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■車上童 しゃじょうわらし (中島零)

★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●○○○
・属性 : [一般] 車、コメディー、ファンタジー
・構成 : 8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき漫画「行こうぜ!旨いぜ!北海道」、合間にネタ絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中島零(なかじま・れい)」センセの「車上童 しゃじょうわらし」です。

黒鳥すばる
※黒鳥すばる

 【 構成・絵柄 】

1冊まるまるの単行本。
”車上童”と書いて、”しゃじょうわらし”と読ませるようです。
響きの良さで決めたのかな。
タイトルそのまま、車と女の子による漫画となってます。
漫画はいわゆるロードムービー、というかロードコミック。
北海道までの道中が描かれ、各地の名物なども紹介されてます。
また、主人公が車に対して初心者であるため、運転基礎みたいな描写があったり。
人外ヒロインの登場あるため、ちょっとしたファンタジー要素もあるのでした。
まぁ、色々あるんですが…。
なんというか、あちこち手を広げ過ぎという印象
コメディーちっくな仕上がりで、悪いとは思いませんが、特に良さも感じられず
ひでるさんはこの漫画の読者として不適当というのもあるでしょうけど、パンチ弱いですね。
詳しくは↓後述します。

しっかりとした線の作画。
濃淡・描き込みは適度なくらい。
丁寧にまとまっていました。
枠間は確保され、白比率もあり。
綺麗で見易い原稿です。
逆に言えば、そうした作画であるため自動車のスピード感は薄め。
人物画も含めて、全体的にややカタさあるかも。
キャラは広く五角形な輪郭と大きく透き通る目、小さい鼻、ぱかっとした口が特徴。
豊かな表情で、コメディー崩しもいい感じ。
可愛く魅力的です。
特に引っ掛かる部分はなく、サクサク読み進められるでしょう。

 【 収録話 】 8話収録

大好きだった祖父「五郎」が亡くなって1ヶ月。
「黒鳥すばる」が形見分けで貰い受けたのは、大事にしていた自動車でした。
車庫へ確認に赴くと、その中に女の子を発見。
彼女こそ、”車に憑き乗る者を幸せにする”という車上童「美々緒(びびお)」でした。
祖父の遺言を叶えるべく、2人は北海道へと出掛けるのです。
大雑把にはそんな感じ。

前述したように、女の子2人のロードコミック。
主要キャラは女の子だけで、恋愛要素はありません。
ごく軽いコメディーですね。

最大のポイントは車上童「美々緒さん」
古風な言い回しの童女です。
洒落てて面白くはあるものの、車という設定は生かされておりません
自動車にまつわる単語とか名称とか…何らかにかかっていることなく。
例えば、車種で容姿が違うとか、性格が変わるみたいなのもありませんでした。
読んでいて思いだしたのが、武器の精霊が登場する「GRANDEEK(グランディーク)/桜瀬琥姫
そちらには”大事に扱われていて、年季入っていると年齢高い、老けていくのが物の幸せ”みたいな設定があったんですが、そんな要素なく。
単なる相方というだけでした。
2人のやり取り、掛け合いに面白さは薄く、普通
実は後半にもう1人の車上童「蘭花」が登場するんですが、彼女も同様でパンチ力ないです。
お仲間を出すならば、もっと早く色々絡ませたりなんだりした方が良かったのでは。
他の”車上童”とバトるとか(激しいものでなくても)、色々考えられそうなんですけど…。

そうしたファンタジー要素以外にも、色々あるんですね。
運転技術の解説。
そう多くはなく、初心者はともかくそこそこ乗ってる人には当然という程度です。
各地の名所・名産も紹介されてましたが、ごく僅か。
ヒロイン「すばるさん」はバスト大きく、食べるところがエロい、という要素があり。
また、作品中にはやたら入浴シーンも描かれてはいるんですが。
一般系なため肝心なところは描かれず、軽いサービスくらいでした。

そんな感じで、何につけても中途半端
お話も正直なところ、1冊まるまるという程ではありません。
あとがき漫画の「行こうぜ!旨いぜ!北海道」が最もまとまってたのではないでしょうか。

車上童「美々緒」
※車上童「美々緒

…と、思ったところを正直に書かせていただきましたが。
漫画としては目立つ部分が弱いだけで、普通だと思います。
絵柄良く、女の子は可愛く。
特に大事件が起こらない、きゃいきゃいとした道中をゆったり眺めるのもいいかもしれません。

まぁ、ひでるさんはこうしたほのぼのとした漫画が得意ではないので。
同様な方は避けた方がいいかも。

 【 その他 】

以上、本日は「中島零」センセでした。
こちらでは「いぬみみ」とか「ぴことぴけ」、「恋検 KOI-KEN」を紹介してます。
今回は一瞬いいかなー、と思ったんですがねー。
絵柄は好きな系統なんですが、漫画は合わない確率のが高いです。
なんか…違うんですよ。
成年漫画でなくても、やっぱりえっち系なんがいいなぁ。

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(2014/03/28)
中島零

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■ショートパンツの女の子の発育が良すぎる件について (Noise)

★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ショートパンツ、ラブコメ、ロリ、兄妹
・構成 : カラー(8P)、短編×11話(うち「アメリカンスタイル」)×2
・おまけ: あとがき、
      カバー裏に”収録作の女の子が誰一人メガネをかけていない件について”
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Noise(のいず)」センセの「ショートパンツの女の子の発育が良すぎる件について」です。

アンナ=ハーディング(アニー)
※アンナ=ハーディング(アニー)

