然としたキャラとなっていました。

079:「ピンチランナーズHIGH」
陸上部「小此木彩」さんに交際を求めるクラスメイト「石崎陸生」のエピソード。
「彩さん」は日焼け跡でショートカットなスポーツ少女。
関西弁で掴みどころない、ちょっと変わった娘さんでした。
容姿・キャラも含め、収録ではこの娘がダントツにお気に入り
彼女が持ってるキーワード(容姿とか)時点で既に刺さっていたのですが、あの性格が実に良かった。
この漫画だけ切り出してスマホに収録しておきたいくらい。
「彩さん」は、
なんか恥ずかしいなぁ…
…とか言ってはいたものの、えっちな事されてもかなり冷静に対応しており。
基本、ほぼ動じていないのが楽しい。
プレイは校舎裏での野外えっち。
漫画では陸上ユニフォームで、それはソレで実に良かったのですが。
オチで披露してくれた制服姿は、これまたやたらめったら可愛らしかったので。
ぜひとも続編希望。
付き合った後もあのテンションを維持し続けて欲しいですね。

099:「サマースイートプチデビル」
タイトルにデビルとありますが、キャラ的なこと。
この漫画は人外ではありません。
念願の海デートに「水谷琴子」を誘い出せた「西村和臣」
あわよくば恋人同士に~と期待する彼でしたが、「琴子」の水着は競泳水着だったのです。
その割りに「泳ぎ得意じゃない」とか言っていたり、見た目とは裏腹に結構面白い娘さん。
2人の間では完全に主導権を握っており、彼を弄んでいました。
うん、ずっとあーだろうな、この2人。
また彼のあーした反応を楽しんでおり、結構お似合いなカップルだと思います。

117:「今井さんがんばる」
友人「夏希」らとダブルデートをすることとなった「今井美守」
しかし、彼氏「正俊」との関係を深めたいという彼女の服装はいつも通りであり。
ダメ出しをされた「美守」は露出多めな格好に着替えさせられてしまうのでした。
ぶっちゃけ…いつもの恰好でも、あれはアレで良いかと思います。
ああしたラフな格好で可愛らしい下着だったりすると、ソレはそれでテンション上がりますわね。
「夏希」らカップルに従い、ラブホへと入る流れ。
いっぱい・いっぱいな「美守さん」が可愛い。
年上だということで、タイトル通り頑張っていましたよ。

137:「デリバリーHELLS」
リストラされ、彼女にも振られた「近藤」
ズタボロとなっていた彼は、デリヘル”快楽天獄”に連絡をしたところ。
「ツバキ」・「アヤメ」という母子がやってきたのでした。

私たち死神は~」とか、まったく隠していなかったですが、2人は人外な存在。
年齢と共にだんだん小さくなる、という設定らしく、眼鏡な母「ツバキさん」はロリっとした女性
子「アヤメさん」のが大人な容姿ですね。
(※そもそもデリヘルで派遣されたのは彼女で、「ツバキさん」は付き添い)
死神と言っても尻尾とか角あったりするわけでなく、身体の端が揺らめていてるっぽいだけでほぼ人間と変わらず。
外国人くらいに思っておきなさいな
…とは「ツバキさん」の発言です。
そんな訳で、死神母子との複数プレイ。
個人的には…オチページで見切れていた、左右の死神さんが気になりました。

157:「二度目の夏」
田舎の祖母の家に帰省していた際、会っていた10歳年上のお姉ちゃん「文乃」
10年振りに戻った主人公「なお」はいつもの神社で彼女に再会したのでした。
他と明らかに雰囲気の異なる、大人のシリアスなエピソード。
神社えっち。
まぁ、男の子的には悪い事したー、ってずっと心残るでしょう。
ああして再会し、ちゃんと謝れたのは良かった。
また「文乃さん」が優しいですね。

竹山佐奈
※竹山佐奈

177:「竹山さんち」
”結婚可能年齢の大幅引き下げ”が施行された世界。
教師「竹山昇」と結婚した「竹山佐奈」という歳の差カップルのお話。
「昇くん」はイカツイ顔な割りに繊細な男性であり。
仕事から帰宅した彼を「佐奈ちゃん」が慰める、という流れ。
奥さんしている彼女がやたらキュート
ちなみに、漫画は自宅でのプレイなのですが。
「佐奈ちゃん」も彼のクラスにいるので、できれば学校でのアレコレが見たいですね。
あるいはオチとなっていた「今野さん」夫婦の性別逆転した場合というのもいいかと。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「平間ひろかず」センセでした。
こちらが3冊目の単行本。
こちらのブログでは「ゼッタイ交尾宣言」、「ちぇりーくらいしす」を紹介しています。
現在コンプリート中。
正直なところ、今回は名前買いです。
↓表紙は…イマイチ刺さりませんでした。
センセの良い部分があまり出ていないと思います。
カバー裏にあった、線画段階のがいいかなぁ。
何が違うんだろう
リボンでどうの~というシチュエーションは決定路線だったようですが。
個人的には裏表紙…あれは生徒会長「秋月佳代さん」ですよね。
そっちのが好き。



