■契と結の方程式 (日吉ハナ)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、学生、眼鏡
・構成 : カラー(6P)、短編×9話(ほとんどは同一世界の漫画)
・おまけ: あとがき、裏表紙にカラー別絵、リバーシブルカバー、加筆修正あり、
描き下ろし?「雀色時座談会」、8コマ漫画「お針子の仕事」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「日吉ハナ(ひよし・はな)」センセの「契と結の方程式」です。
※左:小春さん、右:現在の「彩葉」・「彩華」
【 構成・絵柄 】
収録は短編群での構成。
話数はショートも含めて9話と少ないものの、全226ページで1話あたりがおおむね30ページほどの長さあるものでした。
また、収録話の大半は同一世界での漫画となっていて、同キャラが他エピソードなどにて顔を出すのも頻繁。
さらに巻末にはヒロインが集合する描き下ろし(?)漫画や、SD風の4コマ漫画(8コマでした)っぽいものもありました。
盛りだくさんで、読み応えは問題ありません。
また、ギミックも凝っていて。
見返し紙がさらりとした質の良い紙だったり、トレーシングペーパーみたいな半透明な紙も挟まれてたほか、短編のカラーページでは”とある仕掛け”もあったりします。
ここは素直に良かった点です。
お話は読み易いラブコメ話。
決してつまらない訳ではないんですが、正直なところそう読めるほどのものでなく。
普通かな。
後述しますが、絵柄はお上手なんですが。
なんだか…漫画にはどことない回りくどさがあり…。
ぱっと、分かり辛いのです。
流れにスムーズさなく、どこか硬く、ずるずるとした感覚でした。
前述したように、凝った単行本なので。
宣伝ばっかり派手かつ大仰で、実際に見ると中身が伴わないような映画みたい。
全体的には悪くはないので、もう少し頑張ってほしいところでした。
クッキリとした柔らかな細線での作画。
全体の色づき・濃淡具合はちょうど良いくらい。
描き込みも同様で、大中小のコマ割りもそう見辛さはなく。
綺麗にすっきりとしていて、洗練された原稿です。
丁寧で乱れ・崩れもなく、小さいコマまでバランスも良好。
人物絵は縦長でしっかりと鼻筋もある、美人なお姉さん系。
適度に漫画っぽさあり、爽やかで清潔感あるものです。
男性を含めて変な癖もなく、たまのコメディー崩しも違和感ありません。
ただ、前述したように漫画運びが微妙。
配置的なものに問題は感じなかったので、ちょっとした表現かコマの繋がりか。
あるいは個人的に合わないだけかもしれません。
また、人物がしっかりしているのに、動物絵(猫、兎)が妙にギャグ漫画ちっくな絵だったのは、なんだか驚き。
他と合わせて、もうちょっとしっかり描いたほうがいいのではないでしょうか。
【 収録話 】 8話収録
単行本はほぼ同一世界のエピソードとなっていましたので。
例によって、ブログを書くにあたり関係を図にしてみました。
(※[]内の文言は、エピソードのタイトルを抜き出したものです)
【 単行本『契と結の方程式』 人物相関図 】
テーラー店長 -[結方程式]-「維織」
双子 妹「彩華」 教師 -[アレ]-教育実習生
双子 姉「彩葉」 保健医 -[双子]- 生徒
↓
親子
↓
姉「小春」 パン屋 -[パン]- 「山崎」 学生
妹「枝莉」 大学生 -[私方程式]- 弟「京一」 大学生
↓
[妹方程式]
↓
妹「夢兎」
姉大学助手 -[メイド]- 大学教授
001:「契と結の方程式」 カラー原稿あり
衣服工房に住み込みで働く「維織」とのお話。
次エピソードのタイトルも”方程式”ですが、特に繋がりはなく。
収録中でこちらのみ同一世界ではない(その関連性が示されていない)漫画となってます。
ただし、単行本の表題となっており、全体のイメージはこの短編でした。
”作った目的を忘れた”というドレス、花嫁衣裳ですわね。
いわゆる赤い糸から白いドレス、そして主人公(店長)の記憶が蘇る…という、一連の流れのメイン部分が4ページのカラー原稿にて描かれているんですが。
そのうちの間2ページ分はさらに見開くようになっていて、大きな1枚絵になるのでした。
