■キスして、先生。 (左手太郎)
★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、制服、学園
・構成 : 初単行本、8話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏にあとがき漫画「カバー裏まんが」、
描き下ろし「描き下ろし漫画」。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「左手太郎(ひだりて・たろう)」センセの「キスして、先生。」です。
※「青春Nostalgic」のヒロイン
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
描き下ろし漫画があり、そちらは短編と同一世界のスピンオフ的な別エピソードでした。
個人的にお気に入りな「TENMACOMICS 高」のレーベル。
制服女性らとの青春なラブコメ話群です。
相手はやはり教師が多いものの、イトコや後輩なども登場しています。
基本的には甘い味わいなのですが、そればっかりでなく。
それなりに経験ある娘もいたりして、現実的なビターさもちゃんとあります。
(それでいて過ぎない程度の塩梅です)
中には悪い大人いたりもするんですが…。
若さと積極さでそんなんを超えていて、なんのかんのと良い感じのカップルになっており。
漫画には読み易さがありました。
単行本に期待される仕上がりではないでしょうか。
強さある線での作画。
全体の濃淡も濃いめで、黒色が目立ちます。
描き込みはややあっさりで白比率がもれなりにありました。
中小のコマ割りではみ出し多く、原稿は賑やかな印象です。
ちょっと粗さあるタッチが特徴的。
もうひと勢い欲しい感じで、丁寧さが足りないように見えます。
人物絵は身長あり、綺麗なお姉さん系。
いかにも美少女然としていて、特に制服を着ている時は非常に良いのですが。
脱いだ際のヌード絵はなんというか…固い、って表現が最も合ってるかな。
女性特有のしなやか・柔らかな感じがあまり出ていないような気がして。
いまいち、ピン★とはきませんでした。
あ、ほか下着とかにも、もっと凝って欲しかったなぁ。
感覚的には裏表紙の方が白黒絵に近いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「雲雀恋々東風強し」
153:「描き下ろし漫画」
化学教師「櫻井」は怖く近づきがたい感じで、授業でも質問し辛い雰囲気。
そのため、「飯田ゆりえ」の成績は落ちるばかりでした。
公園で彼について愚痴っていたところ、忘れ物を届けに来た彼と鉢合わせ。
慌てる「ゆりえ」に対し、「櫻井」は自分の悩みを打ち明けてきたのでした。
怖い、とは思いつつも、ビジュアル的には”若くて格好良い”とも感じており。
近寄り難かった年上の男性から、ふとああした弱い部分を見せられると…。
女子的には、感覚ガラリと変わるんかなぁ。
その後の2人のやり取りが甘くて素敵。
巻末の8ページは描き下ろし漫画。
バレー部顧問に恋した女生徒のお話になっていましたが…。
他漫画とは違い、えっちなし。
入学式で恋をし、猛烈にアタック続けるものの実を結ぶことはなく。
卒業式を迎えておりました。
うん、これはある意味もの凄く現実的なお話ですねー。
なお、この娘は「ゆりえちゃん」の友人で、オチ部分に彼女も登場します。
※左:飯田ゆりえ、右:麗香
033:「愛縁機縁girl」
フルートの先生「水瀬」から追い掛け回されていた「麗香」
立派な奏者にしたい彼と、青春を謳歌したい彼女とはすれ違いが生じていたのでした。
スポーツもそうですが、楽器で有名になるのはまたとてつもなく大変ですよね。
彼女の言ってることも真っ当で。
中途半端になるくらいなら、適当なところで諦めるのも人生かと思いますが、どうだろう。
彼女の行く先々に現われる「水瀬くん」
その理由が楽しい。
コメディー色の強いエピソードで、こちらのえっちはやや唐突な気が。
お前から手を出すのは違うだろう。
ただ、オチは面白かったです。
057:「青春Nostalgic」
勢いで仕事を辞め、無職となってしまった男性。
その帰り道、ひょんな切っ掛けから女学生と知り合ったのでした。
「…このおっさんアホだな」
そんな評価は正しい。
彼女は男性より明らかに遊び慣れているようで。
お口で処理して何か買ってもらう、を繰り返しておりました。
その道中で人となりを知り、最終的にはホテル行く流れ。
そちらでのえっち前の一言が全てですかね。
これが良いかどうか分かりませんが、お互いカップルとして相性は良いと思います。
こんなん切っ掛けにでも、彼女が幸せになれればいいですね。
083:「告白っていつするの?えっちの後か前か」
振られた直後の「サトシ」
ちょうどその頃、オープンキャンパスで姪「アイ」が泊りにやってきたのですが。
アルコール入って酔っていた彼は、彼女の前で失態を演じていたのでした。
切っ掛けはやや突飛な気もしました。
もう少し彼女の内面というか、背景とかがあればまた違ったかしら。
ただ、その後の流れはなかなかイイ感じ。
漫画最後のえっちでは、告白めいたことも口にはしているのですが。
