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■ユアソング (藤丸)

★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、終末
・構成 : 短編×9話(※全て同一世界)
・おまけ: 加筆修正あり、ユアソング・イメージマップ、
     カバー裏に「ユアソング年表」、紹介帯でイラスト変化。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤丸(ふじまる)」センセの「ユアソング」です。

種元めぐみ、テニス部の女の子
※左:種元めぐみ、右:テニス部の女の子

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
…なのですが。
↑上の構成部分にて書いたように、全て同一世界でのお話になっています。
えー、どこまで書けるだろうか。
実はこの単行本、前巻に収録されていた短編の続きであり、またその世界観をぐーっと広げたエピソード群となっていました。
各話は基本的にラブコメちっくな仕上がり。
色々えっちだったり、楽しく描かれているのですが…。
世界観の基本となる短編(※ごく直接的なのは4話で、今回収録は3話)はながーい時間軸のストーリーであり、じっくり追いかけると、そのドラマに感動を覚えることと思います。
ほか収録の短編らは同世界での別風景。
合間に差し込まれて、前述したように本編の補完をしつつも、また違ったストーリーが楽しめるのでした。
意味合いはやや異なるのですが、伊丹監督の作品「タンポポ」のような感覚ね。
(※そっちはテーマに沿った別ショートストーリーが差し込まれてる)
昨今のマーベル映画(MCU)の如く、漫画のあちこちには世界を示唆するもの、ゲスト顔見せみたいなものが散りばめられていて。
おまけで付いている、年表やイメージマップを見た後に再度読み返すと、おそらく新たな発見があるだろうと思われます。
そのため、1冊で2度オイシイ~という、素晴らしい構成になっていました。
前巻を読んでなくても大丈夫なのですが(たぶん)、やはりちゃんと1から読むのをオススメします。

しっかりとした黒色な作画。
トーン処理は少なく、素朴さを感じさせるようなタッチです。
細かく・しつこくない程度の描き込みになっていました。
枠間はだいたい確保されているものの、コマ割りも同様に細かく。
原稿は賑やかな仕上がり。
派手目な表現で、漫画は概ねコメディーちっく。
メリハリも大きく、崩し絵・さっぱり描かれたコマも頻繁。
ただし、背景や小物は優れていてバランス感覚も良く。
特に今回の物語で重要な背景画は、ちょっとした部分でも漫画のプラスに作用していました。
ふと、はっちゃけ感がおさまると、途端に静かで緊張感ある絵に変わるのが見事
判断は紹介帯のカット絵が良いと思います。

 【 収録話 】 11話収録

013:「青年期の憂」
6年前両親を亡くしていた「花代子」
そんな彼女は幼馴染み「杉山太一」の家で預かっていたのですが。
ある日「花代子」の秘密を唐突に知ってしまうこととなるのでした。
中扉が「カヨちゃん」です。
(※裏表紙にも登場)
ショートカットの活発な女子で、そちら同様スクール水着姿。
水着のサイズを超えるおっぱいが窮屈そう
ああした展開で、若い「太一くん」はよく頑張ったと思います。

037:「幸福期の隣人」
↑そんな「カヨちゃん」に告白してフラれてしまったのが、こちらの男性「みっちゃん」こと「満くん」
(※前回と舞台設定は同じ)
巨乳好きな彼のため、お隣の「はぐちゃん」こと「育美(はぐみ)」がバストアップ作戦をしたところ。
見事な巨乳に育ったのでした。
うん、あーならば…多分、努力しなくともサイズアップしただろうと思います。
みっちゃんの為に育てました…
そんな台詞が素敵
あー間近で言われたら、そりゃーたまんないわね。
前半の「よし、しぼんだ!!」のコマが好き。

育美
※育美

057:「思秋期の薬」
子を成す研究を続ける「岡田」・「篠塚」のお話。
無口という設定な「篠塚さん」は、ほぼ台詞のないまま進行するのですが。
そんな彼女が喋るひとコマがポイントです。
こちらのヒロイン「篠塚さん」がキャラとしてはお気に入り。
せっかくだから白衣着た状態でシテ欲しかったなぁ。

075:「晴れ日の花束」
「幸子」を送る列車運転手「山口」
卒業する彼女に花束をプレゼントしたところ。
とあるお願いをされるのでした。
収録では唯一の眼鏡ヒロインである「幸子ちゃん」
雪国なノスタルジー風景なのですが、台詞に書かれることはこの世界らしく未来的。
バストはやはり立派なサイズだったので…。
どう思う…?」のくだりでは、胸元露出した方が釣れると思うよ。

093:「めぐみの果実」
出張販売をする青果店の人妻「種元めぐみ」さんのエピソード。
ただ、なぜかお客様に襲われてしまうのでした。
がつくようなコメディー展開で、かつエロく、いかにも成年漫画している短編。
収録ではダントツにそっち系。
(※昭和のような背景で、単行本の基本世界観な描写はあまり感じられません)
明るく前向きで楽しい「めぐみさん」
なぜか、と当人は言って困っていましたが。
OKっぽいオーラが出てるのかな
(※そもそも、商売を重視するためかサレても文句の1つも言ってはいない)
そうした常識外れな展開そのものが、基本の世界観っぽいか。

105:「はるの牛飼い」
住める土地が減ってきていて、放牧への風当たりは強く。
家業をやめることとしていたところ。
ご主人っ!!わたしはっ、あなたに育てられた仔牛です!!
そう言う女性が恩返しをしたい、とやってきたのでした。
「仔牛」だと名乗るヒロインは、全裸にマフラー、そしてオーバーオールという恰好。
特に角があったりはしていません。
やっぱり巨乳で、服にも収まりきってなく。
横からの姿がやたらにエロいです。
おおかた想像できると思いますが、えっちで搾乳な展開。
前話とは異なり、いかにも基本世界でのひと光景という構成になっていました。

125:「供花の庭」
生前にはたせなかった勝利。
それを果たすべく、唯一のテニス部員に勝負を挑むのでした。
幽霊と女の子、というカッブル。
勝利したらえっちする、という条件は女の子から提示していて。
相変わらず負けっぱなし(※その才はないようでしたが、さらに怪我もあるのかな?)なため、えっちされ続けていました。
唯一の部員であるわりに、ちゃんと彼女はテニスウェア着用で見た目に嬉しい
折り返しでは水着姿を披露してます。
設定からしてそうですが、やはり基本世界の影響を色濃く受けているエピソード。
察しの良い方その通り。
彼の目的がため、あれだけはっちゃけてたこの話の結末はシリアスなものになってます。

145:「金糸雀の坂道」
金糸雀を追う男性は、その先に若い女性が店主である喫茶店を発見。
どちらも移住待機民で、また事故で記憶をなくしていたのでした。
金糸雀、で「かなりあ」ですね。
彼女はなんとなく覚えていた、というこの喫茶店に戻ってきており。
彼も話すうちに、途中あたりからなんらか引っ掛かったかなー、という感じ。

167:「終わりの電気羊」
廃屋にて挟まっていたアンドロイドの女性を助けた主人公。
何かお礼をせねばいけませんね
そう言って付いてきた彼女は、彼の根城にてあちこちに出回っていたとあるモノを発見したのでした。
こちら、ごく直接的な短編4話のうちの1つです。
えー、ネタバレを避けるため詳細は伏せますね。
こちらのヒロインであるアンドロイドの彼女は、他短編にちらと顔出しをしています。
(※年表見るまで気づかなかったー。そうすると、あのパートナーという彼女もアンドロイドだったりするのかな)
彼女の語るお話に注目
なんというか、ぱぁーっとアレコレ繋がっていくような感覚を得れると思いますよ。

アンドロイドさん、紗和さん
※左:アンドロイドさん、右:紗和さん

003:「夏待ちの日」
187:「8月の灯(了)」
前巻収録の「8月の灯」を前後で挟む2話のエピソード。
(※巻途中にカット絵のあるページが差し込まれています)
冒頭話「夏待ちの日」は、最初ざっと何気に読み進めてしまいましたが…。
「ひろ」・「紗和」~と、再登場組。
この単行本世界のとなってる2人です。
学生時代頃の風景。
毎年夏になったら~」の台詞のコマなんてまんまでしたが、気付かなかったー。
油断してたー。
「8月の灯(了)」はこのシリーズの最終話。
冒頭、「紗和さん」は水中からざばっと飛び出しているのですが。
続く風景を、ぜひ前巻収録の「8月の灯」と見比べてみて下さい
ネタバレになってしまうので、ここでは書けませんが。
紹介帯の文言、
”ここでしか味わえない興奮と感動が詰まった”
…が実感できるラストでした
色々確認した後の2周目はまた異なる、じわーっとくる感覚が味わえると思います。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「藤丸」センセでした。
こちらは2冊目の単行本。
前巻「ラブミーテンダー」は後に何度か読み返しています。
いいよね、「すみれさん」
ああした女性と一緒に仕事したいなぁ、とか妄想しております。
なかなか現実は厳しい(笑)
広げると一枚絵となる、今回のカバーは海をバックに爽やかさ満点。
そうか、また「紗和さん」が↓表紙なのね…。
(※折り返しの台詞は1周した後に見ると、妙に涙を誘われます)
紹介帯の着脱で、こぼれるおっぱいが素敵
某書店の限定版はタペスリトリー付きと確認し、ちょっと迷ったのですが…。
どうやらイラストが中扉のソレらしく、見送りました。
ううむ、惜しいなぁ。




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■性欲群青 (鉢本)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 変態、コメディー
・構成 : 短編×9話。
・おまけ: あとがき、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鉢本(はちもと)」センセの「性欲群青」です。

「龍崎静流」・「めぐっぴ」
※「龍崎静流」・「めぐっぴ」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成です。
ぱっと見では、青春系な普通の成年漫画っぽいのですが。
(※ひでるさんは、このブログ書くまで茜新社さんのAOHAだと勘違いしていた)
しかし、読み進めていくと…。
カバー絵の落ち着いた雰囲気とは裏腹に、漫画は独特なテンションあるコメディー調
で、さらに登場している男女キャラのどっちか、あるいはどちらもそこそこ”変”なのです。
濃すぎず、薄くもないという絶妙な変態具合が漫画世界にうまーく溶け込んでおり。
なんとも言えない、緊張感と可笑しさに繋がっていました。
(※学生多いので、青春系っぽいテイストがまったくない訳ではありません)
面白いのだけれども、前述したように結構なイメージの差には驚きました。
わざと狙ったのかな。
お話は優れていて、またあまり見られないような展開ばかり。
普通に漫画として楽しい1冊でした
成年漫画的なエロス感については…人を選ぶかなぁ。

しっかりとした細線での作画。
そこそこ白比率あるものの、全体の色づきは丁度良いくらい。
黒色がやや強め。
描き込みに無駄はなくコテコテとしたクドさはありません。
コマ割りはそう変化なく、枠間はおおむね確保されています。
そこそこはみ出していましたが、乱れ・崩れは少なく安定。
ちらと描かれる背景は巧く、小物や服装も同様。
優れたバランスで違和感はまったくありません
人物絵は男女共に漫画ちっく。
よく変わる表情で、またよく動いてました。
ちょっとしたコマにセンセならではという空気感があり、可笑しい
判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。
ただし、前述したようにイメージ違いには注意。

 【 収録話 】 9話収録

003:「風邪」
風邪をひいて学校を休んだ「清水ゆみ子」
やってきた叔父に介抱されつつえっちされるという流れ。
ヒロイン「ゆみ子さん」は普通の黒髪女子(※↓表紙)っぽいのですが。
冒頭のくだりを見るかぎり、ちょっと変
いや、普通に歩いて行けるでしょ。
オチでは青春しているんですが、その前の描写もあるのでなかなかの違和感。
それでいいのか。
一方の叔父さんはちょっとキモい造形と言動。
(※彼女の実親については描写があります)
わざわざ制服着せるところが…こっちとしては有り難い(笑)

023:「ビデオ撮ろうよ」
初えっちをビデオ撮影する「ミキ(仮名)」
処女と童貞の初えっちという企画がため、相手となる男性「ヤマダ」も童貞だったのです。
「ミキちゃん」は眼鏡の可愛らしい制服女子。
太めで地味な中年「ヤマダ」について特に嫌悪感を示すこともなく、普通に接しておりました。
どういう経緯か、撮影しちゃうくらいだからかエロくて素敵
(※彼女については、あとがきにて追加情報があります)
一方の「ヤマダ」もそうした扱いで、しっかりえっちも出来ていて。
オチはちょっと勇気貰える(かもしれない)ような、爽やかさあるものでした。

清水ゆみ子、しーちゃん
※左:清水ゆみ子、右:しーちゃん

045:「ラブゼネレーション」
幼馴染み「大滝麻弓」から部屋に呼ばれた「しーちゃん」こと「猪田」
そこで彼女は、彼氏だという「海野修一」を紹介するのでした。
付き合っているという彼女を試しにからかってみたところ、大人の階段をしっかり登っているぽいことまで判明。
混乱した「猪田」が一時席を外していたところ…2人はガッチリ始めていたのでした。
前半は常識人っぽい「猪田さん」なのですが。
こうした漫画で主人公を務めるだけあって、オチ付近での台詞にもあるようにしっかり変態です
まぁ、「麻弓さん」らもあまり人のことは言える立場でないですけどね。
落ち着かない「修一くん」が楽しい。

065:「性欲解消同盟」
水泳の授業中に、体調不良で抜けだした「西」
学年でトップだと思う男子「井上」の服を物色するためでしたが…。
そこには似た目的でリコーダーを舐めていた「金子」がいたのでした。
変態カップルな1話。
眼鏡女子な「西さん」は普通っぽい雰囲気なものの、男性自身に興味深々であり。
「金子くん」曰く、股間をチラ見しているのは皆に気付かれている~とのことでした。
分かるくらいに見てちゃーダメよ。
ああした現場を目撃されつつも、彼も同類だったためかどちらも可笑しいほどに取り乱すことはなく
てっとり早く”モノがそこある”ということで、「金子くん」のモノにてお試しをしていました。
えっちへの流れは「西さん」のスイッチが入り、抑えられなくなったため。
脅されたりなんだりでなく、オチの2人とか物静かで独特なテンションが楽しい。
案外、この2人は相性良いのではないか、と思いました。
互いに恋愛感情なくとも、双方ともに落ち着けそうな。

085:「柔よく剛を精す」
エロ漫画制作に行き詰っていた主人公。
そんな訳で、後輩「倉田」から紹介された待ち合わせに行ってみたところ。
そこは柔道場だったのです。
待っていたのは、全日本強化選手で絶対的エース「龍崎静流」とチャラい女子「めぐっぴ」の2人。
そんな彼女らに襲われる展開。
まったくタイプ異なる女子2人でしたが、仲は良いのか息は合っており連携にも優れ。
次々に色々なことをサレてしまうのでした。
「めぐっぴ」曰く、「本物えっち」以降が楽しいです。

109:「めざせ!!優勝」
とある大会の優勝を目指し、コーチと猛特訓する「一文字絢子」
忍耐力を養う特訓をするうち、スイッチが入ってしまい。
コーチとひと休憩することとしたのでした。
成年漫画でちらほら見られる、コーチとの特訓えっち系。
(※性欲解消同盟の教師と似てましたが、どうかな??)
熱血スポ魂漫画風に描かれているのですが、やってることはちらほらエロく。
また「絢子さん」はむちむちしたスタイルで、ブルマ姿なのでした。
あんなん見てれば、エロいことしたくなるのも納得。
休憩に誘ったのがそもそも「絢子さん」でしたが、彼女も何かと積極的です。