(※リバーシブルカバーの裏側はその線画です)
そうしたギミックが非常に凝っているんですが、お話は特にコレという点はなく。
過去の記憶がなぜ曖昧だったか、などにも触れられることなく、あっさりえっちして終わっていました。
※左:維織、右:助手のお姉さん
039:「猫と私の方程式」
063:「彼と妹の方程式」
猫好きな男性「京一」を振り向かせんと奮闘する「枝莉」のお話が前者。
彼の妹にして恋愛のライバルとなる「夢兎」が登場するのが後者となってます。
冒頭の映画のくだりは…「枝莉ちゃん」にとってかなりハードルが高そう。
次の話では、やはり彼に好意を寄せる妹「夢兎さん」も登場して2人の仲をかき回していましたが。
2人がどうにかすべきは、あの猫ですね。
ただ…その猫の絵なんですが。
前述もしていますが、特にぬいぐるみとかでないのに、なぜああも漫画ちっくなのか。
ラブコメ話だからいいのかもしれませんが、人物絵とか全体の雰囲気を大きく崩す存在に感じました。
漫画は酔っぱらった「枝莉ちゃん」が、猫耳コスプレでえっち仕掛けるというもの。
自分もアルコール入ってからはいいとしても、あの場面は大人しく彼の愚痴を聞くべきでは。
ゴスロリな妹「夢兎さん」が押しかけて来るのが次のお話。
彼女は名前そのままウサギを抱いており、これまたいかにもぬいぐるみちっくなんですが…いちおうちゃんと生きているみたい。
実兄ではあるものの、前述したように彼女もまた「京一くん」に想いを寄せています。
成年漫画ながら彼は妹に手をつけるようなキャラではなく。
とある手段を用いてのえっち展開となっていました。
詳しくは内緒。
後半での台詞にもあったそのまま、本格的な話はこれからという気もしますね。
085:「助手とメイドの方程式」
こちらも方程式を冠としたエピソードですが、こちらは関連あるお話。
「京一」・「夢兎」のお姉さんがヒロインで主人公です。
大学教授の助手である彼女は、教授とは内縁の関係。
公にもしておらず、落ち着いた物腰の裏でやきもきしていたのでした。
漫画本編では「夢兎さん」も顔を見せ、今回の重要アイテムとなるメイド服を渡しております。
眼鏡で凜とした女性なので、エロくないメイド服(=露出過多でない)はよく似合っていて、なんだか”メイド長”みたいな雰囲気。
その効果もあって、積極的になった彼女が仕掛けるのでした。
普段は物静かだそうなので、まぁたまにはいいのではないでしょうか。
巧くいってなにより。
113:「愛とパン屋と片思い」
移動販売ワゴンでパンを売る「小春」
彼女に想いを寄せる学生「山崎」は、”最近売れ行きが伸び悩んでいる”と相談されました。
味が悪いのが原因だと知りつつも、好きな人にそれは告げられず。
曖昧な受け答えをしていたところ、彼女の家に行くこととなってしまったのでした。
味が無いそうですが…そんなパン屋あっさり潰れると思う。
(※ワゴンだけでなく、店舗もある)
「小春さん」はけっこうな巨乳の持ち主であり、お話はこれくらいの柔らかさ~と揉むのが切っ掛け。
それ以前も距離感近く、よく胸を押し付けられていましたが。
あんなんされ続けてたら、たまんないわね。
まぁ、「山崎君にだったら」と悩みを打ち明けられており、他男子は分かりませんがあの距離感といい、もともと好意はあったのでしょう。
オチが楽しい。
買う人は色々と想像するんだろうなぁ。
137:「白衣と双子の方程式」
161:「白衣とアレの方程式」
181:「昔日のケモノ」
こちら3話は双子の姉妹「彩葉」・「彩華」のお話群となっています。
学生からよく恋愛相談をされる保健医「彩葉」
内容は移動パン屋の「小春」との事で、実娘のリアルな艶話を聞かされた彼女はなんとなく高ぶってしまうのでした。
そんなんが「白衣と双子の方程式」
隠れて独りプレイをしていた「彩葉さん」は、ちょうど自分に想いを寄せる生徒を発見。
つまみ食いするという展開です。
いいなぁ。
成年漫画では定番の保健室えっちとなっていました。
迫力あるスタイルで白衣とかむちむちしていて、黒下着にガーターベルトというエロい服装。
えっちすることとなる生徒と同じく、恋愛相談という名目で会いに来ているだけでは??
