■オーバーキル (鬼束直)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ブラック、異国
・構成 : 7話収録(うち「I,L,L,E」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「鬼束的墜落生活」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼束直(おにづか・なおし)」センセの「オーバーキル」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録7話のうち、前後編が1つ。
6エピソードの単行本で、全192ページくらい。
紹介帯の文言、ラブラブも凌辱も~とありましたが。
今回はラブいもの少なく、だいたいはブラック色なもの。
ただし、そうは言ってもガッツリ黒々しく描かれてはいないので、得意でない方も大丈夫、だと思います。
(※色々宜しくない~、といった感じね)
そんな訳で、各話は実に多種多様なお話群となっていて。
特に収録ラストの前後編エピソードは、他で見られない、実に目の離せないものだったりしたので…。
紙の厚み以上のボリューム感がありました。
センセは…この先、どこに向かっていくんでしょう??
おまけは、巻末のあとがき。
そして、カバー裏にはお馴染み「鬼束的墜落生活」があり、センセの近況が漫画形式で見れました。
※左:「アキラ」、右:「あせび」
★★絵柄について ★★★
やや太めな線で、吹き出し多め。
全体的には濃い目だと思うのですが…。
黒色ほか全体は強すぎない色味で、そうコテコテしていないのが特徴。
縦長楕円な輪郭で鼻は小さく短め。
ほか全体の顔パーツは軽いデフォルメ。
ただ可愛いだけでなく、リアルさあるものです。
なんとなく…。
昔より、漫画っぽさがなくなってきたように感じました。
漫画は巧みで、弱くなく・派手過ぎない表現。
ごくごく自然な仕上がりです。
あちこちバランス良く、背景や小物も適度にしっかりしてました。
判断は…今回の↓表紙がストレートではなかったので。
(※なにゆえあーなのか、読むと分かります)
紹介帯のカット絵がベストだと思います。
★★収録話について ★★★ 7話収録
003:「they′re siblings」
父親の息子と、母親の娘「アキラ」
もうすぐ3人兄弟になるということで…。
年頃な2人の話題もそんなんが中心になっていたのです。
義理の兄妹のカップル。
男女共同参画局のデータによると、婚姻件数に占める再婚割合は増えているらしく。
こんなん、実際にあるかもしれませんね。
義理ながら仲は普通の兄妹のように良い感じ。
ただ、お兄ちゃんは…まあ、意識するな、って―のが無理ですわね。
「ごめん」を連発する様は妙なリアル感がありました。
切っ掛けはお風呂、メインはお兄ちゃんの部屋。
この際の妹「アキラちゃん」の言動が可愛いですね。
あれで、クラス女子らよりも精神的な優位に立てそう。
(相手誰だか言えないか)
学がなくてすみません。
はい、「sibling」を検索してきました。
兄弟姉妹、という意味なようです。
(※goo辞書より)
035:「甲村の少女」
山中にて老人を助けた主人公。
彼は丘のご隠居様と呼ばれる集落の大地主だったらしく、その厚意で「甲村(きのいむら)」にしばしの間お世話になることとなったのです。
彼の周辺をサポートする少女「あせび」は、ちらと言ったそのまま背中を流すべくお風呂にまでやって来たのでした。
村の女の子とイチャイチャ、というお話です。
こうしたジャンルなため、えっちに積極的な「あせび」
風呂へは丈がごく短い湯帷子のようなもの、のみ着ていて…。
妙な話をしつつ、ぬるぬる背中を洗ってくれていました。
うはー。
最初は仕事もあるのでポニーテール。
後半では髪を解いて、また雰囲気変わっています。
これ…正直なところ、集落に何の得があるのか、とかいまいち不明。
働き手(仕事もどんなんか分からんが)を確保しつつ、人口維持のためかしら?