 【 構成・絵柄 】

収録は1話のみ連続モノで、あとは全て短編。
連続といっても、同キャラの別シチュエーションという感じ。
特に続きモノっぽくはなく、ストーリーもそれぞれ独立してました。
タイトルそのまま、次々にショートパンツのヒロインが登場する漫画。
LOくくりなため、皆さんロリっとした雰囲気。
ただ、↓表紙のように発育良い娘もおり、ジャンルとしてあまりそっち系っぽくはありません。
妹さんはちらほらいますね。
ラブコメなお話群で、明るいストーリー。
ラブラブと甘すぎず、適度な毒気あるのがまた良い感じでした
読ませるタイプではないですが、成年短編として巧くまとまった作品たちだと思います。

しっかりとした細線での作画。
全体の色づきは過不足なく、濃淡も丁度良いくらい。
描き込みも同様ですね。
丁寧で乱れや崩れはなく、デジタルな彩色で綺麗に仕上がっていました。
コマ割りは比較的大きめ。
あっさりではないものの、賑やか過ぎず。
メリハリも適当にあるため、見易く仕上がっております
人物画は幅広い輪郭と大きめな目・口という顔パーツの可愛いもの。
バスト大きい娘もいますが、皆ロリっとしてました。
可愛い絵を描かれる方ですが、やや癖のある娘もいるのが最大の特徴。
人によっては好き嫌いあるかもしれませんが、良い具合の変化に繋がっていると思います。
同シリーズかと勘違いする事なく、それぞれの個性となっているんですね。
漫画もお上手で高いレベルで安定しており、特に引っ掛かるところはありませんでした。
白黒とは若干異なりますが、判断は↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

001:「ふたりで川遊び」 カラー原稿
冒頭話はカラー8ページのショート。
帰省した主人公は近所の女の子「かんな」と川遊びに来たものの。
もうすぐ休みも終わりということで、どうにもテンション上がらず。
それを見た彼女が仕掛けてくる流れ。
ページも少ないため、既に「かんなちゃん」とは関係していて。
まっったく躊躇なく、彼女から野外プレイに持ち込んでおります。
水着は年相応というデザインでなんだか安心。
えっちがためか、バストサイズは雰囲気よりもありました。
オチの2人が対照的で楽しい。

009:「そのおっぱいを捨てるなんてとんでもない」
遊びに来た隣に住む「千夏」
年齢の割に彼女は胸が大きく、本人はコンプレックスに思っていて。
”小さくできる方法がある…”
ふとつぶやいたそれに「千夏」が予想以上の食いつきを見せたため、なんらかすることとなったのでした。
↓表紙はこちらの「千夏ちゃん」
ツインテールに太い眉と白めな目、そばかすが特徴。
ちょっと独特ですが、カラーより白黒のが全然可愛く見えますね。
大人になったら綺麗な女性になってそう。
話から、周囲の娘よりダントツでバストは大きいようで。
今回収録ヒロイン中でも上位クラスというもの。
(※おおよそですが、年齢を考慮するとトップかも)
確かに捨てるのは勿体ない。
えっち関係の知識も乏しく、何のかんのあっさり直接行為に至っておりました。
だいたいどんなんか分かりそうに思いますが。
普段信頼を勝ち取ってたがためですかねー。
でも、ブラはもうした方が良いと思うよ、「千夏ちゃん」

千夏ちゃん、妹「愛美ちゃん」
※左:千夏ちゃん、右:妹「愛美ちゃん」

025:「おうちでレスリング」
小さい頃の妹「芽衣子」は可愛かったんですが。
長じた今もその頃とある意味では変わらず、手加減なく攻撃を仕掛けてくるのでした。
反撃に出た兄は…という兄妹の近親もの。
高いテンションの面白い娘。
普通にしていれぱ可愛い(オチとか)のに、なにゆえあんなに暴力的なんだろう
ただし、そんなんでも先の「千夏ちゃん」と違ってエロい行為はそれと判断でき、ちょっと照れた表情を見せております。
ほら、こんなになったちゃったじゃん…」
そんな具合に濡れ具合を見せたりもしているんですけどね。
兄相手にえろいなぁ。
ちょっと将来が心配。
えっち最中の微妙に揺れるリアクションがキュートでした。

043:「アメリカンスタイル」
059:「アメリカンスタイル シーズン2」
親の都合でアメリカから引っ越してきた「アニー」こと「アンナ=ハーディング」
金髪ショートのロリっとした雰囲気ながら、同級生らと比べても明らかにバスト大きく。
また、露出過多な格好で過剰なスキンシップをしてくるため、教師「コーヘイ」の理性を揺さぶっていたのでした。
だいたいそんなん。
ロリ巨乳な「アニーちゃん」
なんとなく想像されるアメリカ人というキャラで、言動が楽しい。
なぜだか教師「コーヘイ」を気に入っているらしく、ちらほらアプローチをしています。
シャツとショートパンツ(ホットパンツ)みたいな服装しているのも、何パーセントかはそれがため。
可愛くて結構ですが、仕事なくなりそう。
1話目「アメリカンスタイル」は日本が舞台。
積極的な彼女にだだ流されてしまう「コーヘイくん」でした。
オチでは彼女の格好に対して、
”そんな国あったら永住するわ!!”
とか言ってましたが。
2話目「アメリカンスタイル シーズン2」はまさにそんな服装で登場していました。
(※若干デザイン異なります)
帰国した彼女に合わせて旅行となったため、舞台はアメリカ。
こりゃ、永住決定ですね(笑)
こちらでもランドセルを背負ったままの「アニーちゃん」
よりコメディーちっくになっていて、えっちの切っ掛けはホットドッグの認識違いがため。
いちおうざっと検索してみましたが、特にその隠語であるとか、なんとかって記述はヒットしませんでした。
そのまま公園えっちです。
描写はあんな感じでしたが…あの年齢(?)の娘にアレコレってのは向こうのが規制厳しいのでは

075:「お兄ちゃん大大だーい好き」
小さい頃の妹「愛美」は可愛かったんですが。
その頃にさんざん甘やかしたがためか、長じた今ではすっかり小悪魔女子となってしまったのでした。
また、「愛美」がえっちな事興味を持つ年齢になると、関係はより変な方向へと向かっていたのです。
ショートな黒髪と大きめなリボンが可愛い「愛美ちゃん」
甘やかしただけであーまではならないと思うので…何らか知識与えたでしょー。
あの手のプレイがお好きな方はたまんないですわね。
意にそぐわないと、無言で睨んでくるのが好き(笑)
だいぶひねくってはいたものの、いちおうラブいのには変わらず。
お兄ちゃんが責任とるしかないかな。

091:「甘やどり」
妹「すみれ」と夏休みに川へ遊びに来た兄。
すると、突然ゲリラ豪雨に襲われ、2人ともズブ濡れにされてしまうんですが。
木陰に避難した彼女は、シャツを脱いでしまうのでした。
まぁ、彼女が言ったとおり兄妹なので意識するのが違うのかもしれませんが。
そこそこ女性になりつつある感じだったからなぁ。
雨は振り続けていて、「すみれちゃん」がちょっと寒そうにしたのが切っ掛け。
触りまくっていました
いいなぁ。
いちおう彼女と意思疎通しており、えっち発展してしまうのでした。
オチでもいい笑顔をしてましたよ。

109:「Escalation」
格闘ゲームで「美星」に連敗を続けていた「健太」
負けず嫌いな彼はトイレに行こうとした彼女を引きとめて再戦したところ、見事勝利。
そのまま我慢を続ける「美星」に勝ち続けた「健太」は、それに乗じてトイレの使用を禁止したのでした。
やむなく庭ですることとなってしまい…というオープニング。
野外放尿ですね。
ガン見している「健太くん」が楽しい。
いちおうそうした興味もある年齢か。
ボーイッシュな雰囲気の「美星さん」も冒頭とは違う、女の子らしいところをちらほら見せていました。
よりえっち方面に向かわせたのも「美星さん」
最中での乱れで髪で片目隠れてしまうのがセクシーです。

131:「健司くん爆発しろ」
「真央(まおまお)」・「祐子(ゆーゆ)」・「亜佐美(サミー)」の3名は「健司」と付き合っていて。
皆でえっちしたこともあったものの、揉めたりしてうまくなく。
それでは、と順番でえっちすることをルールとしていたのでした。
今回えっち担当は「真央ちゃん」
登場3名のうち、立派なバストの「亜佐美さん」、ロリっとした「祐子ちゃん」らと比較して、最も平均的な彼女。
積極的に仕掛けております。
「亜佐美さん」とのやり取りが楽しい。
最終的にはこの2人が揉めるかなー。
なお、登場ヒロイン3名でしたが、キッチリ皆さんショートパンツでしたよ。

147:「ねむい姫」
明日の試験に向け徹夜で勉強していた兄。
すると、妹「洋子」が寝ぼけて廊下を徘徊していたのでした。
徘徊というか、トイレで起きた様子。
…その帰りかな。
うつら・うつらと怪しげだったので、布団まで運んであげるんですが…それだけで終わりません。
”またこいつと~”
そんな発言がため、既にえっち関係にはあり。
ここは欲望に負けて、寝込みを襲う流れです。
寝ぼけた感じがキュートな「洋子ちゃん」
暴れるところはリアルですが…お兄ちゃんしつこいなー。
勉強しなさいよ。
結局、諦めてえっちされてしまうのが素敵。
タイトルそのまま、「洋子ちゃん」はずっと夢と現実の狭間でした。

ねむい姫「洋子ちゃん」、「Chu学生日記」のお姉さん
※左:ねむい姫「洋子ちゃん」、右:「Chu学生日記」のお姉さん

165:「Chu学生日記」
察するに、収録では最も年齢高そうなヒロイン。
やや目つき悪いものの、バスト大きく可愛い彼女。
通学中に年下の男の子から、
僕と結婚してください!!
いきなりそんな告白をされたのでした。
発想も可愛らしい彼女。
興味もあったため、彼を練習台にしようと考えたんですが…えっち知識は彼のが上回っていたのです。
べろチュー」とか言ってますね。
どんな漫画読んでるんだ。
そのまま彼主導での野外えっちに至っておりました。
”大人を通り越して母親になっちまうじゃねえか!!”
のコマが好き。
なお、本編ではセーラー服なんですが、あとがき絵でショートパンツ姿を見せてます。

 【 その他 】

そんなこんなで「Noise」センセでした。
こちらで6冊目の単行本。
当ブログでは過去に「Loliplex!」、「ももいろノイズ」、「ただし二次元に限る」、「じぇーえす☆じぇーしー」、「近所の子がショートパンツを履いて俺を誘惑してくるんだが」などを紹介しています。
前巻に続くショートパンツな単行本ですね。
パンチラ具合が見事な↓表紙。
紹介帯の折り返しもその部分のアップでした。
まぁ、普通だと前回表紙みたいなのが限界なので…ある程度しっかり見せるには、あーするしかないか。
ヒロイン「千夏ちゃん」はややクセあるお顔なので、ちょっと意外な気もしました。
(※カバー裏の眼鏡姿はよくお似合いだったので、必見)
単純な見た目で言えば、裏表紙の「アニーちゃん」だと思いますが…やっぱり表紙とは違うかなー。
なんとなく。


