■おませなエモーション （あんのみけ）
★まんがデーター ［１９．０／２０．０］
・絵柄 ：●●●●◎
・お話 ：●●●●●
・漫画 ：●●●●◎
・独創性：●●●●●
・属性 ： ［成年］ ラブコメ、ロリ、
・構成 ： 初単行本、６話収録。
・おまけ： あとがき、合間にイラスト、
おまけ漫画「成長」、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あんのみけ」センセの「おませなエモーション」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
ぱっとネットでを見た際に…。
あの↓表紙に引っ掛けられました。
表裏無いような爽やかさありつつ、適度にエロス感もあって。
あー、裏表紙の印刷はカラーで欲しかったー。
（※文字ないパターンですね）
こちらのイラストがため、よりホットパンツが好きになりました。
収録は６話で、全て短編。
裏表紙に描かれているのが、各話のヒロインになります。
（そこに７名いるのは、１つＷヒロインものがあるため）
個人的な感覚では、そう強くなかったものの、作画タイプもあってロリっとしたまとまり。
基本的に、どちらも明るく楽しい漫画郡となってました。
後述しております絵柄は、思った以上に個性的でしたが…。
それも好みな範囲で、また漫画・お話がかなり良く、完成度の高い１冊です。
あちこちの動物らもヒロイン同様に可愛らしいですよ。
おまけはあとがき、合間のイラストほか、４コマのおまけ漫画もありました。
あとがきでの背景イラストがまた良かったです。
※おばあちゃんこと「大場茜」
★★絵柄について ★★★
非常に強いデフォルメ感のある人物画。
漫画中にて、普通にＳＤっぽくなっていることも頻繁。
背丈は低く、ぷにぷにっとした可愛らしいものです。
きゅっと先の尖った鋭角目。
瞳はそう大きくなく、三白眼ちっく。
これがため、顔のインパクトも強めです。
スタイルはむちむちっと小さめ。
ロリロリした可愛らしい印象でした。
そうした人物絵に対し、背景とか小物はかなりしっかりとした作画。
こちらが優れていることで、癖のあるソレを巧い具合に中和していたと思います。
あちこちのバランス感は良く。
小コマ・引き絵などにも、違和感ありません。
ちょっと太めでしっかりとした線。
色味はやや強め。
重なる中小コマ割りは、ちょっと賑やか。
初単行本ながら安定もしていて、見易い仕上がりです。
前述した人物絵ほか、コメディー崩しも多め。
擬音なども、どこか楽しげ。
あちこち派手寄り。
ぱっと明るく、成年系とは思えない雰囲気でした。
判断については、白黒絵そのままな裏表紙が最適です。
★★収録話について ★★★ ６話収録
005：「のんすとっぷエモーション」
現在学校は別ですが、通学のバスで一緒になるごく親しい友人「木村」
ボーイッシュな彼女がため、男同士のようなやり取りをしていた２人でしたが…。
ふとした切っ掛けから、「高橋」はその変化に気付いたのです。
これは…好意を持つ異性だと認識した際の「木村ちゃん」
大コマになっていた、その表情が抜群。
これまで、ちょっと意識していた「高橋くん」が、周囲の状況も忘れて手を出してしまうくらい、恋した乙女していました。
折り返しにもなってましたねー。
ただ、正直なところバス内でのアレはやり過ぎ。
黙って手を絡ませるとか、やっておっぱいくらい…ではなかろうか。
（…で、たまらなくなって、次の駅に２人して降り、どっか場所まで小走りにして即えっち～みたいな）
エロいですけどね。
「木村ちゃん」はああした娘なので。
たぶん…本来の彼女であれば、ああした場面でもどーん★とやり返してくるだろうと思われ。
オチ付近での１ページが非常に意味のある、良いものでした。
ラストの一言はあーでしたが。
なんのかんの…彼に着いていくのではなかろうか。
035：「世話好き・メスガキおばあちゃん」
近所に住むようになった、小説家の先生「橘」
極端に生活力がない彼のため、「大場茜」は頻繁に彼を訪ねていたのでした。
ひでるさんが直撃で撃墜された、↓表紙のヒロイン「茜ちゃん」
イラストそのままな恰好で、日焼け跡がまぶしい女の子です。
なお、タイトルから、こちらヒロインは人外かなんかか、と思った方いるかもしれませんが。
名前「大場茜」→「おおばあかね」→「お おばあ かね」→「おばあ」 ちゃん、という発想によるものでした。
