■青色郷愁 ブルーノスタルジー (shimoshi)
★まんがデーター [8.5/20.0]
・絵柄 :●◎○○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●○○○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、青春、制服
・構成 : 初単行本、6話収録
(うち「春の残り香に誘われて、」×2)
・おまけ: あとがき、合間に作品解説・キャラ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「shimoshi(しもし)」センセの「青色郷愁 ブルーノスタルジー」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
今回評価高くなく、マイナスな内容が多くなっています。
そうしたものが得意でない方は、この先進まぬようお願い致します。
収録は6話と少な目ですが、ページ量はあり。
全210ページほどの単行本。
ボリュームに不足感はありません。
また、6話中2本は繋がったエピソード、1本は同人作品からの収録でした。
おまけは、あとがき、合間に作品解説(同時にキャラ設定絵もある)
それぞれ文字量もあるので、読み応えあるものでした。
お話はそう悪くはなかったです。
問題は次の絵柄ですね。
※「梢」
★★絵柄について ★★★
あとがきを読んで、納得しました。
いかにも、イラストをメインとされていた方が描いた漫画、といった印象です。
全体は白くてもっさり。
漫画の表現なども同様で、擬音・漫符など不安定。
勢いに欠け、いわゆるパンチ力のないもの。
人物画は縦長。
良いコマもあるのですが、流れで見ていくと微妙なコマが目立ち。
特に、ヌード画がイマイチ。
おっぱいは…多少漫画的でも、バランス良く見えるのでは、と感じました。
リアルっぽいなところもあるため、不安定さが目立ち易く。
そうした意味では、損するタイプな作画でしょう。
背景や小物も、正直見るべきところがありません。
各原稿によって差は感じられたので、よほどでない限りは次の単行本を待った方が良いと思います。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「梢―こずえ―」
女性相手のカメラマン「豊岡」
華々しい仕事ながら、当人はあまり女性らに関心を示すことなかったのですが。
それは、学生時代の出来事がためだったのです。
こちらが↓表紙の娘、「梢」さん。
黒セーラー服のミステリアスな女性です。
そんなんがよく似合っていたので、後半登場の際にも着ててほしかったなぁ。
(それで、ばっと脱ぎ捨てるのよ)
実に強烈な回想で、枯れてしまうなどと言われる理由もよーく分かる(笑)
これで、現在に再会できれば良かったんですけど。
047:「とあるまばゆい夏の日」
夏休み、後輩のアドバイスにやって来た、OB「澤登」
ちょうど部に出ていたのは「小出」だけで、彼女を独り占めすることとなったのでした。
あの年齢から見る大学生は、そりゃー大人っぽく見えるでしょう。
着ている服も露出多めでいいですね。
(おそらく教師に注意されたっぽいくらいの恰好)
特に「澤登さん」は彼を気に入ってた、ということはなく。
(いちおう、顔と名前が一致するくらいの認識はあった)
たぶん、なんらかあったんでしょう。
081:「シンビジウムの気持ち」
顔も頭も良く、まさに高嶺の花という生徒会長「五十嵐茉莉」
それがためか当たりは強く…。
副会長「森下」は密かにそのフォローをしていたのです。
しかし、そうしたやり取りを本人がふと耳にしてしまったのでした。
影ながら彼女を支えていた「森下くん」の頑張りが報われる、似たような経験ある方に刺さりそうなエピソード。
巧いコト組織運用していくには。
こうした、縁の下の力持ち的な存在が必要ですよねー。
そんなんピックアップされることないのが当然。
実際、「五十嵐さん」のもともとの評価は酷かったですね。
ただ、それがためギャップは大きく、彼女もああした行動になったのだと思います。
この2人。
なんとなく、「高嶺の華は乱れ咲き/いとうえい」を思い出しました。
※左:陸上部「小春」、右:文芸部「白川海月」
125:「春の残り香に誘われて、」
147:「あわ雪は春光に消えゆく。」
タイトル異なりますが、これら2話は連続したエピソードとなっています。