129:「引っ越シました」
同じゼミの「武部はるか」が引っ越ししたため、片付けを手伝う「田中」
実は以前、ラッキーパンチのように1度えっちさせてもらった経験があり…。
下心全開だったのですが、そこにはもう1人男子「江橋」も手伝いに来ていたのでした。
W男子を相手にするヒロイン。
「はるかちゃん」は眼鏡女子なのですが、知的な雰囲気なく。
えっち好きのお姉さん風キャラクター
イケメンっぽいがモノは小さい「江橋」と、立派だがルックスはいまいちという「田中くん」をしっかり値踏みしており。
付き合うのは「江橋くん」ですが、えっちは「田中くん」と楽しんでおりました。
あの感じだと…2人の手にはやや荷が勝ちすぎる感じ。
あんなんだと、数カ月くらいで「江橋くん」も捨てられそうね。
そうした彼女に、80点を貰えた「田中くん」は次に繋がると思う。

151:「君はメイドで僕は僕」
メイド喫茶の常連客に気に入られていた「ユイ」
しかし、彼を毛嫌いしており、客ながら邪険に扱っていたのですが。
神通力だという彼の指示に逆らえなくなってしまうのでした。
ショートカットのメイド「ユイ」こと「秋月信子」
おそらくバイトか何かだと思われるのですが…漫画は彼女がメイドになってしまう過程が描かれています。
これが淡々と描かれているのですが。
神通力だかなんだかの影響がためか、自らの意思がなくなっていく様は結構な恐怖感
前半では彼の指示に抵抗しつつも体が動く~という描写でしたが、後半ではそうした所すらなくなってます。
オチのああした表情が、また逆に恐ろしいですね。

一文字絢子、秋月信子
※左:一文字絢子、右:秋月信子

173:「君を売る」
借金返済のため妻「みさ子」に風俗で働いてもらうこととなったのですが。
どんな所か見に行ったところ、即日採用されていた彼女にばったり出会ったのでした。
仕事ばっかっ…してたから…!
そんな台詞がありました。
商才はまったくない雰囲気でしたが、どうやら頑張ってはいたみたい。
夫婦仲も決して悪くはなかったです。
漫画はあーで風俗勤務なのですが、「みさ子」さんのが仕事の才はあるのかな
余計な借金抱えないためにも、今の仕事辞めるか、家事に回ったらどうでしょう。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「鉢本」センセでした。
こちらで2冊目くらいになるのかな。
ひでるさんは今回が初見になります。
実は、即手にはしていなかったのですが、店頭で見ていたあの↓表紙が気になっていて…。
ゲットしたのは違うタイミングでした。
まぁ、さんざん書いてた通り、ああした内容・テンションで驚き。
凄い面白いんですがね。




性欲群青


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■やみつきフェロモン (ヘリを)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳
・構成 : 初単行本、短編×8話。
・おまけ: カバー裏にあとがき・作品解説、イラスト、
     描き下ろし(?)各話afterあり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ヘリを」センセの「やみつきフェロモン」です。

ラニ
※ラニ

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
たぶん描き下ろしだと思いますが、各話1ページづつその後の風景が差し込まれていました
(※合計8ページほどあります)
単純に話数としては、8話ほどなのですが。
各話のページ量はたっぷりで、全242ページと厚みのある単行本。
フルカラーな本みたいに、ずしっとした重さがありました。
ジャンルはラブコメ。
ラブ・コメのどちらも強く、またブラック色も薄く、楽しく読める作品群です。
ヒロインほか登場人物らはしっかり描かれていて個性も強く。
どちらの方も印象に残ります
全ヒロインが集合しているイラストがあるのですが、顔でぱっとお話が浮かびますよ。

柔らか線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、濃淡は強め。
描き込みはちょうど良いくらいだと思います。
コマ割りは中小で変化あり、はみ出し・ぶち抜きは多く。
原稿はかなり賑やかです。
表現はコメディー調。
崩しもあったものの、読んでいて違和感はありません。
漫画はお上手で引っ掛かる箇所もなく、厚みある単行本でしたがサクサク読み進められました
小さいコマなどはさっぱり気味に描かれていましたが、バランス感は保たれていて。
その点でも問題ないでしょう。
人物絵は幅広な輪郭でタレ目な可愛らしいお姉さん系。
むちむちとしたスタイルが特徴的で、皆さん立派なバストでした。
そのあたりは↓表紙に釣り上げられた方も満足いただけると思います。
カラー絵は彩色の良さがでていて、やや雰囲気異なるのですが。
だいたいの判断にはそちらで問題ありません。
ちょろっとでしたが紹介帯のカット絵と共に判断するのがいいでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

005:「すこしはがんばれ!めいなちゃん」
いつも後ろにくっついてくるような、幼馴染み「芽衣菜」
甘え放題な彼女でしたが…。
都内で内定を得ていた彼は、のちのち家を出ることとなっていたのです。
面倒見の良い彼にとっては相性の良い娘さんなのだと思います。
…が、個人的にこのタイプは不得意。
これまで関係は兄妹っぽかった様子でした。
えっち仕掛けるのは、確かにこのタイミングなのでしょうね。
あー見えて、そこそこ計算づくなのでは。