そのため、「茜ちゃん」は普通に若い、可愛らしい娘さんです。
（※祖母の教育がためか、喋り口調と知識はそんなん）
関係は深いものの、２人まだ付き合っている訳ではないようなのですが。
疲れている彼に膝枕ほか、下の処理までしてくれていたりして…。
ちょっと、本気で羨ましかった（笑）
065：「美少女家電だちまくら」
「美少女家電だちまくら、の「だちこ」と共に暮らす主人公。
しかし、バイト代＋初任給でようやく購入したそれは、今ではだいぶ型が古いものとなっており。
買い替えも考えるような頃合いになっていたのでした。
可愛い女の子ロボットとのカップル。
お話はそんなんから妄想できる、いくつかパターンのうちの１つという感じではあったのですが…。
センセの巧みな漫画運びがため、じんわり沁みる良作品となっていました。
そんな訳で、コレがどう展開していくのか、は秘密。
勿体ないので。
なお、彼女の目は、他の娘と違ってぱっちり縦長なものだったのですが。
もしかして、ロボットがため、あえてそう描かれたのかなー、って考えました。
どうでしょう。
…これですね。
他エピソード違って、派手なコメディー描写はだいぶ抑えられていて。
また、主人公の彼が淡々としていたため、より読者の心情に刺さってくるのだと思います。
（なお、オチはあーしたものなのですが、さらにその後があとがき絵で示されていて…前述もしたように最後の最後でほっこりしました）
099：「ひみつごと」
路地で、大きな荷物と共にポツンと座っていた「平坂あおい」
聞くと、どうやら行き場がないようで…「牧」はよく遊ぶ秘密基地を紹介したのでした。
見ていて初々しい、同級生カップル。
「あおいちゃん」は冒頭ほかにて、膝立てて座っていた（いわゆる体育座り）ので。
しっかりパンチラしていて可愛い。
中扉もこちらの２人ですね。
漫画から、表題にもっとも合致するのはこちらだと思いました。
なお冒頭などにて、道路を歩く彼が「落ちたら海」と言って遊び歩く描写は、おそらく多くの人に覚えあるだろうもの。
隣を泳ぐサメがキュートです。
…あ、彼女の鞄に下がっている、ユニコーンのぬいぐるみにも注目ください。
※左：「平坂あおい」、右：「神様」
129：「カム・ヘル・ファック・エクスタシー」
セフレと付き合う妹「ほのか」を心配し…。
姉は交際を辞めさせるべく、２人でカラオケしていた個室に突撃したのでした。
収録で唯一のＷヒロインもの。
よく見られる、カップルに触発されるウブなヒロイン、～という流れ。
最終的には複数プレイに発展していきます。
文字だけであらすじを見た方は、特に違和感ないと思いますが…。
漫画でのお姉ちゃんは、３ページ・姉妹のやり取りに疑問を持つくらいのちんちくりん。
また、妹「ほのかちゃん」は逆にあちこち大きい（笑）こともあって、その差が極端なのです。
（２人の成長を描いた、おまけ漫画が楽しい）
なお、こちらの彼は目前で揉める２人を知らんぷりするマイペースっぷりで。
「ほのかちゃん」の言うアレコレを聞く限り、えっち巧いだけのクズでした…。
（※しかも、バンドマンだったりする）
彼に対する評価は、お姉ちゃんのが断然正しいと思います。
163：「神様 働いてください！」
祖父からアパートを継いでいた主人公。
大家となった彼は、先代の好意で１室貸していた「神様」に、契約解除を通告。
敷地内にある、元の祠に戻るよう言ったところ…。
家事の一切をすると交渉してきたのでした。
成年漫画でお馴染み、稲荷伸とのカップル。
狐耳・尻尾があるヒロイン。
センセの絵柄もあってか背丈は小さく。
ざっくり、彼のお腹くらいに頭がありました。
「～じゃ」といった古風な言い回しです。
ニートしていた冒頭では、下着にはんてんという、だらしない恰好していましたが。
家事をするようになって以降は、丈の短い和服姿。
あんなんで、周囲うろうろされたら…たまらんですわね。
個人的にはオチの巫女服が好き。
するりと手を突っ込みたくなりますわね。
なお、大家の彼は別段特殊能力などない、一般人だと思われるのですが。
家事を持ち掛ける前、
「子なし村を３年で再建させた～」
…など、彼女が自信あったえっちでは、完全に屈服させており…。
人畜無害そうな糸目キャラにしては、結構なテクニックの持ち主なようでした。
（※アレが立派で絶倫、…ということもあるのでしょう）
★★リンクほか ★★★
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト
