■真昼の奥様と夕暮れのお嬢様 (月岡麗太朗)
★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ビジネス、人妻
・構成 : 短編×9
・おまけ:
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「月岡麗太朗(つきおか・れいたろう)」センセの「真昼の奥様と夕暮れのお嬢様」です。
※左:人妻「さやかさん」、右:蓮さん
【 構成・絵柄 】
全て短編での構成。
お話は色々な業務でのえっちストーリーという感じ。
タイトルそのまま、人妻ヒロインもちらほらおりました。
ラブコメちっくなものや、ミステリアスなエピソードもあり、いかにもという感じの短編集。
やや展開が早いかな。
悪くはないものの、ストーリーで牽引するほどではありません。
よくある一般えっち単行本ですね。
あまり軽々しくもなく、かと言って重くはなく、というくらいのお話群が楽しめるでしょう。
悪く言えば、コレというポイントには欠けていると思いました。
丁寧な線でのすっきり絵柄。
描き込みは適度で、濃淡はやや淡いくらい。
あまりド派手な描写なく、メリハリもあって見易く仕上がっていた印象です。
収録のうち、短編「マイルーム」から2010年の原稿となります。
それ以前は06、07年と、結構差がありました。
もともとお上手な方で、そう極端な落差はありません。
バランスとか表現などの安定感が増したかなー。
単行本の構成で、たいていは後半になるにつれて古い原稿になるものですが。
こちらは逆で、心なしかだんだん見慣れていくような印象がありました。
いいですね。
無論、原稿の古いものも見辛さがないという前提があるんですけれど。
人妻を冠としていますが、ヒロインは可愛らしい系統。
あまり期待し過ぎるのは危険でしょう。
ただ、ちょっとツリ目くらいなキャラのがお似合いで、正位置で見える↓表紙・裏表紙の絵はややイメージ違い。
↓表紙ではパンスト破けたお姉さんのがそれっぽいかと思います。
【 収録話 】 9話収録
005:「悶揉ワイフ」
人妻「さやか」さんがマッサージ店での男性とえっちしてしまう展開。
切っ掛けとしてはよくあるもの。
ただ、このお話のポイントは、中盤にあった旦那との会話かなー。
頑張らないといけませんね。
しかし、店員がお客さん喰っちゃうのはダメよ。
プロじゃないですね。
※美紗さん
025:「魅惑のエアポケット」
スチュワーデスさんとのえっち話。
エアポケットのネタが可笑しい。
つい前話ではプロ意識が欠如していると思いましたが、こちらは逆。
飛行機が苦手な主人公のため、文字通り身体を張っておりました。
ちょっとツリ目の可愛らしい娘ですね。
でも、いかに周囲が寝静まってるとはいえ、あの場でシテたら相当に目立つと思います。
047:「Rear Window」
骨折して入院した「田口勝」
部屋の窓からは隣の部屋が丸見えだったんですが、。そこには美人な女性が住んでいたのです。
まぁ、窓の配置がぴったり合っていて、同級生の男女であればいわゆる”ラブコメ距離”なんですが。
普通、建てる際にはズラすものですけどね。
これは一方が病院なので、より違和感。
ヒロインの行動もいまいちよく分からないものでした。
069:「ウサギ美味し」
コンパニオンな彼女「蓮」は仕事でバニーの格好をすることとなったんですが。
そのパーティーは、彼氏「清隆」の会社が主催だったのです。
美人な彼女で羨ましいですね。
ただ、えっちに繋がる中盤のくだりがイマイチ。
まず、「蓮ちゃん」はああいうケースでもっと巧く対処すべき。
続いて「清隆くん」も、あーまで取り乱した彼女を察してあげるべきでしょう。
お互いあーならば、やっぱり仕事は考えた方が良さそうね。
091:「幽陰の女」
森で迷ってしまった主人公。
ようやく民家を発見して助けを求めたんですが…どうにも怪しげな雰囲気なのでした。
収録の中で毛色がガラリと異なるミステリアスなエピソード。
お面というのは、ちょっとおっかないですよね。
出迎えた老婆も含めて不気味さでいっぱいなんですけど、給仕などに出て来る女性らは揃って美人なのでした。
さあ、どうする!?みたいな(笑)
結局のところ詳細は語られないんですけど、それでいいと思います。
ただ、全体的な色彩をもう少し暗くしたほうが、もっと雰囲気出たのではないかなぁ。
111:「マイルーム」
営業「大泉」が担当した女の子「竹内」の希望は”水圧の強いシャワー”でした。
妙な条件でしたが、彼女にはまた深い事情があったのです。
うーん、結局水圧どうのこうのは冒頭だけでほったらかしでしたね。
えっちへの流れも早すぎ。
なお、前述したように、こちらから原稿時期が2010年となります。
131:「夜想曲」
事務員「美紗」は営業に来ていた「渡」とひょんな偶然から街で出会い、そのまま不倫関係となってしまいました。