039:「図書室を閉めてから」
容姿がためヤンキーだのなんだのと勝手な噂話を立てられている「不動」
そんな彼は先輩・図書委員の「須本やよい」を気に入り、よく締め作業を手伝っていたのです。
ある日、彼女に告白したところ…。
「やよい」は驚くべき言動をはじめたのでした。
いかにも清楚そうな女性が、実はドエロいという定番的なエピソード。
ただ、「やよいさん」がああして本性を見せたのは…。
彼が真っ直ぐな告白したため、でしょうね。
(※ちなみに、彼女の返事がまたちょっと独特なのでお楽しみに)
「不動くん」は人付き合い下手なだけの普通の男子っぽいので、おそらく彼女に振り回され続けるのではなかろうか。
「やよいさん」もあまり本気をださないように(笑)

須本やよい、坂口美織
※左:須本やよい、右:坂口美織

073:「バージンちゃうわ!」
会う度に揉めている「金城まみ」・「稲生達己」のお話。
どちらも大学デビューで、相手探しに必死でした。
それぞれの飲み会が偶然同じ場所で鉢合わせた2人はいつものように口喧嘩し始めてしまい…。
2人して追い出されてしまったのでした。
えっちに至るまでのくだりが楽しい1話
まぁ、あーも仲良いと、他は立ち入れない雰囲気ですわね。
お互い探り合いなえっち最中も面白かったのですが、やっぱりオチでしょう。
見てるこっちが恥ずかしいよ。

107:「お堅い女と言わないで」
真面目な性格から、経理の裏番長と呼ばれていた「坂口美織」
営業「澤居」は彼女と真逆の調子良いタイプであり。
経費処理では度々衝突しておりました。
ある日の一言がため、酒場でヤケ酒していたところ。
愚痴った当の相手・「澤居」もそこで飲んでいたのでした。
個人的に大好きなオフィス話
人の悪口には気を付けましょう。
(※かく言うひでるさんもソレで失敗した経験があります…)
気を抜くと関西弁になる、「坂口さん」が可愛い。
えっちへのくだりも、大人な駆け引きで良かったです。
相手は選んだつもりよ
そう格好良く決めた後のコマがまたえっちで素敵。
下着も黒だったりしていて…この後はぜひ会社内でお手付きしたくなりますよ。
えっちでの「坂口さん」も注目です。
びっくりしましたが…まぁ、ある意味すごい彼女らしいか。

135:「RESORT LOVER」
彼女に振られて一人旅となった挙句、外国で財布を無くして途方に暮れていた「仁郎」
現地の少女「ラニ」がそれを拾っており。
顔写真のカードもあったため、それを届けてくれたのです。
父親が日本人だという「ラニ」は日本語も喋れ、傷心旅行だった彼の身の上をきいた彼女はガイドかたがたデートとして付き合うと言い出したのでした。
南国美少女とのエピソード。
黒髪に褐色肌という「ラニちゃん」が実に魅力的な1話
裏表紙が彼女なのですが、本編の一場面を抜き出したような絵になっています。
(※細部は異なるものの)
えっちに至るくだりは、どこぞの映画みたいで素敵。
冗談で男の人に迫れるほど、大人じゃないもん
とか言ってましたよ。
そんなん言われたら、ぐさーなるだろうなぁ。
また、彼女がそーまでした理由というのも良いですね。
こんなんセオリーなのかな。
afterでの「ラニちゃん」がまた1コマながら物凄い破壊力で。
本編気に入った方は、ここで再度撃沈されると思います。

163:「やみつきフェロモン」
目立つ言動と派手さで人気のある「日野千夏」
ぱっと冴えない男子「城戸」のため、頻繁に後輩のクラスを尋ねてくるようになっていたのですが…。
当人も、なにゆえそこまで好かれるのか、理由は分からなかったのでした。
こちらが表題作。
↓表紙も「千夏さん」です。
そちら、よーく見ると分かるのですが、背景はトイレなんですね。
本編でも学校のトイレというシチュエーション。
(※しかも男子トイレです)
ああして魅力的な先輩から、一方的にラブラブされる~というのはイイですね。
羨ましいですね。
なにゆえ「千夏さん」があーもラブラブであるのかは、いちおう伏せておきます。
まんま書かれてはいるのだけど。
あのオチ後、「城戸くん」はクラス内での扱い変わるだろうなぁ。

191:「キミとリトライ」
「栞奈(かんな)」との初えっちに失敗してから1週間。
1年間の付き合いもあるため、「浩司」は関係維持した方が良いかと考えていたのですが…。
なんと、彼女の方から誘ってきたのでした。
理解ある女性で良かったですね
えっち時の台詞もいい感じでした。
タレ目ヒロインが多いのですが、彼女はツリ目で凜とした雰囲気のある美少女。
小柄ながらバストは大きいという、アンバランスさが魅力的なのでした。
(※逆に「浩司くん」は背丈あり、彼の脇あたりが「栞奈ちゃん」の頭という身長差)
なお、「栞奈ちゃん」は普段は髪をツーサイドアップにしているのですが。
えっち時はシャワー後であるため、髪下ろしています。
afterでは別ヒロインとの共演が見れますよ。

