■とらぶるBREAKER (とんぷう)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] 学園、探偵、
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「とんぷう」センセの「とらぶるBREAKER」です。
※探偵同好会「須藤優美」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
同キャラの1、2話ほどでお話が終了するタイプ。
大きな枠組みの全体ストーリーみたいなものはなく、収録の最終話もエンディング的なエピソードではありませんでした。
それがためか、センセもあとがきにて”ひとまずは一区切り”と書かれており…。
あるいは、今後また続きが描かれるかもしれない余地が残されていました。(※16年10月23日時点)
ジャンルは学園での探偵話。
そう言っても、学園で殺人事件ほか犯罪行為が頻繁に起こる訳もなく。
(※ちょろっとしたものならあります)
学生お悩み相談みたいな感覚。
言葉の響きそのまま、ライトミステリーという表現は最も近いかと思われます。
紹介帯にもそれっぽい表現にて書かれていましたが、売りの1つは多めなサービスカット。
だいたいパンチラくらいでした。
いちおうバストトップも描かれていて、直接行為も寸止めまでならありました。
年頃なためか、性的なものが事件に関わることもよく見られます。
次の絵柄ともども完成度高く、面白くはあるんですが…。
なんというか、もうひとパンチ足りない感じ。
読みたくなる、引っ張られる”コレ”という要素が欠けてるんですね。
詳しくは後述しますが、悪くないだけ勿体なく思いました。
しっかりとした線での作画。
白比率もあり、全体の色づきはそれなり。
濃淡は強く、描き込みはやや細かめという感じ。
コマ割りはそこそこ変化あって賑やか。
枠線もやはり強めですね。
原稿はとかく黒色が目立って、こってりとした印象。
なんというか、それがため少年漫画みたいな雰囲気がありました。
人物絵はふっくらスタイルで、黒目の大きい可愛らしいもの。
表情良く、動きのある絵も特に違和感なく、このあたりは良好。
目立つような乱れ・崩れもありません。
そう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。
白黒絵はそれよりプラス濃いめくらいです。
【 収録話 】 7話収録
大鳳学園・探偵同好会の部長にして唯一の部員でもある「須藤優美」
周囲からはあまり本気にされず、雑用などにも使われていましたが…。
2、3の事件を解決したことで、次第に依頼者が訪ねてくるようになるのでした。
かなり簡単ですが、おおむねそんなお話。
いわゆる問題可決モノ。
前述したように、基本的には1話内で解決にまで至ります。
(※最終エピソードのみ2話続き)
サービスシーンがポイントの漫画ではありますが、一般えっち系というほどでなく。
ソレによって、事件解決するタイプでもありません。
かと言って、複雑なトリックがあったり、機微を察してどうのこうの~、という推理メインな感じでもなく。
軽めのお悩み解決な学園漫画という風情ですわね。
良くも悪くも、そう構えて見るようなものではありません。
舞台は学園なのですが、よく見られる部活動漫画のような感じで。
場面はたいてい部室となっていて、授業シーンなどはほぼ描かれていません。
※左:笹山しのぶ、右:高梨頼子
彼女の推理の手助けをする道具が「おみくじチョコ」というお菓子。
昔の駄菓子屋にあった、透明ケースに入った一口チョコレートで、1つ30円で60個入り。
包装紙の裏にはおみくじが書いてあり。
そちらの文言を切っ掛けに、「優美ちゃん」がぱっと閃き解決に至る、というのが基本の流れ。
…うーん、これがよく分かんないんですね。
糖分が脳にいいのか?