しかし、疎遠となっていた旦那にある変化が起きたのです。
複数の意味でもの悲しい、大人なお話。
もしあのままだったら、普通に離婚してただろうなぁ。
こうした状況下で、あの選択をした「美紗さん」に拍手。
冒頭からのシャワーシーンがエロスでしたよ。
151:「燃え上がれ純情」
「優太」・「琴音」は高校時代からのカップル。
しかし、キスすらも学校を卒業するまでお預けとされていたのです。
お誘いで、初めて彼女の部屋に入っての初えっちエピソード。
初々しくて身悶えしますね。
キスした後の「琴音ちゃん」が実にキュート。
いいなぁ。
ただ、オチになっていた部分ですが。
「優太くん」は余計なこと言わない方がいいと思う。
※左:琴音ちゃん、右:長距離バスのヒロイン
171:「ラウンド・ミッドナイト」
東京へ向かう長距離バスでのお話。
隣に座ったヒロインが美人で美乳。
あれはいいなぁ。
この方がひでるさんのお気に入り。
なかなかエロい方で、突飛な展開でのえっちとなっていました。
ぶっちゃけ、この話はオチ以降のが面白そうな気がします。
連続漫画の1話目みたいな感じでしたよ。
【 その他 】
そんな訳で「月岡麗太朗」センセでした。
こちらのブログでは「アイドルがぼくを好きになった事情」を紹介してます。
2013年の1月末頃に2巻が発売されるみたいですね。
これが6冊目くらいなになるのかな。
よく分かりません。
前巻もそうでしたが、単行本にまったくおまけページがないのは、個人的に残念。
まぁ、ページにそう余裕はないようでしたが。
出版社さんの意向とかもあるのかなー
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ビジネス、人妻
・構成 : 短編×9
・おまけ:
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「月岡麗太朗(つきおか・れいたろう)」センセの「真昼の奥様と夕暮れのお嬢様」です。
※左:人妻「さやかさん」、右:蓮さん
【 構成・絵柄 】
全て短編での構成。
お話は色々な業務でのえっちストーリーという感じ。
タイトルそのまま、人妻ヒロインもちらほらおりました。
ラブコメちっくなものや、ミステリアスなエピソードもあり、いかにもという感じの短編集。
やや展開が早いかな。
悪くはないものの、ストーリーで牽引するほどではありません。
よくある一般えっち単行本ですね。
あまり軽々しくもなく、かと言って重くはなく、というくらいのお話群が楽しめるでしょう。
悪く言えば、コレというポイントには欠けていると思いました。
丁寧な線でのすっきり絵柄。
描き込みは適度で、濃淡はやや淡いくらい。
あまりド派手な描写なく、メリハリもあって見易く仕上がっていた印象です。
収録のうち、短編「マイルーム」から2010年の原稿となります。
それ以前は06、07年と、結構差がありました。
もともとお上手な方で、そう極端な落差はありません。
バランスとか表現などの安定感が増したかなー。
単行本の構成で、たいていは後半になるにつれて古い原稿になるものですが。
こちらは逆で、心なしかだんだん見慣れていくような印象がありました。
いいですね。
無論、原稿の古いものも見辛さがないという前提があるんですけれど。
人妻を冠としていますが、ヒロインは可愛らしい系統。
あまり期待し過ぎるのは危険でしょう。
ただ、ちょっとツリ目くらいなキャラのがお似合いで、正位置で見える↓表紙・裏表紙の絵はややイメージ違い。
↓表紙ではパンスト破けたお姉さんのがそれっぽいかと思います。
【 収録話 】 9話収録
005:「悶揉ワイフ」
人妻「さやか」さんがマッサージ店での男性とえっちしてしまう展開。
切っ掛けとしてはよくあるもの。
ただ、このお話のポイントは、中盤にあった旦那との会話かなー。
頑張らないといけませんね。
しかし、店員がお客さん喰っちゃうのはダメよ。
プロじゃないですね。
※美紗さん
025:「魅惑のエアポケット」
スチュワーデスさんとのえっち話。
エアポケットのネタが可笑しい。
つい前話ではプロ意識が欠如していると思いましたが、こちらは逆。
飛行機が苦手な主人公のため、文字通り身体を張っておりました。
ちょっとツリ目の可愛らしい娘ですね。
でも、いかに周囲が寝静まってるとはいえ、あの場でシテたら相当に目立つと思います。
047:「Rear Window」
骨折して入院した「田口勝」
部屋の窓からは隣の部屋が丸見えだったんですが、。そこには美人な女性が住んでいたのです。
まぁ、窓の配置がぴったり合っていて、同級生の男女であればいわゆる”ラブコメ距離”なんですが。
普通、建てる際にはズラすものですけどね。
これは一方が病院なので、より違和感。
ヒロインの行動もいまいちよく分からないものでした。
069:「ウサギ美味し」
