■新妻のなぶりかた (朔月)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 奥様、ラブコメ、人妻
・構成 : カラー(50P)、8話収録(うち「僕しか男を知らない可愛い妻が~」×2)
・おまけ: あとがき、カラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「朔月(さつき)」センセの「新妻のなぶりかた」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は8話。
連続モノが1つあったのですが、ストーリー繋がったものではなく。
同タイトルの別話なので、単純に短編8話といったイメージです。
ページ量もそれぞれで変化あり。
ラストの1つはショート漫画でした。
なお、紹介帯には書かれてないのですが…。
(※なにげに、「GOT」さんHPの紹介文にもなかったですね、不思議…)
実は50ページという、カラーページの多い単行本です。
カラーページ部分は、つるりとした上質だろう紙質(そのため重い)になっていて…。
この内容で、通常単行本などとさして変わらない価格1200円(税別)は、ハッキリ安い。
なにしろ、ほぼカラー原稿な後半がため、価格を確認しに行きましたから(本当)
単行本、ああしたタイトルで…。
なぶる。
この文字から、どんなんを想像するのか…は、人それぞれだと思いますが…。
(※ひでるさんは、ブラックイメージでした)
タイトルから想像していた内容とは結構違っていて、かなり読み易いお話でした。
そう黒々しい描写なく。…なく。
プレイもはっちゃけてはなかったです。
…たぶん。
おまけはあとがき、そしてカラーイラスト。
その、あとがきページも、カラーで驚きました。
※左:「文」、右:「鈴木めい」
★★絵柄について ★★★
カバーなど、イラストで描かれた場合はリアル調。
そっち系小説の挿絵みたいです。
ただ、それが漫画になった場合は…なんというか、気持ちマイルド。
キャラとして動かしていくため、そんなんもまぁ、当然でしょう。
なお、可愛らしく仕上がっていたので、それも全然悪くないです。
しっかり描かれた鼻に、透き通る目。
これが黒目っぽくなく、やや独特な雰囲気でした。
それなりに身長あり、ふっくら・むちっとしていて。
リアルっぽさあるものの、前述したように美人というよりキュートなイメージでした。
これはコレで…全然良かったんですが。
ほら、「八月薫」センセみたいなんを想像していると、違和感あるやもしれません。
背景はそこそこ、小物はちょっと軽め。
すっきりとした線で色彩は薄く。
黒色はあまり強くなく、全体はふんわり淡く明るいイメージです。
コマ割り細かく、極細な枠間が特徴的。
ページ賑やかでしたが、色味控え目なので見辛さありません。
漫画はジャンルもあって、基本的に静かな空気が漂っています。
意外に、ちらほらとコメディーっぽい表現もありました。
★★収録話について ★★★ 8話収録
005:「新妻のなぶりかた」
騙され、借金を背負わされてしまった家の事業。
とある富豪の援助で助けられたのですが…。
土地の権利と共に、「文」は見知らぬ彼の妻になることとなったのでした。
こちらが表題作。
ラブラブ傾向な他エピソードと違って、こちらには緊張感があり。
特に前半は、結構ブラックさもあるお話になってました。
電車でのシーンが好き。
そんなんあるため、ガラリと雰囲気の変わる後半がまた良いんですけどね。
なるほど、改めてそれら見ると、タイトル通りなのかしら。
見ていくうち、旦那の彼が格好良く見えてきます。
えらく理性的な人でした。
050:「×××と結婚しました」
奥様同士の会話にて、
「週2回以上えっちしていたら~○○○と結婚したみたい」
…などと言われてしまった「えな」
そのため、旦那「千秋」との行為を控えよう~と考えたのです。
女子校出身で男性との接点はなく、早々に見合い結婚した「えなさん」
「えっちは思っていたより100倍良かった」そうです。
わはは。
いいですねー。
そんな訳で、見合い結婚でしたが、旦那さんとの仲はすこぶる良好。
なお、冒頭でショックを受けてたえっち回数ですが。
週3とのことだったので…まぁ、そんなもんじゃない?
