■NocturnaL ノクターナル (モノリノ)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ブラック、二重人格、コメディー
・構成 : 8話(うち「NocturnaL」×3)
・おまけ: ATOGAKI、イラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「モノリノ」センセの「NocturnaL ノクターナル」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は8話で、全232ページくらいの単行本。
表題はメイン話で3話の連続モノ。
その他は短編群でした。
全体的にはブラック気味で、特殊プレイ・性癖がちらほら。
ただし、読んでいて、いかにもしんどい~というモノはなかったです。
そんなんを基本にしつつ、ストーリーは深さもあって良好。
メイン話を筆頭に、非常にイイお話もありました。
(※短編の1つは、意識失いかけるかもしれないくらい(笑)のド・コメディーです)
おまけはあとがき、イラストページ。
そちら、あとがき文面に驚き。
そうでしたか…センセ、お疲れさまでした。
なお、あとがき絵にはメイン話の最終風景があったので、そちらも是非に。
※宮村小夜子(夜子)
★★絵柄について ★★★
適度にふっくらとしていて可愛らしい人物絵。
それでいて、ふとした瞬間には妖しさもありました。
ゆったりとした楕円な輪郭、頬。
極端でないくらいのスタイルはふんわり柔らかそう。
あちこち適度なバランス感があって、安定しています。
服装から背景・小物なども実に良好。
ペラペラ~、とめくっても伝わってくる、優れた作画でした。
リアル・コメディーどちらも漫画はお上手。
原稿はにぎやかな仕上がりでしたが、見辛さありません。
今回カバーは、↓表紙・裏表紙どちらも判断に適したものではないのですが。
ああしたデザインちっくなんを違和感なく描かれていること…で考えていただければ。
SDヒロインらも個性伝わってくるものでしたよ。
★★収録話について ★★★ 8話収録
003:「NocturnaL」 3話
あまり冴えないタイプの「江藤」にも気さくに話しかけてくれる、優等生「宮村小夜子」
優しく可愛い彼女に、密かに憧れていたのでした。
ある日、街中で男性らと揉めていた女の子を見逃すことができず、奇策をもって助けたところ…。
普段とまるで雰囲気違うものの、明らかにクラスメイト「宮村小夜子」だったのです。
3話ほどの連続ストーリーで、「nocturnal」は夜行性とかそんな意味。
↓表紙はこちらのヒロイン「小夜子さん」なのですが。
2タイプあるうち、夜パターンな姿(※後に「夜子(やこ)」と名乗る)ですね。
当人の発言では二重人格(※現在は解離性同一性障害)
そちらのみ自覚あるようでした。
トラブルから彼女を救った際、間違いなく「江藤くん」は「小夜子さん」だと気付いてなく。
ヤンキー男性4名に囲まれていた、不良少女といったシチュエーション。
そんな見知らぬ娘を結構なリスク冒してまで救出しようと考えた、実際に助けた彼は、かなり凄い人。
スペシャルお人好しだ。
冒頭にて自分のコトを卑下してましたがね…。
そんなんは彼女にも伝わったようで、から「お礼のちゅう」ということで、えっち展開に。
カラオケ店では途中までだったので、自宅にお持ち帰りで続き。
途中、部屋にやってきた妹さんが気になりました。
何の間違いか、「小夜子さん」とサッカー観戦に出掛ける2話目。
すっかり記憶からなくなってたものの、そういえば普段の彼女はこんなんでしたね。
さすがな可愛らしさ。
なお、前回から「夜子さん」との逢瀬は続いていて。
…というか、彼女の居場所みたいになっており、イイ感じです。
こちらでは夜の学校に忍び込み、「夜子さん」が制服を着て「小夜子さん」のコスプレをする、という変化球が変化しすぎてストレートになったようなえっち展開。
うん、かなーり羨ましいぞ。
そんなこんなで3話目。
前話での…「夜子さん」とのやり取りが良かったので……そちらのオチから続くこの流れは、なかなかしんどい。
実際のところ、悪いこっちゃない、というのが、また…ね…。
このお話がどうなるのか、最後までお見逃しなく。
何度も読み返したくなる、実に良いお話でした。
085:「フランソワ」
飼っていた「フランソワ」が行方不明になり。
それがため、不登校になっていたお嬢様「折笠夢子」
性癖から辞職していた元教師である主人公は、そんな彼を屋敷まで呼び出したのでした。
「夢子さん」の黒ストッキングがまぶしい1話。
下着つけてないのね…。
エロいよ。
本編のほとんどは、こうしたもののセオリー展開。
別にアレで終わっても良かったと思うんですが…最後に度肝を抜かれます。
そ、そうなのかー。
111:「ミナソコ」
黒い便せんを拾った者は、同じ内容を3日以内・3名に出さないと怨霊に呪われて死んでしまう。
そんな話を聞いた「小春」は…黒い便せんを拾っており。
御祓いに赴いたのでした。
裏表紙のSD絵で、便せん拾ってましたわね。
ひでるさんは、小さい頃に見た”耳なし芳一”から、体に文字書くのがトラウマなのですが。
こちらのタイトル絵がそんなんで、ぞくぞくしましたよ…。
本編も筆プレイではあったものの、実際に文字は書くことなく。
(※特殊な液体で、すぐに乾いて目立たなくなる~という建前)
単にエロいだけでした。
わはは。
ドンドコ、エスカレートしていくえっちを堪能ください。
141:「まかせてほしい」
県代表として活躍していたサッカー部。
しかし、前監督が不祥事で辞任して、活動停止の寸前にまでなっておりました。
現在の監督「津野田」によって救われたものの、マネージャー「叶」は彼に逆らえなくなっていたのです。
怪我をしていた選手「高橋」とは、付き合っていないもののイイ関係。
「津野田」の介入なければ、あるいは…どうでしょうね。
セオリーとは異なる(たぶん)展開。
あのオチは…なかなか意外なものでした。
「気が長い方だからな」という発言はその通りだったのね。
ちゃんとしていて、そう…悪くは見えない、です。
※左:お嬢様「折笠夢子」、右:娘「愛佳」
165:「復楽ごっこ」
妻に浮気され、娘「愛佳(あいか)」と暮らす男性。
親の暗部を目の当たりにしてきた、彼女の性癖はいびつなものになっていたのです。
ツインテールの可愛い「愛佳ちゃん」
母の連れ子、義娘であることが後半に描かれていて、そこは良かった(?)んですが。
まぁ、いいこっちゃーないですわね。
オチ前のアレが切ない。
どっちもどっちで、もうどうにもならん。
189:「片隅の詩 Raison d'etre」
マンションで近所に住む、身寄りないらしい女の子。
ある日、彼女とエレベーターに閉じ込められてしまったのでした。
訳アリで喋れない娘と、もっさい中年男性のカップル。
漫画では、なんだか唐突にえっち始まったように見えましたが…。
もともと交流があっただけでなく、好意的だったため。
…で。
こうなる以前のアレコレが最中に色々描かれていたのですが。
最初の印象が後半で全然変わると思います。
巧いコトいけばいいですね。
★★リンクほか ★★★
NocturnaL(ノクターナル) (メガストアコミックス) コミック, 2023/9/29 [アダルト] モノリノ (著)
★「モノリノ」センセの漫画紹介記事
「PINKERTON」
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ブラック、二重人格、コメディー
・構成 : 8話(うち「NocturnaL」×3)
・おまけ: ATOGAKI、イラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「モノリノ」センセの「NocturnaL ノクターナル」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は8話で、全232ページくらいの単行本。
表題はメイン話で3話の連続モノ。
