■秘密にしてね (船堀斉晃)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 調教、ネトラレ、ラブコメ
・構成 : 13話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「船堀斉晃(ふなぼり・なりあき)」センセの「秘密にしてね」です。
※ヒロイン特集1:もともとの「和美さん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編モノです。
タイトルは可愛らしいですが、内容はかなりドギツイもので。
簡単に言うと、調教漫画となってます。
一本のきっちりとしたストーリーある連続話。
前半から中盤、そして後半まで、ジャンルというか雰囲気がやや異なっているのが特徴。
このあたりは後述します。
なんというか、読み応えたっぷりの凄まじいお話でした。
作画・漫画はさすがというべき安定感。
ふわっとしたコメディー崩しと、迫力あるえっちシーンがあり。
この、単純ではない漫画を見事に彩っておりました。
丁寧な線で描き込み・濃淡は適度なくらい。
ページが賑やかでも、黒々しい見辛さはなく。
かと言って勢いはたっぷりとあり、漫画的な表現・運びもお上手。
お話に集中でき、さくさく読み進められるものです。
なんというか、あちこちのバランス感覚が絶妙なんですね。
ジャンルがため、人は選ぶものですが、絵的なところでマイナスはありません。
そのあたりの好みが合うならば、オススメ。
↓表紙のカラーはなんだかイマイチ。
裏表紙の方が白黒絵に近く、判断に良いと思います。
【 収録話 】 13話収録
ふと目にしてしまった小説のベッドシーンから、文字えっちの虜となってしまった「高柳和美」
やがてより過激な本へと発展し、今では官能小説を読みつつ独りえっちするまでになっていたんですが…。
学校でシテいたところ、E組の男子生徒「三郷」に目撃されてしまったのでした。
その逃げる際に、うっかり本を落としていて。
おそらく、その内容も知られただろうと考えた「和美」は内緒にしてもらうべく彼と会ったところ…という切っ掛け。
学生カップルの調教長編です。
センセのあとがきによると、もともとは読み切りで描かれた様子。
それが連続話になったことで、ラストも”当初から変わった”とのこと。
そうかー。
漫画は6話までが調教ラブコメという雰囲気。
ドえろいヒロインが、その高いエロス欲求からご主人様を逆調教してるみたいな風情です。
しかし、7話あたりから雲行きが怪しくなってきて。
ネトラレっぽい要素もありました。
苦手な方はご注意ください。
素質たっぷりで、完全なる”肉便女”になっていくヒロインと、その周辺で翻弄される男性ら。
そして、その結末がどんなんになるのか、ご期待下さい。
いちおう、この漫画はこれで完結ですが…まだ続いても不思議ではないですねー。
※ヒロイン特集2:やばいぞ、「和美さん」
「分かったわ!!私…三郷君の性奴隷に…肉便女になるっ!!」
そんな感じの1話目。
1周してからまた読んでみると、この際はまだ初々しいですね。
結局官能小説は教師に没収されてしまうんですが、持ち主について喋らなかったという「三郷くん」
普通なら、このまま何もなく別れるところなんですが。
それを勝手に”恩を着せて見返りを要求される”と判断した「和美さん」は冒頭の台詞を言ったのでした。
ここは完全にコメディー。
「三郷くん」も特に経験者という訳ではないので、ああした反応は当然でしょう。
なにゆえ「和美さん」はこんなにエロくなってしまったのか(笑)
という、読者の疑問に応える、そのルーツが描かれた2話目。
もともとは普通の女の子だったのねー。
まぁ、当然ですが。
日常シーンでくるくる表情を変える様が可愛い。
ご主人様とされた「三郷くん」の意識が揺り動かされるのは当然でしょうね。
オチ部分は爽やかラブコメみたい。
頑張ってましたよ。ええ。
そんな訳で、3話目は小説を真似た目隠しプレイ。
ちゃんと大人のオモチャを持っていた「和美さん」
ああ、そうだろうねぇ。
そんな訳で、視界が遮られた状態で、どうなるのかドキドキ~というえっちから、零したことで”おしおき”することとなるんですが。
直接続く4話目がおしおきプレイ。
えっち直後の状態で宅急便の対応をするというもの。
さすがは「和美さん」という印象。
ただ、その素質がありすぎるため、後半のような展開になるんですが。
物語のターニングポイントというべき5話目。
こちらは海へデートなんですが。
無論、単に遊びに行く訳もなく、極小水着でのプレイです。
さすがに大勢の人間がいる中では初めて。
恥ずかしがる「和美さん」がキュート。
裏表紙のソレは、こちらの海中シーン。
ここは注目です。
また、お姫様抱っこされたりしてましたよー。
「三郷くん」ヤルねぇ。
普通のラブコメでは実に良い場面なんですが、そう単純でないところがこのストーリーなのです。
何故だか泣いてる「和美さん」の6話目。
理由はぜひ本編にてどうぞ。
2人の意識に食い違いが出始めてるのは、このあたりから顕著。
実際には、冒頭からとも言えるんでしょうけど。
なんというか、こうした心情はネタが異なるだけで、恋愛話とさして変わらないですよね。
プレイはお尻でした。
そういえばまだでしたか。
7話目から新キャラが登場。
ストーリーの核心にも近づくため、このあたりから詳しい解説は避けます。
前述もしてますが、得意でない方も多いと聞くので…いちおう。
ネトラレちっくな展開があります。
「和美さん」の場合はもともとその要素たっぷりではあるものの、ここはひと要素が追加されており。
仕方ないかな。
その翌日である8話目。
いままで普通に見えていた言動が、ざっくり残酷なものになっているのが凄い。
ここは…もう読むのが辛い。
そのオチから直接続く9話目、そして10話目なんですが。
あれは一種の洗脳みたいなものかなぁ。
また彼女も不安定な状態だし、7話目と同様にひと要素もあり。
結果として「和美さん」としても、お話としても妙な方向にねじ曲がってしまいます。
(※念のため、それが悪いとかなんとかでなく、ストーリーの大きな転機だよーという意味ね)
10話目のラストに震えてください。
※ヒロイン特集3:調教中、「和美さん」
そんなこんなで、11から13話目までは最終章というべきところ。
快楽にぞくぞくしてる「和美さん」は可愛いんだよなぁ。
11話冒頭は体育授業中で、ブルマ姿でした。
だんだん日常描写が少なくなりますね。
堂々とではないものの、そこそこ派手に動いていたので、あーなるのは必然。
単行本紹介に”官能と感動の問題作”とありましたが、最終13話はまさにそんな感じ。
良い、とはなんだか書き辛いですが、イイ話でした。
ただ、一気に読むとなんらか消耗しますよ。
【 その他 】
そんなこんなで「船堀斉晃」センセでした。
紹介するのは久しぶりのこと。
…前は2008年でしたか。
発売なかった訳ではないんですけどね。
取り上げているのは、一般系「媛神様のおしごと1巻」・「媛神様のおしごと2巻」、成年系「淫縛病疼」の3冊。
センセは調教モノがお得意ですが…個人的には苦手ジャンルなので。
一般系でも良いので、ラブコメが見たいです。
そう、今回調べて「よういく〈孕鬻〉」をゲットしてないことに気付きました。
書店で探してきます。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 調教、ネトラレ、ラブコメ
・構成 : 13話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「船堀斉晃(ふなぼり・なりあき)」センセの「秘密にしてね」です。
※ヒロイン特集1:もともとの「和美さん」
【 構成・絵柄 】
1冊まるまる続く長編モノです。
タイトルは可愛らしいですが、内容はかなりドギツイもので。
簡単に言うと、調教漫画となってます。
一本のきっちりとしたストーリーある連続話。
前半から中盤、そして後半まで、ジャンルというか雰囲気がやや異なっているのが特徴。
このあたりは後述します。
なんというか、読み応えたっぷりの凄まじいお話でした。
作画・漫画はさすがというべき安定感。
ふわっとしたコメディー崩しと、迫力あるえっちシーンがあり。
この、単純ではない漫画を見事に彩っておりました。
丁寧な線で描き込み・濃淡は適度なくらい。
ページが賑やかでも、黒々しい見辛さはなく。
かと言って勢いはたっぷりとあり、漫画的な表現・運びもお上手。
お話に集中でき、さくさく読み進められるものです。
なんというか、あちこちのバランス感覚が絶妙なんですね。
ジャンルがため、人は選ぶものですが、絵的なところでマイナスはありません。
そのあたりの好みが合うならば、オススメ。
↓表紙のカラーはなんだかイマイチ。
裏表紙の方が白黒絵に近く、判断に良いと思います。
【 収録話 】 13話収録
ふと目にしてしまった小説のベッドシーンから、文字えっちの虜となってしまった「高柳和美」
やがてより過激な本へと発展し、今では官能小説を読みつつ独りえっちするまでになっていたんですが…。
学校でシテいたところ、E組の男子生徒「三郷」に目撃されてしまったのでした。
その逃げる際に、うっかり本を落としていて。
おそらく、その内容も知られただろうと考えた「和美」は内緒にしてもらうべく彼と会ったところ…という切っ掛け。
学生カップルの調教長編です。
センセのあとがきによると、もともとは読み切りで描かれた様子。
それが連続話になったことで、ラストも”当初から変わった”とのこと。
そうかー。
漫画は6話までが調教ラブコメという雰囲気。
ドえろいヒロインが、その高いエロス欲求からご主人様を逆調教してるみたいな風情です。
しかし、7話あたりから雲行きが怪しくなってきて。
ネトラレっぽい要素もありました。
苦手な方はご注意ください。
