■おにあい (だいじ)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、巨乳
・構成 : 8話収録。
・おまけ: 思い出(あとがき・作品解説)、カバー裏に漫画、
加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「だいじ」センセの「おにあい」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録8話は全て短編での構成。
ざっくりでは、ラブコメ話になるのですが。
緊張感ある因習ものから、はっちゃけコメディーまで、実に幅の広い作品群。
また、そのどちらも印象に残る、個性強い良作品でしたよー。
なお、カバー裏はまた漫画になっていて。
片面は収録別キャラのコラボ・コメディー、もう片面は別シチュエーション、といった感じ。
そちらも含めて、まるまる楽しめる仕上がりです。
ほかおまけとして、各話解説がメインのあとがきページがあり。
各話の背景が味わえるつくりになっていました。
※左:経理課「安達さん」、右:姉「理奈ちゃん」
★★絵柄について ★★★
だいたい、↓表紙などのカラーそのままなイメージの人物画。
本編・白黒絵も、ほぼ同じような感覚で見れると思います。
ぽてっとした恥ずかし線と横長目が特徴。
輪郭は広めで、そちらと比較して顔パーツは控えめなサイズ。
どさーっと大きいバストほか、迫力あるスタイルです。
そこそこ身長高く、可愛らしいお姉さんといった感じでした。
あちこちコメディーっぽさのある漫画。
センセが得意とされているため、はっちゃけ描写は特にお上手。
表現などは良かったのですが、たまにバランス悪い箇所が散見されました。
小コマ・背景などは問題ありません。
細い線で、色彩は抑え目~ちょうど良いくらい。
コマ割りは細かく、重なり多め。
比較的収まりはイイ感じです。
原稿は適度な賑やかさあって、大崩れ、乱れなく全体は安定していました。
★★収録話について ★★★ 8話収録
001:「おちあい」
家族経営の小さな会社で働く「夏樹」
そちらの娘、かつ同僚である「千春」からは好意を持たれていたのですが…。
いずれ都会で働きたいと考えていたため、その気持ちに応じないままスルーしていたのでした。
↓表紙はこちらの「千春ちゃん」
そちらでも羽織っていましたが、あの作業着みたいなんがいいですね。
本編では先に脱いじゃってましたが。
当人も自覚していたそのまま、バストはごく控えめ。
この単行本、ほとんどのヒロインは大きいので、実に貴重なサイズでした。
個人的にはお風呂のくだりが好き。
023:「傍惚れにつき」
仕事終わり、襲われていた経理課「安達」を助けた「鈴木」
そうした事があったものの彼女はかなり冷静で。
曰く、「昔から色々トラブルに遭うものの、絶対に一線は越えない変わった体質を持っている」とのことでした。
それでも疑う自分に、照明する~とホテルに誘ってきたのでした。
うん、実際にこんな娘いそう。
ちょっと天然さもあって、可愛らしい娘さんでした。
体質、はともかく。
運の良さはあるらしく、ちょっと気になっていた(と思われる)彼と、縁を結んでましたね。
その言動から、「鈴木くん」はそのまま好青年なようなので。
この後、押せば巧いこと流れていきそう。
…なんとなくですが。
この2人、2回目のえっちも初回と同様で、予想外に発展していきそうに思いました。
後方折り返しは、こちらの「安達さん」ですわね。
043:「大泥棒アンリエット」
江東家のお嬢様「江東杏里」は大泥棒「アンリエット」を名乗り。
盗みのスリルを楽しんでおりました。
今回のターゲットは、IT担当「オオカミ」の情報から得た秘薬「アフロディーテの涙」
しかし、予想外に警備は厳重で、2人とも捕まってしまったのでした。
…そうした、あらすじから察せられるだろうそのまま。
こちらはドがつくほどのコメディー漫画。
収録でもひときわ異質なエピソードです。
作中のやり取りが面白く、かつサポートの「オオカミさん」が単行本で珍しい貧乳・好みなキャラ設定であり。
ぶっちゃけ、単行本では最もこちらがお気に入り。
捕まって散々エロいことされつつも、あっさり逆転してしまう様(とっととヤレ、みたいな)とかが可笑しい。
また、執事長がいい味だしてました。
こちら、カバー裏でも再度漫画見れましたが。
シリーズでもっと見たいです。
061:「夕暮れエフィカシー」
初えっちの失敗で、「玲奈」と微妙な雰囲気になっていた「研吾」
その理由が、アダルトグッズを使おうとしたため~、だったため。
「玲奈」の姉「理奈」は、どんなんだったか、彼の部屋まで同行したのです。
そうした導入部。
収録でのブラック枠。
こちらの、"本来はシテはいけない2人"がえっちに至ってしまう流れが実に秀逸。
また、そちらでの間が絶妙でした。
妹「玲奈ちゃん」はポニーテール(長髪)なのに対し、姉「理奈ちゃん」はショートカット。
また、前半で彼とは男同士のようなやり取りしていて…。
えっち最中での会話なども加えて、妄想広がりますねー。
すげえ揉めそうな続きが見たいような、そうでないような(笑)
081:「連立方程式より前に!」
はっちゃけた「楠木ひより」に対し、真面目な「灰谷」
しかし、2人は付き合っていたのでした。
雰囲気真逆なオモシロ・カップルですね。
ただ、まぁ…おカタい「灰谷くん」にとって、ああした規格外な「ひよりちゃん」の言動は心地良いのかも。
メインはお尻プレイです。
なお、こちらの「ひよりちゃん」もカバー裏にも登場してました。
よりプレイの幅が広がったかな。
105:「成功する告白の仕方」
お互い・それぞれ告白しようとしている、「小金井」・「藤枝」のカップル話。
まぁ、仲良いなぁ(笑)
先のカップルと同様で、ヤンキー系な女性に対し、男性は真面目という、真逆な2人。
ああしたやり取りになっていくのも、気が合う証拠みたいなもの。
ちょっとここに至るまでの流れを見たいですね。
「小金井さん」ああした感じでしたが、案外は部屋とか可愛らしくまとまってそう。
12:「新藤さんは伊達じゃない」
まだ未経験ながら、会話の流れで百戦錬磨のようになってしまった「新藤」
そんな彼女を頼りに、まだ童貞だと言う後輩「大崎」が訪ねてきたため。
彼を練習台として、噂を真実にしようと考えたのです。
が、しかし…。
彼の男性自身は予想外のサイズだったのです。
大柄な男性「大崎くん」
試しに検索してみましたが、身長とアソコのサイズに因果関係はないみたい(笑)
しかし…デカい、って思うのは…単に初めて見たソレに驚いたのか、はたまたネット等で下調べしていたのか。
これは後者ですかねー。
そんなん相手にしながら、よく頑張ったと思います。
オチが楽しい。
※桑鳥山村「白矢さん」
141:「久遠の縁」
”よそへ移住してはいけない”
そうした古い風習が、この現代にも残る桑鳥山村。
若い「ユキ」それに反し、密かに村を出ようと考えていたのですが~というもの。
髪の毛が肩くらいまで長い、主人公「ユキくん」
女性顔の可愛らしい男性なため、下手すると貧乳娘に見えますね…。
(カバー裏はまさにそんなん)
メインヒロイン「白矢(びゃくや)」さんほか、途中カットに描かれていた村の女性らも登場し、複数プレイに発展していきました。
ここまでは、まだ甘い雰囲気なお話。
ただ、あれで…彼の意思を完全に曲げることはできてなさそうに思えて……。
もし、続きあるならば、この村のさらなる暗部を目撃することとなりそう。
★★リンクほか ★★★
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