また、そんな彼女が「小春」・「枝莉」の母親というのが凄い。
前話オチにて双子の妹「彩華」さんが顔を見せていましたが。
続く「白衣とアレの方程式」は彼女のお話。
教育実習生との親睦を兼ねた呑み会で、アルコールに弱い「彩華さん」が荒れるというもの。
性格的に損するタイプですが、あのお姉さんと双子ならばなおさらのこと。
うじうじ弱気になったかと思えば、急に逆の強気なスイッチ入る、実にややこしい酔っ払いかた。
そのままえっち発展していました。
「避妊?」のくだりが楽しい。
「彩華さん」もすぐ彼氏とかできそうなんですが…オチを見る限りでは難しいか。
※学生時代の「彩葉」・「彩華」
「昔日のケモノ」はこの姉妹・双子がまだ学生時代という過去エピソード。
当時生徒会長だった「彩葉さん」
妹「彩華さん」と楽しく談笑していた副会長にふと興味を持つのでした。
先のエピソードもそうでしたが。
「彩華さん」に彼氏ができないもう1つの理由、みたいなお話。
こうして「彩葉さん」にちょっかい出されていたのではないかなぁ。
「そうか、雰囲気が足りないのね」
そう言って眼鏡かけるくだりが好き。
あれは大きくもなるわ。
こうしたのを見ていると、「彩葉さん」がいかにして結婚するのか、見てみたい気もします。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「日吉ハナ」センセでした。
こちらが2冊目の単行本でいいのかな。
初単行本「シークレットエデン」については、こちらのブログでも取り上げていました。
概ね感想は変わりません。
普通のレベルからすれば、間違いなく優れた部類に入る単行本なのですが。
雰囲気から、もう少し上が見込めるような気があり…やっぱりまだ物足りない。
次は良くなればいいなぁ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、学生、眼鏡
・構成 : カラー(6P)、短編×9話(ほとんどは同一世界の漫画)
・おまけ: あとがき、裏表紙にカラー別絵、リバーシブルカバー、加筆修正あり、
描き下ろし?「雀色時座談会」、8コマ漫画「お針子の仕事」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「日吉ハナ(ひよし・はな)」センセの「契と結の方程式」です。
※左:小春さん、右:現在の「彩葉」・「彩華」
【 構成・絵柄 】
収録は短編群での構成。
話数はショートも含めて9話と少ないものの、全226ページで1話あたりがおおむね30ページほどの長さあるものでした。
また、収録話の大半は同一世界での漫画となっていて、同キャラが他エピソードなどにて顔を出すのも頻繁。
さらに巻末にはヒロインが集合する描き下ろし(?)漫画や、SD風の4コマ漫画(8コマでした)っぽいものもありました。
盛りだくさんで、読み応えは問題ありません。
また、ギミックも凝っていて。
見返し紙がさらりとした質の良い紙だったり、トレーシングペーパーみたいな半透明な紙も挟まれてたほか、短編のカラーページでは”とある仕掛け”もあったりします。
ここは素直に良かった点です。
お話は読み易いラブコメ話。
決してつまらない訳ではないんですが、正直なところそう読めるほどのものでなく。
普通かな。
後述しますが、絵柄はお上手なんですが。
なんだか…漫画にはどことない回りくどさがあり…。
ぱっと、分かり辛いのです。
流れにスムーズさなく、どこか硬く、ずるずるとした感覚でした。
前述したように、凝った単行本なので。
宣伝ばっかり派手かつ大仰で、実際に見ると中身が伴わないような映画みたい。
全体的には悪くはないので、もう少し頑張ってほしいところでした。
クッキリとした柔らかな細線での作画。
全体の色づき・濃淡具合はちょうど良いくらい。
描き込みも同様で、大中小のコマ割りもそう見辛さはなく。
綺麗にすっきりとしていて、洗練された原稿です。
丁寧で乱れ・崩れもなく、小さいコマまでバランスも良好。
人物絵は縦長でしっかりと鼻筋もある、美人なお姉さん系。
適度に漫画っぽさあり、爽やかで清潔感あるものです。
男性を含めて変な癖もなく、たまのコメディー崩しも違和感ありません。
ただ、前述したように漫画運びが微妙。
配置的なものに問題は感じなかったので、ちょっとした表現かコマの繋がりか。
あるいは個人的に合わないだけかもしれません。
また、人物がしっかりしているのに、動物絵(猫、兎)が妙にギャグ漫画ちっくな絵だったのは、なんだか驚き。
他と合わせて、もうちょっとしっかり描いたほうがいいのではないでしょうか。
【 収録話 】 8話収録
単行本はほぼ同一世界のエピソードとなっていましたので。
例によって、ブログを書くにあたり関係を図にしてみました。
(※[]内の文言は、エピソードのタイトルを抜き出したものです)
【 単行本『契と結の方程式』 人物相関図 】
テーラー店長 -[結方程式]-「維織」
双子 妹「彩華」 教師 -[アレ]-教育実習生
双子 姉「彩葉」 保健医 -[双子]- 生徒
↓
親子
↓
姉「小春」 パン屋 -[パン]- 「山崎」 学生
妹「枝莉」 大学生 -[私方程式]- 弟「京一」 大学生
↓
[妹方程式]
↓
妹「夢兎」
姉大学助手 -[メイド]- 大学教授
001:「契と結の方程式」 カラー原稿あり
衣服工房に住み込みで働く「維織」とのお話。
次エピソードのタイトルも”方程式”ですが、特に繋がりはなく。
収録中でこちらのみ同一世界ではない(その関連性が示されていない)漫画となってます。
ただし、単行本の表題となっており、全体のイメージはこの短編でした。
”作った目的を忘れた”というドレス、花嫁衣裳ですわね。
いわゆる赤い糸から白いドレス、そして主人公(店長)の記憶が蘇る…という、一連の流れのメイン部分が4ページのカラー原稿にて描かれているんですが。
そのうちの間2ページ分はさらに見開くようになっていて、大きな1枚絵になるのでした。
(※リバーシブルカバーの裏側はその線画です)
そうしたギミックが非常に凝っているんですが、お話は特にコレという点はなく。
過去の記憶がなぜ曖昧だったか、などにも触れられることなく、あっさりえっちして終わっていました。
※左:維織、右:助手のお姉さん
039:「猫と私の方程式」
063:「彼と妹の方程式」
猫好きな男性「京一」を振り向かせんと奮闘する「枝莉」のお話が前者。
彼の妹にして恋愛のライバルとなる「夢兎」が登場するのが後者となってます。
冒頭の映画のくだりは…「枝莉ちゃん」にとってかなりハードルが高そう。
次の話では、やはり彼に好意を寄せる妹「夢兎さん」も登場して2人の仲をかき回していましたが。
2人がどうにかすべきは、あの猫ですね。
ただ…その猫の絵なんですが。
前述もしていますが、特にぬいぐるみとかでないのに、なぜああも漫画ちっくなのか。
ラブコメ話だからいいのかもしれませんが、人物絵とか全体の雰囲気を大きく崩す存在に感じました。
漫画は酔っぱらった「枝莉ちゃん」が、猫耳コスプレでえっち仕掛けるというもの。
自分もアルコール入ってからはいいとしても、あの場面は大人しく彼の愚痴を聞くべきでは。
ゴスロリな妹「夢兎さん」が押しかけて来るのが次のお話。
彼女は名前そのままウサギを抱いており、これまたいかにもぬいぐるみちっくなんですが…いちおうちゃんと生きているみたい。
実兄ではあるものの、前述したように彼女もまた「京一くん」に想いを寄せています。
成年漫画ながら彼は妹に手をつけるようなキャラではなく。
とある手段を用いてのえっち展開となっていました。
詳しくは内緒。
後半での台詞にもあったそのまま、本格的な話はこれからという気もしますね。
085:「助手とメイドの方程式」
こちらも方程式を冠としたエピソードですが、こちらは関連あるお話。
「京一」・「夢兎」のお姉さんがヒロインで主人公です。
大学教授の助手である彼女は、教授とは内縁の関係。
公にもしておらず、落ち着いた物腰の裏でやきもきしていたのでした。