いつしか付き合っていた、幼馴染み「桜田」・「小春」
しかし、進学を切っ掛けに別れることなっていたのです。
そんなんが、前者「春の残り香に誘われて、」です。
「…最後に」
~ということで、神社裏での野外えっち。
ショートカットの「小春ちゃん」が可愛い。
陸上部ということで、陸上コスチュームもちらと回想で出ていました。
うーん、その姿で見たかった。
ラスト、彼女の行動は…凄い意味深に感じました。
続く「あわ雪は春光に消えゆく。」は、前話にもチラと顔を見せていたギャル「雪野」さんとのお話。
はやいよー。
まだ学生なんだし、これから近くに居続ければ間違いなく恋愛において有利な筈で。
もっと時間をかけて、じわじわ外堀を埋めてく~方のが断然良かったのではないかしら。
直接的なのはらしい、のかもしれませんけどね。
ただ、そうならば、もっと素直にならんとねぇ。
なお、この2人は屋上でのえっちでした。
171:「文芸部女子と溶けるように…」
部員2人だけの文芸部。
本を読むことだけでなく、お互いに書いた小説を読み合っており。
…なかなか、こっ恥ずかしいですわね。
しかし、あんな可愛らしい娘、ヒロイン「白川海月」と同じ空間に居れるならば、細かい事はどーでも良いか。
こちらの「海月さん」は真面目…というより、やや捉えどころない雰囲気。
主人公「野辺愁」の書いた文章から、ヒロインは自分をモデルにしているのではないか、と看破していました。
本人にとっては、嬉しいことかな。
続いて、前半で彼女が言っていたことは、その通りだと思います。
執筆の役に立つよう、と誤魔化してるっぽい(いくらかそうした気持ちもあるのでしょうけど)ところがキュートでした。
★★リンクほか ★★★
青色郷愁 (ムーグコミックス) コミック, 2023/11/28 [アダルト] shimoshi (著)
・絵柄 :●◎○○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●○○○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、青春、制服
・構成 : 初単行本、6話収録
(うち「春の残り香に誘われて、」×2)
・おまけ: あとがき、合間に作品解説・キャラ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「shimoshi(しもし)」センセの「青色郷愁 ブルーノスタルジー」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
今回評価高くなく、マイナスな内容が多くなっています。
そうしたものが得意でない方は、この先進まぬようお願い致します。
収録は6話と少な目ですが、ページ量はあり。
全210ページほどの単行本。
ボリュームに不足感はありません。
また、6話中2本は繋がったエピソード、1本は同人作品からの収録でした。
おまけは、あとがき、合間に作品解説(同時にキャラ設定絵もある)
それぞれ文字量もあるので、読み応えあるものでした。
お話はそう悪くはなかったです。
問題は次の絵柄ですね。
※「梢」
★★絵柄について ★★★
あとがきを読んで、納得しました。
いかにも、イラストをメインとされていた方が描いた漫画、といった印象です。
全体は白くてもっさり。
漫画の表現なども同様で、擬音・漫符など不安定。
勢いに欠け、いわゆるパンチ力のないもの。
人物画は縦長。
良いコマもあるのですが、流れで見ていくと微妙なコマが目立ち。
特に、ヌード画がイマイチ。
おっぱいは…多少漫画的でも、バランス良く見えるのでは、と感じました。
リアルっぽいなところもあるため、不安定さが目立ち易く。
そうした意味では、損するタイプな作画でしょう。
背景や小物も、正直見るべきところがありません。
各原稿によって差は感じられたので、よほどでない限りは次の単行本を待った方が良いと思います。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「梢―こずえ―」
女性相手のカメラマン「豊岡」
華々しい仕事ながら、当人はあまり女性らに関心を示すことなかったのですが。
それは、学生時代の出来事がためだったのです。
こちらが↓表紙の娘、「梢」さん。
黒セーラー服のミステリアスな女性です。
そんなんがよく似合っていたので、後半登場の際にも着ててほしかったなぁ。