素質たっぷりで、完全なる”肉便女”になっていくヒロインと、その周辺で翻弄される男性ら。
そして、その結末がどんなんになるのか、ご期待下さい。
いちおう、この漫画はこれで完結ですが…まだ続いても不思議ではないですねー。
※ヒロイン特集2:やばいぞ、「和美さん」
「分かったわ!!私…三郷君の性奴隷に…肉便女になるっ!!」
そんな感じの1話目。
1周してからまた読んでみると、この際はまだ初々しいですね。
結局官能小説は教師に没収されてしまうんですが、持ち主について喋らなかったという「三郷くん」
普通なら、このまま何もなく別れるところなんですが。
それを勝手に”恩を着せて見返りを要求される”と判断した「和美さん」は冒頭の台詞を言ったのでした。
ここは完全にコメディー。
「三郷くん」も特に経験者という訳ではないので、ああした反応は当然でしょう。
なにゆえ「和美さん」はこんなにエロくなってしまったのか(笑)
という、読者の疑問に応える、そのルーツが描かれた2話目。
もともとは普通の女の子だったのねー。
まぁ、当然ですが。
日常シーンでくるくる表情を変える様が可愛い。
ご主人様とされた「三郷くん」の意識が揺り動かされるのは当然でしょうね。
オチ部分は爽やかラブコメみたい。
頑張ってましたよ。ええ。
そんな訳で、3話目は小説を真似た目隠しプレイ。
ちゃんと大人のオモチャを持っていた「和美さん」
ああ、そうだろうねぇ。
そんな訳で、視界が遮られた状態で、どうなるのかドキドキ~というえっちから、零したことで”おしおき”することとなるんですが。
直接続く4話目がおしおきプレイ。
えっち直後の状態で宅急便の対応をするというもの。
さすがは「和美さん」という印象。
ただ、その素質がありすぎるため、後半のような展開になるんですが。
物語のターニングポイントというべき5話目。
こちらは海へデートなんですが。
無論、単に遊びに行く訳もなく、極小水着でのプレイです。
さすがに大勢の人間がいる中では初めて。
恥ずかしがる「和美さん」がキュート。
裏表紙のソレは、こちらの海中シーン。
ここは注目です。
また、お姫様抱っこされたりしてましたよー。
「三郷くん」ヤルねぇ。
普通のラブコメでは実に良い場面なんですが、そう単純でないところがこのストーリーなのです。
何故だか泣いてる「和美さん」の6話目。
理由はぜひ本編にてどうぞ。
2人の意識に食い違いが出始めてるのは、このあたりから顕著。
実際には、冒頭からとも言えるんでしょうけど。
なんというか、こうした心情はネタが異なるだけで、恋愛話とさして変わらないですよね。
プレイはお尻でした。
そういえばまだでしたか。
7話目から新キャラが登場。
ストーリーの核心にも近づくため、このあたりから詳しい解説は避けます。
前述もしてますが、得意でない方も多いと聞くので…いちおう。
ネトラレちっくな展開があります。
「和美さん」の場合はもともとその要素たっぷりではあるものの、ここはひと要素が追加されており。
仕方ないかな。
その翌日である8話目。
いままで普通に見えていた言動が、ざっくり残酷なものになっているのが凄い。
ここは…もう読むのが辛い。
そのオチから直接続く9話目、そして10話目なんですが。
あれは一種の洗脳みたいなものかなぁ。
また彼女も不安定な状態だし、7話目と同様にひと要素もあり。
結果として「和美さん」としても、お話としても妙な方向にねじ曲がってしまいます。
(※念のため、それが悪いとかなんとかでなく、ストーリーの大きな転機だよーという意味ね)
10話目のラストに震えてください。
※ヒロイン特集3:調教中、「和美さん」
そんなこんなで、11から13話目までは最終章というべきところ。
快楽にぞくぞくしてる「和美さん」は可愛いんだよなぁ。
11話冒頭は体育授業中で、ブルマ姿でした。
だんだん日常描写が少なくなりますね。
堂々とではないものの、そこそこ派手に動いていたので、あーなるのは必然。
単行本紹介に”官能と感動の問題作”とありましたが、最終13話はまさにそんな感じ。
良い、とはなんだか書き辛いですが、イイ話でした。
ただ、一気に読むとなんらか消耗しますよ。
【 その他 】
そんなこんなで「船堀斉晃」センセでした。
紹介するのは久しぶりのこと。
…前は2008年でしたか。
発売なかった訳ではないんですけどね。
取り上げているのは、一般系「媛神様のおしごと1巻」・「媛神様のおしごと2巻」、成年系「淫縛病疼」の3冊。
センセは調教モノがお得意ですが…個人的には苦手ジャンルなので。
一般系でも良いので、ラブコメが見たいです。
そう、今回調べて「よういく〈孕鬻〉」をゲットしてないことに気付きました。
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秘密にしてね (ホットミルクコミックス) (2013/11/09) 船堀斉晃 商品詳細を見る |
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