■イイタさんペイロード (玄鉄絢)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [百合] 4コマ、コメディー、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×24話(うち、「イイタさんペイロード」×19、
「五十鈴のカウンター」×3)、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にキャラ紹介・解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢(くろがね・けん)」センセの「イイタさんペイロード」です。
※イイタさんペイロード
【 構成・絵柄 】
収録は4コマ漫画と、それとはまったく異なる短編群。
基本的に70パーセントは表題の4コマ漫画です。
詳細は後述しますが、お気楽コメディーですわね。
4コマですが、コマの横幅はページ端まで届くほどで、普通のよりもやや長め。
ちょっと横長なのが特徴です。
当然ながら基本は4コマですが、変形で3コマだったり5コマだったりもしています。
1話あたりは6ページに10エピソード描かれていました。
そのほか短編はキッチリとした百合系。
うち、3話ほどの連続は「少女セクト」のシリーズ。
短めのえっちコメディー漫画です。
2話の短編はセンセらしいものと、えっち抜きのちょっと変わった百合漫画となってます。
こちらの単行本には成年マークなく、一般系。
ただ、外観からじんわり漂う雰囲気は…成年漫画のソレ。
「コアマガジン」さんの”メガストアコミックス”系列となっていましたからね。
(No.482です)
成年系っぽい雰囲気なんですが、そうではなく。
百合漫画もありますが、そっちばっかりでなく。
店頭の4コマコーナーとか、一般漫画らと交じって置くには、後半漫画のエロ要素があり…。
置き場所に店員さん困りそうな雰囲気ですよ。
すっきりとした細線での作画。
淡い色彩のデシタル絵で、全体の色づきは適度なくらい。
描き込みも同様です。
(ちなみに、4コマではそれなり)
白比率もあって、サッパリ綺麗な仕上がりでした。
独特のふわっとした漫画表現で、なんというか穏やかなテンション具合。
背景や小物も良くも悪くもあっさりとした雰囲気です。
キャラとも合ってました。
単行本のメインは4コマで、人物絵も線画でのらしい風情。
普段よりもSDちっくです。
判断については、「コアマガジン」さんのHPにサンプルがあるんですが。
ちょっと分かり辛いので注意。
(※だいたい左端の絵となります)
【 収録話 】 24話収録
009:「イイタさんペイロード」 19泊(話)
故あって、友人「鈴香」のアパートに転がり込んでいた「飯田杏(いいた・あん)」
しかし、働きもせずだらだらしていたため、
「実家にでも帰れ」
そう追い出されてしまったのです。
とりあえずサービスエリアを目指して車を走らせた「杏」
その道中で、父親の遺言を果たすべく旅行していた「虎田璃莉衣(とらだ・りりい)」と合流。
共に富士へと向かうこととなったのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
※左:「虎田璃莉衣」・「飯田杏」、右:「みみ」・「早苗」
ストーリーあるタイプの4コマ漫画。
ロードムービーなお話ですね。
途中で拾った相方「璃莉衣さん」がため、前半ではいちおう富士、続いて函館を目指しているんですが。
基本的に主人公「飯田さん」には、コレという目的、目的地はなく…。
良くも悪くも、だらだら続いていました。
そんな訳で、”ストーリーある”と前述しいますが、筋の通ったお話というんではなく、単に繋がっている4コマというものです。
ジャンルとしては脱力系なコメディー。
派手な笑いを誘うものではなく、ふふふという可笑しさです。
読んだ感覚としては、「星川銀座四丁目」、「少女セクト」の日常シーンみたいな印象。
(そんなんを、さらにだらっとコメディー寄りにしたみたい)
登場では収録後半の15泊目から登場する「カカオ」さんを含め、だいたいがボケなのですが。
7泊目から装備された意思をもつナビ「内藤インダストリー2000」がツッコミ役ですね。
