■ホントはHしてみたい (くまのとおる)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ショートカット、コメディー
・構成 : 短編×10話(うち、「オンナノコする?」×2)
・おまけ: カバー裏にあとがき・別絵、描き下ろし「ゴホウビタイム」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くまのとおる」センセの「ホントはHしてみたい」です。
※双子「るい」・「ゆい」
【 構成・絵柄 】
収録は短編と描き下ろし。
描き下ろしは後日談漫画で、シチュエーション異なるえっちシーンが楽しめます。
ジャンルはラブコメ。
一部コメディーが強いものもありました。
ほぼカップルでの初体験話で、初々しく緊張感あるところがポイント。
プレイ・お話どちらにも変な偏りはなく。
安心して楽しく読める作品群でした。
正直なところ、そう目立つ作品はなかったものの、全てにおいて高い完成度です。
なお、登場ヒロインはショートッカットな娘さんばかり。
そんなんがお好きな方らもオススメです。
スッキリとした丁寧な線での作画。
濃淡・全体の色づきは適度なくらい。
描き込みはそう細かくなかったものの、不足感はありません。
このあたりのあっさり気味なタッチが、成年漫画っぽくない雰囲気になっていたと思います。
ただし、好みによって良し悪しかも。
コマ割りは中小で複雑さはなく、枠間も確保されていました。
そこそこ白比率あり、枠内の収まりも良く。
原稿は見易くまとまっています。
表情や動きある絵も優れていて、表現にも引っ掛かるところなく。
背景・小物なども全体と合い、よくまとまってます。
人物絵は細身なスタイル。
ぱっちり目ではなく、横長でやや半開きっぽい様が独特でした。
派手さには欠け、一部バランス面に独特なところもあり。
先のタッチ面と同じく、人によって好みが分かれる部分でしょう。
↓表紙などカラー絵はやや異なり、白黒絵の良さが発揮されていません。
できれば「S2COMIX」などで立ち読みチェックするのをオススメします。
【 収録話 】 10話収録
007:「ルイトモ」
カメラが趣味の「原田」くん。
しかし、スマホにカメラは当然という今では、同好の士は見つからず。
寂しさを感じていたところ、カメラ店で同じ学校に通う「槇野」さんと鉢合わせたのでした。
ベリーショートという髪型で、さっぱりとした服装の「槇野さん」は裏表紙左の娘。
彼女とは名前を知っている程度の関係。
誰に対しても素っ気なく、
「一緒に何か撮りにいかない?」
そう店頭で誘われた際には、やや引き気味でさえありましたが。
同じ趣味な彼と関係近くなるにつれ、目に見えて可愛らしくなっていく様がお楽しみいただけます。
酔っぱらった「槇野さん」がまたキュートなので必見。
まさか彼女からお誘いあるとは、「原田くん」ともども驚きでした。
まぁ、成年漫画なんですけどね。
あーまでした彼女が、オチではやや元に戻っているところがまた素敵。
「原田くん」頑張んなさい。
029:「ふたりのヒミツ」
双子「るい」・「ゆい」の姉弟な近親話。
よくある感覚共有ネタなのですが、この2人は相手の見た夢が直接共有されている強いもの。
確かに思春期だとややこしいですわね。
男子の夢なんてそんなんばかりでしょうから。
顔だけでなく、髪型までそっくりな2人は目次絵でカラーが見れます。
後日談みたいな雰囲気で色々妄想できますね。
とりあえず何事もなかった2人なんですが。
うっかり、「ゆいちゃん」の全裸を目撃してしまったのがトリガーです。
(※ただし、それも裸見てそのまま~でないのはなんだかリアル)
そんなこんなでの夜中の鉢合わせシーンが非常に良かったですよ。
※左:槇野さん、右:ユキさん
049:「屋上スクールデイト」
よく屋上で独りの時間を楽しんでいた「新條ユキ」
そこに、同じく人付き合いを苦手としていた「前山タツヤ」がやってきたのでした。
「ユキさん」は裏表紙中央。
ベリーショートで凛々しい雰囲気の美人さんです。
こちらの切っ掛けとしては、冒頭話「ルイトモ」と似た感じ。
「タツヤくん」は人間(特に女性)を苦手としているんですが、「ユキさん」の症状は彼ほど深刻なものではないらしく。