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■桂さんちの日常性活 (ひげなむち)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 流され系、ブラック、むちむち
・構成 : 11話収録(うち「桂さんちの日常性活」×6、「コンヨク」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり、
      描き下ろし「桂さんちの日常性活 幕間」×5。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひげなむち」センセの「桂さんちの日常性活」です。

聡子さん、藤里たまき
※左:聡子さん、右:藤里たまき

 【 構成・絵柄 】

収録は表題作を中心とした構成。
メインは追加エピソードも描き下ろしされており、130ページというボリュームです。
ほぼ単行本の半分以上ありました。
ほか、連続話はもう1つあり、こちらは前後編的なものです。
連続・短編に共通するのは、えっちに流される男女。
ちゃんと相手がいたり、不倫関係だったりしていて、ブラック要素もあるのですが。
なんというか、その果てに待っているだろう、ドロドロ・混沌とした部分は描かれておらず
あくまでも、えっちの要素という感じ。
調味料みたいなものですかねー。
ただ、当然ながら人は選ぶため、得意でない方はくれぐれも要注意。

そんなドえろい展開が想像できないような、可愛らしい人物絵。
輪郭は幅広い楕円で、むちむちと肉感的です。
漫画っぽく、キュートな仕上がり。
ちょっと素朴さもあり、ラブコメとか似合いそうなもの。
…で、あるため。
ああした展開がより刺激的になるのだと思います。
表現はコメディー崩しも多く、はっちゃけたもの。
分かり辛くはなく、引っ掛かりもしないのですが。
全体的にばっさりと描かれていて、勢いがある反面雑っぽさもあり。
お話ともども個性が強く、人を選びます
カラーでも変化はないのですが、判断にはカット絵のある裏表紙がオススメです。

 【 収録話 】 11話収録

003:「桂さんちの日常性活」 6話
歳の差あるものの、娘「美晴」が照れるほどに旦那と仲の良い妻「桂しのぶ」
最近隣に越してきた学生「川上洋介」から、熱心なアプローチ受けていました。
当然、それに応じる訳もなく、拒否し続けていたところ。
最後には土下座をされてしまったのでした。
それもハッキリ拒絶したのですが…という導入部。

こちらが表題作。
タイトルは1話目の日常生活から、看護性活、浮気旅行、母娘関係、完落模様、日常性活…となっておりました。
だいたいどんなんなっていくのか、想像つきますわね。
不倫話で、決して楽しい展開ではないものの。
「川上くん」は良くも悪くも純粋にえっち目的なため、相手の家庭を崩壊させるとか、調教するとか、真っ暗という訳でもありません
ため、ネトラレとも違い、適切な言葉を探してみると、”流され系”となるのでした。

桂しのぶ
※桂しのぶ

切っ掛けとなる1話目。
まぁ、確かに隙を見せてしまったことが原因なのですが。
まさかあーされるとは思わないだろうからなぁ。
(※結婚前の若い時ならばまた別でしょうが)
旦那のことを「センセ」と呼んでいる「しのぶさん」
2人の経緯について、ちらと描かれていましたが。
そちらの漫画もちょっと見てみたいです。
そう、彼女が隙を見せてしまったのは、多少腕っ節に自信あったことも少なからずあったと思います。
2話目看護性活は…えっち後、彼をボコボコにしてしまったため。
旦那に素直に申し開きしたのは、ちょっと意外でしたが。
相手に看護を要求するというのは厚かましく、また「しのぶさん」も旦那もお人好し過ぎ。
「川上くん」は目的のため手段選ばないタイプですからね。
(※実際、えっち要求はとある脅迫も含んでいました)
デニム生地のお尻がいい感じ。

ホテルへ出かける浮気旅行が3話目。
今回が最後、というお泊りデートですね。
後の台詞から、3カ月ほど経過していたようです。
最後というのが、実に胡散臭い
…と思っていたら。
オチでは驚くような展開となるのでした。
まぁ、こうした漫画でのセオリーではあるかなー。