日野千夏、妖狐
※左:日野千夏、右:妖狐

217:「おしかけ妖狐さま」
人気無い神社でお百度詣りをしていた主人公。
その願いは恋人ができて童貞卒業~というものであり。
興味をもった妖狐は彼の前に姿を見せたのでした。
漫画ではよく見られる、お狐様ヒロイン。
いまどきお百度詣りなんて…確かにそこまで努力できるなら、もっと違うベクトルで頑張れば良さそうなのにね。
妖狐「ヨウコ」さんは狐耳と尻尾があるほかだいたい普通の女性。
巫女服と花魁が混ざったような服装でした。
中扉ではカラーで見られるので、読み終わった後にはぜひ先頭まで戻って見てみてください。
個人的には片目隠れる髪型が素敵。
詳細は伏せますが、前半で彼女がだだ泣きするくだりが楽しい
珍しい反応でした。
こうしたキャラの常として、強引にえっちに持ち込むのはセオリーなんですけどね。
オチも良かったのですが、afterがもの凄く好き。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ヘリを」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
豪華BOX版なども発売されていて、出版社さんの力の入れようが見えました。
店頭ではどちらにしようか、どうしようか迷いましたが…。
その日の個人的な事情もあって、無難な通常版にさせていただきました。
BOXの絵柄は刺さってたんですけどねー。
読んだ後の感覚では。
ううむ、そっちでも良かったかな、と…。

やみつきフェロモン やみつきフェロモン (GOTコミックス) 単行本 , 2019/11/25 [アダルト]
                  ヘリを (著)
                 ※アマゾン登録なし(短編ならば電子書籍でありました19/11/23)

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■キスして、先生。 (左手太郎)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、制服、学園
・構成 : 初単行本、8話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏にあとがき漫画「カバー裏まんが」、
      描き下ろし「描き下ろし漫画」。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「左手太郎(ひだりて・たろう)」センセの「キスして、先生。」です。

「青春Nostalgic」のヒロイン
※「青春Nostalgic」のヒロイン

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
描き下ろし漫画があり、そちらは短編と同一世界のスピンオフ的な別エピソードでした。
個人的にお気に入りな「TENMACOMICS 高」のレーベル。
制服女性らとの青春なラブコメ話群です。
相手はやはり教師が多いものの、イトコや後輩なども登場しています。
基本的には甘い味わいなのですが、そればっかりでなく。
それなりに経験ある娘もいたりして、現実的なビターさもちゃんとあります。
(それでいて過ぎない程度の塩梅です)
中には悪い大人いたりもするんですが…。
若さと積極さでそんなんを超えていて、なんのかんのと良い感じのカップルになっており。
漫画には読み易さがありました。
単行本に期待される仕上がりではないでしょうか。

強さある線での作画。
全体の濃淡も濃いめで、黒色が目立ちます。
描き込みはややあっさりで白比率がもれなりにありました。
中小のコマ割りではみ出し多く、原稿は賑やかな印象です。
ちょっと粗さあるタッチが特徴的
もうひと勢い欲しい感じで、丁寧さが足りないように見えます。
人物絵は身長あり、綺麗なお姉さん系。
いかにも美少女然としていて、特に制服を着ている時は非常に良いのですが。
脱いだ際のヌード絵はなんというか…固い、って表現が最も合ってるかな。
女性特有のしなやか・柔らかな感じがあまり出ていないような気がして。
いまいち、ピン★とはきませんでした。
あ、ほか下着とかにも、もっと凝って欲しかったなぁ。
感覚的には裏表紙の方が白黒絵に近いと思います。

 【 収録話 】 8話収録

003:「雲雀恋々東風強し」
153:「描き下ろし漫画」
化学教師「櫻井」は怖く近づきがたい感じで、授業でも質問し辛い雰囲気。
そのため、「飯田ゆりえ」の成績は落ちるばかりでした。
公園で彼について愚痴っていたところ、忘れ物を届けに来た彼と鉢合わせ。
慌てる「ゆりえ」に対し、「櫻井」は自分の悩みを打ち明けてきたのでした。
怖い、とは思いつつも、ビジュアル的には”若くて格好良い”とも感じており。
近寄り難かった年上の男性から、ふとああした弱い部分を見せられると…。
女子的には、感覚ガラリと変わるんかなぁ。
その後の2人のやり取りが甘くて素敵。

巻末の8ページは描き下ろし漫画。
バレー部顧問に恋した女生徒のお話になっていましたが…。
他漫画とは違い、えっちなし。
入学式で恋をし、猛烈にアタック続けるものの実を結ぶことはなく。
卒業式を迎えておりました。
うん、これはある意味もの凄く現実的なお話ですねー。
なお、この娘は「ゆりえちゃん」の友人で、オチ部分に彼女も登場します。

飯田ゆりえ、麗香
※左:飯田ゆりえ、右:麗香

033:「愛縁機縁girl」
フルートの先生「水瀬」から追い掛け回されていた「麗香」
立派な奏者にしたい彼と、青春を謳歌したい彼女とはすれ違いが生じていたのでした。
スポーツもそうですが、楽器で有名になるのはまたとてつもなく大変ですよね。
彼女の言ってることも真っ当で。
中途半端になるくらいなら、適当なところで諦めるのも人生かと思いますが、どうだろう。
彼女の行く先々に現われる「水瀬くん」
その理由が楽しい
コメディー色の強いエピソードで、こちらのえっちはやや唐突な気が。
お前から手を出すのは違うだろう。
ただ、オチは面白かったです。

057:「青春Nostalgic」
勢いで仕事を辞め、無職となってしまった男性。
その帰り道、ひょんな切っ掛けから女学生と知り合ったのでした。
…このおっさんアホだな
そんな評価は正しい。
彼女は男性より明らかに遊び慣れているようで。
お口で処理して何か買ってもらう、を繰り返しておりました。
その道中で人となりを知り、最終的にはホテル行く流れ。
そちらでのえっち前の一言が全てですかね。
これが良いかどうか分かりませんが、お互いカップルとして相性は良いと思います。
こんなん切っ掛けにでも、彼女が幸せになれればいいですね。