その他は短編群でした。
全体的にはブラック気味で、特殊プレイ・性癖がちらほら。
ただし、読んでいて、いかにもしんどい~というモノはなかったです。
そんなんを基本にしつつ、ストーリーは深さもあって良好。
メイン話を筆頭に、非常にイイお話もありました。
(※短編の1つは、意識失いかけるかもしれないくらい(笑)のド・コメディーです)
おまけはあとがき、イラストページ。
そちら、あとがき文面に驚き。
そうでしたか…センセ、お疲れさまでした。
なお、あとがき絵にはメイン話の最終風景があったので、そちらも是非に。
※宮村小夜子(夜子)
★★絵柄について ★★★
適度にふっくらとしていて可愛らしい人物絵。
それでいて、ふとした瞬間には妖しさもありました。
ゆったりとした楕円な輪郭、頬。
極端でないくらいのスタイルはふんわり柔らかそう。
あちこち適度なバランス感があって、安定しています。
服装から背景・小物なども実に良好。
ペラペラ~、とめくっても伝わってくる、優れた作画でした。
リアル・コメディーどちらも漫画はお上手。
原稿はにぎやかな仕上がりでしたが、見辛さありません。
今回カバーは、↓表紙・裏表紙どちらも判断に適したものではないのですが。
ああしたデザインちっくなんを違和感なく描かれていること…で考えていただければ。
SDヒロインらも個性伝わってくるものでしたよ。
★★収録話について ★★★ 8話収録
003:「NocturnaL」 3話
あまり冴えないタイプの「江藤」にも気さくに話しかけてくれる、優等生「宮村小夜子」
優しく可愛い彼女に、密かに憧れていたのでした。
ある日、街中で男性らと揉めていた女の子を見逃すことができず、奇策をもって助けたところ…。
普段とまるで雰囲気違うものの、明らかにクラスメイト「宮村小夜子」だったのです。
3話ほどの連続ストーリーで、「nocturnal」は夜行性とかそんな意味。
↓表紙はこちらのヒロイン「小夜子さん」なのですが。
2タイプあるうち、夜パターンな姿(※後に「夜子(やこ)」と名乗る)ですね。
当人の発言では二重人格(※現在は解離性同一性障害)
そちらのみ自覚あるようでした。
トラブルから彼女を救った際、間違いなく「江藤くん」は「小夜子さん」だと気付いてなく。
ヤンキー男性4名に囲まれていた、不良少女といったシチュエーション。
そんな見知らぬ娘を結構なリスク冒してまで救出しようと考えた、実際に助けた彼は、かなり凄い人。
スペシャルお人好しだ。
冒頭にて自分のコトを卑下してましたがね…。
そんなんは彼女にも伝わったようで、から「お礼のちゅう」ということで、えっち展開に。
カラオケ店では途中までだったので、自宅にお持ち帰りで続き。
途中、部屋にやってきた妹さんが気になりました。
何の間違いか、「小夜子さん」とサッカー観戦に出掛ける2話目。
すっかり記憶からなくなってたものの、そういえば普段の彼女はこんなんでしたね。
さすがな可愛らしさ。
なお、前回から「夜子さん」との逢瀬は続いていて。
…というか、彼女の居場所みたいになっており、イイ感じです。
こちらでは夜の学校に忍び込み、「夜子さん」が制服を着て「小夜子さん」のコスプレをする、という変化球が変化しすぎてストレートになったようなえっち展開。
うん、かなーり羨ましいぞ。
そんなこんなで3話目。
前話での…「夜子さん」とのやり取りが良かったので……そちらのオチから続くこの流れは、なかなかしんどい。
実際のところ、悪いこっちゃない、というのが、また…ね…。
このお話がどうなるのか、最後までお見逃しなく。
何度も読み返したくなる、実に良いお話でした。
085:「フランソワ」
飼っていた「フランソワ」が行方不明になり。
それがため、不登校になっていたお嬢様「折笠夢子」
性癖から辞職していた元教師である主人公は、そんな彼を屋敷まで呼び出したのでした。
「夢子さん」の黒ストッキングがまぶしい1話。
下着つけてないのね…。
エロいよ。
本編のほとんどは、こうしたもののセオリー展開。