コンパニオンな彼女「蓮」は仕事でバニーの格好をすることとなったんですが。
そのパーティーは、彼氏「清隆」の会社が主催だったのです。
美人な彼女で羨ましいですね。
ただ、えっちに繋がる中盤のくだりがイマイチ。
まず、「蓮ちゃん」はああいうケースでもっと巧く対処すべき。
続いて「清隆くん」も、あーまで取り乱した彼女を察してあげるべきでしょう。
お互いあーならば、やっぱり仕事は考えた方が良さそうね。
091:「幽陰の女」
森で迷ってしまった主人公。
ようやく民家を発見して助けを求めたんですが…どうにも怪しげな雰囲気なのでした。
収録の中で毛色がガラリと異なるミステリアスなエピソード。
お面というのは、ちょっとおっかないですよね。
出迎えた老婆も含めて不気味さでいっぱいなんですけど、給仕などに出て来る女性らは揃って美人なのでした。
さあ、どうする!?みたいな(笑)
結局のところ詳細は語られないんですけど、それでいいと思います。
ただ、全体的な色彩をもう少し暗くしたほうが、もっと雰囲気出たのではないかなぁ。
111:「マイルーム」
営業「大泉」が担当した女の子「竹内」の希望は”水圧の強いシャワー”でした。
妙な条件でしたが、彼女にはまた深い事情があったのです。
うーん、結局水圧どうのこうのは冒頭だけでほったらかしでしたね。
えっちへの流れも早すぎ。
なお、前述したように、こちらから原稿時期が2010年となります。
131:「夜想曲」
事務員「美紗」は営業に来ていた「渡」とひょんな偶然から街で出会い、そのまま不倫関係となってしまいました。
しかし、疎遠となっていた旦那にある変化が起きたのです。
複数の意味でもの悲しい、大人なお話。
もしあのままだったら、普通に離婚してただろうなぁ。
こうした状況下で、あの選択をした「美紗さん」に拍手。
冒頭からのシャワーシーンがエロスでしたよ。
151:「燃え上がれ純情」
「優太」・「琴音」は高校時代からのカップル。
しかし、キスすらも学校を卒業するまでお預けとされていたのです。
お誘いで、初めて彼女の部屋に入っての初えっちエピソード。
初々しくて身悶えしますね。
キスした後の「琴音ちゃん」が実にキュート。
いいなぁ。
ただ、オチになっていた部分ですが。
「優太くん」は余計なこと言わない方がいいと思う。
※左:琴音ちゃん、右:長距離バスのヒロイン
171:「ラウンド・ミッドナイト」
東京へ向かう長距離バスでのお話。
隣に座ったヒロインが美人で美乳。
あれはいいなぁ。
この方がひでるさんのお気に入り。
なかなかエロい方で、突飛な展開でのえっちとなっていました。
ぶっちゃけ、この話はオチ以降のが面白そうな気がします。
連続漫画の1話目みたいな感じでしたよ。
【 その他 】
そんな訳で「月岡麗太朗」センセでした。
こちらのブログでは「アイドルがぼくを好きになった事情」を紹介してます。
2013年の1月末頃に2巻が発売されるみたいですね。
これが6冊目くらいなになるのかな。
よく分かりません。
前巻もそうでしたが、単行本にまったくおまけページがないのは、個人的に残念。
まぁ、ページにそう余裕はないようでしたが。
出版社さんの意向とかもあるのかなー
真昼の奥様と夕暮れのお嬢様 (バンブーコミックスCOLORFUL SELECT) (2012/11/27) 月岡麗太朗 商品詳細を見る |
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No title
幽陰の女が一番いいですね。雰囲気は明らかに他作品とは違い、異質で妖艶です。
あの土地は俗に言う隠れ里みたいですね。お婆さんもあの娘達も人外っぽいです。
妖狐、女狐の類だと私は思います。あの土地も狐の幻の空間のようなもので女しか生まれない呪われた土地だとか。
主人公と一夜の契り。男と交わり、小娘から大人の『女』になるのもまた最高。お腹には彼が植え付けた種子が発芽。
彼と彼女の『娘』が後に誕生する可能性を示唆しています。障子の壁と仮面はすごいですね。
仮面は仮面ライダー思い出しましたwwwwwwwwww
あの土地は俗に言う隠れ里みたいですね。お婆さんもあの娘達も人外っぽいです。
妖狐、女狐の類だと私は思います。あの土地も狐の幻の空間のようなもので女しか生まれない呪われた土地だとか。
主人公と一夜の契り。男と交わり、小娘から大人の『女』になるのもまた最高。お腹には彼が植え付けた種子が発芽。
彼と彼女の『娘』が後に誕生する可能性を示唆しています。障子の壁と仮面はすごいですね。
仮面は仮面ライダー思い出しましたwwwwwwwwww
なんとなく
シザースさん、コメントありがとうございます。
いいですよねー。
ああした、サスペンスちっく+えっちなんは、シーズウェアのPCゲームを思い出します。
いいですよねー。
ああした、サスペンスちっく+えっちなんは、シーズウェアのPCゲームを思い出します。