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(2015/04/28)
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■みんなのお嫁さん (南北)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 性癖、眼鏡、年上、コメディー、ラブコメ
・構成 : カラー(6P)、短編×13話(うち「ピラミッドの定理」×2)
・おまけ: あとがき・作品コメント、カバー裏にカバーイラストラフ絵、
      合間にイラスト、一部描き下ろし「ピラミッドの定理」・「Nの純情」、
      描き下ろし「ピラミッドの摂理」、加筆修正あり。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「南北(なんぼく)」センセの「みんなのお嫁さん She is a bride for my family!」です。

演劇部・部長「蘭子」、班長「サラ」
※左:演劇部・部長「蘭子」、右:班長「サラ」

 【 構成・絵柄 】

収録は1エピソードのみ連続モノで、他は短編という構成。
連続話は2話ほどのお話で、前後編みたいな2つで1つ的な感じ。
また、前話からの続き漫画も収録されています。
ショートでそうややこしいものでなく、見ていなくても問題ないでしょう。
普通のラブコメにあるような、好き・好き~での展開は少なめ。
なんというか、”独特な性癖”を持つヒロインが多く登場していました。
それでもコメディーちっくに表現されたもの多く、ほとんどは楽しく読み進められます。
色々と毒気のある作品群ですかね。
自分ではどうすることもできず、身悶えるみたいな描写が非常にお上手なので必見。
ほか、眼鏡率が比較的高めでした。

さらりとした柔らか線での作画。
黒が目立つ濃淡具合で、全体の色づきはちょうど良いくらい。
描き込みはしっかりしています。
綺麗な仕上がりでした。
コマ割りは細かく、変化も大きいものですが。
巧みな配置で、見辛さはありません。
どちらかと言うと勢いある漫画で、大きな乱れ・崩れはありません
(※1話のみやや雰囲気違うものもありました)
縦長な輪郭で、すっと通った鼻筋が特徴。
バランス面ではデフォルメ少なく、リアルっぽさある人物画です。
お姉ちゃん系ですね。
可愛い感じもお上手。
あのタイプの人物ながら、コメディー崩しにも違和感はなく。
背景や小物もよくまとまっていました。
上で括弧書きにしてますが、目立つ1話ほか各話若干の差があります。
いちおう、全体ではそう気になるほどではないと思います。
判断はカバーほか、紹介帯のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 13話収録

003:「しあわせのしわ」
またお見合いに失敗した「植田」
独学で占いをしている同僚「玉名芽瑠(たまな・める)」に女運を見てもらうこととしたんですが…とそんなお話。
冒頭の台詞、
私だって真面目にやってるんですよっ…
が楽しい、オフィスえっち話です。
照れた表情が可愛い、大人しめな印象の「芽瑠さん」
占い方がちょーっと変」と言われてましたが、なにゆえあーいきついてしまったんだろう。
よくよく見たら、お名前はヒントになっているんですね(笑)
どうにも限界となった「植田くん」からのアプローチ。
彼女のお友達が切っ掛けづくりをしてくれたのかなー。
オチの「芽瑠さん」が幸せそうで、なんだかじーんときてしまいました(本当)

019:「家族計画」
ぶっちゃけ、こちらは収録での注目エピソードだと思います。
「昭仁」は精子が作れない体質。
子供を切望していた彼や両親らは、その妻「やよい」には彼の弟「文昭」と子作りするか、離婚するかの選択を任せるのでした。
本編台詞にもあったそのまま、無茶苦茶な設定かつオープニングなお話
いかにも成年漫画って感じね。
ただ、これが不思議なことに
読み進めるうち…誰もが子供を望んでいる上、第一印象とは違った面を見せる「文昭くん」がため、なんだか変な感覚に。
彼は容姿あんなんですが、実はなかなかいい男子で。
漫画での「やよいさん」そのまま、受け入れてしまうという面白い仕上がりになっていました。

誰も不幸になっていないのが凄い(笑)
これは珍しい
ちょっと目からウロコ的な感覚で、コレがため全体の評価も一段上になったかも。
良かったです!!

芽瑠さん、やよいさん
※左:芽瑠さん、右:やよいさん

037:「イクぜっ!介抱少女」
「陽菜(はるな)」・「月乃」は風邪で3日も休んでいた「星崎」のお見舞いにアパートを訪ねたのでした。
1、2ページの並んだお尻にテンション上がります。
対称的なヒロイン2名ですね。
メインの「月乃さん」は四角眼鏡でおデコの広い、知的な感じ。
「陽菜さん」はお団子髪でテンションの高い、可愛らしい雰囲気でした。
なお、「月乃さん」には”真面目だけどドジっ子”という設定もあり。
お粥を作ろうとした彼女を巧い事阻止したり、洗濯シーンでもその不器用さを見せています。
もっと日常を色々追いかけると面白そうね。
なお、これがえっちに発展してしまうのも、彼女のドジがため。
どんなんかは内緒。
途中の三竦みみたいなコマが好き。
ああした場面では「陽菜さん」みたいなキャラが役立ちますねー。
また、オチがあんな感じになるとは思いもしませんでした。

055:「淫欲の演奏者」
天才的なヴァイオリンの技術を持つ「神馬(しんば)」くん。
しかし、何故か最近のコンクールでは1位を取り逃がしていたのです。
苦悩する彼に教える「恵理奈」は”音に艶がない”と指摘したのでした。
ああ、確かにその通りだと思う。
こうした系統なものは、技術とはまた別の何らかがありますよねー。
音楽に色気は必要でしょう。
特に彼は冒頭の台詞から、精神的にも良くない感じがありましたから。
そんな訳で、「恵理奈さん」とのえっち。
指摘するだけでなく、ちゃんと付き合ってくれるのが、素晴らしい点
えっちへ誘う際のやり取りでも、大人の女性たる余裕がありました。
これでどうなるのかなーって見ていたら…後半に驚きの展開が
ハチャメチャですが、コーチとしては優れていると言えるのかな。

