■ひとりじめラブドール (めめゆ)
★まんがデーター [11.5/20.0]
・絵柄 :●●◎○○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●◎○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、学生
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「めめゆ」センセの「ひとりじめラブドール」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録7話は全て短編。
話数は多くないですが、各話のページ量はあり。
約230ページという、かなりボリュームのある単行本でした。
↓表紙そのまま、登場する男女は美形揃い。
ブラックさ強くないラブコメ漫画群で。
読んでいて感じたのは…登場男子らが、なかなか良く描かれていた点。
ヒロインの添え物、~だけではなく、しっかり存在感がありました。
そんなんがまた、嫌味でないくらいの調整で、読み易かったです。
おまけはあとがき。
そのほか、カバー裏もカラーイラストになっていて。
↓表紙などの、文字なしバージョンでした。

※左:「笹木乃愛」、右:「望月美兎」
★★絵柄について ★★★
↓表紙など、カラーイラストは良く。
白黒絵でも、ぱっと見はなかなか良い感じだったのですが…。
読んでいくと、あちこち引っ掛かる点がありました。
縦長で身長の高い人物絵。
きゅっと尖った横長目で、輪郭は小さめ。
あちこち鋭角的です。
スタイルはどかーんと迫力あるもの。
ヒロインは美人系で、男性側もまたイケメン揃いでした。
背景・小物など、よく描かれていたのですが。
引き絵はちょっと微妙。
また、人物で横顔ほか全身描かれた際など、バランス面で気になるところがあり…。
動きのある絵も同様でした。
原稿はほぼ枠間なく、ごっちゃりと賑やか。
つるりとしたデジタル絵な色彩で、綺麗な線。
漫画のパンチはいまいち強くなく。
コマ内配置、流れなどにも、引っ掛かるところがありました。
当然、非常に良く描かれたコマもあるのですが…。
いわゆる、デフォルメ強い可愛い系ではないため。
悪いところが目立ち易い、損な画風かなー、と思います。
ただ、もうちょっと…丁寧さ欲しかったです。
★★収録話について ★★★ 7話収録
005:「オオカミくんは心配性」
地方から上京したばかりの「笹木乃愛(ささき・のあ)」
スタイル良く目立つ容姿がためか、男性からは狙われやすく…。
なにかと居合わせる、クラスメイト「牧瀬連」に助けられていたのでした。
電車、往来で危険な目に遭っていた「乃愛ちゃん」
(※どっちでも、おっぱい揉まれる被害あり…)
ひでるさん好きな「大江山流護身術道場/KAKERU」に登場する、超トラブル体質な高校生「睦月」ちゃんを思い出しました。
後の「牧瀬くん」を家に招待するくだりとか、彼女にも原因ありそうですわね…。
まあ、度胸もあるイケメンが近くにいてくれて良かった。
なんか事あってからでは遅いですから。
037:「センパイちゃんは頼られたい!」
風紀委員の後輩「岬恭祐」は、イケメンで成績優秀・スポーツ万能で。
仕事もそつなくこなし、誰にも優しいという完璧男子で。
先輩である「綾川絵茉」は叶わないことばかりでしたが…。
ある日、そんな彼から、相談を持ち掛けられたのでした。
基本的には、イケメン後輩とのカップル話。
だいぶ「絵茉さん」はニブい娘でしたが。
まぁ、その素直さがため、えっち展開に流されてくれてましたかね。
こちらの漫画、実は「岬くん」にもしっかりスポットライトが当てられていて。
後半のくだりが非常に良かったです。
まさか、あーした男子に好感を持つとは、ひでるさん自身で驚き。
オチの「絵茉さん」が可愛く、収録ではこちらが最もお気に入りです。
075:「オンリーラブズユー・ドール」
可愛い顔、完璧にエロいスタイルで…
「クオリティ高いフィギアみたい」
と評されていた「望月美兎(もちづき・みう)」
それがためか、絡まれやすく…男性嫌いだったのですが。
ちょとした切っ掛けから、「黒江」は彼女に迫られることとなったのです。
こちらの「黒江くん」は、なかなか格好良い男子。
男子らのくだらん話には混ざらず、また彼女には好かれるだけの事をしていました。
(※どんなんかは内緒ね)
迫る「美兎」ちゃん」が実に可愛らしく、おっばいも大きく。
男性陣が憧れるだろう展開です。
105:「こじらせhorny doggy」
幼馴染み「野宮陸」に小さいころから恋していた「高垣小羽」
成長するにつれ、彼はどんどん格好良くなっていき…。
気持ちをこじらせた「小羽」は、彼の私物をネタにえっちな事をするようになっていたのでした。
その匂いで、独りえっちをし続けていたため…。
不意に近づいてきた彼がため~といった流れ。
わーははははははは。
ただ、まぁ…彼としては嬉しいこと、、、、ですかね?
びっくりするとは思う。
なお、「陸くん」はモテるとのことでしたが。
後半のやり取りでも、そうしたイケメンっぷりを見せてくれてました。
137:「(仮)初インモラリズム」
父親から再婚を聞かされた「藤崎知佳」
相手には、4つ上の連れ子「館林悠馬」がいたのですが…。
父子家庭であまり男性の耐性がない自分には厳しい、陽キャ男子だったのです。
前半のえっち妄想する「知佳ちゃん」が可愛い。
独りプレイしちゃうのはいいとして。
せめて皆寝静まった後とか、鍵かけるとかしなさいよ…。
こうした漫画のセオリーで、モロ出しを「悠馬くん」に目撃されていました。
わはははははは。
彼が軽めな陽キャ男子だったことが良かったか、はたまた悪かったか…。
うーん、彼はそんなイイ人には見えなかったなぁ。
ただ、途中で「おにいちゃん」とか呼ばせるくだりは良かったです。

※雨森真叶
169:「凹凸らぶもーしょん!」
友人に半ば無理やり登録されてしまった、マッチングアプリ。
さっそくコンタクトがあり、会うこととなってしまった「雨森真叶(あめもり・まなか)」でしたが…。
やって来たのは、幼馴染みの「霧島」だったのです。
タイトルの凹凸は、身長差がため。
彼が高身長、小さいヒロインというセオリーなカップルでした。
あ、背丈低いものの、Gカップとのこと。
うん、完璧ですね(笑)
冒頭では、定番の本だなシーンがあったりしたのですが…。
「真叶ちゃん」は、もう少しちんちくりんのが分かりやすかったかなー、って思いました。
私服とか、大人っぽくて素敵なんですよね。
なお、開始時点ではどっちかというとギスギスした関係で。
今回の1件がため、晴れてカップルになるというもの。
彼女モテそうなんで、その友人を巻き込んで早めに動いたのは良かったかも。
201:「レンタルアイドリーム」
地下アイドル「藤宮莉々花」を”人生最大の惜し”だとしていた「七瀬凌」
CD購入の特典・抽選にて、彼女との1日デート権を手に入れていたのでした。
デビュー以降、かなり頻繁に通っていたらしく。
彼女に、しっかり顔を覚えられていた「七瀬くん」
いいなぁ。
ただ、ネットでの適当な情報に翻弄されてしまった中盤はいただけない。
もうちょっと彼女を信じてあげなさいよ…。
まぁ、なんのかんの巧くいって何よりでした。
デート権はいいとして…。
普通、完全に2人きりにはなれなと思いましたが…どうでしょう。
地下アイドルだと、そんなんもあったりするのかな。
★★リンクほか ★★★
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト