■妄想と現実の間で。 (草野紅壱)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] コメディー、下ネタ、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×19話(うち「妄想と現実の間で」×17)
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カラーイラスト、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草野紅壱(くさの・こういち)」センセの「妄想と現実の間で。」です。
※お姉ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は表題作と短編によるもの。
メインは基本的に1ネタで各話となっていて、連続性は少なめ。
ページ量も少なく、4から10ページという短く変則的なものでした。
詳しくは後述しますね。
その他、短編が2話ほど収録。
そちらも10ページ以下で長くなく、読み易いものです。
お得意の姉弟漫画でした。
ジャンルはコメディー要素が強いラブコメ。
男性のツボを心得た、様々ネタをお楽しみ下さい。
なお、フェチっぽいところはあるものの、サービス的なものはほとんどないので間違いないように。
極細な線での作画。
描き込みはやや細かめ。
全体の色づきはしっかりしていて、濃すぎないくらい。
白比率もそこそこあり、濃淡は丁度良く見易いもの。
コマ割りは中くらいで、ぶち抜きが多め。
漫画はお上手で、少ないページ数ながら不足感なく、テンポも良く読み進められます。
やはりコメディー描写がお上手で、擬音のイメージが特徴的。
安定感があります。
そうした漫画部分から作画まで個性強く、人を選ぶところはあるかも。
ただ、引っ掛かるところなどもなく、乱れ・崩れもなく、特にコレという問題はありません。
ほぼ↓表紙・裏表紙と変化はないので、判断はそちらで良いでしょう。
【 収録話 】 19話収録
005:「妄想と現実の間で。」 17話
初々しい女子校生「山咲詩保」
学校には気になる男子「上原」がいるんですが…、男性の欲望を良く知る姉「麗」のアドバイスはエロエロしいものばかり。
成功することもあるんですが、次々変な知識を得てしまうのでした。
大雑把にはそんな感じ。
下ネタなコメディーのショート漫画です。
基本的には「詩保ちゃん」が提供したなんらかについて、そのお姉ちゃんが絶妙な提案をするというもの。
このお姉ちゃんが実に良いキャラなのです。
また、それを受ける「詩保ちゃん」がいいリアクションをしております。
だいたい一発勝負な漫画のため、ちらほらページ数変化する長さも丁度良いくらい。
不足感はありませんでした。
最終話も特にそれっぽくはなく、まだちらほら続けれそうでした。
※山咲詩保
冒頭から5歳児という姪「芽依」と直接行為なTVを見ているお姉ちゃん。
こんな1話目。
その後語っていた、7歳時点での話は…コメディーちっくに描かれていたものの、なかなかハード。
あー、それがタメにはっちゃけてしまったのかな。
図書室の本でのネタが可笑しいです。
残りの5%うんぬんは合ってると思う。
2話目は透け下着ネタ。
友人「八雲」さんのリアクションが全てでしょう。
より気にしないだろう同性があーした反応ですからね。
モテる描写が楽しい。
3話は日焼け跡ネタ。
”つるぅうぅんっ”とか擬音で描かれてしまうスタイルの「詩保ちゃん」
明後日に海水浴へ行くという彼女への策が見事でした。
ぶっちゃけ、これは実際に使えると思います。
クリスマスの4話目。
「素敵な話でしょっ!?」
とか言ってましたが、なにゆえいちいちエロ方面に向かうんでしょう。
お花見にお弁当作ろうという5話。
さすがに元主婦なので、お姉ちゃんは家事能力高いですね。
よく洗濯かごもってうろうろしてるし。
料理時点では驚くほど普通なんですが、その後のアドバイスがいかにも。
合間のネタも良かったです。
バレンタイン話の6話目は2人の違いに注目。
まぁ、お姉ちゃんはそんなじれったい方法は似合わないですからね。
「詩保ちゃん」が可愛い。
そんな訳で続く7話目はホワイトデー話。
前回同様に辛辣な意見のお姉ちゃんが楽しいです。
ちなみに「サンジョルディの日」というのはスペインで本を贈る記念日なのだとか。
お姉ちゃんと「上原くん」が初めて会う8話目。
手が直接的ですね。
ちょっと良い雰囲気を一瞬で大なしにしておりました。
良くありがちなネタの9話目。
ペットボトルですよ。
お姉ちゃんが言ってることは事実なので、とっとと飲むのがいいでしょう。
10話はプールの授業。
水着の話は…3話目で既にやっていたので、こちらは男性自身の話です。
まぁ、あの話の後は気になるわね。
お姉ちゃんの刷り込みの結果が続く11話。
まぁ、四六時中あーした会話をしてれば、自然とそうなりますわ。
お姉ちゃんいいなぁ。
12話目は1話目と似たオープニングなんですが。
ちょくせつどんな画面を見ていたのかが判明します。
昼メロと言ってましたが、場面としてはAVちっく。
凄いですね。
お話としても1話目を彷彿とさせるものです。