主要登場人物はセンセのいつもの漫画そのまま皆女性。
なお、男子は道々にてゲスト的に顔を見せる程度です。
収録の他漫画は百合系でしたが、こちらについては恋愛っぽい要素は皆無でした。
お風呂入ったりもしていますが、サービスっぽい色もありません。
(※2回目の温泉シーンでは、バストトップがちらりと見えたりしてます)
たいてい「飯田さん」・「璃莉衣さん」の会話で進みます。
ほとんどの場面が車内シーンで、「カカオさん」加入までは2人だけですからね。
たまにナビ「内藤インダストリー2000」やゲスト・モブの人らが会話に加わってくる感じ。
良い意味で、”だらりとしたテンション”の漫画となっていました。
各話で各県を行き来していて、「飯田さん」が観光や名物好きであり。
それぞれ地域ならでは、というネタが仕込まれています。
会話の端に登場したり、ちらと絵で描かれたり。
ある程度でも知っていれば、より漫画が楽しめるかと思いますが…。
まぁ、ごく一部の方くらいでしょうねぇ。
そうお話の中核を成している訳ではないので、知ってる事柄出てきたら楽しむくらいで問題ありません。
なお、ルートとしては。
浜松市→箱根町(1) 青木ヶ原→鳴沢氷穴→富士眺望の湯「ゆらり」(2) 「ゆらり」→富士パノラマイン→藤野PA(3) さいたま市→久喜IC(4) 宇都宮・大谷PA→福島市→吾妻高原牧場(5) 白石市→仙南免許センター→山形市(6) 山形市→函館市(7) 仙台市(8) 高知市(9) 御坊市→尾鷲市→度会群(10) 鈴鹿市(11) 氷見市→高岡市(12) 新潟市・北区→中央区万代橋(13) 酒田市(14) 横手市(15) 青森市(16) 函館市(17) 小樽市→留萌(18) 足寄町→恵庭市(19)
括弧数字は話数となっています。
自分の町、あるいは良く知る町などあれば、より楽しめると思います。
129:「五十鈴のカウンター」 3話
各話8ページのショート漫画。
「少女セクト」のスピンオフで、舞台は2巻のおまけ漫画と同じ時間設定とのこと。
そんな訳で、いちおう各キャラも顔を見せているんですが…。
「紀」・「秋」と「鳩子」が登場する1話は、えっち要員みたいな感じ。
もっとも多くキャラが描かれていあった2話は、残念ながらほぼ皆さん1枚絵。
3話は「旦蕗(あきふさ)」・「雪華」がメインで登場していて、こちらはちゃんとした後日談っぽいものとなっていました。
なお、タイトルとなっている「丹生川五十鈴(にゅうがわ・いすず)」必ずは冒頭に登場しているものの、ほぼお話には絡まず。
基本的にえらく肉食な女子「賀茂葵」がお話をけん引していました。
コメディーちっくですね。
なお、裏表紙の面々がこちらのメンバーです。
153:「計画的ママ」
こちらは18ページの短編。
ちょっとえっちな百合漫画で、おそらくセンセの読者が最も期待するだろう漫画。
「星川銀座四丁目最も」に近い雰囲気のお話です。
父が再婚を決めた、相手「一条寺みみ」は若く才能もある女性。
娘「早苗」は、”いかにしてこんな女性をゲットできたのか”と不思議に思っていたたんですが。
その理由を知ることとなったのです。
書いてあった解説に納得。
ああ、確かに「みみ」・「早苗」のカップルはそんな雰囲気ですね。
オチとかも。
キスのくだりが娘らしくて好き。
※左:「賀茂葵」、右:「ミサ」ほか
171:「あなたの軌道」
10ページとやや短めな短編。
そのため、サービスシーンはありません。
”流れ星が落ちて死んでしまう”
そんな末期的な世界での最終日というお話で、「ミサ」・「ユマ」の2人ほか、その友人ら「アヤ」・「メグ」・「委員長」らを描いています。
ぷちSFちっくの変形百合漫画という感じです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「玄鉄絢」センセでした。
当ブログでは「少女セクト」、「星川銀座四丁目 1巻」、「星川銀座四丁目 2巻」、「星川銀座四丁目 3巻」を紹介しています。
こちらの存在は先にHPで知っていて。
あちこち店を回ったものの、見つからず…。
さては、発売延期したのかな、って思ったんですが、アマゾン見たら発売中でした。
売り切れてたのかな??
