■奇天烈ポルノ全集 (ニコライの嫁)
★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 変な話、黒ギャル、貧乏
・構成 : 初単行本、6話収録。
・おまけ: あとがき・作品一言、作品マル秘設定集、加筆修正あり、
カバー裏におまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ニコライの嫁」センセの「奇天烈ポルノ全集」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
おそらく、タイトルとか↓表紙から、普通のラブコメ漫画じゃーないだろう、って感じると思います。
はい、それ合ってます。
ただし、↓表紙のように黒ギャルは登場するものの、比率としてはそう高くはありませんでした。
そっちに引っ掛かった場合は…いや、でも印象に残る描かれ方であったので、満足はいただけると思います。(たぶん)
逆に、ソレで敬遠した方~はちょっと勿体ないので、時間あれば「ワニマガジン社」さんのサンプル原稿を見てみてもいいのでは。
収録は6話で、各話ページ量あったもののやや薄め。
全160ページくらいです。
そう見ると、ボリュームに不安を覚えるかもしれませんが…。
前述したように、どうにも例えづらい変なお話群で。
巻末の作品マル秘設定集、あとがき・作品について一言などは、結構なテキスト量で読み応えあるもの。
また、カバー裏にはヒロインが集合するおまけ漫画(※1名欠席)もあって。
物足りなさ、はなかったです。
奇天烈~の文言は確かにその通り、でした。
続く作画面も含めて際立つモノがあるので、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
※「大河虎子」
★★絵柄について ★★★
強い個性のある濃い目な作画。
パっと見で人物はリアル寄り…に感じられると思いますが。
実際のところは、そうでもなく。
リアクション、表情なども含めて漫画ちっく。
コメディーっぽい表現もちらほらありました。
人物は広い輪郭で横長目、鼻先くらいな鼻。
顔は凹凸少なく、ぺったりとした印象です。
写実的に感じられる巧さあるものの、良くも悪くも漫画にてメリハリがあり。
力の入れ具合異なるのか、細かい部分とかざっくりとしてます。
良いコマがあるだけ、イマイチな部分は目立っているようでした。
損な画風ですね。
ただ、そんなんを補う”味のある作画”で、おそらくカバー時点で感じられただろう、他では絶対に見られないタイプ。
カラー絵との差はそうないので、気になった方はぜひ検討いただければ。
★★収録話について ★★★ 6話収録
001;「捨てる紙あれば拾う紙あり」
捨てられていたエロ漫画雑誌を拾い、ドライヤーで乾かしていたところ。
突然、玄関のチャイムが鳴り…
「あの時助けてもらったギャルでぇす」
そう、漫画内の黒ギャルとそっくりな女性が立っていたのでした。
なかなかインパクトあった、↓表紙の黒ギャルはこちらの娘。
そうすると…購入者の自宅チャイムも、そのうち鳴るかもしれませんよ! (うそ)
当人曰く、
「エロマンガの神様が河川敷でアレを拾った善行に報いて派遣した」とのことでした。
…察しの言い方、その通り。
漫画雑誌には、お話が何本かありますわね。
ほか漫画を確認していくと、次々に違うヒロインらが訪ねてくるという、実に嬉しい展開。
未亡人さんも良かったですが、やっぱりナースの彼女かなー。
そうした、男性の夢みたいなネタ、だったのですが。
オチは、超ホラーです。
あれは初回、本気で怖かった。
ぞぞーってしました。
続くお話群もそんなんばっかか、って思ったので、先に進み辛かったです。
(※実際、次はコメディーで持ち直しましたが)
029;「抜け忍、それは苦しい」
抜け忍してOLとなっていた「十文字わかば」
会社はブラックでセクハラも横行しており。
また、経営は真っ赤で倒産寸前であったため…。
「わかば」は仕事を取ってくるべく、営業に出掛けたのでした。
冒頭では、丸眼鏡の地味OLでしたが。
忍法・淫靡籠絡、を使った彼女は背景に華を背負う美人となってます。
わはは。
そんなんあるなら…ブラック企業立て直すんでなく、金持ちイケメンに取り入って主婦になる方がいいんでないかい、とか思いました。
相手の男性「滝川斉益」と条件は平行線で折り合わず。
それでは~、という具合に、えっち展開になってました。
こうしたネタで、中盤に判明するアレはお約束。
後半の展開も含めて、これは…コメディーですわね。
055;「来るもの拒まず」
朝、セーラー服姿の女子に起こされ。
色々面倒みてくれ、会社まで見送ってくれたのですが…。
彼女とは一切面識なく。
まるで覚えなかったのです。
…そうした、プチホラーなシチュエーションから始まるお話。
当然、帰宅すると彼女はおり。
食事後、普通にえっちに展開していくのでした。
こわいこわい。
ネタバレ勿体ないので、ここで色々書くの難しいですが。
まさしく、センセの手のひらの上でしたよ。
2周目にしっかり見たら、いちおうヒントはありましたね。