075:「彼女は声に恋をする」
演劇部の新入部員「住吉」
遅刻頻繁でサボリも多く、顔もブサイクで可愛げもないという彼なんですが…。
部長「蘭子」は彼の声がめっちゃ好みで、性的な刺激を受けてしまうのでした。
声は重要な要素だと思います。
漫画では表現難しい部分ですが。
こちらの「蘭子さん」は彼の声が”身体に響く”という表現をしていて。
びくびくと反応する様が実にキュートでした
センセお上手ですねー。
本当は俺のこと好きなんでしょ?
という台詞後のコマとか。
えっち後のオチページが好き。

091:「恋愛否定主義」
学者の両親を持つ、B班の班長「サラ」
冷たい雰囲気ながら美人で知的と完璧な彼女でしたが…なぜか部下「天城」に反応してしまうのでした。
片目隠れそうなロングの金髪(?)とボディスーツのような服装が素敵な「サラさん」
いいなぁ。
できればカラーで見たかったです。
眼鏡掛けてるコマもあり、そんなんもいい感じでした。
先の「蘭子さん」は「住吉くん」の声でしたが、こちらの彼女はもう「天城くん」の全てに敏感になってしまっている感じ
前述してますが、こうした描写は実にお見事。
意識ではどうにもならない感覚に乱される「サラさん」が可愛いです。
あちこちで妄想爆発させていました
特にエレベーターでのシチュエーションが好き。

111:「ピラミッドの定理」
129:「ピラミッドの摂理」 描き下ろし
貞操観念が強くなり、”結婚するまでセックスしない”というのが当たり前となった時代。
成績は学年トップという「墨田」は同級生からの妬みがため、学力・体力共に劣る「中岡」とのえっちを強要されたのでした。
眼鏡美人な「墨田さん」
2人とも拘束されていて、行為もいじめる女性らに強要されてのもの。
非処女では結婚から就職まで困難な世間がため、それは最も酷いものなんですが。
中盤で「墨田さん」が笑顔を見せてから、彼女の逆襲が始まります
なるほどなぁ。
…で。
お話はこれだけでは終わらず。
後日談の描き下ろし「ピラミッドの摂理」に続きます。
こちらの主役は、いじめで中心的な存在であった「白川」さん。
時代はあれから数年後のこと。
詳細については伏せさせていただきます。
これは描き下ろしまで含めたエピソードでしょう。
ちょっと極端さはありますけどね。
まぁ、いじめは良くないってことですよ。

145:「みんなのお嫁さん」
皆で嫁さんを共有する風習が残る霧島家でのお話。
どこぞのAVみたい
メインは三男の嫁、むちむちした「さおり」さん。
ほか、褐色肌の「エリ」、その風習を研究するうち居ついてしまったという義姉さんの2人いるんですが、出演シーンはちょろっとだけ。
家事をやっている(家に残っている)こともあってか、ほぼ「さおりさん」だけが次々にえっちを受けておりました。
旦那との行為が半ページのみという状態でしたよ。
ちなみに、メインは義父との行為です。

165:「Nの純情」
心理学ゼミの先輩「いつき」に惹かれていた「柴田」
しかし、大学院に進んだ彼女は教授と結婚してしまったのでした。
やさぐれていた彼に、その教授から”いつきとのえっち”を依頼されたのです。
そんな訳で、憧れていた先輩とのえっち。
自らの台詞にもあったように、教授はおじいちゃんという年齢で。
あるいは自分が初めてでは、と考えていた「柴田くん」
感情の入ったえっちをしていましたが…最後に驚きの展開が。
そう、心理学だからなぁ…
なお、解説にあったとおり、こちらのみ作画の雰囲気が異なってました。

183:「魔法をかけて」
十年前放送され、今でも人気のある伝説的なアニメ”魔法少女マホちゃん”
海外でも人気は高く、来日した「リリ」も熱狂的なファン。
ひょんな切っ掛けで知り合った「エンドー」は、やや不安さのある彼女を案内することとしたのでした。
人妻ほか大人な女性が多い中、もっともロリっとした感じの「リリちゃん」
性格もそんな感じですね。
2週間の滞在で、仲良くなった2人は部屋にも案内するようになっていたんですが。
秘蔵のエロ同人誌を発見されたのが切っ掛け。
ふんわりとした髪が可愛い。
まぁ、ロリっとしてるのも雰囲気だけだからねぇ
いいんじゃないでしょうか。
ラストの「リリちゃん」が魅力的でしたよ。

外人「リリちゃん」
※外人「リリちゃん」

199:「恋人ルールクライマックス」
8ページほどのショートです。
以前の「セックスはしない」というルールはなくなった筈でしたが…より厳格になってしまった「みずほ」さん。
その理由が可愛らしいです。
店長たまりませんね。
ラブラブで何より。
眼鏡は直接行為の際にオフとなっていたので、お好きな方は残念賞。

207:「乳福星」
大福飯店でウェイトレスをしている「ヤンメイ」ちゃん。
好意を寄せる「マー君」のため、自作のミニスカチャイナ服を着用したものの。
おっぱい好きな彼はよく分からん理由で、彼女を振っていたのでした。
「ヤンメイちゃん」は”小学生から変わらず”という貧乳さんなんですね。
彼の理屈は分かるような、そうでもないような。
常連客のおっちゃんらが探してきた秘伝のツボにて、巨乳化するのが切っ掛け。
紆余曲折あるものの、目出度くえっちとなっていました。
まだ彼らいる前なんですけどね。
(※皆「ちっ」と舌打ちしているのが楽しい)
オチはドコメディーです。