漫画本編では「夢兎さん」も顔を見せ、今回の重要アイテムとなるメイド服を渡しております。
眼鏡で凜とした女性なので、エロくないメイド服(=露出過多でない)はよく似合っていて、なんだか”メイド長”みたいな雰囲気。
その効果もあって、積極的になった彼女が仕掛けるのでした。
普段は物静かだそうなので、まぁたまにはいいのではないでしょうか。
巧くいってなにより。
113:「愛とパン屋と片思い」
移動販売ワゴンでパンを売る「小春」
彼女に想いを寄せる学生「山崎」は、”最近売れ行きが伸び悩んでいる”と相談されました。
味が悪いのが原因だと知りつつも、好きな人にそれは告げられず。
曖昧な受け答えをしていたところ、彼女の家に行くこととなってしまったのでした。
味が無いそうですが…そんなパン屋あっさり潰れると思う。
(※ワゴンだけでなく、店舗もある)
「小春さん」はけっこうな巨乳の持ち主であり、お話はこれくらいの柔らかさ~と揉むのが切っ掛け。
それ以前も距離感近く、よく胸を押し付けられていましたが。
あんなんされ続けてたら、たまんないわね。
まぁ、「山崎君にだったら」と悩みを打ち明けられており、他男子は分かりませんがあの距離感といい、もともと好意はあったのでしょう。
オチが楽しい。
買う人は色々と想像するんだろうなぁ。
137:「白衣と双子の方程式」
161:「白衣とアレの方程式」
181:「昔日のケモノ」
こちら3話は双子の姉妹「彩葉」・「彩華」のお話群となっています。
学生からよく恋愛相談をされる保健医「彩葉」
内容は移動パン屋の「小春」との事で、実娘のリアルな艶話を聞かされた彼女はなんとなく高ぶってしまうのでした。
そんなんが「白衣と双子の方程式」
隠れて独りプレイをしていた「彩葉さん」は、ちょうど自分に想いを寄せる生徒を発見。
つまみ食いするという展開です。
いいなぁ。
成年漫画では定番の保健室えっちとなっていました。
迫力あるスタイルで白衣とかむちむちしていて、黒下着にガーターベルトというエロい服装。
えっちすることとなる生徒と同じく、恋愛相談という名目で会いに来ているだけでは??
また、そんな彼女が「小春」・「枝莉」の母親というのが凄い。
前話オチにて双子の妹「彩華」さんが顔を見せていましたが。
続く「白衣とアレの方程式」は彼女のお話。
教育実習生との親睦を兼ねた呑み会で、アルコールに弱い「彩華さん」が荒れるというもの。
性格的に損するタイプですが、あのお姉さんと双子ならばなおさらのこと。
うじうじ弱気になったかと思えば、急に逆の強気なスイッチ入る、実にややこしい酔っ払いかた。
そのままえっち発展していました。
「避妊?」のくだりが楽しい。
「彩華さん」もすぐ彼氏とかできそうなんですが…オチを見る限りでは難しいか。
※学生時代の「彩葉」・「彩華」
「昔日のケモノ」はこの姉妹・双子がまだ学生時代という過去エピソード。
当時生徒会長だった「彩葉さん」
妹「彩華さん」と楽しく談笑していた副会長にふと興味を持つのでした。
先のエピソードもそうでしたが。
「彩華さん」に彼氏ができないもう1つの理由、みたいなお話。
こうして「彩葉さん」にちょっかい出されていたのではないかなぁ。
「そうか、雰囲気が足りないのね」
そう言って眼鏡かけるくだりが好き。
あれは大きくもなるわ。
こうしたのを見ていると、「彩葉さん」がいかにして結婚するのか、見てみたい気もします。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「日吉ハナ」センセでした。
こちらが2冊目の単行本でいいのかな。
初単行本「シークレットエデン」については、こちらのブログでも取り上げていました。
概ね感想は変わりません。
普通のレベルからすれば、間違いなく優れた部類に入る単行本なのですが。
雰囲気から、もう少し上が見込めるような気があり…やっぱりまだ物足りない。
次は良くなればいいなぁ。
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