061:「どこからか遠いところ」
SNSで知り合った少女「イチクレ」に会うべく、「ペモ」は陸の孤島というべき場所を訪ねて来たのでした。
パンチラ写真に引っ掛かったそうです。
わはは。
お話は普通(?)にアプリで知り合った娘との援交えっち、なのですが。
こんなことを当たり前のようにしている彼女は真っ当な訳もなく。
後半には抱えている闇を垣間見せてくれていました。
あのままヤられるかと思った―。
081:「emerge」
放送室にて独りえっちをしていた「カザマミユキ」
しかし、その場は教師「佐藤」に目撃されてしまったのでした。
「できるかどうかなんて聞いてないんだよ」
そんな言葉が清々しい、クズ教師。
今回は「カザマくん」の失敗が切っ掛けでしたが、他何人にもお手出ししているような最低っぷりで…。
週末には部屋まで呼びつけて、エロいことしてました。
まあね、周辺は見ているようで見てなく、見てないようで見ている、ものだと思いますが。
女生徒を部屋に呼び出していたのは、実に悪手でしょう。
ヒロイン「カザマくん」は”いつも不機嫌そうでちょっと怖い”などと称される、男の子っぽい女子でした。
(※同じ女子らに、くん 呼びされていたのは学校の闇かしら)
大人になったら結構な美人になってそう。
105:「でぶらすふぇみー」
昔から、兄を好きだと言っていた妹「ミカ」
それは成長後も変わらず、彼にべったりなままだったのです。
組み合わせの雰囲気から、先ほどの短編「どこからか遠いところ」が思い出され…。
警戒度MAXで読み進めました。
それ、だいたい合ってた(笑)
いちおう、表面上は…まぁ、目立ったものはないのですが。
何があったか、ちらり垣間見える「ミカちゃん」の異常っぷりが恐ろしいエピソード。
支配欲、みたいなんかしら。
お兄ちゃんあんなんで、将来も悲観していましたが。
万が一なんらかあった場合、彼女に●されるんではなかろうか。
※イルゼちゃん
127:「I,L,L,E」 前後編
借金がため、怖いお兄さんらに脅されていた「青沼ユウジ」
言われるまま外国にてのAV撮影を強要され…。
そこで「イルゼ」と出会ったのでした。
収録で唯一の前後編話。
よくは知らんですが、こんなん実際にあるんだろうなぁ。
物語での会話、ほとんどは、よー分からん言語。
(あちこち翻訳使ったものの、いまいち判然としませんでした)
ごくたまーに、知ってる英単語が出て来るくらい。
たっぷりな異国感を味わえます。
(※なお、ストーリーは滞在して半年、まで続いていて。やり取りにもその変化が表現されています)
前編は初回の撮影まで。
彼女がどういう扱いをされているか、が分かります。
後編からが物語のメイン。
うん、「青沼くん」は…いい奴だわね。
そんな人柄は、おそらく「イルゼちゃん」に伝わっていたのではないかなぁ。
後半はまた怒涛の展開でした。
エロいのは置いといて、いやー凄いお話でした。
必見です。
なんかのかんの、あの後巧く行けば良いですね。
★★リンクほか ★★★
オーバーキル (TENMA COMICS) コミック 2023/12/27 鬼束直 (著)
★「鬼束直」センセの漫画紹介記事
「ワンホットミニット」
「Lovable らばぼー」
「ポルノグラフィティ」
「morning view」
「いもーてぃぶ」
「あんだーとう -undertow」
「うぇるかむ☆ほーむ」
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ブラック、異国
・構成 : 7話収録(うち「I,L,L,E」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「鬼束的墜落生活」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬼束直(おにづか・なおし)」センセの「オーバーキル」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録7話のうち、前後編が1つ。
6エピソードの単行本で、全192ページくらい。
紹介帯の文言、ラブラブも凌辱も~とありましたが。
今回はラブいもの少なく、だいたいはブラック色なもの。
ただし、そうは言ってもガッツリ黒々しく描かれてはいないので、得意でない方も大丈夫、だと思います。
(※色々宜しくない~、といった感じね)
そんな訳で、各話は実に多種多様なお話群となっていて。
特に収録ラストの前後編エピソードは、他で見られない、実に目の離せないものだったりしたので…。
紙の厚み以上のボリューム感がありました。
センセは…この先、どこに向かっていくんでしょう??
おまけは、巻末のあとがき。
そして、カバー裏にはお馴染み「鬼束的墜落生活」があり、センセの近況が漫画形式で見れました。
※左:「アキラ」、右:「あせび」
★★絵柄について ★★★
やや太めな線で、吹き出し多め。
全体的には濃い目だと思うのですが…。
黒色ほか全体は強すぎない色味で、そうコテコテしていないのが特徴。
縦長楕円な輪郭で鼻は小さく短め。
ほか全体の顔パーツは軽いデフォルメ。
ただ可愛いだけでなく、リアルさあるものです。
なんとなく…。
昔より、漫画っぽさがなくなってきたように感じました。
漫画は巧みで、弱くなく・派手過ぎない表現。
ごくごく自然な仕上がりです。
あちこちバランス良く、背景や小物も適度にしっかりしてました。
判断は…今回の↓表紙がストレートではなかったので。
(※なにゆえあーなのか、読むと分かります)
紹介帯のカット絵がベストだと思います。
★★収録話について ★★★ 7話収録
003:「they′re siblings」
父親の息子と、母親の娘「アキラ」
もうすぐ3人兄弟になるということで…。
年頃な2人の話題もそんなんが中心になっていたのです。
義理の兄妹のカップル。
男女共同参画局のデータによると、婚姻件数に占める再婚割合は増えているらしく。
こんなん、実際にあるかもしれませんね。
義理ながら仲は普通の兄妹のように良い感じ。
ただ、お兄ちゃんは…まあ、意識するな、って―のが無理ですわね。
「ごめん」を連発する様は妙なリアル感がありました。
切っ掛けはお風呂、メインはお兄ちゃんの部屋。
この際の妹「アキラちゃん」の言動が可愛いですね。
あれで、クラス女子らよりも精神的な優位に立てそう。
(相手誰だか言えないか)
学がなくてすみません。
はい、「sibling」を検索してきました。
兄弟姉妹、という意味なようです。
(※goo辞書より)
035:「甲村の少女」
山中にて老人を助けた主人公。
彼は丘のご隠居様と呼ばれる集落の大地主だったらしく、その厚意で「甲村(きのいむら)」にしばしの間お世話になることとなったのです。
彼の周辺をサポートする少女「あせび」は、ちらと言ったそのまま背中を流すべくお風呂にまでやって来たのでした。
村の女の子とイチャイチャ、というお話です。
こうしたジャンルなため、えっちに積極的な「あせび」
風呂へは丈がごく短い湯帷子のようなもの、のみ着ていて…。
妙な話をしつつ、ぬるぬる背中を洗ってくれていました。
うはー。
最初は仕事もあるのでポニーテール。
後半では髪を解いて、また雰囲気変わっています。
これ…正直なところ、集落に何の得があるのか、とかいまいち不明。
働き手(仕事もどんなんか分からんが)を確保しつつ、人口維持のためかしら?
061:「どこからか遠いところ」
SNSで知り合った少女「イチクレ」に会うべく、「ペモ」は陸の孤島というべき場所を訪ねて来たのでした。
パンチラ写真に引っ掛かったそうです。
わはは。
お話は普通(?)にアプリで知り合った娘との援交えっち、なのですが。
こんなことを当たり前のようにしている彼女は真っ当な訳もなく。
後半には抱えている闇を垣間見せてくれていました。
あのままヤられるかと思った―。
081:「emerge」
放送室にて独りえっちをしていた「カザマミユキ」
しかし、その場は教師「佐藤」に目撃されてしまったのでした。
「できるかどうかなんて聞いてないんだよ」
そんな言葉が清々しい、クズ教師。
今回は「カザマくん」の失敗が切っ掛けでしたが、他何人にもお手出ししているような最低っぷりで…。
週末には部屋まで呼びつけて、エロいことしてました。
まあね、周辺は見ているようで見てなく、見てないようで見ている、ものだと思いますが。
女生徒を部屋に呼び出していたのは、実に悪手でしょう。
ヒロイン「カザマくん」は”いつも不機嫌そうでちょっと怖い”などと称される、男の子っぽい女子でした。
(※同じ女子らに、くん 呼びされていたのは学校の闇かしら)
大人になったら結構な美人になってそう。
105:「でぶらすふぇみー」
昔から、兄を好きだと言っていた妹「ミカ」
それは成長後も変わらず、彼にべったりなままだったのです。
組み合わせの雰囲気から、先ほどの短編「どこからか遠いところ」が思い出され…。
警戒度MAXで読み進めました。
それ、だいたい合ってた(笑)
いちおう、表面上は…まぁ、目立ったものはないのですが。
何があったか、ちらり垣間見える「ミカちゃん」の異常っぷりが恐ろしいエピソード。
支配欲、みたいなんかしら。
お兄ちゃんあんなんで、将来も悲観していましたが。
万が一なんらかあった場合、彼女に●されるんではなかろうか。
※イルゼちゃん
127:「I,L,L,E」 前後編
借金がため、怖いお兄さんらに脅されていた「青沼ユウジ」
言われるまま外国にてのAV撮影を強要され…。
そこで「イルゼ」と出会ったのでした。
収録で唯一の前後編話。
よくは知らんですが、こんなん実際にあるんだろうなぁ。
物語での会話、ほとんどは、よー分からん言語。
(あちこち翻訳使ったものの、いまいち判然としませんでした)
ごくたまーに、知ってる英単語が出て来るくらい。
たっぷりな異国感を味わえます。
(※なお、ストーリーは滞在して半年、まで続いていて。やり取りにもその変化が表現されています)
前編は初回の撮影まで。
彼女がどういう扱いをされているか、が分かります。
後編からが物語のメイン。
うん、「青沼くん」は…いい奴だわね。
そんな人柄は、おそらく「イルゼちゃん」に伝わっていたのではないかなぁ。
後半はまた怒涛の展開でした。
エロいのは置いといて、いやー凄いお話でした。
必見です。
なんかのかんの、あの後巧く行けば良いですね。
★★リンクほか ★★★
オーバーキル (TENMA COMICS) コミック 2023/12/27 鬼束直 (著)
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