お姉ちゃんの語るエピソードは楽しいですね。
13話目はストッキングなお話。
まぁ。お姉ちゃんに相談したのは間違いでしょう。
男子的にはたまんないですよ。
14話目は時代の違いが感じられるブルマ話。
漫画だと普通にブルマ穿いてるのが多いですが、そうなのかーって印象。
もう時代は戻らないでしょうねぇ。
モテるかどうかは別にして、男子はたまんないと思います。
その後のカット絵が好き。
最終エピソードとなる15、16話目は「上原くん」とのデート話。
あのお姉ちゃんならば、まあ当然な対応ですよね。
こりゃー、近々なんとかなってしまいそう。
番外編はクリスマスパーティーに着て行くコスプレについて。
こうした際にお姉ちゃんは頼りになりますねー。
いちいちエロいんですが。
111:「ずっと一緒のあなたと私」
姉「璃千佳」を主人公とした、弟「真平」との微妙な関係を描いた1作。
弟「真平」が好きだった姉「璃千佳」は、小さい頃にキスをし。
それを2人だけの秘密としていたのでした。
漫画はそれから5年後という風景。
まぁ、一方の想いとは裏腹で、実に現実的ですね。
オチのモノローグはなくても良いかなー、って思いました。
※左:姉「璃千佳」、右:姉「華月」
119:「その思い出と共に」
姉「華月」と弟「誠」のカップル。
ごく近しい姉妹の、こちらも実に微妙な関係を描いておりました
一度付き合う体験をしていたらしく、現在では「誠くん」のが引っ掛かってる印象。
まぁ、お姉ちゃんも接触過多でしたけどね。
洗い物をする彼の背後に迫る際の描写が細かいです。
成年漫画だと、その一週間前とか現在にて、どうしてもえっち発展っぽいんですが…。
そうした雰囲気を、あーしたオチにて決着させるのがお上手。
【 その他 】
そんなこんなで「草野紅壱」センセでした。
ブログで紹介した最後は2009年。
そうか。
その際に「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」を取り上げたんですが…。
まさか、ここまでになるとは思いませんでした。
選択したネタが大成功でしたねー。
今回も期待通りな仕上がり。
やっぱりこうした漫画はお上手。
短いページ構成も合っており、良かったと思います。
★「草野紅壱」センセの漫画紹介記事
[お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!] 一般
アニメにもなった長編漫画。
[恋愛とセックスと僕と彼女] 成年
極端な思想の「千鶴香さん」がヒロインの長編をメインとした1冊。
[思春期絶対領域] 成年
2本の中編と短編による構成。
[妄想恋愛装置] 成年
ほぼ短編での構成る
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] コメディー、下ネタ、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×19話(うち「妄想と現実の間で」×17)
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カラーイラスト、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草野紅壱(くさの・こういち)」センセの「妄想と現実の間で。」です。
※お姉ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は表題作と短編によるもの。
メインは基本的に1ネタで各話となっていて、連続性は少なめ。
ページ量も少なく、4から10ページという短く変則的なものでした。
詳しくは後述しますね。
その他、短編が2話ほど収録。
そちらも10ページ以下で長くなく、読み易いものです。
お得意の姉弟漫画でした。
ジャンルはコメディー要素が強いラブコメ。
男性のツボを心得た、様々ネタをお楽しみ下さい。
なお、フェチっぽいところはあるものの、サービス的なものはほとんどないので間違いないように。
極細な線での作画。
描き込みはやや細かめ。
全体の色づきはしっかりしていて、濃すぎないくらい。
白比率もそこそこあり、濃淡は丁度良く見易いもの。
コマ割りは中くらいで、ぶち抜きが多め。
漫画はお上手で、少ないページ数ながら不足感なく、テンポも良く読み進められます。
やはりコメディー描写がお上手で、擬音のイメージが特徴的。
安定感があります。
そうした漫画部分から作画まで個性強く、人を選ぶところはあるかも。
ただ、引っ掛かるところなどもなく、乱れ・崩れもなく、特にコレという問題はありません。
ほぼ↓表紙・裏表紙と変化はないので、判断はそちらで良いでしょう。
【 収録話 】 19話収録
005:「妄想と現実の間で。」 17話
初々しい女子校生「山咲詩保」
学校には気になる男子「上原」がいるんですが…、男性の欲望を良く知る姉「麗」のアドバイスはエロエロしいものばかり。
成功することもあるんですが、次々変な知識を得てしまうのでした。
大雑把にはそんな感じ。
下ネタなコメディーのショート漫画です。
基本的には「詩保ちゃん」が提供したなんらかについて、そのお姉ちゃんが絶妙な提案をするというもの。