台詞にもあったように、ああした付き合いが”面倒”なだけなのでしょう。
そのため、後輩でそのあたりをわきまえているだろう彼は、相手として良かったのかもしれません。
屋上サッパリとしたえっち展開。
ラブラブでなだれ込むより、2人のタイプに合ってる流れでした。
069:「トモダチよりも…」
「ヒロ」を含めた友人4人での部屋飲み。
これまで、浮いた話はなかった「ヒロ」に告白された経験があると知った「アキ」
荒れてそのまま酔い潰れてしまったのでした。
眼鏡の「アキさん」はカバー裏右。
既におっぱい出てるそちらと違い、本編ではより女子っぽさが薄く。
ううむ、色気ないなぁ。
ある意味、男連中との飲み会に参加するに相応しい恰好なのかもしれませんが。
そうした中、お互い好意を持っていた「アキ」・「ヒロ」は友人らのサポートもあって切っ掛けを得て、えっちに至るのでした。
ぎこちない「アキさん」のリアクションが楽しい。
やはり脱ぐと断然女性っぽく見えるから不思議ですね。
089:「ホントのキモチ」
告白してクラスメイト「川井紀子」と付き合うようになっていた「松田」
頼み事を基本嫌とは言えない彼女を見ていて、ふと自分の告白にも不安をもってしまうのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
多くのヒロインを押しのけ、↓表紙を単独で飾ることとなったのは「川井さん」でした。
あとがきを見る限り、センセのお好きな色が濃く出たエピソードみたい。
単行本タイトルもこちらに近い感じですからね。
ショートカットの「川井さん」は、大人しくあまり表情を変えない女性。
2人の場面を見ていても、おおむね「松田くん」が話しかけている感じでした。
彼がああした感覚になるのも、無理からぬところなのでしょう。
このカップルが良かったのは、そんな気持ちを彼が素直に伝えた点。
えっちの切っ掛けとなっていました。
よかったわね。
オチでの「川井さん」がまたやたらキュートなので、最後まで必見。
109:「面倒みてもらっても?」
美人で面倒見も良く、生徒からの信頼が厚い教師「春日夕美」
しかし、家ではだらけ放題で、ロクに家事も片付けもせず。
その従弟で部屋に居候している「立花太一」がその面倒を見ていたのでした。
とくに稼ぎもなく、居候させてもらっている身なのだから、家事は彼がやるべきかな。
自由になる時間も教師の「夕美さん」よりはあるだろうし。
ビール片手にした部屋着は思春期の男子には何かと我慢が多そう。
えっちへの切っ掛けは、何気にない会話で彼が嫉妬心を見せたため。
漫画の視点は「太一くん」なのですが、「夕美さん」の視点ではああ見えて結構じっくりタイミングを計っていたのかもしれませんね。
学校では生徒という立場をキッチリわきまえていた「太一くん」だったので。
ここは逆に校内でえっち仕掛けてもらいたいなぁ。
なお、教師「夕美さん」はあとがき部分を担当してます。
129:「オンナノコする?」
193:「ゴホウビタイム」 描き下ろし
赤点で再試験となってしまった「長嶺武」
部活の主将である彼は次も同じような結果となる訳にはいかず。
幼馴染みで成績優秀な「涼」に勉強を見てもらうべく彼女の家を訪ねたのでした。
ショートカットで男の子っぽい様が可愛い「涼ちゃん」は中扉でカラーが見れます。
そちらでも描かれていましたが、雰囲気そのまま色気ない下着がいかにも合っていて好き。
冒頭ではそんな彼女の独りえっちが描かれているんですが。
成年漫画のセオリーと違い、いちおう鉢合わせることはありませんでした。
ただ、本来は自らの想いをそう簡単には口にしないだろう「涼ちゃん」が告白する切っ掛けとなっていました。
直前でちょっと冷静になったところがまたキュート。
初々しくていいなぁ。
描き下ろし「ゴホウビタイム」は2人の後日談。
すっかり慣れてきている「涼ちゃん」が素敵でした。
いそいそと下着下ろすコマが好き。
※左:涼ちゃん、右:霊能カウンセラー見習い「麻宮まこと」
149:「成仏しましょ!」
169:「動物園のお仕事」
あとがきによると、こちらの2話が1、2作目の様子。
確かに他と違うテンションで、コメディー色の強い作品に仕上がっていました。
未経験で亡くなったため、成仏できずに彷徨っていた霊「須藤進介」
そんな彼の前に、”霊能カウンセラー見習い”という「麻宮まこと」が現れたのでした。
前者「成仏しましょ!」はそうしたお話。
誰にも認識されなかった霊「進介くん」
しかし、「まことさん」は見習いながらもコミュニケーションが取れるだけでなく、触れることも出来。
まだ経験浅い彼女は「進介くん」の切実(笑)な訴えにえっちを承諾してしまうのでした。
シヨートカットが可愛い「まことさん」
巫女服が良いですね。
彼女はカバー裏にも描かれているんですが…ぶっちゃけ、そっちの絵のがいい感じ。
前後のお話が気になります。
オチはドがつくコメディー調でした。
続いて後者「動物園のお仕事」
個人経営で、従業員は2人だけという小さな動物園。
そちらの熊は仲良いものの、園内で育ったためか”子供がどうできるかわかっていない”ようで。
「羽澄千鶴」の提案を受けた園長は早速実践することとしたのでした。
前話よりもコメディーちっく。
各話のヒロインは、単行本のどちらかに描かれているんですが…「千鶴さん」だけはどこにも見当たらず、なんだか気の毒。
本能的なものなので、普通は勝手に交尾するものでしょうけれど。
果たして、人間のソレが動物に伝わるものかな?
まぁ、漫画なんですけどね。
作業服姿の「千鶴さん」が可愛かったので…えっち前に脱いで準備万端となってしまったのがやや残念。
脱がせたかったなぁ。
「姿勢も正しく~」は、実にいい方便だと思います。
しかし、個人経営で熊からライオンまでおり、経営大変そう。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「くまのとおる」センセでした。
こちらが5冊目の単行本でいいのかな?
初の成年コミックスおめでとうございます!
さすがの完成度でした。
個人的には、いかにも成年っぽくない雰囲気がお気に入り。
ヒロインの空気感というか、テンションが好みでした。
個人的には「ルイトモ」の「槇野さん」、「オンナノコする?」の「涼ちゃん」ですね。
後日談での「涼ちゃん」がまた魅力的だったので、本編と違って慣れた「槇野さん」も見たいです。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ショートカット、コメディー
・構成 : 短編×10話(うち、「オンナノコする?」×2)
・おまけ: カバー裏にあとがき・別絵、描き下ろし「ゴホウビタイム」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くまのとおる」センセの「ホントはHしてみたい」です。
※双子「るい」・「ゆい」
【 構成・絵柄 】
収録は短編と描き下ろし。
描き下ろしは後日談漫画で、シチュエーション異なるえっちシーンが楽しめます。
ジャンルはラブコメ。
一部コメディーが強いものもありました。
ほぼカップルでの初体験話で、初々しく緊張感あるところがポイント。
プレイ・お話どちらにも変な偏りはなく。
安心して楽しく読める作品群でした。
正直なところ、そう目立つ作品はなかったものの、全てにおいて高い完成度です。
なお、登場ヒロインはショートッカットな娘さんばかり。
そんなんがお好きな方らもオススメです。
スッキリとした丁寧な線での作画。
濃淡・全体の色づきは適度なくらい。
描き込みはそう細かくなかったものの、不足感はありません。
このあたりのあっさり気味なタッチが、成年漫画っぽくない雰囲気になっていたと思います。
ただし、好みによって良し悪しかも。
コマ割りは中小で複雑さはなく、枠間も確保されていました。
そこそこ白比率あり、枠内の収まりも良く。
原稿は見易くまとまっています。
表情や動きある絵も優れていて、表現にも引っ掛かるところなく。
背景・小物なども全体と合い、よくまとまってます。
人物絵は細身なスタイル。
ぱっちり目ではなく、横長でやや半開きっぽい様が独特でした。
派手さには欠け、一部バランス面に独特なところもあり。
先のタッチ面と同じく、人によって好みが分かれる部分でしょう。
↓表紙などカラー絵はやや異なり、白黒絵の良さが発揮されていません。
できれば「S2COMIX」などで立ち読みチェックするのをオススメします。
【 収録話 】 10話収録
007:「ルイトモ」
カメラが趣味の「原田」くん。