仕方ないので、通販でゲットしてきました。
楽しく読ませてはいただいたものの…前述したように、やはり4コマ漫画は苦手。
普通の漫画のがいいなぁ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [百合] 4コマ、コメディー、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×24話(うち、「イイタさんペイロード」×19、
「五十鈴のカウンター」×3)、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にキャラ紹介・解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢(くろがね・けん)」センセの「イイタさんペイロード」です。
※イイタさんペイロード
【 構成・絵柄 】
収録は4コマ漫画と、それとはまったく異なる短編群。
基本的に70パーセントは表題の4コマ漫画です。
詳細は後述しますが、お気楽コメディーですわね。
4コマですが、コマの横幅はページ端まで届くほどで、普通のよりもやや長め。
ちょっと横長なのが特徴です。
当然ながら基本は4コマですが、変形で3コマだったり5コマだったりもしています。
1話あたりは6ページに10エピソード描かれていました。
そのほか短編はキッチリとした百合系。
うち、3話ほどの連続は「少女セクト」のシリーズ。
短めのえっちコメディー漫画です。
2話の短編はセンセらしいものと、えっち抜きのちょっと変わった百合漫画となってます。
こちらの単行本には成年マークなく、一般系。
ただ、外観からじんわり漂う雰囲気は…成年漫画のソレ。
「コアマガジン」さんの”メガストアコミックス”系列となっていましたからね。
(No.482です)
成年系っぽい雰囲気なんですが、そうではなく。
百合漫画もありますが、そっちばっかりでなく。
店頭の4コマコーナーとか、一般漫画らと交じって置くには、後半漫画のエロ要素があり…。
置き場所に店員さん困りそうな雰囲気ですよ。
すっきりとした細線での作画。
淡い色彩のデシタル絵で、全体の色づきは適度なくらい。
描き込みも同様です。
(ちなみに、4コマではそれなり)
白比率もあって、サッパリ綺麗な仕上がりでした。
独特のふわっとした漫画表現で、なんというか穏やかなテンション具合。
背景や小物も良くも悪くもあっさりとした雰囲気です。
キャラとも合ってました。
単行本のメインは4コマで、人物絵も線画でのらしい風情。
普段よりもSDちっくです。
判断については、「コアマガジン」さんのHPにサンプルがあるんですが。
ちょっと分かり辛いので注意。
(※だいたい左端の絵となります)
【 収録話 】 24話収録
009:「イイタさんペイロード」 19泊(話)
故あって、友人「鈴香」のアパートに転がり込んでいた「飯田杏(いいた・あん)」
しかし、働きもせずだらだらしていたため、
「実家にでも帰れ」
そう追い出されてしまったのです。
とりあえずサービスエリアを目指して車を走らせた「杏」
その道中で、父親の遺言を果たすべく旅行していた「虎田璃莉衣(とらだ・りりい)」と合流。
共に富士へと向かうこととなったのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
※左:「虎田璃莉衣」・「飯田杏」、右:「みみ」・「早苗」
ストーリーあるタイプの4コマ漫画。
ロードムービーなお話ですね。
途中で拾った相方「璃莉衣さん」がため、前半ではいちおう富士、続いて函館を目指しているんですが。
基本的に主人公「飯田さん」には、コレという目的、目的地はなく…。
良くも悪くも、だらだら続いていました。
そんな訳で、”ストーリーある”と前述しいますが、筋の通ったお話というんではなく、単に繋がっている4コマというものです。
ジャンルとしては脱力系なコメディー。
派手な笑いを誘うものではなく、ふふふという可笑しさです。
読んだ感覚としては、「星川銀座四丁目」、「少女セクト」の日常シーンみたいな印象。
(そんなんを、さらにだらっとコメディー寄りにしたみたい)
登場では収録後半の15泊目から登場する「カカオ」さんを含め、だいたいがボケなのですが。
7泊目から装備された意思をもつナビ「内藤インダストリー2000」がツッコミ役ですね。
主要登場人物はセンセのいつもの漫画そのまま皆女性。
なお、男子は道々にてゲスト的に顔を見せる程度です。
収録の他漫画は百合系でしたが、こちらについては恋愛っぽい要素は皆無でした。
お風呂入ったりもしていますが、サービスっぽい色もありません。
(※2回目の温泉シーンでは、バストトップがちらりと見えたりしてます)
たいてい「飯田さん」・「璃莉衣さん」の会話で進みます。
ほとんどの場面が車内シーンで、「カカオさん」加入までは2人だけですからね。
たまにナビ「内藤インダストリー2000」やゲスト・モブの人らが会話に加わってくる感じ。
良い意味で、”だらりとしたテンション”の漫画となっていました。
各話で各県を行き来していて、「飯田さん」が観光や名物好きであり。
それぞれ地域ならでは、というネタが仕込まれています。
会話の端に登場したり、ちらと絵で描かれたり。
ある程度でも知っていれば、より漫画が楽しめるかと思いますが…。
まぁ、ごく一部の方くらいでしょうねぇ。
そうお話の中核を成している訳ではないので、知ってる事柄出てきたら楽しむくらいで問題ありません。
なお、ルートとしては。
浜松市→箱根町(1) 青木ヶ原→鳴沢氷穴→富士眺望の湯「ゆらり」(2) 「ゆらり」→富士パノラマイン→藤野PA(3) さいたま市→久喜IC(4) 宇都宮・大谷PA→福島市→吾妻高原牧場(5) 白石市→仙南免許センター→山形市(6) 山形市→函館市(7) 仙台市(8) 高知市(9) 御坊市→尾鷲市→度会群(10) 鈴鹿市(11) 氷見市→高岡市(12) 新潟市・北区→中央区万代橋(13) 酒田市(14) 横手市(15) 青森市(16) 函館市(17) 小樽市→留萌(18) 足寄町→恵庭市(19)
括弧数字は話数となっています。
自分の町、あるいは良く知る町などあれば、より楽しめると思います。
129:「五十鈴のカウンター」 3話
各話8ページのショート漫画。
「少女セクト」のスピンオフで、舞台は2巻のおまけ漫画と同じ時間設定とのこと。
そんな訳で、いちおう各キャラも顔を見せているんですが…。
「紀」・「秋」と「鳩子」が登場する1話は、えっち要員みたいな感じ。
もっとも多くキャラが描かれていあった2話は、残念ながらほぼ皆さん1枚絵。
3話は「旦蕗(あきふさ)」・「雪華」がメインで登場していて、こちらはちゃんとした後日談っぽいものとなっていました。
なお、タイトルとなっている「丹生川五十鈴(にゅうがわ・いすず)」必ずは冒頭に登場しているものの、ほぼお話には絡まず。
基本的にえらく肉食な女子「賀茂葵」がお話をけん引していました。
コメディーちっくですね。
なお、裏表紙の面々がこちらのメンバーです。
153:「計画的ママ」
こちらは18ページの短編。
ちょっとえっちな百合漫画で、おそらくセンセの読者が最も期待するだろう漫画。
「星川銀座四丁目最も」に近い雰囲気のお話です。
父が再婚を決めた、相手「一条寺みみ」は若く才能もある女性。
娘「早苗」は、”いかにしてこんな女性をゲットできたのか”と不思議に思っていたたんですが。
その理由を知ることとなったのです。
書いてあった解説に納得。
ああ、確かに「みみ」・「早苗」のカップルはそんな雰囲気ですね。
オチとかも。
キスのくだりが娘らしくて好き。
※左:「賀茂葵」、右:「ミサ」ほか
171:「あなたの軌道」
10ページとやや短めな短編。
そのため、サービスシーンはありません。
”流れ星が落ちて死んでしまう”
そんな末期的な世界での最終日というお話で、「ミサ」・「ユマ」の2人ほか、その友人ら「アヤ」・「メグ」・「委員長」らを描いています。
ぷちSFちっくの変形百合漫画という感じです。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「玄鉄絢」センセでした。
当ブログでは「少女セクト」、「星川銀座四丁目 1巻」、「星川銀座四丁目 2巻」、「星川銀座四丁目 3巻」を紹介しています。
こちらの存在は先にHPで知っていて。
あちこち店を回ったものの、見つからず…。
さては、発売延期したのかな、って思ったんですが、アマゾン見たら発売中でした。
売り切れてたのかな??
仕方ないので、通販でゲットしてきました。
楽しく読ませてはいただいたものの…前述したように、やはり4コマ漫画は苦手。
普通の漫画のがいいなぁ。
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