083:「告白っていつするの?えっちの後か前か」
振られた直後の「サトシ」
ちょうどその頃、オープンキャンパスで姪「アイ」が泊りにやってきたのですが。
アルコール入って酔っていた彼は、彼女の前で失態を演じていたのでした。
切っ掛けはやや突飛な気もしました。
もう少し彼女の内面というか、背景とかがあればまた違ったかしら。
ただ、その後の流れはなかなかイイ感じ。
漫画最後のえっちでは、告白めいたことも口にはしているのですが。
まぁ、年上のおっさんがハッキリとしたことを言うには勇気がいるのよ
ましてや姪ですからね。

115:「お楽しみはホラーの後に」
近所に住む従姉弟のお姉ちゃんはホラー好き。
よく2人で映画を見て、怖くなった「ショウ」はその後のハグに癒されていたのですが。
年頃な彼は、敏感に反応してしまったのでした。
こちらのお姉ちゃんは慣れてなく、見聞きした事を彼に実践してみる~みたいな流れ。
まぁ、この子相手では主導権を握れますからね。
1度シタ後の「ショウくん」が素直で良い。
あんな彼は…お姉ちゃん堪らないだろうなぁ、と。
彼女はまたこんなん好きそうですからね。

137:「雪が舞う街で」
憧れの先輩と付き合えることとなったのですが。
学校では真面目な優等生という彼女は、2人きりとなるとえっちになるのでした。
そんな羨ましい、というお話ですね。
勉強教えてもらう、ということで彼女の部屋に行ったところ、ちょうど両親は不在であり。
ベッドの上でした。
前回も~という事はあったものの、彼は案外淡泊ですね。
勉強なんてしてる場合じゃないでしょ。

憧れの先輩、姫埼愛奈
※左:憧れの先輩、右:姫埼愛奈

153:「秘密の関係」
理事長の娘「姫埼愛奈」を支配下に置いた教師。
しかし、従わせている筈の「愛奈」は思い通りには動かず…。
いつしか、彼女が主導するようになっていたのでした。
そんな感じで主従が逆転する教師・生徒のエピソード。
こちらの男性は小太りのブサイク中年で、他の女生徒らにもお手付きしようとしているエロ教師。
いかにも、そんなんに付きまとわれ、セクハラされている風だったのですが。
4ページ目から、ご主人様にやたら積極的な「愛奈さん」が見れます。
なるほど、理事長の娘ってのもフル活用しているんだ。
彼は小悪党に違いないものの、良い面も残っているようで。
オチでは「愛奈さん」がなにゆえこんなんに傾倒しているのか、が示されておりました。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「左手太郎」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
全然悪くはないのですが、いまいち刺さるまでは至りませんでした。
もうちょっと…、という感じ。
描き下ろし漫画はえっちシーンないものの「ゆりえちゃん」の友人は面白く。
青春していて、微笑ましかったです。
こんなん好きですが、成年漫画ではなくなっちゃうか。




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■真面目でメガネなおっぱい達 (ばーるん)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、眼鏡、日焼け跡
・構成 : 短編×8話(うち「廃部の理由」×2)
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏に別絵、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ばーるん」センセの「真面目でメガネなおっぱい達」です。

生徒会会長「三島百合」、妹「瞳」
※左:生徒会会長「三島百合」、右:妹「瞳」

 【 構成・絵柄 】

収録のうち1つ前後編がある他は全て短編という構成。
なんとなく、同一世界みたいな雰囲気ありましたが、特に気付くところはなかったです。
漫画はおおむねラブコメ。
収録話のうち、ブラックっぽいものもあるのですが…。
基本的にコメディー要素の強いお話群です、とだけ書いておきますね。
お話は成年漫画だなー、という感じのが多め。
リアルっぽいものを求める方には、やや軽く感じられるかもしれません。
いちおう目立ってマイナスな所はなかったので、気になった方は進んで大丈夫だと思います。

すっきりとした細線での作画。
デジタルな彩色は全体の色付き・濃淡などちょうど良いくらい。
描き込みも過不足なく。
原稿は綺麗にまとまっていました
コマ割りは変化あるものの大きく割られ、絵柄の良さもあって見辛いことはありません。
人物絵は縦長で顔パーツなどもデフォルメ小さく、リアルさあるもの。
各ヒロイン揃って抜群な巨乳っぷりでしたが、スタイルに違和感なく。
また、動きのある絵も同様で巧く描かれていました。
↓表紙・タイトルに引っ掛けられた方も納得だろう仕上がりです。
漫画・表現がやや軽めかなー、というくらい。
彩色の良さはあるものの、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。

 【 収録話 】 8話収録

003:「見られて委員長!」
学校屋上での露出行為で快感を得ていたクラス委員「風見」
ちょうどその真っ最中に、教師「下野」が鉢合わせてしまったのでした。
理由などを聞き、立ち去ろうとした彼に~という切っ掛け。
今回の↓表紙、表題はこちらの「風見さん」ですね。
髪型三つ編みで眼鏡という、いかにもな容姿の彼女。
まぁ、そりゃー委員に選出されるだろうなぁ。
口止めのため、と頑張る姿がキュートでした。
途中からは「下野くん」もノリノリ。
なかなか良いカップルだと思いましたよ。