まぁ、年上のおっさんがハッキリとしたことを言うには勇気がいるのよ。
ましてや姪ですからね。
115:「お楽しみはホラーの後に」
近所に住む従姉弟のお姉ちゃんはホラー好き。
よく2人で映画を見て、怖くなった「ショウ」はその後のハグに癒されていたのですが。
年頃な彼は、敏感に反応してしまったのでした。
こちらのお姉ちゃんは慣れてなく、見聞きした事を彼に実践してみる~みたいな流れ。
まぁ、この子相手では主導権を握れますからね。
1度シタ後の「ショウくん」が素直で良い。
あんな彼は…お姉ちゃん堪らないだろうなぁ、と。
彼女はまたこんなん好きそうですからね。
137:「雪が舞う街で」
憧れの先輩と付き合えることとなったのですが。
学校では真面目な優等生という彼女は、2人きりとなるとえっちになるのでした。
そんな羨ましい、というお話ですね。
勉強教えてもらう、ということで彼女の部屋に行ったところ、ちょうど両親は不在であり。
ベッドの上でした。
前回も~という事はあったものの、彼は案外淡泊ですね。
勉強なんてしてる場合じゃないでしょ。
※左:憧れの先輩、右:姫埼愛奈
153:「秘密の関係」
理事長の娘「姫埼愛奈」を支配下に置いた教師。
しかし、従わせている筈の「愛奈」は思い通りには動かず…。
いつしか、彼女が主導するようになっていたのでした。
そんな感じで主従が逆転する教師・生徒のエピソード。
こちらの男性は小太りのブサイク中年で、他の女生徒らにもお手付きしようとしているエロ教師。
いかにも、そんなんに付きまとわれ、セクハラされている風だったのですが。
4ページ目から、ご主人様にやたら積極的な「愛奈さん」が見れます。
なるほど、理事長の娘ってのもフル活用しているんだ。
彼は小悪党に違いないものの、良い面も残っているようで。
オチでは「愛奈さん」がなにゆえこんなんに傾倒しているのか、が示されておりました。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「左手太郎」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
全然悪くはないのですが、いまいち刺さるまでは至りませんでした。
もうちょっと…、という感じ。
描き下ろし漫画はえっちシーンないものの「ゆりえちゃん」の友人は面白く。
青春していて、微笑ましかったです。
こんなん好きですが、成年漫画ではなくなっちゃうか。
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・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] ラブコメ、制服、学園
・構成 : 初単行本、8話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏にあとがき漫画「カバー裏まんが」、
描き下ろし「描き下ろし漫画」。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「左手太郎(ひだりて・たろう)」センセの「キスして、先生。」です。
※「青春Nostalgic」のヒロイン
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
描き下ろし漫画があり、そちらは短編と同一世界のスピンオフ的な別エピソードでした。
個人的にお気に入りな「TENMACOMICS 高」のレーベル。
制服女性らとの青春なラブコメ話群です。
相手はやはり教師が多いものの、イトコや後輩なども登場しています。
基本的には甘い味わいなのですが、そればっかりでなく。
それなりに経験ある娘もいたりして、現実的なビターさもちゃんとあります。
(それでいて過ぎない程度の塩梅です)
中には悪い大人いたりもするんですが…。
若さと積極さでそんなんを超えていて、なんのかんのと良い感じのカップルになっており。
漫画には読み易さがありました。
単行本に期待される仕上がりではないでしょうか。
強さある線での作画。
全体の濃淡も濃いめで、黒色が目立ちます。
描き込みはややあっさりで白比率がもれなりにありました。
中小のコマ割りではみ出し多く、原稿は賑やかな印象です。
ちょっと粗さあるタッチが特徴的。
もうひと勢い欲しい感じで、丁寧さが足りないように見えます。
人物絵は身長あり、綺麗なお姉さん系。
いかにも美少女然としていて、特に制服を着ている時は非常に良いのですが。
脱いだ際のヌード絵はなんというか…固い、って表現が最も合ってるかな。
女性特有のしなやか・柔らかな感じがあまり出ていないような気がして。
いまいち、ピン★とはきませんでした。
あ、ほか下着とかにも、もっと凝って欲しかったなぁ。
感覚的には裏表紙の方が白黒絵に近いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「雲雀恋々東風強し」
153:「描き下ろし漫画」
化学教師「櫻井」は怖く近づきがたい感じで、授業でも質問し辛い雰囲気。
そのため、「飯田ゆりえ」の成績は落ちるばかりでした。
公園で彼について愚痴っていたところ、忘れ物を届けに来た彼と鉢合わせ。
慌てる「ゆりえ」に対し、「櫻井」は自分の悩みを打ち明けてきたのでした。
怖い、とは思いつつも、ビジュアル的には”若くて格好良い”とも感じており。
近寄り難かった年上の男性から、ふとああした弱い部分を見せられると…。
女子的には、感覚ガラリと変わるんかなぁ。
その後の2人のやり取りが甘くて素敵。
巻末の8ページは描き下ろし漫画。
バレー部顧問に恋した女生徒のお話になっていましたが…。
他漫画とは違い、えっちなし。
入学式で恋をし、猛烈にアタック続けるものの実を結ぶことはなく。
卒業式を迎えておりました。
うん、これはある意味もの凄く現実的なお話ですねー。
なお、この娘は「ゆりえちゃん」の友人で、オチ部分に彼女も登場します。
※左:飯田ゆりえ、右:麗香
033:「愛縁機縁girl」
フルートの先生「水瀬」から追い掛け回されていた「麗香」
立派な奏者にしたい彼と、青春を謳歌したい彼女とはすれ違いが生じていたのでした。
スポーツもそうですが、楽器で有名になるのはまたとてつもなく大変ですよね。
彼女の言ってることも真っ当で。
中途半端になるくらいなら、適当なところで諦めるのも人生かと思いますが、どうだろう。
彼女の行く先々に現われる「水瀬くん」
その理由が楽しい。
コメディー色の強いエピソードで、こちらのえっちはやや唐突な気が。
お前から手を出すのは違うだろう。
ただ、オチは面白かったです。
057:「青春Nostalgic」
勢いで仕事を辞め、無職となってしまった男性。
その帰り道、ひょんな切っ掛けから女学生と知り合ったのでした。
「…このおっさんアホだな」
そんな評価は正しい。
彼女は男性より明らかに遊び慣れているようで。
お口で処理して何か買ってもらう、を繰り返しておりました。
その道中で人となりを知り、最終的にはホテル行く流れ。
そちらでのえっち前の一言が全てですかね。
これが良いかどうか分かりませんが、お互いカップルとして相性は良いと思います。
こんなん切っ掛けにでも、彼女が幸せになれればいいですね。
083:「告白っていつするの?えっちの後か前か」
振られた直後の「サトシ」
ちょうどその頃、オープンキャンパスで姪「アイ」が泊りにやってきたのですが。
アルコール入って酔っていた彼は、彼女の前で失態を演じていたのでした。
切っ掛けはやや突飛な気もしました。
もう少し彼女の内面というか、背景とかがあればまた違ったかしら。
ただ、その後の流れはなかなかイイ感じ。
漫画最後のえっちでは、告白めいたことも口にはしているのですが。
まぁ、年上のおっさんがハッキリとしたことを言うには勇気がいるのよ。
ましてや姪ですからね。
115:「お楽しみはホラーの後に」
近所に住む従姉弟のお姉ちゃんはホラー好き。
よく2人で映画を見て、怖くなった「ショウ」はその後のハグに癒されていたのですが。
年頃な彼は、敏感に反応してしまったのでした。
こちらのお姉ちゃんは慣れてなく、見聞きした事を彼に実践してみる~みたいな流れ。
まぁ、この子相手では主導権を握れますからね。
1度シタ後の「ショウくん」が素直で良い。
あんな彼は…お姉ちゃん堪らないだろうなぁ、と。
彼女はまたこんなん好きそうですからね。
137:「雪が舞う街で」
憧れの先輩と付き合えることとなったのですが。
学校では真面目な優等生という彼女は、2人きりとなるとえっちになるのでした。
そんな羨ましい、というお話ですね。
勉強教えてもらう、ということで彼女の部屋に行ったところ、ちょうど両親は不在であり。
ベッドの上でした。
前回も~という事はあったものの、彼は案外淡泊ですね。
勉強なんてしてる場合じゃないでしょ。
※左:憧れの先輩、右:姫埼愛奈
153:「秘密の関係」
理事長の娘「姫埼愛奈」を支配下に置いた教師。
しかし、従わせている筈の「愛奈」は思い通りには動かず…。
いつしか、彼女が主導するようになっていたのでした。
そんな感じで主従が逆転する教師・生徒のエピソード。
こちらの男性は小太りのブサイク中年で、他の女生徒らにもお手付きしようとしているエロ教師。
いかにも、そんなんに付きまとわれ、セクハラされている風だったのですが。
4ページ目から、ご主人様にやたら積極的な「愛奈さん」が見れます。
なるほど、理事長の娘ってのもフル活用しているんだ。
彼は小悪党に違いないものの、良い面も残っているようで。
オチでは「愛奈さん」がなにゆえこんなんに傾倒しているのか、が示されておりました。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「左手太郎」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
全然悪くはないのですが、いまいち刺さるまでは至りませんでした。
もうちょっと…、という感じ。
描き下ろし漫画はえっちシーンないものの「ゆりえちゃん」の友人は面白く。
青春していて、微笑ましかったです。
こんなん好きですが、成年漫画ではなくなっちゃうか。
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