カバー裏の漫画では、こちらのヒロイン「富美加」さんがオチ担当でした。
079;「六畳ふたり」
ガスが止まったため、近所の銭湯に赴いた「山岸善智」
そこで、同じく銭湯に来ていた大学の知り合い「樺嶋悠乃」と鉢合わせ。
バイト代が入った、という彼女に奢ってもらうこととなったのです。
他がぶっ飛んで変なお話なので…。
こうした普通の話はすっと頭に入ってきますね(笑)
ひでるさんは収録でコレが最もお気に入り。
裏表紙でも胸元を強調していた「悠乃さん」
カバー折り返し前後は彼女なのですが、特に後ろ折り返しではカラーの別絵が見れます。
服をまくってその巨乳を見せてくれていて、実に良い光景です。
これまで、彼女とは多少の関わりがあった、友人にも満たないくらい。
そんな訳で、「山岸くん」のが遠慮気味でした。
オチページが実に良かったです。
あれは…もう1戦突入するでしょうなー。
※左:「樺嶋悠乃」、右:先輩「五嶋結理」
101;「三度目の浮気」
付き合う彼の浮気現場を目撃した「五嶋結理(ごとう・ゆうり)」
写真、クラウド上データなどを始末した彼女は…。
すぐ隣に住む後輩「対馬伸一」の部屋でヤケ酒をあおるのでした。
他が変なだけ読み易いお話~、の2つめ。
ちょっとラブコメちっくなところがあり。
また、冴えない男子「対馬くん」がえっちで先輩女子をモノにするという展開も、小気味良いです。
視点はずっと「結理さん」なので、心情の変化が面白いですね。
お風呂場、シャワー浴びながらのえっちが素敵でした。
127;「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
付き合う彼女「大河虎子」の部屋を初めて訪ねた「三井智英」
すると、部屋の隅に本物の虎がどかーと鎮座していたのです。
…なんだ、この話??
彼が確認しているところでは、虎は確実にそこに生きて・居る、らしい。
ただ、部屋に案内した「虎子さん」から、それについての説明はなく…。
「ちょー、きょどーふしん」
などと言われる始末でした。
あ、「虎子さん」は収録冒頭話の黒ギャルに続く、2人目の黒ギャルさんです。
ただ、雰囲気ほどギャルギャルとはしてなく。
言動可愛らしい娘ですよ。
お話としては、普通に彼女宅にての初えっち話、なんですがね…。
オチはあれで良いと思います。
★★リンクほか ★★★
奇天烈ポルノ全集 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2023/10/13 [アダルト] ニコライの嫁 (著)
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 変な話、黒ギャル、貧乏
・構成 : 初単行本、6話収録。
・おまけ: あとがき・作品一言、作品マル秘設定集、加筆修正あり、
カバー裏におまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ニコライの嫁」センセの「奇天烈ポルノ全集」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
おそらく、タイトルとか↓表紙から、普通のラブコメ漫画じゃーないだろう、って感じると思います。
はい、それ合ってます。
ただし、↓表紙のように黒ギャルは登場するものの、比率としてはそう高くはありませんでした。
そっちに引っ掛かった場合は…いや、でも印象に残る描かれ方であったので、満足はいただけると思います。(たぶん)
逆に、ソレで敬遠した方~はちょっと勿体ないので、時間あれば「ワニマガジン社」さんのサンプル原稿を見てみてもいいのでは。
収録は6話で、各話ページ量あったもののやや薄め。
全160ページくらいです。
そう見ると、ボリュームに不安を覚えるかもしれませんが…。
前述したように、どうにも例えづらい変なお話群で。
巻末の作品マル秘設定集、あとがき・作品について一言などは、結構なテキスト量で読み応えあるもの。
また、カバー裏にはヒロインが集合するおまけ漫画(※1名欠席)もあって。
物足りなさ、はなかったです。
奇天烈~の文言は確かにその通り、でした。
続く作画面も含めて際立つモノがあるので、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
※「大河虎子」
★★絵柄について ★★★
強い個性のある濃い目な作画。
パっと見で人物はリアル寄り…に感じられると思いますが。
実際のところは、そうでもなく。
リアクション、表情なども含めて漫画ちっく。
コメディーっぽい表現もちらほらありました。
人物は広い輪郭で横長目、鼻先くらいな鼻。
顔は凹凸少なく、ぺったりとした印象です。
写実的に感じられる巧さあるものの、良くも悪くも漫画にてメリハリがあり。
力の入れ具合異なるのか、細かい部分とかざっくりとしてます。
良いコマがあるだけ、イマイチな部分は目立っているようでした。
損な画風ですね。
ただ、そんなんを補う”味のある作画”で、おそらくカバー時点で感じられただろう、他では絶対に見られないタイプ。