別にアレで終わっても良かったと思うんですが…最後に度肝を抜かれます。
そ、そうなのかー。
111:「ミナソコ」
黒い便せんを拾った者は、同じ内容を3日以内・3名に出さないと怨霊に呪われて死んでしまう。
そんな話を聞いた「小春」は…黒い便せんを拾っており。
御祓いに赴いたのでした。
裏表紙のSD絵で、便せん拾ってましたわね。
ひでるさんは、小さい頃に見た”耳なし芳一”から、体に文字書くのがトラウマなのですが。
こちらのタイトル絵がそんなんで、ぞくぞくしましたよ…。
本編も筆プレイではあったものの、実際に文字は書くことなく。
(※特殊な液体で、すぐに乾いて目立たなくなる~という建前)
単にエロいだけでした。
わはは。
ドンドコ、エスカレートしていくえっちを堪能ください。
141:「まかせてほしい」
県代表として活躍していたサッカー部。
しかし、前監督が不祥事で辞任して、活動停止の寸前にまでなっておりました。
現在の監督「津野田」によって救われたものの、マネージャー「叶」は彼に逆らえなくなっていたのです。
怪我をしていた選手「高橋」とは、付き合っていないもののイイ関係。
「津野田」の介入なければ、あるいは…どうでしょうね。
セオリーとは異なる(たぶん)展開。
あのオチは…なかなか意外なものでした。
「気が長い方だからな」という発言はその通りだったのね。
ちゃんとしていて、そう…悪くは見えない、です。
※左:お嬢様「折笠夢子」、右:娘「愛佳」
165:「復楽ごっこ」
妻に浮気され、娘「愛佳(あいか)」と暮らす男性。
親の暗部を目の当たりにしてきた、彼女の性癖はいびつなものになっていたのです。
ツインテールの可愛い「愛佳ちゃん」
母の連れ子、義娘であることが後半に描かれていて、そこは良かった(?)んですが。
まぁ、いいこっちゃーないですわね。
オチ前のアレが切ない。
どっちもどっちで、もうどうにもならん。
189:「片隅の詩 Raison d'etre」
マンションで近所に住む、身寄りないらしい女の子。
ある日、彼女とエレベーターに閉じ込められてしまったのでした。
訳アリで喋れない娘と、もっさい中年男性のカップル。
漫画では、なんだか唐突にえっち始まったように見えましたが…。
もともと交流があっただけでなく、好意的だったため。
…で。
こうなる以前のアレコレが最中に色々描かれていたのですが。
最初の印象が後半で全然変わると思います。
巧いコトいけばいいですね。
★★リンクほか ★★★
NocturnaL(ノクターナル) (メガストアコミックス) コミック, 2023/9/29 [アダルト] モノリノ (著)
★「モノリノ」センセの漫画紹介記事
「PINKERTON」
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No title
あれ?こちらのサイトで2nd単行本のレビューを読んだ気がしたのですが、記憶違いだったかな?
なんにせよ、この単行本を最後に商業誌での活動は最後になるとの事。
独特の肉感とちょいブラックな作風が好きだったのですが残念ですね。
逆に言えば同人活動での執筆はされるのでしょうからいつか復活を期待したいところです。
なんにせよ、この単行本を最後に商業誌での活動は最後になるとの事。
独特の肉感とちょいブラックな作風が好きだったのですが残念ですね。
逆に言えば同人活動での執筆はされるのでしょうからいつか復活を期待したいところです。
そうなんですよ・・
私も当然読んでいる、、、と思っていたんですが。
見落としていたのかもしれません。。。
商業で最後というのは残念でしたが、体調面のことなどもあったので。。。
ただ、最近は同人誌作品が単行本になることも珍しくないので、ご自身のペースで描かれて~いづれそれがまとまれば素敵ですね。
見落としていたのかもしれません。。。
商業で最後というのは残念でしたが、体調面のことなどもあったので。。。
ただ、最近は同人誌作品が単行本になることも珍しくないので、ご自身のペースで描かれて~いづれそれがまとまれば素敵ですね。