このお姉ちゃんが実に良いキャラなのです。
また、それを受ける「詩保ちゃん」がいいリアクションをしております。
だいたい一発勝負な漫画のため、ちらほらページ数変化する長さも丁度良いくらい。
不足感はありませんでした。
最終話も特にそれっぽくはなく、まだちらほら続けれそうでした。
※山咲詩保
冒頭から5歳児という姪「芽依」と直接行為なTVを見ているお姉ちゃん。
こんな1話目。
その後語っていた、7歳時点での話は…コメディーちっくに描かれていたものの、なかなかハード。
あー、それがタメにはっちゃけてしまったのかな。
図書室の本でのネタが可笑しいです。
残りの5%うんぬんは合ってると思う。
2話目は透け下着ネタ。
友人「八雲」さんのリアクションが全てでしょう。
より気にしないだろう同性があーした反応ですからね。
モテる描写が楽しい。
3話は日焼け跡ネタ。
”つるぅうぅんっ”とか擬音で描かれてしまうスタイルの「詩保ちゃん」
明後日に海水浴へ行くという彼女への策が見事でした。
ぶっちゃけ、これは実際に使えると思います。
クリスマスの4話目。
「素敵な話でしょっ!?」
とか言ってましたが、なにゆえいちいちエロ方面に向かうんでしょう。
お花見にお弁当作ろうという5話。
さすがに元主婦なので、お姉ちゃんは家事能力高いですね。
よく洗濯かごもってうろうろしてるし。
料理時点では驚くほど普通なんですが、その後のアドバイスがいかにも。
合間のネタも良かったです。
バレンタイン話の6話目は2人の違いに注目。
まぁ、お姉ちゃんはそんなじれったい方法は似合わないですからね。
「詩保ちゃん」が可愛い。
そんな訳で続く7話目はホワイトデー話。
前回同様に辛辣な意見のお姉ちゃんが楽しいです。
ちなみに「サンジョルディの日」というのはスペインで本を贈る記念日なのだとか。
お姉ちゃんと「上原くん」が初めて会う8話目。
手が直接的ですね。
ちょっと良い雰囲気を一瞬で大なしにしておりました。
良くありがちなネタの9話目。
ペットボトルですよ。
お姉ちゃんが言ってることは事実なので、とっとと飲むのがいいでしょう。
10話はプールの授業。
水着の話は…3話目で既にやっていたので、こちらは男性自身の話です。
まぁ、あの話の後は気になるわね。
お姉ちゃんの刷り込みの結果が続く11話。
まぁ、四六時中あーした会話をしてれば、自然とそうなりますわ。
お姉ちゃんいいなぁ。
12話目は1話目と似たオープニングなんですが。
ちょくせつどんな画面を見ていたのかが判明します。
昼メロと言ってましたが、場面としてはAVちっく。
凄いですね。
お話としても1話目を彷彿とさせるものです。
お姉ちゃんの語るエピソードは楽しいですね。
13話目はストッキングなお話。
まぁ。お姉ちゃんに相談したのは間違いでしょう。
男子的にはたまんないですよ。
14話目は時代の違いが感じられるブルマ話。
漫画だと普通にブルマ穿いてるのが多いですが、そうなのかーって印象。
もう時代は戻らないでしょうねぇ。
モテるかどうかは別にして、男子はたまんないと思います。
その後のカット絵が好き。
最終エピソードとなる15、16話目は「上原くん」とのデート話。
あのお姉ちゃんならば、まあ当然な対応ですよね。
こりゃー、近々なんとかなってしまいそう。
番外編はクリスマスパーティーに着て行くコスプレについて。
こうした際にお姉ちゃんは頼りになりますねー。
いちいちエロいんですが。
111:「ずっと一緒のあなたと私」
姉「璃千佳」を主人公とした、弟「真平」との微妙な関係を描いた1作。
弟「真平」が好きだった姉「璃千佳」は、小さい頃にキスをし。
それを2人だけの秘密としていたのでした。
漫画はそれから5年後という風景。
まぁ、一方の想いとは裏腹で、実に現実的ですね。
オチのモノローグはなくても良いかなー、って思いました。
※左:姉「璃千佳」、右:姉「華月」
119:「その思い出と共に」
姉「華月」と弟「誠」のカップル。
ごく近しい姉妹の、こちらも実に微妙な関係を描いておりました
一度付き合う体験をしていたらしく、現在では「誠くん」のが引っ掛かってる印象。
まぁ、お姉ちゃんも接触過多でしたけどね。
洗い物をする彼の背後に迫る際の描写が細かいです。
成年漫画だと、その一週間前とか現在にて、どうしてもえっち発展っぽいんですが…。
そうした雰囲気を、あーしたオチにて決着させるのがお上手。
【 その他 】
そんなこんなで「草野紅壱」センセでした。
ブログで紹介した最後は2009年。
そうか。
その際に「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」を取り上げたんですが…。
まさか、ここまでになるとは思いませんでした。
選択したネタが大成功でしたねー。
今回も期待通りな仕上がり。
やっぱりこうした漫画はお上手。
短いページ構成も合っており、良かったと思います。
妄想と現実の間で。 (ヤングキングコミックス) (2014/04/10) 草野 紅壱 商品詳細を見る |
★「草野紅壱」センセの漫画紹介記事
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