しかし、スマホにカメラは当然という今では、同好の士は見つからず。
寂しさを感じていたところ、カメラ店で同じ学校に通う「槇野」さんと鉢合わせたのでした。
ベリーショートという髪型で、さっぱりとした服装の「槇野さん」は裏表紙左の娘。
彼女とは名前を知っている程度の関係。
誰に対しても素っ気なく、
「一緒に何か撮りにいかない?」
そう店頭で誘われた際には、やや引き気味でさえありましたが。
同じ趣味な彼と関係近くなるにつれ、目に見えて可愛らしくなっていく様がお楽しみいただけます。
酔っぱらった「槇野さん」がまたキュートなので必見。
まさか彼女からお誘いあるとは、「原田くん」ともども驚きでした。
まぁ、成年漫画なんですけどね。
あーまでした彼女が、オチではやや元に戻っているところがまた素敵。
「原田くん」頑張んなさい。
029:「ふたりのヒミツ」
双子「るい」・「ゆい」の姉弟な近親話。
よくある感覚共有ネタなのですが、この2人は相手の見た夢が直接共有されている強いもの。
確かに思春期だとややこしいですわね。
男子の夢なんてそんなんばかりでしょうから。
顔だけでなく、髪型までそっくりな2人は目次絵でカラーが見れます。
後日談みたいな雰囲気で色々妄想できますね。
とりあえず何事もなかった2人なんですが。
うっかり、「ゆいちゃん」の全裸を目撃してしまったのがトリガーです。
(※ただし、それも裸見てそのまま~でないのはなんだかリアル)
そんなこんなでの夜中の鉢合わせシーンが非常に良かったですよ。
※左:槇野さん、右:ユキさん
049:「屋上スクールデイト」
よく屋上で独りの時間を楽しんでいた「新條ユキ」
そこに、同じく人付き合いを苦手としていた「前山タツヤ」がやってきたのでした。
「ユキさん」は裏表紙中央。
ベリーショートで凛々しい雰囲気の美人さんです。
こちらの切っ掛けとしては、冒頭話「ルイトモ」と似た感じ。
「タツヤくん」は人間(特に女性)を苦手としているんですが、「ユキさん」の症状は彼ほど深刻なものではないらしく。
台詞にもあったように、ああした付き合いが”面倒”なだけなのでしょう。
そのため、後輩でそのあたりをわきまえているだろう彼は、相手として良かったのかもしれません。
屋上サッパリとしたえっち展開。
ラブラブでなだれ込むより、2人のタイプに合ってる流れでした。
069:「トモダチよりも…」
「ヒロ」を含めた友人4人での部屋飲み。
これまで、浮いた話はなかった「ヒロ」に告白された経験があると知った「アキ」
荒れてそのまま酔い潰れてしまったのでした。
眼鏡の「アキさん」はカバー裏右。
既におっぱい出てるそちらと違い、本編ではより女子っぽさが薄く。
ううむ、色気ないなぁ。
ある意味、男連中との飲み会に参加するに相応しい恰好なのかもしれませんが。
そうした中、お互い好意を持っていた「アキ」・「ヒロ」は友人らのサポートもあって切っ掛けを得て、えっちに至るのでした。
ぎこちない「アキさん」のリアクションが楽しい。
やはり脱ぐと断然女性っぽく見えるから不思議ですね。
089:「ホントのキモチ」
告白してクラスメイト「川井紀子」と付き合うようになっていた「松田」
頼み事を基本嫌とは言えない彼女を見ていて、ふと自分の告白にも不安をもってしまうのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
多くのヒロインを押しのけ、↓表紙を単独で飾ることとなったのは「川井さん」でした。
あとがきを見る限り、センセのお好きな色が濃く出たエピソードみたい。
単行本タイトルもこちらに近い感じですからね。
ショートカットの「川井さん」は、大人しくあまり表情を変えない女性。
2人の場面を見ていても、おおむね「松田くん」が話しかけている感じでした。
彼がああした感覚になるのも、無理からぬところなのでしょう。
このカップルが良かったのは、そんな気持ちを彼が素直に伝えた点。
えっちの切っ掛けとなっていました。
よかったわね。
オチでの「川井さん」がまたやたらキュートなので、最後まで必見。
109:「面倒みてもらっても?」
美人で面倒見も良く、生徒からの信頼が厚い教師「春日夕美」
しかし、家ではだらけ放題で、ロクに家事も片付けもせず。
その従弟で部屋に居候している「立花太一」がその面倒を見ていたのでした。