それは特に神秘的な、神がかったようなことなく、普通のお菓子でした。
当の「優美ちゃん」曰く、
「事件を解決に導く私の秘密道具」
「ちょっとした切っ掛け程度」
とのことで、それなりに重要視はしているものの、必須でもないみたい。
他のチョコ、あるいは他のお菓子。
はたまた、それが無くなると閃かないのか…などは描写がなく、不明。
ある意味、チョコなんていかにも女学生的なアイテムだとは思いますが。
個人的には、いまいちピンときませんでした。
どうせなら…犯人と接触すると胸が敏感になるとか、まったく別人に変装して登場するとか、なんらかインパクトあるもののが良いように思いました。
すみません、あともう1点。
話の進行がやはり探偵1名だけでは、どうにも締まらないように感じました。
お笑いでのボケ・ツッコミと同じく、やはり2名での行動・掛け合いがあれば、見栄えもお話的にもより良かったのではないでしょうか。
(※後半では1話目の「高梨頼子」ちゃんが共に行動してました)
部室での掛け合いなど、いちおう「狐門先生」がそれっぽかったんですが。
相方としては、やっぱり女の子2人のが絵的にいいのでは。
主人公「優美ちゃん」は活動的で、かつ頭脳労働の担当でもあるので…。
読者を混乱させる間違い役(※金田一シリーズの「等々力警部」みたいな)か、ネタを与える情報通みたいな娘がいいのかな。
んでもって、2人してピンチになったところを、先生が助けたりして。
2時間サスペンスの見過ぎか。
それでは簡単に各話について。
1話目は眼鏡が可愛い「高梨頼子」
彼氏「速水健介」の浮気調査というのが依頼内容でした。
しかし、皆が「健介くん」の彼女として認識していたのは「笹山しのぶ」というまったく別の女性。
さて、これはどうしたことか??というお話。
初回であるためか、掴みのギリギリえっち描写があります。
また、こちらのヒロイン「頼子」・「しのぶ」の2人は後のエピソードにも顔を出すので覚えておきましょう。
2話目は水泳部「新城なぎさ」
更衣室から下着を盗まれ、その調査。
学園女子らは主人公「優美ちゃん」ほか膝上のミニスカートなのですが。
そんな中でのノーパンは凄い。
ちょっと屈んだらまる見えだぞ。
初回依頼時はあっさり発見されたのですが、再度盗られた際にはほぼ密室状態。
そんな不可思議な感じなのですが…動機とかちょっと弱いかなぁ、という感じです。
3話目は不良連中をボコボコにしていた謎のヒーローの正体を暴いて欲しいというもの。
依頼してきた「広井まどか」も以前助けられた経験があり、そのお礼をしたいという動機から。
ただ、どうにも手がかりがないため、ここはおびき出す作戦を取るのでした。
なんだか…治安の悪い地域ですわね。
このエピソードは依頼者、ヒロインは無論のこと「優美ちゃん」の存在も霞ませてしまうような活躍をとあるキャラがするのでお楽しみに。
彼女いいですね。
4話目は友人「綾瀬香里」・「南志穂」らも遭遇した、トイレに出るお化けの話。
とりあえずの調査ではなにも分からず。
オカルト研究会の「後藤摩耶」、「新倉麗」、「古林千秋」らに協力をもらうのでした。
そっち関係なので、やはり”新倉”ですよねー。
お話的には2話目と近い感じでした。
5話目はちらほら顔見せていた保健医「五十嵐薫」の紹介。
貧乳だと彼氏「鴻上タクミ」から言われてしまった「豊郷茜」
彼の趣味から、自分に不満があるのでは、と考えた彼女からの相談でした。
まぁ、途端に巨乳にできる訳もなく、最終エピソード前の軽いお話。
「頼子ちゃん」が再登場し、3話での話題などありました。
※調査中の「優美ちゃん」
単行本でのラスト6、7話は2話にまたがるそれらしいエピソード。
仕掛けられていた隠しカメラを発見した「優美ちゃん」
さっそくその犯人探しをすることとなるのでした。
こちらでも「頼子ちゃん」が協力しており、2人して行動しています。
仕掛けられていたのが園芸部の鉢植えだったので、園芸部「立花彩香」を皮切りに、日付の関係でオカルト研究会、カメラということでロボット研究会「小河原肇」などを調査。
もう少し続いてたら、こうした面々が再登場したのかなぁ。
ただ、コレという情報はなく。
事件は最終話まで続くこととなるのでした。
詳細は伏せますが、「優美ちゃん」のバニー姿が見れるので、お楽しみに。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「とんぷう」センセでした。
こちらが3冊目くらいでしょうか。
ひでるさんは今回が初見です。
好みな絵柄。お話で、なかなか良かったです。
ただ、できればもう少しシリアスな感じが欲しかったかなぁ。
学校の部活動では、こんなものかもしれませんが。
購入時は、えっちで事件解決~みたいな、もっとはっちゃけた漫画を想像していたんですけどね(笑)
それにしては、サービスカットも軽めだったかな。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] 学園、探偵、
・構成 : 7話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「とんぷう」センセの「とらぶるBREAKER」です。
※探偵同好会「須藤優美」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
同キャラの1、2話ほどでお話が終了するタイプ。
大きな枠組みの全体ストーリーみたいなものはなく、収録の最終話もエンディング的なエピソードではありませんでした。
それがためか、センセもあとがきにて”ひとまずは一区切り”と書かれており…。
あるいは、今後また続きが描かれるかもしれない余地が残されていました。(※16年10月23日時点)
ジャンルは学園での探偵話。
そう言っても、学園で殺人事件ほか犯罪行為が頻繁に起こる訳もなく。
(※ちょろっとしたものならあります)
学生お悩み相談みたいな感覚。
言葉の響きそのまま、ライトミステリーという表現は最も近いかと思われます。
紹介帯にもそれっぽい表現にて書かれていましたが、売りの1つは多めなサービスカット。
だいたいパンチラくらいでした。
いちおうバストトップも描かれていて、直接行為も寸止めまでならありました。
年頃なためか、性的なものが事件に関わることもよく見られます。
次の絵柄ともども完成度高く、面白くはあるんですが…。
なんというか、もうひとパンチ足りない感じ。
読みたくなる、引っ張られる”コレ”という要素が欠けてるんですね。
詳しくは後述しますが、悪くないだけ勿体なく思いました。
しっかりとした線での作画。
白比率もあり、全体の色づきはそれなり。
濃淡は強く、描き込みはやや細かめという感じ。
コマ割りはそこそこ変化あって賑やか。
枠線もやはり強めですね。
原稿はとかく黒色が目立って、こってりとした印象。
なんというか、それがため少年漫画みたいな雰囲気がありました。
人物絵はふっくらスタイルで、黒目の大きい可愛らしいもの。
表情良く、動きのある絵も特に違和感なく、このあたりは良好。
目立つような乱れ・崩れもありません。
そう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。
白黒絵はそれよりプラス濃いめくらいです。
【 収録話 】 7話収録
大鳳学園・探偵同好会の部長にして唯一の部員でもある「須藤優美」
周囲からはあまり本気にされず、雑用などにも使われていましたが…。
2、3の事件を解決したことで、次第に依頼者が訪ねてくるようになるのでした。
かなり簡単ですが、おおむねそんなお話。
いわゆる問題可決モノ。
前述したように、基本的には1話内で解決にまで至ります。
(※最終エピソードのみ2話続き)
サービスシーンがポイントの漫画ではありますが、一般えっち系というほどでなく。
ソレによって、事件解決するタイプでもありません。
かと言って、複雑なトリックがあったり、機微を察してどうのこうの~、という推理メインな感じでもなく。
軽めのお悩み解決な学園漫画という風情ですわね。
良くも悪くも、そう構えて見るようなものではありません。
舞台は学園なのですが、よく見られる部活動漫画のような感じで。
場面はたいてい部室となっていて、授業シーンなどはほぼ描かれていません。
※左:笹山しのぶ、右:高梨頼子
彼女の推理の手助けをする道具が「おみくじチョコ」というお菓子。
昔の駄菓子屋にあった、透明ケースに入った一口チョコレートで、1つ30円で60個入り。
包装紙の裏にはおみくじが書いてあり。
そちらの文言を切っ掛けに、「優美ちゃん」がぱっと閃き解決に至る、というのが基本の流れ。
…うーん、これがよく分かんないんですね。
糖分が脳にいいのか?