 【 その他 】

そんなこんなで本日は「南北」センセでした。
ブログでは「恋人ルール」を紹介しています。
成年系はこれが2冊目。
一般漫画も描かれていて、トータルでは5冊目くらいだと思います。
あの↓表紙はラフ2の変形ですかね。
印象深いエピソードのヒロイン「やよいさん」が飾っていました。
それでも「文昭くん」が人気だという解説が可笑しい。
個人的にはウェデイングな裏表紙が好き。
よくよく見たら、左はミニスカチャイナでしたが。


みんなのお嫁さん (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)みんなのお嫁さん (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2015/04/20)
南北

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■ここは快楽荘 住民みんな淫乱すぎィッ! (奈塚Q弥)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、複数、コスプレ、むちむち。
・構成 : 短編×6話(うち「アパートの鍵、貸します」×4、「あきばっぱらだいす」×2)
・おまけ: カバー裏にあとがき(作品解説)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「奈塚Q弥(なつか・きゅーや)」センセの「ここは快楽荘 住民みんな淫乱すぎィッ!」です。

大家「田町育美」
※大家「田町育美」

 【 構成・絵柄 】

収録は6話ほどですが、大きく分けるとエピソードは2本。
どちらも連続話ですね。
表題と近いメイン話のがストーリーちっく。
そうキッチリとしたものではなかったですけどね。
もう1本は、同キャラでの別シチュエーションという感じでした。
双方共に基本は重くないラブコメ話。
ストーリー調な前者は展開の強引さがためか、違和感のある場面も多く。
各話でブツ切りにしている後者の方が、成年漫画的で楽しめました
後述しますが、あれはキャラも良かったかなー。
プレイではコスプレとか複数えっちが多めでした。

クッキリとした線での作画。
濃淡は濃いめで全体の色づきもしっかり。
描き込みはだいたい適度なくらいだと思います。
枠間は比較的広めで、意外にしっかり確保はされているんですが。
はみ出し・ぶち抜きが非常に多く、原稿はかなり賑やかな印象。
濃厚という単語ほどではないものの、全体はコッテリとした味わいでした。
きゅっと鋭角な感じある透き通った目の人物画。
むちむちっとしたスタイルで漫画らしい可愛らしさがありました。
そこそこ年齢な方が合っていて、お姉さん絵という感覚です。
ヒロインらは魅力的に仕上がっていたんですが…正直、あちこちで気になる点がありました
ちょっとしたタイミングでの崩れがあちこち散見され、また引き絵はだいぶ弱く。
全体的にバランスが微妙
また、ページ・コマ内の配置でも気になるところあり。
それらがためか、”自然に台詞が頭に入ってこない”感覚。
ページ数の関係もあるんでしょうけれど、漫画運びも急ぎ・流されるような個所もあります。
もう少し丁寧さがあればいいんですが。
判断については、「ティーアイネット」さんの単行本なので裏表紙のカット絵がいいでしょう。
あるいはHPでのサンプルが参考に良いと思います。

 【 収録話 】 6話収録

003:「アパートの鍵、貸します」 4話
女性ばかりのすみれ荘に住むアラサー(30歳前後)な独身男性員「品川矢二郎」
家出してきたという少女「みなと」に口裏を合わせたことで、数日泊めることとなったのです。
彼女の男装に気付いていた彼は、宿泊費かたがたえっちしてしまうのでした。
大雑把にはそんなオープニング。

複数ヒロインとのラブコメ中編。
よくありがちな集団アパートものっぽいですが、そうした要素は薄め。
何名か登場していた住人らとの交流はさほどでもなく。
単純にえっち要員として存在していたような感じ。
メインはあくまでも「みなとちゃん」
突如部屋に転がり込んできた、見知らぬ彼女とのドキドキ同居…っぽい感じでもなく。
バタバタと進むえっちストーリーですわね。

みなとちゃん
※みなとちゃん

1話目は「みなとちゃん」
彼女が「矢二郎くん」のアパート前にいたのは単なる偶然。
丸2日歩き続けて、休憩していただけ。
彼を言いくるめて、その部屋に転がり込むという訳なんですが。
すみれ荘の住人らに不振がられた際、”ポストにフルネームが書いてあったのでお人よしだと判断”したとのこと。
なるほど、賢いですね。
ただ、「矢二郎くん」はさすがに成年漫画の主人公
「みなとちゃん」が女性であることを見破っていた彼は、巧く言いくるめて風呂へ入れさせ、自らもその後を追っていました。
彼はエロ目的でしたが。
よくよく考えれば、服を洗濯しておいてあげるくらいの好意はあり得ることで。
どっちにしろバレるのは時間の問題だったかも。
分かっていつつも知らぬフリをして、微妙な線のドキドキ感味わうんでも良かったかなーって気もしますが、それは一般えっち系か。
ともかく、そうした流れでお風呂場えっち。
意外なほどスタイル良い「みなとちゃん」がセクシー。
特に大騒ぎもせず、あっさり受け入れたのには、いちおう理由ありましたが。
宿泊日数を計算していたくだりのような、もうちょっと小悪魔ちっくだった方がリアルに見えたかも