(それで、ばっと脱ぎ捨てるのよ)
実に強烈な回想で、枯れてしまうなどと言われる理由もよーく分かる(笑)
これで、現在に再会できれば良かったんですけど。
047:「とあるまばゆい夏の日」
夏休み、後輩のアドバイスにやって来た、OB「澤登」
ちょうど部に出ていたのは「小出」だけで、彼女を独り占めすることとなったのでした。
あの年齢から見る大学生は、そりゃー大人っぽく見えるでしょう。
着ている服も露出多めでいいですね。
(おそらく教師に注意されたっぽいくらいの恰好)
特に「澤登さん」は彼を気に入ってた、ということはなく。
(いちおう、顔と名前が一致するくらいの認識はあった)
たぶん、なんらかあったんでしょう。
081:「シンビジウムの気持ち」
顔も頭も良く、まさに高嶺の花という生徒会長「五十嵐茉莉」
それがためか当たりは強く…。
副会長「森下」は密かにそのフォローをしていたのです。
しかし、そうしたやり取りを本人がふと耳にしてしまったのでした。
影ながら彼女を支えていた「森下くん」の頑張りが報われる、似たような経験ある方に刺さりそうなエピソード。
巧いコト組織運用していくには。
こうした、縁の下の力持ち的な存在が必要ですよねー。
そんなんピックアップされることないのが当然。
実際、「五十嵐さん」のもともとの評価は酷かったですね。
ただ、それがためギャップは大きく、彼女もああした行動になったのだと思います。
この2人。
なんとなく、「高嶺の華は乱れ咲き/いとうえい」を思い出しました。
※左:陸上部「小春」、右:文芸部「白川海月」
125:「春の残り香に誘われて、」
147:「あわ雪は春光に消えゆく。」
タイトル異なりますが、これら2話は連続したエピソードとなっています。
いつしか付き合っていた、幼馴染み「桜田」・「小春」
しかし、進学を切っ掛けに別れることなっていたのです。
そんなんが、前者「春の残り香に誘われて、」です。
「…最後に」
~ということで、神社裏での野外えっち。
ショートカットの「小春ちゃん」が可愛い。
陸上部ということで、陸上コスチュームもちらと回想で出ていました。
うーん、その姿で見たかった。
ラスト、彼女の行動は…凄い意味深に感じました。
続く「あわ雪は春光に消えゆく。」は、前話にもチラと顔を見せていたギャル「雪野」さんとのお話。
はやいよー。
まだ学生なんだし、これから近くに居続ければ間違いなく恋愛において有利な筈で。
もっと時間をかけて、じわじわ外堀を埋めてく~方のが断然良かったのではないかしら。
直接的なのはらしい、のかもしれませんけどね。
ただ、そうならば、もっと素直にならんとねぇ。
なお、この2人は屋上でのえっちでした。
171:「文芸部女子と溶けるように…」
部員2人だけの文芸部。
本を読むことだけでなく、お互いに書いた小説を読み合っており。
…なかなか、こっ恥ずかしいですわね。
しかし、あんな可愛らしい娘、ヒロイン「白川海月」と同じ空間に居れるならば、細かい事はどーでも良いか。
こちらの「海月さん」は真面目…というより、やや捉えどころない雰囲気。
主人公「野辺愁」の書いた文章から、ヒロインは自分をモデルにしているのではないか、と看破していました。
本人にとっては、嬉しいことかな。
続いて、前半で彼女が言っていたことは、その通りだと思います。
執筆の役に立つよう、と誤魔化してるっぽい(いくらかそうした気持ちもあるのでしょうけど)ところがキュートでした。
★★リンクほか ★★★
青色郷愁 (ムーグコミックス) コミック, 2023/11/28 [アダルト] shimoshi (著)
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No title
同人作品の「文芸部女子と溶けるように…」がきい先生を彷彿とさせる作風だったので気になっていたのですが……、見送った方が無難なようですね。
ブラックフライデーで散財したのも地味に痛い。
ブラックフライデーで散財したのも地味に痛い。
人それぞれとは思いますが…
人によって感覚は全然違うので、楽しめる方もいるかとは思いますが。
本文に記したとおり、漫画として平均レベルに届いていない、というのが正直なところです。
私としてはオススメできません。
本文に記したとおり、漫画として平均レベルに届いていない、というのが正直なところです。
私としてはオススメできません。