それは特に神秘的な、神がかったようなことなく、普通のお菓子でした。
当の「優美ちゃん」曰く、
「事件を解決に導く私の秘密道具」
「ちょっとした切っ掛け程度」
とのことで、それなりに重要視はしているものの、必須でもないみたい。
他のチョコ、あるいは他のお菓子。
はたまた、それが無くなると閃かないのか…などは描写がなく、不明。
ある意味、チョコなんていかにも女学生的なアイテムだとは思いますが。
個人的には、いまいちピンときませんでした。
どうせなら…犯人と接触すると胸が敏感になるとか、まったく別人に変装して登場するとか、なんらかインパクトあるもののが良いように思いました。
すみません、あともう1点。
話の進行がやはり探偵1名だけでは、どうにも締まらないように感じました。
お笑いでのボケ・ツッコミと同じく、やはり2名での行動・掛け合いがあれば、見栄えもお話的にもより良かったのではないでしょうか。
(※後半では1話目の「高梨頼子」ちゃんが共に行動してました)
部室での掛け合いなど、いちおう「狐門先生」がそれっぽかったんですが。
相方としては、やっぱり女の子2人のが絵的にいいのでは。
主人公「優美ちゃん」は活動的で、かつ頭脳労働の担当でもあるので…。
読者を混乱させる間違い役(※金田一シリーズの「等々力警部」みたいな)か、ネタを与える情報通みたいな娘がいいのかな。
んでもって、2人してピンチになったところを、先生が助けたりして。
2時間サスペンスの見過ぎか。
それでは簡単に各話について。
1話目は眼鏡が可愛い「高梨頼子」
彼氏「速水健介」の浮気調査というのが依頼内容でした。
しかし、皆が「健介くん」の彼女として認識していたのは「笹山しのぶ」というまったく別の女性。
さて、これはどうしたことか??というお話。
初回であるためか、掴みのギリギリえっち描写があります。
また、こちらのヒロイン「頼子」・「しのぶ」の2人は後のエピソードにも顔を出すので覚えておきましょう。
2話目は水泳部「新城なぎさ」
更衣室から下着を盗まれ、その調査。
学園女子らは主人公「優美ちゃん」ほか膝上のミニスカートなのですが。
そんな中でのノーパンは凄い。
ちょっと屈んだらまる見えだぞ。
初回依頼時はあっさり発見されたのですが、再度盗られた際にはほぼ密室状態。
そんな不可思議な感じなのですが…動機とかちょっと弱いかなぁ、という感じです。
3話目は不良連中をボコボコにしていた謎のヒーローの正体を暴いて欲しいというもの。
依頼してきた「広井まどか」も以前助けられた経験があり、そのお礼をしたいという動機から。
ただ、どうにも手がかりがないため、ここはおびき出す作戦を取るのでした。
なんだか…治安の悪い地域ですわね。
このエピソードは依頼者、ヒロインは無論のこと「優美ちゃん」の存在も霞ませてしまうような活躍をとあるキャラがするのでお楽しみに。
彼女いいですね。
4話目は友人「綾瀬香里」・「南志穂」らも遭遇した、トイレに出るお化けの話。
とりあえずの調査ではなにも分からず。
オカルト研究会の「後藤摩耶」、「新倉麗」、「古林千秋」らに協力をもらうのでした。
そっち関係なので、やはり”新倉”ですよねー。
お話的には2話目と近い感じでした。
5話目はちらほら顔見せていた保健医「五十嵐薫」の紹介。
貧乳だと彼氏「鴻上タクミ」から言われてしまった「豊郷茜」
彼の趣味から、自分に不満があるのでは、と考えた彼女からの相談でした。
まぁ、途端に巨乳にできる訳もなく、最終エピソード前の軽いお話。
「頼子ちゃん」が再登場し、3話での話題などありました。
※調査中の「優美ちゃん」
単行本でのラスト6、7話は2話にまたがるそれらしいエピソード。
仕掛けられていた隠しカメラを発見した「優美ちゃん」
さっそくその犯人探しをすることとなるのでした。
こちらでも「頼子ちゃん」が協力しており、2人して行動しています。
仕掛けられていたのが園芸部の鉢植えだったので、園芸部「立花彩香」を皮切りに、日付の関係でオカルト研究会、カメラということでロボット研究会「小河原肇」などを調査。
もう少し続いてたら、こうした面々が再登場したのかなぁ。
ただ、コレという情報はなく。
事件は最終話まで続くこととなるのでした。
詳細は伏せますが、「優美ちゃん」のバニー姿が見れるので、お楽しみに。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「とんぷう」センセでした。
こちらが3冊目くらいでしょうか。
ひでるさんは今回が初見です。
好みな絵柄。お話で、なかなか良かったです。
ただ、できればもう少しシリアスな感じが欲しかったかなぁ。
学校の部活動では、こんなものかもしれませんが。
購入時は、えっちで事件解決~みたいな、もっとはっちゃけた漫画を想像していたんですけどね(笑)
それにしては、サービスカットも軽めだったかな。
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