多少多めではあると思いますが。
オチ・えっち後の台詞が良かったです。
069:「たまごの研究」
音信不通だった、急に母方の叔父から連絡があり。
「つぐみ」がその屋敷を訪ねたところ…。
叔父は"この娘を渡す~"と、驚くべき光景を見せてきたのでした。
なんらかの比喩か、というタイトルですが。
実はコレ、そのまんまの意味なのです。
まぁ、書いてるひでるさんもよくは分からんのですが(笑)
ともかく、1週間種を付けられ続けた男のたまごを産む、~という、驚くべき体質を持つヒロイン「真白(ましろ)」さん。
中盤あたりから、漫画視点は「真白さん」になっていて。
学者な彼に実験動物のように扱われつつも、幸せな日々を過ごしていることが分かります。
研究室でのくだりがエロくて好き。
なお、あちこち時代がかった描写…昭和初期くらい、ですかね。
そんなが特徴的です。
095:「わたしのなかの旦那さん」
毎月3日に夫「時宗」は出張から帰って来るので。
4日にはえっちする夫婦間でのルールがあったのですが。
彼の言ったプレイ内容はどうにも疑わしいものの、事がコトだけに誰にも相談できなかったのでした。
主人公・妻「新名」さんは二十歳くらいで確定。
あちこち台詞から、「時宗くん」とは結構な年齢差があるようでした。
若い奥様で羨ましい。
実際に「新名さん」は言動がすこぶる可愛らしく、見ていて楽しいです。
いいなぁ。
夜繋がったまま眠ってしまい、翌朝起きてすぐ再開する様が素敵。
あー見えて、旦那さん体力あるなぁ。
個人的にはお姉ちゃんと会った後のくだりが好きです。
115:「母が欲しい」
2年振りに帰省した「青柳清春」
家族が揃った夕食時、"親しく付き合っている女性がいる"と報告したところ…。
「清春」は父親の書斎に呼び出されたのでした。
父親が女性について教えるのが家のしきたり、~とのことで。
父母のえっちを見せられ、そして…といった流れ。
あー、これですね。
漫画でのことで、見てるコッチは無関係な第三者ですし。
また、登場するのはセンセ描かれる美形な男女ですから、まだ良いのだけれども。
実際、当事者(どっちも)となった場合は…。
かなーり、しんどい事ですよ。
母「文子」さんはだいぶ若い雰囲気でしたが、後妻…とかじゃーないですよね?
ここで詳細伏せますが。
もうひとえっちあるのでお楽しみに。
なお、初登場時の「文子さん」は髪アップにした着物姿だったのですが…。
えっち時では髪下ろしていて、良かったです。
実は着物姿なんもあったりしていてねー。
※文子さん
150:「僕しか男を知らない可愛い妻が子作りエッチのためになんでもしてくれる」 2話 カラー原稿
ここからカラー原稿になります。
前述したように、すべて紙質の良い、カラー印刷ではあるのですが。
全て彩色でなく、だいたい2ページづつ交互に彩色・白黒で収録されてました。
なお、絵は白黒でも、文字とかがカラーになっています。
夜の夫婦生活がどんなんか。
もしかして、変なプレイとかしてないか~といったお話です。
1話目は「佐藤楓」・「佐藤ひな」の新婚カップル。
えっち後に…いわゆる栓をするというもの。
いちおう「子供のため」、とか言っており…。
試しに調べてみましたが、特に効果とかないっぽいです。
単に旦那の趣味かと(笑)
ほぼ全編えっちシーンでした。
2話目はまた別の夫婦。
子供欲しいか、との話なのですが。
「鈴木杏」の妻「鈴木めい」は、見た目の清楚な雰囲気とは違い…。
超スケベだったのです、~というもの。
わーはははは。
前半の奥様同士で喋っている時と雰囲気からして違い。
また、ついてきた会社の先輩いるのに関係なく、であったので…。
「子作りに積極的なのだ」
…とか言ってましたが、なんか洗脳とか調教の類ではなかろうか。
個人的には過去回想のオチが好き。
189:「何度もしたい!」 カラー原稿
こちらは2ページのショート。
普通にえっちして終わってました。
会話内容から…「楓」・「ひな」のカップルかも。
★★リンクほか ★★★
新妻のなぶりかた (GOT COMICS) コミック, 2025/1/30 [アダルト] 朔月 (著)
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テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト