■僕らのデイジー （だいじ）
★まんがデーター ［１６．０／２０．０］
・絵柄 ：●●●●○
・お話 ：●●●●◎
・漫画 ：●●●◎○
・独創性：●●●●○
・属性 ： ［成年］ コメディー、ラブコメ、ボブカット
・構成 ： 初単行本、８話収録
（うち「Ｔｈｉｎｋｅｒｓ」×２、「幽霊に遭遇～」×２）
・おまけ： あとがき、描き下ろし「仲良くやってます」、
合間にラフ絵（ヒロイン）・ネタ絵、カバー裏にラフ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「だいじ」センセの「僕らのデイジー」です。
※山田華
【 構成・絵柄 】
収録は８話ほど。
描き下ろしが１話あり、それが収録話の後日談となっていて。
そちらを含めて連続話が２つ、ほか短編となっていました。
ジャンルは紹介帯にも示されていたそのまま、コメディー色の強いもの。
ちょっとシリアスっぽい描写もありましたが、たいていはオモシロ可笑しく描かれています。
収録話のうち、冒頭話は”掲載時に大反響を呼んだ～”とのことで、単行本で代表的な作品。
そちらほか全て読み易く、幅広く楽しめるだろう仕上がりでした。
ボブカットくらいなヒロインが多めだったので、そんな髪型好みな方も良いでしょう。
すっきりとした細線での作画。
デジタルな色彩ですが黒色は強め。
描き込みは過不足ないくらいだと思います。
枠間はだいたい確保されていて、そこそこ変化・はみ出しがありました。
乱れなく原稿は見易く綺麗に仕上がってます。
ジャンルもあり、漫画は派手目な表現。
ちらほらバランスが気になる所があります。
表情なども表現と同様で、多少の癖があり。
そのあたりが、ちょっと人を選ぶかな…、という印象でした。
人物画は広い輪郭に小さめの鼻・口の漫画っぽい可愛らしさ。
髪の毛がぼっさり大きく、スタイルは細め。
カラーはまたその良さあるものの、だいたい白黒絵と変化はないので。
判断については、カバーイラストで良いと思います。
コメディー描写のある紹介帯も判断に最適です。
【 収録話 】 ８話収録
005：「Ｔｈｉｎｋｅｒｓ」
029：「Ｒｅｌｙｅｒｓ」
急な雨がため、山小屋で雨宿りをすることとした「赤木叶子（あかぎ・かなこ）」と「瑠惟（るい）」の２人。
エロ漫画でよくある展開だ！
お互いにそう意識した２人は、どうにかエロい展開になるよう誘導していくのですが…というもの。
そろそろ次のステージに…、というカップルが経験するだろうお話。
事の大小はあるかと思いますがね。
前半で全裸になっていく「叶子ちゃん」が偉い。
下着はどうにか残したくなる所ですよね。
（ある意味そんなんでもいいですが）
引っ付いた後、彼の思考を正確に読み取っている様もいいですね。
まぁ、たいてい野郎の浅はかな思考なんて、モロバレしているでしょう。
さて、それでは～となってからも楽しい。
多少下手なくらい、別にいいと思うぞ。
オチが優しいです。
続く「Ｒｅｌｙｅｒｓ」は山小屋後の風景。
「瑠惟くん」宅に初お泊りというシチュエーションでした。
前回から二週間なのですが…。
オチがちゃんと生かされています。
やはり「叶子ちゃん」は優しく、イイ娘さんです。
ただ、飲むくらいは別にいいと思うよ。
窓から投げたアレの後がちゃんと（？）回収されているのにも注目。
※左：赤木叶子、右：南原アリサ
061：「探偵、湯けむりに綻ぶ！」
マイナーな探偵小説を好む「山田華」
そのお風呂中、作品の探偵によく似た同級生「佐藤」がやって来て…共にお風呂に入るのでした。
あちこちが可笑しく楽しい短編。
漫画開始時点で、２人は特に付き合ったりはしていないのですが…。
お風呂に普通に入って来た「佐藤」に対し、まったくリアクションのない「華ちゃん」が面白い。
ぜんぜん身体を隠そうともしてなかったですね。
また、男子「佐藤」もそんな彼女に対し、平然と好き勝手にやってました。
成年漫画では珍しく男性自身が小さく、そんなんがまた良いコメディー具合になってます。
漫画で「華ちゃん」はほぼ全裸なままなのですが、裏表紙にて着衣姿（あれが私服かな）が見れます。
収録ヒロインでお気に入り。
091：「【心霊】噂の廃トンネルで幽霊に遭遇しちゃいました！！」
215：「仲良くやってます」 描き下ろし
動画を投稿してバズることを目指し、”幽霊が出る”と噂の廃トンネルにやってきた、「南原アリサ」と「陽介」
そこで、妙な女性に遭遇したのですが…「陽介」は幽霊だったその彼女に憑依されてしまったのでした。
「片乳出してるから友好的かも」
そんな発言が楽しいお話。
ちょっとホラーっぽくも描かれているのですが、コメディー部分と良い具合の落差になっていました。
冒頭では「アリサさん」が非常識なはっちゃけキャラのように見えていたのですが…。
お話が進むにつれ、「陽介くん」もだいぶおかしいことに気付くと思います。
いいカップルだわね。
なお、５ページほどの描き下ろし「仲良くやってます」は、こちらの後日談。
本編では見られなかった、幽霊「竹下萌」とのえっちが描かれてます。
「イエーイ心霊写真」のコマが好き。
123：「人狼遊戯」
村の占い師が遺体で発見されたのは、人狼の仕業である。
それを告げた村の長老、神父などが次々に殺害され…。
ついに、人狼ハンター、幼馴染みの「ニナ」・「狼子（ろうこ）」の３名だけになってしまったのでした。
Ｗヒロインのエピソード。
名前そのまま、「狼子ちゃん」は分かり易く耳と尻尾が見えており。
明らかに人狼なのですが、誰もそれに突っ込まないところが楽しい。
また彼女のリアクションが可愛らしいので、コマの隅でオロオロする様をお楽しみください。
前半はそうしたコメディー要素が強いのですが、真相判明する後半の展開は良く出来ていて非常に面白く。
幼馴染みの２人にじんわり幸せな気持ちになると思います。
個人的にはオチの１コマがお気に入り。
あれでひと話描いて欲しいなぁ。
なお、中扉でカラー絵があるのですが、途中のネタ絵にその前の風景がありました。
投げられたアレは海にまで辿り着いたんですね。
155：「たっぽい！」
歴代最強、と呼ばれるアニキこと「武原霞」
男子校でもあるため、皆は男子だとまるで疑ってはいないっぽいのですが…。
１年生「岡村」はその秘密に感付いていたのでした。
武闘派女子と変態男子の対決話。
「霞ちゃん」は、学ラン着ているものの、シャツの下はおっぱいそのままで。
（※いちおうブラはしていた）
どう見ても可愛らしい女子していました。
しかも、彼女は見ていて結構そそっかしいようで…。
あるいはこれ以前にも、うっかりか、はたまた天然か、バレるだろう言動をしていたかもしれません。
漫画以前の、そうした風景を漫画にしても面白いかもしれませんね。
オチが楽しい。
台詞にもありましたが、皆優しくて…なんだか感動しました（※ちょっとね）
※左：狼子ちゃん、右：久瀬公園の三魔女
183：「キング・オブ・キングス」
○校生ながら、公園を占拠して遊んでいた、”久瀬（くぜ）公園の三魔女”
我慢も限界となった「渚」・「風馬」・「千鶴」の３名は、王の座を巡って彼女らと争うこととなったのでした。
１０年以上、公園に居座っているそうです。
オモロイお姉ちゃんらですわね。
勝負がどう決着するのか…はここで書くの勿体ないので伏せますが…。
ああした結果は、案外納得。
子供の頃の年齢差は圧倒的なものがあるので、基本的にそうそう抵抗はできないものですわね。
「風馬くん」の提案は…成年漫画的。
そろそろ異性に興味でるくらいではあるかな。
三魔女のうち、メインヒロインは「志村けい子」で、後半にひと展開あります。
なお、三魔女の残り「矢島千歳」は「千鶴くん」の実姉、「平芽玖」は前半にて良い紐パンを見せてくれていました。
彼女らは中扉で綺麗な背中が見れますよ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「だいじ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます！
紹介帯そのまま、期待通りな仕上がりでした。
こうした漫画好きです。
個人的には…お風呂での独特なテンションが可愛い「華ちゃん」と、オイオイと突っ込みたくなる「狼子ちゃん」が印象的でした。
前述しました「狼子ちゃん」の後日談もいいですが…「華ちゃん」の他シチュエーションも見たいなぁ。
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・絵柄 ：●●●●○