とくに稼ぎもなく、居候させてもらっている身なのだから、家事は彼がやるべきかな。
自由になる時間も教師の「夕美さん」よりはあるだろうし。
ビール片手にした部屋着は思春期の男子には何かと我慢が多そう。
えっちへの切っ掛けは、何気にない会話で彼が嫉妬心を見せたため。
漫画の視点は「太一くん」なのですが、「夕美さん」の視点ではああ見えて結構じっくりタイミングを計っていたのかもしれませんね。
学校では生徒という立場をキッチリわきまえていた「太一くん」だったので。
ここは逆に校内でえっち仕掛けてもらいたいなぁ。
なお、教師「夕美さん」はあとがき部分を担当してます。
129:「オンナノコする?」
193:「ゴホウビタイム」 描き下ろし
赤点で再試験となってしまった「長嶺武」
部活の主将である彼は次も同じような結果となる訳にはいかず。
幼馴染みで成績優秀な「涼」に勉強を見てもらうべく彼女の家を訪ねたのでした。
ショートカットで男の子っぽい様が可愛い「涼ちゃん」は中扉でカラーが見れます。
そちらでも描かれていましたが、雰囲気そのまま色気ない下着がいかにも合っていて好き。
冒頭ではそんな彼女の独りえっちが描かれているんですが。
成年漫画のセオリーと違い、いちおう鉢合わせることはありませんでした。
ただ、本来は自らの想いをそう簡単には口にしないだろう「涼ちゃん」が告白する切っ掛けとなっていました。
直前でちょっと冷静になったところがまたキュート。
初々しくていいなぁ。
描き下ろし「ゴホウビタイム」は2人の後日談。
すっかり慣れてきている「涼ちゃん」が素敵でした。
いそいそと下着下ろすコマが好き。
※左:涼ちゃん、右:霊能カウンセラー見習い「麻宮まこと」
149:「成仏しましょ!」
169:「動物園のお仕事」
あとがきによると、こちらの2話が1、2作目の様子。
確かに他と違うテンションで、コメディー色の強い作品に仕上がっていました。
未経験で亡くなったため、成仏できずに彷徨っていた霊「須藤進介」
そんな彼の前に、”霊能カウンセラー見習い”という「麻宮まこと」が現れたのでした。
前者「成仏しましょ!」はそうしたお話。
誰にも認識されなかった霊「進介くん」
しかし、「まことさん」は見習いながらもコミュニケーションが取れるだけでなく、触れることも出来。
まだ経験浅い彼女は「進介くん」の切実(笑)な訴えにえっちを承諾してしまうのでした。
シヨートカットが可愛い「まことさん」
巫女服が良いですね。
彼女はカバー裏にも描かれているんですが…ぶっちゃけ、そっちの絵のがいい感じ。
前後のお話が気になります。
オチはドがつくコメディー調でした。
続いて後者「動物園のお仕事」
個人経営で、従業員は2人だけという小さな動物園。
そちらの熊は仲良いものの、園内で育ったためか”子供がどうできるかわかっていない”ようで。
「羽澄千鶴」の提案を受けた園長は早速実践することとしたのでした。
前話よりもコメディーちっく。
各話のヒロインは、単行本のどちらかに描かれているんですが…「千鶴さん」だけはどこにも見当たらず、なんだか気の毒。
本能的なものなので、普通は勝手に交尾するものでしょうけれど。
果たして、人間のソレが動物に伝わるものかな?
まぁ、漫画なんですけどね。
作業服姿の「千鶴さん」が可愛かったので…えっち前に脱いで準備万端となってしまったのがやや残念。
脱がせたかったなぁ。
「姿勢も正しく~」は、実にいい方便だと思います。
しかし、個人経営で熊からライオンまでおり、経営大変そう。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「くまのとおる」センセでした。
こちらが5冊目の単行本でいいのかな?
初の成年コミックスおめでとうございます!
さすがの完成度でした。
個人的には、いかにも成年っぽくない雰囲気がお気に入り。
ヒロインの空気感というか、テンションが好みでした。
個人的には「ルイトモ」の「槇野さん」、「オンナノコする?」の「涼ちゃん」ですね。
後日談での「涼ちゃん」がまた魅力的だったので、本編と違って慣れた「槇野さん」も見たいです。
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