クラス委員「風見」、「鷹森杏子」
※左:クラス委員「風見」、右:「鷹森杏子」

029:「お仕置き!2-Aの鷹森さん!!」
「鷹森杏子」に告白したものの、あっさり振られてしまった「吉田」
同様に振られた男子ら2名が彼の話を聞くうち、調子に乗っている彼女にお仕置しよう~ということとなったのでした。
裏表紙の右側はこちらの「鷹森さん」だと思います。
最初からオチまで、いかにも成年漫画というもの。
まぁ、現実にこんなんあり得ないですわね…。
(個人的には、もう少し普通の現実感ある展開のが好みです)
ヤル気だった男子らを引かせた、彼女の下着が凄い。
ほかに男いるんじゃない?
そうした凌辱ちっくな展開なのですが、オチはそこそこにぶっ飛んだものです。

059:「らヴぁーすちゅーでんと」
元教え子「高木彩」と教師のカップル話。
在学中から付き合っていて、卒業前から関係してしまっていた、という2人。
そんな経緯がためか、すっかり様変わりしていた「彩さん」
漫画最中に、
彩は眼鏡かけてる方が好きだわ…
なんて台詞があるのですが、激しく同感です。
基本的にはカップルえっちで、特にコレという点はないのですが。
オチが温かいです。

083:「きっと見つかる」
荷物の中にあった成年漫画を発見した委員長「木下由紀」
思わず読みふけっていたところ、指導を受けていた「田端洋介」と鉢合わせしたのでした。
裏表紙の左側がこちらの「由紀さん」だと思います。
その、初対面でのリアクションなのですが。
「由紀さん」は委員長っぽい雰囲気から選ばれたようで、使命感にかられた様子はあまりなく。
いかに煙草咥えた男子生徒がいたとしても、あのテンションで注意するようには見えませんでした
なにしろ、現在の自分の状況(※独りプレイ真っ最中でした)もありますからね。
お詫び的な意味で、あーしたことしていたのも意外。
「洋介くん」もびっくりしてましたよ。
潜在的にそうした傾向があったのかな。
また「洋介くん」のああしたキャラもちょっと意外でした。

107:「廃部の理由」 前後編
生徒会・会長「三島百合」から、突然廃部通告を受けた「田辺」ら3名。
反論に赴いたものの、口では敵わず。
こっそり入手した、秘書的な水泳部「水守裕美」との関係をネタにして逆に脅迫を仕掛けたのです。
さらに、その場にやってきた教師「美香」をも巻き込んでいくのでした。
収録では唯一の連続話。
トリプルヒロインでうち会長「百合さん」・教師「美香さん」が眼鏡キャラ。
特に「百合さん」は冒頭でだいぶ強く描かれていたので、正直なところプレイ部分は小気味よい感じ。
また、前半ラストで登場している教師「美香さん」は会長と違って可愛らしい眼鏡さんでキュート。
男子3名のうち、「村上」くんは彼女のことを好いており。
変形ラブコメえっち的で良かったです
もう、バカァァァ!」のくだりがいいですね。
…で、こちらの漫画はあらかたブラック気味に展開していくんですが、ラストにて衝撃が。
最後までお見逃しなく。

153:「また明日。」
小さい兄と妹「瞳」のえっち話。
こちらは10ページとやや短めな短編。
冒頭では彼女ーの友人「結衣」が登場していて。
彼女からの電話を受けつつ、兄からえっちされるというAVみたいなシチュエーションです。
妹「瞳ちゃん」はショートカットのクセっ気で、日焼け跡があるスポーツ少女っぽい雰囲気。
えっちは慣れたものらしく、電話真っ最中でもそのまま受け入れてました。
なぜか胸らサラシ巻いてましたねー。
前半で眼鏡外されてるのですが、人によって良し悪しかな。

海原陽子
※海原陽子

163:「ラッキーネガティブワード」
1人海を眺めていた「持内祐太」
ほぼ口癖のようになっている「死にたい」という言葉を真に受けた「海原陽子」は、すっかり自殺志願者と勘違いしたのでした。
収録のうち、こちら「陽子さん」は眼鏡ヒロインではありませんでした。
まぁ、1人くらいはね。
その代わり(?)、素敵な日焼け跡の持ち主です。
詳細は伏せますが、えっちに至る切っ掛けの1つである”傷”のくだりは、ぶっちゃけ分かり辛かったです。
見返してしまいました。
ああしたシチュエーションで、ああした性格の「陽子さん」ならば。
おっぱい揉ませてください!」というお願いは成功率高そう。
なんのかんの、流れでえっちも許可してくれていました。
いいなぁ。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ばーるん」センセでした。
こちらのブログでは「むすめがね」、「メガネの処方箋」、「ぐらすとっぷ!」を紹介しています。
紹介帯からこちらが4冊目っぽいので、いちおう全て読んでいるようです。
今回の単行本ですが…カバー絵が抜群でした。
裏表紙の乳プレス絵も良かったのですが、やっぱり↓表紙でしょう!
ポーズにスタイル、そして青空な背景。
さらに、それらをうまーく味付けする、えっちとは無縁そうな眼鏡キャラという配置が絶妙でした。
最高の出来栄えだと思います





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