・お話 ：●●●●◎
・漫画 ：●●●◎○
・独創性：●●●●○
・属性 ： ［成年］ コメディー、ラブコメ、ボブカット
・構成 ： 初単行本、８話収録
（うち「Ｔｈｉｎｋｅｒｓ」×２、「幽霊に遭遇～」×２）
・おまけ： あとがき、描き下ろし「仲良くやってます」、
合間にラフ絵（ヒロイン）・ネタ絵、カバー裏にラフ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「だいじ」センセの「僕らのデイジー」です。
※山田華
【 構成・絵柄 】
収録は８話ほど。
描き下ろしが１話あり、それが収録話の後日談となっていて。
そちらを含めて連続話が２つ、ほか短編となっていました。
ジャンルは紹介帯にも示されていたそのまま、コメディー色の強いもの。
ちょっとシリアスっぽい描写もありましたが、たいていはオモシロ可笑しく描かれています。
収録話のうち、冒頭話は”掲載時に大反響を呼んだ～”とのことで、単行本で代表的な作品。
そちらほか全て読み易く、幅広く楽しめるだろう仕上がりでした。
ボブカットくらいなヒロインが多めだったので、そんな髪型好みな方も良いでしょう。
すっきりとした細線での作画。
デジタルな色彩ですが黒色は強め。
描き込みは過不足ないくらいだと思います。
枠間はだいたい確保されていて、そこそこ変化・はみ出しがありました。
乱れなく原稿は見易く綺麗に仕上がってます。
ジャンルもあり、漫画は派手目な表現。
ちらほらバランスが気になる所があります。
表情なども表現と同様で、多少の癖があり。
そのあたりが、ちょっと人を選ぶかな…、という印象でした。
人物画は広い輪郭に小さめの鼻・口の漫画っぽい可愛らしさ。
髪の毛がぼっさり大きく、スタイルは細め。
カラーはまたその良さあるものの、だいたい白黒絵と変化はないので。
判断については、カバーイラストで良いと思います。
コメディー描写のある紹介帯も判断に最適です。
【 収録話 】 ８話収録
005：「Ｔｈｉｎｋｅｒｓ」
029：「Ｒｅｌｙｅｒｓ」
急な雨がため、山小屋で雨宿りをすることとした「赤木叶子（あかぎ・かなこ）」と「瑠惟（るい）」の２人。
エロ漫画でよくある展開だ！
お互いにそう意識した２人は、どうにかエロい展開になるよう誘導していくのですが…というもの。
そろそろ次のステージに…、というカップルが経験するだろうお話。
事の大小はあるかと思いますがね。
前半で全裸になっていく「叶子ちゃん」が偉い。
下着はどうにか残したくなる所ですよね。
（ある意味そんなんでもいいですが）
引っ付いた後、彼の思考を正確に読み取っている様もいいですね。
まぁ、たいてい野郎の浅はかな思考なんて、モロバレしているでしょう。
さて、それでは～となってからも楽しい。
多少下手なくらい、別にいいと思うぞ。
オチが優しいです。
続く「Ｒｅｌｙｅｒｓ」は山小屋後の風景。
「瑠惟くん」宅に初お泊りというシチュエーションでした。
前回から二週間なのですが…。
オチがちゃんと生かされています。
やはり「叶子ちゃん」は優しく、イイ娘さんです。
ただ、飲むくらいは別にいいと思うよ。
窓から投げたアレの後がちゃんと（？）回収されているのにも注目。
※左：赤木叶子、右：南原アリサ
061：「探偵、湯けむりに綻ぶ！」
マイナーな探偵小説を好む「山田華」
そのお風呂中、作品の探偵によく似た同級生「佐藤」がやって来て…共にお風呂に入るのでした。
あちこちが可笑しく楽しい短編。
漫画開始時点で、２人は特に付き合ったりはしていないのですが…。
お風呂に普通に入って来た「佐藤」に対し、まったくリアクションのない「華ちゃん」が面白い。
ぜんぜん身体を隠そうともしてなかったですね。
また、男子「佐藤」もそんな彼女に対し、平然と好き勝手にやってました。
成年漫画では珍しく男性自身が小さく、そんなんがまた良いコメディー具合になってます。
漫画で「華ちゃん」はほぼ全裸なままなのですが、裏表紙にて着衣姿（あれが私服かな）が見れます。
収録ヒロインでお気に入り。
091：「【心霊】噂の廃トンネルで幽霊に遭遇しちゃいました！！」
215：「仲良くやってます」 描き下ろし
動画を投稿してバズることを目指し、”幽霊が出る”と噂の廃トンネルにやってきた、「南原アリサ」と「陽介」
そこで、妙な女性に遭遇したのですが…「陽介」は幽霊だったその彼女に憑依されてしまったのでした。
「片乳出してるから友好的かも」
そんな発言が楽しいお話。
ちょっとホラーっぽくも描かれているのですが、コメディー部分と良い具合の落差になっていました。
冒頭では「アリサさん」が非常識なはっちゃけキャラのように見えていたのですが…。
お話が進むにつれ、「陽介くん」もだいぶおかしいことに気付くと思います。
いいカップルだわね。
なお、５ページほどの描き下ろし「仲良くやってます」は、こちらの後日談。
本編では見られなかった、幽霊「竹下萌」とのえっちが描かれてます。
「イエーイ心霊写真」のコマが好き。
123：「人狼遊戯」
村の占い師が遺体で発見されたのは、人狼の仕業である。
それを告げた村の長老、神父などが次々に殺害され…。
ついに、人狼ハンター、幼馴染みの「ニナ」・「狼子（ろうこ）」の３名だけになってしまったのでした。
Ｗヒロインのエピソード。
名前そのまま、「狼子ちゃん」は分かり易く耳と尻尾が見えており。
明らかに人狼なのですが、誰もそれに突っ込まないところが楽しい。
また彼女のリアクションが可愛らしいので、コマの隅でオロオロする様をお楽しみください。
前半はそうしたコメディー要素が強いのですが、真相判明する後半の展開は良く出来ていて非常に面白く。
幼馴染みの２人にじんわり幸せな気持ちになると思います。
個人的にはオチの１コマがお気に入り。
あれでひと話描いて欲しいなぁ。
なお、中扉でカラー絵があるのですが、途中のネタ絵にその前の風景がありました。
投げられたアレは海にまで辿り着いたんですね。
155：「たっぽい！」
歴代最強、と呼ばれるアニキこと「武原霞」
男子校でもあるため、皆は男子だとまるで疑ってはいないっぽいのですが…。
１年生「岡村」はその秘密に感付いていたのでした。
武闘派女子と変態男子の対決話。
「霞ちゃん」は、学ラン着ているものの、シャツの下はおっぱいそのままで。
（※いちおうブラはしていた）
どう見ても可愛らしい女子していました。
しかも、彼女は見ていて結構そそっかしいようで…。
あるいはこれ以前にも、うっかりか、はたまた天然か、バレるだろう言動をしていたかもしれません。
漫画以前の、そうした風景を漫画にしても面白いかもしれませんね。
オチが楽しい。
台詞にもありましたが、皆優しくて…なんだか感動しました（※ちょっとね）
※左：狼子ちゃん、右：久瀬公園の三魔女
183：「キング・オブ・キングス」
○校生ながら、公園を占拠して遊んでいた、”久瀬（くぜ）公園の三魔女”
我慢も限界となった「渚」・「風馬」・「千鶴」の３名は、王の座を巡って彼女らと争うこととなったのでした。
１０年以上、公園に居座っているそうです。
オモロイお姉ちゃんらですわね。
勝負がどう決着するのか…はここで書くの勿体ないので伏せますが…。
ああした結果は、案外納得。
子供の頃の年齢差は圧倒的なものがあるので、基本的にそうそう抵抗はできないものですわね。
「風馬くん」の提案は…成年漫画的。
そろそろ異性に興味でるくらいではあるかな。
三魔女のうち、メインヒロインは「志村けい子」で、後半にひと展開あります。
なお、三魔女の残り「矢島千歳」は「千鶴くん」の実姉、「平芽玖」は前半にて良い紐パンを見せてくれていました。
彼女らは中扉で綺麗な背中が見れますよ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「だいじ」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます！
紹介帯そのまま、期待通りな仕上がりでした。
こうした漫画好きです。
個人的には…お風呂での独特なテンションが可愛い「華ちゃん」と、オイオイと突っ込みたくなる「狼子ちゃん」が印象的でした。
前述しました「狼子ちゃん」の後日談もいいですが…「華ちゃん」の他シチュエーションも見たいなぁ。
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