4話目は母娘関係。
どーなるか、ほぼ理解できるだろうとは思いますが。
いちおう、直接は書かないこととします。
「しのぶさん」が解放されたのは、新たな相手が出来たため。
時間を2カ月ほど遡り、そうなった経緯が語られていました。
そうかー。
相手を守ろうとして取引に応じたのに、その相手はまた別のところで罠にかかっている~というのは、ネトラレ系でよくある展開。
ちょうど興味出る年頃、というのもあると思います。

5話目完落模様、続く日常性活は最終エピソード。
描き下ろしの幕間にも注目です。
まぁ、もう止まらないわね。
オチではあーなっており、まだ続くような感じになっていましたが…。
実際、だらだらえっちしていられるほど暇はなくなり。
体調・精神的な面も考慮すると、同じようにちょっかい掛けれなくなると思います。
案外、あれで関係終わるのではないかなぁ。

131:「サマータイム」
昔馴染みのお隣さん「聡子」
帰省した彼女は、見違えるほど綺麗になっていました。
お使いを頼まれた「大樹」が隣に向かったところ…「聡子」は無防備に居眠りをしていたのでした。
そんな訳で、寝込みに仕掛けるお話。
「聡子さん」の発言から、彼氏はいるようです。
まぁ、言動からそれも当然か。
「大樹くん」に対し、しっかりお姉さんしていました。
しかし、解放された田舎の家で、実家がすぐ隣にあるというのに。
彼は大胆ね。
確かに、理性とかなんとか色々なモノを吹っ飛ばすようなシチュエーションではありましたが。

155:「蓼食う彼女」
中年「小嶋」と付き合う「藤里たまき」のお話。
武道をやっており、長身な「たまきさん」
タイトルとおりに何が良いのか、小太りの冴えない中年と付き合う彼女。
いちおう、妻子供のいる身分。
また、こうなるに至る経緯も描かれていましたが、彼のダメっぷりをより強調するようなものでした。
おっさん、羨ましいなぁ。
「たまきさん」は明け透けなようで、友人もそうした事情を知っているようなのですが。
それに繋がる、”趣味が悪い”のおまけが楽しい。

173:「ただれ縁」
高校時代からよくツルんでいた、「木村樹」・「喜乃下ハル」・「加賀谷健次」の3名。
その縁は切れることなく続いていたのですが。
現在はえっちも含む、不健全で爛れた日々となっていたのでした。
仲良いのは何よりなのですが。
まぁ、なんというか…ぬるま湯ですわね。
センセの絵柄とお話はよく合っていました。
複数えっち。
当人らも長続きしないと思っていたようですが。
案外、子供生まれた後もずるずる3名で暮らしてたりして。

アガタさん
※アガタさん

191:「コンヨク温泉」 ※実際の表記は温泉マークです。
209:「コンヨク裏」
「行道(ユキミチ)」・「ひろみ」のカップルが穴場だという温泉旅館を訪ねたところ…。
性に奔放な外国人カップルと鉢合わせになり。
混浴の露天風呂では、向こうの女性「アガタ」とタイミングが合ってしまったのでした。
そんな訳で、混浴の温泉旅館を舞台とした流され系エピソード。

本来であれば、仲良くカップルで混浴すれば良かったのですが。
「ひろみちゃん」がそれを嫌がったことで、「行道くん」は1人で入ることとなりました。
気持ち分からんでもないですが、せっかく温泉旅行に来たというのに…。
外人カップルも温泉に来たのは「アガタさん」だけ。
台詞から察するに、彼女は温泉好きで目的だったためかなぁ。
とにかく、ちょっとした偶然で2組のカップルがこの時点で入れ替わってしまっていたのです。
ワタシたちこーゆーのユルいでス
…ということで。
温泉中で会話していたところ、「アガタさん」からえっちを求められてしまうのでした。
いちおう、「行道くん」は彼女に気に入られたのかな。
露天風呂えっちとなっていました。
さて、このエピソードには「コンヨク裏」ともう1話あるんですね。
男女4名で2話あるということは…はい、察しの良い方その通り。
オチでちら、と示されていた、「ひろみ」・「エドワルド」の2人はどうだったか、というものです。
詳細は伏せておきますね。
まぁ、お互い様なので…どうか揉めないよう祈ります。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ひげなむち」センセでした。
こちらは4冊目の単行本のようです。
当ブログでは、「ヒト・カノ 他人彼女」、「おとめくずし」、「みすでぃれくしょん」など3冊を紹介しており。
現在の所はコンプリート中です。
ふと見かけた名前で、あっさり手にしていまいましたが。
そうか、センセはこうしたネタがお好きなんですよねー。
あの可愛らしい作画での展開はエロいですが、読むにやや苦痛
ただ、普通のラブコメでは”ならでは”の良さが薄まってしまうことも理解しているので。
難しいわね。
せめて、ブラック度合が少ないことを望みます。



 

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