カラー絵との差はそうないので、気になった方はぜひ検討いただければ。
★★収録話について ★★★ 6話収録
001;「捨てる紙あれば拾う紙あり」
捨てられていたエロ漫画雑誌を拾い、ドライヤーで乾かしていたところ。
突然、玄関のチャイムが鳴り…
「あの時助けてもらったギャルでぇす」
そう、漫画内の黒ギャルとそっくりな女性が立っていたのでした。
なかなかインパクトあった、↓表紙の黒ギャルはこちらの娘。
そうすると…購入者の自宅チャイムも、そのうち鳴るかもしれませんよ! (うそ)
当人曰く、
「エロマンガの神様が河川敷でアレを拾った善行に報いて派遣した」とのことでした。
…察しの言い方、その通り。
漫画雑誌には、お話が何本かありますわね。
ほか漫画を確認していくと、次々に違うヒロインらが訪ねてくるという、実に嬉しい展開。
未亡人さんも良かったですが、やっぱりナースの彼女かなー。
そうした、男性の夢みたいなネタ、だったのですが。
オチは、超ホラーです。
あれは初回、本気で怖かった。
ぞぞーってしました。
続くお話群もそんなんばっかか、って思ったので、先に進み辛かったです。
(※実際、次はコメディーで持ち直しましたが)
029;「抜け忍、それは苦しい」
抜け忍してOLとなっていた「十文字わかば」
会社はブラックでセクハラも横行しており。
また、経営は真っ赤で倒産寸前であったため…。
「わかば」は仕事を取ってくるべく、営業に出掛けたのでした。
冒頭では、丸眼鏡の地味OLでしたが。
忍法・淫靡籠絡、を使った彼女は背景に華を背負う美人となってます。
わはは。
そんなんあるなら…ブラック企業立て直すんでなく、金持ちイケメンに取り入って主婦になる方がいいんでないかい、とか思いました。
相手の男性「滝川斉益」と条件は平行線で折り合わず。
それでは~、という具合に、えっち展開になってました。
こうしたネタで、中盤に判明するアレはお約束。
後半の展開も含めて、これは…コメディーですわね。
055;「来るもの拒まず」
朝、セーラー服姿の女子に起こされ。
色々面倒みてくれ、会社まで見送ってくれたのですが…。
彼女とは一切面識なく。
まるで覚えなかったのです。
…そうした、プチホラーなシチュエーションから始まるお話。
当然、帰宅すると彼女はおり。
食事後、普通にえっちに展開していくのでした。
こわいこわい。
ネタバレ勿体ないので、ここで色々書くの難しいですが。
まさしく、センセの手のひらの上でしたよ。
2周目にしっかり見たら、いちおうヒントはありましたね。
カバー裏の漫画では、こちらのヒロイン「富美加」さんがオチ担当でした。
079;「六畳ふたり」
ガスが止まったため、近所の銭湯に赴いた「山岸善智」
そこで、同じく銭湯に来ていた大学の知り合い「樺嶋悠乃」と鉢合わせ。
バイト代が入った、という彼女に奢ってもらうこととなったのです。
他がぶっ飛んで変なお話なので…。
こうした普通の話はすっと頭に入ってきますね(笑)
ひでるさんは収録でコレが最もお気に入り。
裏表紙でも胸元を強調していた「悠乃さん」
カバー折り返し前後は彼女なのですが、特に後ろ折り返しではカラーの別絵が見れます。
服をまくってその巨乳を見せてくれていて、実に良い光景です。
これまで、彼女とは多少の関わりがあった、友人にも満たないくらい。
そんな訳で、「山岸くん」のが遠慮気味でした。
オチページが実に良かったです。
あれは…もう1戦突入するでしょうなー。
※左:「樺嶋悠乃」、右:先輩「五嶋結理」
101;「三度目の浮気」
付き合う彼の浮気現場を目撃した「五嶋結理(ごとう・ゆうり)」
写真、クラウド上データなどを始末した彼女は…。
すぐ隣に住む後輩「対馬伸一」の部屋でヤケ酒をあおるのでした。
他が変なだけ読み易いお話~、の2つめ。
ちょっとラブコメちっくなところがあり。
また、冴えない男子「対馬くん」がえっちで先輩女子をモノにするという展開も、小気味良いです。
視点はずっと「結理さん」なので、心情の変化が面白いですね。
お風呂場、シャワー浴びながらのえっちが素敵でした。
127;「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
付き合う彼女「大河虎子」の部屋を初めて訪ねた「三井智英」
すると、部屋の隅に本物の虎がどかーと鎮座していたのです。
…なんだ、この話??
彼が確認しているところでは、虎は確実にそこに生きて・居る、らしい。
ただ、部屋に案内した「虎子さん」から、それについての説明はなく…。
「ちょー、きょどーふしん」
などと言われる始末でした。
あ、「虎子さん」は収録冒頭話の黒ギャルに続く、2人目の黒ギャルさんです。
ただ、雰囲気ほどギャルギャルとはしてなく。
言動可愛らしい娘ですよ。
お話としては、普通に彼女宅にての初えっち話、なんですがね…。
オチはあれで良いと思います。
★★リンクほか ★★★
奇天烈ポルノ全集 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2023/10/13 [アダルト] ニコライの嫁 (著)