2話目は隣室のOL「織田由良(おりた・ゆら)」さん。
ちょっとキツ目な彼女の胸元チラ見えがいいですね。
オフィスではイラついてましたが…あの程度をテキトーに流せないようだと大変ですよ。
まぁ、確かにあの1ページだけで、ハラスメント系に引っ掛かりそうな言動がいくつもありましたが。
そんな彼女との切っ掛けは、隣の音が気になったため。
”もしかして、えっちしてるのでは”
そう考えた「由良さん」は、なんとベランダの隙間を強引に抜けて、そこから覗くという大胆なものでした。
(※いちおう文句言ってやる、という名目)
非常識とかなんとか言ってましたが、それはアンタですよ。
格好も下着にブラウス1枚という露出過多なものでした。
前話からの続きで、「みなとちゃん」とガッツリえっちしていた「矢二郎くん」
鉢合わせてお互い混乱する中、「由良」とついでに「みなと」を縛りあげたことで、複数相手の拘束プレイに発展していました。
この頃はもう「みなとちゃん」だいぶラブい発言をしていましたが…もう1話くらい彼女とのエピソードが欲しかったかなぁ。

いきなり「矢二郎くん」が拘束されている3話目。
こちらは大家「田町育美」とのえっち。
ドアが開いていたため、そんな状況の彼を発見した「育美さん」
普通ならば、何があったかと助ける場面なんですが…
1人SMプレイが好きだったのね
とかなんとか、なかなかトンチンカンな発想をしていました。
誰に縛られるんだろう。
そんな彼女の意外な性癖に興奮したこともあり、大変な事件が起こっているというのに緊縛プレイになってしまうのでした。
わはは。
そんな頃、別室の女子高生「東恭子」・「椎名マキ」が帰宅。
女性3名との複数えっちに発展しています。
さらに前話の「由良さん」も参入したりして。
このアパートに常識ある人間はいないのか、という感じになってました。
話が進むのは、それからだいぶ経過した後です。

そんなこんなで最終話。
ここのメインは冒頭からの大きな謎について、となります。
いちおう詳細は伏せますねー。
意外に大家さんが活躍するので、見逃さぬように。
「矢二郎くん」は…メイン「みなとちゃん」とのえっちなんですが。
気持ちわからんでもないですけど、ああした危機的状況でえっちしちゃうのは、成年漫画でもさすがに非常識。
いや、あるいはコレで終わりか?という場面ならでは、とも考えられるか。
どんな結末となるのか、ご期待下さい。

127:「あきばっぱらだいす」 2話
携帯の調子が悪くなったため、スマホに機種変更しようと秋葉原にやってきた「大崎享(おおさき・とおる)」
駅前でコスプレをした金髪外国人「アリサ」に捕まり、その道案内をすることとなってしまったのでした。
だいたいそんな切っ掛け。

金髪ヒロイン「アリサさん」とのえっち話。
明け透けでアキバ文化に傾倒した彼女の言動が実に面白く、行動的でもあるので見ていて好感持てるキャラクター
2話目の発言も男性には嬉しいものでした。
成年漫画的で、良い仕上がりな作品だと思います。

出会いの1話目。
あの格好は注目されるものの、場所がため特に違和感もなく受け入れられそう。
写真目的で囲まれそうですが…相手が金髪美女なので、意外に遠目で見られるだけかも。
英語喋れないし、日本人男性はそんな感じですよねー。
ちなみに、「アリサさん」は日本のカトゥーンで覚えた、とかで日本語ペラペラなんですが。
観光案内かたがた、デートのようになる2人。
途中でUFOキャッチャーな場面がありましたが。
巧い人はモテそうだなぁ。
スマホ代金を使いきったという彼は気の毒でした。
そんな2人のえっち発展は、ダンスゲームでバストが見えたのが切っ掛け。
プリクラ内でした。
日本のエロゲーならフラグは全部たてた
とか言ってた、よく分かっている「アリサさん」が実にやり易く、有難い(笑)
なお、すっかり忘れていましたが。
冒頭で彼女が言っていた、仲間が後半で合流。
やはりコスプレしていた彼女らと複数にもなっていました。

金髪外国人「アリサ」
※金髪外国人「アリサ」

2話目は再来日した「アリサさん」
人より大きい(という設定)の「享くん」がよほど気に入ったのか、今回はいきなりホテルでした。
その後イベントに向かったところ、「アリサさん」のコスプレが露出過多だと断られてしまい。
途方に暮れていたところ、どちらかの関係者が勘違いして2人を案内。
その先はコスプレ女性がごった返す部屋だったんですが、どこか様子が違っていたのです。
実はなかなか危機的状況になってます
心配がため、色々妄想する「享くん」が楽しい。
結構なページ数も使っていましたよー。
まだまだ2人はお互いを理解し合う必要がありそうです。
後半のおっぱいがツンとなるくだりが好き。
羨ましいですね。
色々詳しい「アリサさん」のキャラが良く、コスプレ要素で色々なシチュエーションが想像され。
あとがきに”もう少し続く予定~”とあったので、シリーズ化してほしい作品でした

 【 その他 】

以上、本日は「奈塚Q弥」センセでした。
こちらで12冊目くらいの単行本。
当ブログでは「女子交性活!」、「OZの魔法使い~愛と淫欲の肉人形~」の2冊を紹介していました。
こちらはタイトルに引っ張られて手に取っています。
アパートで住人らと交流しつつの集団えっち系かと思いましたが…ここは前述したとおり。
ただ、後半の「アリサさん」は思わぬ誤算でした。
あれはいいなぁ。
野郎のコマブチ抜きはもう結構ですが(笑)


ここは快楽荘~住民みんな淫乱すぎィッ! ~ (MUJIN COMICS)ここは快楽荘~住民みんな淫乱すぎィッ! ~ (MUJIN COMICS)
(2015/03/06)
奈塚Q弥

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■狂獄村の少女 (ノレソレ)

★まんがデーター [13.5/20.0]
・絵柄 :●●○○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] 村、サスペンス
・構成 : 初単行本、1話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ:

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ノレソレ」センセの「狂獄村の少女 ~シロイノイッパイダシテ…~」です。

ユナちゃん
※ユナちゃん

 【 構成・絵柄 】

こちらは1冊まるまるの長編。
電子コミックだった様子です。
収録に●話みたいな細かい区切りなく、ずらーっと描かれていました。
そう、この本はページ番号がないんですね。
もくじには、178ページが「あとがき漫画」とか書かれていたものの、それらしきものはなく。
そもそも、どこが178ページかすら分かりません。
しんどいながらも、なんとなく数えたところでは。
たぶん、その後のキャラクターらが描かれた2ページかな。
センセの言葉などもなく、個人的にはちと残念でした。
どんな感じにこの漫画描かれたか、聞きたかったんですけどね。

閉鎖されたような村で繰り広げられる”異常な日常”というところ。
どんよりとした暗さと、じわじわっとした苦しさのある、サスペンス話ですかね。
↓表紙から期待されるような、ノスタルジーなえっち漫画ではないです。
青春っぽい青臭さもありますが、基本的にはブラックに傾いていくので。
重苦しいストーリーがどのような結末を迎えるのか、ドキドキ読み進めるのが良いしょう。

素朴な作画で独特なタッチ
お上手ではあるんですが、かなり癖が強いタイプ。
今風な可愛らしいものではないため、人を選ぶと思います。
ある程度のリアルさあるため、ちょっとした崩れが目立つ損な作画。
全体のバランスも微妙でした。
背景は写実的で雰囲気たっぷり。
今回漫画とはいい相性だったと思います。
これが非常に良いため、なんだか人物が浮いているような感じ。
写真取り込みをしてるのかな、というくらい。
コマ割りは細かいものの、収まりは良く。
画面暗めでしたが、枠間もしっかりあって見辛さはありません。
回想シーンの縁取りされたようなコマが特徴的。
淡々と進むような漫画のテンポや、ちょっとした間にも独特な雰囲気がありました。
作画の好みはあるかもしれませんけど、漫画には引っ掛かるところもなく、良いと思います
ちょっと小さくて見辛いかもしれませんが、判断には紹介帯裏面がいいでしょう。

 【 収録話 】 1話収録

母子家庭な「戸松悠太」はとある問題を起こし。
母ともどもこの村へと引っ越してきました。
隣に住んでいた「藤代誠司」は、18歳になるという娘「ユナ」と2人暮らし。
”内面は年齢に全然追いついていない”
”昔から意味わかんない”
そんな彼女に、学校からの帰宅時に会った「悠太」
その出会いから、純粋無垢な笑顔の裏にある秘密を知ることとなるのでした。
大雑把にはそんな感じ。

学級委員「ミサキさん」
※学級委員「ミサキさん」

とある小さな村での長編ですね。
しっかりとしたストーリーがあり、当然ながらこのお話がどう転がっていくのかが見どころ
そんな訳で、今回はお話を追いかけられないので、ざっと主要人物について述べます。
何か書くと、即ネタバレになってしまいそうで、実にやり辛いです(笑)
なんだか奥歯にモノ挟まったような文面になっていて読みにくいと思いますが、どうかご了承頂ければ。

主人公「悠太くん」は訳ありな高校生。
事実は異なるものの結果として事件になっていました。
それがため、「誠司」などから弱味として付け込まれてしまうのです。
また、「ユナちゃん」に傾倒していく要因でもありますね。」
そのヒロイン「ユナちゃん」は知的障害のある女の子。
といっても18歳なので、「悠太くん」より年上なのかな。
センセのビジュアルと喋りがため、幼く見えます。
単行本ではメインだけあって、頻繁にえっちシーンが差し込まれてました。
ブラックでどんよりとしたストーリーなんですが、彼女の微妙な変化が救いだと思います。

彼女が「おとうちゃん」という「藤代誠司」
この漫画ではラスボス的なキャラですね。
最初に「悠太くん」の過去を看破したのも彼でした。
実は「ユナちゃん」とは直接の血縁ではなく、義父という関係。
両親が亡くなった彼女を半ば押しつけられたような形で引き取り、まだ幼いうちから同居していました。
前述した障害もあり大変であったもののキチンと世話をしており。
事の発端を見る限りでは…なんというか同情できる部分がありますね。
いちおう頑張って抵抗しようとはしていたし。
成年漫画の場合、あの流れはセオリーですしね。
オチ前で彼が仕掛ける策に注目。

戸松ユナ(今・昔)
※戸松ユナ(今・昔)

クラスメイト「荒川タクミ」も「ユナちゃん」と関係している1人。
その切っ掛けもまた分からんでもないですが。
まぁ、最初から最後まで小物でしたよー。
特に後半では見事に「悠太くん」の手の平の上で踊っていました。
ここでの「悠太くん」は主人公然とした格好良さなので、見逃さぬよう。
眼鏡の学級委員「ミサキ」さんは漫画で数少ないえっち要員。
中盤で頑張ってました。
周囲からは真面目と見られてましたが、作品中ではかなり振り切れてるキャラクター。
さっきの「タクミくん」といい、周囲ゲスい奴ばっかですね(笑)
いちおう普通っぽい「木村ヒナタ」さんは、特に話に絡みませんでした。
可愛らしかっただけにちと残念。

 【 その他 】

そんなこんなで「ノレソレ」センセでした。
なんだか…横書きだと別の読み方ができさうなお名前ですね。
こちらが初単行本でいいのかな。
正直なところ、作画は好みでありません。
ぺらぺらっとめくった印象もそんな感じで、すぐには読まなかったんですが。
やっぱり漫画は読まないと分かりませんね。
どうなっていくのか、結構楽しんで読めました。
えっち度はそう高くないですが、お話を重視したい方にはオススメです。

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